JP2002303385A - 樹脂管の支持方法及び装置 - Google Patents

樹脂管の支持方法及び装置

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JP2002303385A
JP2002303385A JP2001107108A JP2001107108A JP2002303385A JP 2002303385 A JP2002303385 A JP 2002303385A JP 2001107108 A JP2001107108 A JP 2001107108A JP 2001107108 A JP2001107108 A JP 2001107108A JP 2002303385 A JP2002303385 A JP 2002303385A
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resin
resin pipe
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pipe
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JP2001107108A
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Kiyoshi Hasegawa
清 長谷川
Takumi Sugawara
匠 菅原
Takeshi Kitazaki
武 北崎
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】橋梁等に添設される露出配管が外気温の変化
によって熱伸縮し、これにより管が大きく蛇行したり、
管を連結する継手に引張力が加わって継手より離脱する
のを防止する管の支持方法を提供する。 【解決手段】樹脂管11を橋梁に取付けたクランプ金具
12で適当間隔ごとに把持して固定し、クランプ金具1
2間のA、Bの樹脂管11の熱伸縮量を小さくし、熱伸
縮量を分散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、橋梁その他に露出
して配管される樹脂管の支持方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、上下水道管やガス管に樹脂管が多用
され、配管は、その多くが地中に埋設されるが、橋梁等
に添設する場合には露出して配管されることもある。露
出配管する場合には、紫外線による樹脂材料の劣化を防
止するため、また水道管の場合には更に凍結防止のため
紫外線遮断及び断熱機能を有する保護カバーが取付けら
れている。図1は、その一例を示すもので、樹脂管1に
発泡ポリエチレン又は発泡ウレタンよりなる断熱シート
2を巻付け、更にその表面を亜鉛鋼板又はステンレス製
の外筒3で被覆したのち、外筒周囲をクランプ金具4で
把持して図示しない橋梁等に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂管を図1に示すよ
うな方法で橋梁等に固定した場合、管1は管軸方向の動
きが拘束されていないため、外気温の変化によって熱伸
縮すると、管が蛇行したり、管を連結する継手に引張力
が加わって継手より離脱するおそれがある。この問題を
解消するために、図2に示すように配管中にU字配管6
を設けたり、図3に示すようにL字配管7を設けて管の
熱伸縮を吸収するのは、配管の構造が複雑となり、コス
ト高を招く。
【0004】本発明は、樹脂管の熱伸縮によって生ずる
上記の問題を解消することができる樹脂管の支持方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に係わる発明は、橋梁その
他に露出して配管される樹脂管の支持方法であって、適
当間隔ごとに樹脂管を直接橋梁その他に取付けたクラン
プ金具で把持して管軸方向の動きを拘束した状態で固定
することを特徴とする。
【0006】すなわち本発明は図4に示すように、樹脂
管11を橋梁その他に取付けたクランプ金具12で適当
間隔ごとに把持して固定するもので、図示する例におい
て、クランプ金具12間の間隔A、Bでの樹脂管11の
熱伸縮量は規制され、熱伸縮量を分散させることにより
蛇行や継手に加わる引張力を小さくすることができる。
【0007】本発明で用いるクランプ金具としては、樹
脂管を管軸方向の動きを拘束した状態で固定できるもの
であればどのようなものでもよく、その種類を問わない
が、敢えて例示すれば、管を抱き締め固定する抱き締め
金具、管を締め込んで固定する金属バンド等が挙げられ
る。
【0008】請求項2に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明を実施する装置に関するもので、請求項1に係わ
る発明で用いるクランプ金具が樹脂管に嵌合する半円形
の一対の金具よりなり、一方の金具は橋梁その他に固定
されると共に、他方の金具は一方の金具に着脱又は開閉
可能に取付けられ、両金具で樹脂管を挟み込んだのち、
ボルト等の止着手段で両金具を連結し、樹脂管を抱き締
め固定することを特徴とする。
【0009】請求項3に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明で用いるクランプ金具が橋梁その他に固定され、
