JP2002303199A - 多気筒内燃機関の制御装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の制御装置

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JP2002303199A
JP2002303199A JP2001105554A JP2001105554A JP2002303199A JP 2002303199 A JP2002303199 A JP 2002303199A JP 2001105554 A JP2001105554 A JP 2001105554A JP 2001105554 A JP2001105554 A JP 2001105554A JP 2002303199 A JP2002303199 A JP 2002303199A
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cylinder
internal combustion
combustion engine
cylinders
physical quantity
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JP2001105554A
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English (en)
Inventor
Junji Ideto
順次 出戸
Akito Oonishi
明渡 大西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気筒間の特性ばらつきを好適に吸収して、より
的確なアイドル安定化を図ることのできる多気筒内燃機
関の制御装置を提供する。 【解決手段】波形整形部110,112では、クランク
角センサ10及びカム角センサ12の出力電圧から、そ
れぞれクランク信号Ne及びカム角信号G2を生成す
る。これらクランク信号Neやカム角信号G2に基づい
て、気筒判別部141では気筒判別が、また30℃A所
要時間算出部142ではクランク軸の30℃Aの回転に
要する所要時間の算出がそれぞれ行われる。この所要時
間や気筒判別結果に基づいて、気筒間トルク偏差算出部
143では、各気筒のトルク偏差を算出する。一方、判
定部144では、各気筒毎に設定された評価基準値デー
タ145に基づいて、上記トルク偏差を評価する。この
評価結果に基づいて、点火時期算出部147では点火時
期を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多気筒内燃機関の制
御装置に関し、特にアイドル時のトルク安定化(アイド
ル安定化)を図る上で有益な制御構造の具現に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては周知のように、当該
機関の回転速度やピストン位置等の検出を行うべくクラ
ンク角センサが用いられている。このクランク角センサ
では通常、例えば等間隔に被検出歯を備えた磁性体から
なるシグナルロータを内燃機関の出力軸であるクランク
軸に取り付けるとともに、クランク軸の回転に伴うそれ
ら被検出歯の通過をクランク角センサによって検出する
ことで、クランク軸の回転速度等の検出を行う。
【0003】また、多気筒内燃機関にあっては、各気筒
のピストン上死点を検出するなどの目的から、上記シグ
ナルロータにおいて、上記被検出歯の一部を基準角度を
表すべく欠歯とすることもよく知られている。これによ
り、クランク角センサではこの欠歯を検出することで基
準角度を検出することができ、ひいては、各気筒毎のピ
ストン上死点等を検出することができるようになる。
【0004】一方、内燃機関のアイドル運転状態、すな
わち同機関が搭載された車両の停止状態であってアクセ
ルペダルが操作されていない状態においては、内燃機関
を安定に運転することのできる最低レベルの回転速度
(目標回転速度)に保持制御するアイドル回転速度制御
が行われることもよく知られている。このように、内燃
機関の回転速度を目標とする最低レベルの回転速度に制
御することで、その後の車両の発進等を円滑に行うこと
ができるようになる。
【0005】ここで、このアイドル回転速度制御には、
適切な空気量を調量して機関の燃焼室に供給する装置
と、上記目標回転速度にて回転速度を安定化させるべく
点火時期を制御する装置とが通常用いられる。すなわ
ち、点火時期の変更による回転速度の変化は応答性に優
れているため、内燃機関の回転速度の検出結果が、上記
目標回転速度に満たない場合には進角制御を、また同目
標回転速度を上回る場合には遅角制御をそれぞれ行うこ
とで、目標回転速度でのトルク安定化(アイドル安定
化)を図ることが可能となる。
【0006】ただし、多気筒内燃機関において、こうし
