JP2002300415A - 色変換装置、色変換起動方法、色変換プログラム、および色変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

色変換装置、色変換起動方法、色変換プログラム、および色変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002300415A
JP2002300415A JP2001098479A JP2001098479A JP2002300415A JP 2002300415 A JP2002300415 A JP 2002300415A JP 2001098479 A JP2001098479 A JP 2001098479A JP 2001098479 A JP2001098479 A JP 2001098479A JP 2002300415 A JP2002300415 A JP 2002300415A
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Manabu Komatsu
小松  学
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のカラー画像信号を、色再現範囲(ガマ
ット)が制限されたカラー画像出力装置の色に好ましく
補正すること。 【解決手段】 特徴検出部220により、入力デバイス
のガマット情報(記憶部)240、出力デバイスのガマ
ット情報(記憶部)250にある複数の観察環境条件下
におけるガマット情報の特徴検出をおこない、観察環境
条件決定部230において、入力デバイスと出力デバイ
スの組み合わせに適応した観察環境条件をそれぞれにつ
いて決定し、出力デバイス観察環境条件270下におけ
る出力デバイスのガマット情報250を参照しながら、
出力デバイスの色再現範囲内の色信号に色圧縮し、色空
間変換部104へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意のカラー画
像信号を、色再現範囲が制限された、カラーファクシミ
リ、カラープリンタ、カラーハードコピーなどのカラー
画像出力装置の色に色変換する色変換装置、色変換起動
方法、パーソナルコンピュータ、ワークステーション上
で稼動するカラー・プリンタ用ソフトウエアにかかる色
変換プログラム、およびその色変換プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTディスプレイ、スキャナ、
プリンタ等の異なる特性を持つ画像入出力デバイスによ
りプリンティングシステム等の画像データを扱うシステ
ムを構成した場合、それぞれのデバイス間の色再現範囲
(以下、ガマットという)の違いが、異なるデバイス間
での色変換処理をおこなう際に問題となっている。
【0003】この問題を解決するために、明度、彩度、
色相を軸とする3次元空間上で出力デバイスが再現でき
ない色を再現可能な色にマッピングする技術(以下、ガ
マット圧縮という)が知られており、多くの方式が提案
されている。
【0004】たとえば、特開平6−225130号公報
に記載されている従来技術では、色再現範囲が異なる画
像出力デバイス間における一般的な変換法が開示されて
おり、再現できない色に対する色差最小方向への圧縮
(クリッピング処理)や、明度一定方向に彩度に応じた
非線形圧縮などを実施している。
【0005】また、たとえば、特開平10−84487
号公報に記載されている従来技術では、入力された色信
号の中で出力デバイスで再現できない色については、出
力デバイスで再現できる色の中で明度差,彩度差,色相
差の重みを変えて計算した色差が最小となる色で再現し
ている。
【0006】また、たとえば、特許第2702112号
では、入力画像の色分布を検出して彩度方向の非線型色
圧縮をおこなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
から入力カラー画像が有する色再現範囲とカラー画像出
力装置の色再現範囲が異なる場合におけるカラー画像出
力装置が再現可能な色に変換する色変換方法が多数提案
されている。しかし、特開平6−225130号公報に
記載された従来技術における色差最小方向への圧縮(ク
リッピング処理)や、明度一定方向(図1参照)に彩度
に応じた非線形圧縮等では、図2のように知覚色空間上
においてさまざまな大きさや形状を持つ色再現範囲のカ
ラープリンタ等のカラー画像出力装置によって色圧縮後
の色や階調特性(階調のつぶれやとび)が大きく変わ
り、色再現域を最大限活用できなかったり、同じ印象で
色再現できないという問題点があった。
【0008】また、特開平10−84487号公報に記
載された従来技術においては、色再現範囲の形状に応じ
て最も色差の少ない方向に写像方向が切り替わり、色再
現処理前後の色変わりが少ないという特徴を持っている
が、写像方向が出力系の色再現範囲の形状に依存してい
て、写像方向の連続性が保たれない場合が生じる。この
ような場合には、連続的に変化する入力色が、色再現処
理によって不連続な写像方向先の色に写像されるため、
階調のつぶれや飛びといった画質の劣化を生じてしま
う。
【0009】さらに第2702112号公報に記載の従
来技術のように、入力画像の色分布を検出して彩度方向
の非線型色圧縮をしても、階調は保たれるが、ガマット
形状によっては画像出力デバイスが有する色域を活用で
きず、鮮やかさが不足した色再現になってしまうことが
ある。
【0010】この発明は、前述した従来の問題点を解決
するためになされたもので、任意のカラー画像信号を、
色再現範囲(ガマット)が制限されたカラー画像出力装
置の色に好ましく補正することが可能な色変換装置、色
変換起動方法、色変換プログラム、および色変換プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明にかかる色変換装置は、任意
の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)で表
される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が再現
可能な色に変換する色変換装置において、入力色空間と
カラー画像出力装置が有する任意の観察環境における色
再現範囲を検出する検出手段と、前記双方の色再現範囲
の特徴に応じて、少なくとも一方の観察環境条件を変更
する変更手段と、前記変更後の観察環境における色再現
特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換手段と、
を具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明にかかる色変
換装置は、請求項1に記載の発明において、前記観察環
境条件には、少なくとも順応輝度を含むことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3に記載の発明にかかる色変
換装置は、請求項1に記載の発明において、前記カラー
画像出力装置の観察環境条件には、少なくとも照明光源
の特性に関する情報を含むことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の発明にかかる色変
換装置は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置におい
て、入力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定め
た複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出手
段と、前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と
色相毎の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の
組み合わせを選択する選択手段と、前記選択された観察
環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変換
する色変換手段と、を具備することを特徴とする。
【0015】また、請求項5に記載の発明にかかる色変
換装置は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置におい
て、入力された画像とカラー画像出力装置が有する任意
の観察環境における色再現範囲を検出する検出手段と、
前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
の観察環境条件を変更する変更手段と、前記変更後の観
察環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変
換する色変換手段と、を具備することを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載の発明にかかる色変
換装置は、請求項5に記載の発明において、前記観察環
境条件には、少なくとも順応輝度情報と白色点に関する
情報を含むことを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載の発明にかかる色変
換装置は、請求項5に記載の発明において、前記カラー
画像出力装置の観察環境条件には、少なくとも照明光源
の特性に関する情報を含み、入力画像の特性に応じて変
更量を制限することを特徴とする。
【0018】また、請求項8に記載の発明にかかる色変
換装置は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置におい
て、入力された画像とカラー画像出力装置が有する予め
定めた複数の観察環境における色再現範囲を検出する検
出手段と、前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大と
なる観察環境条件の組み合わせを選択する選択手段と、
前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
入力色信号を色変換する色変換手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0019】また、請求項9に記載の発明にかかる色変
換装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明に
おいて、前記色変換手段による結果を用いて予め作成し
た色変換用の3次元ルックアップテーブルを記憶する記
憶手段と、前記3次元ルックアップテーブルに基づいて
入力色信号を色変換する色変換手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0020】また、請求項10に記載の発明にかかる色
変換方法は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法におい
