JP2002300429A - 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 - Google Patents

映像信号処理装置及び映像信号処理方法

Info

Publication number
JP2002300429A
JP2002300429A JP2001095635A JP2001095635A JP2002300429A JP 2002300429 A JP2002300429 A JP 2002300429A JP 2001095635 A JP2001095635 A JP 2001095635A JP 2001095635 A JP2001095635 A JP 2001095635A JP 2002300429 A JP2002300429 A JP 2002300429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
count value
synchronization signal
video
signal
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001095635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4487437B2 (ja
Inventor
Haruhisa Inoue
治久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001095635A priority Critical patent/JP4487437B2/ja
Publication of JP2002300429A publication Critical patent/JP2002300429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487437B2 publication Critical patent/JP4487437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される任意の同期信号の周波数を計測す
るカウンタとノイズ除去信号を発生するカウンタとを兼
用させることにより、回路構成ならびにノイズ除去を実
現するシーケンスを従来に比べて大幅に簡素化すること
を目的とする。 【解決手段】 映像同期信号に同期するクロックを入力
して、該映像同期信号の1周期間に相当するクロック数
をカウントするカウント手段と、該カウント手段から出
力されたカウント値を入力し、上記映像同期信号におけ
る1周期前のカウント値を記憶するカウント値記憶手段
と、該カウント値記憶手段からの出力によって、上記映
像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウ
ント値前後となる所定のカウント間隔以外をマスキング
するマスクパルスを発生するマスクパルス発生手段と、
上記映像同期信号を上記マスクパルスによってマスキン
グするマスク手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、垂直同期信号ま
たは水平同期信号等の映像同期信号を用いて、映像信号
を処理するプロジェクタ、モニター等の映像信号処理装
置における入力同期信号処理部分に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の映像信号処理装置を示す
ブロック図である。図において、201は入力される映
像同期信号である水平同期信号(以下、HSYNC1と
称す)の周波数を固定クロック3を用いてカウントし、
周波数測定結果14を出力する周波数測定カウンタ、2
02はマイコン、101は上記HSYNC1に同期した
入力同期クロック3を用いてカウントするパルス発生用
カウンタ、203は上記パルス発生用カウンタから入力
されるカウント値2とマイコン202から設定されるノ
イズマスク幅設定カウント値15にもとづいてマスクパ
ルス11を発生するマスクパルス発生回路、105は上
記マスクパルス11を使ってHSYNC1のノイズをマ
スクするマスク回路、204は上記マスクパルス11に
基いてノイズをマスクする区間を除き、HSYNC1に
より上記カウンタのリセットパルス5を発生するリセッ
トパルス発生回路である。
【0003】映像信号処理装置の動作については、ま
ず、HSYNC1が周波数測定カウンタ201に入力さ
れ、固定クロックを用いたカウンタによりその周波数が
測定される。例えば、固定クロック13の周波数を65
MHzとし、入力されるHSYNC1の周波数を64K
Hzとすると、65MHz÷64KHz=約1015と
なる。1015が、周波数の測定結果として周波数測定
結果15で出力されマイコン202へ入力される。マイ
コン202では周波数測定結果15の数値にもとづき、
実際にマスクパルス16を発生するためのカウンタに使
