JP2002301706A - 合成木質建材の消臭方法、及び消臭合成木質建材の製造方法、及び消臭合成木質建材 - Google Patents

合成木質建材の消臭方法、及び消臭合成木質建材の製造方法、及び消臭合成木質建材

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JP2002301706A JP2002013682A JP2002013682A JP2002301706A JP 2002301706 A JP2002301706 A JP 2002301706A JP 2002013682 A JP2002013682 A JP 2002013682A JP 2002013682 A JP2002013682 A JP 2002013682A JP 2002301706 A JP2002301706 A JP 2002301706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アルデヒド類の放出をより一層少
なくする合成木質建材の消臭方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 合成木質建材の製造時または製造後、6
0〜140℃の温度下で、ヒドラジド類、アゾール類及
びアジン類から選ばれる少なくとも1種の化合物を処理
する合成木質建材の消臭方法を解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルムアルデヒド
等のアルデヒド類を放出しうる合成木質建材について、
この放出を効率良く抑える発明に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ベニヤ板、化粧合板、プリント合板などの各種合板、集
成材、ストランドボード、パーティクルボード、ファイ
バーボード(インシュレーションボード、MDF及びハ
ードボード)などの合成木質建材が知られているが、何
れも天然木とは異なり、木質材料を接着剤で貼り合わ
せ、或いは接着剤を加えて圧着などして製造された人工
的な木質建材であって、均質でくるいが少なく、強度の
大きい木質材料であるという特徴を有している。このた
め、一般住宅その他の建造物の床材、天井材、屋根材、
側板材等に用いられる建築用構造材、船舶・鉄道車両等
の外板材、家具材料等の各種建材として、広く用いられ
ている。
【0003】これら合成木質建材の中で、例えば合板
は、通常、原木を切断し丸剥(大根の桂剥きの要領で薄
板状に剥ぐこと)、裁断して得られる単板(ベニア)に
接着剤を塗布し、木目(繊維方向)が直角となるように
複数枚(通常奇数枚)積層して加圧接着することにより
製造される。かかる合板は、合板の原料となる原木自体
に含まれるアルデヒド類や接着剤の成分に含有されるア
ルデヒド類をその使用中に環境中に放散するという欠点
を有している。この点については、近年、新築家屋等に
おいて、所謂、シックハウス症候群と呼ばれる現象の原
因とされ、その効果的な対策が求められており、合板以
外の合成木質建材についても同様である。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、より一層消臭
効果の高い合成木質建材の消臭方法を提供することを課
題とする。さらに、本発明は、アルデヒド類の放出がよ
り少なく且つ経済性に優れた消臭合成木質建材の製造方
法及び消臭合成木質建材を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これまで
にヒドラジド類化合物等を用いてアルデヒド類を反応吸
着させることで、アルデヒド類の環境中への放出を顕著
に抑制する方法を提案し、優れた効果を挙げており、さ
らに、上記課題を解決すべく、改良研究した結果、本発
明を完成させた。
【0006】即ち、本発明は、合成木質建材の製造時ま
たは製造後、60〜140℃の温度下で、ヒドラジド
類、アゾール類及びアジン類から選ばれる少なくとも1
種の化合物(以下「ヒドラジド類等」と称することがあ
る)を処理する合成木質建材の消臭方法に係る。また、
本発明は、合成木質建材の製造時または製造後、ヒドラ
ジド類、アゾール類及びアジン類から選ばれる少なくと
も1種の化合物を処理し、60〜140℃の温度に加熱
することを特徴とする合成木質建材の消臭方法に係る。
さらに、本発明は、木質材料に接着剤を介在させて60
〜140℃で加熱加圧することによって合成木質建材を
得る製造方法であって、前記加熱加圧する前又は加熱加
圧した直後に、ヒドラジド類、アゾール類及びアジン類
から選ばれる少なくとも1種の化合物を処理する消臭合
