JP2002304869A - 記録媒体インデックス面への個別自動印刷方法、印刷装置 - Google Patents

記録媒体インデックス面への個別自動印刷方法、印刷装置

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JP2002304869A
JP2002304869A JP2001109752A JP2001109752A JP2002304869A JP 2002304869 A JP2002304869 A JP 2002304869A JP 2001109752 A JP2001109752 A JP 2001109752A JP 2001109752 A JP2001109752 A JP 2001109752A JP 2002304869 A JP2002304869 A JP 2002304869A
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Akira Sogabe
明 曽我部
Yoshihisa Ariga
能久 有賀
Yoji Mikami
庸二 三上
Haruhisa Hirakawa
治久 平川
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Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−R等の記録媒体に共通記録画像と個人
別記録画像が書き込まれた電子アルバムのレーベルに個
人名を印刷する。 【解決手段】 図(b)に示す、共通データ・個人デー
タが記録され、レーベル印刷領域65に「個人名等」記
入領域66を除外した共通図柄を印刷した電子アルバム
の記録媒体60を、図(a)に示す、搬送装置46でC
D−Rリーダ42に搬送し、所定位置の個人別記録デー
タ(個人名またはファイルコード)を読んで個人を特定
する。記録媒体60を搬送して、印刷機43のトレイ4
3を介して印刷用廻転ディスク(図示せず)に載置し、
共通図柄を観測して、共通図柄の方向を修正する。制御
用のパソコン44のメモリに「個人名リスト」が記憶さ
れ、特定された個人と「個人名リスト」の対応欄の氏名
の他、所属部署・役職名等を含む印刷用の「個人名等」
67をレーベル面の「個人名等」記入領域65内に印刷
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大容量の記憶媒
体に共通記録とともに個人専用の個別の個人記録が記録
された電子アルバムのレーベル面に個人記録に相当する
それぞれの個人名を印刷する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】卒業の記念やある業績を記念してのアル
バム(以下、卒業アルバムと称する)の人気は根強いも
のがあり、いろいろなところで作成されている。紙を記
録媒体とし、各種の写真を各ページに印刷して、製本さ
れて書籍の形態を持った従来のアルバムに対し、電子記
録媒体に写真や動画・音声等を記録した電子アルバムを
採用しようとする動きがある。
【0003】電子アルバムが採用される背景として次の
諸点が挙げられる。第一にパーソナルコンピュータ(以
降パソコンと略記する)が広く家庭にまで設置されるよ
うになり、学校教育の一環として使用される機会が増加
してきた。また、パソコンを操作して、手軽に、書き込
み可能な記録媒体に写真等の画像を記録することが行わ
れるようになってきている。
【0004】更に、パソコンとネットワーク(例えばイ
ンターネット)との接続においても、パソコンの性能の
向上、通信速度の高速化に伴い、現在ではインターネッ
ト上で画像情報を転送することも普通に行われるように
なっている。そして、パソコンを用いて電子アルバムを
作成する電子アルバム用ソフトウエアも既に市販されて
いる。
【0005】写真のデータをデジタル化して、パソコン
によって、編集や保存を行い、写真の記録媒体として、
パーソナルコンピュータ内蔵のフロッピー(登録商標)
ディスクの1Mバイト程度の容量のものから始まって、
現在ではCD−ROM、CD−RやDVD等で何百メガ
バイトの記録容量のものが利用できるようになってきて
いる。
【0006】このCD−ROM、CD−RやDVD等の
電子記録媒体(記録メディア)を使用したいわゆる電子
アルバムの記録容量は、例えば、スチール写真換算で数
千枚程度の大容量であるので、ある程度の動画・音楽等
を取り入れても、1枚のメディアで賄えることになり、
コストパフォーマンスが良いと言う特徴もある。
【0007】紙に印刷された従来のアルバムでは、予算
やアルバムの重量等に制約され、比較的少ないページ数
でアルバムを作成する必要から、学校・クラス等の集合
写真が主体となり、個人としては半身像の写真と個人紹
介の短い文章が載る程度であった。
【0008】このような電子記録媒体を使用した電子ア
ルバムでは、容量に余裕があることから大量の個人記録
を載せることができ、共通記録に個人毎の記録を追記し
た形で電子アルバムを作成することも行われている。こ
の場合には、個人記録部分は個人毎に異なった記録内容
となり、同一学校の同一年度の卒業アルバムであって
も、卒業生個々に全て内容の異なるアルバムとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】個人別に記録内容の異
なったアルバムが制作される場合には、記録媒体のレー
ベル面等のインデックス領域に所有者の氏名等を印刷し
て、顧客の一人一人を区別する必要が生じる。当然のこ
とながら、電子アルバムの記録内容とインデックス領域
に印刷された氏名等が間違いなく対応していることが必
要である。
【0010】ところが、電子アルバムとしてCD−R等
の電子記録媒体を使用することが、未だ頻繁には行われ
ていない。まして1枚毎に記録内容が異なっている場合
のレーベルの印刷方法としては確定した手法がないのが
実状である。
【0011】通常、同一記録内容の複数の記録媒体のレ
ーベルに印刷する場合、印刷枚数がかなり多ければ専用
の原版を起こし、シルクスクリーン印刷するのが一般的
である。多色刷りも可能で美しい仕上がりが期待でき
る。原版の費用負担に耐えないような少数の印刷枚数な
ら、広く使用されているインクジェット方式等のプリン
タで個別印刷が使用される。印刷面積から見た印刷速度
は遅いが、1枚毎に印刷内容を変更することは容易であ
る。しかし、レーベル1枚当たりの印刷費用はシルクス
クリーン印刷より高価になる。
