JP2002300465A - 画像処理方法及び撮影装置並びに撮影システム - Google Patents

画像処理方法及び撮影装置並びに撮影システム

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JP2002300465A JP2001103451A JP2001103451A JP2002300465A JP 2002300465 A JP2002300465 A JP 2002300465A JP 2001103451 A JP2001103451 A JP 2001103451A JP 2001103451 A JP2001103451 A JP 2001103451A JP 2002300465 A JP2002300465 A JP 2002300465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重解像度画像を用いて多様な補正処理を可能
とし、プリント時などの画像出力条件を考慮した最適な
画像処理を実現する。 【解決手段】デジタルスチルカメラの撮像デバイスを介
して取得された画像は、輝度・色差信号(Y,Cr,Cb
)に変換された後、それぞれ多重解像度画像に分割さ
れる。そして、これら周波数帯域毎に分割された各画像
に対して最適なゲイン処理が行われる。各ゲインはプリ
ンタなどの出力機器による出力条件を考慮して最適な周
波数処理(シャープネス強調又は偽信号低減)が行われ
るように決定され、パラメータファイルとしてカメラ内
に保持される。プリントに関する情報は、プリンタ又は
パソコン等を用いて記録媒体に書き込まれ、記録媒体を
通じてパラメータファイルをカメラ内に自動設定でき
る。こうして、ゲイン処理が施された各周波数帯域の画
像から逆変換し、所望画質の処理画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法及び撮
影装置並びに撮影システムに係り、特に、デジタルカメ
ラで撮影した画像について、ファイルサイズやシーン、
プリント条件などに応じて最適な画像処理を行うための
画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラで記録される画像
の画質において、シャープネスは重要な役割を果たして
いる。そのシャープネスを上げるために、カメラ内やプ
リンタなどの画像出力装置内で輪郭強調を行う画像処理
を行っている。しかし、撮影シーンは様々であり、シー
ンによってはその補正処理によって破綻をきたす場合が
ある。また、従来提供されているユーザによる画像補正
手段のほとんどは、シャープネス可変パラメータを上下
させる程度のものであり、自由度が少なかった。
【0003】このような問題に対し、特開平9−161
061号公報では、多重解像度画像を用いて処理の可能
性及び柔軟性を広げ、撮影メニューと呼ばれる撮影条件
や撮影方法に応じて強調すべき周波数帯を可変すること
により、最適な画像処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
に開示された方法においても、以下に示す場合(〜
)に対処できないという課題がある。すなわち、シ
ャープネス処理が撮影条件による自動補正であるため、
撮影者にとって必ずしも最適でない場合が起こり得る。
撮影後のファイルを後処理、あるいは関連して補正す
ることができない。画像出力する際のプリント方式や
プリンタ機種、プリントサイズ、プリンタの周波数特性
の方向依存性、その他条件に適した周波数処理が必要な
場合に対処できない。家庭での利用形態やシステム製
品のように特定のデジタルスチルカメラとプリンタとが
1セット固定で使用されるトータルシステムへの適用が
想定されていない。
【0005】また、上記公報以外にも、特開平11−2
98847号公報は、選択された撮影モードに応じて周
波数処理を行うことで、好適な画質の撮影画像が得られ
るデジタルカメラを開示している。しかし、同公報に開
示の技術も、撮影モードという撮影条件のみに依存して
撮影時の画像処理を最適化するに止まり、プリント出力
の最適化までは考慮されていない。
【0006】特開平10−142675号公報は、プリ
ント情報を記録可能なカメラを開示しているが、プリン
ト情報はプリント枚数の指定に関する情報であって、画
質を向上させるための画像処理については何も述べられ
ていない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、多重解像度空間に変換された各周波数帯域ごと
の画像(多重解像度画像)に対するゲインをパラメータ
ファイルとして持つことを提案し、それによってデジタ
ルスチルカメラに特化した出力ファイル別処理、シーン
別処理、又はプリントなどの出力条件までも考慮したシ
ャープネス処理が可能となる画像処理方法及び撮影装置
並びに撮影システムを提供することを目的とする。ま
た、同時に、ユーザの求める多様な処理に対応でき、か
つ操作の簡易化が可能となる撮影装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る画像処理方法は、画像を多重解像度
