JP2002300447A - カメラ付き携帯端末 - Google Patents
カメラ付き携帯端末Info
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Abstract
携帯端末の省電力化を図る。 【解決手段】 表示装置制御部10は、シャッタ速度S
P、ゲイン値GCおよび測光評価値SRに基づいて、バ
ックライト8bの明るさを制御する。
Description
末に関し、特に、携帯テレビ電話に適用して好適なもの
である。
機器には、画像を表示させるための表示部が設けられ、
この表示部としては、電池駆動や小型軽量化などの観点
から、液晶表示装置を利用したものが普及している。図
5は、従来のカメラ付き携帯端末の概略構成を示すブロ
ック図である。図5において、カメラ付き携帯端末に
は、被写体Hの撮像を行うイメージセンサ1や、画像の
表示などを行う表示装置8が設けられ、さらに、イメー
ジセンサ1の露出制御や輝度レベル自動調整などを行う
露出制御部2が設けられている。ここで、露出制御部2
には、測光ロジック2aおよびタイミング&センサ制御
部2bが設けられ、イメージセンサ1から出力された出
力データSDは、画像処理ロジック4および測光ロジッ
ク2aに入力される。
の画像処理が行われ、画像データGDとして、トーンカ
ーブ部6に出力される。トーンカーブ部6では、画像デ
ータGDの階調処理が行われ、この画像データGDが、
表示装置8での表示に適した表示データHDに変換され
る。この表示データHDは、画像処理ロジック4からの
同期信号DS1に同期して、表示インターフェース部7
に出力され、表示インターフェース部7では、トーンカ
ーブ部6からの表示データHDが、表示制御部7aを介
してビデオメモリ7bに格納される。
HDは、ディスプレイ&同期信号生成部8aから出力さ
れる同期信号DS2に同期して、ディスプレイ&同期信
号生成部8aに入力され、表示装置8上での表示が行わ
れる。ここで、表示装置8として、液晶表示装置が用い
られる場合、バックライト8bを点灯させることによ
り、液晶表示装置の輝度の向上を図ることができる。
ンサ1からの出力データSDに基づいて測光が行われ、
測光評価値SRをタイミング&センサ制御部2bに出力
する。また、タイミング&センサ制御部2bには、デジ
タルシステム9から目標輝度値AKおよび駆動モードK
Mが入力され、タイミング&センサ制御部2bは、測光
評価値SRが目標輝度値AKに一致するように、シャッ
タ速度SPおよびゲイン値GCを制御し、このシャッタ
速度SPをタイミングジェネレータ3に入力するととも
に、ゲイン値GCをイメージセンサ1に入力する。そし
て、タイミングジェネレータ3が、タイミング&センサ
制御部2bから出力されたシャッタ速度SPでイメージ
センサ1を駆動するとともに、イメージセンサ1が、タ
イミング&センサ制御部2bから出力されたゲイン値G
Cで出力データSDを増幅することにより、測光評価値
SRを目標輝度値AKに一致させる。
および自動輝度レベル制御を行うことができ、被写体H
の明るさBに依存することなく、イメージセンサ1から
の出力データSDの輝度値を適正な露出値に維持するこ
とができる。
置8の輝度を向上させるためにバックライト8bを常時
点灯させると、バックライト8bは消費電力が大きいた
め、電池の消耗が激しくなり、充電を頻繁に行わなけれ
ばならなくなるという問題があった。一方、特開200
0−324239号公報には、周辺の明るさを検出する
光センサを携帯電話機に設け、この光センサが検出した
明るさに応じてバックライトの輝度を制御することによ
り、省電力化を図る方法が開示されている。
9号公報の方法では、周辺の明るさを検出するための光
センサを携帯電話機に別途設ける必要があり、携帯電話
機の小型・軽量化に逆行するという問題があった。そこ
で、本発明の目的は、光センサを別途設けることなく、
省電力化を図ることが可能なカメラ付き携帯端末を提供
することである。
ために、請求項1記載のカメラ付き携帯端末によれば、
撮像を行う撮像手段と、画像を表示する表示手段と、前
記撮像手段の露出を制御する露出制御手段と、前記露出
制御手段の制御状態に基づいて、前記表示手段の明るさ
を制御する明るさ制御手段とを備えることを特徴とす
る。
御信号から、周囲の明るさを推測することが可能とな
