JP2002303126A - 排気ガス浄化装置、排気ガス浄化装置に用いられるフィルタの着脱方法、バス用排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置、排気ガス浄化装置に用いられるフィルタの着脱方法、バス用排気ガス浄化装置Info
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Abstract
30と、フィルタ49を収容した内ケーシング33とが
備えられている。そして、外ケーシング30内には、そ
の軸線方向に沿って内ケーシング33が移動可能となっ
ている。よって、外ケーシング30の軸線方向に沿って
内ケーシング33を出し入れすることにより、フィルタ
49の着脱を簡単に行うことができる。
Description
タに通過させることにより、排気ガス中に含まれるパテ
ィキュレートを捕集する排気ガス浄化装置、その排気ガ
ス浄化装置に用いられるフィルタの着脱方法、及びバス
用排気ガス浄化装置に関するものである。
それに比例して自動車の内燃機関から出される排気ガス
の量も急激な増加の一途を辿っている。特にディーゼル
エンジンの出す排気ガス中に含まれる種々の物質は、汚
染を引き起こす原因となるため、現在では世界環境にと
って深刻な影響を与えつつある。又、最近では排気ガス
中に含まれるスス等のパティキュレート(微粒子)が、
ときとしてアレルギー障害や精子数の減少を引き起こす
原因となるとの研究結果も報告されている。つまり、排
気ガス中のパティキュレートを除去する対策を講じるこ
とが人類にとって急務の課題であると考えられている。
ス浄化装置が提案されている。図11に示すように、一
般的な排気ガス浄化装置では、内燃機関としてのディー
ゼルエンジン79から延びる排気管80a,80b上
に、その上流側から順にインレットユニット81、フィ
ルタユニット82及びアウトレットユニット83が並設
されている。各ユニット81〜83同士、上流側にある
排気管80a及びインレットユニット81、下流側にあ
る排気管80b及びアウトレットユニット83は、それ
ぞれクリップバンド84により連結されている。各クリ
ップバンド84は、C字状の割リング84aから構成さ
れており、その切り離し部にはネジ85が螺合されてい
る。そして、このネジ85によって各クリップバンド8
4が締め付けられ、各ユニット81,82,83同士が
強固に連結される。
ゼルエンジン79から排出されるパティキュレートを捕
集するためのハニカムフィルタ86が収容されている。
フィルタ86には、格子状のセル壁により複数の貫通孔
が区画形成されている。各貫通孔の端部は、封止材によ
り市松模様状に封止されている。そして、排気ガスがフ
ィルタ86を通り抜ける際、そのセル壁によってパティ
キュレートがトラップされる。
走行すると、フィルタ86にはスス等のパティキュレー
トが堆積し、ディーゼルエンジン79の負荷が大きくな
る。この不具合を解消するため、フィルタ86に堆積し
たパティキュレートを除去する必要がある。パティキュ
レートを除去する方法としては、まずフィルタユニット
82を両ユニット81,83から取り外す。次いで、フ
ィルタ86をヒータ等で加熱し、この加熱によって堆積
したパティキュレートを除去する。ちなみに、バス等の
車両はパティキュレートの堆積量が多いため、頻繁に
(1回/日)フィルタユニット82を取り外し、フィル
タ86を再生する必要がある。
ガス浄化装置においては、フィルタユニット82を取り
外すのにネジ85を緩めた後、クリップバンド84を取
り外すという面倒な作業を行わなければならない。しか
も、商用バス等の大型車両ではフィルタユニット82自
体の重量が大きいため、上述した方法ではフィルタユニ
ット82の着脱作業性が非常に悪い。又、車両が長時間
走行すると、フィルタユニット82は高温になる。その
ため、フィルタユニット82を十分に冷却してからでな
いと取り外すことができず、フィルタの着脱作業にいっ
そう時間がかかる。
んどが排気ガス浄化装置を装着していないのが現状であ
る。そこで、排気ガス浄化装置を装着していない既存の
バスに排気ガス浄化装置を取り付けることが考えられ
る。しかし、バスのように排気量の大きい大型車両は排
気ガスに含まれるパティキュレート量が多いことから、
大型の排気ガス浄化装置を装着する必要がある。そのた
め、排気ガス浄化装置の設置スペースを確保することが
難しい。
であり、その目的は、フィルタの着脱を簡単にすること
ができる排気ガス浄化装置を提供することにある。又、
その他の目的は、排気ガス浄化装置の設置スペースを特
別に確保することなく、低コストでかつ簡単に装着する
ことができるバス用排気ガス浄化装置を提供することに
ある。
めに、請求項1に記載の発明では、内燃機関の排気ガス
をフィルタに通過させることにより、排気ガス中に含ま