空間に変換することにより、前記画像を複数の周波数帯
域ごとの画像(以下、多重解像度画像という。)に分解
し、所望の画質再現を達成するように前記多重解像度画
像の各画像に対して設定される補正情報に従って前記多
重解像度画像に補正処理を施し、前記補正処理が施され
た多重解像度画像から逆変換を行い、処理済みの画像を
得ることを特徴としている。
【0009】本発明によれば、複数の周波数帯域ごとに
分割された多重解像度画像のそれぞれについて補正情報
を設定でき、多様な補正処理を実現できる。請求項2に
示したように、前記補正情報は、前記多重解像度画像の
各画像に対するゲインを規定したパラメータファイルと
して保持する態様が好ましく、この場合、前記ゲインは
画像出力装置による画像の出力条件に関連する情報に基
づいて決定される。画像出力装置には、プリンタや画像
表示装置などがある。
【0010】請求項3に記載の態様によれば、前記画像
出力装置としてプリンタが用いられ、前記画像の出力条
件に関連する情報は、プリンタの方式、プリンタ機種や
画質設定の内容、プリントサイズ、プリント用紙の紙
質、及びプリンタの周波数特性の方向依存性を示す情報
のうち、少なくとも一つの情報を含むことを特徴として
いる。これにより、プリント時の出力に最適な画像処理
を行うことができる。
【0011】請求項4に記載の態様によれば、前記補正
情報は、前記画像出力装置による画像の出力条件に応じ
て、最適なシャープネス強調処理及び偽信号低減処理の
うち少なくとも一方の処理を行うように設定されている
ことを特徴としている。
【0012】請求項5に係る撮影装置は、上記方法発明
を具現化する装置を提供するものである。すなわち、本
発明の撮影装置は、被写体を撮像し、その光学像を電気
信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して取得
された画像を多重解像度空間に変換することにより、前
記画像を複数の周波数帯域ごとの画像(以下、多重解像
度画像という。)に分解する多重解像度分解処理手段
と、所望の画質再現を達成するように前記多重解像度画
像の各画像に対して設定される補正情報を保持する補正
情報保持手段と、前記補正情報に従って前記多重解像度
画像の各画像に対して補正処理を施す補正処理手段と、
前記補正処理が施された多重解像度画像から逆変換を行
い、処理済みの画像を得る復元処理手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0013】本発明の一態様として、請求項6に示した
ように、前記処理済みの画像を記録媒体に記録する記録
手段を備えたデジタルスチルカメラとする態様がある。
【0014】また、請求項7に係る撮影装置は、前記補
正情報に関連する情報をカメラ外部から取り込む情報取
込手段、及び前記補正情報に関連する情報をユーザ操作
に従って入力可能な情報入力手段のうち少なくとも一方
の手段を具備していることを特徴としている。補正情報
に関連する情報は外部からダウンロードしてもよいし、
ユーザが情報入力手段から入力してもよい。いずれの場
合も、ユーザの要求に見合う多様な補正処理が可能とな
るが、特に、外部から読み込んだ情報に基づいて補正情
報を自動設定する態様はユーザ操作を簡略化できる。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の撮影装置と、該撮影装置で取得された前記処理済みの
画像を出力する画像出力装置とから構成される撮影シス
テムであって、該システムは、前記補正情報として前記
多重解像度画像の各画像に対するゲインを規定したパラ
メータファイルを保持しており、前記ゲインは、前記画
像出力装置による画像の出力条件に関連する情報に基づ
いて、最適なシャープネス強調処理及び偽信号低減処理
のうち少なくとも一方の処理を行うように決定されてい
ることを特徴としている。本発明の撮影システムによれ
ば、使用する画像出力装置の出力条件に合わせて、最適
な周波数処理が可能となり、出力画像の最適化を達成で
きる。
【0016】また、請求項9に示すように、上記撮影シ
ステムにおける画像出力装置として適用可能なプリンタ
において、前記画像の出力条件に関連する情報として、
当該プリンタの方式、プリンタ機種や画質設定の内容、
プリントサイズ、プリント用紙の紙質、及びプリンタの
周波数特性の方向依存性を示す情報のうち、少なくとも
一つの情報を含むプリンタ情報をリムーバブルメディア
に書き込む手段を具備する態様も好ましい。
【0017】請求項10に係る撮影装置は、前記記録媒
体としてリムーバブルメディアが用いられるとともに、
前記補正情報に関連する情報をリムーバブルメディアか
ら読み込んで補正情報を自動設定する機能を備えている
ことを特徴としている。これにより、前記プリンタ情報
が記録されたリムーバブルメディアを介して補正情報を
自動設定でき、ユーザ操作の簡易化を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画像処理方法及び撮影装置並びに撮影システムの好ま
