JP2002301629A - ワーク取付け具、及びこれを備えたプリント基板加工機 - Google Patents
ワーク取付け具、及びこれを備えたプリント基板加工機Info
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- JP2002301629A JP2002301629A JP2001105008A JP2001105008A JP2002301629A JP 2002301629 A JP2002301629 A JP 2002301629A JP 2001105008 A JP2001105008 A JP 2001105008A JP 2001105008 A JP2001105008 A JP 2001105008A JP 2002301629 A JP2002301629 A JP 2002301629A
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Abstract
トルクを調整する必要がなく、管理が容易で、作業性を
向上させることができるプリント基板加工機を提供する
こと。 【解決手段】 ボルト5のフランジ部5bと爪部材3の
底部3dとの間にコイルばね10を設け、また爪部材3
の底部3dとテーブル2に固定したナットブロック6の
上面6cとの間にコイルばね8を配置する。ボルト5の
移動距離(捩じ込み量)を規制するストッパ9を設け
る。ボルト5を移動端まで捩じ込むと、プリント基板1
の板厚に応じてコイルばね10とコイルばね8の縮み量
が変化し、プリント基板1を適切な加圧力で押えること
ができる。
Description
ワークに穴明け加工や外形加工を行なう際にワークをテ
ーブル上に取り付けるためのワーク取付け具、及びこれ
を備えたプリント基板加工機に関する。
けるテーブル部の一部の縦断面図である。
ル2のワーク載置面2aに載置され、プリント基板1と
ほぼ同じ厚さのカラー3とともに、爪部材4及びボルト
5によりテーブル2に固定されている。テーブル2に
は、多数のねじ穴2bが設けてあり、プリント基板1の
大きさに合わせて複数のボルト5及び爪部材4を適宜な
位置に配置できるようになっている。
定するためには、ボルト5をテーブル2に十分捩じ込む
必要があるが、このときボルト5を必要以上に捩じ込む
と、プリント基板1の表面に傷を付けるおそれがある。
このため、ボルト5の捩じ込みトルクを管理することに
よりプリント基板1に傷が付くことを防止していた。
1の板厚tはプリント基板1の種類により異なる。この
ため、プリント基板1の板厚tごとにボルト5の捩じ込
みトルクを調整しなければならず、管理が煩雑で、また
作業性も低いという問題があった。
ル2に固定する場合を例に説明したが、このように管理
が煩雑で、作業性も低いという問題は、これに限らず、
ワークをテーブルに取り付ける際に発生しがちな一般的
な問題である。
ルトの捩じ込みトルクを調整する必要がなく、管理が容
易で作業性を向上させることができるワーク取付け具、
及びこれを備えたプリント基板加工機を提供することを
目的とするものである。
は、テーブル上に載置されたワークを固定するためのワ
ーク取付け具に関するものである。本発明に係るワーク
取付け具は、前記テーブルに対して上方から螺合された
ボルトと、前記ワーク及び前記ボルトに対して相対的に
昇降可能に配設されるとともに、前記テーブル上のワー
クに対して上方から係合可能な爪部材と、前記テーブル
と前記爪部材との間に介装されて前記爪部材を上方に付
勢する第1の付勢部材と、前記第1の付勢部材よりもば
ね力が強く、前記ボルトと前記爪部材との間に介装され
て前記ボルトに対して前記爪部材を下方に付勢する第2
の付勢部材と、前記テーブル部材に対する前記ボルトの
捩じ込み時に前記ボルトに当接して前記ボルトの捩じ込
み量を規制する捩じ込み量規制部材と、を備え、前記ボ
ルトの捩じ込み量を増加させることで前記第1、第2の
付勢部材を短縮して前記爪部材の下降により前記ワーク
を前記テーブル上に固定するに際し、前記爪部材が前記
テーブル上のワークに係合するまでは主に前記第1の付
勢部材が短縮され、前記爪部材が前記テーブル上のワー