れるパティキュレートを捕集する排気ガス浄化装置にお
いて、外ケーシングと、その外ケーシングの内部に設け
られるとともに前記フィルタを収容した内ケーシングと
を備え、外ケーシングに対して内ケーシングを着脱可能
にしたことを要旨とする。
載の排気ガス浄化装置において、前記両ケーシングは、
前記内燃機関から延びる排気ガス経路の下流端に接続さ
れていることを要旨とする。
2に記載の排気ガス浄化装置において、前記外ケーシン
グと内ケーシングとの間には、空隙が設けられているこ
とを要旨とする。
のうちいずれかに記載の排気ガス浄化装置において、前
記両ケーシングは筒状に形成され、前記内ケーシング
は、外ケーシングの軸線方向に沿って移動可能であると
ともに、外ケーシングの下流端に設けられた開口部を介
して同外ケーシング内に出し入れ自在であることを要旨
とする。
のいずれかに記載の排気ガス浄化装置において、前記外
ケーシングに対し内ケーシングを保持可能な保持手段が
設けられていることを要旨とする。
載の排気ガス浄化装置において、前記保持手段は、前記
フィルタの下流側端面から所定の距離をおいて配置され
るとともに、同保持手段は、複数の排気ガス排出孔を有
し、開口率が20〜60%に設定されていることを要旨
とする。
のいずれかに記載の排気ガス浄化装置において、前記両
ケーシングは、それらの軸線が水平方向に沿って横向き
に配置されていることを要旨とする。
のいずれかに記載の排気ガス浄化装置において、前記内
ケーシングには、その着脱時に把持する把持手段が設け
られていることを要旨とする。
ィルタに通過させることにより、排気ガス中に含まれる
パティキュレートを捕集する排気ガス浄化装置であっ
て、その排気ガス浄化装置は、外ケーシングと、その外
ケーシング内に設けられるとともに前記フィルタが収容
された内ケーシングとを備え、前記外ケーシングに対し
て内ケーシングを着脱することにより、前記フィルタの
着脱を行うようにしたことを要旨とする。
された内燃機関の排気ガスをフィルタに通過させること
により、排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集
するバス用排気ガス浄化装置において、前記フィルタを
バスのトランクルームに設け、そのフィルタに前記内燃
機関から延びる排気ガス経路の下流端部を接続したこと
を要旨とする。
る。請求項1又は請求項9に記載の発明によれば、外ケ
ーシングから内ケーシングを取り外すことで、排気ガス
浄化装置からフィルタを取り出すことができる。又、外
ケーシングに内ケーシングを取り付けることで排気ガス
浄化装置にフィルタを装着することができる。従って、
上述したように作業によって、パティキュレートが捕集
されたフィルタを、再生済みフィルタと簡単に交換する
ことができる。
ングは、排気ガス経路の下流端に接続されている。その
ため、既存の車両に排気ガス浄化装置を後付けする場合
に、それを排気ガス経路上に接続するよりも、排気ガス
経路と排気ガス浄化装置との接続部分を少なくすること
ができる。従って、排気ガス浄化装置の装着コストを低
減することが可能となる。
行に伴いフィルタが加熱され、そのフィルタの熱が内ケ
ーシングを介して外ケーシングに伝わりにくくなる。こ
れは、空隙の存在により内ケーシングと外ケーシングと
の間に所定の距離があるからである。従って、例えば内
ケーシングを外ケーシングに保持する器具が外ケーシン
グの外周面に設けられている場合には、耐熱性を有する
高価な器具を使用せずに済む。この結果、排気ガス浄化
装置の製造コストが上昇するのを抑えることができる。
ングを外ケーシングの軸線方向に沿って移動させること
により、外ケーシングに対する内ケーシングの着脱がな
される。これにより、フィルタの着脱が更に容易なもの
となる。又、内ケーシングを着脱するとき、外ケーシン
グが内ケーシングの移動をガイドする機能を果たす。こ
の結果、外ケーシングに対する内ケーシングの出し入れ
をいっそう行いやすくすることが可能になる。
により外ケーシングに対し内ケーシングを確実に固定す
ることができる。そのため、車両の走行中に生じる振動
を受けても内ケーシングはがたつくことがない。この結
果、排気ガスの浄化能力が低下するのを防止することが
可能になる。
は、フィルタの下流側端面から所定の距離をおいて配置
され、その開口率が20〜60%に設定されている。こ
のことから、保持手段における排気ガス排出孔を除く箇
所において、フィルタの熱を輻射させることが可能にな
る。そのため、フィルタの温度を高くすることができる
ので、排気ガスの熱だけである程度のパティキュレート
を燃焼することができる。
は横向きに配置されている。そのため、例えばフィルタ
が斜め上方に配置されている場合と比較して雨水等が侵
入しにくくなる。従って、フィルタに悪影響を及ぼすお
それがない。
を持ちながら内ケーシングを移動させることができる。
