JP2002300707A - 線状体の架空線上越し方法及び用具 - Google Patents

線状体の架空線上越し方法及び用具

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JP2002300707A
JP2002300707A JP2001097869A JP2001097869A JP2002300707A JP 2002300707 A JP2002300707 A JP 2002300707A JP 2001097869 A JP2001097869 A JP 2001097869A JP 2001097869 A JP2001097869 A JP 2001097869A JP 2002300707 A JP2002300707 A JP 2002300707A
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weight
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hook
pole
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JP2001097869A
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Makoto Furuya
誠 降矢
Isao Ishida
功 石田
Kazuhiro Miyatake
和弘 宮武
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SHINSEI DENZAI KK
Nippon Comsys Corp
Original Assignee
SHINSEI DENZAI KK
Nippon Comsys Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用具が構造的にシンプルで、安価で、故障の
おそれのない、線状体の架空線上越し方法を提供する。 【解決手段】 先端に略Y字形の引っ掛け具24を取り付
けたポール22と、引っ掛け具24への引っ掛け部16を有す
る重錘12とを使用する。重錘12に架空線30の上を超えさ
せようとする線状体26を接続し、この重錘12の引っ掛け
部16をポール22の先端の引っ掛け具24に引っ掛けた状態
で、ポール22の先端を架空線30より高く上げ、重錘12を
架空線30の上を手前側から向う側へ超えさせたところ
で、ポール22を引き下ろして引っ掛け具24を重錘12の引
っ掛け部16から引き抜き、線状体26が接続された重錘12
を架空線30の向う側へ落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、電話線などの線
状体を、既に架設されている架空線の上を越えて配線す
るのに使用される、線状体の架空線上越し方法と、それ
に用いる上越し用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 例えば電話加入者宅行きの屋外線(線
状体)を配線する場合には、既に架設されている電線、
ケーブル(架空線)の上を越えて配線しなければならな
いケースがときどき発生する。このような場合、配線し
ようとする線状体を既設の架空線の上を越えさせること
を上越しという。この上越しを行う方法としては従来か
ら、伸縮ポールの先端に線交わし機を取り付けて、この
線交わし機により上越しを行う方法が公知である。
【0003】 従来用いられている線交わし機は、例え
ばC型の回転部材を有しており、上越しをする場合に
は、このC型回転部材に線状体の先端を接続する。この
状態で、伸縮ポールを伸ばして線交わし機を架空線の高
さに上げ、C型回転部材の開口部からその内部に架空線
を取り込んだ後、C型回転部材を半回転させ開口部を後
ろ向きにする。これによって線状体の先端が架空線の上
を乗り越えるので、このあとは線交わし機を架空線から
外し、伸縮ポールを縮めて、線状体をたぐり寄せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来は、線状体を上
越しさせるのに線交わし機を用いているが、線交わし機
は、C型回転部材を半回転させる機構や、モーター、電
源、スイッチなどが組み込まれているため、構造的に複
雑で、価格が高くなるだけでなく、故障が起きる可能性
があるという問題がある。
【0005】 本発明の目的は、構造的にシンプルで、
安価で、故障のおそれのない、線状体の架空線上越し方
法と、それに用いる上越し用具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る線状体の
架空線上越し方法は、先端に略Y字形の引っ掛け具を取
り付けたポールと、前記引っ掛け具への引っ掛け部を有
する重錘とを使用し、前記重錘に架空線の上を超えさせ
ようとする線状体を接続し、この重錘の引っ掛け部を前
記ポールの先端の引っ掛け具に引っ掛けた状態で、ポー
ルの先端を架空線より高く上げ、重錘を架空線の上を手
前側から向う側へ超えさせたところで、ポールを引き下
ろして引っ掛け具を重錘の引っ掛け部から引き抜き、線
状体が接続された重錘を架空線の向う側へ落下させるこ
とを特徴とするものである。
【0007】 本発明の上越し方法を実施する場合に
は、重錘にアイ金具を取り付け、このアイ金具になす環
を連結し、このなす環に引っ掛け用ループを連結した上
越し用具を使用することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0009】 図1は本発明で用いる上越し用具の好ま
しい実施形態を示す。この上越し用具10は、重錘12と、
なす環14と、引っ掛け用ループ16とから構成されてい
る。重錘12にはアイ金具18が取り付けられている。この
アイ金具18はアイナットの形態であり、重錘12を軸線方
向に貫通するボルト20にねじ結合することにより、重錘
12に取り付けられている。重錘12はゴム製とすることが
好ましいが、金属製でもよい。なす環14は金属製の環の
一部に内側に開閉できる開閉部14aが設けられているも
ので、市販品である。引っ掛け用ループ16は1本のワイ
ヤの両端をスリーブ圧縮接続などの手段で接続してルー
プ状にしたものである(接続部は図示省略)。重錘12の
アイ金具18にはなす環14が連結され、なす環14には引っ
掛け用ループ16が連結されている。
【0010】 図2ないし図4は本発明に係る上越し方
法の一実施形態を示す。この方法では、上記のような上
越し用具10と、先端に略Y字型の引っ掛け具24を取り付
けた伸縮ポール22とを用いる。伸縮ポール22は金属又は
FRP製の径の異なる複数本のパイプをスライド可能に
段継ぎしたもので、市販品である。
【0011】 まず図2に示すように伸縮ポール22を縮
めた状態で、その先端の引っ掛け具24に、上越し用具10
の引っ掛け用ループ16を引っ掛ける。上越し用具10のな
す環14には予め架空線の上を越えさせようとする線状体
26(屋外線など)の先端を接続しておく。線状体26の先
端は直接なす環14に結び付けることも可能であるが、直
接結び付けると、結び付け作業や上越し後の結び解除作
業が面倒であるので、図示のように線状体26の先端を汎
用の引留め具28に略S字型に絡ませて引き留めた後、引
留め具28の先端ループ部28aをなす環14に連結するよう
にするとよい。なす環14は図1に示すように開閉部14a
を有しているので、この連結作業及び上越し後の連結解
除作業は極めて簡単に行える。
【0012】 次に伸縮ポール22を伸ばして先端を高く
上げて行き、図3に示すように重錘12が架空線30の高さ
より高くなったら、伸縮ポール22を矢印Aのように若干
倒して、重錘12が架空線30の上を手前側から向う側へ超
えるように操作する。重錘12が架空線30の上を越えた
ら、伸縮ポール22を架空線30に持たせ掛けた状態で引き
下ろす。すると引っ掛け具24が架空線30に接しながら下
降し、引っ掛け具24の先端が架空線30を通りすぎた瞬間
に、引っ掛け具24から引っ掛け用ループ16が外れ、上越
し用具10全体が落下する。このとき上越し用具10は重錘
12の重量により線状体26を引っ張りながら落下する。
【0013】 上越し用具10が地上に落下すると、図4
に示すように、線状体26が架空線30を上越しした状態と
なる。このあとは引留め具28の先端ループ部28aをなす
環から取り外せば直ちに次の作業に入ることができる。
【0014】 なお上記の実施形態では、線状体26が屋
外線などの電線である場合を説明したが、線状体は後か
ら電線、ケーブルを引き取るためのロープなどであって
もよい。
【0015】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
非常にシンプルな方法で、短時間に効率よく、確実に、
上越し作業を行うことができる。また上越しに用いる用
具も簡単なものでよく、コストも安く、故障のおそれも
ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る線状体の架空線上越し方法に用
いる上越し用具の一実施形態を示す、(A)は断面図、
(B)は側面図。
【図2】 本発明に係る上越し方法の一実施形態におけ
る最初の段階を示す説明図。
【図3】 同じく中間段階を示す説明図。
【図4】 同じく最終段階を示す説明図。
【符号の説明】
10:上越し用具 12:重錘 14:なす環 16:引っ掛け用ループ 18:アイ金具 20:ボルト 22:伸縮ポール 24:引っ掛け具 26:線状体 28:引留め具 30:架空線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 功 東京都港区高輪3丁目23番14号 日本コム シス株式会社内 (72)発明者 宮武 和弘 東京都港区高輪3丁目23番14号 日本コム シス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に略Y字形の引っ掛け具を取り付け
    たポールと、前記引っ掛け具への引っ掛け部を有する重
    錘とを使用し、前記重錘に架空線の上を超えさせようと
    する線状体を接続し、この重錘の引っ掛け部を前記ポー
    ルの先端の引っ掛け具に引っ掛けた状態で、ポールの先
    端を架空線より高く上げ、重錘を架空線の上を手前側か
    ら向う側へ超えさせたところで、ポールを引き下ろして
    引っ掛け具を重錘の引っ掛け部から引き抜き、線状体が
    接続された重錘を架空線の向う側へ落下させることを特
    徴とする線状体の架空線上越し方法。
  2. 【請求項2】 重錘にアイ金具を取り付け、このアイ金
    具になす環を連結し、このなす環に引っ掛け用ループを
    連結したことを特徴とする線状体の架空線上越し用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102938545A (zh) * 2012-11-13 2013-02-20 东阳市供电局 一种10kv配网线路架线光缆跨越装置
CN105811308A (zh) * 2016-05-10 2016-07-27 国网安徽省电力公司检修公司 一种输电线路专用栓绳工具
CN106451221A (zh) * 2016-12-01 2017-02-22 国网安徽省电力公司检修公司 一种输电线路树障清理专用抛绳装置

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