JP2002302583A - 粘弾性組成物及び制振材 - Google Patents
粘弾性組成物及び制振材Info
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- JP2002302583A JP2002302583A JP2001108835A JP2001108835A JP2002302583A JP 2002302583 A JP2002302583 A JP 2002302583A JP 2001108835 A JP2001108835 A JP 2001108835A JP 2001108835 A JP2001108835 A JP 2001108835A JP 2002302583 A JP2002302583 A JP 2002302583A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制振性能に優れており、かつ制振性能の温度
依存性が低く、さらに光重合により所望の制振性能を発
現する厚みの制振材を容易に得ることができる粘弾性組
成物を提供する。 【解決手段】 アルキル基の炭素数が2〜18のアルキ
ル(メタ)アクリレートと、アルキル(メタ)アクリレ
ートと共重合可能な極性基含有ビニルモノマーと光重合
開始剤とを含むアクリル系モノマー溶液を光重合して得
られるアクリル系共重合体と、層状珪酸塩とを含む粘弾
性組成物。
依存性が低く、さらに光重合により所望の制振性能を発
現する厚みの制振材を容易に得ることができる粘弾性組
成物を提供する。 【解決手段】 アルキル基の炭素数が2〜18のアルキ
ル(メタ)アクリレートと、アルキル(メタ)アクリレ
ートと共重合可能な極性基含有ビニルモノマーと光重合
開始剤とを含むアクリル系モノマー溶液を光重合して得
られるアクリル系共重合体と、層状珪酸塩とを含む粘弾
性組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両、住
宅及び各種機械において振動を抑制する用途などに用い
られる粘弾性組成物及び制振材に関し、より詳細には、
アルキル(メタ)アクリレート系共重合体と層状珪酸塩
とを含み、優れた制振作用を発揮する粘弾性組成物及び
制振材に関する。
宅及び各種機械において振動を抑制する用途などに用い
られる粘弾性組成物及び制振材に関し、より詳細には、
アルキル(メタ)アクリレート系共重合体と層状珪酸塩
とを含み、優れた制振作用を発揮する粘弾性組成物及び
制振材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、機械器具、船舶、建築材
料及び音響部材などにおいて、振動や振動に伴って生じ
る騒音を抑制するために、制振材、防振材または免振材
などが用いられている。なお、以下、本明細書において
は、防振材及び免振材をも含めて、これらを制振材と略
すこととする。
料及び音響部材などにおいて、振動や振動に伴って生じ
る騒音を抑制するために、制振材、防振材または免振材
などが用いられている。なお、以下、本明細書において
は、防振材及び免振材をも含めて、これらを制振材と略
すこととする。
【0003】上記制振材としては、従来、ブチルゴムな
どの合成ゴム、あるいはアクリル系ポリマーを主成分と
する粘弾性組成物が用いられている。なかでも、アクリ
ル系ポリマーを主成分とする粘弾性組成物からなる制振
材は、長期間の耐候性に優れており、かつ優れた制振作
用を発揮するだけでなく、耐薬品性や耐汚染性において
も優れている。
どの合成ゴム、あるいはアクリル系ポリマーを主成分と
する粘弾性組成物が用いられている。なかでも、アクリ
ル系ポリマーを主成分とする粘弾性組成物からなる制振
材は、長期間の耐候性に優れており、かつ優れた制振作
用を発揮するだけでなく、耐薬品性や耐汚染性において
も優れている。
【0004】アクリル系ポリマーを主成分とする制振材
組成物の一例が、例えば、特開平11−140126号
公報に開示されている。ここでは、炭素数14〜20の
アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートの単
独重合体もしくは共重合体を含む制振材組成物が開示さ
れており、より具体的には、炭素数14〜20のアルキ
ル基を有するアルキル(メタ)アクリレート100重量
部に対し、炭素数2〜13のアルキル基を有するアルキ
ル(メタ)アクリレートを400重量部以下の割合で共
重合してなるアクリル系共重合体を含む制振材組成物が
開示されている。
組成物の一例が、例えば、特開平11−140126号
公報に開示されている。ここでは、炭素数14〜20の
アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートの単
独重合体もしくは共重合体を含む制振材組成物が開示さ
れており、より具体的には、炭素数14〜20のアルキ
ル基を有するアルキル(メタ)アクリレート100重量
部に対し、炭素数2〜13のアルキル基を有するアルキ
ル(メタ)アクリレートを400重量部以下の割合で共
重合してなるアクリル系共重合体を含む制振材組成物が
開示されている。
【0005】しかしながら、上記先行技術に記載の制振
材組成物は制振性能の温度依存性が高いので、制振性能
の温度依存性を緩和するために、鱗片状充填剤などを添
加する必要があった。
材組成物は制振性能の温度依存性が高いので、制振性能
の温度依存性を緩和するために、鱗片状充填剤などを添
加する必要があった。
【0006】他方、上記制振材組成物において、十分な
制振性能を発現させるには、上記制振材組成物からなる
例えば制振シートの厚みを厚くしなければならないの
で、上記制振シートを得るには、光重合法が主として用
いられる。ところが、上記鱗片状充填剤などが含有され
ていると、光が遮られ、光重合により十分な厚みの制振
シートを得ることが困難であった。
制振性能を発現させるには、上記制振材組成物からなる
例えば制振シートの厚みを厚くしなければならないの
で、上記制振シートを得るには、光重合法が主として用
いられる。ところが、上記鱗片状充填剤などが含有され
ていると、光が遮られ、光重合により十分な厚みの制振
シートを得ることが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の欠点を解消し、光重合に必要な光を遮断
し難く、従って、十分な制振性能を得ることができる厚
みの制振材を容易に提供し得る粘弾性組成物及び該粘弾
性組成物を用いた制振材を提供することにある。
した従来技術の欠点を解消し、光重合に必要な光を遮断
し難く、従って、十分な制振性能を得ることができる厚
みの制振材を容易に提供し得る粘弾性組成物及び該粘弾
性組成物を用いた制振材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粘弾性組成