従って、外ケーシングに対する内ケーシングの着脱がい
っそう容易になる。
ス経路の下流端から排出される排気ガスをフィルタに通
過させることで、排気ガス中に含まれるパティキュレー
トが捕集される。このフィルタはバスのトランクルーム
に配置されている。このことから、既存のバスにフィル
タを後付けする際に、フィルタを設置するためのスペー
スを確保する必要がない。
車両としてのバスに具体化した第1実施形態を、図面に
基づき詳細に説明する。
側に設けられた内燃機関としてのディーゼルエンジン1
2は、図示しない複数の気筒を備えている。各気筒に
は、排気マニホールド13の分岐部14がそれぞれ連結
されている。各分岐部14は1本のマニホールド本体1
5にそれぞれ接続されている。従って、各気筒から排出
された排気ガスは一箇所に集中する。
排気管16及び第2排気管17が配設されている。第1
排気管16の上流端は、マニホールド本体15に連結さ
れている。第1排気管16と第2排気管17との間に
は、マフラー18が配設されている。そして、第1排気
管16、マフラー18及び第2排気管17の内部領域が
互いに連通し、その中を排気ガスが流れるようになって
いる。
管19が接続されている。排気ガス誘導管19の下流端
は、3つに分岐されるとともに、バス11のエンジンル
ームの近傍に設けられた収容スペースとしてのトランク
ルーム21に延びている。バス11のトランクルーム2
1は、前述した位置に配置されているのが一般的であっ
て、トランクルーム21の内部には通常荷物や工具部品
が収容される。
ンジン12から排出される排気ガスを浄化する排気ガス
浄化装置22が複数個(3つ)設置されている。本実施
形態において、排気ガス浄化装置22及び前記排気ガス
誘導管19は、もともと排気ガス浄化装置22が装着さ
れていなかった既存のバス11に装着したものである。
つまり、排気ガス浄化装置22及び前記排気ガス誘導管
19は、既存のバス11に後付けしたものである。
2排気管17の下流端に開口されている排気ガス排出口
は、閉塞部材23によって閉塞されている。閉塞した理
由は、ディーゼルエンジン12からの排気ガスを、第1
排気管16、マフラー18、第2排気管17の上流側部
分、排気ガス誘導管19、排気ガス浄化装置22を通過
させて大気に放出させるためである。従って、本実施形
態では、第1排気管16、第2排気管17の上流側部
分、排気ガス誘導管19が排気ガス経路となっている。
トランクルーム21を開閉するサイド扉24が設けられ
ている。このサイド扉24の一部には、メッシュ構造か
らなる排気ガス通過部25が設けられている。そして、
排気ガス浄化装置22から排出される排気ガスは、排気
ガス通過部25を通って大気に排出される。
置22は、円筒状の外ケーシング30を備えており、こ
の外ケーシング30は取付座31を介してトランクルー
ム21の底部に取り付けられている。外ケーシング30
の上流部には排気管接続口32が形成され、その排気管
接続口32には前記排気ガス誘導管19の下流端が接続
されている。そして、この排気管接続口32を介して排
気ガスが外ケーシング30内に導入される。
ケーシング33が着脱可能に設けられている。この内ケ
ーシング33の径は、外ケーシング30の径よりも小さ
く設定されている。従って、内ケーシング33を外ケー
シング30に挿入した状態では、両ケーシング30,3
3との間に空隙29が形成されるようになっている。こ
の空隙29の存在により、排気ガスによって加熱された
内ケーシング33の熱が外ケーシング30に伝わりにく
くなっている。
0の軸線方向に沿って移動可能となっている。内ケーシ
ング33の軸線方向の長さは、外ケーシング30の軸線
方向の長さよりも若干長くなっている。そのため、外ケ
ーシング30に内ケーシング33を収容するとき、その
内端面が外ケーシング30に設けられたガスケット28
に当接することにより、内ケーシング33の過挿入が規
制される。
持手段としての把手35が2つ設けられている。これら
の把手35は、内ケーシング33の径方向において互い
に対峙するように配置されている。そして、各把手35
は、外ケーシング30の外周面よりも常に外側に突出さ
れている。このように、各把手35を外ケーシング30
の外側に張り出すように形成した理由としては、把手3
5をつかみ易くするためであり、更に把手35の放熱性
を高めるためである。
ボルト支持部材36が複数個(本実施形態では6個)設
けられている。それらのボルト支持部材36は、同一円
周上において等間隔に配置されている。各ボルト支持部
材36に設けられた支軸37には、ボルト38の基端部
が回動可能に支持されている。このボルト38の先端部
に形成されたネジ部38aには、締付けナット39が進
退可能に設けられている。
シング33を押さえ付けるための押さえ部材42が設け
られている。この押さえ部材42の中心部には1つの排