成木質建材の製造方法に係る。また、本発明は、接着剤
を介して木質材料が接着されて構成されている合成木質
建材であって、60〜140℃の温度下で、ヒドラジド
類、アゾール類及びアジン類から選ばれる少なくとも1
種の化合物が処理されている消臭合成木質建材に係る。
さらに、本発明は、接着剤を介して木質材料が接着され
て構成されている合成木質建材であって、ヒドラジド
類、アゾール類及びアジン類から選ばれる少なくとも1
種の化合物が処理され、該化合物の存在下、60〜14
0℃の温度に加熱されてなることを特徴とする消臭合成
木質建材に係る。
【0007】かかる温度で処理又は処理後にかかる温度
とすることにより、その作用機構は必ずしも明らかでは
ないが、常温での処理等に比較して、ヒドラジド類等の
アルデヒド類除去能(消臭効果)を、顕著に向上させる
ことができる。温度が60℃を下回ると消臭効果の向上
を図ることができないため、好ましくない。また、温度
が140℃を上回わっても消臭効果の向上効果が低下す
るため好ましくない。また、ヒドラジド類等を処理する
とは、例えばヒドラジド類等を含む処理剤を刷毛やロー
ラーにより被処理体表面に塗布すること、該処理剤を被
処理体の表面などに散布、滴下もしくは噴霧すること、
該処理剤中に被処理体を浸漬させること、ヒドラジド類
等を被処理体に混合することなど、少なくとも被処理体
にヒドラジド類等の接触を生じさせる操作、即ち、少な
くとも被処理体中又は表面にヒドラジド類等を存在せし
める操作をいう。被処理体としては、合成木質建材を構
成する部材(たとえば、単板、ストランドチップなどの
木質材料、接着剤など)や、製造された合成木質建材自
体などが該当する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、ヒドラジド類、アゾ
ール類及びアジン類から選ばれる少なくとも1種の化合
物を用いる。ヒドラジド類としては、分子中に1個のヒ
ドラジド基を有するモノヒドラジド化合物、分子中に2
個のヒドラジド基を有するジヒドラジド化合物、分子中
に3個以上のヒドラジド基を有するポリヒドラジド化合
物等を挙げることができる。
【0009】モノヒドラジド化合物の具体例としては、
例えば、一般式 R−CO−NHNH2 (1) 〔式中、Rは水素原子、アルキル基又は置換基を有する
ことのあるアリール基を示す。〕で表されるモノヒドラ
ジド化合物を挙げることができる。
【0010】上記一般式(1)において、Rで示される
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘ
キシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニ
ル基、n−デシル基、n−ウンデシル基等の炭素数1〜
12の直鎖状アルキル基を挙げることができる。アリー
ル基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル基、ナ
フチル基等を挙げることができ、これらの中でもフェニ
ル基が好ましい。またアリール基の置換基としては、例
えば、水酸基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピ
ル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、iso−ブ
チル基等の炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖状のアルキル
基等を挙げることができる。
【0011】上記一般式(1)のヒドラジド化合物とし
ては、より具体的には、ラウリル酸ヒドラジド、サリチ
ル酸ヒドラジド、ホルムヒドラジド、アセトヒドラジ
ド、プロピオン酸ヒドラジド、p−ヒドロキシ安息香酸
ヒドラジド、ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸ヒドラジド等を例示できる。
【0012】ジヒドラジド化合物の具体例としては、例
えば、一般式 H2NHN−X−NHNH2 (2) [式中Xは基−CO−又は基−CO−A−CO−を示
す。Aはアルキレン基又はアリーレン基を示す。]で表
わされるジヒドラジド化合物を挙げることができる。
【0013】上記一般式(2)において、Aで示される
アルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメ
チレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカ
メチレン基等の炭素数1〜12の直鎖状アルキレン基を
挙げることができる。アルキレン基の置換基としては、
