JP2002302167A - 食品運搬箱の断熱カバー - Google Patents

食品運搬箱の断熱カバー

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JP2002302167A
JP2002302167A JP2001103455A JP2001103455A JP2002302167A JP 2002302167 A JP2002302167 A JP 2002302167A JP 2001103455 A JP2001103455 A JP 2001103455A JP 2001103455 A JP2001103455 A JP 2001103455A JP 2002302167 A JP2002302167 A JP 2002302167A
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food
heat
heat insulating
transport box
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Kenji Kato
健二 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収されて冷蔵車などの保冷室に納められた
食品運搬箱によって当該保冷室内の室温が一定に保ち難
くなる事態を防止して、こうした食品運搬箱の回収を支
障なく行えるようにする。 【解決手段】 冷蔵車又は冷凍車における保冷室におい
て回収された食品運搬箱Hに被せられる発泡プラスチッ
ク製の断熱シート1によって構成される断熱カバーであ
る。このカバーが、上下端を開放させると共に、内側に
食品運搬箱Hを積み重ね状態に納めることが可能な筒状
部3と、筒状部3の開放された上端を開閉可能に塞ぐと
共に、筒状部3の開放された上端を塞いだ状態において
筒状部3の内側に納められた食品運搬箱Hのうち最上段
に位置される食品運搬箱Hの上面に内面を接しさせる蓋
部4とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵車又は冷凍
車における保冷室において回収された食品運搬箱に被せ
られて、回収されて当該保冷室に納められた食品運搬箱
によって当該保冷室内の室温が一定に保ち難くなる事態
を防止するために用いられる断熱カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】コンビニエンスストアやスーパーマーケ
ットなどの小売店に冷蔵状態又は冷凍状態で供給される
食品は、食品運搬箱に納められて冷蔵車などによって運
搬されている。こうした食品運搬箱は、通例、かかる小
売店に前記食品を納めた状態で一旦引き渡され当該小売
店において食品の陳列が済んだ後は当該小売店の店先な
どに回収までの間放置されている場合が多い。そして、
かかる空になった食品運搬箱は巡回してきた冷蔵車など
によって回収されており、回収された空の食品運搬箱は
通例再び当該冷蔵車などの保冷室に納められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、小売店にお
いて回収までの間放置されていた食品運搬箱をそのまま
前記保冷室に納めてしまうと、この食品運搬箱の持つ熱
によって当該保冷室内の室温が一定に保ち難くなる。特
に、夏季などの気温が高い季節においては、回収されて
保冷室に納められた食品運搬箱が当該保冷室内の室温に
与える影響が大きくなる。かかる保冷室内には、未だ未
供給の食品や、こうした食品を納めた食品運搬箱が残さ
れている場合も少なくないことから、こうした食品運搬
箱の回収によっても保冷室の室温が一定に保たれるよう
な手法を提供することが強く望まれていた。
【0004】そこで、この発明は、回収されて冷蔵車な
どの保冷室に納められた食品運搬箱によって当該保冷室
内の室温が一定に保ち難くなる事態を防止して、こうし
た食品運搬箱の回収を支障なく行えるようにすることを
主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明にあっては、食品運搬箱の断