樹脂管に巻き付けて締め込むことにより固定される金属
バンドであることを特徴とする。上記各発明において、
樹脂管はクランプ金具に摩擦保持される。
【0010】請求項4に係わる発明は、橋梁その他に露
出して配管される樹脂管の別の支持方法であって、樹脂
管を連結する継手の両側で橋梁その他に取付けた支持金
具により樹脂管を支持することを特徴とする。
【0011】本発明によると、樹脂管を支持金具で固定
しておかなくても支持金具に単に支持させておくだけで
樹脂管の管軸方向の動きが継手両側の支持金具により、
すなわち継手が支持金具に当たることにより阻止され
る。
【0012】請求項5に係わる発明は、請求項4に係わ
る発明を実施する装置に関するもので、請求項4に係わ
る発明で用いる支持金具が橋梁その他に固定され、上向
きに開口する半円形状をなして樹脂管が嵌合する受け金
具よりなることを特徴とし、請求項6に係わる発明は、
請求項4に係わる発明で用いる、支持金具が樹脂管に嵌
合する半円形状の一対の金具よりなり、一方の金具は橋
梁その他に固定されると共に、他方の金具は一方の金具
に着脱又は開閉可能に取付けられ、両金具で樹脂管を挟
み込んだのち、ボルト等の止着手段で両金具を連結して
樹脂管を支持することを特徴とする。
【0013】上記各発明によると、継手で樹脂管を連結
する際には、管端部を受け金具又は金具上に置いて仮置
きできると共に、クランプ金具で直接把持固定すること
により両管の芯出し、すなわち管軸が一致できるように
なるため、管端部に継手を差し込んで接続する作業が容
易に行え、高所の現場で接続作業を行う際も作業が安
全、容易かつ確実に行えるようになる。
【0014】請求項7に係わる発明は、請求項4に係わ
る発明で用いる支持金具が、橋梁その他に固定され、樹
脂管に巻き付けて取付けられる金属バンドであることを
特徴とする。
【0015】請求項6及び7に係わる発明によると、樹
脂管の管軸方向の動きをより確実に阻止することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図5及び図6は、本発明の一実施
形態を示すもので、図示しない橋梁等にボルトにて固定
される取付部17aを有し、上向きに開口する半円形の
取付金具17には、左右に一定間隔を置いて樹脂管18
に上下より嵌合する半円形の一対の金具19a、19b
よりなるクランプ金具19の一方の金具19aがそれぞ
れ固定され、樹脂管18の管端部を金具19a上に置い
たのち、他方の金具19bを被せ、金具19aにボルト
21にて連結することにより樹脂管18を抱き締めて固
定できるようになっている。
【0017】樹脂管18は、固定される管端部を除いて
発泡ポリエチレンよりなる断熱シート22を巻き付けて
覆われ、更にその表面が筒状の亜鉛鋼板23で被覆され
ている。図中、24は内周面に電熱線を埋設し、電熱線
への通電により樹脂管と電気融着される電気融着継手で
あり、25は取付金具17に被せられるカバーである。
【0018】次に樹脂管18を連結する際の一施工法に
ついて説明する。先ず左右の樹脂管18の管端部をそれ
ぞれ金具19a上に向き合わせて仮置きする。次に電気
融着継手24を樹脂管18の管端部間に位置させ、金具
19a上に仮置きした樹脂管18を管軸方向にずらして
継手24に樹脂管18を差し込む。この差込みを継手の
両側で行ったのち、次に、金具19a上に別の金具19
bを樹脂管18に被せて取付け、ボルト21にて締結す
る。これにより左右の樹脂管管端部がクランプ金具にて
抱き締め固定されると共に、芯出しがされ、管端部の軸
芯が一致する。樹脂管の軸芯が一致することにより樹脂
管と継手間のクリアランスの不均一が解消され、電気融
着が確実に行われるようになる。
【0019】ついで、図示しない電気融着装置のコネク
ターを継手24のターミナル24aに差込み、通電によ
って継手24を樹脂管18に電気融着する。融着後、コ
ネクターをターミナル24aより引き抜いて取り外した
のち、断熱シートを押し込んで取付金具17a上に敷設
し、ついで継手24上に断熱シート(図示しない)を被
せ、カバー25で蓋をする。
【0020】本実施形態によると、樹脂管の連結時に
は、管端部を金具上に仮置きすることにより、継手によ
る接続作業が容易かつ簡単になり、とくに高所現場での
作業が安全に行えること、クランプ金具で固定すること
により管端部の軸芯が一致し、電気融着が確実に行える
ようになること、一定長さの樹脂管18の熱伸縮がクラ
ンプ金具間に限定され、これにより管路全体の熱伸縮量
が分散され、樹脂管18の蛇行が小さくなって、継手2
4に加わる引張力も小さくすることができること、仮に
クランプ金具の摩擦拘束が不十分で、樹脂管18が管軸
方向に移動するようなことがあっても継手24がクラン
プ金具に当たることにより、その動きが阻止され、一定
量以上動くことがないため、大きな蛇行を生ずることは
なく、引張力も大きくなることはないこと、樹脂管18
の管端部や継手24が図示しない断熱シートで断熱シー
ト22と連続して隙間なく覆われ、紫外線による継手や
管端部の劣化を防止することができると共に、凍結防止
