JP2002302378A - ホイスト用のガイドレールの連結装置 - Google Patents

ホイスト用のガイドレールの連結装置

Info

Publication number
JP2002302378A
JP2002302378A JP2001105144A JP2001105144A JP2002302378A JP 2002302378 A JP2002302378 A JP 2002302378A JP 2001105144 A JP2001105144 A JP 2001105144A JP 2001105144 A JP2001105144 A JP 2001105144A JP 2002302378 A JP2002302378 A JP 2002302378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock pin
rail
stopper
hoist
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001105144A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Chatani
豊 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fuji Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001105144A priority Critical patent/JP2002302378A/ja
Publication of JP2002302378A publication Critical patent/JP2002302378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動レール51を固定レール61に簡単に連
結する。 【解決手段】 移動レール51、固定レール61の各先
端部にそれぞれ搭載するロックピン11、係合ブロック
21と、操作機構30と、第1、第2のストッパ41、
42とを設ける。ロックピン11は、操作機構30を介
して前進して係合ブロック21に係合し、移動レール5
1を固定レール61の延長方向に横移動不能にロックす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横移動自在の移
動レールを固定レールに簡単に連結し、ランナを安全に
通過させることができるホイスト用のガイドレールの連
結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば病人や老人、身体障害者などの
被介護者を搬送する介護用のホイストは、建築物の天井
部にガイドレールを敷設し、ガイドレール内を走行する
ランナを介して吊下されている。そこで、ホイストは、
ガイドレール内にランナを走行させ、被介護者を任意に
水平搬送することができる。
【0003】一方、被介護者が利用する部屋の天井部に
は、横移動自在の移動レールを設け、移動レール内を走
行するランナを介してホイストを吊下することがある。
なお、移動レールの両端部は、専用のランナを介し、別
の一対のガイドレールによって支持されている。そこ
で、ホイストは、移動レール用のランナを介して移動レ
ールを横移動させ、ホイスト用のランナを移動レールに
沿って走行させることにより、被介護者を前後左右に搬
送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、移動レールは、他の固定のガイドレール(以
下、固定レールという)に接続して被介護者の搬送範囲
をさらに拡大させることができるが、固定レールと連結
する際に横移動不能にロックすることができないため、
ホイスト用のランナを移動レール、固定レール間に安全
に乗り移らせることができないという問題があった。ま
た、移動レールは、固定レールの延長方向にない場合、
先端が開放されているため、ホイスト用のランナが先端
から外れ落ち、ホイストが落下するという重大事故を招
くおそれもある。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ロックピン、係合ブロックと、第1、
第2のストッパとをそれぞれ移動レール、固定レールに
設けることによって、移動レールを固定レールに簡単に
連結し、ホイストを安全に通過させることができるホイ
スト用のガイドレールの連結装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、移動レール、固定レールの各先
端部にそれぞれ組み込むロックピン、係合ブロックと、
ロックピンを前後に駆動する操作機構と、移動レール、
固定レールにそれぞれ付設する第1、第2のストッパと
を備えてなり、ロックピンは、操作機構を介して前進す
ることにより係合ブロックに係合し、第1、第2のスト
ッパは、ロックピンの前進とともにランナの走行空間か