熱カバーを、冷蔵車又は冷凍車における保冷室において
回収された食品運搬箱に被せられる発泡プラスチック製
の断熱シートによって構成される断熱カバーであって、
このカバーが、上下端を開放させると共に、内側に前記
食品運搬箱を積み重ね状態に納めることが可能な筒状部
と、当該筒状部の開放された上端を開閉可能に塞ぐと共
に、当該筒状部の開放された上端を塞いだ状態において
当該筒状部の内側に納められた前記食品運搬箱のうち最
上段に位置される当該食品運搬箱の上面に内面を接しさ
せる蓋部とを有していることを特徴とするものとした。
【0006】かかる構成によれば、前記筒状部の内側に
前記食品運搬箱を納めた状態で当該筒状部の上端を前記
蓋部により塞ぐことにより、このように納められた食品
運搬箱の熱ができる限り当該断熱カバーの外に伝わり難
いようにすることができ、回収されて前記保冷室内に納
められた食品運搬箱によって前記保冷室内の室温が上昇
されるなどの事態をできる限り防止することができる。
【0007】また、かかる断熱カバーは、前記筒状部の
開放された上端を塞いだ状態において当該筒状部の内側
に納められた前記食品運搬箱のうち最上段に位置される
当該食品運搬箱の上面に内面を接しさせる蓋部によって
支持されることから、積み重ねられた食品運搬箱の高さ
に応じて当該積み重ねられた食品運搬箱を適切に覆うこ
とができる。すなわち、かかる筒状部を最も展張させた
状態おける当該筒状部の全長よりも積み上げられた食品
運搬箱の高さが小さい間は、前記蓋部によって支持され
る当該筒状部の下端側に弛みを生じさせた状態で当該積
み上げられた食品運搬箱の高さに応じて当該筒状部を展
張させることができ、このように展張さる筒状部によっ
て当該積み上げられた食品運搬箱の側部を上下方向に亘
って適切に覆うことができ、また、当該積み上げられた
食品運搬箱の最上部を前記蓋部によって適切に覆うこと
ができる。
【0008】また、前記蓋部を開き出させることによ
り、前記筒状部の上端を開放させて、断熱カバー内に先
に納められている食品運搬箱の上に新たに回収された食
品運搬箱を容易に積み重ねることができ、このように新
たに回収された食品運搬箱を積み重ねた後、前記筒状部
の上端を引き上げて当該筒状部の上端を再び前記蓋部に
よって塞ぐことにより、かかる新たに回収された食品運
搬箱を先に納められた食品運搬箱共々再び前記筒状部と
当該蓋部とによって前記保冷室内で適切に覆うことがで
きる。
【0009】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の食品運搬箱の断熱カバーにおける断熱シー
トの表面がアルミニウム層を備えた表面シートによって
覆われていることを特徴とするものとした。
【0010】かかる構成によれば、断熱カバー内外の通
気が遮断できると共に、断熱カバー内に納められた食品
運搬箱からの熱が断熱カバーの外にできる限り放散され
ないようにすることができる。
【0011】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載の回収された食品運搬箱の断熱
カバーにおける筒状部が、当該筒状部の上下方向に亙る
複数箇所において、食品包装箱の横断面の外郭形状に倣
った形状を備えた複数の枠体によって、当該枠体に沿っ
て広げられていることを特徴とするものとした。
【0012】かかる構成によれば、前記筒状部の横断面
形状を前記食品運搬箱の外郭形状に倣った形状に整えさ
せておくことができ、かかる筒状部の内側に前記食品運
搬箱を常時入れ込みやすく、また、その取り出しも容易
になせるようにしておくことができる。
【0013】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項3記載の回収された食品運搬箱における筒状部の外
面に枠体に巻き掛けた状態で掛合させ合わされる雌雄を
なす面状ファスナーが備え付けられていることを特徴と
するものとした。
【0014】かかる構成によれば、前記雌雄をなす面状
ファスナーの掛合を解くことにより筒状部から枠体を取
り外すことができ、断熱カバーを収納したり、保管など
する場合において、当該筒状部及び蓋部側をコンパクト