しい実施の形態について説明する。まず、多重解像度画
像について特開平9−161061号公報を援用して概
説する。同公報に記載されている通り、画像信号に対し
て周波数処理を施し、所定の周波数成分を強調する方法
は従来から提案されている。フーリエ変換、ウェーブレ
ット変換、サブバンド変換等により画像を多重解像度画
像に変換することにより、画像を表す画像信号を複数の
周波数帯域の信号に分解し、この分解された信号のう
ち、所望する周波数帯域の信号に対して強調等の画像処
理を施す方法が提案されている。また、画像を多重解像
度空間に変換する新たな手法としてラプラシアンピラミ
ッドなる方法も提案されている(特開平5−24450
8号、特開平6−301766号)。
【0019】ラプラシアンピラミッドは、原画像に対し
てガウス関数で近似されたようなマスクによりマスク処
理を施した後、画像をサブサンプリングして画素数を間
引いて半分にすることにより、原画像の1/4サイズの
ボケ画像を得る。このボケ画像のサンプリングされた画
素に値が0の画素を補間して元の大きさの画像に戻し、
この画像に対して更に上述したマスクによりマスク処理
を施してボケ画像を得る。そして、当該ボケ画像を原画
像から減算して原画像の所定の周波数帯域を表す細部画
像を得る。
【0020】上記処理を得られたボケ画像に対して繰り
返すことにより原画像の1/22Nの大きさのボケ画像を
N個作成するものである。ガウス関数で近似されたよう
なマスクによりマスク処理を施した画像に対してサンプ
リングを行っているため、実際にはガウシアンフィルタ
を用いているが、ラプラシアンフィルタをかけた場合と
同様の処理済み画像が得られる。そしてこのように原画
像サイズの画像から順に1/22Nの大きさの低周波数帯
域の画像が得られるため、この処理の結果得られた画像
はラプラシアンピラミッドと呼ばれる。
【0021】このようにして得られたラプラシアンピラ
ミッドの全ての周波数帯域の画像に対して強調処理を施
し、この強調処理が施された各周波数帯域の画像を逆変
換して処理済み画像を得る方法が特開平5−24450
8号及び特開平6−301766号に記載されている。
【0022】以下に述べる本発明の実施形態において
は、上述のラプラシンアピラミッドの手法により画像信
号を多重解像度画像に分解するものとする。
【0023】図1は、本実施形態に係るデジタルスチル
カメラ(DSC)のブロック図である。カメラ10の光
学系ユニット12は、撮影レンズとシャッター兼用絞り
機構を含む。撮影レンズは、単焦点レンズでもよいし、
ズームレンズ等の焦点距離可変のものでもよい。撮影レ
ンズを通過した光は、絞りによって光量が調節された
後、撮像デバイス14に入射する。撮像デバイス14に
は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサな
ど種々のデバイスを適用できる。
【0024】撮像デバイス14の受光面には、フォトセ
ンサが平面的に配列されており、該受光面に結像された
被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた
量の信号電荷に変換される。駆動回路16は撮像デバイ
スドライバを含み、CPU20の指令に従って発生され
るタイミング信号に基づいて撮像デバイス14を作動さ
せる。また、駆動回路16は、光学系ユニット12内の
撮影レンズ及びシャッター兼用絞り機構の駆動回路を備
えたブロックであり、CPU20の指令に従って撮影レ
ンズ及びシャッター兼用絞り機構を作動させる。
【0025】撮像デバイス14の各フォトセンサに蓄積
された信号電荷は、駆動回路16から与えられるパルス
に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)とし
て順次読み出され、アナログ信号処理部22に送られ
る。アナログ信号処理部22はサンプリングホールド回
路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含
み、このアナログ信号処理部22において、相関二重サ
ンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号
に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリ
ホワイトバランス処理)が行われる。
【0026】アナログ信号処理部22から出力された信
号は、A/D変換器24によりデジタル信号に変換され
た後、デジタル信号処理部26に送られる。デジタル信
号処理部26は、輝度・色差信号生成回路、多重解像度
分解処理回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回
路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路
等を含む画像信号処理手段であり、CPU20からのコ
マンドに従って画像信号を処理する。
【0027】デジタル信号処理部26に入力された画像
データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb
信号)に変換され、多重解像度画像を利用した強調処
理、偽信号低減処理、ガンマ補正等の所定の処理が施さ
れる。パラメータファイル(PF)格納部28には、多
重解像度分解によって得られた各帯域の画像に対するゲ
インを規定したパラメータファイルが格納されている。
パラメータファイルのデータは、カメラ10に着脱自在
なメモリカード等の記録媒体40からロードすることが
でき、又はユーザが操作部42から所定の操作手順に従
って入力することができる。
【0028】デジタル信号処理部26は、パラメータフ
ァイルに記述されているゲイン(以下、必要に応じて
「PFゲイン」と呼ぶ。)の設定内容に従って多重解像
度画像の補正処理を行い、補正後のデータから復元処理
を行って所望画質の画像を得る。画像処理の詳細につい
ては図2及び図3を用いて後述する。こうして、デジタ
ル信号処理部26で得られた画像データはメモリ30に
格納される。撮影画像を表示出力する場合、メモリ30
から画像データが読み出され、表示用信号処理部32へ
送られる。表示用信号処理部32は、入力された画像デ
ータを表示用の所定方式に従った映像信号に変換し、得
られた映像信号を液晶モニタ(LCD)その他の表示デ
バイス34に出力する。
【0029】撮像デバイス14から取り込んだ画像信号
によってメモリ30内の画像データが定期的に書き換え
られ、その画像データから生成される映像信号が表示デ
バイス34に供給されることにより、表示デバイス34
には撮影映像がリアルタイムに表示される。
【0030】シャッタースイッチ36が押下されると、
撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CP
U20は、レリーズON信号を検知して記録用の撮像動
作を実行する。すなわち、CPU20は、レリーズON
信号の受け付けに応動して駆動回路16を制御し、記録
用の画像データの取り込みを開始するとともに、圧縮伸
張回路38にコマンドを送る。これにより圧縮伸張回路
38は、メモリ30上の画像データをJPEGその他の
所定の形式に従って圧縮する。
【0031】圧縮された画像データは、記録媒体40に
記録される。記録媒体40は、メモリカードその他のリ
ムーバブルメディアであってもよいし、カメラ10に内
蔵されたメモリ(内蔵メモリ)であってもよい。内蔵メ
モリに画像を保存する態様の場合、データをパソコン等
の外部機器に転送するための通信用インターフェースが
設けられる。
【0032】再生モード時には、記録媒体40から画像
データが読み出され、読み出された画像データは、圧縮
伸張回路38によって伸張処理された後、メモリ30を
介して表示デバイス34に再生出力される。
【0033】CPU20はカメラ10の制御部であり、
シャッタースイッチ36をはじめ、操作部42に含まれ
るモード選択スイッチ、十字ボタン、メニューボタンな
ど各操作スイッチ等から受入する入力信号に基づき、対
応する回路の動作を制御し、表示デバイス34における
表示の制御、オートフォーカス(AF)制御、自動露出
(AE)制御及び記録処理の制御などの制御を行う。C
PU20は、シャッタースイッチ36の「半押し」操作
に応動して取り込んだ画像データから焦点評価演算やA
E演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいて
駆動回路16を制御して撮影レンズを合焦位置に移動さ
せる一方、シャッター兼用絞り機構を制御するととも
に、撮像デバイス14の電荷蓄積時間を制御する。
【0034】図2は、デジタル信号処理部26における
画像処理の流れを示したブロック図である。同図に示す
ように、デジタル信号処理部26に入力された画像は輝
度・色差信号(Y,Cr,Cb )に変換された後、Y,C
r ,Cb それぞれの信号は多重解像度画像に分割され
る。本例では各信号について3つの画像に分割されるも
のとするが、それぞれの分割数(多重数)は、使用され
る出力機器の特性など出力条件に応じて変更することが
好ましい。
【0035】Y信号は、周波数帯域ごとにYf1, Yf2,
Yf3の3画像に分割され、Cr 信号はCrf1,Crf2,Crf
3 に分割され、Cb 信号はCbf1,Cbf2,Cbf3 に分割さ
れる。こうして、分割された各画像に対してゲイン処理
が行われる。各ゲインはパラメータファイルによって設
定されており、設定されているゲイン値に従ってゲイン
処理が施される。そして、ゲイン処理が施された各周波
数帯域の画像を逆変換して復元することにより、最適な
処理画像が出力される。
【0036】図3には、パラメータファイルに記述され
るゲイン設定の例が示されている。同図(a)はY信号
について分割された多重解像度画像Yf1, Yf2, Yf3に
対するゲイン値のグラフ、同図(b)はCr 信号につい
て分割された多重解像度画像Crf1,Crf2,Crf3 に対す
るゲイン値のグラフ、同図(c)はCb 信号について分
割された多重解像度画像Cbf1,Cbf2,Cbf3 に対するゲ
イン値のグラフである。
【0037】図3に示したように多重解像度画像のそれ
ぞれのゲインを設定すると、シャープネス感を向上さ
せ、色彩度も上げることができる一方で、ノイズを抑制
することができる。すなわち、輝度(Y)信号に関し
て、中周波から高周波にかけてゲインを大きくすること
によって、シャープネス感を上げ、色差(Cr ,Cb)信
号については、低周波のゲインを大きくして彩度を上げ
るとともに、高周波側にかけてゲインを小さくすること
によってノイズを低下させる効果がある。
【0038】パラメータファイルは、目標とする画質に
応じて適宜変更される。パラメータファイルの内容は、
プリンタ等の出力機器から必要な情報をダウンロードす
ることによって自動設定される。また、パソコンなどに
よってユーザが独自にパラメータファイルを作成するこ
とも可能であり、作成されたパラメータファイルはリム
ーバブルメディアや通信インターフェースを通じてカメ
ラ10にダウンロードできる。
【0039】具体的には、撮影画像を出力する手段とし
て指定されている出力機器の特性に合わせて、最適なゲ
イン設定を行う態様が好ましい。出力機器にプリンタを
用いる場合、プリンタの出力条件を考慮してゲイン設定
を行う。プリンタの出力条件としては、プリンタの方式
(インクジェット方式、サーモオートクローム方式な
ど) 、プリンタ機種や設定(解像度、ガンマなど)、プ
リントサイズ、プリント用紙の紙質(光沢性など)、プ
リンタの周波数特性の方向依存性などを考慮する。
【0040】プリント方式を考えると、例えば、インク
ジェット方式はノイズなどが誤差拡散によって目立ち難
い場合があるので、多重解像度画像の高周波成分にあた
る部分のゲインを大きく設定することができ、シャープ
ネスを向上させることが可能になる。
【0041】プリンタの機種や設定を考えると、使用す
るプリンタが上位機種であるか、下位機種であるかの
別、あるいは高画質モード/通常モードなどの必要画質
によって多重解像度画像のゲインを可変する。例えば、
通常画質のモードでは三段階多重解像度分割を行い、高
画質のモードでは更に多数の複数段階多重解像度に分割
する態様がある。
【0042】プリントサイズを考えると、プリントサイ
ズが小さければ、多重解像度画像の高周波成分にあたる
部分のPFゲインは小さく、低周波から中周波にかけて
のPFゲインを大きく設定する。プリントサイズが大き
い場合は、これと逆に高周波帯域に高いゲインをかけて
シャープネスを高める。
【0043】プリント用紙の紙質を考えると、光沢度に
よって解像感が変わってくるので、高光沢紙を使用する
場合には、多重解像度の高周波成分にあたる部分のPF
ゲインを大きく、低中周波にかけてのPFゲインを小さ
く設定する。低光沢紙を使用する場合は、これと逆に高
周波成分にあたる部分のPFゲインを小さく、低中周波
にかけてのPFゲインを大きく設定する。
【0044】プリンタの周波数特性の方向依存性を考え
ると、プリンタによっては特定の方向(例えば、斜め方
向)の周波数特性が弱い(その方向に関する鮮鋭度が悪
い)ものがある。かかる性質を有するプリンタを使用す
る場合は、事前にその方向を強めに補正するようにPF
ゲインを設定する。特定の方向について周波数特性が強
い場合は、これと逆に設定する。
【0045】次に、上記の如く構成されたデジタルカメ
ラの動作について説明する。図4は、カメラ10の動作
手順を示すフローチャートである。まず、ユーザはカメ
ラ10のパワースイッチを操作するなどしてカメラ電源
をONにする(ステップS410)。その後、ユーザは
画像の出力機器として使用するプリンタの出力条件に関
する情報(プリンタ情報という。)をカメラ10のパラ
メータファイルに設定する(ステップS412)。プリ
ンタ情報は、操作部42を操作して直接入力してもよい
し、メモリカードなどの記録媒体40からロードしても
よい。
【0046】こうして、プリンタ情報がカメラ10のパ
ラメータファイルに書き込まれる。カメラ10は、読み
込んだプリンタ情報を基にして多重解像度画像に対する
ゲインデータを生成し、そのゲイン情報をパラメータフ
ァイルとして保持する。
【0047】ユーザがシャッタースイッチ36を押下す
ると(ステップS414)、記録用の画像取り込み(露
光)が行われる。この撮影動作によって得られた画像信
号の処理過程においてパラメータファイルが参照され、
最適なゲインが設定される。
【0048】撮影画像のシャープネスは、シーンによっ
て最適化されることは勿論のこと、プリンタ情報に基づ
いて最適なパラメータファイルが設定されることによ
り、プリンタ出力に適した周波数処理を実現できる。こ
うして、適切に画像処理された画像が記録媒体40に記
録される。なお、カメラ10内にパラメータファイルを
保持しているため、記録画像に対してどのような補正処
理が施されているかを把握できる。そのため、撮影後の
画像補正処理も容易である。
【0049】また、補正項目として、例えば、コントラ
ストの高い部分に発生する偽色やモアレの低減処理を考
えると、パラメータファイルは、画像(Y信号)に対し