クに係合して下降が禁止された後は、前記ボルトが前記
捩じ込み量規制部材に当接するまで前記第2の付勢部材
が短縮されて前記爪部材により前記ワークを加圧する、
ことを特徴とする。
のワーク取付け具において、前記ボルトを前記捩じ込み
量規制部材に当接するまで前記テーブルに捩じ込んだ状
態において、前記ボルト、前記爪部材、前記第1、第2
の付勢部材、前記規制部材が前記テーブルにおけるワー
ク載置面よりも下方に位置する、ことを特徴とする。
れるテーブルと、前記テーブル上にワークを固定するワ
ーク取付け具と、固定状態の前記ワークを加工する加工
手段とを備えたプリント基板加工機に関するものであ
る。本発明に係るプリント基板加工機は、前記ワーク取
付け具が、請求項1又は2に記載のワーク取付け具であ
る、ことを特徴とする。
ワークの板厚に応じて爪部材によるワークの加圧力が変
化するので、ボルトの捩じ込みトルクを管理する必要が
ない。
に基づいて説明する。なお、以下でワーク取付け具によ
ってテーブル上に取り付けられるワークがプリント基板
である場合を例に説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
ってプリント基板1をテーブル2上に取り付けた状態を
示す上面図である。また図2〜図5は、ワーク取付け具
の縦断面図である。このうち、図2はワーク取付け具が
テーブル2内に収納されている状態を、また図3はプリ
ント基板1の取付けに先立ちワーク取付け具の一部をテ
ーブル2上に突出させた状態を、さらに図4は板厚の厚
いプリント基板1を取り付けた状態を、そして図5は板
厚の薄いプリント基板1を取り付けた状態をそれぞれ示
している。
付け具は、爪部材3と、ボルト5と、ナットブロック6
と、コイルばね(第1の付勢部材)8と、コイルばね
(第2の付勢部材)10と、ストッパ(ねじ込み量規制
部材)9とを備えている。
端側)の雄ねじ部5aと頭部のフランジ部5bとの間
に、雄ねじ部5aよりも大径でかつフランジ部5bより
も小径のストレート部5cが設けられている。また頭部
には、六角穴(不図示)が形成されている。ボルト5の
雄ねじ部5aは、ナットブロック6の雌ねじ部6aに螺
合されている。
を介してテーブル2の下面に固定されている。ナットブ
ロック6の上面6cの中央には、上方に向けてボス部6
bが突設されている。なお、このナットブロック6は、
スペーサ7とともにテーブル2の一部とみなすこともで
きる。
ック6の上面6cに載置されるとともに、上述のボス部
6bに遊嵌されている。コイルばね8は、このボス部6
bによって径方向に位置決めされている。
は、円筒状の部材であり、上述のナットブロック6のボ
ス部6bの上面6dに載置されるとともに、ボルト5の
雄ねじ部5aに遊嵌されている。ストッパ9は、その内
径がボルト5の雄ねじ部5aよりも大径で、外径は後述
の爪部材3の空洞部3b、及びコイルばね8の内径より
も小径であり、雌ねじ部6aの軸心に配置されている。
ーブル2に設けられた上下方向の穴2cに嵌合し、この
穴2cにガイドされて同図中の上下方向に移動自在であ
る。爪部材3の底部3dには上下方向に貫通された貫通
穴3aが設けられ、上端側には舌片状の押え部3cが横
方向に向けて設けられている。
の空洞部3b内に収納(配置)されている。コイルばね
10の上側には、ボルト5のフランジ部5bに引っかか
るばね受け11が配置されている。
端がストッパ9の上面9aに当接するまでボルト5を捩
じ込んだとき、各部の位置関係は以下のようになってい
る。
ットブロック6の上面6cとの間の距離L1は、コイル
ばね8が全圧縮された場合の全長よりも長く、爪部材3
の押え部3cの下面とテーブル2に形成された収納部2
bの底面との間には僅かな隙間が形成されており(ただ
し、同図では間隙は図示していない。)、爪部材3及び
ボルト5の上面は、テーブル2のワーク載置面(上面)
2aよりも低い位置に位置決めされる。
イルばね8のばね定数よりも十分大きく設定、例えば、
10〜50倍程度に設定されている。
いプリント基板1を固定した場合における空洞部3bの
底部3dの上面とばね受け11の下面との距離L2は、
コイルばね10が全圧縮された場合の全長よりも長くな