た態様にて目標回転速度でのアイドル安定化を図る場
合、必ずしも全ての気筒に対して適切な制御が行われる
とは限らない。すなわち、ある気筒内での燃焼に関して
は上記目標回転速度に達するに十分なトルクを得ること
ができても、別の気筒内での燃焼に関してはトルクの不
足が生じるなど、気筒毎にトルクのばらつきが生じるこ
とがある。
【0007】そこで従来、例えば特開平11−3248
77号公報にみられるように、各気筒毎にクランク軸が
所定角度回転するのに要する時間を計測し、この計測し
た時間に基づいて進角補正量を設定するようにした制御
装置なども提案されている。このように各気筒毎にクラ
ンク軸が所定角回転するのに要する時間を計測し、これ
に基づいて気筒毎の進角補正量を設定することで、上述
した気筒毎のトルクばらつきを抑制することができるよ
うになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各気筒
毎にクランク軸が所定角度回転するのに要する時間を上
記クランク角センサに基づいて検出する場合、この検出
結果が上記シグナルロータの欠歯の影響を受けて不正確
なものとなることがある。具体的には、この欠歯を通じ
て検出される回転速度は実際の回転速度と異なることが
ある。そして、このように実際の回転速度と異なる検出
結果に基づいてその対応する気筒の点火時期が制御され
る場合には、その得られるトルクにも自ずとばらつきが
生じるようになる。
【0009】なお、上記クランク角センサを用いてのト
ルク制御に限らず、多気筒内燃機関の各気筒間に特性的
なばらつきを生じせしめる何らかの因子が存在する場合
には、それら因子に起因するトルク制御上のこうした実
情も概ね共通したものとなっている。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、気筒間の特性ばらつきを好適に吸収
して、より的確なアイドル安定化を図ることのできる多
気筒内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、多気筒内燃機関のアイドル運転
時、各気筒での燃焼の強弱の指標となる物理量をそれら
気筒別に求めるとともに、それら求めた物理量を所定の
評価基準にて評価しつつ、各気筒間でのトルク偏差が抑
制されるようにそれら各気筒での燃焼にかかる制御を行
う多気筒内燃機関の制御装置において、前記燃焼の強弱
を評価するための評価基準が、前記各気筒に対して各別
に定められてなることをその要旨とする。
【0012】上記構成では、各気筒に対して各別に燃焼
の強弱を評価するための評価基準を定める。このため、
気筒間の特性ばらつきを好適に吸収してより適切なアイ
ドル安定化を図ることができるようになる。
【0013】なお、上記構成において、互いに特性間の
差が無視しうる気筒間に対しては、同一の評価基準を用
いてよく、この場合、請求項2記載の発明によるよう
に、多気筒内燃機関のアイドル運転時、各気筒での燃焼
の強弱の指標となる物理量をそれら気筒別に求めるとと
もに、それら求めた物理量を所定の評価基準にて評価し
つつ、各気筒間でのトルク偏差が抑制されるようにそれ
ら各気筒での燃焼にかかる制御を行う多気筒内燃機関の
制御装置において、前記燃焼の強弱を評価するための評
価基準を、前記各気筒の少なくとも2つの気筒において
互いに異ならしめるようにしてもよい。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記多気筒内燃機関のクランク軸に
は、等角度に配設された複数の被検出歯の一部が基準角
度を表すべく欠歯とされたシグナルロータが設けられる
とともに、このシグナルロータの近傍には、前記被検出
歯の通過を検出することで前記クランク軸の回転角度及
び前記基準角度を検出するセンサが設けられ、前記気筒
別に求められる前記燃焼の強弱の指標となる物理量は、
前記センサの検出結果に基づき得られる前記クランク軸
の回転態様を示す物理量であり、前記評価基準は、少な
くとも前記センサにより前記基準角度が検出されるクラ
ンク角に対応して前記物理量が求められる気筒と他の気
筒とで異ならしめられてなることをその要旨とする。
【0015】上記構成では、気筒別に求められる前記燃
焼の強弱の指標となる物理量を、センサの検出結果に基
づき得られる前記クランク軸の回転態様を示す物理量と
して求める。そして、少なくとも前記センサにより前記
基準角度が検出されるクランク角に対応して前記物理量
が求められる気筒と他の気筒とで評価基準を異ならしめ
る。このため、基準角度が検出されるクランク角に対応
して前記物理量が求められる気筒では欠歯に起因して実
際の物理量からずれた量が検出されたとしても、この欠
歯の影響を考慮して適切な燃焼にかかる制御を行うこと
ができるようになる。
【0016】この請求項3記載の発明は、請求項4記載
の発明によるように、前記クランク軸の回転態様を示す
