JP2002301995A - ワイヤハーネスの取付構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの取付構造

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JP2002301995A
JP2002301995A JP2001107544A JP2001107544A JP2002301995A JP 2002301995 A JP2002301995 A JP 2002301995A JP 2001107544 A JP2001107544 A JP 2001107544A JP 2001107544 A JP2001107544 A JP 2001107544A JP 2002301995 A JP2002301995 A JP 2002301995A
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JP
Japan
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connector
body panel
wire harness
holding
mounting structure
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Withdrawn
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JP2001107544A
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Inventor
Koji Oda
幸治 小田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスを車体パネルに沿って配索す
る際にコネクタが車体パネルに干渉して異音を発するこ
となく保持できるようにする。 【解決手段】 車体パネルPと、この車体パネルPの内
面に装着される樹脂成型品からなる内装板11との間の
配索経路に沿って配索されるワイヤハーネスの取付構造
であって、内装板11の内面にワイヤハーネス同士の接
続部であるコネクタCを嵌合して保持可能な一対の挟持
板12a、12bを設け、挟持板12a、12bに保持
されたコネクタCを抜け止め手段によって確実に保持す
ることで車両走行時の振動によってコネクタCが振れる
のを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
取付構造に関し、ワイヤハーネスを車体パネルに沿って
配索する際にコネクタが車体パネルに干渉して異音を発
することなく保持できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のワイヤハーネスは車体パネル
に沿って所要経路に配索されるものである。ところで、
例えば図4(A)(B)に示すように、その配索経路中
に他のワイヤハーネスW/Hと接続するためのコネクタ
1を有する場合は、ワイヤハーネスW/Hをクランプ2
によって車体パネルPに固定した状態であっても、コネ
クタ1は、車両走行中の振動によって大きく振れる。こ
のため、コネクタ1が車体パネルPに衝突して異音を発
生させる可能性がある。そこで、従来はコネクタ1の外
周にソフトテープ等のクッション材3を外装することで
衝突音の発生を緩和していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
コネクタ1に対しクッション材3の外装作業を要するた
め、組立作業工数および必要部材の増加によってコスト
高になると共に、長年の使用によりクッション材3に捲
れが生じた場合は、クッション材3による衝撃緩和作用
が低下してしまうおそれがあった。
【0004】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、車体パネルに取り付けるべきワイヤハーネスにお
けるコネクタにクッション材を外装することなく振動に
よる衝突音の発生を防止できるようにすることを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、車体パネルと、該車体パネルの内面に装
着される内装板との間の配索経路に沿って配索されるワ
イヤハーネスの取付構造であって、上記内装板の内面に
ワイヤハーネス同士の接続部であるコネクタを嵌合して
保持可能なコネクタ保持部を設けていることを特徴とす
るワイヤハーネスの取付構造を提供している。
【0006】上記構成によれば、ワイヤハーネス同士の
接続部分であるコネクタを内装板に設けたコネクタ保持
部に嵌合保持させることで、車両走行時の振動によって
コネクタが大きく振れるのを防止でき、よって、車体パ
ネルに対するコネクタの衝突による異音の発生を防止で
きる。内装板は樹脂成型品からなるので、コネクタの配
置位置、大きさに対応してコネクタ保持部を容易に一体
成型しておくことができ、車体パネル側に特別な加工を
施す要がない。
【0007】具体的には、上記コネクタ保持部は、内装
板から一体突設されて上記コネクタの上下両面を保持し
て位置決め可能な一対の挟持板と、該挟持板の間に保持
されるコネクタの抜けを防止する抜け止め手段を備えて
いる。内装板に一体突設した挟持板の間にコネクタを嵌
合するのみで、所要位置に容易にコネクタを位置決めで
きると共に、位置決めされたコネクタは抜け止め手段に
よって保持されるため、コネクタの飛び出しを確実に防
止できる。
【0008】抜け止め手段としては、具体的には一対の
挟持板の自由端側に挟持板に保持されたコネクタの上下
端縁部に係止する爪片を一体突設し、挟持板へのコネク
タの嵌入時には挟持板が弾性変形して爪片を退避させ、
嵌合時には弾性復帰してコネクタの端縁部に係止する構
造とすることができる。また、一対の挟持板に対向面
に、互いに内方へ突出する膨出部を設け、該膨出部間の
寸法を挟持すべきコネクタの高さ寸法より狭く設定する
ことでコネクタを弾性的に保持するようにしてもよい。
更に、一方の挟持板の端部から他方の挟持板側へ回動し
て係止することによって、挟持板間の入り口を閉塞でき
るようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明のワイヤハーネスの
取付構造の実施形態を示し、本実施形態では自動車のピ
ラー部を構成する車体パネルPの内面と、この車体パネ
ルPに装着される樹脂成型品からなる内装板11との間
に配索されるワイヤハーネスW/Hの取付構造を示して
いる。内装板11は全体が逆T字状に成型されると共
に、壁部11aと両側の側縁部11bによって断面コ字
状とされ、車体パネルPに装着した状態で車体パネルP
との間にワイヤハーネスW/H配索用の空間が確保され
るようになっている。
【0010】内装板11の内面には、両側縁部11bと
壁部11aのコーナー部において対向方向へ向かって複
数の補強用のリブ11cが一体突設されている。また、