て多重解像度画像を持たせることによって、偽色の発生
しやすい高周波成分ではPFゲインを小さく、色の大部
分を示す低中波成分ではPFゲインを大きく設定する。
同様に、輝度・色差信号(YCC)処理におけるCr Cb の
色成分に対して多重解像度画像を持たせることによっ
て、偽色の発生しやすい高周波成分ではPFゲインを小
さく設定し、色の大部分を示す低中周波成分ではPFゲ
インを大きく設定する。
【0050】上記説明では、輝度・色差信号(Y,Cr,
Cb )について多重解像度画像に分割する例を述べた
が、本発明の適用範囲はこれに限定されず、R(赤),
G(緑),B(青)や他の色空間についても同様に適用
できる。
【0051】本発明によれば、プリンタや画像表示装置
などの出力デバイスに応じて、適切な周波数帯域につい
て必要なゲイン処理を行うことができ、最適な画像出力
を得ることができる。
【0052】多重解像度画像に対するゲインをパラメー
タファイルとして保有したことにより、シャープネス処
理の高性能化を達成できるとともに、ユーザの要求に応
え得る多様な処理の実現と操作の簡易化を達成できる。
これにより、プリントなどの最終的な画像出力条件まで
も考慮した最適なシャープネス処理が可能となる。
【0053】次に、デジタルスチルカメラとプリンタと
を組み合わせたシステムについて説明する。一般の家庭
では、所有しているデジタルカメラとプリンタの機種は
特定されており、使用する機器の組合せ関係が固定であ
る場合が多い。また、街頭などに設置されるセルフ撮影
式の証明写真装置のようなシステム製品においても、カ
メラ(撮影部)とプリンタ(印刷部)の組合せ関係は固
定であり、一つの系として閉じている。
【0054】このように、入力デバイスとしてのカメラ
と、出力デバイスとしてのプリンタを1セットで固定的
に使用するシステムについて、本発明を適用することに
より、出力デバイスでの画像出力を最適化したシステム
を実現できる。
【0055】図5は、デジタルカメラとプリンタとから
構成されるシステムのブロック図である。図5中図1と
共通する部分には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0056】プリンタ60は、制御部としてのCPU6
2と、記録媒体64から取り込んだ画像データを処理す
るデジタル信号処理部66と、処理データの格納やCP
U62の作業用領域等として使用されるメモリ68と、
プリンタヘッド70と、該プリンタヘッド70の駆動回
路72と、を備えている。
【0057】プリンタ60の種類としては、インクジェ
ット方式のプリンタ、サーモオートクローム(TA)方
式のプリンタ、昇華型プリンタなど、様々な方式のプリ
ンタを適用できる。使用されるプリンタの形態に応じて
プリンタヘッド70及びその駆動回路72の具体的構成
は異なる。例えば、インクジェット方式のプリンタの場
合、プリンタヘッド70にはインク噴射部が含まれる。
プリント用紙74には、光沢紙、高画質専用紙、普通
紙、又はシール用紙(用紙の裏面に粘着剤を有し、この
裏面に対して剥離可能な台紙が貼付されてなる用紙)な
ど種々のタイプを用いることができ、所定サイズに切断
されているカット紙であってもよいし、ロール紙などの
連続用紙であってもよい。
【0058】プリンタ60の記録媒体64は、カメラ1
0と同様に、内蔵メモリを用いる態様と、メモリカード
などのリムーバブルメディアを用いる態様とがある。カ
メラ10の記録媒体40として内蔵メモリが用いられる
場合には、プリンタ60側の記録媒体64も内蔵メモリ
が用いられる。この場合、カメラ10とプリンタ60
は、USB、IEEE1394その他の所定の通信イン
ターフェースを介して通信可能に接続され、カメラ10
からプリンタ60へ画像データ等の受け渡しが行われ
る。
【0059】その一方、カメラ10の記録媒体40とし
てリムーバブルメディアが用いられる場合には、当該記
録媒体40がプリンタ60のメディアインターフェース
に装着される。この場合、記録媒体64は記録媒体40
と同一のものとなる。なお、証明写真装置などのシステ
ム製品の場合には、記録媒体40、64として共通の内
蔵メモリを用い、CPU20、62も共通のCPUで構
成できる。
【0060】プリンタ60がリムーバブルメディア装着
用のインターフェースを具備している態様においては、
当該プリンタ60によって記録媒体64を初期化する時
に、プリント出力に関する情報(プリンタ情報)が記録
媒体64に書き込まれる。プリンタ情報が記録媒体64
に書き込まれるタイミングは、記録媒体64の初期化時
に限定されない。ユーザが必要に応じて随時、所定の操
作を行うことによって、プリンタ情報を記録媒体62に
書き込むことも可能である。また、パソコン(PC)8
0などの外部装置によってプリンタ情報の入力操作も可
能である。
【0061】図6は、図5に示したシステムの動作例を
示すフローチャートである。まず、プリンタ60のメデ
ィアインターフェース(カードスロット)に記録媒体6
4を装着し、この記録媒体64を初期化する。(ステッ
プS610)。
