JP2002301959A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JP2002301959A JP2001107718A JP2001107718A JP2002301959A JP 2002301959 A JP2002301959 A JP 2002301959A JP 2001107718 A JP2001107718 A JP 2001107718A JP 2001107718 A JP2001107718 A JP 2001107718A JP 2002301959 A JP2002301959 A JP 2002301959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート本体の特に背当て部の剛性を高めてそ
の部分の変形或いは破損を防止し得るようにすること。 【解決手段】 乗用車のシート等に装着するチャイルド
シートにおいて、シート本体3の背当て部における芯材
の幼児ベルト挿通口30a付近に、変形防止補強板30
を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに取
り付けるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、乗用車等に乳幼児を乗せる場合には、乳幼児の保護
のためにチャイルドシートを使用することが規定されて
いる。このチャイルドシートは乗用車等の補助席や後部
座席にシートベルト等によって取り付けられるようにし
てある。
【0003】ところで、このようなチャイルドシートを
乗用車等のシートに固定する場合には、シートベルトの
腰ベルトにより例えばチャイルドシートの受け台の後部
を乗用車のシートに装着するとともに、肩ベルトにより
受け台の起立部を固定することが行われている。一方、
上記チャイルドシートのシート本体には幼児を保護する
ための幼児ベルトが取り付けられている。
【0004】しかして、シート本体の背当て部には、特
に幼児ベルト挿通口付近に急ブレーキ等による乳幼児に
作用する力によって前方への応力が加わる傾向があり、
その急激な衝撃により幼児ベルト挿通口付近に変形また
は破損が生じることがある。そこで、上記シート本体の
樹脂成型品からなる芯材に多数のリブを設けて当該部分
の強度を保つことが行われている。
【0005】ところが、このように樹脂成型品に多数の
リブを成型する場合には、その成型が困難であると共
に、成型品の精度が落ちる等の問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑み、シート本
体の特に上記背当て部の剛性を高めてその部分の変形或
いは破損を防止し得るようにしたチャイルドシートを得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
乗用車のシート等に装着するチャイルドシートにおい
て、シート本体の背当て部における芯材の幼児ベルト挿
通口付近に、変形防止補強板を装着したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、変形防止補強板には、シート本体を受け台
に接続する接続ガイドが屈曲形成されていることを特徴
とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る発明において、変形防止補強板には、少なくとも
一対の幼児ベルト挿通口が設けられていることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明のチャ
イルドシートの斜視図、図2はその分解斜視図であっ
て、このチャイルドシートは、受け台1、リクライニン
グベース2、及びシート本体3によって構成されてい
る。上記リクライニングベース2は受け台1に前後方向
のみに移動可能に装着されており、そのリクライニング
ベース2に、シート本体3がリクライニングベース2の
表面に垂直な軸線回りに回動可能に装着されている。
【0011】しかして、上記リクライニングベース2を
受け台1に対して前後に移動することによって、シート
本体3を図3の実線或いは一点鎖線で示す状態にするこ
とができ、チャイルドシートを前向きの状態で、そのリ