て、入力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の観
察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、前記
双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観
察環境条件を変更する変更工程と、前記変更後の観察環
境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変換す
る色変換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0021】また、請求項11に記載の発明にかかる色
変換方法は、請求項10に記載の発明において、前記観
察環境条件には、少なくとも順応輝度を含むことを特徴
とする。
【0022】また、請求項12に記載の発明にかかる色
変換方法は、請求項10に記載の発明において、前記カ
ラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくとも照明
光源の特性に関する情報を含むことを特徴とする。
【0023】また、請求項13に記載の発明にかかる色
変換方法は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法におい
て、入力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定め
た複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工
程と、前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と
色相毎の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の
組み合わせを選択する選択工程と、前記選択された観察
環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変換
する色変換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0024】また、請求項14に記載の発明にかかる色
変換方法は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法におい
て、入力された画像とカラー画像出力装置が有する任意
の観察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、
前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
の観察環境条件を変更する変更工程と、前記変更後の観
察環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変
換する色変換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0025】また、請求項15に記載の発明にかかる色
変換方法は、請求項14に記載の発明において、前記観
察環境条件には、少なくとも順応輝度情報と白色点に関
する情報を含むことを特徴とする。
【0026】また、請求項16に記載の発明にかかる色
変換方法は、請求項14に記載の発明において、前記カ
ラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくとも照明
光源の特性に関する情報を含み、入力画像の特性に応じ
て変更量を制限することを特徴とする。
【0027】また、請求項17に記載の発明にかかる色
変換方法は、任意の表色系(たとえば、レッド、グリー
ン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー画
像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法におい
て、入力された画像とカラー画像出力装置が有する予め
定めた複数の観察環境における色再現範囲を検出する検
出工程と、前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大と
なる観察環境条件の組み合わせを選択する選択工程と、
前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
入力色信号を色変換する色変換工程と、を含んだことを
特徴とする。
【0028】また、請求項18に記載の発明にかかる色
変換方法は、請求項10〜17のいずれか一つに記載の
発明において、前記色変換工程による結果を用いて予め
作成した色変換用の3次元ルックアップテーブルを記憶
する記憶工程と、前記3次元ルックアップテーブルに基
づいて入力色信号を色変換する色変換工程と、を含んだ
ことを特徴とする。
【0029】また、請求項19に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、任意の表色系(たとえば、レッド、
グリーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカ
ラー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プロ
グラムにおいて、入力色空間とカラー画像出力装置が有
する任意の観察環境における色再現範囲を検出する検出
工程と、前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なく
とも一方の観察環境条件を変更する変更工程と、前記変
更後の観察環境における色再現特性に基づいて入力色信
号を色変換する色変換工程と、を含んだことを特徴とす
る。
【0030】また、請求項20に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、請求項19に記載の発明において、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度を含むこと
を特徴とする。
【0031】また、請求項21に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、請求項19に記載の発明において、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含むことを特徴とす
る。
【0032】また、請求項22に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、任意の表色系(たとえば、レッド、
グリーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカ
ラー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プロ
グラムにおいて、入力色空間とカラー画像出力装置が有
する予め定めた複数の観察環境における色再現範囲を検
出する検出工程と、前記双方の色再現範囲の最大および
最小明度点と色相毎の最大彩度点の色差が最小となる観
察環境条件の組み合わせを選択する選択工程と、前記選
択された観察環境における色再現特性に基づいて入力色
信号を色変換する色変換工程と、を含んだことを特徴と
する。
【0033】また、請求項23に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、任意の表色系(たとえば、レッド、
グリーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカ
ラー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プロ
グラムにおいて、入力された画像とカラー画像出力装置
が有する任意の観察環境における色再現範囲を検出する
検出工程と、前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少
なくとも一方の観察環境条件を変更する変更工程と、前
記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入力
色信号を色変換する色変換工程と、を含んだことを特徴
とする。
【0034】また、請求項24に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、請求項23に記載の発明において、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度情報と白色
点に関する情報を含むことを特徴とする。
【0035】また、請求項25に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、請求項23に記載の発明において、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含み、入力画像の特性
に応じて変更量を制限することを特徴とする。
【0036】また、請求項26に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、任意の表色系(たとえば、レッド、
グリーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカ
ラー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プロ
グラムにおいて、入力された画像とカラー画像出力装置
が有する予め定めた複数の観察環境における色再現範囲
を検出する検出工程と、前記双方の色再現範囲の重なる
部分が最大となる観察環境条件の組み合わせを選択する
選択工程と、前記選択された観察環境における色再現特
性に基づいて入力色信号を色変換する色変換工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0037】また、請求項27に記載の発明にかかる色
変換プログラムは、請求項19〜26のいずれか一つに
記載の発明において、前記色変換工程による結果を用い
て予め作成した色変換用の3次元ルックアップテーブル
を記憶する記憶工程と、前記3次元ルックアップテーブ
ルに基づいて入力色信号を色変換する色変換工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0038】また、請求項28に記載の発明にかかるコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記請求項19
〜27のいずれか一つに記載されたプログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0039】この請求項28に記載の発明にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項19