【0062】メディア初期化処理の工程において、当該
記録媒体64のパラメータファイルにプリンタ情報が書
き込まれる。次いで、初期化処理が完了した記録媒体6
4をカメラ10に装着する(ステップS612)。記録
媒体64の中からプリンタ情報が読み出され、カメラ1
0内のパラメータファイルとしてPF格納部28に保存
される。このとき、プリンタ情報に基づき、多重解像度
画像の各ゲイン値データ等が生成される。
【0063】その後、ユーザがシャッタースイッチ36
を押下すると(ステップS614)、記録用の画像取り
込み(露光)が行われる。この撮影動作によって得られ
た画像信号の処理過程においてパラメータファイルが参
照され、最適なゲインが設定される。
【0064】撮影画像のシャープネスは、シーンによっ
て最適化されることは勿論のこと、プリンタ情報に基づ
いて最適なパラメータファイルが設定されることによ
り、プリント出力に適した処理を実現できる。こうし
て、適切に画像処理された画像が記録媒体40に記録さ
れる(ステップS616)。
【0065】上述の説明では、プリンタ60によって記
録媒体64を初期化すると同時にプリンタ情報が記録媒
体64に書き込まれ、記録媒体64を介してPFゲイン
に自動設定される例を述べたが、カメラ10、パソコン
80及びプリンタ60から成るシステムの場合は、パソ
コン80を介してプリンタ情報がカメラ10のPFゲイ
ンに自動設定される。
【0066】また、上記実施の形態では、画像出力装置
としてプリンタを用いる場合を説明したが、画像出力装
置として、CRT表示装置、液晶ディスプレイ、プラズ
マディスプレイなどの画像表示装置を用いる態様も可能
である。本発明を適用することで、画像表示装置の表示
出力特性に応じて最適な表示を達成するように画像処理
を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された画像について多重解像度画像に分解し、周波数
帯域ごとに分けられたそれぞれの画像に対して補正情報
を設定できるようにしたので、多様な補正処理を実現で
きる。特に、多重該像度画像の各画像に対するゲインを
パラメータファイルとして保持したことにより、シャー
プネス処理の高性能化を達成でき、ユーザの求める多様
な処理を実現できるとともに、操作の簡易化を達成でき
る。これにより、プリントなどの最終的な画像出力条件
までも考慮した最適なシャープネス処理が可能となる。
【0068】また、本発明によれば、特定の撮影装置と
画像出力装置とを用いて画像の入力から出力までのトー
タルシステムを構成した場合、画像出力装置による画像
再現に最適な信号処理が可能となり、システムの最適化
を達成できる。
【0069】本発明は、今後の高性能かつ高機能のデジ
タルスチルカメラの開発に貢献し得るとともに、証明写
真装置などのシステム製品の性能向上にも貢献し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロ
ック図
【図2】図1中のデジタル信号処理部における画像処理
の流れを示したブロック図
【図3】パラメータファイルに記述されるゲイン設定の
例を示す図
【図4】本実施形態に係るカメラの動作手順を示すフロ
ーチャート
【図5】デジタルカメラとプリンタとから構成されるシ
ステムのブロック図
【図6】図5に示したシステムの動作例を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
10…カメラ、12…光学系ユニット、14…撮像デバ
イス、20…CPU、24…A/D変換器、26…デジ
タル信号処理部、28…パラメータファイル(PF)格
納部、34…表示デバイス、36…シャッタースイッ
チ、40…記録媒体、60…プリンタ、64…記録媒
体、70…プリンタヘッド、80…パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/409 H04N 9/64 F 5C066 9/64 101:00 5C077 // H04N 101:00 1/40 101D (72)発明者 市川 幸治 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 坂本 浩一 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AQ05 HJ06 HL01 HN19 HN26 2C087 AA04 AC05 AC07 BA03 BD05 2H054 AA01 5B057 AA11 BA02 BA25 BA26 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC02 CD14 CE02 CE03 CE17 CE18 CG10 CH18 5C022 AA13 AB20 AB68 AC42 AC69 5C066 AA01 CA05 EA11 EC01 GA04 HA03 HA04 KM02 5C077 LL02 LL16 LL19 NP07 PP03 PP20 PP49 PP66 PP74 PQ08 PQ22 SS05 TT02 TT09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を多重解像度空間に変換することに