ら退避することをその要旨とする。
【0007】なお、ロックピンには、規制部材を組み合
わせ、規制部材は、移動レールが固定レールに対向する
とき、ロックピンの前進を許容することができる。
【0008】また、ロックピンは、操作機構を介して後
退するとき、ランナの走行空間に進出するように第2の
ストッパを積極駆動してもよい。
【0009】さらに、操作機構は、前後に揺動する揺動
アームを介してロックピンを駆動することができ、第1
のストッパは、揺動アームを付設する支持軸に固定する
ことができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、ロックピン
は、移動レールが固定レールの延長方向に位置し、固定
レールに対向すると、操作機構を介して前進させ、係合
ブロックに係合させて移動レールを横移動不能にロック
することができる。また、第1、第2のストッパは、ロ
ックピンの前進とともにランナの走行空間からたとえば
上方に退避し、固定レール、移動レール間にホイスト用
のランナを自在に走行させることができる。なお、ロッ
クピンは、操作機構を介して後退すると、移動レールの
ロックを解除し、第1、第2のストッパは、ロックピン
の後退とともに走行空間に進出し、ホイスト用のランナ
の前進を阻止してランナの落下を防止することができ
る。ただし、ロックピン、係合ブロックは、前者を移動
レール、後者を固定レールに組み込んでもよく、その逆
に組み込んでもよい。
【0011】ロックピンに組み合わせる規制部材は、移
動レールが固定レールの延長方向に位置し、固定レール
に正しく対向するときにのみ、ロックピンの前進を許容
し、それ以外のときにロックピンが不用意に前進して第
1のストッパがランナの走行空間から退避したり、それ
によってホイスト用のランナが落下したりする危険を防
止する。
【0012】ロックピンは、後退するに際して第2のス
トッパを積極駆動することにより、第2のストッパをラ
ンナの走行空間に強制的に進出させ、一層高い安全性を
実現することができる。なお、ロックピンは、遅くとも
後退の終期において第2のストッパから自動的に分離す
るものとし、第2のストッパがランナの走行空間に完全
に進出するまで第2のストッパを連続的に積極駆動して
もよく、第2のストッパがランナの走行空間に進出する
方向に動き始める初期の区間だけ第2のストッパを積極
駆動してもよい。
【0013】操作機構は、前後に揺動する揺動アームを
介してロックピンを前後に駆動することにより、ロック
ピンの適切な前後動ストロークを容易に実現することが
できる。なお、揺動アームは、前後に垂直揺動させても
よく、前後に水平揺動させてもよい。
【0014】支持軸に固定する第1のストッパは、支持
軸を介してロックピンの後退に連動させ、ランナの走行
空間に確実に進出させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】ホイスト用のガイドレールの連結装置は、
移動レール51、固定レール61の各先端部にそれぞれ
組み込むロックピン11、係合ブロック21と、操作機
構30と、移動レール51、固定レール61にそれぞれ
付設する第1、第2のストッパ41、42とを主要部材
としてなる(図1、図2)。なお、ホイスト72は、一
方のみを図示するランナ71、71を介し、移動レール
51、固定レール61に沿って、図示しない被介護者を
吊り上げて水平搬送することができる。
【0017】移動レール51は、両端部のランナ52、
52を介し、上方の一対のガイドレール53、53によ
って横移動自在に支持されている。ただし、図1には、
一方のランナ52、ガイドレール53のみが図示されて
いる。移動レール51、各ガイドレール53、固定レー
ル61は、同一の断面形状の押出形材により形成され、
それぞれランナ52またはランナ71用の下部開放の走
行空間S1 、上下対称の中空部S2 、S3 、取付用のT
溝S4 が下から順に形成されている。なお、中空部S2
、S3 は、双方を一体に形成してもよく、一方または
双方を省略してもよい。
【0018】移動レール51用の各ランナ52は、走行
ローラ52b、52b…を有するランナフレーム52a
の下部に取付ベース52cを付設して形成されており、
取付ベース52cの下面には、移動レール51がガイド
レール53と直交するようにして連結されている。そこ
で、移動レール51は、被介護者を吊下する図示しない
吊りベルトを介してホイスト72に横向きの力を加える
ことにより、ランナ52、52を介し、ガイドレール5
3、53に沿って自在に横移動させることができる(図
1の矢印K1 方向)。
【0019】移動レール51の走行空間S1 には、ホイ
スト72用のランナ71が走行自在に収納されている。
ランナ71は、走行ローラ71b、71b…を有するラ
ンナフレーム71aに対し、ホイスト72を吊下する吊
ボルト71cが垂設されている。なお、ホイスト72
は、前後一対のランナ71、71を介して吊下されてい