【0012】また、シルクスクリーン印刷したレーベル
面に個人名を別途印刷したシール等を貼り付ける方法も
考えられるが、とかく素人臭い仕上がりになり、経年変
化で剥がれる懸念もあり、電子アルバムの商品価値を下
げる恐れがある。更に、近年、小子化の影響等で1学校
当たりの卒業生数は減少傾向にあり、一つの学校でシル
クスクリーン印刷用の原版代を負担するのが困難な状況
も見受けられる。卒業アルバムとして汎用性の高い図柄
の原版を用意して、数校で共通使用することも考えられ
る。この場合は個人名に含めて学校名までが個別印刷の
対象となる。印刷面が広い場合、シールを貼付する方法
は問題が大きい。
【0013】電子アルバム用の記録媒体としては、価格
の点からCD−Rを使う場合が多いが、CD−Rは記録
の書き込みは1回だけが可能で、後の修正は不可能であ
る。従って、不良率を下げるには、レーベル面への個人
名の印刷は個々のCD−Rの記録内容を読み取ってレー
ベル面に印刷されるべき個人名を確定してから、個人名
を印刷する必要がある。
【0014】本発明は記録媒体であるCD−Rの記録内
容とレーベル面に印刷するべき個人名を一致させるため
に提案された。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、個人データと
共通データが書き込まれている記録媒体の個人名記載領
域を読み込み、個人名を特定する読み込み手段と、特定
された個人情報に基づき、記録媒体のインデックス面に
個人名等を示す文字や個人を特定できる画像を印刷する
印刷手段と、読み込み手段に記録媒体を搬送し、記録媒
体の個人名記載領域を読み込んだ後、記録媒体を印刷手
段に搬送し、記録媒体のインデックス面に個人名等を示
す文字や個人を特定できる画像を印刷した後、搬出する
搬送手段とを備え、記録媒体の個人情報を読み取り、特
定された個人名等を示す文字や個人を特定できる画像を
記録媒体のインデックス面の所定位置に、印刷する記録
媒体インデックス面への個別自動印刷方法を提供する。
【0016】また、本発明は、記録媒体の個人情報は少
なくとも個人の姓名を含むものであり、インデックス面
に印刷される個人名等は個人情報と同一である場合と、
記録媒体の個人情報は個人を特定できるファイルコード
であり、該ファイルコードにより特定された個人名に該
当する、別に用意されたリストに記載された、個人名ま
たは姓名以外に役職等を含む個人名等を前記インデック
ス面に印刷する場合とを提供する。
【0017】また、個人データと共通データは電子アル
バムの画像データであり、記録媒体はCD−Rである記
録媒体インデックス面への個別自動印刷方法も提供され
る。
【0018】更に、本発明は、個人データと共通データ
が書き込まれている記録媒体の個人名記載領域を読み込
み、個人名を特定する読み込み手段と、特定された個人
情報に基づき、記録媒体のインデックス面に個人名等を
示す文字や個人を特定できる画像を印刷する印刷手段
と、読み込み手段に記録媒体を搬送し、記録媒体の個人
名記載領域を読み込んだ後、記録媒体を印刷手段に搬送
し、記録媒体のインデックス面に個人名等を示す文字や
個人を特定できる画像を印刷した後、搬出する搬送手段
と、を備えた記録媒体インデックス面への個別自動印刷
装置を提供する。また、本装置の読み込み手段はCD−
Rリーダを備えたものでもよい。
【0019】更に、この搬送手段は、共通データと個人
データが記録され、インデックス面に共通図柄が印刷さ
れた記録媒体を読み込み手段に搬送し、個人情報を読み
取った後、記録媒体を取り出し、印刷手段に搬送し、記
録媒体のインデックス面に個人名等を印刷した後取り出
す搬送工程を、少なくとも1基の搬送装置で行うとされ
ている。また、本発明は、前記記録媒体のインデックス
面に印刷されたレーベルの共通図柄の方向を規制する廻
転テーブルを備えた印刷手段をも提供する。 〔発明の詳細な説明〕
【0020】
【発明の実施の形態】先ず、電子アルバムの概念を説明
する。ここでは、記録媒体としてCD−Rを使用した中
学校の卒業アルバムを例に挙げて、電子アルバムの代表
的な数ページの内容を図1〜図3を参照して説明する。
図1〜3「〇〇市立〇中学校」の卒業記念アルバムの代
表的なページ内容をパソコンの表示画面として示してい
る。
【0021】電子アルバムの記憶媒体であるCD−Rを
パソコンのディスクドライブに挿入し、所定の手順を踏
み、下段の「思い出メディア」のアイコンをクリックす
ると、図1(a)に示すように、卒業記念アルバムの表
紙とも言える第1ページが表示される。「〇〇市立〇中
学校」の学校名と楕円形の枠の中に鳥瞰図的な学校の全
景(運動場と校舎の空中写真)が示され、最前部に校舎
のクローズアップ写真が表示されている。画面の左側面
に「母校」「校歌」「歴史」等の、上部に「母校」「ク
ラス」「年間行事」等の電子アルバム専用のアイコン7
1、72が配置されている。画面の上段最外周に配置さ
れているアイコン群73はパソコン機能選択用の上位の
アイコンであり、右側にはカーソル74が示されている
が、これらは電子アルバムの表示外である。
【0022】今、同図(a)で電子アルバム専用の「お
世話になった先生方」のアイコン71をクリックすると
同図(b)の教えを受けた教師群像が現れる。アイコン
71の下段の名前検索のアイコン75により、各教師の
名前を選択して教師個人のページに移ることもできる。
なお、第1ページ(図1(a))に示されている電子ア
ルバム専用のアイコン71の「校歌」、「祝辞」を選択
すればそれぞれの音声が送出され、耳でも校歌や挨拶を
楽しむことができる。
【0023】図1(b)の画面で、上段にある専用アイ
コンの内「クラス」のアイコン72をクリックすると、
図2(a)の3年時の各クラスの集合写真が掲載された
ページが開く。仮に「3年1組」のアイコン76をクリ
ックして3年1組のページを開き、更に「クラスメイト
紹介」のアイコン77をクリックし、名前検索アイコン
78をスクロールして、図2(b)に示すように、各個
人の顔写真と自己紹介文「プロフィール等」を表示させ
ることができる。
【0024】図2(b)がパソコンの表示画面に示され
ているとき、個人名の右側に形成された「my alb
um」のアイコン79をクリックし、個人毎のアルバム
である「マイアルバム」のページを開くことができる。
図3は「△□○○」さんの個人アルバムの第一ページで
あるスキーの写真を示し、写真の下に、「すき、すき、
スキー、スキー・・」等の写真に付随したコメント80
も同時に表示される。「back」のアイコン81をク