例えば水酸基等を挙げることができる。アリーレン基と
しては、例えば、フェニレン基、ビフェニレン基、ナフ
チレン基、アントリレン基、フェナントリレン基等を挙
げることができ、これらの中でもフェニレン基、ナフチ
レン基等が好ましい。アリーレン基の置換基としては、
上記アリール基の置換基と同様のものを挙げることがで
きる。
【0014】上記一般式(2)のジヒドラジド化合物
は、具体的には、例えば、シュウ酸ジヒドラジド、マロ
ン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸
ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド、ドデカン−2酸ジヒドラジド、マレイン
酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、ジグリコール
酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒド
ラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒ
ドラジド、ダイマー酸ジヒドラジド、2,6−ナフトエ
酸ジヒドラジド等の2塩基酸ジヒドラジド等が挙げられ
る。更に、特公平2−4607号公報に記載の各種2塩
基酸ジヒドラジド化合物、2,4−ジヒドラジノ−6−
メチルアミノ−sym−トリアジン等も本発明のジヒド
ラジドとして用いることができる。
【0015】ポリヒドラジド化合物は、具体的には、ポ
リアクリル酸ヒドラジド等を例示できる。これらの中で
も、ジヒドラジド化合物が好ましく、2塩基酸ジヒドラ
ジドが特に好ましく、アジピン酸ジヒドラジドがより一
層好ましい。上記ヒドラジド化合物は1種を単独で又は
2種以上を混合して使用することができる。
【0016】アゾール類及びアジン類としては、異項原
子として2個又は3個の窒素原子を有する、公知の5員
乃至6員の複素環化合物を広く使用することができる。
これらの複素環化合物には、炭素数1〜4程度の直鎖又
は分岐鎖状のアルキル基、1又は2個以上の置換基を有
してもよいアリール基、水酸基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジア
リールアミノ基、メルカプト基、エステル基、カルボキ
シル基、ベンゾトリアゾリル基、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾリル基等の置換基が1個又は2個以上置換して
いてもよい。ここで、炭素数1〜4程度の直鎖又は分岐
鎖状のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso
−ブチル、tert−ブチル等が挙げられる。またアリ
ール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル基、
ナフチル基が挙げられ、これらの基には水酸基、ハロゲ
ン原子、スルホン酸基、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖
状のアルキル基等の置換基が1又は2個以上置換してい
てもよい。尚、置換基としてカルボキシル基を有する場
合には、そのエステルも本発明の有効成分に包含され
る。
【0017】アゾール類としては、例えばジアゾール化
合物、トリアゾール化合物、チアジアゾール化合物等を
挙げることができ、ジアゾール化合物及びトリアゾール
化合物を好ましく使用できる。ジアゾール化合物の具体
例としては、例えば3−メチル−5−ピラゾロン、1,
3−ジメチル−5−ピラゾロン、3−メチル−1−フェ
ニル−5−ピラゾロン、3−フェニル−6−ピラゾロ
ン、3−メチル−1−(3−スルホフェニル)−5−ピ
ラゾロン等のピラゾロン化合物、ピラゾール、3−メチ
ルピラゾール、1,4−ジメチルピラゾール、3,5−
ジメチルピラゾール、3,5−ジメチル−1−フェニル
ピラゾール、3−アミノピラゾール、5−アミノ−3−
メチルピラゾール、3−メチルピラゾール−5−カルボ
ン酸、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸メチルエ
ステル、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸エチル
エステル、3,5−メチルピラゾールジカルボン酸等の
ピラゾール化合物等を挙げることができる。
【0018】トリアゾール化合物の具体例としては、例
えば1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾ
ール、3−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、
3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3,5
−ジ−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、3−メ
ルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリア
ゾール、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−5−フェニル−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジフェニル−1,2,4−トリ
アゾール、1,2,4−トリアゾール−3−オン、ウラ
ゾール(3,5−ジオキシ−1,2,4−トリアゾー
ル)、1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール、5−ヒドロキシ−7
−メチル−1,3,8−トリアザインドリジン、1H−
ベンゾトリアゾール、4−メチル−1H−ベンゾトリア
ゾール、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール等を挙
げることができる。
【0019】アジン類としては、例えばジアジン化合
物、トリアジン化合物、ピリダジン化合物等を挙げるこ
とができ、これらの中でもピリダジン化合物が好ましく
使用できる。ピリダジン化合物の具体例としては、例え
ば、6−メチル−8−ヒドロキシトリアゾロピリダジ
ン、4,5−ジクロロ−3−ピリダジン、マレイン酸ヒ
ドラジド、6−メチル−3−ピリダゾン等を挙げること
ができる。これらの中でも、アゾール類が好ましく、
1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアゾール
等のトリアゾール化合物、3,5−ジメチルピラゾール
等のピラゾール化合物及び3−メチル−5−ピラゾロン
等のピラゾロン化合物が特に好ましい。
【0020】本発明では、上記アゾール類及びアジン類
は、1種を単独で使用でき又は2種以上を併用できる。
【0021】本発明においては、前記ヒドラジド類等の
消臭効果を一層高めるために、弱酸金属塩類やアンモニ
ウム塩類、塩化カルシウム、尿素系化合物等を併用して
もよい(特許3029825号、特願平11-168669号参照)。ま
た、上記ヒドラジド類等は、特許3029825号や特願平11-
168669号に開示されているような公知の用法に従い、粉
末、溶液又は乳化物の形態で使用され、たとえば、溶液
の形態は、ヒドラジド類等の粉末を、水や適当な有機溶
媒等の溶剤に溶解させることにより、ヒドラジド類等の
処理剤とすることができる。処理量としては、例えば、
消臭合成木質建材が板状である場合、該消臭合成木質建
材中及び表面におけるヒドラジド類等の化合物量として
板面面積(片面)あたり0.1〜1000g/m2、特
に浸漬、塗布又は噴霧により処理する場合には0.1〜
10g/m2、接着剤への練り込み等の添加により処理
する場合には10g〜1000g/m2となる量が好ま
しい。
【0022】本発明における合成木質建材の消臭方法
は、合成木質建材の製造過程、又は合成木質建材の製造
後に、ヒドラジド類等を処理し、且つ60〜140℃、
好ましくは70〜130℃、より好ましくは80〜12
0℃の温度に加熱するものであり、これによりホルムア
ルデヒドなどのアルデヒド類が十分に除去された消臭済
み合成木質合板を得ることができる。
【0023】具体的には、 .単板・チップなどの木質材料にヒドラジド類等を浸
漬、塗布、噴霧などして処理しておき、このヒドラジド
類等処理済みの木質材料に接着剤を介在させ、常温下で
木質材料を接着して合成木質建材を得た後、この建材を
60〜140℃、好ましくは70〜130℃に加熱する
ことによりヒドラジド類等を活性化させ、消臭合成木質
建材を得る。 .接着剤にヒドラジド類等を混合し、このヒドラジド
類等処理済みの接着剤を、単板・チップなどの木質材料
に介在させ、常温下で木質材料を接着して合成木質建材
を得た後、この建材を60〜140℃、好ましくは70
〜130℃に加熱することによりヒドラジド類等を活性
化させ、消臭合成木質建材を得る。 .単板・チップなどの木質材料にヒドラジド類等を浸
漬、塗布、噴霧などして処理しておき、このヒドラジド
類等処理済みの木質材料に接着剤を介在させ、60〜1
40℃、好ましくは70〜130℃下で、木質材料を接
着しつつヒドラジド類等を活性化させ、消臭合成木質建