るものとし、図1、図2には、一方のランナ71のみが
図示されている。一方、固定レール61は、移動レール
51と同一高さに、移動レール51と平行に固定されて
いる。
【0020】ロックピン11は、ガイドブロック12、
12を介して移動レール51の先端部に組み込まれてい
る(図2、図3)。なお、移動レール51の先端部は、
ガイドブロック12、12、ロックピン11を収納する
ために、中空部S2 、S3 、T溝S4 を含む上部が直角
に切り欠かれ、切欠きS5 が形成されている。ガイドブ
ロック12、12は、切欠きS5 を閉じる左右のカバー
51a、51aにねじ止めされており、切欠きS5 の上
部は、ガイドブロック12、12にねじ止めする蓋材5
1bを介して閉じられている。
【0021】ロックピン11は、ブッシュ12a、12
aを介してガイドブロック12、12を摺動自在に貫通
している。また、ロックピン11の先端部には、係合ピ
ン11bが水平に横切るスリット11aが形成されてお
り、中間の大径部分11cには、連結ピン11dが左右
に突出するようにして貫通している。ロックピン11の
後部には、後方のガイドブロック12にねじ込むプラン
ジャ12bに対応して係合溝11f、11fが形成され
ており、大径部分11cには、左右のガイドロッド12
e、12eの間に突出する回り止め用のガイドピン11
eが上向きに立設されている(図2、図4)。なお、ガ
イドロッド12e、12eは、後方のガイドブロック1
2の前面に水平に突設されている。
【0022】操作機構30は、左右の揺動アーム31、
31を支持軸32に付設して構成されている。支持軸3
2は、ブッシュ32a、32aを介してカバー51a、
51aを回転自在に貫通しており、各揺動アーム31
は、先端の切欠き凹部31aに連結ピン11dを係合さ
せてロックピン11に連結されている。支持軸32に
は、第1のストッパ41が下向きに固定されており、第
1のストッパ41、揺動アーム31、31は、後方に向
けて鈍角に開く相対角度に設定されている。支持軸32
の一端には、延長軸33が連結され、延長軸33の先端
には、操作用の紐材34、34を垂下させるブラケット
33aが付設されている(図1、図4)。なお、各紐材
34の下端には、把手34aが付設されている。
【0023】そこで、操作機構30は、一方の紐材34
を引き操作し、支持軸32を回転させて揺動アーム3
1、31を後方に揺動させることにより(図2の実
線)、ロックピン11を後退駆動することができる。こ
のとき、支持軸32は、移動レール51の長孔51dを
介して第1のストッパ41を下方に揺動させ、ランナ7
1の走行空間S1 内に進出させることができる。なお、
このときの第1のストッパ41は、後方の側端面が移動
レール51の長手方向に垂直に垂下する。また、ロック
ピン11は、大径部分11cが後方のガイドブロック1
2側のブッシュ12aに当接して後退限が規定され、前
方の係合溝11fにプランジャ12bが係合して後退限
に軽くロックされる。
【0024】操作機構30は、他方の紐材34を引き操
作して揺動アーム31、31を前方に揺動させることに
より(同図の二点鎖線)、ロックピン11を前進駆動し
て前方のガイドブロック12から突出させることができ
る。このとき、支持軸32は、第1のストッパ41を走
行空間S1 から上方に退避させ、ロックピン11は、後
方の係合溝11fにプランジャ12bが係合して前進限
に軽くロックされる。なお、紐材34、34の把手34
a、34aは、たとえば白色、赤色などに色分けし、ロ
ックピン11の駆動方向を識別することが好ましい。た
だし、紐材34、34は、チェーンや、細い棒材などで
あってもよい。
【0025】ロックピン11には、規制部材13が組み
合わされている(図2、図5)。規制部材13は、後方
に長く、前方に短いL字状の板材であり、軸13aを介
して上下に回転自在に支持されている。なお、軸13a
は、ブッシュ13c、13cを介してカバー51a、5
1aに回転自在に支持されており、規制部材13は、軸
13aに装着する捻りばね13bを介して後部が下向き
に付勢されている。また、規制部材13の前方には、ブ
ッシュ14aを介してガイドブロック12に出没自在に
組み付ける駆動ピン14が設けられており、駆動ピン1
4は、後部のフランジ部分を規制部材13の前部に当接
させ、規制部材13の下向きの回転限を規定している。
【0026】係合ブロック21、第2のストッパ42
は、固定レール61の先端部に組み込まれている。な
お、固定レール61の先端部は、中空部S2 、S3 、T
溝S4 を含む上部を直角に切り欠いて切欠きS5 が形成
され、切欠きS5 は、左右のカバー61a、61a、上
部の蓋材61bによって閉じられている。係合ブロック
21は、カバー61a、61aにねじ止めされ、切欠き
S5 の前端に付設されている。係合ブロック21には、
ロックピン11が進入可能な係合孔21aが形成され、
係合孔21aの前部は、テーパ状に拡張されている。ま