〜27のいずれか一つに記載された方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したことで、そのプログ
ラムをコンピュータ読み取り可能となり、これによっ
て、請求項19〜27の動作をコンピュータによって実
現することができる。
【0040】これによって、入力色空間と色再現範囲が
異なるカラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連
続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然
な色再現をすることができる。
【0041】また、入力色空間と色再現範囲の大きさが
異なるカラー画像出力装置の色再現範囲を活用し、色相
を大きく変えることなく、色の連続性に優れ、階調つぶ
れや濃度の変化が目立たない自然な色再現をすることが
できる。
【0042】また、入力色空間と異なるさまざまな形状
を持つカラー画像出力装置の色再現範囲を最大限活用
し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立
たない自然な色再現をすることができる。
【0043】また、入力色空間と色再現範囲が異なるカ
ラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に優
れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現
を自動的に比較的短時間で実現することができる。
【0044】また、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現をすることがで
きる。
【0045】また、色相を大きく変えることなく、入力
画像とカラー画像出力装置が有する色再現範囲に応じ
て、色の連続性に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮や
かで自然な色再現をすることができる。
【0046】また、入力画像の色変わりを抑えながら、
カラー画像出力装置の色再現範囲を最大限に活用し、色
の連続性に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自
然な色再現をすることができる。
【0047】また、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を自動的に比較
的短時間で実現することができる。
【0048】また、入力色空間と色再現範囲が異なるカ
ラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に優
れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現
を短時間で実現することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる色変換装置、色変換起動方法、色変換プロ
グラム、および色変換プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態について
詳細に説明する。
【0050】(画像処理システムの構成)図3は、本発
明にかかる画像処理システムの一例を示すブロック図で
ある。図3では、画像処理システムは、コンピュータ1
00と、コンピュータに接続された画像表示装置(=デ
ィスプレイ)101と、画像出力装置102と、コンピ
ュータから供給されるデバイス固有の色信号(すなわ
ち、RGB信号)を画像出力装置固有の色信号(CMY
信号やCMYK信号など)に変換する色変換装置300
で構成されている。
【0051】さらにこの色変換装置300は、ガマット
変換処理部200で採用するデバイス・インディペンデ
ントな色信号に変換するための色空間変換部103と、
ガマット変換処理部200の出力結果を画像出力装置固
有の色信号(CMY信号やCMYK信号など)に変換す
るための色空間変換部104と、ガマット変換処理部2
00を有している。
【0052】画像出力装置102は、画像データをプリ
ンタアウトするための出力装置であって、カラー・プリ
ンタやカラーファクシミリ等の画像形成装置を用いるこ
とができる。
【0053】(画像処理システムの動作)つぎに、上記
構成を有する画像処理システムの動作について説明す
る。まず、コンピュータ100は、コンピュータ内部の
画像データを画像出力装置102を用いてプリントアウ
トするために画像データを出力する。
【0054】この画像データは、通常ディスプレイで表
示するためにR(赤)、G(緑)、B(青)の色成分か
らなる色信号である。コンピュータが送信したRGB信
号は、色変換装置300における色空間変換部103へ
送信され、ガマット変換処理部200で採用する色信号
に変換される。
【0055】ガマット変換処理部で採用する色信号は、
CIEで標準化されているLCH信号のように明度、彩
度、色相に相当する色成分を有する色信号で、かつ、種
々の観察光源や観察条件下での知覚量を予測できるもの
であれば何でもかまわないが、CIEで標準化されてい
るCIECAM97sなどのカラー・アピアランス・モ
デルを用いるのが望ましい。
【0056】そこで、色空間変換部103では、入力R
GB信号をCIECAM97sの明度J、彩度C、色相
Hに準ずる色信号Pi(j,c,h)へ変換し出力す
る。上記Pi(j,c,h)信号は、RGB色信号から
生成された色信号であるため、そのままでは画像出力装
置が再現できないような色信号が含まれている。そこ
で、ガマット変換処理部200では、後述する手段を用
いてPi(j,c,h)を画像出力装置が再現可能な色
信号Po(j’,c’,h’)に変換する。
【0057】色空間変換部104では、ガマット変換処
理部200から出力されたPo(j’,c’,h’)を
CMY信号やCMYK信号などの画像出力装置が処理可
能な色信号に変換してコンピュータ100へ送信する。
【0058】上記の処理によって変換された色信号を画
像出力装置に送信することによりプリント出力がおこな
われる。
【0059】なお、図3の例では、色空間変換処理およ
びガマット変換処理を、コンピュータ100 ,画像形
成装置102 とは別個の装置でおこなうものとして設
けられているが、コンピュータ100内に実装されても
よいし、あるいは画像形成装置102内に実装されても
よい。
【0060】また、上記の処理はソフトウエアで実現す
ることも可能であり、たとえば、コンピュータ内のプロ
グラムとして存在するプリンタ・ドライバで機能を実現
することもできる。
【0061】(ガマット変換処理部1の構成)ここで
は、本発明の特徴であるガマット変換処理部200の構
成について説明する。図4は、ガマット変換処理部20
0の構成例を示すブロック図である。
【0062】図4に示すように、色変換装置300は、
ガマット圧縮部210、特徴検出部220、観察環境条
件決定部230、入力デバイスのガマット情報(記憶
部)240、出力デバイスのガマット情報(記憶部)2
50、入力デバイス観察環境条件(記憶部)260、出
力デバイス観察環境条件(記憶部)270で構成されて
いる。
【0063】(ガマット変換処理部1の動作)つぎに、
ガマット変換処理部200の動作について説明する。ま
ず、色変換を実施する前に、コンピュータ100から入
力デバイスと出力デバイスが指定されると、入出力デバ
イスの特性とそれを観察する複数の観察環境条件に基づ
いた入出力デバイスの色再現範囲(ガマット)を選択、
あるいは、色空間変換部(RGB→JCH)103と色
空間変換部(CMYK→JCH)104において演算を
実施し、入力デバイスのガマット情報(記憶部)24
0、出力デバイスのガマット情報(記憶部)250に保
存する。
【0064】つぎに特徴検出部220により、入力デバ
イスのガマット情報(記憶部)240、出力デバイスの
ガマット情報(記憶部)250にある複数の観察環境条
件下におけるガマット情報の特徴検出をおこない、観察
環境条件決定部230において、入力デバイスと出力デ
バイスの組み合わせに適応した観察環境条件をそれぞれ
について決定し、入力デバイス観察環境条件(記憶部)
260、出力デバイス観察環境条件(記憶部)270に
保存する。
【0065】決定した入力デバイス観察環境条件260
に基づいて変換された色空間変換部103からの入力色
信号Pi(j,c,h)はガマット圧縮部210に入力
され、出力デバイス観察環境条件270下における出力
デバイスのガマット情報250を参照しながら、出力デ
バイスの色再現範囲内の色信号Po(j’,c’,
h’)に色圧縮し、色空間変換部104へ出力する。
【0066】つぎに、ガマット変換処理部を構成する各
部の詳細について説明する。
【0067】(1)入力デバイスのガマット情報24
0:入力デバイスのガマット情報240について説明す
る。240は、図5に示すような代表の色相Hと明度J
に対応した最大彩度値を記述したデータテーブルであ
る。そして、予めデータを作成しRAMなどのメモリに
記憶させておく。
【0068】参照する色相と明度に対応する最大彩度値
を補間演算により算出する。図5の例では、色相角5
°、明度10毎の最高彩度値を表しているが、ステップ
幅はもっと細かくてもよいし、もっと粗くてもかまわな
い。また、ステップ幅は均等である必要性はなく、ばら
ついていてもかまわない。
【0069】つぎに、上記ガマット情報の作成方法につ
いて入力色信号RGBがsRGB信号の場合を例にとり
説明する。前述した最大彩度色は、図6の太線で示すよ
うな赤−マゼンタ−青−シアン−緑−イエロー−赤を結
ぶ軌跡上に存在する。たとえば、点SのRGB値は、
(255,0,128)で与えられる。
【0070】このように軌跡上の点は、R成分、G成
分、B成分のうち一つの色成分が0で、もうひとつの色
成分が255、残りの成分が0〜255で表されるよう
な色信号である。
【0071】この軌跡上の各RGB信号に対するJCH
を順次計算してテーブルを構築する。RGB信号からJ
CH信号の変換は、IEC 61966−2−1で標準
化されている変換式に従ってRGB→XYZ変換をおこ
なった後、CIE TC8−01で標準化されているX
YZ→JCH変換式を用いることにより実行できる。
【0072】また、入力デバイスのRGB信号特性がs
RGB信号以外の場合には、それぞれの色特性に合わせ
て色変換をおこなう。
【0073】(2)出力デバイスのガマット情報25
0:入力デバイスのガマット情報240と同様、代表の
色相Hと明度Jに対応した最大彩度値を記述したデータ
テーブルとして記憶させておき、参照する色相と明度に
対応する最大彩度値を補間演算により算出する。
【0074】作成法もほぼ同様であるが、CMY(K)
→XYZについては、予め出力した複数の代表パッチを
測色し、結果をメモリマップ補間する方法や多層のニュ
ーラルネットワークや多項式にCMY(K)とXYZの