物理量が、前記クランク軸の所定角度の回転に要する時
間、及びそれら時間の気筒間偏差、及び前記クランク軸
の角速度、及びそれら角速度の気筒間偏差のいずれかで
あるようにしてもよい。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記多気筒内燃機関はその各気筒間
で吸入空気量配分が異なり、前記気筒別に求められる前
記燃焼の強弱の指標となる物理量は、それら各気筒への
吸入空気量配分を示す物理量であり、前記評価基準は、
前記各気筒への吸入空気量配分に応じて異ならしめられ
てなることをその要旨とする。
【0018】多気筒内燃機関において、各気筒に配分さ
れる吸入空気量が異なるとアイドル安定化制御に対する
応答性等が気筒によって異なることがある。このような
気筒間ばらつきを有する場合に、同一の評価基準によっ
てアイドル安定化制御を行うと同制御を適切に行うこと
ができないおそれがある。
【0019】この点、上記構成では、各気筒の吸入空気
量配分に基づいてこれら各気筒毎に前記評価基準が設定
される。このため、配分される吸入空気量にばらつきの
ある多気筒内燃機関においても、各気筒毎に適宜設定さ
れた評価基準に基づいて燃焼の強弱の指標となる物理量
が評価されることとなり、各気筒毎に適切なアイドル安
定化制御を行うことができるようになる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明において、前記評価基準が、前記求
められる物理量に対応してその所定の閾値となる評価基
準値として定められてなり、前記物理量の前記評価基準
による評価が、前記物理量とこの評価基準値との比較と
して行われることをその要旨とする。
【0021】上記構成によれば、物理量の前記評価基準
による評価が、前記物理量と評価基準値との比較として
行われるために、予めわずかなデータ量のデータを記憶
媒体に記憶しておくだけでこの評価処理を行うことがで
きる。
【0022】なお、上記各請求項1〜6のいずれかに記
載の発明は、請求項7記載の発明によるように、前記多
気筒内燃機関が多気筒ガソリン機関であり、前記各気筒
での燃焼にかかる制御が点火時期制御であるとしてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる多気筒内燃
機関の制御装置を8気筒ガソリン機関の点火時期を制御
する装置に適用した一実施形態について図面を参照しつ
つ説明する。
【0024】図1は、本実施形態にかかる制御装置の全
体構成を示すブロック図である。図1に示されるよう
に、この制御装置は、8気筒(#1,#2,…#8)か
らなるガソリン機関1の機関出力軸としてのクランク軸
(図示略)近傍に設けられたクランク角センサ10及び
カム角センサ12と、これらセンサ10,12による検
出結果に基づいてアイドル時の回転速度を安定化制御す
るための各種演算を行う電子制御装置(以下、ECU)
100とを備えている。
【0025】ここでクランク角センサ10は、図2に示
されるように、内燃機関1のクランク軸に設けられたシ
グナルロータ2の動作を検出するものである。このシグ
ナルロータ2は、鉄などの磁性体で、その外周に所定間
隔毎に被検出歯2tを備えている。詳しくは、本実施形
態におけるシグナルロータ2は、図3に示されるよう
に、10℃A毎に被検出歯2tを備えている。そして、
同シグナルロータ2の所定箇所においては、基準角度を
表すべく、2枚の被検出歯2tを欠損させた欠歯部2b
が形成されている。
【0026】これに対して本実施形態におけるクランク
角センサ10は、先の図2に示すように、電磁誘導方式
のセンサであり、鉄心10fやコイル10cを備えてい
る。そして、シグナルロータ2の回転に伴う被検出歯2
tの通過により、クランク角センサ10においては、鉄
心10fを通りコイル10cと交差する磁束が変化す
る。この磁束変化による電磁誘導作用を利用してクラン
ク角センサ10は、回転速度に比例した電圧を図示しな
い配線から上記ECU100に出力することができる。
【0027】図4に、クランク角センサ10の出力電圧
の特性を示す。同図4に示すように、欠歯部2bの出力
電圧波形は、被検出歯2tの出力電圧波形と異なるもの
となる。したがって、この欠歯部2bを検出すること
で、クランク角センサ10に近接するシグナルロータ2
の部分が上記クランク軸上の所定クランク角度に位置す
ることを把握することができる。
【0028】このクランク角センサ10の出力電圧は、
先の図1に示す波形整形部110によって、く形波のク
ランク信号Neに変換される。このクランク信号Ne
を、図5(a)に示す。同図5(a)に示すように、同
クランク信号Neは、基本的には、10℃A毎に周期的
に繰り返される2値化された信号である。そして、36
0℃A中に一カ所、上記欠歯部2bに対応して周期の長
いパルス信号を含むものとなる。