た、係合孔21aの上方には、駆動ピン14に対応する
左右のスロープ溝21b、21bが水平に形成されてお
り、カバー61a、61aの前端には、それぞれスロー
プ溝21bに対応する切欠き凹溝61a1 が形成されて
いる。
【0027】第2のストッパ42は、ブッシュ42d、
スペーサ43aを介し、段付きの軸43の中央部に回転
自在に装着されている。第2のストッパ42は、ストッ
パ部42aが下部に形成され、山形の突出部42b、下
向きのフック部42cが前部上方に形成されている。な
お、係合ブロック21の後面には、第2のストッパ42
の突出部42b、フック部42cを収納する凹溝21c
が係合孔21aを上下に横切るようにして形成されてい
る。
【0028】移動レール51が横移動して固定レール6
1の延長方向に位置し、固定レール61に正しく対向す
ると(図5の矢印K1 方向、二点鎖線)、一方のスロー
プ溝21bを介して駆動ピン14がガイドブロック12
内に押し込まれ、規制部材13は、捻りばね13bに抗
して上向きに揺動する(図2の二点鎖線、図6)。この
とき、規制部材13は、後部がロックピン11上のガイ
ドピン11eより高く上がり、ロックピン11の前進を
許容することができる。ただし、移動レール51は、僅
かな隙間dを介して固定レール61に対向するものとす
る。
【0029】そこで、操作機構30を介してロックピン
11を前進させると、ロックピン11は、先端部が係合
ブロック21の係合孔21aに進入し、移動レール51
を固定レール61に連結することができる(図2の二点
鎖線、図6)。このとき、ロックピン11は、スリット
11a内の係合ピン11bを介して第2のストッパ42
を後方に揺動させ、第2のストッパ42は、ストッパ部
42aを走行空間S1から上方に退避させるとともに、
係合ピン11bに対してフック部42cを上方から係合
させる。すなわち、ロックピン11が前進すると、第2
のストッパ42は、突出部42bがスリット11a内に
進入し、係合ピン11bに押されて軸43のまわりに後
方に揺動する。
【0030】一方、ロックピン11は、操作機構30を
介して後退させると、係合ピン11b、フック部42c
を介して第2のストッパ42を前方に揺動させ、ストッ
パ部42aが走行空間S1 に進出するように第2のスト
ッパ42を積極駆動するとともに、先端部を係合ブロッ
ク21から退出させて移動レール51のロックを解除す
ることができる(図2の実線)。このとき、第2のスト
ッパ42は、固定レール61の長孔61dの前端に当接
し、ストッパ部42aの後方の側端面を固定レール61
に垂直にして走行空間S1 内にストッパ部42aを進出
させる。また、移動レール51が横移動して固定レール
61の延長方向から外れると、規制部材13は、捻りば
ね13bを介して後部が下向きに揺動し(図2の実
線)、ガイドピン11eを介してロックピン11を前進
不能にロックする。駆動ピン14は、一方のスロープ溝
21bを介して前進するからである。
【0031】かかるホイスト用のガイドレールの連結装
置は、次のようにして機能する。
【0032】ランナ71、71を介して移動レール51
に沿ってホイスト72を移動させ(図1、図7)、ラン
ナ52、52を介して移動レール51をガイドレール5
3、53に沿って横移動させると、ガイドレール53、
53、移動レール51の各長さによって決まる移動範囲
A内の任意の位置に被介護者を水平搬送することができ
る。このときの第1のストッパ41は、移動レール51
の走行空間S1 内に進出し、走行空間S1 内の他のスト
ッパ51gとともに、ランナ71、71、ホイスト72
の移動範囲を移動レール51の長さ内に制限することが
できる。なお、第2のストッパ42は、ストッパ部42
aを固定レール61の走行空間S1 に進出させて待機し
ている。
【0033】移動範囲A外に被介護者を搬送するとき
は、移動レール51を固定レール61に連結し、ホイス
ト72を移動レール51から固定レール61に移動させ
る(図7(A)の二点鎖線)。すなわち、固定レール6
1の延長方向に移動レール51を位置させると、駆動ピ
ン14、規制部材13を介してロックピン11のロック
を解除することができるから(図6)、操作機構30を
介してロックピン11を前進させて係合ブロック21に
係合させるとともに、第1、第2のストッパ41、42
をそれぞれ移動レール51、固定レール61の走行空間
S1 、S1 から退避させる。
【0034】このようにして移動レール51を固定レー
ル61に連結すると、ホイスト72は、移動レール51
から固定レール61にランナ71、71を走行させるこ
とにより、被介護者を固定レール61に沿って搬送する
ことができる。また、ホイスト72は、固定レール61
から移動レール51に走行させ、被介護者を元の移動範
囲A内に戻すことができる。なお、固定レール61また
は移動レール51にホイスト72が乗り移ると、操作機
構30を介してロックピン11を移動レール51側に収
納するとともに、第1、第2のストッパ41、42を走