気ガス排出孔42aが形成されている。押さえ部材42
は、20〜60%、好ましくは30〜70%の開口率に
設定することが望ましい。
30の外周面に軸受け40を介して取り付けられた軸4
1に回動可能に支持されている。押さえ部材42の周縁
には、複数(本実施形態では6個)の係合凹部43が形
成されている。それぞれの係合凹部43は、前記ボルト
38と対応する位置に配置されている。各係合凹部43
には、それぞれに対応する各ボルト38が係入可能とな
っている。そして、係合凹部43にボルト38を係入し
た状態で、締付けナット39を締め付けることにより、
押さえ部材42は、前記内ケーシング33の下流端外周
に突設された環状フランジ45に対して押圧されるよう
になっている。従って、本実施形態において、内ケーシ
ング33を保持するための保持手段は、ボルト38、締
付けナット39、押さえ部材42、係合凹部43、環状
フランジ45等から構成されている。
3内には、フィルタ49が収容されている。フィルタ4
9の外周面と内ケーシング33の内周面との間には、断
熱材層50が配設されている。断熱材層50はセラミッ
クファイバを含んで形成されたマット状物である。
ィルタ49は、排気ガス中に含まれるスス等のディーゼ
ルパティキュレートを捕集するものである。そのため、
ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)とも呼
ばれる。フィルタ49は、セラミックス焼結体の一種で
ある多孔質炭化珪素(SiC)焼結体製である。炭化珪
素以外の焼結体として、例えば窒化珪素、サイアロン、
アルミナ、コーディエライト等のセラミック焼結体を選
択することができる。又、フィルタ49の形成材料をセ
ラミックではなく金属等にすることもできる。
複数の貫通孔52がその軸線方向に沿って規則的に形成
されている。各貫通孔52はセル壁53によって互いに
隔てられている。各貫通孔52の開口部はフィルタ49
の端面側において封止体54(ここでは多孔質炭化珪素
焼結体)によって封止され、フィルタ49の端面は全体
としては市松模様状になっている。その結果、フィルタ
49には、断面四角形状をした多数のセルが形成されて
いる。多数あるセルのうち、約半数のものは上流側端面
49aにおいて開口し、残りのものは下流側端面49b
において開口している。
から排気ガスが供給される。排気ガスは、まず上流側端
面49aにおいて開口するセル内に流入する。次いで、
この排気ガスはセル壁53を通過し、下流側端面49b
において開口するセルの内部に到達する。そして、排気
ガスは、同セルの開口を介してフィルタ49の下流側端
面49bから流出する。しかし、排気ガス中に含まれる
スス等のパティキュレートはセル壁53を通過すること
ができず、そこに捕集されてしまう。その結果、浄化さ
れた排気ガスのみがフィルタ49の下流側端面49bか
ら排出される。そして、排気ガスは、押さえ部材42の
中心部に形成された排気ガス排出孔42a、排気ガス通
過部25を介して大気に放出される。
化装置22に設けられたフィルタ49の着脱方法につい
て説明する。バス11のサイド扉24を開けた後、各排
気ガス浄化装置22の締付けナット39を緩めて係合凹
部43に対するボルト38の係合を全部解除する。次い
で、押さえ部材42を開放した後、把手35を把持しな
がら、内ケーシング33を外ケーシング30の軸線方向
に沿って外側へ引き出す。これにより、外ケーシング3
0の外部に内ケーシング33が取り出され、その内ケー
シング33を図示しないフィルタ浄化装置に装着する。
フィルタ浄化装置に備えられている電気ヒータによって
フィルタ49が加熱されると、フィルタ49に付着した
パティキュレートが燃焼し、フィルタ49が再生され
る。フィルタ49の再生を終えた後は、フィルタ浄化装
置から内ケーシング33を取り外し、上述した動作と逆
の動作でもって内ケーシング33を外ケーシング30に
装着する。この装着によって、フィルタ49が再び取り
付けられることとなる。
果を得ることができる。 (1)本実施形態の排気ガス浄化装置22では、外ケー
シング30と、フィルタ49を収容した内ケーシング3
3とが備えられている。そして、外ケーシング30内に
は、その軸線方向に沿って内ケーシング33が移動可能
となっている。よって、外ケーシング30から内ケーシ
ング33を出し入れすることにより、フィルタ49の着
脱を簡単に行うことができる。特に、パティキュレート
が多い大型路線バス11に用いられるフィルタ49は、
頻繁に再生する必要があることから、煩わしさを感じさ
せることなくフィルタ49を再生することができる。
9の下流端、つまり排気ガス経路の最下流端に配置され
ている。そのため、新車納入時に排気ガス浄化装置22
を装着していないバス11に、排気ガス浄化装置22を
後から装着する場合において、その装着作業に手間がか