関係を学習させて近似する方法等がある。
【0075】(3)特徴検出部220:特徴検出部22
0は、入力デバイスのガマット情報(記憶部)240、
出力デバイスのガマット情報(記憶部)250にある複
数の観察環境条件下におけるガマット情報の最大および
最小明度点と代表色相毎の最大彩度点を抽出し、入出力
における全ての観察環境条件の組み合わせに対する各点
(入出力デバイス間)の色差を算出し、観察環境条件決
定部230に送る。
【0076】ここで、色差には通常JCH空間でのユー
クリッド距離を使用するが、これに限定されるものでは
なく明度差、彩度差、色相差に重み付けしたような色差
式を用いてもかまわない。
【0077】(4)観察環境条件決定部230:観察環
境条件決定部230は、最大および最小明度点と代表色
相毎の最大彩度点の色差を受け、最適な入出力デバイス
の観察環境条件を決定する。
【0078】決定法は、たとえば、下式における評価値
が最小となるものを選択してもよいし、実際にオペレー
タがガマット形状や色の違いを画面でプレビューしなが
ら決定してもよい。
【0079】Er = ΔEwhite×α + ΔEblack
×β + Σ ΔEhi×γi
【0080】ΔEwhite:入出力デバイス間の最大明度
点の色差 ΔEblack:入出力デバイス間の最小明度点の色差 ΔEhi:入出力デバイス間の色相iにおける最大彩度点
の色差 α、β、γi:定数
【0081】ここで、調整する観察環境条件とガマット
形状について説明する。CIE TC8−01で標準化
されているXYZ→JCH変換における観察環境に関す
る入力値として順応輝度Laがあり、この値が変わると
知覚量が変化し、入出力デバイスの色再現領域(ガマッ
ト形状が)が変化する。図7に示すように、順応輝度が
高くなるに従い、色相が大きく変わることなく、鮮やか
に知覚され、ダイナミックレンジが広がる傾向にある。
【0082】また、ハードコピーを観察する照明光源の
特性(色温度や分光分布)が変えると、図8に示すよう
に、色相により、彩度が失われたように知覚されるた
り、一方で、鮮やかに知覚されたりする。
【0083】観察環境条件を変更し、入出力デバイスの
ガマットをある程度合わせてから、ガマット圧縮部21
0による色圧縮を実施することで、入出力デバイス双方
の色再現域を活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや
濃度の変化が目立たない自然な色再現が可能となる(図
9参照)。
【0084】(5)ガマット圧縮部210:ガマット圧
縮部210では、決定した出力デバイス観察環境条件2
70下における出力デバイスのガマット情報250を参
照しながら、入力色信号Pi(j,c,h)に対する出
力色信号Po(j’,c’,h’)を計算する。圧縮処
理はPi(j,c) からPo(j’,c’)への二次
元的な変換をおこなうものと置き換えて考えることがで
き、特開平9−168097や特開平9−18727な
どの従来から提案されている同一色相面でのガマット処
理をそのまま適用することができる。
【0085】また、上記のごとくガマット外の色のみを
ガマット境界面にマッピングする方法以外にも、出力デ
バイスのガミュート外の入力色の階調を保存するように
色空間全体を均等に圧縮写像するパーセプチャル・マッ
チングという方法を用いても何らかまわない。
【0086】(ガマット変換処理部2の構成)ここで
は、本発明の特徴であるガマット変換処理部200の構
成について説明する。図10は、ガマット変換処理部2
00の構成例を示すブロック図である。
【0087】図10に示すように、色変換装置300
は、入力画像検出部280、ガマット圧縮部210、特
徴検出部221、観察環境条件決定部231、入力画像
のガマット情報(記憶部)241、出力デバイスのガマ
ット情報(記憶部)250、入力画像観察環境条件(記
憶部)261、出力デバイス観察環境条件(記憶部)2
70、で構成されている。
【0088】(ガマット変換処理部2の動作)つぎに、
ガマット変換処理部200の動作について説明する。ま
ず、色変換を実施する前に、コンピュータ100から出
力デバイスが指定されると、複数の観察環境条件に基づ
いて色空間変換部103で変換された入力色信号Pi
(j,c,h)が入力画像検出部280に入力される。
【0089】そして、複数の観察環境条件下における入
力画像のガマット情報が検出され、入力画像のガマット
情報(記憶部)241に保存される。それと同時に、出
力デバイスの特性とそれを観察する複数の観察環境条件
に基づいた出力デバイスの色再現範囲(ガマット)を選
択、あるいは、色空間変換部(CMYK→JCH)10
4において演算を実施し、出力デバイスのガマット情報
(記憶部)250に保存する。
【0090】つぎに特徴検出部によって、入力画像のガ
マット情報(記憶部)241、出力デバイスのガマット
情報(記憶部)250にある複数の観察環境条件下にお
けるガマット情報の特徴検出をおこない、観察環境条件
決定部231において、入力画像の出力に適応した観察
環境条件をそれぞれについて決定し、入力画像観察環境
条件(記憶部)261、出力デバイス観察環境条件(記
憶部)270に保存する。
【0091】決定した入力画像観察環境条件261に基
づいて変換された色空間変換部103からの入力色信号
Pi(j,c,h)はガマット圧縮部210に入力さ
れ、出力デバイス観察環境条件270下における出力デ
バイスのガマット情報250を参照しながら、出力デバ
イスの色再現範囲内の色信号Po(j’,c’,h’)
に色圧縮し、色空間変換部104へ出力する。
【0092】つぎに、ガマット変換処理部を構成する各
部の詳細について説明する。
【0093】(1)入力画像検出部280:入力画像検
出部280について説明する。入力画像検出部290
は、入力RGB信号に対するJCHを順次計算して、代
表の色相Hと明度Jに対応した最大彩度値を抽出し、画
像入力終了後、入力画像のガマット情報(記憶部)24
1に保存する。RGB信号からJCH信号の変換は、I
EC 61966−2−1で標準化されている変換式に
従ってRGB→XYZ変換をおこなった後、CIE T
C8−01で標準化されているXYZ→JCH変換式を
用いることにより実行できる。また、入力デバイスのR
GB信号特性がsRGB信号以外の場合には、それぞれ
の色特性に合わせて色変換をおこなう。
【0094】(2)入力画像のガマット情報241:入
力画像のガマット情報241は、代表の色相Hと明度J
に対応した最大彩度値を記述したデータテーブルであ
り、画像入力の際に作成しRAMなどのメモリに記憶さ
せておく。参照する色相と明度に対応する最大彩度値を
補間演算により算出する。
【0095】(3)特徴検出部221:特徴検出部22
1は、入力画像のガマット情報(記憶部)241、出力
デバイスのガマット情報(記憶部)250にある複数の
観察環境条件下におけるガマット情報の最大および最小
明度点と代表色相、明度毎の最大彩度点を抽出し、各代
表色相面毎にガマットの面積を算出し(図11参照)、
観察環境条件決定部231に送る。
【0096】(4)観察環境条件決定部231:観察環
境条件決定部231は、入力画像と出力デバイスの各代
表色相面毎のガマットの面積差を算出し、全空間におけ
る面積の差が最も小さい入力画像と出力デバイスの観察
環境条件を決定する。
【0097】決定法は、この評価値が最小となるものを
選択してもよいし、実際にオペレータがガマット形状や
色の違いを画面でプレビューしながら決定してもよい。
【0098】 Er = |Shi#Image−Shi#Device|
【0099】Shi#Image:色相i平面における入力画像
のガマットの大きさ Shi#Device:色相i平面における出力デバイスのガマッ
トの大きさ
【0100】(色変換方法の内容)図12は、色変換装
置1がおこなう色変換方法による色変換パラメータの設
定について説明するフローチャートである。
【0101】まず、ステップS1で入出力デバイスを決
定すると、ステップS2において、予め定められた観察
環境条件パラメータがセットされ、ステップS3で、種
々の観察光源や観察条件下での知覚量を予測できるJC
H色空間において、入出力デバイスの色再現範囲(ガマ
ット)を作成する。
【0102】ステップS4で、予め定められた観察環境
条件パラメータについて全て作成したと判定された場
合、ステップS5において、ガマット形状の比較(ガマ
ット情報の最大および最小明度点と代表色相毎の最大彩
度点を抽出)をおこない、ステップ6において色差が最
小となる観察環境条件を選択する。
【0103】ステップS7で、入力色空間の分割をおこ
ない、ステップS8で、格子点のアドレスに相当するR
GBをステップS6で決定した観察環境条件パラメータ
でJCHに変換する。
【0104】ステップS9で、ステップS6で決定した
観察環境における出力デバイスのガマット内にあるか否
かを判定して、もし外側にある場合は、ステップS10
において、色差最小方向にある出力デバイスのガマット
内の色にマッピングし、ステップS11で、JCH→C
MY(K)変換を実施する。
【0105】ステップS12で全ての格子点についてこ
の処理を実施すると、パラメータ設定が完了する。
【0106】上記処理により、RGB空間上にある代表
のRGB値に対応する出力CMY(K)信号値を3次元
ルックアップテーブルに記憶させておき、色変換処理
は、該3次元ルックアップテーブルから複数の出力値を
読み出して補間演算をおこなう。
【0107】つまり、3次元色空間であるRGB(緑、
青、赤)の階調データから、出力色成分C(Cya
n)、M(Mazenta)、Y(Yellow)、K
(blacK)データへの変換は、メモリマップ補間で
CMYKに色変換する。
【0108】メモリマップ補間とは、図13に示すよう
に、RGB空間を入力色空間とした場合、RGB空間を
同種類の立体図形(ここでは立方体)に分割し、入力の
座標(RGB)おける出力値Pを求めるには、前記入力
の座標を含む立方体を選択し、該選択された立方体の8
点の予め設定した頂点上の出力値と前記入力の前記立方
体の中における位置(各頂点からの距離)に基づいて、
点Pで分割された8個の小直方体の体積V1〜V8の加
重平均による線形補間を実施する。
【0109】(画像処理システムのハードウエア構成)
図14は、図3に示した画像処理システムのハードウェ
ア構成例を示す図である。図14を参照すると、この画
像処理システムは、たとえばワークステーションやパー
ソナルコンピュータ等で実現され、全体を制御するCP
U21と、CPU21の制御プログラム等が記憶されて
いるROM22と、CPU21のワークエリア等として
使用されるRAM23と、ハードディスク24と、画像
データを表示するためのディスプレイ103と、カラー
プリンタなどの画像形成装置100とを有している。
【0110】ここで、CPU21,ROM22,RAM
23,ハードディスク24は、図3のコンピュータ10
2としての機能を有している。