リックすると前の画面に戻る。
【0025】上述の「my album」が個人別ペー
ジとなり、電子アルバムのCD−Rレーベル面に記入さ
れた個人名とこの個人別ページが対応している。即ち、
記録媒体のインデックスに印刷された個人名は記録媒体
に記憶された個人記録の主人公と同一人物である必要が
ある。このように、電子アルバムの記録内容は、全校又
はクラスに共通な共通記録と個人別の個人記録で構成さ
れる点が大きな特徴である。
【0026】このような電子アルバムは、たとえば図4
に概念図を示すような、ネットワークに接続されたパソ
コン群によって作成することができる。即ち、ネットワ
ークであるインターネット上で、サーバ20を介して複
数の顧客側パソコン10a、10b、10cと、アルバ
ム作成を請け負う管理側パソコン30が接続されてい
る。
【0027】顧客は学校又は企業・各種団体等が対象と
なる。学校であれば、卒業アルバムや創立記念のアルバ
ム等、企業や各種団体であれば、記念事業や特別企画事
業等の記念冊子等の、紙の替わりに電子記録媒体をメデ
ィアとするアルバム・記念誌の作成を行うシステムであ
る。以下の記述では、作成依頼する側を「学校側」又は
「学校」といい、一例として、「学校」の卒業アルバム
作成の実施の態様として記述する。アルバム作成を請け
負う管理側は、「学校」側とインターネットで接続でき
るためのサーバを有し、サーバに各顧客毎のデータを記
憶できる専用の記憶領域を確保し、双方向通信可能で、
かつアルバム編集用の専用ソフトをサーバに導入してい
るものとし、「管理側」という。
【0028】管理側は、複数の学校から卒業アルバムの
制作を依頼されると、学校毎の「卒業アルバム編集ホー
ムページ」を開設する。共通ページのページ数・概略内
容・配列順、個人ページのページ数などが予定され、顧
客である学校のアルバム編集方針に従って雛形ページ、
背景等の(標準)元データの内容が確定される。ここで
雛形ページとは電子アルバムの各ページの体裁をモデル
画像とモデル画像を所定の位置に配置したフレーム画面
として示したもので、モデル画像には予め提供された適
当なサンプルや、前年度の写真が使用される場合もあ
る。従って、上記の「卒業アルバム編集ホームページ」
は、上記複数のフレーム画面で構成される電子アルバム
ファイルが主体となる。この内容は個々の学校専用のソ
フトとして提供される。
【0029】顧客側コンピュータとして、学校10a〜
c・・・に設置される機器は、インターネットに接続で
きる、一般に使用されるパソコンでよい。即ち、CPU
やメモリ、ハードデスク等を内蔵した本体、キーボー
ド、マウス等の入力機器、画像スキャナ等の画像専用の
入力装置類、入出力のデータ表示に用いるCRT、又
は、液晶等のディスプレイ、出力用のカラープリンタ等
で構成される。
【0030】管理側30に設置される機器も基本的には
学校側機器と同様の構成であるが、性能的に大容量、高
速の使用に耐える機器が使用される。本例では、電子記
録媒体であるアルバムのメディアにCD−Rが使われて
おり、CD−Rへの記録書き込み用機器や、レーベル印
刷用機器等も管理側に設置されているが、詳細は、それ
ぞれの工程の説明時になされる。なお、本明細書で、顧
客側又は管理側コンピュータと呼ぶ場合は、機器の構成
として上記の本体、ディスプレイ、入出力機器、電子記
録媒体への書き込み、印刷の専用機等を含むものとす
る。
【0031】学校側10a、10b・・・では学校側の
ハードを介してサーバ内の各学校向けの編集用ソフトに
アクセスし、編集作業等を行うことができる。また、管
理側は、学校側からの連絡時、或いは編集等の作業中に
必要とされる際、テレビ電話システムその他の連絡方法
で学校側と通信を行い、編集作業等の円滑な運行の確
保、ステップ毎の確認連絡等を随時行うことができる。
【0032】電子アルバム作成は、大別して、(1)元
データの作成工程、(2)アルバムの編集工程、(3)
電子媒体としてのCD−Rに卒業アルバムの内容を記録
するCD−R作成工程の、3工程で行われる。第一の工
程を図5、図6を参照し、第二の工程を図7、図8を参
照して簡単に説明する。これらの図は、いずれも学校
側、管理側のパソコンに表示される画面またはフローチ
ャートを示している。
【0033】第一工程の元データの作成とは、電子アル
バムに掲載候補の画像を取り込んで情景毎に分類するこ
とで、掲載候補の画像に対し如何に使い勝手の良い分類
手法を採用するかがポイントとなる。従って、階層構造
を備えたファイル名による画像データ管理方法や、市販
のデータベースと組み合わせた画像データ管理方法等を
採用して、いわゆるファイルコードを各掲載候補画像に
付けて行く。なお、編集用に使用される縮小画像である
サムネイルデータも、この時点で自動的に形成すること
が多い。
【0034】まず、学校側10aは、卒業アルバムに掲
載する候補の画像データを学校側のパソコンに取込む。
元データの作成、収集は、マルチメディア教育の一環と
して行われるものなので、個々の生徒自身、生徒が中心
となった学内の卒業アルバム作成委員会、学校側等で行
う場合がある。学校教育の過程で得られる種々の成果や
行事の記録を、デジタルカメラのメモリから直接、また
は画像をスキャナーにかけて取り込める。ビデオカメラ
の1シーンを静止画として取り込むことも可能である。
取り込んだ各画像データは仕分けされ、自動的にコード
付けされる。元データはサーバ20に送信される。
【0035】一例として、市販のデータベースを利用し
たファイルコードの付け方を説明する。データベースと
してインターネット上で一般に使用されている「Visual
Basic」、「ASP 」、「Acces 」等を用いれば、Web 連
動型のデータベースが作成可能であり、第一工程の編集
用画面内に、指定された画像番号の画像名(画像デー
タ)或いはコメントのデータを表示させることができ
る。
【0036】上記のデータベースソフトでは、各編集画
面に応じて検索条件が決められており、その条件を満た
したデータから画像データ、コメントのデータを抽出す
ることができる。図5はデータベースと組み合わせた画
像データ管理の例であり、具体例として「氏名:有馬」
のデータ、「分類:体育祭」のデータ等で検索し、検索
結果の中から前記編集画面で編集可能な構成としてあ
る。この手順のフローチャートは図6に示されている。
【0037】電子アルバムの掲載候補の画像を取り込む
と、先ずサムネイルデータが作成される。この段階では
取り込まれた掲載候補画像には取り込み順に0001.