物は、アルキル基の炭素数が2〜18のアルキル(メ
タ)アクリレートと、該アルキル(メタ)アクリレート
と共重合可能な極性基含有ビニルモノマーと、光重合開
始剤とからなるアクリル系モノマー混合物を光重合して
得られたアクリル系共重合体と、層状珪酸塩とを含むこ
とを特徴とする。
物は、アルキル基の炭素数が2〜18のアルキル(メ
タ)アクリレートと、該アルキル(メタ)アクリレート
と共重合可能な極性基含有ビニルモノマーと、光重合開
始剤とからなるアクリル系モノマー混合物を光重合して
得られたアクリル系共重合体と、層状珪酸塩とを含むこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の特定の局面では、前記アクリル系
モノマー混合物が、アルキル基の炭素数が2〜18のア
ルキル(メタ)アクリレート70〜99.5重量%と、
該アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な前記極
性基含有ビニルモノマー30〜0.5重量%と、上記ア
ルキル(メタ)アクリレート及び極性基含有ビニルモノ
マーのモノマー成分合計100重量部に対し、光重合開
始剤を0.01〜10重量部とを含み、かつ前記アクリ
ル系モノマー混合物のモノマー成分の合計100重量部
に対し、層状珪酸塩が0.1〜100重量部含有されて
いる。
モノマー混合物が、アルキル基の炭素数が2〜18のア
ルキル(メタ)アクリレート70〜99.5重量%と、
該アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な前記極
性基含有ビニルモノマー30〜0.5重量%と、上記ア
ルキル(メタ)アクリレート及び極性基含有ビニルモノ
マーのモノマー成分合計100重量部に対し、光重合開
始剤を0.01〜10重量部とを含み、かつ前記アクリ
ル系モノマー混合物のモノマー成分の合計100重量部
に対し、層状珪酸塩が0.1〜100重量部含有されて
いる。
【0010】本発明のより限定的な局面では、上記層状
珪酸塩が、モンモリロナイト及び/または膨潤性マイカ
である。好ましくは、上記層状珪酸塩として、炭素数が
6以上のアルキルアンモニウムイオンを含有する層状珪
酸塩が用いられる。
珪酸塩が、モンモリロナイト及び/または膨潤性マイカ
である。好ましくは、上記層状珪酸塩として、炭素数が
6以上のアルキルアンモニウムイオンを含有する層状珪
酸塩が用いられる。
【0011】また、より好ましくは、前記層状珪酸塩の
広角X線回折測定法により測定された(001)面の平
均層間距離は3nm以上であり、該層状珪酸塩の一部も
しくは全部が5層以下の薄片状結晶として分散されてい
る。
広角X線回折測定法により測定された(001)面の平
均層間距離は3nm以上であり、該層状珪酸塩の一部も
しくは全部が5層以下の薄片状結晶として分散されてい
る。
【0012】本発明に係る制振材は、本発明に従って構
成された粘弾性組成物を用いて構成されている。以下、
本発明の詳細を説明する。
成された粘弾性組成物を用いて構成されている。以下、
本発明の詳細を説明する。
【0013】本発明による粘弾性組成物に用いられるア
クリル系モノマー混合物を構成するアルキル基の炭素数
が2〜18のアルキル(メタ)アクリレート(以下、単
に「アルキル(メタ)アクリレート」と記す)として
は、特に限定されるものではないが、例えば、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘ
プチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ウン
デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
クリル系モノマー混合物を構成するアルキル基の炭素数
が2〜18のアルキル(メタ)アクリレート(以下、単
に「アルキル(メタ)アクリレート」と記す)として
は、特に限定されるものではないが、例えば、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘ
プチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ウン
デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0014】なお、ここで言う「(メタ)アクリレー
ト」とは、「アクリレート」もしくは「メタクリレー
ト」を意味する。上記アルキル(メタ)アクリレート
は、1種のみが用いられてもよく、2種類以上が併用さ
れてもよい。
ト」とは、「アクリレート」もしくは「メタクリレー
ト」を意味する。上記アルキル(メタ)アクリレート
は、1種のみが用いられてもよく、2種類以上が併用さ
れてもよい。
【0015】また、本発明による粘弾性組成物に用いら
れるアクリル系モノマー混合物を構成する極性基含有ビ
ニルモノマーとしては、特に限定されるものではない
が、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロト
ン酸、(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸、カルボ
キシエチルアクリレートのようなカルボキシアルキル
(メタ)アクリレート類等のカルボキシル基含有ビニル
モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラク
トン変性(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート等の水酸基含有ビニルモノマ
ー;(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルラウリロラ
クタム、(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)ア
クリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノメチル(メ
タ)アクリレート等の窒素含有ビニルモノマー等が挙げ
られる。
れるアクリル系モノマー混合物を構成する極性基含有ビ
ニルモノマーとしては、特に限定されるものではない
が、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロト
ン酸、(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸、カルボ
キシエチルアクリレートのようなカルボキシアルキル
(メタ)アクリレート類等のカルボキシル基含有ビニル
モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラク
トン変性(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート等の水酸基含有ビニルモノマ
ー;(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルラウリロラ
クタム、(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)ア
クリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノメチル(メ
タ)アクリレート等の窒素含有ビニルモノマー等が挙げ
られる。
【0016】上記極性基含有ビニルモノマーは、1種の
みが用いられてもよく、2種類以上が併用されてもよ
い。本発明のアクリル系モノマー混合物における前記ア
ルキル(メタ)アクリレートと上記極性基含有ビニルモ
ノマーの混合割合は特に限定されるものではないが、好
ましくは、前記アルキル(メタ)アクリレート70〜9
9.5重量%、より好ましくは73〜95重量%と、上
記極性基含有ビニルモノマー30〜0.5重量%、より
好ましくは27〜5重量%、とが配合される。
みが用いられてもよく、2種類以上が併用されてもよ
い。本発明のアクリル系モノマー混合物における前記ア
ルキル(メタ)アクリレートと上記極性基含有ビニルモ
ノマーの混合割合は特に限定されるものではないが、好
ましくは、前記アルキル(メタ)アクリレート70〜9
9.5重量%、より好ましくは73〜95重量%と、上
記極性基含有ビニルモノマー30〜0.5重量%、より
好ましくは27〜5重量%、とが配合される。
【0017】上記モノマー成分における極性ビニルモノ
マーの量は、制振対象となる周波数により決定されるも
のであるが、30重量%を超えると、得られる粘弾性組
成物の弾性が高くかつ損失係数が小さくなって制振性能
が発現しにくくなり、0.5重量%未満になると、得ら
れる粘弾性組成物の損失係数は大きくなるものの、弾性
が低く制振性能が発現しにくいことがある。
マーの量は、制振対象となる周波数により決定されるも
のであるが、30重量%を超えると、得られる粘弾性組
成物の弾性が高くかつ損失係数が小さくなって制振性能
が発現しにくくなり、0.5重量%未満になると、得ら
れる粘弾性組成物の損失係数は大きくなるものの、弾性
が低く制振性能が発現しにくいことがある。
【0018】また、上記モノマー成分が重合されて得ら
れる重合体もしくは共重合体には、必要に応じて架橋構
造が導入されてもよく、架橋剤として多官能ビニル化合
物を添加することにより、重合と同時に架橋を行うこと
ができる。
れる重合体もしくは共重合体には、必要に応じて架橋構
造が導入されてもよく、架橋剤として多官能ビニル化合
物を添加することにより、重合と同時に架橋を行うこと
ができる。
【0019】上記多官能ビニル化合物としては、例え
ば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポ
リ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポ
リ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールジ(メタ)アクリレート、グリセリンメ
タクリレートアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)ア
クリル酸ビニル、ジビニルベンゼン、エポキシ(メタ)
アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは単
独で使用されてもよく、2種以上併用されてもよい。
ば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポ
リ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポ
リ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールジ(メタ)アクリレート、グリセリンメ
タクリレートアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)ア
クリル酸ビニル、ジビニルベンゼン、エポキシ(メタ)
アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは単
独で使用されてもよく、2種以上併用されてもよい。
【0020】本発明の粘弾性組成物には、本発明の課題
達成を阻害しない範囲で必要に応じて、軟化剤、可塑
剤、界面活性剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
顔料、染料、架橋剤等の各種添加剤の1種もしくは2種
以上が含有されていてもよい。
達成を阻害しない範囲で必要に応じて、軟化剤、可塑
剤、界面活性剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
顔料、染料、架橋剤等の各種添加剤の1種もしくは2種
以上が含有されていてもよい。
【0021】本発明による粘弾性組成物は、上記アクリ
ル系モノマー混合物を共重合して得られるアクリル系共
重合体を主成分とし、さらに層状珪酸塩を含有してい
る。本発明で用いられる層状珪酸塩とは、結晶薄片から
なる層間に交換性陽イオンを有する珪酸塩鉱物を意味す
る。
ル系モノマー混合物を共重合して得られるアクリル系共
重合体を主成分とし、さらに層状珪酸塩を含有してい
る。本発明で用いられる層状珪酸塩とは、結晶薄片から
なる層間に交換性陽イオンを有する珪酸塩鉱物を意味す
る。
【0022】上記層状珪酸塩としては、特に限定される
ものではないが、例えば、モンモリロナイト、サポナイ
ト、ヘクトライト、バイデライト、スティブンサイト、
ノントロナイトなどのスメクタイト系粘土鉱物や、バー
ミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカ等が挙げら
れ、好適に用いられる。なかでもモンモリロナイト及び
/または膨潤性マイカがより好適に用いられる。上記層
状珪酸塩は、天然物であってもよいし、合成物であって
もよい。また、これらの層状珪酸塩は、1種のみが用い
られてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
ものではないが、例えば、モンモリロナイト、サポナイ
ト、ヘクトライト、バイデライト、スティブンサイト、
ノントロナイトなどのスメクタイト系粘土鉱物や、バー
ミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカ等が挙げら
れ、好適に用いられる。なかでもモンモリロナイト及び
/または膨潤性マイカがより好適に用いられる。上記層