【0029】このように、クランク信号Neは360℃
A毎に一度欠歯部2bに対応した信号を有するために、
同クランク信号Neを用いてクランク軸のクランク角度
を把握することができる。ただし、内燃機関1の燃焼サ
イクルは720℃Aを周期とするために、この360℃
A毎の上記欠歯部2bに対応した信号から直接的には、
気筒(#1,#2,…#8)毎の例えば燃焼行程に対応
するピストン上死点等を把握することはできない。この
ため、本実施形態では、上記カム角センサ12を用いる
ことで720℃A毎の周期を把握するようにする。
【0030】すなわち、先の図2に示すように、720
℃Aを周期として一回転するカムシャフトに設けられた
シグナルロータ3の動作を上記カム角センサ12によっ
て検出することで、720℃A周期を把握するようにす
る。このカム角センサ12の出力電圧信号は先の図1に
示す波形整形部112によってく形波を有するカム角信
号G2に整形される。この整形されたカム角信号G2を
図5(b)に示す。
【0031】このように、クランク信号Ne及びカム角
信号G2を用いることで、各気筒(#1,#2,…#
8)の吸気行程、燃焼行程、排気行程、圧縮行程等を把
握することができる。図6に、気筒#1、#8、#4、
#3、#6、#5、#7、#2の順で燃焼行程が開始さ
れる各気筒の上死点と欠歯部との関係を示す。
【0032】このように、各気筒毎のピストン位置を把
握することで、各気筒毎にその燃焼行程で生じるトルク
を制御することができるようになる。ここで、こうした
クランク信号Ne及びカム角信号G2を用いた本実施形
態にかかるアイドル安定化制御について説明する。
【0033】本実施形態では、上記装置の搭載される車
両の車速が「0」であって且つ運転者がアクセルペダル
を踏んでいない状態において、内燃機関1の回転速度を
目標回転速度に安定化制御する。このアイドル安定化制
御として、内燃機関1の吸気系においてアクセルペダル
の踏み込み量「0」に対応したスロットルバルブの全閉
時に、補助的な吸気通路を介して所定量の空気を燃焼室
に供給する。更に、各気筒の点火時期を制御すること
で、目標回転速度への安定化制御を行う。
【0034】こうした制御を行うため、本実施形態にか
かる制御装置は、アクセルペダルの踏み込み量を検出す
るアクセルセンサ20、車速を検出する車速センサ22
を備えている。また、これらアクセルセンサ20や車速
センサ22の検出結果に基づいて、アイドル安定化制御
を行うか否かを判定するアイドル判定部120を備えて
いる。
【0035】そして、アイドル判定部120によってア
イドル安定化制御を行う旨判定されたときに、内燃機関
1の燃焼室に供給される空気量を制御するアイドル時空
気量制御部130及びアイドル時空気量制御機構30を
備えている。このアイドル時空気量制御機構30として
は、一例として、内燃機関1の吸気系においてスロット
ルバルブを迂回して設けられたバイパス通路と同バイパ
ス通路内の空気の流路面積を可変制御するアイドルスピ
ードコントロールバルブとを備える機構を想定する。こ
の機構を用いる代わりに、例えば吸気系のスロットルバ
ルブをアクセルペダルの動きに連動させない電磁スロッ
トルにて構成し、アクセルペダルの踏み込み量が「0」
のときにはこの電磁スロットルの開度を制御すること
で、吸気系の流路面積をアイドル時の安定化制御に適切
なものに制御するなどしてもよい。
【0036】更に、上記制御装置は、アイドル安定化制
御時において、各気筒間でのトルク偏差を抑制すべく、
アイドル時点火時期算出部140と点火時期制御部15
0とを備えている。以下、これについて詳述する。
【0037】本実施形態においては、基本的には、内燃
機関1の各気筒#1、#2、…#8のトルク特性をアイ
ドル安定化制御時に適切なものとすべく各気筒毎に点火
時期のフィードバック制御を行う。このフィードバック
制御のうち、アイドル時点火時期算出部140では、 (イ)各気筒での燃焼に起因して内燃機関1の出力トル
クが最大となる期間において、その燃焼の強弱の指標と
してのトルク特性を検出する。 (ロ)こうして検出されたトルクがその気筒にとって適
切な値か否かを判断する。 (ハ)同判断結果に基づいて点火時期を算出する。とい
う制御を行う。
【0038】詳しくは、本実施形態におけるアイドル時
点火時期制御算出部140では、先の図6に示すよう
に、各気筒においてピストン上死点後の60℃A遅角値
から同150℃A遅角値までの領域をクランク軸が回転
するまでの所要時間(T1、T2、…T8)を算出す
る。そして、この所要時間を当該気筒内での燃焼によっ
て生じたトルク相当値とし、この値に基づいて当該気筒
にとって現在なされているトルク制御が適切なものか否
かを判断する。この判断結果により、同トルク制御が適
切でないと判断されると点火時期を変更し、同制御が適
切であると判断されると現状の点火時期を維持する。
【0039】こうしてアイドル時点火時期算出部140