クライニングを調節することができる。また、シート本
体3を図4の実線で示す状態にした後前記軸線周りに反
転することにより、一点鎖線で示すように後ろ向き状態
に変更することができる。
【0012】上記受け台1の基板部4には、図2及び図
5に示すように、その左右部に前後方向に延びるガイド
溝5が設けられており、そのガイド溝5に、リクライニ
ングベース2の下部両側部に設けられた前後方向に延び
る脚部6が摺動可能に係合されている。上記ガイド溝5
の底面は凹状に湾曲され、リクライニングベース2の後
部側で上方位置になるようにしてあり、一方リクライニ
ングベース2の脚部6の底面も上記ガイド溝5の底面の
形状に合わせて下方に凸状に湾曲されている。また、上
記脚部6には、図2に示すように、弧状のスロット7が
形成されており、そのスロット7に受け台1に設けられ
たリクライニングピン8が係合され、受け台1に対して
リクライニングベース2が保持されると共にその移動範
囲が規定されている。
【0013】上記受け台1の中央部には前後方向に延び
る回転リクライニングレール9が設けられている。上記
回転リクライニングレール9は、互いに平行な側壁を有
する前後方向に延びる溝からなるリクライニング案内部
10を有し、そのリクライニング案内部10の後方側端
部に上記リクライニング案内部10の溝幅より大径の円
筒状の凹部からなる反転案内部11が設けられている。
また、受け台1の起立部12の上部には、後述するシー
ト本体3の背面に設けられた接続ガイド13が摺動する
左右一対の溝部14が形成されており、その両溝部14
にはそれぞれ接続ピン15が左右方向に進退可能に装着
されている。
【0014】上記受け台1の中央部に設けられた回転リ
クライニングレール9のリクライニング案内部10の底
面部には左右一対のロック穴16が前後方向に複数対
(図においては3対)設けられており、また、反転案内
部11には左右一対のロック穴17が設けられている。
上記左右一対のロック穴16の間隔と左右一対のロック
穴17の間隔とは同じであり、受け台1の前後方向軸線
に対して互いに反対方向に同じ寸法だけオフセットして
ある。すなわち、上記前後方向軸線と左側のロック穴1
6との間隔は、前後方向軸線と右側のロック穴17との
間隔と等間隔lとなるようにしてある。
【0015】ところで、前記リクライニングベース2に
装着されているシート本体3には、図2及び図7に示す
ように、その下部に円盤20が設けられており、その円
盤20から前記回転リクライニングレール9に係合する
ガイド片21がリクライニングベース2を貫通して下方
に突出されている。上記ガイド片21は、回転リクライ
ニングレール9のリクライニング案内部10の互いに平
行な側壁に摺接案内される平行側面21aを有するとと
もに、前後両面に前記反転案内部11の円筒部の周壁面
に摺接回動し得る円弧状部21bが形成されている(図
6)。
【0016】上記ガイド片21には、2本のロックピン
22が貫挿されており、その下端部が前記回転リクライ
ニングレール9の各一対のロック穴16或いは17に選
択的に挿入係合されるようにしてある。上記左右のロッ
クピン22は上部で互いに連結されており、その連結部
22aが円盤20に枢着されたリクライニングカム23
の一端に枢着され、そのリクライニングカム23の他端
が、円盤20の前面側に枢着されたリクライニングレバ
ー24にリンク25を介して連結されている(図8、図
12)。また、上記リクライニングカム23と円盤20
との間にはスプリング26が張設されており、左右のロ
ックピン22が下方に付勢されている。
【0017】しかして、上記リクライニングレバー24
を引き上げるとリンク25を介してリクライニングカム
23が揺動され、スプリング26に抗して左右のロック
ピン22が上動され、前記回転リクライニングレール9
の各一対のロック穴16或いは17から離脱され、その
係合が解放される。一方、リクライニングレバー24を
離すとスプリング26によってロックピン22が下方に
引き下げられ、ロック穴16或いは17への係合状態に
戻される。
【0018】ところで、前記円盤20には周方向に延び
る回転レール27が設けられており、その回転レール2
7にリクライニングベース2に固着された複数個のガイ
ド29が上方から係合され、そのガイド29に案内され
て円盤20がシート本体3とともにリクライニングベー