材を得る。 .接着剤にヒドラジド類等を混合し、このヒドラジド
類等処理済みの接着剤を、単板・チップなどの木質材料
に介在させ、60〜140℃、好ましくは70〜130
℃下で木質材料を接着しつつヒドラジド類等を活性化さ
せ、消臭合成木質建材を得る。 .単板・チップなどの木質材料に接着剤を介在させ、
常温下で木質材料を接着して合成木質建材を得た後、こ
の建材に、ヒドラジド類等を浸漬、塗布、噴霧などして
処理し、この建材を60〜140℃、好ましくは70〜
130℃に加熱することによりヒドラジド類等を活性化
させ、消臭合成木質建材を得る。 .単板・チップなどの木質材料に接着剤を介在させ、
60〜140℃、好ましくは70〜130℃下で木質材
料を接着して合成木質建材を得た後、この建材に、ヒド
ラジド類等を浸漬、塗布、噴霧などして処理し、この建
材を60〜140℃、好ましくは70〜130℃に加熱
することによりヒドラジド類等を活性化させ、消臭合成
木質建材を得る。 .単板・チップなどの木質材料に接着剤を介在させ、
加熱しながら木質材料を接着して合成木質建材を得た
後、その直後(この建材の表面温度が60〜140℃、
好ましくは70〜130℃下の範囲にある間)に、この
建材にヒドラジド類等を浸漬、塗布、噴霧などして処理
してヒドラジド類等を活性化させ、消臭合成木質建材を
得る。 .上記〜を適宜組み合わして消臭合成木質合板を
得る。など各種の態様が具体的に例示される。
【0024】上記いずれの態様も、その作用は明らかで
はないが、ヒドラジド類等が活性化されて、アルデヒド
類を効果的に除去することができる。もっとも、何れの
態様でも、ヒドラジド類等によるアルデヒド類除去処理
時には、処理開始時点における被処理体の温度が60〜
140℃の範囲であるものが好ましい。
【0025】本発明の消臭方法は、単板が複数枚積層接
着された合板や集成材、チップ(ストランド、パーティ
クルなど)が接着されて板状に成形されたストランドボ
ードやパーティクルボードやファイバーボード(インシ
ュレーションボード、MDF及びハードボード)、木毛
セメント板、木片セメント板などの各種の合成木質建材
に適用することができる。
【0026】また、本発明の消臭合成木質建材の製造原
料となる単板は、原木を切断し丸剥、裁断して得ること
ができ、チップは、原木を切削加工することにより得る
ことができ、何れも従来公知のものを用いることができ
る。ここで原木としては、ソテツ、イチョウ、イチイ、
カヤ、イヌマキ、ナギ、イヌガヤ、ハリイヌガヤ、モ
ミ、ウラジロモミ、アオモリトドマツ、シラベ、アカト
ドマツ、アオトドマツ、トガサワラ、ツガ、コメツガ、
エゾマツ、トウヒ、マツハダ、アカエゾマツ、バラモ
ミ、ヒメバラモミ、ヤツガタケトウヒ、カラマツ、ヒマ
ラヤスギ、クロマツ、アカマツ、ゴヨウ、スギ、セコイ
ヤ、メタセコイヤ、タイワンスギ、ヒノキ、アスナロ、
ヒバ、ネズ、ビャクシン、ベイツガ、スプルス等の針葉
樹、ポプラ、ヤナギ、ヤマモモ、クルミ、ブナ、イヌブ
ナ、ウバメガシ、クヌギ、カシワ、ミズナラ、コナラ、
ナラガシワ、イチイガシ、タモ、クリ、アキニレ、ハル
ニレ、ケヤキ、エノキ、ムクノキ、クワ、コウゾ、カジ
ノキ、イチジク、ガジュマル、カツラ、アケビ、メギ、
ヘビノボラズ、ナンテン、モクレン、ホオノキ、コブ
シ、クスノキ、ニッケイ、タブノキ、ゲッケイジュ、マ
ンサク、スズカケノキ、ハナミズキ、ウメ、モモ、サク
ラ、ボケ、カリン、ナシ、センダン、シラキ、ツゲ、カ
エデ、モミジ、シナ、ボダイジュ、ムクゲ、フヨウ、サ
ルスベリ、ツツジ、コクタン、キンモクセイ、ギンモク
セイ、ヒイラギ、オリーブ、キリ、マホガニー、アフリ
カンマホガニー、ブラジリアンローズウッド、ウオルナ
ット、アルダー、シタン、チーク、アガチス、ラジアー
タパイン、ネルソンパイン、カメレレ、バルサ、ラワン
材(ホワイトラワン、イエローラワン、メラワン、メル
サワ、クルイン、ホワイトセラヤ等)等の広葉樹等を例
示できる。
【0027】これらの原木は過剰な樹脂分の除去や加工
性の向上のため、必要に応じて丸剥前に煮沸、スチーム
等を施して用いることができる。単板は、接着剤を塗布
した後、木目(繊維方向)が略直角となるように交互に
複数枚積層し加圧することで接着することができる。積
層枚数に特に制限はないが、表裏の特性を一致させるた
め、通常、3枚、5枚、7枚といった奇数枚の積層を行
うのが好ましい。
【0028】木質材料に介在させる接着剤としては、特
に制限はなく、各種の木質材料用接着剤を使用すること
ができるが、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹
脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が特に好ましく用い
られる。これらは1種又は2種以上を併用して用いるこ
とができる。接着後、加圧することにより、単板などの
木質材料を相互に接着し合板などの合成木質建材とする
ことができる。かかる加圧は常温で行われるが、接着剤
として熱硬化性樹脂を用いる場合は、常温での加圧に続
けて、接着剤の硬化のため加熱下での加圧(ホットプレ
ス)工程を設けることができる。加熱下での加圧工程に
おける加熱温度としては、使用する熱硬化性樹脂の硬化
温度以上であって、木質材料に実質的な劣化を引き起こ
さない程度の温度とするのが好ましく、通常、100〜
150℃、好ましくは110〜135℃程度の温度が例
示できる。
【0029】本発明のヒドラジド類処理工程は、かかる
ホットプレス工程の終了後、合成木質建材が60〜14
0℃、好ましくは70〜130℃の温度にある間に行え
ば、別途、加熱工程を設けることなく当該処理工程を行
うことができ、経済的にも優れるので特に好ましい。も
っとも、ホットプレス後、いったん常温まで冷却した後
に改めて加熱を行っても支障はない。また、ホットプレ
ス後、いったん常温まで冷却した後にヒドラジド類を合
成木質建材に付着、散布、塗布若しくは含浸させる等の
処理を行い、その後に加熱してもよい。得られた消臭合
成木質建材は、必要に応じてドラムサンダー、ベルトサ
ンダー等を用いて表面処理を行うことができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明を更
に詳細に説明する。
【0031】実施例1 煮沸処理後のイエローラワン材をロータリーレースを用
いて丸剥ぎ後、クリッパーを用いて裁断し、乾燥して単
板を得た。得られた単板に接着剤(メラミン・ユリア樹
脂)を塗布し、木目が直交するよう交互に5枚積層した
後、一旦、常温(20℃)、圧力0.98MPa、20分
間でプレスした。次いで120℃、0.78MPa、20
0秒でホットプレスした直後(表面温度約120℃)、
その両面にアジピン酸ヒドラジド5重量%水溶液 を4
g/尺2(44.44g/m2)の割合で刷毛塗りにより
塗布し、常温で24時間保持して乾燥させることにより
厚さ12mmの実施例1の合板を得た。そして、このも
のを5×15cmの大きさに切断し試験片とした。
【0032】実施例2〜3及び比較例1〜4 実施例1と同様にして積層体をホットプレスした後、こ
れを常温(20℃)まで冷却し、厚さ12mmの合板を
得た。このものを5×15cmの大きさに切断した。
尚、そのうちの一枚を比較例4(未処理)の合板とし
た。得られた複数毎の合板片を、それぞれ表1に示す温
度の恒温槽に静置し、表面温度がこの恒温槽の設定温度
に達したのを確認した後、その両面にアジピン酸ジヒド
ラジド5重量%水溶液を4g/尺2(44.44g/
2)の割合で刷毛塗りにより塗布し、常温で24時間
保持して乾燥させ、実施例2、3及び比較例1〜3の合
板(試験片)を得た。
【0033】試験例 実施例及び比較例で得られた合板につき、ホルムアルデ
ヒド放散量を測定した。測定方法 デシケーター(JIS R3503に規定する大きさ2
40mm内容積約10lのもの)の底部に300mlの
蒸留水を入れた結晶皿(直径120mm、高さ60m
m)を置き、その上に磁性プレートを敷き、上記各試験
片をそれぞれ10枚ずつ載せ、20〜25℃で24時間
放置して、放出されるホルムアルデヒドを蒸留水に吸収
させて試料溶液とした。試料溶液中のホルムアルデヒド
濃度は、JAS ホルムアルデヒド放散量試験に準じ、
アセチルアセトン法によって光電比色計を用いて比色定
量することにより測定した。結果を併せて表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1の結果から実施例の消臭合板は、ホル
ムアルデヒドの放散量が顕著に抑制された高品質の合板
であることがわかる。
【0036】実施例4 常法によって解繊された木質ファイバー100重量部に
1重量部のワックスを添加し、さらに、ワックスを含む
木質ファイバー100重量部に、13重量部の割合で尿
素樹脂接着剤を塗布した後、木質ファイバーを乾式手法
によってマット状にフォーミングし、更にプリプレスし
たマットを熱盤温度200℃、圧力15.70MPaで
ホットプレスして厚さ12mmのMDFを得た。ホット
プレスした直後(表面温度約120℃)、その両面にア
ジピン酸ジヒドラジド5重量%水溶液を4g/尺2(4
4.44g/m2)の割合で刷毛塗りにより塗布し、常
温で24時間保持して乾燥させることにより厚さ12m
mの実施例4のMDFを得た。そして、このものを5c