にて算出された点火時期に応じて、点火時期制御部15
0では、内燃機関1の各気筒#1、#2、…#8の点火
時期を制御する。
【0040】詳しくは、クランク軸の回転態様に基づい
て、換言すればクランク信号Neに基づいて、単位クラ
ンク角度(例えば1℃A)をクランク軸が回転するのに
要する時間を算出する。次に、所定の被検出歯2tの位
置が検出されてからクランク軸が上記指定された点火時
期に相当するクランク角度に到達するまでの所要時間
を、この算出された時間に基づいて求める。これによ
り、指定された点火時期において点火時期制御を行うこ
とができるようになる。
【0041】具体的には、本実施形態では一例として次
のようにする。まず、各気筒のピストン上死点からその
30℃A進角値までの領域内の所定領域で点火時期制御
を行う。そして、上記単位クランク角度の算出に用いる
クランク軸の回転態様を、上記点火時期制御を行う直前
の領域であるピストン上死点の30℃A進角から60℃
A進角までの領域において検出する。
【0042】すなわち、先の図6に示すように例えば気
筒#3においてピストン上死点から10℃進角した値に
て点火制御をする場合、点火時期制御部150では、同
上死点の60℃A進角値から30℃A進角値までの領域
におけるクランク信号Neに基づいてクランク軸が1℃
A回転するのにかかる所要時間を算出する。次に、クラ
ンク軸が気筒#3の上死点から30℃A進角した位置及
び同クランク軸の10℃A進角した位置間の回転に要す
る時間を算出する。そして、クランク軸が上記気筒#3
の上死点から30℃A進角した位置にきたことが検出さ
れると、上記算出された時間に基づいて点火制御を行
う。
【0043】このように、単位クランク角をクランク軸
が回転するのに要する時間を点火時期制御を行う直前の
領域において算出することで、点火時期制御を的確に行
うことができる。ただし、こうした態様にて点火時期制
御を行う場合、クランク角センサ10によって検出され
るシグナルロータ2は、その外周に欠歯部2bを有する
ことに起因して、クランク信号Neから各気筒内での燃
焼の強弱を正確に把握することができないことがある。
【0044】具体的には、本実施形態の電磁誘導方式の
クランク角センサ10を用いた場合には、先の図6に示
すa及びcにおいて実際よりも小さなトルクが、またb
において実際よりも大きなトルクが検出される性質があ
る。したがって、気筒#8及び#5のトルク相当値とし
ての所要時間T8及びT5には、互いに相反した傾向を
有する上記a及びbによる影響が互いにほぼ相殺される
こととなるものの、気筒#4及び#2のトルク相当値と
しての所要時間T4及びT7には、実際よりも小さなト
ルクが検出される上記cの傾向に大きく影響されること
となる。
【0045】このため、気筒#4及び気筒T7において
は、実際には適切な点火時期制御がなされているにもか
かわらず、トルクが不足しているとして点火時期を変更
してしまう可能性がある。
【0046】そこで、本実施形態では、各気筒毎にそれ
ぞれ別の評価基準にしたがってトルク特性が適切か否か
を判断する。詳しくは、本実施形態では、シグナルロー
タ2の欠歯部2b及びクランク角センサ10の性質に起
因して実際と異なるトルクが検出されることの懸念され
る気筒のトルクを評価する際に、その評価基準を他と異
なるように設定する。
【0047】具体的には、本実施形態においては、トル
ク相当値としての上記T1〜T8を用いてそれらの偏差
を算出する。そして、同偏差に基づいてトルク特性が適
切か否かを判断する。そして、この際、気筒#4及び#
7において用いる評価基準は、シグナルロータ2及びク
ランク角センサ10の性質に起因して実際と異なるトル
クが検出されることを考慮して設定する。これにより、
本実施形態では、気筒#4及び#7において用いる評価
基準と、気筒#1、#2、#3、#5,#6、#8にお
いて用いる評価基準との2つの評価基準を設定すること
となる。
【0048】詳しくは、当該気筒における上記所要時間
(T1,T2,…T8)とこれらT1〜T8の平均との
差を気筒間トルク偏差として算出する。また、上記気筒
間トルク偏差に基づき対象気筒のトルクが適切なものか
どうかを判断するために、評価基準値を設定する。そし
て、対象気筒の気筒間トルク偏差が正の値であるととも
にその値が評価基準値よりも大きい場合には、トルクが
不足している旨判断し、トルクの増大制御を行うべく点
火時期を可変設定する。また、対象気筒の気筒間トルク
偏差が負の値であるとともにその絶対値が評価基準値よ
り大きい場合には、トルクが過剰である旨判断し、トル
クの減少制御を行うべく点火時期を可変設定する。
【0049】こうした評価基準値を、本実施形態におい
ては、気筒#4、#7において用いるものと、気筒#
1、#2、#3、#5、#6、#8において用いるもの
とで各別に設定する。
【0050】以下、上記態様にて各気筒におけるトルク