壁部11aの内面略中央位置には、ピラー部に配索され
るワイヤハーネスW/H同士の接続部であるコネクタC
を嵌合保持するためのコネクタ保持部12を設けてい
る。
【0011】コネクタ保持部12は、図2に示すよう
に、内装板11から車体パネルP側へ向けて一体突設さ
れた上下一対の挟持板12a、12bから構成してい
る。この挟持板12a、12b間の間隔は、保持すべき
コネクタCをガタツキなく保持できるようにコネクタC
の高さ寸法と同一か僅かに狭い寸法設定としている。挟
持板12a、12bの自由端側には、コネクタCの上下
端縁部に係止して抜けを防止する抜け止め手段13とし
ての爪片13a、13bを対向方向に向けて一体突設し
ている。
【0012】上記抜け止め手段13によれば、挟持板1
2a、12bへのコネクタCの嵌入時には、挟持板12
a、12bが互いに外方へ弾性変形して爪片13a、1
3bが退避し、嵌合完了時には挟持板12a、12bが
弾性復帰してコネクタCの上下端縁部に爪片13a、1
3bがそれぞれ係止してコネクタCを抜け止め状態に保
持することができる。(図3(A))。
【0013】車体パネルPへのワイヤハーネスW/Hの
配索に際しては、ワイヤハーネスW/Hの電線束に取り
付けられたクランプ14を車体パネルPの所要の取付孔
に挿入して係止することでワイヤハーネスW/Hを所要
の経路に沿って配索する。そして、ワイヤハーネスW/
H同士を接続するコネクタCは、車体パネルPに装着す
べき内装板11の内面に設けた一対の挟持板12a、1
2bの間に嵌入することによって位置決めされると共
に、抜け止め手段13である爪片13a、13bがコネ
クタCの端縁に係止して抜け止め状態に保持される。
【0014】上記のようにして車体パネルPと内装板1
1との間に配索されたワイヤハーネスW/Hは、コネク
タCが内装板11のコネクタ保持部12によって保持さ
れているため、車両走行時の振動によってもコネクタC
が大きく振れることはない。このため、コネクタCは車
体パネルPやその他の機器と干渉することで異音を発す
るようなことはなく、従って従来のようにコネクタCを
クッション材で外装する必要はない。
【0015】図3(B)は、抜け止め手段23の変形例
を示し、一対の挟持板22a、22bの略中央の対向面
に、互いに内方へ弧状に突出する膨出部23a、23b
を設け、この膨出部23a、23b間の寸法を挟持すべ
きコネクタの高さ寸法より狭く設定することでコネクタ
を弾性的に保持することができるようにしている。更
に、図3(C)は、抜け止め手段33の他の変形例を示
し、一方の挟持板32aの端部から他方の挟持板32b
側へ回動可能な蓋体32cをヒンジ結合し、この蓋体3
2cにより挟持板32a、32b間の入り口を閉塞でき
るようにしている。そして、蓋体32cの端部には、他
方の挟持板32bに形成した係止孔32dに係合可能な
ロック爪32eを突設して蓋体32cを閉塞状態でロッ
クできるようにしている。
【0016】なお、上記実施形態においては、ピラー部
におけるワイヤハーネス取付構造について説明したが、
本発明のワイヤハーネスの取付構造は、車体パネルと内
装板との間において、コネクタの振れによって車体パネ
ル等と衝突する可能性のある個所に対し同様に適用する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、車体パネルと内装板との間に配索されるワイ
ヤハーネスにおいて、ワイヤハーネス同士を接続するコ
ネクタを、内装板のコネクタ保持部によって所要位置に
保持することができるため、コネクタが車両走行時の振
動の影響を受け難く、他部材との干渉による異音発生の
おそれがない。よって、従来のようにコネクタにクッシ
ョン材を外装する必要がなく、部品点数の低減およびク
ッション材の装着作業の廃止等によるワイヤハーネスの
生産コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るワイヤハーネスの取付構造を示
す分解斜視図である。
【図2】 コネクタ保持部の斜視図である。
【図3】 (A)コネクタ保持部にコネクタの保持状態
の断面図、(B)(C)は抜け止め手段の変形例を示す
断面図である。
【図4】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス P 車体パネル C コネクタ 11 内装板 12 コネクタ保持部 12a、12b、22a、22b、32a、32b 挟
持板 13、23、33 抜け止め手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/30 H02G 3/26 E 3/38 3/28 F Fターム(参考) 3J001 FA18 GA06 GC04 HA02 JC02 JC06 JC13 KA05 KA19 KA22 KB02 5G363 AA11 BA02 DA15 DC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルと、該車体パネルの内面に装
    着される樹脂成型品からなる内装板との間の配索経路に
    沿って配索されるワイヤハーネスの取付構造であって、 上記内装板の内面にワイヤハーネス同士の接続部である
    コネクタを嵌合して保持可能なコネクタ保持部を設けて
    いることを特徴とするワイヤハーネスの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記コネクタ保持部は、内装板から一体
    突設されて上記コネクタの上下両面を保持して位置決め
    可能な一対の挟持板と、該挟持板の間に保持されるコネ
    クタの抜けを防止する抜け止め手段を備えている請求項
    1に記載のワイヤハーネスの取付構造。
JP2001107544A 2001-04-05 2001-04-05 ワイヤハーネスの取付構造 Withdrawn JP2002301995A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258110A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Yazaki Corp プロテクタ
JP2011108461A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd ロック構造
JP2013067195A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Murakami Corp ドアミラー

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JP2007258110A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Yazaki Corp プロテクタ
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