ス2上で回転可能としてある。また、上記回転レール2
7にはシート本体3が前向き状態の時に後方に位置する
部分に或範囲にわたって図8に示すように切り欠き27
aが形成されている。
【0019】一方、受け台1の起立部12の下部には、
前記シート本体3のガイド片21が反転案内部11位置
に位置している状態の時に上記回転レール27に係合す
る回転ガイド28が設けられている。上記回転ガイド2
8はその先端部に下方に向く案内片28aが突設されて
おり、その案内片28aに回転レール27の内周面が摺
接案内されるようにしてある。
【0020】また、シート本体3の背当て部における芯
材3aの幼児ベルト挿通口付近には、図10に示すよう
に、上記幼児ベルト挿通口付近の剛性を向上するために
金属製の変形防止補強板30が装着されている。この変
形防止補強板30の両端には図11のようにそれぞれ接
続ガイド13が後方に屈曲形成されており、その接続ガ
イド13が前記受け台1の起立部12に形成されている
溝部14に係合され、接続ガイド13に形成されている
弧状のリクライニングスリット13aに前記接続ピン1
5が挿入係合されるようにしてある。すなわち、上記変
形防止補強板30に接続ガイド13が一体的に構成さ
れ、上記接続ガイド13の補強も行われるようにしてあ
る。また、上記変形防止補強板30には左右一対のベル
ト挿通口30aも穿設されており、ベルト挿通口の補強
が行われている。
【0021】しかして、図3に示すように、シート本体
3が前向きの状態の時にはガイド片21が受け台1のリ
クライニング案内部10の位置にあり、ロックピン22
がロック穴16のいずれかに係合固定されるとともに、
接続ガイド13のリクライニングスリット13aに接続
ピン15が挿入係合されている。したがって、リクライ
ニングレバー24を操作することによりロックピン22
をロック穴16から解放し、シート本体3を前後に移動
しロックピン22を他のロック穴16に係合させること
により、図3の実線或いは一点鎖線で示すようにリクラ
イニングの調節を行うことができる。
【0022】一方、ロックピン22をロック穴16から
解放して、さらにシート本体3を後方に移動させガイド
片21を反転案内部11の位置に移動させると、そのガ
イド片21の移動によって後述のように接続ピン15が
後退し、接続ガイド13と接続ピン15との係合が解放
され、シート本体3が図4の実線で示す状態となる。こ
のときシート本体3の円盤20の後端部が回転ガイド2
8の下方に挿入された状態になる。そこで、シート本体
3を180°反転させると、シート本体3が図4の一点
鎖線で示すように後ろ向き使用の状態になり、ロックピ
ン22がロック穴17に係合しその位置が固定されると
ともに、円盤20の回転レール27が図9に示すように
回転ガイド28の案内片28aに係合しシート本体3の
前後移動が確実に防止される。
【0023】ところで、受け台1内には、図12、図1
3に示すように、反転案内部11の下方に第1のカム3
1が揺動可能に設けられており、リクライニング案内部
10の下方には第2のカム32が揺動可能に設けられて
いる。上記第1のカム31及び第2のカム32はそれぞ
れ反転案内部11及びリクライニング案内部10に形成
されている開口部33及び34から上方に突出し得るよ
うにしてあり、両カム31及び32は一方のカムが起立
し回転リクライニングレール9上に先端が突出している
ときには他方のカムが回転リクライニングレール9から
引き込んだ状態になるようにリンク35により連結され
ている。すなわち、前記ガイド片21が反転案内部11
に移動するとそのガイド片21の移動によって第1のカ
ム31が傾倒され、ガイド片21が反転案内部11から
リクライニング案内部10に移動してくると第2のカム
32が傾倒されるようになっている。そして、上記第1
のカム31の下端部にはリンクロッド36に一端が連結
されておりそのリンクロッド36の他端が受け台1の後
部に設けられたベルクランク37に連結されている。
【0024】また、上記第1のカム31と同一軸にロッ
クカム38が枢着されている。このロックカム38に
は、反転案内部11上に突出するロック片38aと、そ
のロック片38aの後方に、上方に傾斜する傾斜部が前
面に形成された突部38bが設けられており、ロックカ