jpg〜000n.jpgの画像名が順次付けられてい
る。掲載候補の画像に各種の分類を行い属性を付加する
ための、掲載候補の画像のファイル名の変更とファイル
転送の方法を説明する。
【0038】図5(a)に示す学校側表示画面に表示さ
れた「データベース構築画面」で当初「ファイル名」欄
に複数の画像名を表示させ、画像名上をカーソルを移動
させるとカーソルの示した画像名のサムネイル画像を下
欄「選択画像の表示」欄に表示させ、その中から希望の
画像を選択する。
【0039】同図(a)画面の右側の「分類表示欄」が
上から大ジャンル、中ジャンル、小ジャンルとして表示
される。カーソルの上下操作で、先ず大ジャンルの各種
の分類より、例えば、「体育祭」を選択する。次いで中
ジャンルの「クラス」分類から「3・1」組を選択し、
必要なら小ジャンルの「氏名」分類の個人名「有馬」を
選択する。小ジャンルの「氏名」を選択しなければ、個
人の属性はなく「クラス」の共通「全体写真」となる。
小ジャンルまで各ジャンルの選択が終了すると、この内
容は「送信」キーによりサーバにデータが送信され、デ
ータベースが構築される。
【0040】サーバ内の各画像のデータは仮想的に図5
(b)に示すように記録されている。即ち、各画像の属
性として頭から画像番号、用途、分類、クラス、氏名、
画像名、コメント、表示、サムネイル画像名が順次配列
される。画像名0002.jpgは大ジャンル「文化
祭」、中ジャンル「3−2」組、小ジャンルの「氏名」
は「井上」と属性が付与される。同様に、画像名000
3jpgは大ジャンル「全体写真」、中ジャンル「3−
1」組、小ジャンルの「氏名」は選択されない。また、
画像名0005jpgは大ジャンル「全体写真」のみが
選択されて、中ジャンル、小ジャンルは選択されていな
い。
【0041】氏名まで属性がつくと用途は「個人向け」
となり、小ジャンルの「個人名」の選択がされないと
「クラス全体」、クラスも個人も選択されなければ
「(全校)共通」のように、自動的に用途が区分され
る。また、電子アルバムのページの中に、「コメント欄
に記入された短文」がその画像の傍らに「写真の説明」
として書き込むこともできる。以上の手順は図6のフロ
ーチャートのF111〜F117に示されており、いず
れの方法を採用しても、画像の属性決定は簡単な操作で
パソコン操作に不慣れな生徒でも簡単に行うことができ
る。
【0042】元データ12は随時取り込みが可能であ
り、また、取り込みが行われている期間でも共通・個人
の編集作業に着手することも可能なようにソフトが作成
されている。画像の取り込みが全て終了してから編集作
業を行う必要はなく、取り込み済みの画像を使用して部
分的な編集作業が開始できる。
【0043】次の第2工程は掲載候補の画像をアルバム
のどのページに置くかを決定するアルバムの編集工程で
ある。編集作業の具体例として、クラス別クラスメイト
紹介欄で説明する。この欄はページの内容例として図2
(b)に示したように、個人の顔写真と自己紹介した
「プロフィール等」のコメントを並列した構成とされて
いる。図7(a)は学校側パソコン10のクラスメイト
紹介欄ページの表示画面11を示す。△□○○さんと、
△××○さんの顔写真とその右側の自己紹介
文が「プロフィール等」として表示されている。
【0044】この顔写真は編集画面では実際の画像より
容量を小さくしたものが使用され、前記したサムネイル
画像や圧縮率あるいは解像度を落とした画像が使用され
る。図7(a)に示すように、画面右下の三角形のアイ
コン82をクリックすると編集画面に切り換えられる。
画面は編集ソフトにリンクし、いわゆるアクティブとな
って編集作業が可能となる。
【0045】上記編集画面で、編集したい画像部分をク
リックすると編集すべき画像の候補がサムネイル画像で
表示される。顔写真の候補は、複数枚の登録(図では00
01.jpgから0006.jpgまでの6枚)が可能でこの中から画
像の入れ替えが可能である。候補画像は同図(c)の候
補画像入力画面として、編集画面を切り換えるか、また
は、編集画面の一部に表示される。候補画像の中で、現
在電子アルバムのページに表示されている0001.jpgはハ
ッチング(黒っぽく)表示されている。同図(c)の他
の画像(例えば0006.jpg)をクリックすると現在表示中
の0001.jpgに替わって0006.jpgと差し替えることができ
る。
【0046】また、コメント欄であるプロフィールの文
章部をクリックすると、同図(d)に示すコメント入力
画面となり、コメント文が編集可能となる。自己紹介文
の初入力、文章の添削、差し替えが自由となり、内容を
推敲することができる。内容が決定すれば、下部のOK
のアイコンをクリックして編集画面に戻る。(b)の編
集画面で右下の左向き三角形のアイコン83をクリック
すれば表示画面に戻り、差し替えた画像、文章等は変更
された内容で保持される。
【0047】図4に示すように、サーバを介してネット
ワークに管理側コンピュータ30も接続されている。従
って、学校側コンピュータ10aの画面と同一の画面が
管理側コンピュータ30の画面にも示されるので、管理
側は、学校側の編集作業を監督することができ、編集途
中で操作手順などで不明な点を学校側から管理側に相談
する場合は、管理側30は同じ表示内容の画面を見て遠
隔指導することができる。この場合、インターネット電
話等を使用して指導することもできる。このように、画
像が選択されて雛形ページ内の予定された全ての画像配
置位置に配置されると、そのページの編集は終了し、図
8のフローチャートの(F124、F127、F12
8)に示すように学校側と管理側でページ毎の編集完了
が確認される。
【0048】共通ページの編集が終了すると、管理側は
別途打ち合わせにより完成された動画と音楽(例えば校