からない。これは、排気ガス経路上に排気ガス浄化装置
22を装着する場合には、排気ガス浄化装置22の上流
端部と下流端部とに排気ガス経路の接続箇所がある。こ
れに対して本実施形態の排気ガス浄化装置22では、上
流端部のみを排気ガス経路に接続するだけで済むからで
ある。従って、既存のバス11に排気ガス浄化装置22
を後付けする際のコスト低減を図ることができる。
流端に配置されている。そのため、押さえ部材42を閉
めた状態でフィルタ49の下流側端面49bを外部から
目視することができる。そのため、内ケーシング33を
取り外すことなく、フィルタ49に捕集されたパティキ
ュレート量を確実に把握することができる。それととも
に、パティキュレート量を検出するセンサを省略するこ
とができ、コスト低減に貢献することができる。
ルーム21に配置されているため、その排気ガス浄化装
置22を既存のバス11に後付けする際にその設置スペ
ースを確保することができる。
シング33の外周面との間には空隙29が存在してい
る。このことから、バス11が長時間走行するのに伴っ
て内ケーシング33が加熱してもその熱が外ケーシング
30に伝わり難くなる。この結果、ボルト38及び締付
けナット39が加熱されにくくなるので、内ケーシング
33を取り外す際に締付けナット39を緩めやすく、又
押さえ部材42の係合凹部43からボルト38を外しや
すい。要するに、内ケーシング33を取り外す際の作業
性が向上する。それとともに、ボルト38のネジ部38
aが熱によって溶融するのを防止することができる。更
に、それを防止するために耐熱性を有する高価なボルト
38を使用しなくてもよいので、排気ガス浄化装置22
の製造コストが上昇するのを防止できる。
凹部43に係合された各ボルト38を締付けナット39
で締め付けることにより、外ケーシング30に対して内
ケーシング33が強固に保持されるようになっている。
従って、バス11が走行中するときに生じる振動によっ
て、フィルタ49が悪影響を受けるのを確実に防止する
ことができる。つまり、フィルタ49の浄化能力が低下
するのを防止できる。
平方向に沿って横向きに配置されているため、フィルタ
49が斜め上方に向けられている場合と比較して、内ケ
ーシング33内に雨水が侵入することが殆どない。
させる際に把持する把手35が設けられている。そのた
め、把手35をつかんで内ケーシング33を移動させる
ことができるので、外ケーシング30に対する内ケーシ
ング33の着脱を容易に行うことができる。又、図示し
ないフィルタ浄化装置に内ケーシング33を簡単に搬送
することができる。
え部材42は、多数の排気ガス排出孔55を有するメッ
シュ状部材としてのパンチングメタルによって構成され
ている。各排気ガス排出孔55は、円形状に形成され、
押さえ部材42全体に点在している。本実施形態におい
て、押さえ部材42は、20〜60%、好ましくは30
〜70%の開口率に設定することが望ましい。
9を通過した排気ガスが排出されにくくなり、圧損の増
大につながる。ここで「圧損」とは、フィルタ上流側の
圧力値から下流側の圧力値を引いたものをいう。排気ガ
スがフィルタを通過する際に抵抗を受けることが、圧損
をもたらす最大の要因である。従って、圧損が増大する
と、フィルタ49の耐熱性・機械的強度・捕集効率が低
下し、化学的に不安定となる。一方、押さえ部材42の
開口率が60%を超えると、熱の輻射率及び赤外線の反
射率が低下し、フィルタ49の保温効率が低下するとと
もに、押さえ部材42の強度が低下しやすくなる。
ス排出孔55の直径は、2〜10mmであることが望ま
しい。排気ガス排出孔55の直径が2mm未満である
と、排気ガスの流通をスムーズに行うことができなくな
るとともに、前記開口率を確保するために非常に多くの
排気ガス排出孔55を穿設する必要があり、加工コスト
が高くなる。一方、排気ガス排出孔55の直径が10m
mを超えると、押さえ部材42の強度を確保することが
困難になるとともに、フィルタ49の熱の輻射、及び赤
外線等の反射量が低下する。
端面49bから下流側へ所定距離をおいて配置されてい
る。本実施形態において、フィルタ49の下流側端面4
9bと、押さえ部材42の内面(フィルタ49側の面)
との間の距離は、2〜30mmの範囲に設定されてい
る。この距離は、5〜15mmの範囲に設定するのがよ
り好ましい。フィルタ49と押さえ部材42との間の距
離を上述した範囲に設定する理由として、2mm未満で
あると排気ガスが排出されにくくなり、圧損が増大す
る。一方、30mmを超えると、熱の輻射率及び赤外線
の反射率が低下し、フィルタ49の保温効率が低下す
る。
しい。その理由としては、熱により変形しないように押
さえ部材42に耐熱性を持たせる必要があるからであ
る。押さえ部材42は、400〜700℃における輻射
率が0.5%以上であることが望ましい。輻射率が0.