行空間S1 、S1 に進出させ、移動レール51を任意に
横移動させることができる。
【0035】
【他の実施の形態】操作機構30は、切欠き凹部31a
を有する揺動アーム31を前後に水平揺動させてロック
ピン11を前後に駆動することができる(図8)。ただ
し、図8(B)は、同図(A)のC矢視相当図である。
揺動アーム31は、支持軸32を介してブラケット35
上に揺動自在に搭載され、上向きの連結ピン11dを切
欠き凹部31aに係合させてロックピン11に連結され
ている。また、揺動アーム31は、ガイドリング35a
を介して垂下する紐材34、34を交互に引き操作して
水平揺動させることができる。
【0036】第1のストッパ41は、軸41cを介して
上下に揺動自在に設けてもよい(同図)。第1のストッ
パ41は、捻りばね41eを介して下向きに付勢されて
おり、ロックピン11の大径部分11cに係合すること
により、ロックピン11の前進とともに走行空間S1 か
ら上方に退避させ(図8(B)の二点鎖線)、ロックピ
ン11が後退すると、捻りばね41eを介して走行空間
S1 に進出する(同図(B)の実線)。
【0037】規制部材13の軸13aには、カバー51
aの外側に指示針16を付設してもよい(図9)。カバ
ー51aには、たとえば上向き三角形の目盛16aが軸
13aの下方に表示されている。
【0038】指示針16は、移動レール51が固定レー
ル61に対向しておらず、駆動ピン14が前方に突出し
ているとき、軸13aを介して前方に揺動する。軸13
aは、規制部材13を介し、駆動ピン14の出没に連動
して回転するからである。また、指示針16は、移動レ
ール51が固定レール61に正しく対向すると、駆動ピ
ン14の後退に連動して後方に揺動し、先端を目盛16
aに対応させて(同図の二点鎖線)、移動レール51の
位置決め完了を外部に表示することができる。なお、指
示針16は、移動レール51の左右両側に設けてもよ
く、操作機構30の紐材34、34を垂下させる側にの
み設けてもよい。
【0039】ロックピン11、第2のストッパ42は、
前者に付設する係合突部11k、後者に付設するばね材
42fを介して分離可能に連結してもよい(図10)。
ただし、図10(B)は、同図(A)のB−B線矢視相
当拡大断面図である。球状の係合突部11kは、ロック
ピン11の先端に前向きに突設されており、スリット付
きの筒状のばね材42fは、第2のストッパ42の突出
部42bの前面に上下方向に固定されている。また、第
2のストッパ42は、後方のストッパ42gを介し、走
行空間S1 から退避するときの揺動限が規定されてい
る。
【0040】そこで、ロックピン11が前進すると、係
合突部11k、ばね材42fを介して第2のストッパ4
2が走行空間S1 から退避するように積極駆動される。
第2のストッパ42がストッパ42gに当接すると(同
図の実線)、係合突部11kは、前方のスリットを介し
てばね材42fに進入し、ばね材42fに弾発的に係合
してロックピン11を第2のストッパ42に連結する。
また、ロックピン11が後退すると、係合突部11k、
ばね材42fを介して第2のストッパ42が走行空間S
1 に進出するように積極駆動され(同図の矢印K5 方
向)、ロックピン11は、第2のストッパ42のストッ
パ部42aが走行空間S1 に垂直に進出して長孔61d
の前端に当接すると(同図の二点鎖線)、係合突部11
kをばね材42fから抜き取り、第2のストッパ42か
ら自動的に分離する。
【0041】規制部材13は、ストッパ片13d付きの
棒材から形成してもよい(図11)。規制部材13は、
捻りばね13bを介して後部が下向きに付勢され、ガイ
ドブロック12の前面に突出する前端にカムフォロワ1
5が付設されている。一方、係合ブロック21の前面に
は、カムフォロワ15が係合するカム溝21dが形成さ
れ、カム溝21dは、係合孔21a上の中間部が最も低
く、両端部が高い滑らかな曲線状に形成されている。
【0042】規制部材13は、移動レール51が固定レ
ール61に対向していないとき、捻りばね13bを介し
て後端のストッパ片13dがロックピン11のガイドピ
ン11eに係合し、ロックピン11の前進を阻止する
(同図の二点鎖線)。移動レール51を横移動させて固
定レール61に対向させると、カムフォロワ15がカム
溝21dに係合し、規制部材13のストッパ片13dを
上昇させてロックピン11のロックを解放することがで
きる(同図の実線)。
【0043】以上の説明において、ロックピン11、規
制部材13、操作機構30、第1のストッパ41を含む
各部材を固定レール61側に組み込み、係合ブロック2
1、第2のストッパ42を含む各部材を移動レール51
側に組み込んでもよい。
【0044】また、この発明は、被介護者を搬送するホ
イストの他、各種の重量物を搬送する一般用のホイスト
のガイドレールにも好適に使用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動レール、固定レールの各先端部にそれぞれ組み
込むロックピン、係合ブロックと、ロックピンを前後に
駆動する操作機構と、第1、第2のストッパとを組み合
わせることによって、ロックピンは、係合ブロックに係
合し、移動レールを固定レールの延長方向に横移動不能
にロックすることができるから、移動レールを固定レー
ルに簡単に連結し、ホイストを安全に通過させることが
できる上、ロックピンを後退させて移動レールを横移動
自在に解放すると、第1、第2のストッパがランナの走
行空間に進出してランナの前進を阻止し、ランナやホイ
ストの落下を未然に防止して高い安全性を実現すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 全体構成縦断面説明図
【図3】 図2のX−X線矢視相当断面図
【図4】 図2のY−Y線矢視相当断面図
【図5】 図2のZ−Z線矢視相当断面図
【図6】 動作説明図
【図7】 使用状態説明図
【図8】 他の実施の形態を示す要部構成説明図(1)
【図9】 他の実施の形態を示す要部構成説明図(2)
【図10】 他の実施の形態を示す要部構成説明図
(3)
【図11】 他の実施の形態を示す要部構成説明図
(4)
【符号の説明】
S1 …走行空間 11…ロックピン 13…規制部材 21…係合ブロック 30…操作機構 31…揺動アーム 32…支持軸 41…第1のストッパ 42…第2のストッパ 51…移動レール 61…固定レール 71…ランナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動レール、固定レールの各先端部にそ
    れぞれ組み込むロックピン、係合ブロックと、前記ロッ
    クピンを前後に駆動する操作機構と、移動レール、固定
    レールにそれぞれ付設する第1、第2のストッパとを備
    えてなり、前記ロックピンは、前記操作機構を介して前
    進することにより前記係合ブロックに係合し、前記第
    1、第2のストッパは、前記ロックピンの前進とともに
    ランナの走行空間から退避することを特徴とするホイス
    ト用のガイドレールの連結装置。
  2. 【請求項2】 前記ロックピンには、規制部材を組み合
    わせ、該規制部材は、移動レールが固定レールに対向す
    るとき、前記ロックピンの前進を許容することを特徴と
    する請求項1記載のホイスト用のガイドレールの連結装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ロックピンは、前記操作機構を介し
    て後退するとき、ランナの走行空間に進出するように前
    記第2のストッパを積極駆動することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のホイスト用のガイドレールの
    連結装置。
  4. 【請求項4】 前記操作機構は、前後に揺動する揺動ア
    ームを介して前記ロックピンを駆動することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか記載のホイスト用
    のガイドレールの連結装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のストッパは、前記揺動アーム
    を付設する支持軸に固定することを特徴とする請求項4
    記載のホイスト用のガイドレールの連結装置。
JP2001105144A 2001-04-03 2001-04-03 ホイスト用のガイドレールの連結装置 Pending JP2002302378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105144A JP2002302378A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 ホイスト用のガイドレールの連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105144A JP2002302378A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 ホイスト用のガイドレールの連結装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002302378A true JP2002302378A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18957879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001105144A Pending JP2002302378A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 ホイスト用のガイドレールの連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002302378A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015327A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd 橋形クレーン
WO2018055763A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 アズビル株式会社 搬送装置
CN108529156A (zh) * 2018-06-04 2018-09-14 昆山福宏康复科技有限公司 天轨移位机轨道搭接结构

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848353A (ja) * 1971-01-29 1973-07-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848353A (ja) * 1971-01-29 1973-07-09

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015327A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd 橋形クレーン
WO2018055763A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 アズビル株式会社 搬送装置
CN109789973A (zh) * 2016-09-26 2019-05-21 阿自倍尔株式会社 输送装置
US10703574B2 (en) 2016-09-26 2020-07-07 Azbil Corporation Conveying device
CN108529156A (zh) * 2018-06-04 2018-09-14 昆山福宏康复科技有限公司 天轨移位机轨道搭接结构
CN108529156B (zh) * 2018-06-04 2024-04-05 昆山福宏康复科技有限公司 天轨移位机轨道搭接结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3434236A (en) Sash lock
US6675412B2 (en) Winch assembly for the displacement of a person between a first vertical position and a second vertical position
US5044535A (en) Expandable garment hanger for pants or skirt with releasing lever
US2716513A (en) Garment hanger
US4752977A (en) Handle for releasing side rail of a crib
JP2002302378A (ja) ホイスト用のガイドレールの連結装置
ES2037951T3 (es) Hebilla de cinturon de seguridad de asiento.
US4576096A (en) Wheeled locking carrier
JPS60131339A (ja) 運搬車両用ロ−プフツク装置
US3321090A (en) Supporting apparatus for medical bottles and the like
US4217670A (en) Foldable rail assembly
CA2249362C (en) Animal confinement pen with improved access to animal
JP2003012269A (ja) ホイスト用のガイドレールの連結装置
US6728982B2 (en) Pediatric stretcher
JP2005113449A (ja) 開閉体装置、走行体および開閉体の吊り込み方法
JPH0734752A (ja) ドアの開閉装置
JPH08333097A (ja) 容器の吊上げ台のロック機構
KR100614085B1 (ko) 천정부착형 상품진열대의 승강장치
JPH024665Y2 (ja)
JPS63255480A (ja) 面一引違い窓の障子移動装置
JP2015137490A (ja) 連動開閉装置を備えた複動式の開閉ドア、およびドアの連動開閉装置
AU773924B2 (en) Improvements in cots
JP3105463B2 (ja) 伸縮門扉
US2784021A (en) Door pull latch extension device
JP2001017473A (ja) 車両内の車椅子の固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025