状珪酸塩は、天然物であってもよいし、合成物であって
もよい。また、これらの層状珪酸塩は、1種のみが用い
られてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
【0023】上記層状珪酸塩としては、下記関係式
(1)で定義される形状異方性効果の大きいスメクタイ
ト類や膨潤性マイカを用いることが好ましい。スメクタ
イト類や膨潤性マイカのような形状異方性効果の大きい
層状珪酸塩を用いることにより、制振材の制振性能はよ
り優れたものとなる。
(1)で定義される形状異方性効果の大きいスメクタイ
ト類や膨潤性マイカを用いることが好ましい。スメクタ
イト類や膨潤性マイカのような形状異方性効果の大きい
層状珪酸塩を用いることにより、制振材の制振性能はよ
り優れたものとなる。
【0024】 形状異方性効果=結晶表面(A)の面積/結晶表面(B)の面積…(1) なお、上式中、結晶表面(A)は層表面すなわち、結晶
薄片の主面を意味し、結晶表面(B)は層側面すなわ
ち、結晶薄片の側面を意味する。
薄片の主面を意味し、結晶表面(B)は層側面すなわ
ち、結晶薄片の側面を意味する。
【0025】上記層状珪酸塩の層間に存在する交換性陽
イオンとは、層状珪酸塩の結晶薄片の表面上に存在する
ナトリウムやカルシウムなどの金属のイオンであり、こ
れらのイオンは、カチオン性物質とイオン交換性を有す
るため、カチオン性を有する種々の物質を上記層状珪酸
塩の結晶層間に挿入(インターカレート)することがで
きる。
イオンとは、層状珪酸塩の結晶薄片の表面上に存在する
ナトリウムやカルシウムなどの金属のイオンであり、こ
れらのイオンは、カチオン性物質とイオン交換性を有す
るため、カチオン性を有する種々の物質を上記層状珪酸
塩の結晶層間に挿入(インターカレート)することがで
きる。
【0026】上記層状珪酸塩の陽イオン交換容量は、特
に限定されるものではないが、50〜200ミリ当量/
100gであることが好ましい。層状珪酸塩の陽イオン
交換容量が50ミリ当量/100g未満であると、イオ
ン交換により層状珪酸塩の結晶薄片間、すなわち層間に
インターカレートされるカチオン性物質の量が少なくな
るために、層間が十分に非極性化されないことがあり、
逆に層状珪酸塩の陽イオン交換容量が200ミリ当量/
100gを超えると、層状珪酸塩の層間の結合力が強固
となりすぎて、結晶薄片が剥離し難くなることがある。
に限定されるものではないが、50〜200ミリ当量/
100gであることが好ましい。層状珪酸塩の陽イオン
交換容量が50ミリ当量/100g未満であると、イオ
ン交換により層状珪酸塩の結晶薄片間、すなわち層間に
インターカレートされるカチオン性物質の量が少なくな
るために、層間が十分に非極性化されないことがあり、
逆に層状珪酸塩の陽イオン交換容量が200ミリ当量/
100gを超えると、層状珪酸塩の層間の結合力が強固
となりすぎて、結晶薄片が剥離し難くなることがある。
【0027】上述のカチオン性を有する種々の物質を上
記層状珪酸塩の結晶層間に挿入(インターカレート)す
る方法としては、カチオン性界面活性剤を用いることが
好ましい。
記層状珪酸塩の結晶層間に挿入(インターカレート)す
る方法としては、カチオン性界面活性剤を用いることが
好ましい。
【0028】上記カチオン性界面活性剤としては、特に
限定されるものではなく、例えば、4級アンモニウム
塩、4級ホスホニウム塩等が挙げられ、好適に用いられ
る。なかでも、層状珪酸塩の結晶層間を十分に非極性化
し得ることから、炭素数6以上のアルキル鎖を有する4
級アンモニウム塩(炭素数6以上のアルキルアンモニウ
ム塩)がより好適に用いられる。
限定されるものではなく、例えば、4級アンモニウム
塩、4級ホスホニウム塩等が挙げられ、好適に用いられ
る。なかでも、層状珪酸塩の結晶層間を十分に非極性化
し得ることから、炭素数6以上のアルキル鎖を有する4
級アンモニウム塩(炭素数6以上のアルキルアンモニウ
ム塩)がより好適に用いられる。
【0029】上記4級アンモニウム塩としては、特に限
定されるものではないが、例えば、ラウリルトリメチル
アンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム
塩、トリオクチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチ
ルアンモニウム塩、ジステアリルジベンジルアンモニウ
ム塩、N−ポリオキシエチレン−N−ラウリル−N,N
−ジメチルアンモニウム塩等が挙げられ、好適に用いら
れる。これらの4級アンモニウム塩は、1種のみが用い
られてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
定されるものではないが、例えば、ラウリルトリメチル
アンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム
塩、トリオクチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチ
ルアンモニウム塩、ジステアリルジベンジルアンモニウ
ム塩、N−ポリオキシエチレン−N−ラウリル−N,N
−ジメチルアンモニウム塩等が挙げられ、好適に用いら
れる。これらの4級アンモニウム塩は、1種のみが用い
られてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
【0030】また、上記4級ホスホニウム塩としては、
特に限定されるものではないが、例えば、ドデシルトリ
フェニルホスホニウム塩、メチルトリフェニルホスホニ
ウム塩、ラウリルトリメチルホスホニウム塩、ステアリ
ルトリメチルホスホニウム塩、ジステアリルジメチルホ
スホニウム塩、ジステアリルジベンジルホスホニウム塩
等が挙げられ、好適に用いられる。これらの4級ホスホ
ニウム塩は、1種のみが用いられてもよく、2種類以上
が併用されてもよい。
特に限定されるものではないが、例えば、ドデシルトリ
フェニルホスホニウム塩、メチルトリフェニルホスホニ
ウム塩、ラウリルトリメチルホスホニウム塩、ステアリ
ルトリメチルホスホニウム塩、ジステアリルジメチルホ
スホニウム塩、ジステアリルジベンジルホスホニウム塩
等が挙げられ、好適に用いられる。これらの4級ホスホ
ニウム塩は、1種のみが用いられてもよく、2種類以上
が併用されてもよい。
【0031】層状珪酸塩に上記カチオン界面活性剤によ
るインターカレート処理が施されることにより、アクリ
ル系ポリマー中への層状珪酸塩の分散性が高められる。
本発明で用いられる層状珪酸塩は、広角X線回折測定法
により測定した(001)面の平均層間距離が3nm以
上であり、かつ、一部もしくは全部が5層以下に分散し
ていることが好ましく、より好ましくは、上記平均層間
距離が6nm以上であり、かつ、一部もしくは全部が5