5%未満であると、押さえ部材42から輻射される熱量
が少なくなる。
mmであることが望ましい。押さえ部材42の厚さが
1.0mm未満であると、押さえ部材42の強度が低下
する。一方、押さえ部材42の厚さが5mmを超える
と、フィルタ49の熱が吸収されやすくなる。従って、
フィルタ49の熱の輻射効果が低減するとともに、排気
ガス浄化装置22の重量が重くなる。つまり、排気ガス
浄化装置22をバスに組み付けにくくなる。
バインダー、水等を加えて混練した後、押し出し成形を
行い、直方体状の成形体を乾燥、脱脂及び焼成する。そ
して、複数の成形体を接着剤で接合し、その接合したも
のをダイヤモンドカッターにより円柱状のフィルタ49
となるように切断する。そして、平均気孔径が5〜20
μmで、セル数が31個/cm2で、隔壁の厚さが0.
3mmの炭化珪素焼結体からなるフィルタ49を製造す
る。
レス製パンチングメタルを用い、それをプレスによって
打ち抜くことで上述した形状を有する押さえ部材42を
得る。押さえ部材42に穿孔された各排気ガス排出孔5
5の直径を8.0mm、開口ピッチを12mmとする。
従って、押さえ部材42の開口率を41.9%に設定す
る。更に、押さえ部材42の厚さを2mm、直径を17
3.8mm、輻射率を400〜700℃において0.9
とする。そして、このような押さえ部材42をフィルタ
49の排気ガス流出側の端面49bから5mmの位置に
配置する。
rpm、20N・mにしてパティキュレート捕集試験を
3時間行った。その結果、排気ガスの熱が輻射してフィ
ルタ49の温度を上昇させることができ、フィルタ49
によって捕集したパティキュレートを燃焼することがで
きた。すなわち、自然着火方式によって捕集したパティ
キュレートを燃焼させることにより、フィルタ49を再
生することができ、その再生率は80%であった。又、
上記の条件で、押さえ部材42から1m離れた箇所にお
ける音圧を測定したところ、52dbという結果が得ら
れた。
2に穿孔された各排気ガス排出孔55の直径を2.5m
m、開口ピッチを4mmとする。従って、押さえ部材4
2の開口率を35.0%に設定する。更に、押さえ部材
42の厚さを1mm、直径を173.8mm、輻射率を
400〜700℃において0.95とする。そして、フ
ィルタ49の排気ガス流出側の端面49bから10mm
の位置に配置する。
実施例1と同条件でパティキュレート捕集試験を行っ
た。その結果、排気ガスの熱が輻射してフィルタ49の
温度を上昇させることができ、フィルタ49によって捕
集したパティキュレートを燃焼することができた。すな
わち、本実施例においても、自然着火方式によって捕集
したパティキュレートを燃焼させることによりフィルタ
49を再生することができ、その再生率は86%であっ
た。又、実施例1と同条件で、音圧を測定したところ、
50dbという結果が得られた。
つの大きい排気ガス排出孔55が開口されており、この
排気ガス排出孔55の直径は、130mmとする。従っ
て、押さえ部材42の開口率を95.0%に設定する。
このような排気ガス浄化装置を、前記実施例1と同条件
でパティキュレート捕集試験を行った。その結果、排気
ガスの熱が輻射されないので、前記実施例1及び実施例
2と比較してフィルタ49の温度上昇がみられなかっ
た。つまり、比較例においては、自然着火方式によって
捕集したパティキュレートをほとんど燃焼させることが
できず、その再生率は21%であった。又、前記各実施
例と同様に、音圧を測定したところ60dbであった。
例に示した結果から明らかなように、両実施例に係るフ
ィルタ49では、比較例のそれよりもパティキュレート
の再生率が優れたものであった。又、各実施例の音圧レ
ベルは、比較例のそれよりも低かった。ディーゼルエン
ジン12は同条件で駆動していることから、エンジン1
2の音は各実施例及び比較例それぞれ音圧レベルは同じ
である。それにもかかわらず、実施例と比較例において
音圧レベルに大きく差が生じるのは、排気ガスの排出音
が比較例よりも各実施例の方が低いからであるといえ
る。
効果を得ることができる。 (1)押さえ部材42には多数の排気ガス排出孔55が
穿設されていることにより、押さえ部材42の開口率が
20〜60%となっている。又、押さえ部材42は、フ
ィルタ49の下流側端面49bから2〜30mm離れた
位置に配置されている。そのため、フィルタ49の熱は
押さえ部材42によって輻射されやすくなり、フィルタ
49の温度を高くすることができる。よって、排気ガス
の熱だけである程度のパティキュレートを燃焼させるこ
とができる。この結果、排気ガス浄化装置22とは別の