【0111】なお、この場合、図3の色空間変換部10
3、104および前述のガマット変換処理部200の機
能をCPU21にもたせることができる。すなわち、本
発明の画像処理装置としての機能をCPU21にもたせ
ることができる。
【0112】また、CPU21におけるこのような画像
処理装置としての機能は、たとえばソフトウエアパッケ
ージ、具体的には、CD−ROM等の情報記録媒体の形
で提供することができ、このため、図14の例では、情
報記録媒体30がセットさせるとき、これを駆動する媒
体駆動装置31が設けられている。
【0113】換言すれば、本発明の画像処理装置および
画像処理方法は、ディスプレイ等を備えた汎用の計算機
システムにCD−ROM等の情報記録媒体に記録された
プログラムを読み込ませて、この汎用計算機システムの
マイクロプロセッサに色空間変換処理およびガマット変
換処理を実行させる装置構成においても実施することが
可能である。
【0114】この場合、本発明の色空間変換処理および
ガマット変換処理を実行するためのプログラム、すなわ
ち、ハードウェアシステムで用いられるプログラムは、
媒体に記録された状態で提供される。プログラムなどが
記録される情報記録媒体としては、CD−ROMに限ら
れるものではなく、ROM、RAM、フレキシブルディ
スク、メモリカード等が用いられてもよい。媒体に記録
されたプログラムは、ハードウェアシステムに組み込ま
れている記憶装置、たとえばハードディスク24にイン
ストールされることにより、このプログラムを実行し
て、色変換機能および色変換プロファイル生成機能を実
現することができる。
【0115】また、本発明の色変換装置および色変換方
法を実現するためのプログラムは、媒体の形で提供され
るのみならず、通信によってたとえばサーバによって提
供されるものであってもよい。
【0116】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、入力色空間と色再現範囲が異なるカラー画像出力装
置の色再現域を活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれ
や濃度の変化が目立たない自然な色再現をすることがで
きる。
【0117】また、本実施の形態によれば、入力色空間
と色再現範囲の大きさが異なるカラー画像出力装置の色
再現範囲を活用し、色相を大きく変えることなく、色の
連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自
然な色再現をすることができる。
【0118】また、本実施の形態によれば、入力色空間
と異なるさまざまな形状を持つカラー画像出力装置の色
再現範囲を最大限活用し、色の連続性に優れ、階調つぶ
れや濃度の変化が目立たない自然な色再現をすることが
できる。
【0119】また、本実施の形態によれば、入力色空間
と色再現範囲が異なるカラー画像出力装置の色再現域を
活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が
目立たない自然な色再現を自動的に比較的短時間で実現
することができる。
【0120】また、本実施の形態によれば、入力画像と
カラー画像出力装置が有する色再現範囲に応じて、色の
連続性に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然
な色再現をすることができる。
【0121】また、本実施の形態によれば、色相を大き
く変えることなく、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現をすることがで
きる。
【0122】また、本実施の形態によれば、入力画像の
色変わりを抑えながら、カラー画像出力装置の色再現範
囲を最大限に活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれが
目立たない色鮮やかで自然な色再現をすることができ
る。
【0123】また、本実施の形態によれば、入力画像と
カラー画像出力装置が有する色再現範囲に応じて、色の
連続性に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然
な色再現を自動的に比較的短時間で実現することができ
る。
【0124】また、本実施の形態によれば、入力色空間
と色再現範囲が異なるカラー画像出力装置の色再現域を
活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が
目立たない自然な色再現を短時間で実現することができ
る。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、任意の表色系(たとえば、レッド、グリ
ーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー
画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置にお
いて、入力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の
観察環境における色再現範囲を検出する検出手段と、前
記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の
観察環境条件を変更する変更手段と、前記変更後の観察
環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色変換
する色変換手段を有するため、入力色空間と色再現範囲
が異なるカラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の
連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自
然な色再現を可能にする色変換装置が得られるという効
果を奏する。
【0126】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1における観察環境条件には、少なくとも順応輝度
を含むようにしているため、入力色空間と色再現範囲の
大きさが異なるカラー画像出力装置の色再現範囲を活用
し、色相を大きく変えることなく、色の連続性に優れ、
階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現を可
能にする色変換装置を提供することができる。
【0127】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1におけるカラー画像出力装置の観察環境条件に
は、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含むよう
にしているため、入力色空間と異なるさまざまな形状を
持つカラー画像出力装置の色再現範囲を最大限活用し、
色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たな
い自然な色再現を可能にする色変換装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0128】また、請求項4に記載の発明によれば、任
意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)で
表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が再
現可能な色に変換する色変換装置において、入力色空間
とカラー画像出力装置が有する予め定めた複数の観察環
境における色再現範囲を検出する検出手段と、前記双方
の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎の最大彩
度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合わせを選
択する選択手段と、前記選択された観察環境における色
再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換手段
を有するため、入力色空間と色再現範囲が異なるカラー
画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に優れ、
階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現を自
動的に比較的短時間で実現することを可能にする色変換
装置が得られるという効果を奏する。
【0129】また、請求項5に記載の発明によれば、任
意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)で
表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が再
現可能な色に変換する色変換装置において、入力された
画像とカラー画像出力装置が有する任意の観察環境にお
ける色再現範囲を検出する検出手段と、前記双方の色再
現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観察環境条件
を変更する変更手段と、前記変更後の観察環境における
色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換手
段を有するため、入力画像とカラー画像出力装置が有す
る色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶれ
が目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色変
換装置が得られるという効果を奏する。
【0130】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項5における観察環境条件には、少なくとも順応輝度
情報と白色点に関する情報を含むようにしているため、
色相を大きく変えることなく、入力画像とカラー画像出
力装置が有する色再現範囲に応じて、色の連続性に優
れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然な色再現を
可能にする色変換装置が得られるという効果を奏する。
【0131】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項5におけるカラー画像出力装置の観察環境条件に
は、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含み、入
力画像の特性に応じて変更量を制限するようにしている
ため、入力画像の色変わりを抑えながら、カラー画像出
力装置の色再現範囲を最大限に活用し、色の連続性に優
れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然な色再現を
可能にする色変換装置が得られるという効果を奏する。