を図ることができること等の効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】請求項1に係わる発明においては、樹脂
管がクランプ金具により適当間隔で固定されることによ
り、外気温の変化による熱伸縮の範囲がクランプ金具間
に限定され、また請求項4に係わる発明においては、継
手の両側で樹脂管を支持する支持金具により樹脂管の動
きが阻止されることにより熱伸縮の範囲が継手間に規制
れるため、管路全体の樹脂管の熱伸縮量が分散され、蛇
行や継手に加わる引張力を小さくすることができる。
【0022】請求項2、5及び6に係わる発明において
は、配管工事で管の接続作業を行う際には、管を仮置き
できるため作業が容易に行え、しかも請求項2に係わる
発明においては、管の移動が確実に防止され、請求項6
に係わる発明においては、管の動きをより確実に阻止す
ることができる。
【0023】請求項3及び7に係わる発明においては、
金属バンドの締込みにより樹脂管を容易に固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露出配管に取付けられる保護カバーの断面図。
【図2】U字配管を設けた配管について示す図。
【図3】L字配管を設けた配管について示す図。
【図4】クランプ金具により適当間隔で固定される管に
ついて示す図。
【図5】保護カバー付き樹脂管を電気融着継手によって
連結した断面図。
【図6】図5のCーC線断面図。
【符号の説明】
11、18・・樹脂管 12、19・・クランプ 17・・取付金具 19a、19b・・金具 21・・ボルト 22・・断熱シート 23・・亜鉛鋼板 24・・電気融着継手 25・・カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北崎 武 大阪府大阪市西区靭本町1丁目11−7 三 井化学株式会社内 Fターム(参考) 3H023 AA05 AB07 AC21 AD02 AD55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁その他に露出して配管される樹脂管の
    支持方法であって、適当間隔ごとに樹脂管を直接橋梁そ
    の他に取付けたクランプ金具で把持して管軸方向の動き
    を拘束した状態で固定することを特徴とする樹脂管の支
    持方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂管の支持方法を実施す
    る装置であって、上記クランプ金具が樹脂管に嵌合する
    半円形の一対の金具よりなり、一方の金具は橋梁その他
    に固定されると共に、他方の金具は一方の金具に着脱又
    は開閉可能に取付けられ、両金具で樹脂管を挟み込んだ
    のち、ボルト等の止着手段で両金具を連結し、樹脂管を
    抱き締め固定することを特徴とする樹脂管の支持装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の樹脂管の支持方法を実施す
    る装置であって、上記クランプ金具が橋梁その他に固定
    され、樹脂管に巻き付けて締め込むことにより固定され
    る金属バンドであることを特徴とする樹脂管の支持装
    置。
  4. 【請求項4】橋梁その他に露出して配管される樹脂管の
    支持方法であって、樹脂管を連結する継手の両側で橋梁
    その他に取付けた支持金具により樹脂管を支持すること
    を特徴とする樹脂管の支持方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の樹脂管の支持方法を実施す
    る装置であって、上記支持金具が橋梁その他に固定さ
    れ、上向きに開口する半円形状をなして樹脂管が嵌合す
    る受け金具よりなることを特徴とする樹脂管の支持装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の樹脂管の支持方法を実施す
    る装置であって、上記支持金具が樹脂管に嵌合する半円
    形状の一対の金具よりなり、一方の金具は橋梁その他に
    固定されると共に、他方の金具は一方の金具に着脱又は
    開閉可能に取付けられ、両金具で樹脂管を挟み込んだの
    ち、ボルト等の止着手段で両金具を連結して樹脂管を支
    持することを特徴とする樹脂管の支持装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の樹脂管の支持方法を実施す
    る装置であって、上記支持金具が橋梁その他に固定さ
    れ、樹脂管に巻き付けて取付けられる金属バンドである
    ことを特徴とする樹脂管の支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004131865A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Rengo Co Ltd 防湿紙
JP2008121741A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Mesco Inc 配管用固定部材

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