    より、前記画像を複数の周波数帯域ごとの画像(以下、
    多重解像度画像という。)に分解し、 所望の画質再現を達成するように前記多重解像度画像の
    各画像に対して設定される補正情報に従って前記多重解
    像度画像に補正処理を施し、 前記補正処理が施された多重解像度画像から逆変換を行
    い、処理済みの画像を得ることを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記補正情報は、前記多重解像度画像の
    各画像に対するゲインを規定したパラメータファイルと
    して保持され、前記各画像に対するゲインは、画像出力
    装置による画像の出力条件に関連する情報に基づいて決
    定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記画像出力装置としてプリンタが用い
    られ、前記画像の出力条件に関連する情報は、プリンタ
    の方式、プリンタ機種や画質設定の内容、プリントサイ
    ズ、プリント用紙の紙質、及びプリンタの周波数特性の
    方向依存性を示す情報のうち、少なくとも一つの情報を
    含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記補正情報は、前記画像出力装置によ
    る画像の出力条件に応じて、最適なシャープネス強調処
    理及び偽信号低減処理のうち少なくとも一方の処理を行
    うように設定されていることを特徴とする請求項2又は
    3に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 被写体を撮像し、その光学像を電気信号
    に変換する撮像手段と、 前記撮像手段を介して取得された画像を多重解像度空間
    に変換することにより、前記画像を複数の周波数帯域ご
    との画像(以下、多重解像度画像という。)に分解する
    多重解像度分解処理手段と、 所望の画質再現を達成するように前記多重解像度画像の
    各画像に対して設定される補正情報を保持する補正情報
    保持手段と、 前記補正情報に従って前記多重解像度画像の各画像に対
    して補正処理を施す補正処理手段と、 前記補正処理が施された多重解像度画像から逆変換を行
    い、処理済みの画像を得る復元処理手段と、 を備えたことを特徴とする撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記処理済みの画像を記録媒体に記録す
    る記録手段を備えたデジタルスチルカメラであることを
    特徴とする請求項5に記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記補正情報に関連する情報をカメラ外
    部から取り込む情報取込手段、及び前記補正情報に関連
    する情報をユーザ操作に従って入力可能な情報入力手段
    のうち少なくとも一方の手段を具備していることを特徴
    とする請求項6に記載の撮影装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の撮影装置と、該撮影装
    置で取得された前記処理済みの画像を出力する画像出力
    装置とから構成される撮影システムであって、該システ
    ムは、前記補正情報として前記多重解像度画像の各画像
    に対するゲインを規定したパラメータファイルを保持し
    ており、前記ゲインは、前記画像出力装置による画像の
    出力条件に関連する情報に基づいて、最適なシャープネ
    ス強調処理及び偽信号低減処理のうち少なくとも一方の
    処理を行うように決定されていることを特徴とする撮影
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の撮影システムにおける
    画像出力装置として適用可能なプリンタであって、該プ
    リンタは、前記画像の出力条件に関連する情報として、
    当該プリンタの方式、プリンタ機種や画質設定の内容、
    プリントサイズ、プリント用紙の紙質、及びプリンタの
    周波数特性の方向依存性を示す情報のうち、少なくとも
    一つの情報を含むプリンタ情報をリムーバブルメディア
    に書き込む手段を具備していることを特徴とするプリン
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の撮影装置において、
    該装置は、前記記録媒体としてリムーバブルメディアが
    用いられるとともに、前記補正情報に関連する情報をリ
    ムーバブルメディアから読み込んで補正情報を自動設定
    する機能を備えていることを特徴とする撮影装置。
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