を適切な値に制御するための点火時期を算出するアイド
ル時点火時期算出部140について更に説明する。この
アイドル時点火時期算出部140では、上記クランク信
号Ne及びカム角信号G2に基づいて気筒判別を行う気
筒判別部141や、クランク軸が30℃A回転する間の
所要時間を算出する30℃A所要時間算出部142を備
えている。この30℃A所要時間算出部142では、先
の図6に示す態様にて、換言すれば、先の図5に示すク
ランク信号Neによって欠歯部が検出された直後から、
30℃A毎に、それぞれクランク軸が同角度を回転する
のにかかる所要時間を算出する。そして、これら気筒判
別部141による気筒判別や30℃A所要時間算出部1
42による各30℃Aの回転に要する所要時間から気筒
間トルク偏差算出部143においては、上記態様にて気
筒間トルク偏差が算出される。
【0051】また、この気筒間トルク偏差算出部143
で算出されたトルク偏差に基づいて各気筒毎に現在行わ
れている点火時期制御が適切なものであるか否かを判断
する判定部144を備えている。この判定部144にお
いて用いられる上述した評価基準値は、評価基準値デー
タ145としてECU100内の記憶媒体に記憶保持さ
れる。この評価基準値データ145は、各気筒に対応し
て同記憶媒体のそれぞれ独立のアドレスに記憶する構成
としてもよい。また、気筒#4、#7において用いるも
のと、気筒#1、#2、#3、#5、#6、#8におい
て用いるものとの2つの値を記憶保持し、判定部144
にて判定対象となる気筒に応じてこれら2つの値のいず
れかを選択して用いることとしてもよい。
【0052】更に、上記アイドル時点火時期算出部14
0では、この判定部144による判定結果に基づいて点
火時期を算出する点火時期算出部147を備える。この
点火時期算出部147では、上記トルク偏差が正の値で
あり且つ上記評価基準値を上回っているときには点火時
期を進角し、また、上記トルク偏差が負の値であり且つ
その絶対値が同評価基準値を下回っているときには点火
時期を遅角する。
【0053】この点火時期の進角や遅角は、それら制御
を行う旨判定部144によって判定される度に、予め定
められた所定の進角量又は遅角量の進角又は遅角を行う
ようにすれば、ECU100の演算量を増大させること
なく簡易に行うことができる。ただし、点火時期を変更
することによるフィードバック制御の応答性をいっそう
高めるために、上記トルク偏差の絶対値及び評価基準値
間の差に基づいて進角量あるいは遅角量を可変設定する
ようにしてもよい。
【0054】なお、本実施形態においては、点火時期の
上限値(進角値)及び下限値(遅角値)を設定してお
り、この範囲で点火時期を可変制御する構成とする。こ
れら上限値及び下限値は、ECU100内の記憶媒体
(図示略)に記憶保持される。そして、上記点火時期算
出部147では、判定部144の判定結果に基づいて点
火時期の進角制御値又は遅角制御値が算出されると、こ
の算出された値を上記上限値と比較する。そして、算出
された値が同上限値以下であるなら同算出された値を、
また上限値以上であるときには同上限値を、それぞれ点
火時期制御部150で用いる点火時期に設定する。ま
た、上記算出された値を上記下限値とも比較する。そし
て、算出された値が同下限値以上であるなら同算出され
た値を、また下限値を下回っているときには同下限値
を、それぞれ点火時期制御部150で用いる点火時期に
設定する。
【0055】上記30℃A所要時間算出部142による
所要時間の算出については、各30℃A毎に行われる。
一方、上記気筒判別部141による気筒判別や、気筒間
トルク偏差算出部143によるトルク偏差の算出、判定
部144による判定、点火時期算出部147による点火
時期の算出に関しては、各気筒において点火時期のフィ
ードバック制御を適切に行うことのできる所定周期毎に
実行される。
【0056】このようにして算出された点火時期に基づ
いて、上記点火時期制御部150では各気筒毎に適切な
点火時期に点火制御が行われるよう制御する。この点火
時期制御部150において算出される上記単位クランク
角の回転に要する時間は、上記30℃A所要時間算出部
142によって算出される所要時間に基づいて求めるこ
とが望ましい。
【0057】なお、上記気筒判別部141や30℃A所
要時間算出部142、気筒間トルク偏差算出部143、
判定部144、点火時期算出部147で行われる制御
は、ECU100に制御ロジックとして構成してよく、
また、制御プログラムとして同ECU100内の記憶媒
体に記憶保持するようにしてもよい。
【0058】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られるようになる。 (1)シグナルロータ2の欠歯部2b及びクランク角セ
ンサ10の性質に起因して実際と異なるトルクが検出さ
れる気筒については、そのトルクが適切であるか否かの