に纏めやすいようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図8に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0016】なお、ここで図1は、実施の形態にかかる
断熱カバーを斜視の状態として表している。また、図2
は、最もかかる断熱カバーが展張された状態を、また、
図3は、かかる断熱カバーの上端側が展張された状態
を、それぞれ断面の状態で、かつ、かかる断熱カバーに
よって覆われる積み上げられた食品運搬箱Hを想像線で
表して示した構成図であり、また、図4は、かかる断熱
カバーを構成する蓋部4を開き出させた状態を断面の状
態で表した構成図である。また、図5は、かかる断熱カ
バーを横断面の状態で表した構成図である。また、図6
は、かかる断熱カバーを構成する筒状部3の隅部を拡大
して横断面の状態として表しており、また、図7は、か
かる断熱カバーにおける枠体5の取り付け箇所を斜視の
状態で表している。
【0017】この実施の形態にかかる回収された食品運
搬箱Hの断熱カバーは、冷蔵車又は冷凍車における保冷
室において回収された食品運搬箱Hに被せられて、回収
されて当該保冷室に納められた食品運搬箱Hによって当
該保冷室内の室温が一定に保ち難くなる事態を防止する
ために用いられるものである。
【0018】典型的には、かかる断熱カバーは、コンビ
ニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店に冷
蔵状態又は冷凍状態で供給される食品を食品運搬箱Hに
納めて運送する冷蔵車又は冷凍車において、当該小売店
に一旦引き渡され当該小売店において食品の陳列が済ん
で当該小売店の店先などに回収までの間放置されていた
当該食品運搬箱Hを、再び当該冷蔵車などの保冷室に支
障なく納めて回収できるようにするものである。
【0019】かかる食品運搬箱Hとしては、典型的に
は、平面視において矩形状の外郭形状を有し、上面を開
放させたプラスチック製の箱状のもの(バンジュウと称
される。)などが予定される。
【0020】そして、かかる断熱カバーは、積み重ね状
態で前記保冷室に納められる複数の前記食品運搬箱H、
H…を、当該保冷室内で適切に覆う構成を備えている。
典型的には、かかる断熱カバーは、上下に隣り合う食品
運搬箱H、Hのうち、下方に位置する食品運搬箱Hの上
面開放部より上方に位置する食品運搬箱Hの底側を当該
下方に位置する食品運搬箱Hの内側に入れ込ませるよう
にして順次に積み重ねられている複数の食品運搬箱H、
H…を、前記保冷室内で適切に覆える構成を備えたもの
となっている。また、新たに回収された食品運搬箱H
を、断熱カバー内に先に納められている食品運搬箱Hの
上に適宜容易に積み重ねて先に納められた食品運搬箱H
共々再び前記保冷室内で適切に覆うことができる構成を
備えている。すなわち、前記保冷室内に積み重ねられる
複数の食品運搬箱H、H…の高さの変化に追随して当該
複数の食品運搬箱H、H…を前記保冷室内で適切に覆う
ことができる構成を備えている。
【0021】具体的には、かかる断熱カバーは、発泡プ
ラスチック製の断熱シート1によって構成されている。
【0022】かかる断熱シート1としては、例えば、厚
さ1mm程度のポリエチレン製の発泡シートなどを用い
ることができる。
【0023】また、この実施の形態にあっては、かかる
断熱シート1の表面を、かかる断熱シート1よりも薄
い、アルミニウム層2aを備えた表面シート2によって
覆わせている。より具体的には、この実施の形態にあっ
ては、かかる断熱シート1の内外両面をそれぞれ、当該
断熱シート1に向き合う側と反対の側にある面を蒸着な
どによって前記アルミニウム層2aによって覆わせたプ
ラスチック繊維などよりなる生地2bによって構成され
る表面シート2により覆うようにしている。(図6、図
7)また、この実施の形態にあっては、内外二枚のかか
る表面シート2と前記断熱シート1とを部分的に溶着さ
せることにより、より具体的には、後述する筒状部3を
構成する断熱シート1にあっては、当該筒状部3の上下
方向に間隔を開けて形成され、それぞれ当該筒状部3の