用される入力同期クロック3の周波数で最適なマスクパ
ルス幅を計算し、その結果をノイズマスク幅設定カウン
ト値15として、マスクパルス発生回路203に入力す
る。
【0004】また、パルス発生用カウンタ101は、後
述するリセットパルス発生回路204より出力するリセ
ットパルス5によりリセットされた後、入力同期クロッ
ク3をカウントする。さらに、このリセットパルス5
は、後述するマスクパルス16により、マスクされたH
SYNC1にもとづき発生するような構成となってお
り、HSYNC1以外のパルスであるノイズにより、パ
ルス発生用カウンタ101がリセットされないような構
成となっている。
【0005】上記の構成において、パルス発生用カウン
タ101はHSYNC1のみによりリセットされ、入力
同期クロック3により水平方向のカウントをする。ま
た、パルス発生用カウンタ101から出力されるカウン
ト値2はマスクパルス発生回路203に入力される。さ
らに、マスクパルス発生回路203は、カウント値2と
ノイズマスク幅設定カウント値15との比較により、マ
スクパルス16を発生する。マスク回路105は、マス
クパルス16により,入力されるHSYNC1をマスキ
ングして、映像信号処理へ出力する。
【0006】図6は、上記構成に基いたタイミングチャ
ートを示す。図において、HSYNC1の立下りエッジ
によってリセットされたパルス発生用カウンタ101は
入力同期クロック3により、0〜N(Nは0以上の整
数)までカウントされる。ここで、マスクパルス発生回
路203にマイコン202からのノイズマスク幅設定カ
ウント値15のN−1と、パルス発生用カウンタ101
からのカウント値2が入力されており、カウント値2が
1になった時点マスクパルス16を“L”から“H”に
セットし、カウント値2がN−1になった時点で“H”
から“L”にセットする。このマスクパルス16はマス
ク回路105に入力される。例えば、マスク回路105
はOR回路の構成となっており、マスクパルス16が
“H”の区間を“H”に固定することによって、ノイズ
を除去する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像信号処理装
置は、以上のように構成されていたので、入力される映
像同期信号の周波数に対して、最適な周波数のノイズ除
去信号を発生させるため、入力される同期信号の周波数
を計測するカウンタと、ノイズ除去信号を発生するため
のカウンタと、かつ両カウンタの値からノイズ除去信号
を発生するタイミングを計算する計算手段が必要である
等、回路構成、およびノイズ除去を実現するシーケンス
が非常に複雑であるという問題があった。
【0008】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、入力される任意の同期信号の周波数
を計測するカウンタとノイズ除去信号を発生するカウン
タとを兼用させることにより、回路構成ならびにノイズ
除去を実現するシーケンスを従来に比べて大幅に簡素化
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号処
理装置においては、映像同期信号に同期するクロックを
入力して、該映像同期信号の1周期間に相当するクロッ
ク数をカウントするカウント手段と、上記映像同期信号
に対応して上記カウント手段をリセットする同期信号識
別手段と、上記カウント手段から出力されたカウント値
を入力し、上記映像同期信号における1周期前のカウン
ト値を記憶するカウント値記憶手段と、該カウント値記
憶手段からの出力によって、上記映像同期信号の現周期
のカウント値が上記1周期前のカウント値前後となる所
定のカウント間隔以外をマスキングするマスクパルスを
発生するマスクパルス発生手段と、上記映像同期信号を
上記マスクパルスによってマスキングするマスク手段と
を備えたものである。
【0010】また、上記映像同期信号が水平同期信号ま
たは垂直同期信号の少なくとも1つであるものである。
【0011】さらに、上記カウント値記憶手段が、上記
映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカ
ウント値であるときに同期信号識別信号を出力し、上記
映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカ
ウント値となる所定カウント間隔前にパルス幅設定信号
を出力するものである。
【0012】また、同期信号識別手段が上記同期信号識
別信号により上記映像同期信号に対応して上記カウント
手段をリセットするものである。
【0013】さらにまた、マスクパルス発生手段が、上
記パルス幅設定信号と上記カウント手段の出力に基づい
て上記マスクパルスを発生するものである。
【0014】また、上記カウント値記憶手段が、上記カ
ウント手段から出力されたカウント値を入力し、上記映
像同期信号における1周期前のカウント値と2周期前の
カウント値とを記憶し、上記マスクパルス発生手段が、