【0132】また、請求項8に記載の発明によれば、任
意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)で
表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が再
現可能な色に変換する色変換装置において、入力された
画像とカラー画像出力装置が有する予め定めた複数の観
察環境における色再現範囲を検出する検出手段と、前記
双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観察環境条
件の組み合わせを選択する選択手段と、前記選択された
観察環境における色再現特性に基づいて入力色信号を色
変換する色変換手段を有するため、入力画像とカラー画
像出力装置が有する色再現範囲に応じて、色の連続性に
優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然な色再現
を自動的に比較的短時間で実現することを可能にする色
変換装置が得られるという効果を奏する。
【0133】また、請求項9に記載の発明によれば、前
記色変換手段による結果を用いて予め作成した色変換用
の3次元ルックアップテーブルを記憶する記憶手段と、
前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色信号
を色変換する色変換手段と、を有するため、入力色空間
と色再現範囲が異なるカラー画像出力装置の色再現域を
活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変化が
目立たない自然な色再現を短時間で実現することを可能
にする色変換装置が得られるという効果を奏する。
【0134】また、請求項10に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換方法において、入力色空
間とカラー画像出力装置が有する任意の観察環境におけ
る色再現範囲を検出する検出工程と、前記双方の色再現
範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観察環境条件を
変更する変更工程と、前記変更後の観察環境における色
再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換工程
を有するため、入力色空間と色再現範囲が異なるカラー
画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に優れ、
階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現を可
能にする色変換方法が得られるという効果を奏する。
【0135】また、請求項11に記載の発明によれば、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度を含むよう
にしているため、入力色空間と色再現範囲の大きさが異
なるカラー画像出力装置の色再現範囲を活用し、色相を
大きく変えることなく、色の連続性に優れ、階調つぶれ
や濃度の変化が目立たない自然な色再現を可能にする色
変換方法を提供することができる。
【0136】また、請求項12に記載の発明によれば、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含むようにしているた
め、入力色空間と異なるさまざまな形状を持つカラー画
像出力装置の色再現範囲を最大限活用し、色の連続性に
優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再
現を可能にする色変換方法が得られるという効果を奏す
る。
【0137】また、請求項13に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換方法において、入力色空
間とカラー画像出力装置が有する予め定めた複数の観察
環境における色再現範囲を検出する検出工程と、前記双
方の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎の最大
彩度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合わせを
選択する選択工程と、前記選択された観察環境における
色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換工
程を有するため、入力色空間と色再現範囲が異なるカラ
ー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に優
れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再現
を自動的に比較的短時間で実現することを可能にする色
変換方法が得られるという効果を奏する。
【0138】また、請求項14に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換方法において、入力され
た画像とカラー画像出力装置が有する任意の観察環境に
おける色再現範囲を検出する検出工程と、前記双方の色
再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観察環境条
件を変更する変更工程と、前記変更後の観察環境におけ
る色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変換
工程を有するため、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色
変換方法が得られるという効果を奏する。
【0139】また、請求項15に記載の発明によれば、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度情報と白色
点に関する情報を含むようにしているため、色相を大き
く変えることなく、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色
変換方法が得られるという効果を奏する。
【0140】また、請求項16に記載の発明によれば、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含み、入力画像の特性
に応じて変更量を制限するようにしているため、入力画
像の色変わりを抑えながら、カラー画像出力装置の色再
現範囲を最大限に活用し、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色
変換方法が得られるという効果を奏する。
【0141】また、請求項17に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換方法において、入力され
た画像とカラー画像出力装置が有する予め定めた複数の
観察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、前
記双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観察環境
条件の組み合わせを選択する選択工程と、前記選択され
た観察環境における色再現特性に基づいて入力色信号を
色変換する色変換工程を有するため、入力画像とカラー
画像出力装置が有する色再現範囲に応じて、色の連続性
に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然な色再
現を自動的に比較的短時間で実現することを可能にする
色変換方法が得られるという効果を奏する。
【0142】また、請求項18に記載の発明によれば、
前記色変換工程による結果を用いて予め作成した色変換
用の3次元ルックアップテーブルを記憶する記憶工程
と、前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色
信号を色変換する色変換工程と、を有するため、入力色
空間と色再現範囲が異なるカラー画像出力装置の色再現
域を活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変
化が目立たない自然な色再現を短時間で実現することを
可能にする色変換方法が得られるという効果を奏する。
【0143】また、請求項19に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換プログラムにおいて、入
力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の観察環境
における色再現範囲を検出する検出工程と、前記双方の
色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観察環境
条件を変更する変更工程と、前記変更後の観察環境にお
ける色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色変
換工程を有するため、入力色空間と色再現範囲が異なる
カラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性に
優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再
現を可能にする色変換プログラムが得られるという効果
を奏する。
【0144】また、請求項20に記載の発明によれば、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度を含むよう
にしているため、入力色空間と色再現範囲の大きさが異
なるカラー画像出力装置の色再現範囲を活用し、色相を
大きく変えることなく、色の連続性に優れ、階調つぶれ
や濃度の変化が目立たない自然な色再現を可能にする色
変換プログラムを提供することができる。
【0145】また、請求項21に記載の発明によれば、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含むようにしているた
め、入力色空間と異なるさまざまな形状を持つカラー画
像出力装置の色再現範囲を最大限活用し、色の連続性に
優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色再
現を可能にする色変換プログラムが得られるという効果
を奏する。
【0146】また、請求項22に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換プログラムにおいて、入
力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定めた複数
の観察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、
前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎
の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合
わせを選択する選択工程と、前記選択された観察環境に
おける色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する色
変換工程を有するため、入力色空間と色再現範囲が異な
るカラー画像出力装置の色再現域を活用し、色の連続性
に優れ、階調つぶれや濃度の変化が目立たない自然な色
再現を自動的に比較的短時間で実現することを可能にす
る色変換プログラムが得られるという効果を奏する。
【0147】また、請求項23に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換プログラムにおいて、入
力された画像とカラー画像出力装置が有する任意の観察
環境における色再現範囲を検出する検出工程と、前記双
方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方の観察
環境条件を変更する変更工程と、前記変更後の観察環境
における色再現特性に基づいて入力色信号を色変換する
色変換工程を有するため、入力画像とカラー画像出力装
置が有する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階
調つぶれが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能に
する色変換プログラムが得られるという効果を奏する。
【0148】また、請求項24に記載の発明によれば、
前記観察環境条件には、少なくとも順応輝度情報と白色
点に関する情報を含むようにしているため、色相を大き
く変えることなく、入力画像とカラー画像出力装置が有
する色再現範囲に応じて、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色
変換プログラムが得られるという効果を奏する。
【0149】また、請求項25に記載の発明によれば、
前記カラー画像出力装置の観察環境条件には、少なくと
も照明光源の特性に関する情報を含み、入力画像の特性
に応じて変更量を制限するようにしているため、入力画
像の色変わりを抑えながら、カラー画像出力装置の色再
現範囲を最大限に活用し、色の連続性に優れ、階調つぶ
れが目立たない色鮮やかで自然な色再現を可能にする色
変換プログラムが得られるという効果を奏する。
【0150】また、請求項26に記載の発明によれば、
任意の表色系(たとえば、レッド、グリーン、ブルー)
で表される入力色信号を、任意のカラー画像出力装置が
再現可能な色に変換する色変換プログラムにおいて、入
力された画像とカラー画像出力装置が有する予め定めた
複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工程
と、前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観
察環境条件の組み合わせを選択する選択工程と、前記選
択された観察環境における色再現特性に基づいて入力色
信号を色変換する色変換工程を有するため、入力画像と
カラー画像出力装置が有する色再現範囲に応じて、色の
連続性に優れ、階調つぶれが目立たない色鮮やかで自然
な色再現を自動的に比較的短時間で実現することを可能
にする色変換プログラムが得られるという効果を奏す
る。
【0151】また、請求項27に記載の発明によれば、
前記色変換工程による結果を用いて予め作成した色変換
用の3次元ルックアップテーブルを記憶する記憶工程
と、前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色
信号を色変換する色変換工程と、を有するため、入力色
空間と色再現範囲が異なるカラー画像出力装置の色再現
域を活用し、色の連続性に優れ、階調つぶれや濃度の変
化が目立たない自然な色再現を短時間で実現することを
可能にする色変換プログラムが得られるという効果を奏
する。
【0152】また、請求項28に記載の発明によれば、
請求項19〜27のいずれか一つに記載された方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、
そのプログラムをコンピュータ読み取り可能となり、こ
れによって、請求項19〜27のいずれか一つの動作を
コンピュータによって実現することが可能な記録媒体が
得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の内容を示す説明図である。
【図2】従来の技術の別の内容を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる色変換装置を含
む画像処理システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態にかかる色変換装置の構
成を示す説明図(ブロック図)である。
【図5】この発明の実施の形態にかかる色変換装置にお
けるガマット情報の内容を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態にかかる色変換装置にお
けるRGB空間上での最高彩度色を軌跡を示す説明図で
ある。
【図7】この発明の実施の形態にかかる色変換装置にお
ける観察環境条件決定部の内容を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態にかかる色変換装置にお
ける観察環境条件決定部の別の内容を示す説明図であ
る。
【図9】この発明の実施の形態にかかる色変換装置にお
ける観察環境条件決定部の別の内容を示す説明図であ
る。
【図10】この発明の実施の形態にかかる別の色変換装
置の構成を示す説明図(ブロック図)である。
【図11】この発明の実施の形態にかかる色変換装置に
おける特徴検出部の内容を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態にかかる色変換方法の
内容を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態にかかる色変換装置の
内容を示す説明図である。
【図14】この発明の実施の形態にかかる色変換装置の
図3に示した画像処理システムのハードウェア構成例を
示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ 101 ディスプレイ 102 画像出力装置 103 色変換部 104 色空間変換部 200 ガマット変換処理部 210 ガマット圧縮部 220 特徴検出部 230 観察環境条件決定部 240 入力デバイスのガマット情報 241 入力画像のガマット情報 250 出力デバイスのガマット情報 260 入力デバイス間作環境条件 261 入力が像観察環境条件 270 出力デバイス観察環境条件 280 入力画像検出部 300 色変換装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA15 BA07 BA12 BD24 BD31 BD36 BD40 2C262 AA24 AA26 AA27 AB11 AC02 BA03 BA09 BC19 CA10 CA13 EA04 EA13 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 5C077 LL19 MP01 MP08 PP33 PP35 PP37 PQ08 TT02 TT06 5C079 HB01 HB03 HB06 HB11 LA01 LA31 LB02 MA04 NA02 NA03 NA11 PA01 PA02 PA03

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の表色系(たとえば、レッド、グリ
    ーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー
    画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置にお
    いて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の観察環
    境における色再現範囲を検出する検出手段と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更手段と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換手段と、 を具備することを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 前記観察環境条件には、少なくとも順
    応輝度を含むことを特徴とする請求項1に記載の色変換
    装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー画像出力装置の観察環境条件
    には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  4. 【請求項4】 任意の表色系(たとえば、レッド、グリ
    ーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー
    画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置にお
    いて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定めた複
    数の観察環境における色再現範囲を検出する検出手段
    と、 前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎
    の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合
    わせを選択する選択手段と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換手段と、 を具備することを特徴とする色変換装置。
  5. 【請求項5】 任意の表色系(たとえば、レッド、グリ
    ーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー
    画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置にお
    いて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する任意の観
    察環境における色再現範囲を検出する検出手段と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更手段と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換手段と、 を具備することを特徴とする色変換装置。