筒軸線を巡る向きに連続する周回状をなす複数の熱シー
ル3a、3a…などを施すことによって、当該二枚の表
面シート2、2の間に前記断熱シート1を挟み込ませた
状態で当該断熱シート1によって断熱カバーが形成され
るようにしてある。
【0024】このように、断熱シート1の表面をアルミ
ニウム層2aで覆わせておくことにより、断熱カバー内
外の通気が遮断できると共に、断熱カバー内に納められ
た食品運搬箱Hからの熱が断熱カバーの外にできる限り
放散されないようにすることができる。
【0025】また、かかる断熱シート1によって構成さ
れる断熱カバーは、上下端を開放させると共に、内側に
前記食品運搬箱Hを積み重ね状態に納めることが可能な
筒状部3と、当該筒状部3の開放された上端を開閉可能
に塞ぐと共に、当該筒状部3の開放された上端を塞いだ
状態において当該筒状部3の内側に納められた前記食品
運搬箱Hのうち最上段に位置される当該食品運搬箱Hの
上面に内面を接しさせる蓋部4とを有している。
【0026】かかる筒状部3は、この実施の形態にあっ
ては、平面視において矩形状の外郭形状を備えた食品運
搬箱Hの収納に適するように、横断面形状を当該食品運
搬箱Hの外郭形状に倣った矩形状とした角筒状をなすよ
うに構成されている。すなわち、この実施の形態にあっ
ては、かかる筒状部3は、互いに向き合った幅広の側面
3bと、互いに向き合った幅狭の側面3bとを有してい
る。また、この実施の形態にあっては、かかる幅広の側
面3bと幅狭の側面3bとの連接箇所、すなわち、筒状
部3の隅部に、当該筒状部3の上下方向に亙る熱シール
3aを施し、この隅部において当該熱シール3aによっ
て前記断熱シート1と前記表面シート2とが一体になる
ようにしてあり、かかる熱シール3aによって当該筒状
部3の角筒状をなす基本形状が保たれるようにしてあ
る。
【0027】一方、前記断熱シート1によって構成され
る前記蓋部4は、前記筒状部3の上端を塞ぐ大きさに構
成された平面視において矩形状をなすように構成されて
いる。
【0028】また、この実施の形態にあっては、かかる
蓋部4は、その各辺部に沿って下方に突き出すスカート
片4aを有しており、このスカート片4aの内側に前記
筒状部3の上端を納めた状態で当該筒状部3の上端を塞
ぐことができるものとしてある。
【0029】また、この実施の形態にあっては、かかる
蓋部4の四つの辺部のうちの一つの辺部に沿って形成さ
れた前記スカート片4aの下端を前記筒状体の幅狭の側
面3bの上端部に縫着させることにより、この縫着部4
bをヒンジとして当該筒状体の上端を開放させる向きに
側方に開き出し可能な状態で当該筒状部3に取り付けら
れている。
【0030】また、この実施の形態にあっては、かかる
縫着部4bによって前記筒状部3に止め付けられた蓋部
4の辺部以外の辺部に形成された前記スカート片4aの
外側にサイドリリースタイプのバックルの雌雄をなす部
材4c、4cの一方がそれぞれ備え付けられていると共
に、前記筒状部3における前記蓋部4との縫着部4bが
上端部に形成された側面3b以外の側面3bの上端部の
外側に当該サイドリリースタイプのバックルの雌雄をな
す部材4c、4cの他方がそれぞれ備え付けられてお
り、かかる蓋部4によって当該筒状部3の上端を塞いだ
状態を当該サイドリリースタイプのバックルの雌雄をな
す部材4c、4cを留め付け合わせることによって維持
することができ、また、かかるサイドリリースタイプの
バックルの雌雄をなす部材4c、4cの当該留め付けを
解くことによって前記縫着部4b以外の蓋部4の辺部と
筒状部3の上端との留め合わせを解いて当該縫着部4b
を中心とした蓋部4の前記開き出し操作を容易になすこ
とができるようにしてある。
【0031】なお、かかる蓋部4と筒状部3とは、当該
蓋部4によって当該筒状部3の上端を開放可能に塞ぐよ
うに組み合わされていれば良く、例えば、蓋部4の辺部
と筒状部3の上端の開放縁とをスライドファスナーや面
状ファスナーによってとじ合わせるようにしてあっても
良い。
【0032】この実施の形態にかかる断熱カバーは以上
の構成を備えていることから、前記筒状部3の内側に前
記食品運搬箱Hを納めた状態で当該筒状体3の上端を前