上記カウント値記憶手段からの出力によって、上記映像
同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウン
ト値と上記2周期前のカウント値との前後となる所定の
カウント間隔以外をマスキングするマスクパルスを発生
するものである。
【0015】さらに、本発明に係る映像信号処理方法に
おいては、映像同期信号に同期するクロックを入力し
て、該映像同期信号の1周期間に相当するクロック数を
カウントするカウントステップと、該カウントステップ
から出力されたカウント値を入力し、上記映像同期信号
における1周期前のカウント値を記憶するカウント記憶
手段ステップと、該カウント記憶ステップからの出力に
よって、上記映像同期信号の現周期のカウント値が上記
1周期前のカウント値前後となる所定のカウント間隔以
外をマスキングするマスクパルスを発生するマスクパル
ス発生ステップと、上記映像同期信号を上記マスクパル
スによってマスキングするマスクステップとを備えたも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明に係
わる実施の形態1における映像信号処理装置のブロック
図である。図において、101は映像同期信号に同期す
るクロックを入力して、該映像同期信号の1周期間に相
当するクロック数をカウントするカウント手段の機能を
有し、入力されるHSYNC1の立下りエッジのタイミ
ングでリセットされ、かつHSYNC1に同期した入力
同期クロック3によりカウントするパルス発生用カウン
タ、103はカウント手段から出力されたカウント値を
入力し、上記映像同期信号における1周期前のカウント
値を記憶するカウント値記憶手段の機能を有し、パルス
発生用カウンタ101がHSYNC1の立下りエッジの
タイミングでリセットされた時点でのカウント値2を記
憶するカウント値記憶回路である。
【0017】また、102はカウント値記憶手段からの
出力によって、映像同期信号の現周期のカウント値が1
周期前のカウント値前後となる所定のカウント間隔以外
をマスキングするマスクパルスを発生するマスクパルス
発生手段の機能を有し、パルス発生用カウンタ101か
ら出力されるカウント値2と、カウント値記憶回路10
3から出力されるパルス幅設定信号6にもとづき、HS
YNC1に混入されるノイズを除去することを目的とし
たマスクパルス7を発生するマスクパルス発生回路であ
る。
【0018】105は映像同期信号をマスクパルス7に
よってマスキングするマスク手段の機能を有し、マスク
パルス発生回路102より出力されるマスクパルス7に
もとづき、入力されるHSYNC1に混入されるノイズ
を除去するマスク回路、104は、同期信号識別信号4
により映像同期信号に対応してカウント手段をリセット
する同期信号識別手段の機能を有し、カウント値記憶回
路103から出力される同期信号識別信号4により、入
力されたHSYNC1に混入されているノイズと本来の
HSYNC1を識別し、上記パルス発生用カウンタ10
1のリセット信号を発生する同期信号識別回路である。
【0019】次に動作について説明する。パルス発生用
カウンタ101は、同期信号識別回路104から出力さ
れるリセットパルス5により、カウント値2を“0”に
リセットする。その後、入力されるHSYNC1に同期
した入力同期クロック3により、カウントアップし、そ
のカウント値2をマスクパルス発生回路102とカウン
ト値記憶回路103に出力する。
【0020】カウント値記憶回路103では、同時にH
SYNC1が入力されており、HSYNC1の立下りエ
ッジのタイミングでカウント値2を記憶する。その後、
再び同じカウント値2が入力されたタイミングで、同期
信号識別信号4を同期信号識別回路104に出力する。
同時に、マスクパルス発生回路102に、マスクパルス
7の幅を設定するパルス幅設定信号6を出力する。
【0021】同期信号識別回路104では、同期信号識
別信号4がアクティブのタイミングで入力されるパルス
のみHSYNC1と識別し、リセットパルス5をパルス
発生用カウンタ101に出力する。
【0022】また、マスクパルス発生回路102では入
力されるカウント値2にもとづき、あらかじめマスクパ
ルス7を発生するタイミングが定められており、そのタ
イミングにしたがってマスクパルス7を発生する。マス
ク回路105では入力されたマスクパルス7のタイミン
グで、同じく入力されたHSYNC1をマスクし、後段
の信号処理へマスクされたHSYNCであるマスクHS
YNC8を出力する。
【0023】図2は、本実施の形態の具体的な動作を示
すタイミングチャートである。図において、初期状態か
らHSYNC1の立下りエッジのタイミングが(1)か
ら(4)までの4回生じる場合が表示されている。HS
YNC1の立下りエッジのタイミング(3)以降の定常
状態では、HSYNC1の立下りエッジのタイミングで
パルス発生用カウンタ101のカウント値2がリセット