る。このため、撮像手段の露出が適正に制御されている
場合においても、周囲の明るさに対応して表示手段の明
るさを制御することが可能となり、周囲の明るさを検出
する検出器を別途設けることなく、表示手段の省電力化
を図ることが可能となる。
を、撮像手段の露出制御に用いる信号と兼用することが
可能となることから、表示手段の明るさ制御を行う際の
構成を簡略化して、携帯端末の小型・軽量化を可能とし
つつ、省電力化を図ることが可能となる。また、請求項
2記載のカメラ付き携帯端末によれば、前記露出制御手
段は、前記撮像手段からの出力データに基づいて測光を
行う測光手段と、前記測光手段による測光結果に基づい
て、前記撮像手段のシャッタ速度を制御するタイミング
ジェネレータ制御手段と、前記測光手段による測光結果
に基づいて、前記撮像手段のゲイン値を制御するセンサ
制御手段とを備え、前記明るさ制御手段は、前記シャッ
タ速度および前記ゲイン値の少なくともいずれか一方を
用いて、前記表示手段の明るさを制御することを特徴と
する。
を用いて撮像手段の露出を適正に制御しつつ、周囲の明
るさを精度よく推測することが可能となり、表示手段の
省電力化を簡易な構成で図ることが可能となる。また、
請求項3記載のカメラ付き携帯端末によれば、前記明る
さ制御手段は、前記測光手段による測光結果をさらに用
いて、前記表示手段の明るさを制御することを特徴とす
る。
手段の露出制御が適正に行われなくなる場合において
も、周囲の明るさを検出する検出器を別途設けることな
く、周囲の明るさを検出することができる。このため、
撮像手段の露出制御範囲を超えて、表示手段の明るさを
制御することが可能となり、表示手段の消費電力のより
一層の省力化が可能となる。
によれば、前記表示手段は、液晶表示部とバックライト
とを備え、前記明るさ制御手段は、前記シャッタ速度が
所定値を超える場合、前記バックライトをオフし、前記
シャッタ速度が前記所定値以下の場合、前記バックライ
トをオンすることを特徴とする。これにより、シャッタ
速度を監視するだけで、周囲の明るさを推測することが
可能となり、周囲が明るい場合は、周囲からの光を液晶
表示部で反射させて、視認性を得ることが可能となると
ともに、周囲が暗い場合は、バックライトからの光を液
晶表示部に透過させて、視認性を得ることが可能とな
る。このため、簡易な構成で、かつ、視認性を損なうこ
となく、表示手段の省電力化を図ることが可能となる。
によれば、前記明るさ制御手段は、前記ゲイン値が所定
値以上の場合、あるいは前記測光結果が目標値に達しな
い場合、前記バックライトを低輝度動作させることを特
徴とする。これにより、周囲が非常に暗い場合には、バ
ックライトを低輝度動作させて、液晶表示部での表示を
行わせることが可能となる。ここで、周囲が非常に暗い
場合には、液晶表示部の明るさがある程度暗くても、必
要なコントラストが得られる。このため、視認性を犠牲
にすることなく、表示手段のより一層の省電力化を図る
ことが可能となる。
によれば、前記表示手段を動作させる時に前記撮像手段
が動作していない場合、前記撮像手段を強制的に動作さ
せる撮像制御手段をさらに備えることを特徴とする。こ
れにより、カメラ付き携帯端末を、例えば、単にWeb
端末として使用する場合のように、表示手段の使用が必
ずしも撮像手段の使用を伴わない場合においても、周囲
の明るさを検出する検出器を別途設けることなく、画像
を表示させる際の明るさを周囲の明るさに対応して制御
することが可能となり、表示手段の省電力化を図ること
が可能となる。
によれば、前記カメラ付き携帯端末は、携帯テレビ電話
であることを特徴とする。これにより、撮像手段で撮像
される向きと、表示手段で表示される向きとを一致させ
ることが可能となることから、表示手段の明るさを制御
する際の精度を向上させることが可能となるとともに、
表示手段の使用時間が長い場合においても、周囲の明る
さの変化に対応して表示手段の明るさを常に適正に維持
することが可能となることから、視認性を犠牲にするこ
となく、省電力化を図ることができる。
ば、撮像を行わせるステップと、前記撮像時の露出制御
を行うステップと、画像を表示させるステップと、前記
撮像を行う際の露出制御状態に基づいて、前記画像を表
示させる時の明るさを制御するステップとをコンピュー
タで実行させることを特徴とする。これにより、ソフト
ウェアを変更するだけで、画像を表示させる際の明るさ
を周囲の明るさに対応して制御することが可能となり、
ハードウェアの変更を伴うことなく、画像を表示させる
際の省電力化を図ることが可能となる。
カメラ付き携帯端末について図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一実施形態に係わるカメラ付き携
帯端末の概略構成を示すブロック図である。なお、図1
の実施形態は、図5の構成に加え、被写体Hの明るさB
に応じてバックライト8bの明るさを制御する表示装置
制御部10を設けたものである。
画や動画の撮像を行うもので、例えば、CMOSセンサ
やCCDイメージャなどを用いることができる。ここ
で、イメージセンサ1は、図2(a)に示すように、イ
メージセンサ1が受光した光を電気信号に変換するセン
サ部1a、その電気信号を増幅するプログラマブルゲイ
ンアンプ1bおよびアナログ信号をデジタル化するA/
D変換器1cを備えている。イメージセンサ1から出力
された出力データSDは、画像処理ロジック4および測
光ロジック2aに入力される。
制御や輝度自動レベル調整などを行うもので、測光ロジ
ック2aおよびタイミング&センサ制御部2bが設けら
れている。測光ロジック2aは、イメージセンサ1から
の出力データSDに基づいて測光を行い、測光評価値S
Rをタイミング&センサ制御部2bおよび表示装置制御
部10に出力する。ここで、出力データSDに基づいて
測光を行う場合、例えば、中央重点式測光などで行うこ
とができ、この場合、撮像される被写体Hを中心に測光
処理を行うことができる。また、測光処理として、測光
領域における出力データSDの輝度値の平均値を算出す
ることにより、被写体Hの明るさBを求めることができ
る。
ルシステム9から入力される駆動モードKMに基づい
て、タイミングジェネレータ3を駆動させるとともに、
測光ロジック2aから入力される測光評価値SRが、デ
ジタルシステム9から入力される目標輝度値AKに一致
するように、ゲイン値GCおよびシャッタ速度SPを算
出する。そして、算出したゲイン値GCを図2(a)の
プログラマブルゲインアンプ1bに出力し、イメージセ
ンサ1からの出力データSDを所定のゲインに増幅させ
るとともに、シャッタ速度SPをタイミングジェネレー
タ3に出力し、イメージセンサ1を所定のシャッタ速度
で駆動させる。また、ゲイン値GCおよびシャッタ速度
SPを表示装置制御部10に出力し、被写体Hの明るさ
Bに応じてバックライト8bの明るさを制御させる。
ンサ1を駆動する駆動信号を生成し、タイミング&セン
サ制御部2bから出力されるシャッタ速度SPでイメー
ジセンサ1を駆動する。画像処理ロジック4は、出力デ
ータSDの画像処理を行い、同期信号DS1に同期して
画像データGDをトーンカーブ部6に出力する。
調処理を行う。例えば、イメージセンサ1からRGB各
8ビットのデータが出力され、表示装置8にはRGB各
6ビットのデータが入力されるものとすると、イメージ
センサ1から出力される256階調のデータを64階調
に変換して表示装置8に入力させる。この256階調の
データを64階調に変換するには、例えば、イメージセ
ンサ1から出力される8ビットのデータのうち、LSB
側の2ビット分を間引く方法などを用いることができ
る。
ら出力される表示データHDの送信レートと、表示装置
8に入力される表示データHDの送信レートとの違いを
吸収するもので、表示制御部7aおよびビデオメモリ8
bを備えている。ここで、表示制御部7aは、画像処理
ロジック4から出力される同期信号DS1に基づいて、
トーンカーブ部6から出力された表示データHDをビデ
オメモリ8bにバッファリングするとともに、表示装置
8から出力される同期信号DS2に基づいて、ビデオメ
モリ8bに格納されている表示データHDを読み出し、
表示装置8に出力する。
の操作画面や、テレビ電話として用いた場合の相手から
の送信画像、ビデオカメラとして用いた場合のファイン
ダ画像などを表示するもので、例えば、半透過型の液晶
表示装置を用いることができる。この半透過型の液晶表
示装置では、反射型と透過型の両方の機能を持ち、ディ
スプレイ&同期信号生成部8aおよびバックライト8b
が設けられている。そして、周囲が暗い場合には、バッ
クライト8bをオンして透過型として用い、周囲が明る
い場合には、バックライト8bをオフして反射型として
用いることにより、コントラストを確保しつつ、バック
ライト8bの消費電力を削減することができる。
コンピュータなどで構成することができ、マンマシンイ
ンターフェースを提供する。そして、マニュアル操作な
どで設定された目標輝度値AKおよび駆動モードKMを
タイミング&センサ制御部2bに出力する。表示装置制
御部10は、シャッタ速度SP、ゲイン値GCおよび測
光評価値SRに基づいて、バックライト8bの明るさを
制御するもので、図2(b)に示すように、絶対測光計
算部10aおよびバックライト制御部10bを備えてい
る。絶対測光計算部10aには、タイミング&センサ制
御部2bからシャッタ速度SPおよびゲイン値GCが入
力されるとともに、測光ロジック2aから測光評価値S
Rが入力され、絶対測光計算部10aは、これらの信号
に基づいて周囲の明るさKDを算出する。この周囲の明
るさKDは、バックライト制御部10bに入力され、バ
ックライト制御部10bは、周囲の明るさKDに基づい
て、バックライト制御信号BCをバックライト8bに出
力する。そして、バックライト8bは、このバックライ
ト制御信号BCで指定された明るさで点灯される。
御するためのシャッタ速度SPおよびゲイン値GCを、
バックライト8bの明るさ制御に用いることにより、イ
メージセンサ1の露出を適正に制御しつつ、簡易な構成
でバックライト8bの省電力化を図ることができ、携帯
端末の小型・軽量化を犠牲にすることなく、携帯端末の
電池の長寿命化を図ることができる。
光ロジック2aおよび表示装置制御部10などの機能
は、これらの機能を実現するプログラムを読み込み、こ
のプログラムをCPUで実行することにより実現するこ
とができる。図3は、本発明の一実施形態に係わる被写
体Hの明るさBに対するバックライト8bの明るさの制
御方法を示す図である。図3において、図1の測光ロジ
ック2aは、イメージセンサ1からの出力データSDに
基づいて測光を行い、測光評価値SRをタイミング&セ
ンサ制御部2bに出力する。そして、タイミング&セン
サ制御部2bは、測光評価値SRと目標輝度値AKとを
比較し、測光評価値SRが目標輝度値AKに一致するよ
うに、シャッタ速度SPおよびゲイン値GCを制御す
る。
度値AKに一致している状態から、被写体Hの明るさB
が暗くなると、測光評価値SRは目標輝度値AKより小
さくなる。このため、タイミング&センサ制御部2b
は、被写体Hの明るさBがB2以上では、測光評価値S
Rが目標輝度値AKに一致するまでシャッタ速度SPを
遅くすることにより、イメージセンサ1の露出を目標輝
度値AKに一致させる。
ングジェネレータ3だけでなく、表示装置制御部10に
も送られ、表示装置制御部10は、このシャッタ速度S
Pに基づいて、被写体Hの明るさBを計算する。そし
て、シャッタ速度SPが所定値S1を超える場合、周囲
が明るいと判断して、バックライト8bをオフさせるた
めの制御信号BCをバックライト8bに出力する。この
場合、バックライト8bをオフしても、周囲が明るいた
め、周囲からの光を反射させることにより、表示装置8
のコントラストを維持することができ、視認性を犠牲に
することなく、省電力化を図ることができる。
の場合、周囲が暗いと判断して、バックライト8bを通
常動作させるための制御信号BCをバックライト8bに
出力する。これにより、バックライト8bからの光を透
過させつつ、表示装置8を動作させることができ、周囲
が暗い場合においても、表示装置8のコントラストを確
保することができる。
ャッタ速度SPを遅くできる限界に達すると、シャッタ
速度SPの制御により露出を適正に保つことができなく
なる。このため、タイミング&センサ制御部2bは、被
写体Hの明るさBがB2以下では、シャッタ速度SPを
最遅値に保ったまま、測光評価値SRが目標輝度値AK
に一致するまでゲイン値GCを上げることにより、イメ
ージセンサ1の露出を目標輝度値AKに一致させる。な
お、シャッタ速度SPを遅くできる限界は、1秒間に撮
像されるフレーム数で決まり、例えば、CMOSセンサ
の場合、1/30秒である。
ンサ1だけでなく、表示装置制御部10にも送られ、表
示装置制御部10は、このゲイン値GCに基づいて、被
写体Hの明るさBを計算する。そして、ゲイン値GCが
上がっている場合、周囲が極端に暗いと判断して、バッ
クライト8bを低輝度動作させるための制御信号BCを
バックライト8bに出力する。この場合、周囲が極端に
暗いため、バックライト8bを低輝度動作させても、表
示装置8のコントラストを確保することができ、視認性
を犠牲にすることなく、省電力化を図ることができる。
イン値GCを上げることのできる限界に達すると、シャ
ッタ速度SPおよびゲイン値GCのいずれを制御して
も、露出を適正に保つことができなくなる。このため、
タイミング&センサ制御部2bは、被写体Hの明るさB
がB1以下では、シャッタ速度SPを最遅値に保つとと
もに、ゲイン値GCを最大値に保った状態で、イメージ
センサ1からの出力データSDをそのまま出力させる。
この場合、イメージセンサ1からの出力データSDは適
正露出値より小さな値となるため、測光評価値SRは目
標輝度値AKより小さくなる。
センサ制御部2bだけでなく、表示装置制御部10にも
送られ、表示装置制御部10は、この測光結果SRに基
づいて、被写体Hの明るさBを計算する。そして、測光
評価値SRが目標輝度値AKに達していない場合、周囲
が極端に暗いと判断して、バックライト8bを低輝度動
作させるための制御信号BCをバックライト8bに出力
する。
シャッタ速度SPおよびゲイン値GCを監視することに
より、測光評価値SRが目標輝度値AKに一致するよう
に、露出制御および自動輝度レベル制御が行われている
場合においても、周囲の明るさを推測することができ、
光検出器を別途設けることなく、バックライト8bの明
るさ制御を行うことができる。
クライト8bの明るさ制御方法を示すフローチャートで
ある。図4において、表示装置8の動作要求がある場合
(ステップS1)、表示装置8を動作させる前に、イメ
ージセンサ1の電源がオンかどうかを判断し(ステップ
S2)、イメージセンサ1の電源がオンでない場合、イ
メージセンサ1の電源がオンする(ステップS3)。
度SPが所定値S1より大きいかどうかを判断し(ステ
ップS4)、シャッタ速度SPが所定値S1より大きい
場合、表示装置8のバックライト8bをオフする(ステ
ップS5)。一方、表示装置制御部10は、ステップS
4において、シャッタ速度SPが所定値S1以下の場
合、ゲイン値GCが最小値Gminより大きいかどうか
を判断し(ステップS6)、ゲイン値GCが最小値Gm
inに一致する場合、表示装置8のバックライト8bを
通常動作させる(ステップS7)。
6において、ゲイン値GCが最小値Gminより大きい
場合、測光評価値SRが目標輝度値AKに達しているか
どうかを判断し(ステップS8)、測光評価値SRが目
標輝度値AKに達している場合、表示装置8のバックラ
イト8bを輝度K1で低輝度動作させる(ステップS
9)。
8において、測光評価値SRが目標輝度値AKに達して
いな場合(ステップS8)、表示装置8のバックライト
8bを輝度K2(K2<K1)で低輝度動作させる(ス
テップS10)。なお、上述した実施形態では、撮像を
行う撮像手段としてイメージセンサ1、画像を表示する
表示手段として表示装置8、撮像手段の露出を制御する
露出制御手段として露出制御部2、記露出制御手段の制
御状態に基づいて、表示手段の明るさを制御する明るさ
制御手段として表示装置制御部10を用いた場合を例に
とって説明したが、本発明はこの構成に限定されること
なく、他の様々の変更が可能である。例えば、露出制御
部2や表示装置制御部10は、ASICなどの専用IC
で構成してもよく、また、コンピュータプログラムをC
PUで実行させることにより実現してもよい。
度SPが所定値S1に達する点を、バックライト通常動
作領域R2とバックライトオフ領域R3との境界に定
め、シャッタ速度SPが最遅値に達する点を、バックラ
イト低輝度動作領域R1とバックライト通常動作領域R
2との境界に定める方法について説明したが、これらの
領域R1〜R3の境界は、必ずしもこれらの点に限定さ
れることなく、周囲の明るさに応じて最も見やすい点に
定めることができる。
レビ電話に適用するようにしてもよく、この場合、イメ
ージセンサ1で撮像される被写体1(自分の顔画像)
が、表示装置8に向き合うため、イメージセンサ1で被
写体1(自分の顔画像)が撮像される方向と、表示装置
8が被写体1に画像を提示する方向とが一致する。この
ため、表示装置8の表示方向の明るさをイメージセンサ
1で測光することができ、表示装置8の明るさを制御す
る際の精度を向上させることが可能となる。また、携帯
テレビ電話の場合、相手の顔を表示装置8で常に見なが
ら会話するため、表示装置8が常に動作し、バックライ
ト8bの明るさを制御することによる消費電力の削減効
果を大きくすることができる。
携帯端末を例にとって説明したが、カメラ付きノートパ
ソコンなどに適用するようにしてもよい。
撮像手段の露出を制御する制御信号に基づいて周囲の明
るさを推測することにより、撮像手段の露出を適正に制
御しつつ、周囲の明るさを推測することが可能となるこ
とから、周囲の明るさを検出する検出器を別途設けるこ
となく、周囲の明るさに対応して表示手段の明るさを制
御することが可能となり、表示手段の省電力化を簡易な
構成で実現することが可能となる。
末の概略構成を示すブロック図である。
図2(a)は、図1のイメージセンサ1の詳細な構成例
を示すブロック図、図2(b)は、図1の表示装置制御
部10の詳細な構成例を示すブロック図である。
対するバックライトの明るさの制御方法を示す図であ
る。
るさ制御方法を示すフローチャートである。
ロック図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 撮像を行う撮像手段と、 画像を表示する表示手段と、 前記撮像手段の露出を制御する露出制御手段と、 前記露出制御手段の制御状態に基づいて、前記表示手段
の明るさを制御する明るさ制御手段とを備えることを特
徴とするカメラ付き携帯端末。 - 【請求項2】 前記露出制御手段は、 前記撮像手段からの出力データに基づいて測光を行う測
光手段と、 前記測光手段による測光結果に基づいて、前記撮像手段
のシャッタ速度を制御するタイミングジェネレータ制御
手段と、 前記測光手段による測光結果に基づいて、前記撮像手段
のゲイン値を制御するセンサ制御手段とを備え、 前記明るさ制御手段は、前記シャッタ速度および前記ゲ
イン値の少なくともいずれか一方を用いて、前記表示手
段の明るさを制御することを特徴とする請求項1記載の
カメラ付き携帯端末。 - 【請求項3】 前記明るさ制御手段は、前記測光手段に
よる測光結果をさらに用いて、前記表示手段の明るさを
制御することを特徴とする請求項2記載のカメラ付き携
帯端末。 - 【請求項4】 前記表示手段は、液晶表示部とバックラ
イトとを備え、 前記明るさ制御手段は、前記シャッタ速度が所定値を超
える場合、前記バックライトをオフし、前記シャッタ速
度が前記所定値以下の場合、前記バックライトをオンす
ることを特徴とする請求項3記載のカメラ付き携帯端
末。 - 【請求項5】 前記明るさ制御手段は、前記ゲイン値が
所定値以上の場合、あるいは前記測光結果が目標値に達
しない場合、前記バックライトを低輝度動作させること
を特徴とする請求項3または4記載のカメラ付き携帯端
末。 - 【請求項6】 前記表示手段を動作させる時に前記撮像
手段が動作していない場合、前記撮像手段を強制的に動
作させる撮像制御手段をさらに備えることを特徴とする
請求項1〜5のいずれか1項記載のカメラ付き携帯端
末。 - 【請求項7】 前記カメラ付き携帯端末は携帯テレビ電
話であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
記載のカメラ付き携帯端末。 - 【請求項8】 撮像を行わせるステップと、 前記撮像時の露出制御を行うステップと、 画像を表示させるステップと、 前記撮像を行う際の露出制御状態に基づいて、前記画像
を表示させる時の明るさを制御するステップとをコンピ
ュータで実行させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2001097523A JP3882522B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | カメラ付き携帯端末 |
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---|---|---|---|
JP2001097523A JP3882522B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | カメラ付き携帯端末 |
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