歌、BGMなど)や祝辞等の音声データをデジタル変換
したものをリンクして共通部分のデータ作成に着手でき
る。なお、以上の説明では、全て1レベルの共通ページ
と個人別ページの2階層とされているが、共通ページも
階層を持たせて、2□□□年度卒業の年度別、クラス
別、サークル別等階層構造とすることもできる。更に、
学校毎の卒業生が減少して、コスト的に学校別のアルバ
ムを作るのが辛い場合は、数校が雛形ページ、記録媒体
のレーベル印刷図案等を共通にして、学校別の階層も視
野に入れることができる。
【0049】学校10aは引き続き個人別の専用ページ
の編集作業を行う。基本的には上記の共通部分の編集作
業と同様な手続きで行われ、個人ページが編集される。
共通、個人の編集作業が全て終了した場合は、学校側は
編集画面に編集完成というメッセージと責任者の承認サ
インを入れ管理側に送信する。管理側は、確認のため学
校側に完成画面の確認を取る。以上で編集工程が完了す
る。
【0050】次いで、電子アルバムの最終工程である、
電子記録媒体であるCD−Rにアルバムの各ページの内
容を記録し、CD−Rのレーベルに個人名を含む印刷を
行う第3工程となる。
【0051】ここで、CD−Rの構造を簡単に述べる。
CD−R(Compact Disk Recordable )はデータを1度
だけ書き込める外径120mmのCD(コンパクトディ
スク)ファミリの1形式であって、その記録内容は通常
のCD−ROMドライブで読むことができる。現在使用
されているCD−Rはデータ記録面には有機色素が塗布
され、ここにレーザ光を当ててピットを形成する。メデ
ィアは640MB、あるいは、700MBの容量があ
り、オリジナルCDの作成や、1度書き込んだデータが
消せない特徴を生かして重要文書の保存にも使用され
る。
【0052】CD−Rは次のような機械的構成を持って
いる。ポリカーボネート等を材料とする、外径が120
mm、厚さが約1.2mmのプリグルーブ付の透明プラ
スチックディスクを本体とし、この本体のプリグルーブ
側の表面に色素層を形成し、その上に反射層、UV保護
層を形成し、このUV保護層の上にレーベルを印刷す
る。ほぼ、外径117mm、内径45mmのドーナツ状
の範囲が、電子アルバムの題名表示や学校名、個人名等
を印刷するインデックス領域であるレーベル面として使
用できる。なお、他の電子記録媒体を使用した際は、イ
ンデックス領域の大きさ、形状は使用された電子記録媒
体によって異なってくる。
【0053】第3工程のCD−Rへの書き込み、レーベ
ル面への印刷は、その製作工程を模式的に描いた図9
と、図10のフローチャート及び図11(a)の個別印
刷装置の斜視図を参照して説明する。なお、図11
(b)にCD−Rのレーベル面の印刷例を示す。通常1
校当たり数10枚〜数100枚単位の電子記録媒体に情
報を記録し、レーベルの印刷を行うので、管理側の設備
として、未記録のCD−Rディスクに記録を書き込む、
専用の書き込み機(CDライター)、レーベル印刷用の
多色印刷機、及び個人名印刷用の専用プリンタ等が設備
されている。
【0054】個人名印刷用の専用プリンタとしては、記
録媒体のCD−R内の個人名またはコードを明記した専
用記録部分を読み取り、このCD−Rの専用記録から個
人名を特定し、該当する氏名を個人名リストより選択
し、職名、名称等所定の項目を含んだ「個人名等」を印
刷する必要があり、そのためのCD−Rリーダと専用パ
ソコン等で構成したメディア読み取り装置(個人名特定
装置)が付随し、個別印刷装置を構成している。
【0055】学校側の編集作業完了の承認が得られる
と、管理側は、管理側パソコンによって完成画面から共
通ページのサムネイルの番号を取得し、同じ番号の元デ
ータをサーバ20から引き出しリンクファイルを作成す
る。各ページ毎に画像・背景を一括した情報に統一す
る。そして、前述の、動画と音楽データをデジタル変換
したものをリンクして共通データとし、次いでマスター
CD−Rを作成する(F130)。この時点で学校側・
管理側立ち会いの最終確認を行ってもよい。
【0056】図9、10を参照してCD−Rの加工順序
を説明する。以下の説明で、等は図9に、F130
等は図10に同一符号が記入されている。必要枚数の電
子アルバム用CD−Rに、先ず、マスターCD−Rと同
一の共通記録が書き込まれ(、F131)、レーベル
面に全CD−Rに共通なレーベルのベース画像である共
通図柄の印刷がなされる(、F132)。次いで、個
人用電子データ(個人記録)が書き込まれる(、F1
34)。ここで、CD−Rはラック41(図11参照)
に一旦ストックされる。既に述べたように、レーベル面
にレーベルの共通部分の印刷をするにはシルクスクリー
ン等の量産向きの印刷方法が適している。
【0057】個人名等の印刷(、F135)には、そ
の1例を図11(a)に斜視図で示した個別印刷装置4
0が使用される。この個別印刷装置40は、CD−Rに
記録された個人記録又は個人コードから個人名を特定す
る機能を含み、個々のCD−Rの個人記録とレーベル面
に印刷する個人名とが一致するようになされている。
【0058】図11(b)にCD−R(60)のレーベ
ル面を模式的に示す。UV保護層の内外径を示す1点鎖
線の円64、64で区切られたドーナツ状の範囲(ハッ
チングを施して示す)がレーベル印刷領域65として使
用される。このレーベル印刷領域65の全部又は一部に
レーベルの共通図柄が印刷される。レーベル印刷領域6
5に印刷されたレーベルの共通図柄は、その中に個人名
等の印刷領域66が確保される。この中に氏名と必要な
ら所要の役職等を付加して構成された「個人名等」67
が印刷される。
【0059】なお、個人名等の印刷領域66はレーベル
の共通図柄を印刷しないか、「個人名等」67の印刷と
判読を妨げない印刷インクの材質、色彩の選択がなされ