箇所に設けられた電気ヒータによりフィルタ49を再生
するまでに必要な期間を長くすることができるので、外
ケーシング30からフィルタ49を頻繁に取り出して再
生するという煩わしさがなくなる。
から構成されているため、排気ガスの排出音を低減する
ことができる。従って、バスの走行音を低減することが
できる。
更してもよい。 ・前記実施形態では、浄化する排気ガス浄化装置22を
複数個設けたが、バスの排気量に応じて排気ガス浄化装
置22の数を自由に変更してもよい。
いはボルト38に螺刻されたネジ部の先端部分を欠損し
てもよい。このような構成にすれば、万が一締付けナッ
ト39が緩んでも、バス11の走行中にボルト38から
締付けナット39が抜け落ちるのを防止することができ
る。
1に排気ガス浄化装置22を後付けによって装着した
が、バス11を製造する際に排気ガス浄化装置22を取
り付けてもよい。又、ディーゼルエンジン12を搭載し
た消防自動車、救急車、トラック、普通乗用車に排気ガ
ス浄化装置22を装着してもよい。
材を設けてもよい。この構成にすれば、エンジン停止直
後に内ケーシング33が高熱をもった状態であっても把
手35の表面温度を低く保つことができる。従って、フ
ィルタ49の着脱をいっそう容易にできる。
2を排気ガス経路の下流端に配置したが、排気ガス経路
の途中に配置してもよい。この場合、押さえ部材42に
はフレキシブルな排気管を着脱可能に接続することが好
ましい。この構成を採用した場合には、押さえ部材42
からフレキシブル排気管を取り外した後、押さえ部材4
2を開放すれば外ケーシング30から内ケーシング33
を取り外すことができる。
方向(フィルタ49の軸線がバス11のサイド扉24に
直交する方向)に沿って配置した。これ以外にも、外ケ
ーシング30を傾けて設置することにより、フィルタ4
9を斜め上方、或いは斜め下方に向けて配置してもよ
い。フィルタ49を斜め上方に向けて配置した場合に
は、外ケーシング30に対する内ケーシング33の着脱
作業性をいっそう向上することができる。
てもよい。この場合には、径の径の大きい外ケーシング
30内に径の小さい外ケーシング30を設ける。そし
て、径の小さい外ケーシング30の内部に内ケーシング
33を設ける。この構成にすれば、内ケーシング33の
熱が外側にある外ケーシング30によりいっそう伝わり
にくくなる。
の内面(フィルタ49側の面)を鏡面加工してもよい。
このようにすれば、赤外線等を良好に反射させることが
できる。更に、押さえ部材42の内面を粗面加工しても
よい。こうすれば、押さえ部材42の伝熱面積を大きく
することができ、輻射率を向上することができる。
42の開口率を上述した範囲内であれば、押さえ部材4
2に穿設された排気ガス排出孔55の形状を任意の形状
に変更することが許容される。例えば、図8に示すよう
に、排気ガス排出孔55の形状を正方形にしてもよい。
び四角形状の排気ガス排出孔55を混在してもよい。図
10(b)に示すように、排気ガス排出孔55を鱗状に
してもよい。図10(c)に示すように、十字状及び円
形状の排気ガス排出孔55を混在してもよい。図10
(d)に示すように、六角形状の排気ガス排出孔55に
してもよい。図10(e),(f)に示すように、長孔
状の排気ガス排出孔55にしてもよい。特に、(e)は
排気ガス排出孔55が千鳥状に配置されているのに対し
て、(f)は排気ガス排出孔55が同列上に平行配置さ
れている。加えて、図10(g)に示すように、菱形状
の排気ガス排出孔55としてもよい。
ように、押さえ部材42の大部分を開口し、その開口部
に網材60を設けてもよい。 ・第2実施形態において、押さえ部材42をステンレス
製のパンチングメタルから構成したが、チタン製又はア
ルミニウム製等の金属材料に変更してもよい。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に示す。 (1) 内燃機関の排気ガス中に含まれるパティキュレ
ートを除去する排気ガス浄化装置を備えた車両であっ
て、内燃機関の近傍において設けられ荷物や備品等を収
容するための収容スペースに、請求項1〜7のうちいず
れかに記載の排気ガス浄化装置を設置した車両。この構
成にすれば、内燃機関の近傍に排気ガス浄化装置の設置
スペースを新たに確保することなく、排気ガス浄化装置
を装着することができる。従って、既存の車両に排気ガ
ス浄化装置を容易に装着でき、コストの低減に貢献でき
る。
は外ケーシングの外周面より外側に露出されている排気
ガス浄化装置。この構成にすれば、把持手段をつかみ易
くすることができる。