  6. 【請求項6】 前記観察環境条件には、少なくとも順応
    輝度情報と白色点に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項5に記載の色変換装置。
  7. 【請求項7】 前記カラー画像出力装置の観察環境条件
    には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含み、 入力画像の特性に応じて変更量を制限することを特徴と
    する請求項5に記載の色変換装置。
  8. 【請求項8】 任意の表色系(たとえば、レッド、グリ
    ーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラー
    画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換装置にお
    いて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する予め定め
    た複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出手
    段と、 前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観察環
    境条件の組み合わせを選択する選択手段と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換手段と、 を具備することを特徴とする色変換装置。
  9. 【請求項9】 前記色変換手段による結果を用いて予め
    作成した色変換用の3次元ルックアップテーブルを記憶
    する記憶手段と、 前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色信号
    を色変換する色変換手段と、 を具備することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一
    つに記載の色変換装置。
  10. 【請求項10】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法に
    おいて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の観察環
    境における色再現範囲を検出する検出工程と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更工程と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換工程と、 を含んだことを特徴とする色変換方法。
  11. 【請求項11】 前記観察環境条件には、少なくとも
    順応輝度を含むことを特徴とする請求項10に記載の色
    変換方法。
  12. 【請求項12】 前記カラー画像出力装置の観察環境条
    件には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の色変換方法。
  13. 【請求項13】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法に
    おいて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定めた複
    数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工程
    と、 前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎
    の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合
    わせを選択する選択工程と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換工程と、 を含んだことを特徴とする色変換方法。
  14. 【請求項14】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法に
    おいて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する任意の観
    察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更工程と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換工程と、 を含んだことを特徴とする色変換方法。
  15. 【請求項15】 前記観察環境条件には、少なくとも順
    応輝度情報と白色点に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項14に記載の色変換方法。
  16. 【請求項16】 前記カラー画像出力装置の観察環境条
    件には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含
    み、 入力画像の特性に応じて変更量を制限することを特徴と
    する請求項14に記載の色変換方法。
  17. 【請求項17】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換方法に
    おいて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する予め定め
    た複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工
    程と、 前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観察環
    境条件の組み合わせを選択する選択工程と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換工程と、 を含んだことを特徴とする色変換方法。
  18. 【請求項18】 前記色変換工程による結果を用いて予
    め作成した色変換用の3次元ルックアップテーブルを記
    憶する記憶工程と、 前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色信号
    を色変換する色変換工程と、 を含んだことを特徴とする請求項10〜17のいずれか
    一つに記載の色変換方法。
  19. 【請求項19】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プログ
    ラムにおいて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する任意の観察環
    境における色再現範囲を検出する検出工程と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更工程と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換工程と、 をコンピュータに実行させる色変換プログラム。
  20. 【請求項20】 前記観察環境条件には、少なくとも
    順応輝度を含むことを特徴とする請求項19に記載の色
    変換プログラム。
  21. 【請求項21】 前記カラー画像出力装置の観察環境条
    件には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項19に記載の色変換プログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プログ
    ラムにおいて、 入力色空間とカラー画像出力装置が有する予め定めた複
    数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工程
    と、 前記双方の色再現範囲の最大および最小明度点と色相毎
    の最大彩度点の色差が最小となる観察環境条件の組み合
    わせを選択する選択工程と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換工程と、 をコンピュータに実行させる色変換プログラム。
  23. 【請求項23】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プログ
    ラムにおいて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する任意の観
    察環境における色再現範囲を検出する検出工程と、 前記双方の色再現範囲の特徴に応じて、少なくとも一方
    の観察環境条件を変更する変更工程と、 前記変更後の観察環境における色再現特性に基づいて入
    力色信号を色変換する色変換工程と、 をコンピュータに実行させる色変換プログラム。
  24. 【請求項24】 前記観察環境条件には、少なくとも順
    応輝度情報と白色点に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項23に記載の色変換プログラム。
  25. 【請求項25】 前記カラー画像出力装置の観察環境条
    件には、少なくとも照明光源の特性に関する情報を含
    み、 入力画像の特性に応じて変更量を制限することを特徴と
    する請求項23に記載の色変換プログラム。
  26. 【請求項26】 任意の表色系(たとえば、レッド、グ
    リーン、ブルー)で表される入力色信号を、任意のカラ
    ー画像出力装置が再現可能な色に変換する色変換プログ
    ラムにおいて、 入力された画像とカラー画像出力装置が有する予め定め
    た複数の観察環境における色再現範囲を検出する検出工
    程と、 前記双方の色再現範囲の重なる部分が最大となる観察環
    境条件の組み合わせを選択する選択工程と、 前記選択された観察環境における色再現特性に基づいて
    入力色信号を色変換する色変換工程と、 をコンピュータに実行させる色変換プログラム。
  27. 【請求項27】 前記色変換工程による結果を用いて予
    め作成した色変換用の3次元ルックアップテーブルを記
    憶する記憶工程と、 前記3次元ルックアップテーブルに基づいて入力色信号
    を色変換する色変換工程と、 をコンピュータに実行させる請求項19〜26のいずれ
    か一つに記載の色変換プログラム。
  28. 【請求項28】 前記請求項19〜27のいずれか一つ
    に記載されたプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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