される。このときのカウント値2であるN(Nは0以上
の整数)をカウント値記憶回路103が記憶する。その
後、再びカウント値2がNになると、カウント値記憶回
路103で、同期信号識別信号4を“H”にして出力す
る。同期信号識別回路104では、同期信号識別信号4
が“H”の期間のみ、HSYNCの立下りエッジが入力
された場合、リセットパルス5となる負極性のパルスを
出力する構成となっている。すなわちHSYNC1以外
の負極性のパルス(いわゆるノイズ)により、カウンタ
がリセットされない構成となっており、カウント値2の
Nは、入力されるHSYNC1の周波数の測定結果を示
している。、
【0024】マスクパルス発生回路102では、入力さ
れるカウント値2にもとづいて、マスクパルス7を出力
する。ここでマスクパルス7の効果的な幅であるが、ノ
イズはどのタイミングで混入されるかは予想がつかな
い。したがって、HSYNC1の立下りエッジや、立ち
上がりエッジ、あるいはその両方のエッジ以外の区間を
極力長くマスクできるようなマスク幅にすることがのぞ
ましい。本実施の形態では、HSYNC1の立下りエッ
ジ以外の部分を極力マスクできる幅のマスクパルス7の
発生方法について具体的に説明する。
【0025】任意の周波数のHSYNC1に対して、カ
ウント値2が“1”の時、すなわち、HSYNC1の立
下りエッジのタイミングによりリセットされた直後、マ
スクパルス7を”L“→”H“に設定する。次にカウン
ト値記憶回路103では、HSYNC1の立下りエッジ
のタイミングでリセットしたパルス発生用カウンタ10
1のカウント値2がNを記憶しているが、このNの値か
ら1を引いた値、すなわちN−1のタイミングで、パル
ス幅設定信号6を出力する。このパルス幅設定信号6の
パルスがアクティブ、すなわち”H“のタイミングで、
マスクパルス7を”H“→”L“にセットする。
【0026】上記のように、マスクパルス7はHSYN
C1の立下りエッジを除いた区間を極力長い区間マスク
する幅となり、マスク回路105において、入力される
HSYNC1とORゲートをとり、HSYNC1の立下
りエッジ以外の部分を全て“H”に固定することによ
り、ノイズ除去を実現する。
【0027】さて、本映像装置における初期設定は、H
SYNC1の入力時からを表しており、HSYNC1は
“H”、カウント値2は無、同期信号識別信号4は
“L”、リセットパルス5は“H”、マスクパルス7は
“L”である。図において、HSYNC1の最初の立ち
下がりエッジであるタイミング(1)では、カウント値
記憶回路103にカウント値2の記憶はなく、同期信号
識別信号4とパルス幅設定信号6とが出力されず、同期
信号識別回路104からリセットパルス5が出力されな
い。よって、マスクパルス発生回路102からマスクパ
ルス7は出力されずマスク回路105からはHSYNC
1がそのまま出力される。
【0028】次に、HSYNC1の2回目の立ち下がり
エッジであるタイミング(2)では、初めて、カウント
値記憶回路103にカウント値2のNが記憶されるた
め、同期信号識別信号4とパルス幅設定信号6とが出力
されず、同期信号識別回路104からリセットパルス5
が出力されない。よって、マスクパルス発生回路102
からマスクパルス7は出力されずマスク回路105から
はHSYNC1がそのまま出力される。タイミング
(3)の手前カウント値2がN−1でパルス幅設定信号
6のパルスがアクティブ、すなわち”H“のタイミング
となるが、マスクパルス7が”L“なのでそのままとま
る。
【0029】次に、HSYNC1の3回目の立ち下がり
エッジであるタイミング(3)では、カウント値記憶回
路103にカウント値2のNが記憶されているため、同
期信号識別信号4とパルス幅設定信号6とが出力され、
同期信号識別回路104からリセットパルス5が出力さ
れる。よって、マスクパルス発生回路102からマスク
パルス7は出力され、マスク回路105からはマスクさ
れたマスクHSYNC8が出力される。
【0030】従って上記初期状態では、HSYNC1の
3回目までは、ノイズ゛が残ることとなるが、ノイズの
残る部分を有効画面外とすることによって画像への影響
は無い。また、HSYNC1の周波数が大きく変わる場
合も同様に初期にマスキングができない箇所が生じるが
有効画面の取り方で解決できる。
【0031】上記実施の形態では、HSYNC1の立下
りエッジを除く極力長い区間をマスクする場合について
述べたが、後段のシステムによっては、HSYNC1の
立ち上がりエッジ、または立下りエッジおよび立上がり
エッジの両方を除いた部分をマスクするような構成とし
てもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、パルス発生用
カウンタ101が出力するカウント値2が1の時にマス
クパルス7を“L”→“H”に、そしてリセットされた
時点でのカウント値2のNに対してN−1の時点で、マ
スクパルス7を“H”→“L”に設定したが、他のカウ
ント値2にしたがってマスクパルス7を設定してもよ