前記把持手段は、内ケーシングの下流端部に配置されて
いる。この構成にすれば、温度の高い内ケーシングの上
流側に把持手段を配置するよりも、温度の低い下流側に
配置した方が把持手段に伝わる熱の温度を低く抑えるこ
とが可能になる。
は、フィルタの下流側端面からの距離が2〜30mm、
又は5〜15mmの範囲に配置されていることを特徴と
する排気ガス浄化装置。この構成にすれば、圧損が増大
することなく、フィルタの熱の輻射性能を確保すること
ができる。
外ケーシングに対して内ケーシングを着脱できるので、
フィルタの着脱作業を容易に行うことができる。
に取り付けた図。
斜視図。
図。
(b)は実施例2の押さえ部材を示す正面図。
図。
気ガス浄化装置の斜視図。
異なるパンチングメタルを示す図。
明図。
16…第1排気管(排気ガス経路)、17…第2排気管
(排気ガス経路)、19…排気ガス誘導管(排気ガス経
路)、21…トランクルーム(収容スペース)、30…
外ケーシング、33…内ケーシング、38…ボルト(保
持手段)、39…締付けナット(保持手段)、42…押
さえ部材(保持手段)、43…係合凹部(保持手段)、
45…環状フランジ(保持手段)、49…フィルタ、2
9…空隙。
Claims (10)
- 【請求項1】 内燃機関の排気ガスをフィルタに通過さ
せることにより、排気ガス中に含まれるパティキュレー
トを捕集する排気ガス浄化装置において、 外ケーシングと、その外ケーシングの内部に設けられる
とともに前記フィルタを収容した内ケーシングとを備
え、外ケーシングに対して内ケーシングを着脱可能にし
たことを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 【請求項2】 前記外ケーシングは、前記内燃機関から
延びる排気ガス経路の下流端に接続されていることを特
徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項3】 前記外ケーシングと内ケーシングとの間
には、空隙が設けられていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項4】 前記両ケーシングは筒状に形成され、前
記内ケーシングは、外ケーシングの軸線方向に沿って移
動可能であるとともに、外ケーシングの下流端に設けら
れた開口部を介して同外ケーシング内に出し入れ自在で
あることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記
載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項5】 前記外ケーシングに対し内ケーシングを
保持可能な保持手段が設けられていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項6】 前記保持手段は、前記フィルタの下流側
端面から所定の距離をおいて配置されるとともに、同保
持手段は、複数の排気ガス排出孔を有し、開口率が20
〜60%に設定されている請求項5に記載の排気ガス浄
化装置。 - 【請求項7】 前記両ケーシングは、それらの軸線が水
平方向に沿って横向きに配置されていることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項8】 前記内ケーシングには、その着脱時に把
持する把持手段が設けられていることを特徴とする請求
項1〜7のいずれかに記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項9】 排気ガスをフィルタに通過させることに
より、排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集す
る排気ガス浄化装置であって、その排気ガス浄化装置
は、外ケーシングと、その外ケーシング内に設けられる
とともに前記フィルタが収容された内ケーシングとを備
え、前記外ケーシングに対して内ケーシングを着脱する
ことにより、前記フィルタの着脱を行うようにした排気
ガス浄化装置におけるフィルタの着脱方法。 - 【請求項10】 バスに搭載された内燃機関の排気ガス
をフィルタに通過させることにより、排気ガス中に含ま
れるパティキュレートを捕集するバス用排気ガス浄化装
置において、 前記フィルタをバスのトランクルームに設け、そのフィ
ルタに前記内燃機関から延びる排気ガス経路の下流端部
を接続したことを特徴とするバス用排気ガス浄化装置。
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