るように構成されている。
説明する。
に六角レンチを差し込んで、ボルト5を緩める方向に回
転させることにより、コイルばね8とコイルばね10と
を徐々に伸長させ、さらに押え部3cをほぼ180度回
転させることにより、図3に示すように、テーブル2の
ワーク載置面2aと爪部材3の押え部3cの下面との間
に、プリント基板1の板厚tよりも高さの高い空間を確
保する。これにより、プリント基板1をテーブル2のワ
ーク載置面2aにセット可能な状態になる。
固定するには、押え部3cをプリント基板1に対向さ
せ、ボルト5を捩じ込む方向に回転させる。すると、コ
イルばね8、10とが徐々に縮み(撓み)、これに伴っ
て、爪部材3が下降し、押え部3cの下面がプリント基
板1の表面に係合して当接する。
3は、押え部3cによりプリント基板1の反りを矯正し
ながらさらに下降し、反りの矯正が終了した時点で、下
降を停止する。これ以降、コイルばね8は縮まない。さ
らにボルト5を捩じ込む方向に回転させると、コイルば
ね10が徐々に縮む。そして、ボルト5のストレート部
5cの下端がストッパ9の上面9aに当接するまでボル
ト5を捩じ込むと、爪部材3はコイルばね10の縮み量
とコイルばね8の縮み量との差の力でプリント基板1を
テーブル2の上面2aに向けて加圧する。
い場合は、図4に示すように、コイルばね10の縮み量
が大きく、かつコイルばね8の縮み量が小さくなる結
果、爪部材3はプリント基板1を大きな力で加圧する。
一方、プリント基板1の板厚が薄い場合は、図5に示す
ように、コイルばね10の縮み量が小さく、かつコイル
ばね8の縮み量が大きくなる結果、爪部材3はプリント
基板1を小さな力で加圧する。すなわち、板厚tが厚い
場合、薄い場合のいずれの場合も、ボルト5を移動端ま
で、つまりストッパ9によってボルト5が移動しなくな
るまで捩じ込めば、それぞれの板厚tのプリント基板1
を適宜な力でテーブル2上に固定することができる。
いて、ボルト5を捩じ込むことにより、爪部材3の上
面、すなわち押え部3cの上面、及びボルト5の頭部の
上面、つまりフランジ部5bの上面がワーク載置面2a
よりも低くなるように構成したので、ナットブロック6
ごとにプリント基板1を押えるための部材をあらかじめ
組み込んでおいても、プリント基板1をテーブル2のワ
ーク載置面2aに載置する際に邪魔になることがない。
したがって、爪部材3等の管理が容易になるとともに、
プリント基板1をテーブル2に固定する場合の作業性を
向上させることができる。
ね定数を適宜に組み合わせることにより、プリント基板
1の押え力を変えることができる。
ね受け11、ストッパ9をセットで準備しておき、必要
な個所に取り付けるようにしてもよい。
の形態では、ボルト5と別体にストッパ9を設けたが、
同図に示すように、ボルト5のストレート部5cを長く
することにより、このストレート部5cがストッパを兼
ねる構成とすることもできる。この場合には、ストッパ
を設ける必要がないので、その分、構成を簡略化するこ
とが可能である。
定してもよい。
のワーク取付け具と、テーブル2と、ワーク取付け具に
よってテーブル2のワーク載置面2aに取り付けられた
プリント基板1を加工、例えば穴明け加工、外形加工す
る加工手段とを備える。本プリント基板加工機による
と、テーブル2上にプリント基板1を取り付けるための
時間、いわゆる段取り時間を大幅に短縮することがで
き、またテーブル2のワーク載置面2a上に、プリント
基板1の厚さにかかわらず、適宜な力で取り付けること
ができるので、プリント基板1の表面を傷つけたり、加
工中にプリント基板がずれたりするおそれがない。
ボルトを移動端まで捩じ込むことにより、爪部材によっ
てワークをテーブル上に適正な力で加圧して、取り付け
ることができる。この結果、ワークの板厚が変わって
も、ボルトの捩じ込みトルクを調整する必要がなく、作
業性を向上させることができる。
プリント基板1をテーブル2上に取り付けた状態を示す
上面図である。
状態を示す縦断面図である。
の一部をテーブル上に突出させた状態を示す縦断面図で
ある。
けた状態を示す縦断面図である。