い。
【0033】さらに、上記実施の形態では、HSYNC
1の極性が負極性の場合について説明したが、正極性の
場合でもよい。同様にマスクパルス7等、実施の形態中
で説明した信号の極性については、あくまでも一例であ
り、他の極性を用いても同様の効果を得ることが出来
る。
【0034】また、上記実施の形態では、パルス発生用
カウンタ101が、“0”→“1”→“2”…とカウン
トアップするいわゆるアップカウンタの構成になってい
るが、ダウンカウンタの構成にしても、同様の効果を得
ることが出来る。
【0035】さらにまた、上記実施の形態ではHSYN
Cのノイズを除去する場合について説明したが、映像同
期信号として垂直同期信号(以下、VSYNCと称す)
のノイズを除去する場合についても同様の効果を得るこ
とが出来る。
【0036】また、本実施の形態における映像信号処理
方法は、映像同期信号に同期するクロックを入力して、
該映像同期信号の1周期間に相当するクロック数をカウ
ントするカウントステップと、該カウントステップから
出力されたカウント値を入力し、上記映像同期信号にお
ける1周期前のカウント値を記憶するカウント記憶手段
ステップと、該カウント記憶ステップからの出力によっ
て、上記映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周
期前のカウント値前後となる所定のカウント間隔以外を
マスキングするマスクパルスを発生するマスクパルス発
生ステップと、上記映像同期信号を上記マスクパルスに
よってマスキングするマスクステップとを備えたもので
ある。
【0037】実施の形態2.図3は本発明に係わる実施
の形態2における映像信号処理装置のブロック図であ
り、カウント値記憶手段が、カウント手段から出力され
たカウント値を入力し、上記映像同期信号における1周
期前のカウント値と2周期前のカウント値とを記憶し、
マスクパルス発生手段が、上記カウント値記憶手段から
の出力によって、映像同期信号の現周期のカウント値が
上記1周期前のカウント値と2周期前のカウント値との
前後となる所定のカウント間隔以外をマスキングするマ
スクパルスを発生することを特徴とするものである。
【0038】図において、101、102、104、1
05は、実施の形態1と同じ動作である。106はパル
ス発生用カウンタ101から出力されるカウント値と、
入力されるHSYNC1により、HSYNC1の立下り
エッジでリセットされた時点のカウント値を記憶するカ
ウント値記憶回路、107は上記カウント値記憶回路か
ら出力されるカウント値と後述する1H遅延回路108
から出力される1H前のカウント値を比較し、両カウン
ト値が一致した場合のみ入力されるHSYNCの周波数
の測定結果と判断し、その測定結果にもとづき、実施の
形態1と同様に同期信号識別信号とパルス設定信号を出
力するカウント値比較回路、108はカウント値記憶回
路106から出力されるカウント値を1H期間遅延させ
る、1H遅延回路である。
【0039】図4は実施の形態2の動作を示したタイミ
ングチャートであり、図4を用いて具体的に実施の形態
2の動作について説明する。カウント値記憶回路106
はパルス発生用カウンタ101から入力されるカウント
値をHSYNCの立下りエッジでリセットされた時点で
のカウント値を、次のHSYNCの立下りエッジが入力
されるまで記憶する。すなわち1H期間の間、リセット
された時点でのカウント値を記憶する。次にこの記憶し
たカウント値を、カウント値比較回路107と1H遅延
回路108へ出力する。
【0040】1H遅延回路108では、カウント値記憶
回路106から1H毎に出力されるカウント値、すなわ
ち映像同期信号の現周期である現在のカウント値9を1
H期間遅延させ、カウント比較回路107へ出力する。
カウント値比較回路107では、現在のカウント値9と
1H前のカウント値10とを比較する。その結果、現在
のカウント値=1H前のカウント値2であれば、比較し
たカウント値2を入力されているHSYNC1の正しい
周波数測定結果とみなし、実施の形態1と同様に、同期
信号識別信号4を同期信号識別回路104に、パルス幅
設定信号6をマスクパルス発生回路102へ出力する。
現在のカウント値9と1H前のカウント値10が一致し
なかった場合は、同期信号識別信号4およびパルス幅設
定信号6とも出力せず、再び次のカウント値2の比較を
行う。
【0041】上記のように、HSYNC1の周波数の測
定結果を2H連続し、両カウント値が一致したときの
み、同期信号識別信号4およびパルス幅設定信号6を出
力するので、入力されるHSYNC1に対して精度のよ
い最適な幅のマスクパルス11をマスクパルス発生回路
102は出力することができる。
【0042】本実施の形態では、HSYNC1の周波数
を測定結果であるカウント値2を2回連続して一致した
時点で、正しい測定結果とみなし、そのカウント値にも
とづいて、マスクパルス11を発生するような構成とし