判断をそれ以外の気筒とは別の評価基準に基づいて行っ
た。これにより、同実際と異なるトルクが検出される気
筒についても、適切なトルク制御ができるようになる。
【0059】(2)各気筒内での燃焼の強弱の指標とな
る物理量を、最もその影響が顕著となるクランク角度領
域におけるトルク相当値を検出することで評価した。こ
れにより、各気筒毎に行われるトルク制御をいっそう適
切なものにすることができる。
【0060】(3)各気筒内での燃焼の強弱の指標とな
る物理量を、クランク軸が所定角度だけ回転するのに要
する時間によって把握するようにした。これにより、同
物理量の算出を容易に行うことができる。
【0061】(4)気筒間トルク偏差を用いることで、
各気筒によって生じるトルクを均一にする制御を簡易に
行うことができる。 (5)特に、気筒間トルク偏差を評価基準値と比較する
構成とした。これにより、トルク制御が適切か否かを判
断する処理を行うためにECU100内の記憶媒体に記
憶しておくデータ量を削減することができる。
【0062】なお、上記実施形態は以下のように変更し
て実施してもよい。 ・各気筒内での燃焼によって生じるトルクの検出態様に
ついては上述したものに限らず、例えば30℃Aをクラ
ンク軸が回転する間の回転速度を検出する等、任意のト
ルク又はその相当値を検出すればよい。
【0063】・気筒間トルク偏差を算出する代わりに、
各気筒毎に検出されるトルクやその相当値をそのまま評
価することで、点火時期を算出するようにしてもよい。 ・トルク又はその相当値の評価としては、前記評価基準
値を用いる代わりに、点火時期と例えば上記トルク偏差
との関係を定めたマップをECU100に記憶保持し、
このマップによって点火時期を算出するようにしてもよ
い。これに対して、トルク偏差を用いない上記変形例に
あっては、点火時期とトルク相当値等との関係を定めた
マップを用いればよい。これらの場合であっても、シグ
ナルロータ2及びクランク角センサ10の特性によって
実際と異なるトルクが検出される気筒に関してはそれ以
外の気筒と異なるマップを設定することで、各気筒毎に
適切な点火時期制御を行うことはできる。
【0064】・シグナルロータ2の被検出歯2tの形成
態様は、上記実施形態において例示したものに限らず、
所定のクランク角を検出すべくシグナルロータ2の外周
に非対称部分を設ける任意の構成ものに、本発明を適用
することができる。この場合であっても、上記非対称部
分に起因して実際のトルクからずれた値が検出されるこ
とに起因する上述した問題の影響を好適に抑制すること
ができる。
【0065】・気筒の判別態様については、上記クラン
ク角センサ10に加えてカム角センサ12を用いるもの
に限らない。 ・クランク角センサ10としては、上記電磁誘導方式の
ものに限らず、ホールセンサ方式等、任意の方式のセン
サでよい。この場合であっても、検出されるトルクが実
際のトルクと異なる等、気筒間に特性ばらつきが生じる
場合には、各気筒の燃焼の強弱の指標となる物理量の評
価基準を同ばらつきを考慮して各気筒毎に設定する本発
明の適用は有効である。
【0066】・上記シグナルロータ2及びクランク角セ
ンサ10に起因して検出されるトルクが実際のトルクと
異なる場合に限らず、気筒間に特性ばらつきが生じる場
合においてそれぞれの特性を考慮して、各気筒の燃焼の
強弱の指標となる物理量の評価基準を各気筒毎に設定す
る本発明の適用は有効である。例えば、多気筒内燃機関
の各気筒への吸入空気量配分が異なる場合には、この配
分の違いに基づいて気筒毎に燃焼の強弱の指標となる物
理量の評価基準を定めるようにすればよい。この評価基
準としては、上記実施形態やその変形例に例示した様々
な手法を適用することができる。
【0067】・点火時期制御に限らず、例えばディーゼ
ルエンジンにおける燃料噴射時期制御等にも本発明を適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多気筒内燃機関の制御装置の一
実施形態について、その全体構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のクランク角センサによるクランク
角の検出態様を模式的に示す図。
【図3】同実施形態のシグナルロータの平面図。
【図4】同実施形態のクランク角センサの出力電圧特性
を示す図。
【図5】同実施形態のクランク信号及びカム角信号を示
すタイムチャート。
【図6】同実施形態のシグナルロータに形成された欠歯
部と各気筒との位置関係を示す図。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…シグナルロータ、2l…欠歯部、2
t…被検出歯、3…シグナルロータ、10…クランク角
センサ、10c…コイル、10f…鉄心、12…カム角
センサ、20…アクセルセンサ、22…車速センサ、1