m×15cmの大きさに切断し試験片とした。
【0037】実施例5〜6及び比較例5〜8 実施例4と同様にマットをホットプレスした後、これを
常温(20℃)まで冷却し、厚さ12mmのMDFを得
た。このものを5cm×15cmの大きさに切断した。
尚、そのうち一枚を比較例8(未処理)の試験片とし
た。得られた複数枚のMDF片を、それぞれ表2に示す
温度の恒温槽に静置し、表面温度がこの恒温槽の設定温
度に達したのを確認した後、その両面にアジピン酸ジヒ
ドラジド5重量%水溶液を4g/尺2(44.44g/
2)の割合で刷毛塗りにより塗布し、常温で24時間
乾燥させ、実施例5、6及び比較例5〜7のMDF(試
験片)を得た。
【0038】実施例4〜6、比較例5〜8で得られたM
DF(試験片)につき、ホルムアルデヒドの放散量を上
述の試験例に準じて測定した。結果を併せて表2に示
す。
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から実施例の消臭合板は、ホル
ムアルデヒドの放散量が顕著に抑制された高品質のMD
Fであることがわかる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る合成木質建材の消臭方法に
よれば、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類を効率的
に除去することができる。また、本発明に係る消臭合成
木質建材の製造方法によれば、ヒドラジド類等を処理す
る際に、木質材料を接着剤にて接着する際に加熱した熱
を利用するため、別途加熱をしなくてもアルデヒド類の
放出が低減された消臭合成木質建材を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 一男 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 阿部 吉伸 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 Fターム(参考) 2B230 AA21 AA30 BA04 CB06 CB09 CB17 EB03 EB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成木質建材の製造時または製造後、6
    0〜140℃の温度下で、ヒドラジド類、アゾール類及
    びアジン類から選ばれる少なくとも1種の化合物を処理
    することを特徴とする合成木質建材の消臭方法。
  2. 【請求項2】 合成木質建材の製造時または製造後、ヒ
    ドラジド類、アゾール類及びアジン類から選ばれる少な
    くとも1種の化合物を処理し、60〜140℃の温度に
    加熱することを特徴とする合成木質建材の消臭方法。
  3. 【請求項3】 木質材料に接着剤を介在させて60〜1
    40℃で加熱加圧することによって合成木質建材を製造
    する製造方法であって、前記加熱加圧する前又は加熱加
    圧した直後に、ヒドラジド類、アゾール類及びアジン類
    から選ばれる少なくとも1種の化合物を処理することを
    特徴とする消臭合成木質建材の製造方法。
  4. 【請求項4】 接着剤を介して木質材料が接着されて構
    成されている合成木質建材であって、60〜140℃の
    温度下で、ヒドラジド類、アゾール類及びアジン類から
    選ばれる少なくとも1種の化合物が処理されていること
    を特徴とする消臭合成木質建材。
  5. 【請求項5】 接着剤を介して木質材料が接着されて構
    成されている合成木質建材であって、ヒドラジド類、ア
    ゾール類及びアジン類から選ばれる少なくとも1種の化
    合物が処理され、該化合物の存在下、60〜140℃の
    温度に加熱されてなることを特徴とする消臭合成木質建
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005137785A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Polyplastics Co アルデヒド抑制剤組成物およびポリアセタール樹脂組成物
JP2009184232A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Yukio Yanagisawa 木質建材からのアルデヒド類の放散を抑止する方法、およびこの方法によりアルデヒド類の放散の抑止処理が施された木質建材

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