層以下に分散しているものが望ましい。なお、本発明に
おける層状珪酸塩の平均層間距離とは、層状珪酸塩の微
細結晶薄片を層とした場合の平均の層間距離を意味し、
X線回折ピーク及び透過型電子顕微鏡撮影、すなわち、
広角X線回折測定法により算出することができる。
るインターカレート処理が施されることにより、アクリ
ル系ポリマー中への層状珪酸塩の分散性が高められる。
本発明で用いられる層状珪酸塩は、広角X線回折測定法
により測定した(001)面の平均層間距離が3nm以
上であり、かつ、一部もしくは全部が5層以下に分散し
ていることが好ましく、より好ましくは、上記平均層間
距離が6nm以上であり、かつ、一部もしくは全部が5
層以下に分散しているものが望ましい。なお、本発明に
おける層状珪酸塩の平均層間距離とは、層状珪酸塩の微
細結晶薄片を層とした場合の平均の層間距離を意味し、
X線回折ピーク及び透過型電子顕微鏡撮影、すなわち、
広角X線回折測定法により算出することができる。
【0032】層状珪酸塩の平均層間距離が3nm以上で
あるということは、層状珪酸塩の層間が3nm以上に開
裂していることを意味しており、また、層状珪酸塩の一
部もしくは全部が5層以下に分散しているということ
は、層状珪酸塩の積層体の一部もしくは全部が広く分散
していることを意味している。従って、層状珪酸塩の層
間の相互作用が弱まり、それによって、アクリル系ポリ
マー中への分散性が高められる。
あるということは、層状珪酸塩の層間が3nm以上に開
裂していることを意味しており、また、層状珪酸塩の一
部もしくは全部が5層以下に分散しているということ
は、層状珪酸塩の積層体の一部もしくは全部が広く分散
していることを意味している。従って、層状珪酸塩の層
間の相互作用が弱まり、それによって、アクリル系ポリ
マー中への分散性が高められる。
【0033】特に、層状珪酸塩の平均層間距離が6nm
以上であると、本発明の粘弾性組成物は、著しく優れた
制振性を発現するものとなる。また、層状珪酸塩の平均
層間距離が3nm以上、好ましくは6nm以上である
と、層状珪酸塩の結晶薄片層が層毎に分離し、層状珪酸
塩の相互作用がほとんど無視できるほどに弱まるので、
層状珪酸塩を構成する結晶薄片の粘弾性樹脂中での分散
状態が離砕安定化の方向に進行する。
以上であると、本発明の粘弾性組成物は、著しく優れた
制振性を発現するものとなる。また、層状珪酸塩の平均
層間距離が3nm以上、好ましくは6nm以上である
と、層状珪酸塩の結晶薄片層が層毎に分離し、層状珪酸
塩の相互作用がほとんど無視できるほどに弱まるので、
層状珪酸塩を構成する結晶薄片の粘弾性樹脂中での分散
状態が離砕安定化の方向に進行する。
【0034】また、層状珪酸塩の一部もしくは全部が5
層以下に分散していることが好ましいが、具体的には、
層状珪酸塩の10%以上が5層以下に分散している状態
にあることがより好ましく、さらに好ましくは層状珪酸
塩の20%以上が5層以下に分散している状態が望まし
い。
層以下に分散していることが好ましいが、具体的には、
層状珪酸塩の10%以上が5層以下に分散している状態
にあることがより好ましく、さらに好ましくは層状珪酸
塩の20%以上が5層以下に分散している状態が望まし
い。
【0035】層状珪酸塩は、5層以下の積層体に分層し
ていることが好ましく、それによって、分散性が高めら
れ、より好ましくは3層以下の積層体に分層しているこ
とが望ましく、特に好ましくは単層状に薄片化している
ことが望ましい。
ていることが好ましく、それによって、分散性が高めら
れ、より好ましくは3層以下の積層体に分層しているこ
とが望ましく、特に好ましくは単層状に薄片化している
ことが望ましい。
【0036】本発明の粘弾性組成物において、層状珪酸
塩の平均層間距離が3nm以上であり、かつ、層状珪酸
塩の一部もしくは全部が5層以下に分散している状態、
すなわち、アクリル共重合体中に層状珪酸塩が高分散し
ている状態であれば、アクリル共重合体と層状珪酸塩と
の界面の面積が増大し、層状珪酸塩の結晶薄片間の平均
距離が小さくなる。
塩の平均層間距離が3nm以上であり、かつ、層状珪酸
塩の一部もしくは全部が5層以下に分散している状態、
すなわち、アクリル共重合体中に層状珪酸塩が高分散し
ている状態であれば、アクリル共重合体と層状珪酸塩と
の界面の面積が増大し、層状珪酸塩の結晶薄片間の平均
距離が小さくなる。
【0037】アクリル共重合体と層状珪酸塩との界面の
面積が増大すると、制振性能が飛躍的に向上する。ま
た、層状珪酸塩の表面における層状珪酸塩とアクリル共
重合体との拘束度合いが高まり、弾性率が向上、かつ温
度依存性が弱くなる。
面積が増大すると、制振性能が飛躍的に向上する。ま
た、層状珪酸塩の表面における層状珪酸塩とアクリル共
重合体との拘束度合いが高まり、弾性率が向上、かつ温
度依存性が弱くなる。
【0038】本発明の粘弾性組成物では、前述のアクリ
ル共重合体100重量部に対して上述の層状珪酸塩0.
1〜100重量部が配合されてなることが好ましく、よ
り好ましくは0.5〜30重量部である。
ル共重合体100重量部に対して上述の層状珪酸塩0.
1〜100重量部が配合されてなることが好ましく、よ
り好ましくは0.5〜30重量部である。
【0039】アクリル共重合体100重量部に対する層
状珪酸塩の配合量が0.1重量部未満であると、層状珪
酸塩の拘束の効果が小さくなることがあり、逆に、30
重量部を超えると制振性能を発現するために必要な厚み
を確保した際、光の透過率が著しく低下し、光重合が困
難となり生産性が悪くなることがある。
状珪酸塩の配合量が0.1重量部未満であると、層状珪
酸塩の拘束の効果が小さくなることがあり、逆に、30
重量部を超えると制振性能を発現するために必要な厚み
を確保した際、光の透過率が著しく低下し、光重合が困
難となり生産性が悪くなることがある。
【0040】本発明で用いられる光重合開始剤として
は、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン[ダロキュア
2959:メルク社製];2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−フェニルプロパン−1−オン[ダロキュア117
3:メルク社製];メトキシアセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン[イ
ルガキュア651:チバガイギー社製]、2−ヒドロキ
シ−2−シクロヘキシルアセトフェノン[イルガキュア
184:チバガイギー社製]などのアセトフェノン
系、;ベンジルジメチルケタールなどのケタール系;そ
の他、ハロゲン化ケトン、アシルホスフィノキシド、ア
シルホスフォナートなどが挙げられる。
は、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン[ダロキュア