ムスプリング39により上記ロック片38aが起立して
反転案内部11上に突出するように付勢されている。
【0025】受け台1の前面側にはつまみを有する操作
ダイアル40が縦軸周りに回動可能に設けられており、
その操作ダイアル40の一端に操作シャフト41が取り
付けられている。上記操作シャフト41の後端はL字状
に折曲されており、その折曲部41aが上記第1のカム
31及びロックカム38を軸支する支持部材42の前後
方向に延びる長孔42aに挿通され、前記第1のカム3
1及びロックカム38の後方に配設されている。また、
上記操作ダイアル40の他端にはダイアルスプリング4
3の一端が装着されており、そのダイアルスプリング4
3により操作シャフト41が前方に付勢されている。
【0026】一方、図14に示すように、受け台1の起
立部12の上部背面には接続ピン保持板44が設けられ
ており、その接続ピン保持板44に上下摺動可能に設け
られているカム板45がリンク46によってベルクラン
ク37に連結されている。上記接続ピン保持板44には
カム板45の左右に操作腕47の中間部が枢着されてお
り、その各操作腕47の上端部に設けられた長孔47a
にそれぞれ左右の接続ピン15の突部15aが係合連結
され、また上記各操作腕46の他端部が前記カム板45
のカム溝48に係合されている。そして上記カム板45
が接続ピン保持板44との間に張設されたバネ49に抗
して下方に下げられると、カム溝48との係合により操
作腕47の上端部が互いに近づく方向に揺動され、左右
の接続ピン15が引っ込み方向に移動されるようにして
ある。
【0027】しかして、常時においては操作ダイアル4
0がダイアルスプリング43により一定方向に付勢され
ているので、操作シャフト41が操作ダイアル40方向
に引っ張られている状態にあり、操作シャフト41が第
1のカム31の凹部31aに係合しており、第1のカム
31及びロックカム38は上記操作シャフト41により
その回動が抑制されている。したがって、シート本体3
を後方に移動させ反転案内部まで移動させようとする
と、ガイド片21が第1のカム31及びロックカム38
に当接して両者を回転させようとするが、第1のカム3
1及びロックカム38が上記操作シャフト41によりそ
の回動が抑制されているのでシート本体3が反転案内部
11位置まで移動することは不可能である(図15
(a))。
【0028】そこで、シート本体3を前向き使用状態か
ら後ろ向き使用状態にするため操作ダイアル40を図1
3において反時計方向に回動すると、操作シャフト41
がカムの支持部材42の長孔42aを摺動し、図15
(b)のように操作シャフト41が第1のカム31の凹
部31aから離脱し第1のカム31のロックが解除さ
れ、シート本体3の反転案内部11への移動が可能とな
る。この状態からさらに操作ダイアル40を回動させる
と、操作シャフト41はロックカム38の突部38bに
当接してロックカム38を回転させた後、その突部38
aを乗り越える。したがって、ロックカム38がロック
カムスプリング39によって初期位置に復帰され、操作
シャフト41の折曲部41aがロックカム38の後端面
に係合し、ロック解除状態に保持される(図15
(c))。
【0029】この状態においてシート本体3を反転案内
部11方向に移動させると、ガイド片21が第1のカム
31及びロックカム38に当接して両者が図15(d)
のように時計方向に回転させられる。したがって、リン
クロッド36を介してベルクランク37が時計方向に回
動され、リンク46を介してカム板45がバネ49に抗
して下方に引き下げられる。このようにしてカム板45
が下方に移動すると左右の操作腕47が回動され左右の
接続ピン15が引き込められ、シート本体3の接続ガイ
ド13と受け台1との連結が解除される。
【0030】したがって、シート本体3を完全に反転案
内部11の位置まで移動させることができる。しかし
て、このようにしてシート本体3を反転案内部11に移
動させた後シート本体3を180°反転させると、ロッ
クピン22がロック穴17に係合しシート本体3を後ろ
向き使用状態に固定することができる。
【0031】一方、この時操作シャフト41は図15
(d)に示すように倒伏している第1のカム31に当接
しているので初期位置まで復帰することはない。
【0032】これと逆に、後ろ向き使用状態から前向き