00…電子制御装置、110,112…波形整形部、1
20…アイドル判定部、141…気筒判別部、143…
気筒間トルク偏差算出部、144…判定部、145…評
価基準値データ、147…点火時期算出部、150…点
火時期制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 F02D 45/00 362S 366 366Z 35/00 362 35/00 362B 362H F02P 5/15 F02P 5/15 E K Fターム(参考) 3G022 CA03 EA07 FA04 FA06 FA10 GA01 GA02 GA08 GA19 3G084 AA03 BA02 CA03 DA04 DA11 DA23 EA07 EA11 EB12 EC02 FA05 FA10 FA38 FA39

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒内燃機関のアイドル運転時、各気筒
    での燃焼の強弱の指標となる物理量をそれら気筒別に求
    めるとともに、それら求めた物理量を所定の評価基準に
    て評価しつつ、各気筒間でのトルク偏差が抑制されるよ
    うにそれら各気筒での燃焼にかかる制御を行う多気筒内
    燃機関の制御装置において、 前記燃焼の強弱を評価するための評価基準が、前記各気
    筒に対して各別に定められてなることを特徴とする多気
    筒内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】多気筒内燃機関のアイドル運転時、各気筒
    での燃焼の強弱の指標となる物理量をそれら気筒別に求
    めるとともに、それら求めた物理量を所定の評価基準に
    て評価しつつ、各気筒間でのトルク偏差が抑制されるよ
    うにそれら各気筒での燃焼にかかる制御を行う多気筒内
    燃機関の制御装置において、 前記燃焼の強弱を評価するための評価基準を、前記各気
    筒の少なくとも2つの気筒において互いに異ならしめた
    ことを特徴とする多気筒内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の多気筒内燃機関の制
    御装置において、 前記多気筒内燃機関のクランク軸には、等角度に配設さ
    れた複数の被検出歯の一部が基準角度を表すべく欠歯と
    されたシグナルロータが設けられるとともに、このシグ
    ナルロータの近傍には、前記被検出歯の通過を検出する
    ことで前記クランク軸の回転角度及び前記基準角度を検
    出するセンサが設けられ、 前記気筒別に求められる前記燃焼の強弱の指標となる物
    理量は、前記センサの検出結果に基づき得られる前記ク
    ランク軸の回転態様を示す物理量であり、 前記評価基準は、少なくとも前記センサにより前記基準
    角度が検出されるクランク角に対応して前記物理量が求
    められる気筒と他の気筒とで異ならしめられてなること
    を特徴とする多気筒内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】前記クランク軸の回転態様を示す物理量
    が、前記クランク軸の所定角度の回転に要する時間、及
    びそれら時間の気筒間偏差、及び前記クランク軸の角速
    度、及びそれら角速度の気筒間偏差のいずれかである請
    求項3記載の多気筒内燃機関の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の多気筒内燃機関の制
    御装置において、 前記多気筒内燃機関はその各気筒間で吸入空気量配分が
    異なり、 前記気筒別に求められる前記燃焼の強弱の指標となる物
    理量は、それら各気筒への吸入空気量配分を示す物理量
    であり、 前記評価基準は、前記各気筒への吸入空気量配分に応じ
    て異ならしめられてなることを特徴とする多気筒内燃機
    関の制御装置。
  6. 【請求項6】前記評価基準が、前記求められる物理量に
    対応してその所定の閾値となる評価基準値として定めら
    れてなり、前記物理量の前記評価基準による評価が、前
    記物理量とこの評価基準値との比較として行われる請求
    項1〜5のいずれかに記載の多気筒内燃機関の制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記多気筒内燃機関が多気筒ガソリン機関
    であり、前記各気筒での燃焼にかかる制御が点火時期制
    御である請求項1〜6のいずれかに記載の多気筒内燃機
    関の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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