JP2002300951A

JP2002300951A - 花器

Info

Publication number: JP2002300951A
Application number: JP2001106860A
Authority: JP
Inventors: Minako Ishikawa; 美奈子石川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-04-05
Filing date: 2001-04-05
Publication date: 2002-10-15

Abstract

(57)【要約】【課題】盛り花などからの芳香発散を芳香剤の補給を
することなく連続的に長期間維持できるとともに軽量な
花器を提供する。【解決手段】本発明の花器１００は、芯材１０と芯材
側面に配設する壁部材２０とを備え、壁部材２０をステ
ィック状のシナモンを並設して構成することを特徴とす
る。壁部材を構成するシナモンは、表面を切削すること
により香りを継続して発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ドライフラワー・
クリエイトフラワーなどを盛り付ける花器に関する。

【０００２】

【従来の技術】乾燥させた花、あるいは布や皮などの素
材により創作された花を盛り付ける器としては、篭形状
の物、あるいは陶器などを素材としたもの等が一般的で
ある。また、これ等の花を盛り付けた花器は装飾用に加
えて芳香を発散させることにより、設置した場所空間の
環境の向上となっていた。装飾用のドライフラワーなど
を盛り込んだ花器から芳香を発散させる手段としては、
花に芳香エキスを染みこませる、あるいは茎を差し込む
台に芳香剤を混入させる方法などが用いられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
染み込んだり混入した芳香剤は経時的に香りの放散が減
少し、最終的には香りが無くなってしまい、再度芳香剤
を補給しなければならず、手間のかかる作業となってい
た。また、陶器などの材料で構成される花器は重量があ
って、運搬・設置場所の移動などに不便であった。

【０００４】そこで、本発明は、アレンジ済みのドライ
フラワーなどを盛り込んだ花器からの芳香発散を、芳香
剤の補給することなく連続的に長時間維持される軽量な
花器を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の芯材と芯材側面
に配設する壁部材とを備えた花器は、壁部材をスティッ
ク状のシナモンを並設して構成することを特徴とする。
そして、壁部材を構成するシナモンは、表面を切削する
ことにより香りを継続して発生させることを特徴とす
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の花器に例えばドライフラ
ワーを盛り付けた状態を示す斜視図、図２から図５は花
器の作り方を説明する図面である。この図面に示す実施
の形態は、矩形状の花器を示している。先ず所望する花
器の形状の、この場合は矩形状の芯材１０を用意する。
芯材の素材としては、プラスチック製フォーム材を用い
ている。これは、装飾花の茎などを差し込める素材とな
っている。芯材１０は所望する高さ寸法ｈを有する側壁
１１と上下面１３ａ，１３ｂを有し、上面１３ａに花な
どを盛りこむ形態となっている。

【０００７】芯材１０の側壁１１に壁部材を配設する。
この壁部材はスティック状のシナモン２０で構成され、
シナモンスティック２０を並設して構成している。シナ
モンスティック２０は芯材１０の側壁１１の高さ寸法ｈ
より約シナモンスティック２０の太さ寸法長くした寸法
Ｈを有し、下部を芯材１０より突出させて接着剤により
高さ方向に平行に配設している。また、下面１３ｂにも
同様にシナモンスティック２０を平行に配設している。
そして、下面１３ｂに配設するシナモンスティック２０
の端縁を側壁に配設するシナモンスティック２０の突出
部分で被覆している。

【０００８】花５０や緑部材４０を芯材１０の上面１３
ａに差し込む。花５０は花部５１と差込部５３を有し、
差込部５３を適宜の長さ芯材１０に差し込んで設置す
る。そして、花５０の隙間に葉に見立てた緑の隙間部材
４０を配設して盛り花を形成する。また、図示するよう
に、花器１００の側面に配設するシナモンスティック２
０の上面をリボン３０で結ぶことにより装飾効果を向上
させることができる。

【０００９】このように構成される上面に花５０やミド
リ隙間部材４０を盛り込んだ花器１００は、シナモンス
ティック２０の芳香を放散させて盛花による装飾効果に
加えて設置空間の雰囲気を良好とする。そして、シナモ
ンスティック２０の香りが減少してきた場合、シナモン
スティック２０の表面を少量削ることにより、再度シナ
モンの香りを放つことができる。

【００１０】このように、この花器１００は芳香剤など
を使用すること無く花器１００自体の素材の香りを楽し
むことができる。また、香りが減少した場合は、シナモ
ンスティック２０の表面を少量削って新しい面を現出さ
せることにより、香りを復活させることができる。ま
た、花器１００は芯材１０とシナモンスティック２０で
構成されているので、軽量で持ち運びが容易である。

【００１１】

【発明の効果】本発明の花器は、芯材の側面にスティッ
ク状のシナモンを貼着することにより芳香を発散する花
器を簡単に形成することができる。さらに、シナモンの
芳香はシナモンの表面を削ることにより継続的に発散さ
せることができる。さらに、芯材にスティック状シナモ
ンを貼着させた花器は軽量で持ち運びが容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る花器の斜視図。

【図２】芯材の斜視図。

【図３】芯材に壁部材を貼着する説明図。

【図４】壁部材を配設した芯材の斜視図。

【図５】花器への花の盛り付けを説明する図。

【符号の説明】１０芯材１１側壁１３上下面２０スティック状のシナモン３０リボン４０隙間部材５０花

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも花を配設する上面と、所望す
る高さ寸法の側面を有する芯材と、芯材側面に配設する
壁部材とを備え、前記壁部材はスティック状のシナモンを並設して構成す
ることを特徴とする花器。
【請求項２】前記壁部材を構成するシナモンは、表面
を切削することにより香りを継続して発生させることを
特徴とする請求項１記載の花器。