使用状態に変更する場合には、リクライニングレバー2
4を操作してロックピン22をロック穴17から離脱
し、シート本体3を前向き使用状態に回転した後、シー
ト本体3をリクライニング案内部10の方向に移動させ
る。するとこの移動によってガイド片21の先端部が第
2のカム32に当接し、この第2のカム32が反時計方
向に揺動させられ、リンク35を介して第1のカム31
が初期位置に復帰される。したがって、カム板45が上
方に引き上げられ、左右の操作腕47の上部が離間する
方向に回動され、左右の接続ピン15が突出されて接続
ガイド13のリクライニングスリット13aに係合され
る。このとき、バネ49はカム板45を確実に上方に引
き上げる作用をする。したがって、シート本体3を適宜
前方に移動させ、ロックピン22をロック穴16に係合
することによりシート本体3を前向き使用状態に固定す
ることができる。
【0033】このように、シート本体3が前向き使用状
態の時にはシート本体3の接続ガイド13のリクライニ
ングスリット13aに接続ピン15が挿入係合されてい
るので、上記接続ガイド13と接続ピン15とによって
シート本体3と受け台1とが接続されており、シート本
体3が上記接続ガイド13によっても受け台1に支持保
持され、当該部分の剛性が高められ、衝撃等によりシー
ト本体3の背部が前方へ変形されるようなことが防止さ
れる。
【0034】また、シート本体3を前向き使用状態から
後ろ向き使用状態に変更する場合には、シート本体3の
移動によりシート本体3と受け台1との接続が自動的に
解除され、さらに、後ろ向き使用状態から前向き使用状
態に変更した場合にはシート本体3と受け台1とが自動
的に接続される。したがって、シート本体3の使用状態
の変更の煩雑さを軽減することができる。
【0035】ところで、前述のように操作ダイアル40
はシート本体3のリクライニング動作と連動しているの
で、受け台1の前方で操作ダイアル40の下方部に、図
16に示すよう、前向き使用可、及び前向き使用不可を
表示するステッカー50を貼り、ダイアルのつまみ40
aでその位置を示すようにすることができる。しかし
て、このようなステッカー50を貼ることにより、リク
ライニングが正規の位置であることを確認することがで
きる。
【0036】また、上述のようなチャイルドシートは、
乗用車のシート上にシートベルトを使用して固定する。
この場合、図17に示すように、シートベルトの腰ベル
ト51により受け台1の後部を乗用車のシートに装着す
ると共に、肩ベルト52によって受け台1の起立部12
を乗用車の背もたれ部に固定する。
【0037】そこで、上記肩ベルト52を受け台1の起
立部12に固定するために、上記起立部12の前面には
その左右にロックオフデバイス53、53が設けられて
いる。このロックオフデバイス53はそれぞれ肩ベルト
52の傾斜に対応して上端側が起立部12の中心軸線に
接近するように傾斜して配設されるとともに、図18に
示すように、ロックオフデバイス53の基板部53aの
前面側には肩ベルト52案内用の凹部53bが設けられ
ている。しかして、肩ベルト52によって起立部12を
固定する場合、斜め方向に延びる肩ベルト52に対して
上記ロックオフデバイス53がほぼ直交するようにな
り、さらに肩ベルト52が上記凹部53bにより案内さ
れてずれることがなく、肩ベルト52の締め付けを容易
に行うことができる。
【0038】また、上記基板部53aの蓋取り付け用ボ
ス部53cの外周は偏芯状に形成されており、蓋53d
を開方向に揺動したときその蓋53dの端部が上記ボス
部53cの外周に当接し、蓋53dがベルト取付操作時
に閉じることがないようにしてある。しかして、蓋を開
けて肩ベルト52をロックオフデバイス53に装着する
ときに、その間蓋53dを手で支持しておく必要がな
く、ベルトの取付を容易に行うことができる。なお、上
記実施の形態においてはボス部を偏芯状にしたものを示
したが、ボス部の外周に小突起部を形成して同様な作用
を奏するようにしてもよい。
【0039】一方、チャイルドシートに幼児を乗せる場
合、幼児がずり落ちないようにするために、幼児には腰
ベルト及び肩ベルトを装着するけれども、その際幼児の
大きさに対応して肩ベルトの長さを調節する必要があ
る。そこで、図19に示すように、幼児用肩ベルト55
にはシート本体3に背面側において調節ベルト56が連