る。また、CD−Rの中心に設けられたセンタホールを
ガイドとして共通図柄を印刷する。このようにすると、
印刷された共通図柄の位置とセンタホールの中心はすべ
てのCD−Rで同一の関係を保つことになる。
【0060】図11(a)に示す、個別印刷装置40は
CD−Rリーダ42、印刷装置43、パソコン44、及
び、搬送装置46等から構成される。ここで、CD−R
リーダ42とパソコン44でメディア読み取り装置を構
成し、CD−Rの個人記録等を読み込んで個人名を特定
する。印刷装置であるプリンタ43は、パソコン44の
指令により個人名が特定されたCD−Rのレーベル面に
個人名等の印刷を行う。カラー印刷が容易な点と経済性
から、プリンタ43は一般的なインクジェット方式が適
当であるが、その他の方式を使用してもよい。
【0061】搬送装置46はCD−RのCD−Rリーダ
42とプリンタ43間の搬送を行い、ベルトコンベア5
1、ローダ52、53で構成される。即ち、個別印刷装
置は大別すれば、メディア読み取り装置、印刷装置及び
搬送装置から構成される。なお、搬送装置46の構成要
素のベルトコンベア51、ローダ52、53の動作を統
括制御するシーケンサ54はパソコン44とも接続さ
れ、CD−Rリーダによる読み取り時間、プリンタ43
による印刷時間その他がフィードバックされて、適当な
タクトタイムで搬送装置を間欠送りする。
【0062】図11の左端に共通・個人別記録がなさ
れ、共通部分のレーベル印刷が終わったCD−R(6
0)がラック41に収容され、保管されている。ラック
41から1枚のCD−R(60)を図示しない搬送ロボ
ットで取り出しベルトコンベア51上の所定位置60a
に置く。ベルトコンベア51は所定時間間隔(タクトタ
イム)で矢印A方向にピッチpづつ移動し、CD−R
(60)はベルトコンベア51上の左側の破線円で示す
ローダ52のアクチュエータ52aの直下位置まで搬送
される。
【0063】ローダ52のアクチュエータ52aは矢印
B方向および上下方向である矢印C方向に移動可能で、
アクチュエータ52aの下端に形成された吸盤52bに
は負圧の空気圧を供給又は遮断できる。従って、吸盤5
2bによりベルトコンベア51上の破線位置にあるCD
−R(60)を吸引して搬送することができる。なお、
搬送装置46の移動可能な各部は、図中に記入したX、
Y、Zの座標軸に平行に移動するものとし、矢印AはX
軸に平行、矢印BはY軸に平行、矢印CはZ軸に平行に
移動する。
【0064】搬送装置46のローダ52のアクチュエー
タ52aに吸引されて、CD−R(60)はCD−R
(60c)としてCD−Rリーダ42のトレイ42a上
に載置され、CD−Rリーダ42内に引き込まれて所定
の個人記録の読み取りが行われる。パソコン44で読み
取り内容から個人名が特定され、パソコン内のメモリに
記憶される。
【0065】CD−Rリーダ42のトレイ42aは図示
する位置に引き出され、載置されたCD−R(60c)
は再びローダ52のアクチュエータ52aに吸引されて
ベルトコンベア51上の破線位置に戻る。ベルトコンベ
ア51がピッチpづつ所定回数矢印A方向に移動する
と、CD−R(60)は図11(a)の右側の破線位置
に達し、ローダ53のアクチュエータ53aに吸引され
て、CD−R(60)はCD−R(60g)として印刷
機43のトレイ43a上に載置される。
【0066】印刷機43内にトレイ43aと共に引き込
まれたCD−R(60g)は、初めに、調整機構(図示
せず)でレーベルに印刷済みの共通図柄の示す方向を一
定方向に規制される。調整機構は各種の形式で実現でき
るが、一例として、印刷用の廻転テーブルにCD−R
(60g)を移し、スピンドルモータで廻転駆動すると
きと同様に、CD−Rの中心にあるセンターホールで中
心を出し、その周辺部でチャックする。この廻転テーブ
ルは、センターホールと同心の軸を中心として少なくと
も1回転できるように構成されている。従って、廻転テ
ーブルを廻転しながら、テレビカメラで印刷済みの共通
図柄を監視して、(特定のマークがカメラの中心にきた
のを検出する等で)共通図柄が特定の方向を向いたら廻
転テーブルを停止させればよい。
【0067】レーベルの共通図柄を印刷するとき、この
センタホールをガイドとしたので、共通図柄とセンタホ
ール中心とのズレはなく、廻転だけで共通図柄の位置を
決めることができる。個人名等の印刷領域66に対し
て、個人名等の印刷が正確に行える。能率的に傾きを検
出するには、共通図柄の特定部位(例えば前述の個人名
等の印刷領域66等)のみを観測して、傾きを調整すれ
ばよい。また、共通図柄の内部或いはその周辺部外周
に、俗にトンボ、見当と言われる傾きの検出用マークを
共通図柄の印刷時に目立たぬように同時印刷して、この
検出用マークを観測してもよい。
【0068】CD−R(60c)として読み取られた個
人名は、パソコン44のメモリに記憶され、記録媒体が
CD−R(60g)として印刷機のテーブルに載置され
たとき、個人名等の印刷内容はパソコン44のメモリか
ら印刷機43に指示され、印刷が行われる。ディスクド
ライブ42のトレイ42aと印刷機43のトレイ43a
の距離はピッチpの整数倍で固定されているからCD−
R(60)を取り違える恐れはない。
【0069】以上で、CD−Rは全ての加工が終了し、
ローダ53により再び搬送されてベルトコンベア51に
戻り、51jの位置で図示しない搬送ロボットで搬送さ
れ、完成したCD−R(60A)としてラック45に収
納される。
【0070】以上、記録媒体の搬送経路を主体にして個
別印刷装置40の動作を説明した。説明を簡明にするた
めに、ベルトコンベアを使用し、各ロボットやローダ類
は1動作に1台を使用するとしている。実用的には、全
個所の搬送を1台のローダで兼用することも可能で、ベ
ルトコンベアも使用しないで済む。この場合は個人名を
読み取られたCD−Rが即座に印刷機にセットされるの
で、CD−Rを取り違える恐れは全くなくなる。このよ
うに搬送装置の機能としては、その構成要素には無関係
に、最小限、CD−R(60)をディスクドライブ42
と印刷機43間で受け渡しできる機能が有ればよいこと
になる。
【0071】ここで、個人記録から個人名の特定方法の
説明をする。第1の方法は特定ページに必ず個人名を記
入しておき、そのページを読む。例えば個人ページの第
1ページの特定位置に個人名を記入する等を決めてお
く。レーベルに記入したい肩書き等も所定位置に記入し
ておき、レーベルの「個人名等」はその部分をそのまま
印刷する。この場合は、レーベル面の個人名等の印刷領
域66に印刷が収まるように、活字の大きさを変更する
程度で印刷できる。
【0072】第2の方法は既に述べたように、例えば、
PMA(Program Memory Area )等のCD−Rの記録領
域内に個人を特定できる記号を記録して、記録媒体読み
取り装置はこの記号を読み取り個人名のファイルコード
として変換する。或いは、個人のファイルコードを通常
では読めない形で特定ページに挿入する。例えば、電子
アルバムの個人ページの第1ページの背景の地の部分に
記号を入れておく等の方法もある。実際にレーベル面に
印刷する個人名等の内容は別途供給されるようにする。
即ち、予め、個人名リストを別途作成してパソコン44
のメモリに記憶しておき、特定された個人のファイルコ
ードから個人名を検索して、個人名リストに掲載された
個人の姓名以外の肩書き(役職)、所属部署(クラブ名
等も含む)等を適当に仕分けして印刷する方法である。
場合により、かなり広範な学校名、所在地等も印刷でき
る利点がある。
【0073】最後に検査、包装等の工程を経て個人毎の
電子アルバム「思いでメディア」製品が完成する。製品
は学校毎、あるいは、各個人向けに発送されることにな
る。なお、個人を特定する情報として、個人名等の文字
情報のほかに、個人を特定できる図形・写真・絵等の画
像を印刷するようにしてもよい。
【0074】以上、共通記録と特定の個人記録を含んだ
電子アルバムのレーベルの個人名等の印刷方法と、個別
印刷装置を学校の卒業アルバムを例にして説明した。先
に述べたように、共通・個人の記録を合わせ持った電子
アルバムであれば、顧客が学校のみに限定されるもので
はなく、電子記録媒体もCD−Rのみでなく、書き込み
読み出し可能な各種メディアが使用できることは明らか
である。
【0075】
【発明の効果】レーベル面にも個人名を印刷できるの
で、電子アルバムが特定の個人のものであることが強調
され、自分自身の「マイあるばむ」への愛着を深め、画
像の取り込み工程や編集工程への参画と相まって、所有
者の満足度をより高めることができる。
【0076】個人名リストを別途用意すると、記録媒体
のインデックス面に印刷する「個人名等」の印刷内容に
制限が無く、任意の肩書き、所属等を追加印刷できるの
で、アルバム所有者の自尊心を傷付ける恐れがなくな
る。
【0077】レーベルの共通部分はシルクスクリーン印
刷を採用し、個人名はインクジェット印刷と量産効果も
狙えるので、ある程度生産数量のまとまった電子アルバ
ムなら最適コストのレーベル印刷が行える。
【0078】また、レーベルの共通図柄に標準パターン
を採用し、学校名まで「個人名等」に含んで印刷すれ
ば、シルクスクリーンの印刷原版の費用も複数校に分散
できるので、印刷原版の費用を負担し難いほど生徒数が
少ない場合でも、低コストで電子アルバムを入手できる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子アルバムの共通ページ(表紙と先生群像)
の構成を示す図である。
【図2】電子アルバムの共通ページ(クラス集合写真と
個人紹介)の構成を示す図である。
【図3】電子アルバムの個人別ページ(スキー風景)の
一例を示す図である。
【図4】インターネットを介した電子アルバム作成シス
テムの概念図である。
【図5】電子アルバムに掲載候補の画像に属性を付加し
て登録する概念図である。
【図6】第一工程(掲載候補画像の取り込みとデータ管
理)のフローチャートである。
【図7】個人紹介ページのアルバム編集工程を説明する
模式図である。
【図8】第二工程(電子アルバム編集)のフローチャー
トである。
【図9】記録媒体であるCD−Rの製造工程(記録・印
刷)を説明する概念図である。
【図10】記録媒体であるCD−Rの製造工程(記録・
印刷)を説明するフローチャートである。
【図11】本発明のレーベルに「個人名等」を印刷する
個別印刷装置の斜視図及びCD−Rのレーベル面の略図
である。
【符号の説明】
10a、10b、10c・・・顧客側パソコン、 20サーバ、30 管理側パソコン、 40 個別印刷装置 41、45 ラック、42 CD−Rリーダ、43 印
刷装置、 44 パソコン、46 搬送装置、51 ベルトコンベ
ア、52、53 ローダ−、54 シーケンサ、60、
60A CD−R、 60a、60c、60g、60j、搬送中のCD−R、 64 レーベル境界円(UV保護層の内外径に相当)、 65 レーベル印刷領域、66 「個人名等」印刷領
域、67 「個人名等」、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 庸二 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 平川 治久 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 2C062 RA01 5D121 AA03 JJ03 JJ05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人データと共通データが書き込まれて