たが、2回連続でなくてもよく、3回連続、あるいは4
回連続といった複数回の連続した比較動作を行うことに
より、さらに精度のよい測定結果を得ることができ、か
つ最適な幅のマスクパルス11を得ることができる。
【0043】また、上記実施の形態では、周波数の測定
結果を2回連続、あるいは複数回連続して一致したとき
のみ、正しい周波数の測定結果としたが、必ずしも連続
である必要はなく、ある一定の法則にしたがった比較結
果でも同等の効果を得ることができる。
【0044】例えば、10回連続して比較したうち、6
回以上一致した場合はその測定結果を入力されたHSY
NC1の周波数測定結果とみなし、6回以上一致したカ
ウント値2にもとづいて、最適な幅のマスクパルス11
を出力することができる。このように、一定の法則にし
たがって、HSYNC1の周期を複数回測定することに
より、本映像信号処理装置に入力されている信号が切換
わる等して、大きくHSYNC1の周期が変動しても、
それをノイズとみなすことなく自動的に変動した後の周
波数に対応した最適な幅のマスクパルス11を出力する
ことができる。
【0045】また、上記実施の形態では、HSYNC1
の極性が負極性の場合について説明したが、正極性の場
合についてでもよい。同様にマスクパルス11等、実施
の形態中で説明した信号の極性については、あくまでも
一例であり、他の極性を用いても同様の効果を得ること
が出来る。
【0046】さらに、上記実施の形態ではパルス発生用
カウンタ101が、“0”→“1”→“2”…とカウン
トアップするいわゆるアップカウンタの構成になってい
るが、ダウンカウンタの構成にしても、同様の効果を得
ることが出来る。
【0047】また、上記実施の形態ではHSYNCのノ
イズを除去する場合について説明したが、図3における
1H遅延回路108でカウント値を1V期間遅延させる
1V遅延回路というような回路に変更すれば、VSYN
Cのノイズを除去する場合についても同様の効果を得る
ことが出来る。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0049】カウント手段から出力されたカウント値を
入力し、上記映像同期信号における1周期前のカウント
値を記憶するカウント値記憶手段と、該カウント値記憶
手段からの出力によって、上記映像同期信号の現周期の
カウント値が上記1周期前のカウント値前後となる所定
のカウント間隔以外をマスキングするマスクパルスを発
生するマスクパルス発生手段とを備えたことによって、
回路構成ならびにノイズ除去を実現するシーケンスを従
来に比べて大幅に簡素化できる。
【0050】また、上記映像同期信号が水平同期信号ま
たは垂直同期信号の少なくとも1つであることによっ
て、現行の映像装置に対応できる。
【0051】さらに、上記カウント値記憶手段が、上記
映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカ
ウント値であるときに同期信号識別信号を出力し、上記
映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカ
ウント値となる所定カウント間隔前にパルス幅設定信号
を出力することによって、最適なマスキングができる。
【0052】また、上記同期信号識別手段が、上記同期
信号識別信号により上記映像同期信号に対応して上記カ
ウント手段をリセットすることにより確実なリセットが
できる。
【0053】さらにまた、マスクパルス発生手段が、上
記パルス幅設定信号と上記カウント手段の出力に基づい
て上記マスクパルスを発生することによって、最適なマ
スク幅を設定できる。
【0054】また、上記カウント値記憶手段が、上記カ
ウント手段から出力されたカウント値を入力し、上記映
像同期信号における1周期前のカウント値と2周期前の
カウント値とを記憶し、上記マスクパルス発生手段が、
上記カウント値記憶手段からの出力によって、上記映像
同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウン
ト値と上記2周期前のカウント値との前後となる所定の
カウント間隔以外をマスキングするマスクパルスを発生
することにより、ノイズの除去をより確実にできる。
【0055】さらに、カウントステップから出力された
カウント値を入力し、上記映像同期信号における1周期
前のカウント値を記憶するカウント記憶手段ステップ
と、該カウント記憶ステップからの出力によって、上記
映像同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカ
ウント値前後となる所定のカウント間隔以外をマスキン
グするマスクパルスを発生するマスクパルス発生ステッ
プと、上記映像同期信号を上記マスクパルスによってマ
スキングするマスクステップとを備えたことにより、簡
易なシーケンスでノイズ除去が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における映像信号処理装置のブ