結されており、その調節ベルト56がシート本体3の座
部内前方位置に設けられたクイックアジャスター57に
挿通され、その先端部が上記シート本体3内に設けられ
た自動巻取り装置58に取り付けられている。
【0040】しかして、幼児をチャイルドシートに座ら
せた後、幼児用肩ベルト55を調節する際に調節ベルト
56を引いて幼児用肩ベルト55の長さを調節すると、
シート本体3の前部で弛んだ調節ベルト56は自動巻取
り装置58に自動的に巻き取られ、余分の調節ベルトが
シート本体3の前部等で弛んだ状態のままとなることが
なく、上記弛んだ調節ベルトに幼児の足が引っかかった
り、或いは弛んだ調節ベルトが他のものに絡まったり、
シート本体3が回転した時に他の部分との間に挟まって
しまう等の思わぬ事故の発生を防止することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シート
本体の背当て部における芯材の幼児ベルト挿通口付近に
変形防止補強板を設けたので、樹脂成型品の剛性に頼る
ことなく上記変形防止補強板によって当該部分の剛性を
大幅に向上させることができる。したがって、従来のよ
うに樹脂成型品の芯材に多数のリブを設ける必要がな
く、芯材の成形を容易にすることができ、また成型品の
精度を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャイルドシートの斜視図。
【図2】本発明のチャイルドシートの分解斜視図。
【図3】本発明のチャイルドシートのリクライニング動
作説明図。
【図4】本発明のチャイルドシートの後ろ向き使用状態
説明図。
【図5】受け台の斜視図。
【図6】受け台の平面図。
【図7】シート本体の斜視図。
【図8】本発明のチャイルドシートのシート部を取り外
した状態を示す図。
【図9】シート本体を反転したときの図8と対応する
図。
【図10】シート本体の変形防止用補強板取付状態を示
す図。
【図11】変形防止用補強板の斜視図。
【図12】シート本体の縦断側面図。
【図13】第1及び第2のカムの操作機構斜視図。
【図14】接続ピン操作機構図
【図15】(a)乃至(d)は第1のカムおよび第2の
カムの作動説明図。
【図16】受け台の前面に添着したシートの図。
【図17】受け台のシートベルトによる装着状態説明
図。
【図18】ロックオフデバイスの蓋を開けた状態を示す
図。
【図19】幼児シートベルトの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 受け台 2 リクライニングベース 3 シート本体 4 基盤部 5 ガイド溝 6 脚部 8 リクライニングピン 9 回転リクライニングレール 10 リクライニング案内部 11 反転案内部 12 起立部 13 接続ガイド 13a リクライニングスリット 15 接続ピン 16、17 ロック穴 20 円盤 22 ロックピン 24 リクライニングレバー 27 回転レール 28 回転ガイド 29 ガイド 30 変形防止補強板 31 第1のカム 32 第2のカム 36 リンクロッド 37 ベルクランク 38 ロックカム 40 操作ダイアル 41 操作シャフト 43 ダイアルスプリング 45 カム板 46 リンク 47 操作腕 48 カム腕 50 ステッカー 51 腰ベルト 52 肩ベルト 53 ロックオフデバイス 55 幼児用肩ベルト 56 調節ベルト 57 クイックアジャスター 58 自動巻取り装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗用車のシート等に装着するチャイルドシ
    ートにおいて、シート本体の背当て部における芯材の幼
    児ベルト挿通口付近に、変形防止補強板を装着したこと
    を特徴とするチャイルドシート。
  2. 【請求項2】変形防止補強板には、シート本体を受け台
    に接続する接続ガイドが屈曲形成されていることを特徴
    とする、請求項1記載のチャイルドシート。
  3. 【請求項3】変形防止補強板には、少なくとも一対の幼
    児ベルト挿通口が設けられていることを特徴とする、請
    求項1または2記載のチャイルドシート。
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