2959:メルク社製];2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−フェニルプロパン−1−オン[ダロキュア117
3:メルク社製];メトキシアセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン[イ
ルガキュア651:チバガイギー社製]、2−ヒドロキ
シ−2−シクロヘキシルアセトフェノン[イルガキュア
184:チバガイギー社製]などのアセトフェノン
系、;ベンジルジメチルケタールなどのケタール系;そ
の他、ハロゲン化ケトン、アシルホスフィノキシド、ア
シルホスフォナートなどが挙げられる。
【0041】これら光重合開始剤の添加量はアクリル系
モノマー混合物中のモノマー成分の合計100重量部に
対して、0.01〜10重量部が好ましく、より好まし
くは、0.05〜8重量部である。光重合開始剤の添加
量が0.01重量部未満では、重合転化率が低下し、モ
ノマー臭の強い重合体しか得られないことがある。10
重量部を超える場合には、ラジカル発生量が多くなり、
分子量の低下が生じ、高温の弾性率低下が起きやすくな
る。
モノマー混合物中のモノマー成分の合計100重量部に
対して、0.01〜10重量部が好ましく、より好まし
くは、0.05〜8重量部である。光重合開始剤の添加
量が0.01重量部未満では、重合転化率が低下し、モ
ノマー臭の強い重合体しか得られないことがある。10
重量部を超える場合には、ラジカル発生量が多くなり、
分子量の低下が生じ、高温の弾性率低下が起きやすくな
る。
【0042】光重合における光照射に用いられるランプ
類としては、波長420nm以下に発光分布を有するも
のが用いられ、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライ
トランプ、マイクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライ
ドランプ等が用いられる。中でも、ケミカルランプは、
光重合開始剤の活性波長領域の光を効率よく発光すると
共に、光重合開始剤以外の組成物成分の光吸収が少ない
ため、内部まで光が透過し、高膜厚の製品を製造するの
に好ましい。
類としては、波長420nm以下に発光分布を有するも
のが用いられ、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライ
トランプ、マイクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライ
ドランプ等が用いられる。中でも、ケミカルランプは、
光重合開始剤の活性波長領域の光を効率よく発光すると
共に、光重合開始剤以外の組成物成分の光吸収が少ない
ため、内部まで光が透過し、高膜厚の製品を製造するの
に好ましい。
【0043】上記ランプによる光重合性組成物への光照
射強度は、得られるポリマーの重合度を左右する因子で
あり、目的製品の性能毎に適宜制御されるが、通常、ア
セトフェノン基を有する開裂型の光重合開始剤を配合し
た場合、光重合開始剤の光分解に有効な波長領域(光重
合開始剤によって異なるが通常365nm〜420nm
の光が用いられる。)の光強度は0.1〜100mW/
cm2が好ましい。
射強度は、得られるポリマーの重合度を左右する因子で
あり、目的製品の性能毎に適宜制御されるが、通常、ア
セトフェノン基を有する開裂型の光重合開始剤を配合し
た場合、光重合開始剤の光分解に有効な波長領域(光重
合開始剤によって異なるが通常365nm〜420nm
の光が用いられる。)の光強度は0.1〜100mW/
cm2が好ましい。
【0044】本発明に係る粘弾性組成物を得るにあたっ
ては、上記アクリル系モノマー混合物と層状珪酸塩とを
含む光重合性組成物に、上記光を照射し、光重合するこ
とにより得ることができる。この場合、上記光重合性組
成物は、必要に応じて型枠等を利用して所望の用途に応
じた形状、例えば、シート状、ロッド状等に保持された
状態で光が照射され、光重合体とされてもよい。例え
ば、制振材の一方面にアルミ箔等を有する拘束型制振材
の場合には、アルミ箔などからなる基材上に薄膜状に光
重合性組成物が塗布、展延された後、光重合開始剤を活
性化させる光を照射することによりモノマー成分が光重
合し、本発明の制振材が構成される。
ては、上記アクリル系モノマー混合物と層状珪酸塩とを
含む光重合性組成物に、上記光を照射し、光重合するこ
とにより得ることができる。この場合、上記光重合性組
成物は、必要に応じて型枠等を利用して所望の用途に応
じた形状、例えば、シート状、ロッド状等に保持された
状態で光が照射され、光重合体とされてもよい。例え
ば、制振材の一方面にアルミ箔等を有する拘束型制振材
の場合には、アルミ箔などからなる基材上に薄膜状に光
重合性組成物が塗布、展延された後、光重合開始剤を活
性化させる光を照射することによりモノマー成分が光重
合し、本発明の制振材が構成される。
【0045】あるいは、離型層が積層された透明フィル
ムの該離型層上に、上記光重合性組成物を塗布し、展延
し層状珪酸塩含有アクリル系モノマー混合物からなる薄
膜を形成し、次に、該薄膜上に離型層が積層された別の
透明フィルムを該離型層側から重ね合わせ、しかる後光
重合開始剤を活性化させる光を照射することにより上記
光重合性組成物を光重合することにより、本発明に係る
粘弾性組成物や制振材を得ることができる。
ムの該離型層上に、上記光重合性組成物を塗布し、展延
し層状珪酸塩含有アクリル系モノマー混合物からなる薄
膜を形成し、次に、該薄膜上に離型層が積層された別の
透明フィルムを該離型層側から重ね合わせ、しかる後光
重合開始剤を活性化させる光を照射することにより上記
光重合性組成物を光重合することにより、本発明に係る
粘弾性組成物や制振材を得ることができる。
【0046】本発明に係る粘弾性組成物は、そのまま制
振材として用いられてよく、あるいは一方面もしくは両
面に粘着剤層を有し粘着テープの形態で用いられてもよ
い。また、接着剤等で貼り付け使用してもよい。
振材として用いられてよく、あるいは一方面もしくは両
面に粘着剤層を有し粘着テープの形態で用いられてもよ
い。また、接着剤等で貼り付け使用してもよい。
【0047】本発明の粘弾性組成物では、上記特性のア
クリル系共重合体に対して上記特定量の層状珪酸塩が配
合されているので、アクリル系共重合体/層状珪酸塩間
で多数の界面が形成される。従って、本発明の粘弾性組
成物を用いた本発明の制振材は、優れた制振性能を発現
する。
クリル系共重合体に対して上記特定量の層状珪酸塩が配
合されているので、アクリル系共重合体/層状珪酸塩間
で多数の界面が形成される。従って、本発明の粘弾性組
成物を用いた本発明の制振材は、優れた制振性能を発現
する。
【0048】また、従来用いられていた鱗片状充填剤は
制振性能の温度依存性を抑制するには大量に配合されね
ばならなかったのに対し、層状珪酸塩は大量に配合され
ずとも、制振性能の温度依存性を緩和する効果を発揮す
る。従って、層状珪酸塩含有アクリル系モノマー混合
物、すなわち上記光重合性組成物を光重合する場合、光
が十分に光重合性組成物中を透過し、残留モノマーの低
減及び生産性の向上を図ることができる。
制振性能の温度依存性を抑制するには大量に配合されね
ばならなかったのに対し、層状珪酸塩は大量に配合され
ずとも、制振性能の温度依存性を緩和する効果を発揮す
る。従って、層状珪酸塩含有アクリル系モノマー混合
物、すなわち上記光重合性組成物を光重合する場合、光
が十分に光重合性組成物中を透過し、残留モノマーの低
減及び生産性の向上を図ることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。
【0050】(実施例1)2−エチルヘキシルアクリレ
ート87重量部、アクリル酸13重量部、ヘキサンジオ
ールジアクリレート0.1重量部、光重合開始剤(商品
名:イルガキュア651、チバガイギー社製)2.0重
量部、及びジステアリルジメチル4級アンモニア塩処理
モンモリロナイト(商品名:ニューエスベンD、豊順鉱
業社製)4重量部を均一になるまでセパラブルフラスコ
中で攪拌した後、窒素ガスによるバブリングを行って溶
存酸素を除去して光重合性組成物を調整した。
ート87重量部、アクリル酸13重量部、ヘキサンジオ
ールジアクリレート0.1重量部、光重合開始剤(商品
名:イルガキュア651、チバガイギー社製)2.0重
量部、及びジステアリルジメチル4級アンモニア塩処理
モンモリロナイト(商品名:ニューエスベンD、豊順鉱
業社製)4重量部を均一になるまでセパラブルフラスコ
中で攪拌した後、窒素ガスによるバブリングを行って溶
存酸素を除去して光重合性組成物を調整した。
【0051】上記で得られた光重合性組成物を、20℃
に維持されているステンレス板に密着された表面離型性
を有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム(厚み50μm)の離型性表面上に、塗布厚みが1.
0mmとなるように塗布し、その塗布面上に、表面離型
性を有する別のPETフィルム(厚み50μm)を積層
した。次いで、ケミカルランプを紫外線の光源として使
用し、その照射面、すなわち光重合性組成物層の上面に
おける光強度が2mW/cm2となるようにケミカルラ
ンプの高さを設定して、積層されたPETフィルム面を
通して10分間紫外線を照射し、光重合性組成物を光重
合し、シート状の粘弾性組成物を作製した。
に維持されているステンレス板に密着された表面離型性
を有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム(厚み50μm)の離型性表面上に、塗布厚みが1.
0mmとなるように塗布し、その塗布面上に、表面離型
性を有する別のPETフィルム(厚み50μm)を積層
した。次いで、ケミカルランプを紫外線の光源として使
用し、その照射面、すなわち光重合性組成物層の上面に
おける光強度が2mW/cm2となるようにケミカルラ
ンプの高さを設定して、積層されたPETフィルム面を
通して10分間紫外線を照射し、光重合性組成物を光重
合し、シート状の粘弾性組成物を作製した。
【0052】なお、上記光強度は、波長365nmに最
大感度を有する光強度測定機(型式「UVR−1」、東
京光学機械社製)を用いて測定した光強度である。上記
で得られたシート状の粘弾性組成物をそのまま制振材と
した。制振材の性能を評価するために、平均層間距離
及び損失係数を以下の方法で測定した。結果を表1及
び図1に示す。
大感度を有する光強度測定機(型式「UVR−1」、東
京光学機械社製)を用いて測定した光強度である。上記
で得られたシート状の粘弾性組成物をそのまま制振材と
した。制振材の性能を評価するために、平均層間距離
及び損失係数を以下の方法で測定した。結果を表1及
び図1に示す。
【0053】平均層間距離 X線回折測定装置(商品名「RINT1100」、リガ
ク社製)を用いて、制振材中の層状珪酸塩の積層面の回
折より得られた回折ピークの2θを測定し、下式「ブラ
ックの回折式」により層状珪酸塩の(001)面間隔を
算出した。 λ=2dsinθ(λ=1.54、d:層状珪酸塩の面
間隔、θ:回折角) この式より得られたdを平均層間距離とした。
ク社製)を用いて、制振材中の層状珪酸塩の積層面の回
折より得られた回折ピークの2θを測定し、下式「ブラ
ックの回折式」により層状珪酸塩の(001)面間隔を
算出した。 λ=2dsinθ(λ=1.54、d:層状珪酸塩の面
間隔、θ:回折角) この式より得られたdを平均層間距離とした。
【0054】損失係数 幅15mm×長さ250mmに裁断された制振材の一方
面を鋼板(幅15mm×長さ250mm×厚み0.8m
m)に積層し、2kgの圧着ローラを2往復させて接着
し、測定用試験片を作製した。この試験片をダンピング
試験用の振動発生機(商品名「G21−005D」、振
研社製)により加振し、そこから得られる振動特性を機
械インピーダンスアンプ(商品名「XG−81」、リオ
ン社製)にて増幅し、振動スペクトルをFFTアナライ
ザー(商品名「FFTスペクトラムアナライザーHP−
3582AA」、横河ヒューレットパッカード社製)に
より解析し、損失係数を得た。なお、測定は5℃間隔で
行い、その温度依存性を図1に示す。
面を鋼板(幅15mm×長さ250mm×厚み0.8m
m)に積層し、2kgの圧着ローラを2往復させて接着
し、測定用試験片を作製した。この試験片をダンピング
試験用の振動発生機(商品名「G21−005D」、振
研社製)により加振し、そこから得られる振動特性を機
械インピーダンスアンプ(商品名「XG−81」、リオ
ン社製)にて増幅し、振動スペクトルをFFTアナライ
ザー(商品名「FFTスペクトラムアナライザーHP−
3582AA」、横河ヒューレットパッカード社製)に
より解析し、損失係数を得た。なお、測定は5℃間隔で
行い、その温度依存性を図1に示す。
【0055】(実施例2)層状珪酸塩がジステアリルジ
メチル4級アンモニウム塩で処理が施された膨潤性マイ
カ(商品名「ソマシフMAE−100」、コープケミカ
ル社製)10重量部であること以外は実施例1と同様に
して粘弾性組成物を得、評価した。
メチル4級アンモニウム塩で処理が施された膨潤性マイ
カ(商品名「ソマシフMAE−100」、コープケミカ
ル社製)10重量部であること以外は実施例1と同様に
して粘弾性組成物を得、評価した。
【0056】(実施例3〜4、及び、比較例1〜3)表
1に示す配合組成で、実施例1と同様にして、5種類の
光重合性組成物を調製した。次に、得られた5種類の光
重合性組成物を用い、実施例1と同様にして、5種類の