ロック図である。
【図2】 実施の形態1における映像信号処理装置の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図3】 実施の形態2における映像信号処理装置のブ
ロック図である。
【図4】 実施の形態2における映像信号処理装置の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図5】 従来技術における映像信号処理装置のブロッ
ク図である。
【図6】 従来技術における映像信号処理装置の動作を
説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 HSYNC、 2 カウント値、 3 入力同期ク
ロック、 4 同期信号識別信号、 5 リセットパル
ス、 6 パルス幅設定信号、 7 マスクパルス、
8 マスクHSYNC、 9現在のカウント値、 10
1H目のカウント値、 11 マスクパルス、 12
マスクHSYNC、 101 パルス発生カウンタ、
102マスクパルス発生回路、 103 カウント値
記憶回路、 104 同期信号識別回路、 105 マ
スク回路、 106 カウント値記憶回路、 107
カウント値比較回路、 108 1H遅延回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像同期信号に同期するクロックを入力
    して、該映像同期信号の1周期間に相当するクロック数
    をカウントするカウント手段と、 上記映像同期信号に対応して上記カウント手段をリセッ
    トする同期信号識別手段と、 上記カウント手段から出力されたカウント値を入力し、
    上記映像同期信号における1周期前のカウント値を記憶
    するカウント値記憶手段と、 該カウント値記憶手段からの出力によって、上記映像同
    期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウント
    値前後となる所定のカウント間隔以外をマスキングする
    マスクパルスを発生するマスクパルス発生手段と、 上記映像同期信号を上記マスクパルスによってマスキン
    グするマスク手段とを備えたことを特徴とする映像信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 上記映像同期信号が水平同期信号または
    垂直同期信号の少なくとも1つであることを特徴とする
    請求項1に記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記カウント値記憶手段が、上記映像同
    期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウント
    値であるときに同期信号識別信号を上記同期信号識別手
    段に出力し、上記映像同期信号の現周期のカウント値が
    上記1周期前のカウント値となる所定カウント間隔前に
    パルス幅設定信号を出力することを特徴とする請求項1
    に記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記同期信号識別手段が、上記同期信号
    識別信号により上記映像同期信号に対応して上記カウン
    ト手段をリセットすることを特徴とする請求項1乃至3
    に記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 マスクパルス発生手段が、上記パルス幅
    設定信号と上記カウント手段の出力に基づいて上記マス
    クパルスを発生することを特徴とする請求項1乃至4に
    記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 上記カウント値記憶手段が、上記カウン
    ト手段から出力されたカウント値を入力し、上記映像同
    期信号における1周期前のカウント値と2周期前のカウ
    ント値とを記憶し、 上記マスクパルス発生手段が、上記カウント値記憶手段
    からの出力によって、上記映像同期信号の現周期のカウ
    ント値が上記1周期前のカウント値と上記2周期前のカ
    ウント値との前後となる所定のカウント間隔以外をマス
    キングするマスクパルスを発生することを特徴とする請
    求項1に記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 映像同期信号に同期するクロックを入力
    して、該映像同期信号の1周期間に相当するクロック数
    をカウントするカウントステップと、 該カウントステップから出力されたカウント値を入力
    し、上記映像同期信号における1周期前のカウント値を
    記憶するカウント記憶手段ステップと、 該カウント記憶ステップからの出力によって、上記映像
    同期信号の現周期のカウント値が上記1周期前のカウン