記蓋部4により塞ぐことにより、このように納められた
食品運搬箱Hの熱ができる限り当該断熱カバーの外に伝
わり難いようにすることができ、回収されて前記保冷室
内に納められた食品運搬箱Hによって前記保冷室内の室
温が上昇されるなどの事態をできる限り防止することが
できる。
【0033】また、かかる断熱カバーは、前記筒状部3
の開放された上端を塞いだ状態において当該筒状部3の
内側に納められた前記食品運搬箱Hのうち最上段に位置
される当該食品運搬箱Hの上面に内面を接しさせる蓋部
4によって支持されることから、積み重ねられた食品運
搬箱Hの高さに応じて当該積み重ねられた食品運搬箱H
を適切に覆うことができる。すなわち、かかる筒状部3
を最も展張させた状態おける当該筒状部3の全長よりも
積み上げられた食品運搬箱Hの高さが小さい間は、前記
蓋部4によって支持される当該筒状部3の下端側に弛み
を生じさせた状態で当該積み上げられた食品運搬箱Hの
高さに応じて当該筒状部3を展張させることができ、こ
のように展張さる筒状部3によって当該積み上げられた
食品運搬箱Hの側部を上下方向に亘って適切に覆うこと
ができ、また、当該積み上げられた食品運搬箱Hの最上
部を前記蓋部4によって適切に覆うことができる。(図
3)
【0034】また、前記蓋部4を開き出させることによ
り、前記筒状部3の上端を開放させて、断熱カバー内に
先に納められている食品運搬箱Hの上に新たに回収され
た食品運搬箱Hを容易に積み重ねることができ、(図
4)このように新たに回収された食品運搬箱Hを積み重
ねた後、前記筒状部3の上端を引き上げて当該筒状部3
の上端を再び前記蓋部4によって塞ぐことにより、かか
る新たに回収された食品運搬箱Hを先に納められた食品
運搬箱H共々再び前記筒状部3と当該蓋部4とによって
前記保冷室内で適切に覆うことができる。
【0035】また、この実施の形態にあっては、前記筒
状部3が、当該筒状部3の上下方向に亙る複数箇所にお
いて、食品包装箱の横断面の外郭形状に倣った形状を備
えた複数の枠体5、5…によって、当該枠体5に沿って
広げられているようにしてある。かかる枠体5は、いわ
ゆるグラスファイバーロッドなどにより構成することが
できる。
【0036】この実施の形態にあっては、かかる枠体5
は、平面視において矩形状をなす前記食品運搬箱Hの外
郭形状に倣った矩形枠状をなし、かつ、前記筒状部3を
内側に納めた状態で当該筒状部3の外面を支持するよう
に当該筒状部3に備えられるものとしてある。
【0037】この結果、この実施の形態にあっては、前
記筒状部3の横断面形状を前記食品運搬箱Hの外郭形状
に倣った形状に整えさせておくことができ、かかる筒状
部3の内側に前記食品運搬箱Hを常時入れ込みやすく、
また、その取り出しも容易になせるようにしておくこと
ができる。
【0038】また、かかる筒状部3を最も展張させた状
態おける当該筒状部3の全長よりも積み上げられた食品
運搬箱Hの高さが小さい間は、前記蓋部4によって支持
される当該筒状部3の下端側に弛みを生じさせた状態で
当該積み上げられた食品運搬箱Hの高さに応じて当該筒
状部3を展張されることとなるが、この弛みを生じてい
る筒状体3の下側を支持する前記枠体5の自重によりこ
の弛みを生じさせている筒状体3の下側の捲れ上がりを
防止でき、当該積み上げられた食品運搬箱Hの側部を上
下方向に亘って適切に覆うことができる。(図3)
【0039】また、この実施の形態にあっては、かかる
筒状部3の上端および下端の開放縁がそれぞれ前記枠体
5によって支持されており、当該筒状部3内への食品運
搬箱Hの納め入れ、および、当該筒状部3内からの食品
運搬箱Hの取り出しが一層容易とされている。また、か
かる筒状部3の下端を支持する枠体5によって当該筒状
部3が最も展張された状態おける当該筒状部3の下端の
捲れ上がりを防止することができ、また、かかる筒状部
3の上端を支持する枠体5によって当該筒状部3の上端
側の引き上げ操作を容易になせるようにしてある。
【0040】また、この実施の形態にあっては、前記筒
状部3の外面に枠体5に巻き掛けた状態で掛合させ合わ
される雌雄をなす面状ファスナー6、6が備え付けられ
ている。
【0041】この実施の形態にあっては、前記筒状部3
の筒軸線を巡る向きに周回状に形成された熱シール3a
が施された箇所にそれぞれ帯状をなす当該面状ファスナ
ー6の一端が縫着されている。(図7)
【0042】この結果、この実施の形態にあっては、前
記雌雄をなす面状ファスナー6、6の掛合を解くことに
より筒状部3から枠体5を取り外すことができ、断熱カ
バーを収納したり、保管などする場合において、当該筒
状部3及び蓋部4側をコンパクトに纏めやすいようにす
ることができる。
【0043】
【発明の効果】この発明にかかる食品運搬箱の断熱カバ
ーによれば、回収されて冷蔵車などの保冷室に納められ
た食品運搬箱によって当該保冷室内の室温が一定に保ち
難くなる事態を防止して、こうした食品運搬箱の回収を
支障なく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱カバーを斜視構成図
【図2】断熱カバーの使用状態を示す断面構成図
【図3】断熱カバーの使用状態を示す断面構成図
【図4】蓋部4を開き出させた状態の断熱カバーを示す
断面構成図
【図5】断熱カバーの横断面構成図
【図6】断熱カバーの要部断面構成図
【図7】断熱カバーの要部斜視構成図
【符号の説明】
H 食品運搬箱 1 断熱シート 3 筒状部 4 蓋部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB99 AC03 AC14 BA09A BA21A BA31A BB05A BB17A BB24A BB26A CA18 EA22 EB17 FA01 FC01 GA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵車又は冷凍車における保冷室におい
    て回収された食品運搬箱に被せられる発泡プラスチック
    製の断熱シートによって構成される断熱カバーであっ
    て、 このカバーが、上下端を開放させると共に、内側に前記
    食品運搬箱を積み重ね状態に納めることが可能な筒状部
    と、 当該筒状部の開放された上端を開閉可能に塞ぐと共に、
    当該筒状部の開放された上端を塞いだ状態において当該
    筒状部の内側に納められた前記食品運搬箱のうち最上段
    に位置される当該食品運搬箱の上面に内面を接しさせる
    蓋部とを有していることを特徴とする回収された食品運
    搬箱の断熱カバー。
  2. 【請求項2】 断熱シートの表面がアルミニウム層を備
    えた表面シートによって覆われていることを特徴とする
    請求項1記載の回収された食品運搬箱の断熱カバー。
  3. 【請求項3】 筒状部が、当該筒状部の上下方向に亙る
    複数箇所において、食品包装箱の横断面の外郭形状に倣
    った形状を備えた複数の枠体によって、当該枠体に沿っ
    て広げられていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の回収された食品運搬箱の断熱カバー。
  4. 【請求項4】 筒状部の外面に枠体に巻き掛けた状態で
    掛合させ合わされる雌雄をなす面状ファスナーが備え付
    けられていることを特徴とする請求項3記載の回収され
    た食品運搬箱の断熱カバー。
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JP2008222276A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Sanyo:Kk バッグ取付け装置
JP2010052769A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Air Water Tansan Kk 保冷体
JP2015016884A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 株式会社イノアックコーポレーション 保温・保冷カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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