けた状態を示す縦断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 テーブル上に載置されたワークを固定す
るためのワーク取付け具において、 前記テーブルに対して上方から螺合されたボルトと、 前記ワーク及び前記ボルトに対して相対的に昇降可能に
配設されるとともに、前記テーブル上のワークに対して
上方から係合可能な爪部材と、 前記テーブルと前記爪部材との間に介装されて前記爪部
材を上方に付勢する第1の付勢部材と、 前記第1の付勢部材よりもばね力が強く、前記ボルトと
前記爪部材との間に介装されて前記ボルトに対して前記
爪部材を下方に付勢する第2の付勢部材と、 前記テーブル部材に対する前記ボルトの捩じ込み時に前
記ボルトに当接して前記ボルトの捩じ込み量を規制する
捩じ込み量規制部材と、を備え、 前記ボルトの捩じ込み量を増加させることで前記第1、
第2の付勢部材を短縮して前記爪部材の下降により前記
ワークを前記テーブル上に固定するに際し、 前記爪部材が前記テーブル上のワークに係合するまでは
主に前記第1の付勢部材が短縮され、前記爪部材が前記
テーブル上のワークに係合して下降が禁止された後は、
前記ボルトが前記捩じ込み量規制部材に当接するまで前
記第2の付勢部材が短縮されて前記爪部材により前記ワ
ークを加圧する、 ことを特徴とするワーク取付け具。 - 【請求項2】 前記ボルトを前記捩じ込み量規制部材に
当接するまで前記テーブルに捩じ込んだ状態において、
前記ボルト、前記爪部材、前記第1、第2の付勢部材、
前記規制部材が前記テーブルにおけるワーク載置面より
も下方に位置する、 ことを特徴とする請求項1に記載のワーク取付け具。 - 【請求項3】 ワークが載置されるテーブルと、前記テ
ーブル上にワークを固定するワーク取付け具と、固定状
態の前記ワークを加工する加工手段とを備えたプリント
基板加工機において、 前記ワーク取付け具が、請求項1又は2に記載のワーク
取付け具である、 ことを特徴とするプリント基板加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105008A JP4141655B2 (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | ワーク取付け具、及びこれを備えたプリント基板加工機 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002301629A true JP2002301629A (ja) | 2002-10-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI405652B (ja) * | 2010-10-04 | 2013-08-21 | ||
CN105952739A (zh) * | 2016-07-21 | 2016-09-21 | 北京灵铱科技有限公司 | 一种3d打印塑胶件的螺纹装配结构 |
CN113291059A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-08-24 | 深圳传顺科技有限公司 | 印刷电路板的喷印设备 |
CN114650661A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-06-21 | 合肥工业大学 | 一种pcb板用的定位治具及其定位方法 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001105008A patent/JP4141655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113291059B (zh) * | 2021-04-01 | 2022-07-08 | 深圳传顺科技有限公司 | 印刷电路板的喷印设备 |
CN114650661A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-06-21 | 合肥工业大学 | 一种pcb板用的定位治具及其定位方法 |
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