    ト値前後となる所定のカウント間隔以外をマスキングす
    るマスクパルスを発生するマスクパルス発生ステップ
    と、 上記映像同期信号を上記マスクパルスによってマスキン
    グするマスクステップとを備えたことを特徴とする映像
    信号処理方法。
JP2001095635A 2001-03-29 2001-03-29 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 Expired - Fee Related JP4487437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095635A JP4487437B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095635A JP4487437B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002300429A true JP2002300429A (ja) 2002-10-11
JP4487437B2 JP4487437B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18949655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001095635A Expired - Fee Related JP4487437B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487437B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033659A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp マトリックス表示装置のノイズ除去回路およびこれを用いたマトリックス表示装置
JP2008241828A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Displays Ltd 表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033659A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp マトリックス表示装置のノイズ除去回路およびこれを用いたマトリックス表示装置
JP2008241828A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Displays Ltd 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4487437B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3534457B2 (ja) 信号発生装置
JP4487437B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2008301146A (ja) 撮像装置におけるフレーム同期方法および装置
JPH11355603A (ja) 水平同期検出回路
JP4675992B2 (ja) 映像信号用同期信号生成装置
JP2889435B2 (ja) 水平同期信号検出装置
JP2002112067A (ja) 同期信号発生回路
JP3050179B2 (ja) 垂直タイミング信号生成回路
KR100585656B1 (ko) 비디오용 위상 동기회로의 자동 제어방법
JPH05134059A (ja) 時刻補正方式
JPH07281650A (ja) 水平周波数検出回路
KR100762178B1 (ko) 영상 디스플레이 장치의 타이머 에러 보정 방법
JP2561672Y2 (ja) Crt表示装置の複合同期信号発生回路
JP2002354288A (ja) 映像表示装置
JP2000115580A (ja) 疑似パルス除去回路、電子機器および疑似パルス除去方法
KR970056909A (ko) 영상신호의 수평동기신호 발생장치
JPH04255171A (ja) 基準信号作成回路
JPH0567967A (ja) クロツク発生装置
JPH057136A (ja) 信号発生装置
JPH1188285A (ja) 疑似誤り挿入回路
JP2006135749A (ja) 同期信号発生装置およびそれを備えた映像信号処理装置
JPH07298090A (ja) 同期取り込み回路
JPH03283875A (ja) ディジタルビデオ信号の水平同期信号分離回路
JPH11212663A (ja) クロック信号断検出回路
JPH04342327A (ja) 同期検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees