JP2002300663A - 緊急通報装置及び緊急通報方法 - Google Patents

緊急通報装置及び緊急通報方法

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JP2002300663A
JP2002300663A JP2001103385A JP2001103385A JP2002300663A JP 2002300663 A JP2002300663 A JP 2002300663A JP 2001103385 A JP2001103385 A JP 2001103385A JP 2001103385 A JP2001103385 A JP 2001103385A JP 2002300663 A JP2002300663 A JP 2002300663A
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emergency
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mobile phone
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JP2001103385A
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Naoki Hikishima
直樹 疋島
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の携帯電話網に対応した無線送受信手
段を設けて、事故発生などの緊急時に、電界強度のより
強い携帯電話を選択して送信を行うことにより、1種類
の携帯電話網に対応した無線送受信手段を設けた場合と
比較し、より確実に緊急通報を送信することができる緊
急通報装置及び緊急通報方法を提供する。 【解決手段】 PDC無線送受信部21、W−CDMA
無線送受信部23、PDC方式携帯電話網の電界強度を
検出する電界強度検出部22、W−CDMA方式携帯電
話網の電界強度を検出する電界強度検出部24、W−C
DMA側またはPDC側の電界強度が所定レベル以上か
否かを確認する検出レベル比較回路25、所定レベル以
上と判定された場合は、W−CDMA方式またはPDC
方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を行
う緊急情報送信部27とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急通報装置及び
緊急通報方法に関し、特に、緊急時に携帯電話網を用い
て緊急通報の送信を行う緊急通報装置及び緊急通報方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交通事故などが発生した場合に、
車両に予め搭載されている緊急通報装置からの通報に基
づき救援を行うシステムがある。図4は同システムの概
念を示す図である。1は救援の指示を行う緊急センタ
ー、2は救援機関である消防署、3は救援機関である警
察署、4及び5は携帯電話網の基地局、6は救援車両、
7は事故車両である。
【0003】また、図5は車両に搭載される従来の緊急
通報装置の構成を示すブロック図である。8はアンテ
ナ、9は同装置の筺体、10は緊急時にユーザが操作す
る緊急通報キー、11は事故などの際に自動的に動作す
る緊急状態検出装置、12はW−CDMA(Wideband-C
ode Division Multiple Access)方式に基づき無線送受
信を行う無線送受信部、13は携帯電話網の電界強度を
検出する電界強度検出部、14は制御部、15は緊急情
報送信部である。
【0004】交通事故などでは、事故発生から最初に手
当てを行うまでの時間が生存率に密接に関わっている。
そのため、図4に示すように、車両の衝突などの事故発
生時に、事故が発生した車両7に搭載されている図5に
示すような緊急通報装置の緊急状態検出装置11が自動
的に動作するか、或いはユーザが緊急通報キー10を操
作することで、緊急センター1へ車両緊急情報を通報
し、救援車両6が事故現場に到着するまでの時間を短縮
し、怪我人をより迅速に救出・救済できるようにするこ
とで、死亡者数や重度障害者数の低減を目的とした緊急
通報システムが提案されている。
【0005】上記の緊急通報システムに関する従来例と
しては、例えば特開2000−49957号公報に記載
の技術が提案されている。同公報は、携帯電話のシステ
ム接続機器への接続忘れ防止を目的としたものであり、
緊急通報連絡手段が、車両に搭載された緊急通報システ
ム端末機器に接続されているか否かを検出し、接続され
ていない場合にその車両の発進を禁止する手段を備えた
ことを特徴とする緊急通報システムが開示されている。
【0006】また、他の従来例としては、例えば特開2
000−115413号公報に記載の技術が提案されて
いる。同公報は、電波が届きにくい場所からでも緊急通
報を行うことを目的としたものであり、緊急通報処理装
置は、緊急時に生じるセンサの出力を入力した場合に
は、無線電話装置をデータ通信モードに制御して基本デ
ータを送信させ、通信路状態を判断し、前記判断に基づ
いて、前記無線電話装置をデータ通信モードに制御して
詳細データを送信させ、前記無線電話装置を音声通信モ
ードに制御して、受付センタと会話させることを特徴と
する緊急通報システムが開示されている。
【0007】また、他の従来例としては、例えば特開平
7−79195号公報に記載の技術が提案されている。
同公報は、事故情報を確実に送信することを目的とした
ものであり、制御手段は、衝撃検知手段が作動したと
き、または、受信レベル監視手段の出力に基づきフロン
ト側アンテナあるいはリア側アンテナの一方に所定レベ
ル以上の受信レベル低下が発生するとともに、車両の速
度が零まで低下したときに、切換手段を制御して自動車
電話の無線装置をフロント側アンテナまたはリア側アン
テナの受信レベルの大きい方のアンテナに切り換えて接
続し、事故情報を送出することを特徴とする車両用事故
自動通報装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。
【0009】自動車事故などの緊急時に、被害車両から
携帯電話によって救助を求める際は、確実に通信が行わ
れることが必要である。この場合、携帯電話網の種類に
よって、通信可能な地域は違っており、電波の周波数に
より、遮蔽物などがあると電波が到達しにくい場合があ
る。図5に示した従来例の緊急通報装置、並びに上記公
報記載のシステムにおいては、1種類の携帯電話しか設
置していないと、電波の到達していない地域では緊急通
報ができないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、複数種の携帯電話網に対
応した無線送受信手段を設けて、事故発生などの緊急時
に、電界強度のより強い携帯電話を選択して送信を行う
ことにより、1種類の携帯電話網に対応した無線送受信
手段を設けた場合と比較し、より確実に緊急通報を送信
することができる緊急通報装置及び緊急通報方法を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、緊急時に通報
を行う緊急通報装置において、複数の方式の携帯電話網
に各々対応して設けられ、無線による情報の送受信を行
う複数の無線送受信手段と、前記複数の方式の携帯電話
網の電界強度を各々検出する複数の電界強度検出手段
と、前記複数の電界強度検出手段のうち一つの電界強度
検出手段で検出された電界強度が所定レベル以上か否か
を判定する検出レベル比較手段と、前記検出レベル比較
手段により、前記一つの電界強度検出手段で検出された
電界強度が所定レベル以上と判定された場合は、前記一
つの電界強度検出手段に対応する方式の携帯電話網を介
して発呼し、緊急情報の送信を行う送信手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明の緊急通報装置は、図1を参
照しつつ説明すれば、緊急時に通報を行う緊急通報装置
において、複数の方式の携帯電話網に各々対応して設け
られ、無線による情報の送受信を行う複数の無線送受信
手段(21、23)と、前記複数の方式の携帯電話網の
電界強度を各々検出する複数の電界強度検出手段(2
2、24)と、前記複数の電界強度検出手段のうち一つ
の電界強度検出手段で検出された電界強度が所定レベル
以上か否かを判定する検出レベル比較手段(25)と、
前記検出レベル比較手段により、前記一つの電界強度検
出手段で検出された電界強度が所定レベル以上と判定さ
れた場合は、前記一つの電界強度検出手段に対応する方
式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を行う
送信手段(26、27)とを具備するものである。
【0013】また、本発明は、緊急時に通報を行う緊急
通報装置において、複数の方式の携帯電話網に各々対応
して設けられ、無線による情報の送受信を行う複数の無
線送受信手段と、前記複数の方式の携帯電話網の電界強
度を各々検出する複数の電界強度検出手段と、前記複数
の電界強度検出手段で各々検出された電界強度を比較
し、電界強度がより強い方式の携帯電話網の電界強度が
所定レベル以上か否かを判定する検出レベル比較手段
と、前記検出レベル比較手段により、前記電界強度がよ
り強い方式の携帯電話網の電界強度が所定レベル以上と
判定された場合は、前記電界強度がより強い方式の携帯
電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を行う送信手段
とを具備することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、緊急時に通報を行う緊急
通報方法において、複数の方式の携帯電話網の電界強度
を各々検出し、検出された一つの電界強度が所定レベル
以上か否かを判定し、前記一つの電界強度が所定レベル
以上と判定した場合は、前記一つの電界強度に対応する
方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を行
い、前記一つの電界強度が所定レベル以下と判定した場
合は、他の電界強度が所定レベル以上か否かを判定し、
前記他の電界強度が所定レベル以上と判定した場合は、
前記他の電界強度に対応する方式の携帯電話網を介して
発呼し、緊急情報の送信を行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、緊急時に通報を行う緊急
通報方法において、複数の方式の携帯電話網の電界強度
を各々検出し、検出された各々の電界強度を比較し、電
界強度がより強い方式の携帯電話網の電界強度が所定レ
ベル以上か否かを判定し、前記電界強度がより強い方式
の携帯電話網の電界強度が所定レベル以上と判定された
場合は、前記電界強度がより強い方式の携帯電話網を介
して発呼し、緊急情報の送信を行うことを特徴とする。
【0016】[作用]本発明の緊急通報装置は、複数種
の携帯電話網に対応した無線送受信手段を設けて、事故
発生などの緊急時に、電界強度のより強い携帯電話を選
択して送信を行う。そのため、1種類の携帯電話網に対
応した無線送受信手段を設けた場合と比較し、より確実
に緊急通報を送信することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]次に、本発明の
第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】(1)構成の説明 本発明の第1実施形態の緊急通報装置は、図1に示す如
く、アンテナ16、アンテナ17、緊急通報キー19、
緊急状態検出装置20、PDC(Personal Digital Cel
lular)無線送受信部21、電界強度検出部22、W−
CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)
無線送受信部23、電界強度検出部24、検出レベル比
較回路25、制御部26、緊急情報送信部27を備えて
おり、図4に示す車両7に搭載されている。図中、18
は本装置の筺体である。
【0019】アンテナ16は、PDC方式の携帯電話の
アンテナである。アンテナ17は、W−CDMA方式の
携帯電話のアンテナである。緊急通報キー19は、緊急
時に事故車両のユーザが操作するものであり、その操作
に伴い緊急情報を緊急情報送信部27に送る。緊急状態
検出装置20は、車両事故発生時に自動的に動作するも
のであり、その動作に伴い緊急情報(事故車両の状態)
を緊急情報送信部27に送る。PDC無線送受信部21
は、PDC方式の携帯電話網を介して無線による情報の
送受信を行う。電界強度検出部22は、PDC方式の携
帯電話網の電界強度を検出する。
【0020】W−CDMA無線送受信部23は、W−C
DMA方式の携帯電話網を介して無線による情報の送受
信を行う。電界強度検出部24は、W−CDMA方式の
携帯電話網の電界強度を検出する。検出レベル比較回路
25は、電界強度検出部22で検出された電界強度のレ
ベルと、電界強度検出部24で検出された電界強度のレ
ベルとを比較する。制御部26は、本装置の各部を制御
する。緊急情報送信部27は、緊急通報キー19、緊急
状態検出装置20から得られた緊急情報を、制御部26
の制御に基づき、PDC方式の携帯電話網或いはW−C
DMA方式の携帯電話網を介して発信する。
【0021】(2)動作の説明 次に、本発明の第1実施形態の動作について図1、図
2、図4を参照して詳細に説明する。
【0022】第1実施形態では、図4に示す車両7に搭
載されている図1の緊急通報装置の制御手順を中心に、
車両7で事故が発生した際の動作について説明する。車
両7が複数の携帯電話を装備している場合の例として、
PDC方式携帯電話とW−CDMA方式携帯電話の2つ
の方式の携帯電話を装備している場合を例に上げる。
【0023】緊急通報装置が搭載されている車両7で事
故が発生すると、ユーザは可能な場合は緊急通報キー1
9を操作することで、緊急情報を緊急情報送信部27に
送る。また、自動的に、緊急状態検出装置20が、事故
が発生した車両7の状態を緊急情報送信部27に送る。
【0024】車両7に搭載された緊急通報装置の電界強
度検出部22、電界強度検出部24は、それぞれ、PD
C方式携帯電話網の電界強度、W−CDMA方式携帯電
話網の電界強度を常時確認しており(ステップS1)、
車両7で事故が発生した際は、まず、検出レベル比較回
路25は、W−CDMA側の電界強度が所定レベル以上
かどうかを確認する(ステップS2)。
【0025】検出レベル比較回路25は、W−CDMA
側の電界強度が所定レベル以上と判定した場合は、W−
CDMA携帯電話網に対応した基地局側からの受信情報
を確認し(ステップS3)、受信品質に問題がない場合
は、W−CDMA無線送受信部23は、W−CDMA携
帯電話網を介して発呼し(ステップS4)、制御部26
から緊急情報送信部27に指示を出し、緊急通報送信を
行う(ステップS5)。
【0026】上記ステップS2で、検出レベル比較回路
25は、W−CDMA携帯電話の電界強度レベルが所定
レベル以下と判定した場合は、PDC携帯電話の電界強
度を確認する(ステップS6)。PDC携帯電話の電界
強度が所定レベル以下の場合は(ステップS7でN
O)、上記ステップS1へ戻り、これまでの手順を繰り
返す。
【0027】PDC携帯電話の電界強度が所定レベル以
上の場合は(ステップS7でYES)、PDC携帯電話
網に対応した基地局側からの受信情報を確認し(ステッ
プS8)、受信品質に問題ない場合は、PDC無線送受
信部21は、PDC携帯電話網を介して発呼し(ステッ
プS9)、制御部26から緊急情報送信部27に指示を
出し、緊急通報送信を行う(ステップS10)。
【0028】以上説明したように、本発明の第1実施形
態によれば、緊急通報装置において、PDC方式の携帯
電話網に対応したPDC無線送受信部21、W−CDM
A方式の携帯電話網に対応した無線送受信部23を設け
て、事故発生などの緊急時に、電界強度のより強い携帯
電話網を選択して送信を行うことにより、1種類の携帯
電話網網に対応した無線送受信部を設けた場合と比較
し、より確実に緊急通報を送信することができるという
効果がある。
【0029】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0030】(1)構成の説明 本発明の第2実施形態の緊急通報装置は、第1実施形態
と同様に、図1に示す如く、アンテナ16、アンテナ1
7、緊急通報キー19、緊急状態検出装置20、PDC
無線送受信部21、電界強度検出部22、W−CDMA
無線送受信部23、電界強度検出部24、検出レベル比
較回路25、制御部26、緊急情報送信部27を備えて
おり、図4に示す車両7に搭載されている。
【0031】(2)動作の説明 次に、本発明の第2実施形態の動作について図1、図
3、図4を参照して詳細に説明する。
【0032】緊急通報装置が搭載されている車両7で事
故が発生すると、ユーザは可能な場合は緊急通報キー1
9を操作することで、緊急情報を緊急情報送信部27に
送る。また、自動的に、緊急状態検出装置20が、事故
が発生した車両7の状態を緊急情報送信部27に送る。
【0033】車両7に搭載された緊急通報装置の電界強
度検出部22、電界強度検出部24は、それぞれ、PD
C方式携帯電話網の電界強度、W−CDMA方式携帯電
話網の電界強度を常時確認しており、車両7で事故が発
生した際は、まず、検出レベル比較回路25は、W−C
DMA側の電界強度とPDC側の電界強度を比較する
(ステップS11)。
【0034】検出レベル比較回路25は、W−CDMA
側の方が電界強度が強い場合で(ステップS12でYE
S)、W−CDMA側の電界強度が所定レベル以下と判
定した場合は(ステップS13でNO)、上記ステップ
S11へ戻り、これまでの手順を繰り返す。
【0035】検出レベル比較回路25は、W−CDMA
側の電界強度が所定レベル以上と判定した場合は(ステ
ップS13でYES)、W−CDMA携帯電話網に対応
した基地局側からの受信情報を確認し(ステップS1
4)、受信品質に問題がない場合は、W−CDMA無線
送受信部23は、W−CDMA携帯電話網を介して発呼
し(ステップS15)、制御部26から緊急情報送信部
27に指示を出し、緊急通報送信を行う(ステップS1
6)。
【0036】W−CDMA携帯電話網に対応した基地局
側からの受信情報を確認し(ステップS14)、受信品
質に問題がある場合は、ステップS17に進み、PDC
側の強度が所定レベル以上であるか否かを判断する。
【0037】また、検出レベル比較回路25は、PDC
側の方が電界強度が強い場合にも(ステップS12でN
O)、ステップS17に進み、PDC側の強度が所定レ
ベル以上であるか否かを判断する。
【0038】PDC側の電界強度レベルが所定レベル以
下と判定した場合は(ステップS17でNO)、上記ス
テップS11へ戻り、これまでの手順を繰り返す。
【0039】検出レベル比較回路25は、PDC側の電
界強度が所定レベル以上と判定した場合は(ステップS
17でYES)、PDC携帯電話網に対応した基地局側
からの受信情報を確認し(ステップS18)、受信品質
に問題ない場合は、PDC無線送受信部21は、PDC
携帯電話網を介して発呼し(ステップS19)、制御部
26から緊急情報送信部27に指示を出し、緊急通報送
信を行う(ステップS20)。
【0040】以上説明したように、本発明の第2実施形
態によれば、緊急通報装置において、PDC方式の携帯
電話網に対応したPDC無線送受信部21、W−CDM
A方式の携帯電話網に対応した無線送受信部23を設け
て、事故発生などの緊急時に、電界強度のより強い携帯
電話網を選択して送信を行うことにより、1種類の携帯
電話網網に対応した無線送受信部を設けた場合と比較
し、より確実に緊急通報を送信することができるという
効果がある。
【0041】なお、上記の実施形態では、W−CDMA
方式とPDC方式を利用した例を説明したが、これらの
方式のうちの一方又は両者の代わりに他の方式(例え
ば、PHS(Personal Handy-phone System)、GSM
(Global System for Mobile communication)方式、c
dmaOne方式、cdma2000方式)を利用して
もよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の方式の携帯電話網の電界強度を各々検出し、検出
された一つの電界強度が所定レベル以上か否かを判定
し、前記一つの電界強度が所定レベル以上と判定した場
合は、前記一つの電界強度に対応する方式の携帯電話網
を介して発呼し、緊急情報の送信を行い、前記一つの電
界強度が所定レベル以下と判定した場合は、他の電界強
度が所定レベル以上か否かを判定し、前記他の電界強度
が所定レベル以上と判定した場合は、前記他の電界強度
に対応する方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報
の送信を行うため、即ち、緊急通報装置において、複数
種の携帯電話網に対応した無線送受信手段を設けて、事
故発生などの緊急時に、電界強度のより強い携帯電話を
選択して送信を行うことにより、1種類の携帯電話網に
対応した無線送受信手段を設けた場合と比較し、より確
実に緊急通報を送信することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施形態の緊急通報装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の緊急通報処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態の緊急通報処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】緊急通報システムを示す概念図である。
【図5】従来例の緊急通報装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
19 緊急通報キー 20 緊急状態検出装置 21 PDC無線送受信部 22 電界強度検出部 23 W−CDMA無線送受信部 24 電界強度検出部 25 検出レベル比較回路 26 制御部 27 緊急情報送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA37 BB20 BB64 BB74 DD03 DD14 EE08 FF01 FF02 FF04 FF17 FF23 GG06 GG67 GG83 GG90 5K067 AA33 CC04 CC10 DD23 DD44 DD45 EE04 EE10 FF16 GG01 HH22 5K101 KK14 LL12 RR12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急時に通報を行う緊急通報装置におい
    て、 複数の方式の携帯電話網に各々対応して設けられ、無線
    による情報の送受信を行う複数の無線送受信手段と、前
    記複数の方式の携帯電話網の電界強度を各々検出する複
    数の電界強度検出手段と、前記複数の電界強度検出手段
    のうち一つの電界強度検出手段で検出された電界強度が
    所定レベル以上か否かを判定する検出レベル比較手段
    と、前記検出レベル比較手段により、前記一つの電界強
    度検出手段で検出された電界強度が所定レベル以上と判
    定された場合は、前記一つの電界強度検出手段に対応す
    る方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を
    行う送信手段とを具備することを特徴とする緊急通報装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出レベル比較手段は、前記複数の
    電界強度検出手段のうち前記一つの電界強度検出手段で
    検出された電界強度が所定レベル以下と判定した場合
    は、前記複数の電界強度検出手段のうち他の電界強度検
    出手段で検出された電界強度が所定レベル以上か否かを
    判定し、前記送信手段は、前記検出レベル比較手段によ
    り、前記他の電界強度検出手段で検出された電界強度が
    所定レベル以上と判定された場合は、前記他の電界強度
    検出手段に対応する方式の携帯電話網を介して発呼し、
    緊急情報の送信を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の緊急通報装置。
  3. 【請求項3】 前記緊急情報の送信指示を手動で行う手
    動緊急通報手段と、前記緊急情報の送信指示を自動的に
    行う自動緊急通報手段とを具備することを特徴とする請
    求項1に記載の緊急通報装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の方式の携帯電話網とは、PD
    C方式の携帯電話網と、W−CDMA方式の携帯電話網
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の緊急通報装
    置。
  5. 【請求項5】 緊急時に通報を行う緊急通報装置におい
    て、 複数の方式の携帯電話網に各々対応して設けられ、無線
    による情報の送受信を行う複数の無線送受信手段と、前
    記複数の方式の携帯電話網の電界強度を各々検出する複