シート状の粘弾性組成物を作製した。得られた5種類の
粘弾性組成物について、実施例1と同様にして評価し
た。結果を表1及び図1に示す。
1に示す配合組成で、実施例1と同様にして、5種類の
光重合性組成物を調製した。次に、得られた5種類の光
重合性組成物を用い、実施例1と同様にして、5種類の
シート状の粘弾性組成物を作製した。得られた5種類の
粘弾性組成物について、実施例1と同様にして評価し
た。結果を表1及び図1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1及び図1に示されるように、本発明に
よる実施例1〜4の制振材(粘弾性組成物)は、制振性
能の温度依存性が優れている。これに対し、比較例1〜
2の制振材(粘弾性組成物)は、制振性については実施
例1〜4の制振材と比較すると温度依存性が強いことが
わかる。以上、述べたように、請求項1〜請求項5によ
る粘弾性組成物は、優れた制振性能の温度依存性を示す
ので、制振材等として好適に用いられる。
よる実施例1〜4の制振材(粘弾性組成物)は、制振性
能の温度依存性が優れている。これに対し、比較例1〜
2の制振材(粘弾性組成物)は、制振性については実施
例1〜4の制振材と比較すると温度依存性が強いことが
わかる。以上、述べたように、請求項1〜請求項5によ
る粘弾性組成物は、優れた制振性能の温度依存性を示す
ので、制振材等として好適に用いられる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る粘弾性組成物は、アルキル
基の炭素数が2〜18のアルキル(メタ)アクリレート
と、極性基含有ビニルモノマーとを光重合することによ
り得られたアクリル系共重合体と層状珪酸塩とを含むの
で、制振性能に優れており、かつ該制振性能の温度依存
性が低い。従って、様々な用途において制振材として好
適に用いることができる。また、本発明にかかる制振材
は、本発明に従って構成された粘弾性組成物からなるの
で、制振性能において優れており、しかも制振性能の温
度依存性が低い。よって、使用温度幅が広い、自動車、
機械器具、船舶、建築材料、音響部材などの様々な用途
において制振材として好適に用いることができる。
基の炭素数が2〜18のアルキル(メタ)アクリレート
と、極性基含有ビニルモノマーとを光重合することによ
り得られたアクリル系共重合体と層状珪酸塩とを含むの
で、制振性能に優れており、かつ該制振性能の温度依存
性が低い。従って、様々な用途において制振材として好
適に用いることができる。また、本発明にかかる制振材
は、本発明に従って構成された粘弾性組成物からなるの
で、制振性能において優れており、しかも制振性能の温
度依存性が低い。よって、使用温度幅が広い、自動車、
機械器具、船舶、建築材料、音響部材などの様々な用途
において制振材として好適に用いることができる。
【図1】実施例及び比較例で得た制振材の制振性能とし
ての損失係数の温度依存性を示す図。
ての損失係数の温度依存性を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/08 F16F 15/08 D Fターム(参考) 3J048 BD04 BD08 EA36 EA38 4J002 BG041 BG051 DJ006 DJ056 EN137 GM00 4J011 QA01 QA02 QA03 QA05 QA06 QA12 QA22 QA23 QA33 QA34 QA35 SA06 SA54 SA84 UA01 WA07 4J100 AJ01Q AJ02Q AJ08Q AJ09Q AK32Q AL03P AL04P AL05P AL08Q AL09Q AM02Q AM15Q AM21Q AQ08Q BA03 BA04 BA08 BA16 BA31 BC79 CA04 FA03
Claims (6)
- 【請求項1】 アルキル基の炭素数が2〜18のアルキ
ル(メタ)アクリレートと、該アルキル(メタ)アクリ
レートと共重合可能な極性基含有ビニルモノマーと、光
重合開始剤とからなるアクリル系モノマー混合物を光重
合して得られたアクリル系共重合体と、 層状珪酸塩とを含むことを特徴とする粘弾性組成物。 - 【請求項2】 前記アクリル系モノマー混合物が、アル
キル基の炭素数が2〜18のアルキル(メタ)アクリレ
ート70〜99.5重量%と、アルキル(メタ)アクリ
レートと共重合可能な前記極性基含有ビニルモノマー3
0〜0.5重量%と、上記アルキル(メタ)アクリレー
ト及び極性基含有ビニルモノマーのモノマー成分合計1
00重量部に対し、光重合開始剤を0.01〜10重量
部含み、 前記アクリル系モノマー混合物のモノマー成分の合計1
00重量部に対し、層状珪酸塩が0.1〜100重量部
含有されている請求項1に記載の粘弾性組成物。 - 【請求項3】 前記層状珪酸塩が、モンモリロナイト及
び/または膨潤性マイカである請求項1または2に記載
の粘弾性組成物。 - 【請求項4】 前記層状珪酸塩が、炭素数6以上のアル
キルアンモニウムイオンを含有している、請求項1〜3
のいずれかに記載の粘弾性組成物。 - 【請求項5】 前記層状珪酸塩の広角X線回折測定法に
より測定された(001)面の平均層間距離が3nm以
上であり、該層状珪酸塩の一部もしくは全部が5層以下
の薄片状結晶として分散されている請求項1〜4のいず
れかに記載の粘弾性組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の粘弾性
組成物からなることを特徴とする制振材。
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---|---|---|---|
JP2001108835A JP2002302583A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 粘弾性組成物及び制振材 |
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---|---|
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ID=18960898
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002302583A (ja) |
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-
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- 2001-04-06 JP JP2001108835A patent/JP2002302583A/ja active Pending
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