    いる記録媒体の個人名記載領域を読み込み、個人を特定
    する読み込み手段と、 特定された前記個人情報に基づき、前記記録媒体のイン
    デックス面に個人名等を示す文字や個人を特定できる画
    像を印刷する印刷手段と、 前記読み込み手段に前記記録媒体を搬送し、前記記録媒
    体の個人名記載領域を読み込んだ後、前記記録媒体を前
    記印刷手段に搬送し、前記記録媒体のインデックス面に
    前記個人名等を示す文字や個人を特定できる画像を印刷
    した後、搬出する搬送手段とを備え、 前記記録媒体の個人情報を読み取り、特定された個人名
    等を示す文字や個人を特定できる画像を前記記録媒体の
    インデックス面の所定位置に、印刷することを特徴とす
    る記録媒体インデックス面への個別自動印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の前記個人名情報は少なく
    とも個人の姓名を含むものであり、前記インデックス面
    に印刷される前記個人名等は前記個人名情報と同一であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体インデッ
    クス面への個別自動印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の前記個人名情報は個人を
    特定できるファイルコードであり、該ファイルコードに
    より特定された個人名に該当する、別に用意されたリス
    トに記載された、個人名または姓名以外に役職等を含む
    個人名等を示す文字や個人を特定できる画像を前記イン
    デックス面に印刷することを特徴とする請求項1に記載
    の記録媒体インデックス面への個別自動印刷方法。
  4. 【請求項4】 前記個人データと前記共通データは電子
    アルバムの画像データであることを特徴とする請求項1
    に記載の記録媒体インデックス面への個別自動印刷方
    法。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体はCD−Rであることを特
    徴とする請求項1に記載の記録媒体インデックス面への
    個別自動印刷方法。
  6. 【請求項6】 個人データと共通データが書き込まれて
    いる記録媒体の個人名記載領域を読み込み、個人を特定
    する読み込み手段と、 特定された前記個人情報に基づき、前記記録媒体のイン
    デックス面に個人名等を示す文字や個人を特定できる画
    像を印刷する印刷手段と、 前記読み込み手段に前記記録媒体を搬送し、前記記録媒
    体の個人名記載領域を読み込んだ後、前記記録媒体を前
    記印刷手段に搬送し、前記記録媒体のインデックス面に
    前記個人名等を示す文字や個人を特定できる画像を印刷
    した後、搬出する搬送手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体インデックス面への
    個別自動印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記読み込み手段はCD−Rリーダを備
    えたことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体インデ
    ックス面への個別自動印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送手段は、前記共通データと前記
    個人データが記録された前記記録媒体を前記読み込み手
    段に搬送し、個人名情報を読み取った後、前記記録媒体
    を取り出し、前記印刷手段に搬送し、前記記録媒体のイ
    ンデックス面に個人名等を印刷した後取り出す搬送工程
    を、少なくとも1基の搬送装置で行うことを特徴とする
    請求項6に記載の記録媒体インデックス面への個別自動
    印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記印刷手段は前記記録媒体のインデッ
    クス面に印刷されたレーベルの共通図柄の方向を規制す
    る廻転テーブルを備えたことを特徴とする請求項6に記
    載の記録媒体インデックス面への個別自動印刷装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276313A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Seiko Epson Corp 情報処理装置、印刷方法、および印刷用プログラム
WO2006016470A1 (ja) * 2004-08-12 2006-02-16 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 制御プログラム及び制御装置
KR100624282B1 (ko) * 2005-06-02 2006-09-19 주식회사 대우일렉트로닉스 Dvd 디스크의 내용 정보를 이미지 코드화하여 관리하는보안 dvd 기록/재생장치 및 방법
KR101050192B1 (ko) 2009-09-30 2011-07-19 류병현 콘택트 렌즈의 자동 컬러 인쇄장치
JP2014099221A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Seiko Epson Corp 制御装置、メディア処理装置、電子機器の制御方法および制御プログラム

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