    数の電界強度検出手段と、前記複数の電界強度検出手段
    で各々検出された電界強度を比較し、電界強度がより強
    い方式の携帯電話網の電界強度が所定レベル以上か否か
    を判定する検出レベル比較手段と、前記検出レベル比較
    手段により、前記電界強度がより強い方式の携帯電話網
    の電界強度が所定レベル以上と判定された場合は、前記
    電界強度がより強い方式の携帯電話網を介して発呼し、
    緊急情報の送信を行う送信手段とを具備することを特徴
    とする緊急通報装置。
  6. 【請求項6】 前記検出レベル比較手段は、前記電界強
    度がより強い方式の携帯電話網の電界強度が所定レベル
    以上の場合であって、前記電界強度がより強い方式の携
    帯電話網に対応した基地局側からの受信情報の受信品質
    に問題がある場合は、他の方式の携帯電話網の電界強度
    が所定レベル以上か否かを判定し、前記他の方式の携帯
    電話網の電界強度が所定レベル以上の場合であって、前
    記他の方式の携帯電話網に対応した基地局側からの受信
    情報の受信品質に問題がない場合は、前記他の方式の携
    帯電話網を介して発呼し、緊急情報の送信を行うことを
    特徴とする請求項5に記載の緊急通報装置。
  7. 【請求項7】 前記緊急情報の送信指示を手動で行う手
    動緊急通報手段と、前記緊急情報の送信指示を自動的に
    行う自動緊急通報手段とを具備することを特徴とする請
    求項5に記載の緊急通報装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の方式の携帯電話網とは、PD
    C方式の携帯電話網と、W−CDMA方式の携帯電話網
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の緊急通報装
    置。
  9. 【請求項9】 緊急時に通報を行う緊急通報方法におい
    て、 複数の方式の携帯電話網の電界強度を各々検出し、検出
    された一つの電界強度が所定レベル以上か否かを判定
    し、前記一つの電界強度が所定レベル以上と判定した場
    合は、前記一つの電界強度に対応する方式の携帯電話網
    を介して発呼し、緊急情報の送信を行い、前記一つの電
    界強度が所定レベル以下と判定した場合は、他の電界強
    度が所定レベル以上か否かを判定し、前記他の電界強度
    が所定レベル以上と判定した場合は、前記他の電界強度
    に対応する方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情報
    の送信を行うことを特徴とする緊急通報方法。
  10. 【請求項10】 前記緊急情報の送信指示は、手動によ
    る送信指示及び自動的な送信指示が可能であることを特
    徴とする請求項9に記載の緊急通報方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の方式の携帯電話網とは、P
    DC方式の携帯電話網と、W−CDMA方式の携帯電話
    網を含むことを特徴とする請求項9に記載の緊急通報方
    法。
  12. 【請求項12】 緊急時に通報を行う緊急通報方法にお
    いて、 複数の方式の携帯電話網の電界強度を各々検出し、検出
    された各々の電界強度を比較し、電界強度がより強い方
    式の携帯電話網の電界強度が所定レベル以上か否かを判
    定し、前記電界強度がより強い方式の携帯電話網の電界
    強度が所定レベル以上と判定された場合は、前記電界強
    度がより強い方式の携帯電話網を介して発呼し、緊急情
    報の送信を行うことを特徴とする緊急通報方法。
  13. 【請求項13】 前記電界強度がより強い方式の携帯電
    話網の電界強度が所定レベル以上の場合であって、前記
    電界強度がより強い方式の携帯電話網に対応した基地局
    側からの受信情報の受信品質に問題がある場合は、他の
    方式の携帯電話網の電界強度が所定レベル以上か否かを
    判定し、前記他の方式の携帯電話網の電界強度が所定レ
    ベル以上の場合であって、前記他の方式の携帯電話網に
    対応した基地局側からの受信情報の受信品質に問題がな
    い場合は、前記他の方式の携帯電話網を介して発呼し、
    緊急情報の送信を行うことを特徴とする請求項12に記
    載の緊急通報方法。
  14. 【請求項14】 前記緊急情報の送信指示は、手動によ
    る送信指示及び自動的な送信指示が可能であることを特
    徴とする請求項12に記載の緊急通報方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の方式の携帯電話網とは、P
    DC方式の携帯電話網と、W−CDMA方式の携帯電話
    網を含むことを特徴とする請求項12に記載の緊急通報
    方法。
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