JP2002300327A - 通信用端末の設置場所に応じたサービス情報を提供する通信システム及び該システムにおける通信方法 - Google Patents

通信用端末の設置場所に応じたサービス情報を提供する通信システム及び該システムにおける通信方法

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JP2002300327A
JP2002300327A JP2001097755A JP2001097755A JP2002300327A JP 2002300327 A JP2002300327 A JP 2002300327A JP 2001097755 A JP2001097755 A JP 2001097755A JP 2001097755 A JP2001097755 A JP 2001097755A JP 2002300327 A JP2002300327 A JP 2002300327A
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英朗 山本
Shigeaki Iwane
重明 岩根
Akira Yamaguchi
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Toshinori Sonehara
利法 曽根原
Shinji Nishimura
眞次 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のICカード公衆電話機では、該ICカ
ード公衆電話機の「設置場所識別データ」を情報処理セ
ンタに送信するか否かを指示する手段と、「設置場所識
別データ」の中から、送信するデータの種別と範囲を指
定する手段は存在しなかった。また、利用者の了解なし
に通信用端末に記録された「設置場所識別データ」を情
報処理センタに送信することで、「通信の秘密」を侵害
する恐れがあった。 【解決手段】 ICカード21のメモリ22にICカー
ド公衆電話機11の「設置場所識別データ」を情報処理
センタ31に送信するか否かを指示すると共に、送信す
るデータの種別と範囲を指定する「利用形態指示情報」
を記録しておく。ICカード公衆電話機11では前記
「利用形態指示情報」を読み取り指定された種別と範囲
の「設置場所識別データ」だけを情報処理センタ31に
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬記録媒体(例
えば、ICカード等)のリーダライタを備えた通信用端
末(例えば、ICカード公衆電話機等)の設置場所に応
じたサービス情報を情報処理センタから提供する通信シ
ステムに関し、特に通信用端末に記録された該通信用端
末の「設置場所識別データ」を利用して、通信用端末の
設置場所に応じたサービス情報を提供する通信システム
及び該システムにおける通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固定通信用端末(例えば、ICカ
ード公衆電話機等)を用いて、通信用端末と情報処理セ
ンタの間で各種データを双方向でやりとりし、アプリケ
ーションソフトウェアなどをダウンロードするサービス
が実現されている。このようなサービスを実現する通信
用端末システムでは、一般にISDN(Integra
ted Services Digtal Netwo
rk)回線を用いている場合が多く、また、固定通信方
式のため通信品質の点で優れていることから、携帯電話
で行う類似のサービスと差別化できるツールのひとつと
なっている。
【0003】固定通信用端末は、その設置場所が文字通
り「固定されている」ことに着目し、利用者が利用して
いる固定通信用端末の正確な位置情報を情報処理センタ
に通知してさまざまな情報を検索するサービス、例え
ば、通信用端末近辺の飲食店情報を表示するといった
「通信用端末の設置場所に関係するサービス情報(単に
「サービス情報」ともいう)」を得ることができる。
【0004】この場合、利用者本人が使用している通信
用端末の設置場所近辺の情報を送信するためには、利用
者本人が場所に関する情報をその都度キー入力したり、
通信用端末の画面に表示されるメニューから、希望する
項目をボタンで選択して情報処理センタに送信する必要
があり、利用者の手を煩わすという点で使い勝手が悪か
った。
【0005】この使い勝手の悪さを解決する方法のひと
つとして、予めICカード公衆電話機などの通信用端末
自身に「通信用端末の設置場所を識別するためのデータ
(単に「設置場所識別データ」ともいう)」を記録して
おき、情報処理センタからの「設置場所識別データ」の
送信要求に応じて、ICカード公衆電話機が自己の「設
置場所識別データ」を情報処理センタに通知し、情報処
理センタは「設置場所識別データ」を基にデータベース
を検索し、設置場所に対応して登録されたサービス情報
を取り出し、通信用端末に返信する方法が提案されてい
る。しかしながら、この方法には、以下に示す問題点が
ある。
【0006】(1)ひとつは、設置場所識別データが1
種類に限定されているという問題である。すなわち、情
報処理センタで管理するデータベースから検索を行うと
きのキー情報は、情報処理センタ毎に異なる。このため
に、通信端末から設置場所に応じたサービス情報を情報
処理センタに提供する設置場所識別データを1種類に限
定すると、情報処理センタにおいて、設置場所情報と情
報を関連づけたデータベースが既に構築済みである場合
には、端末から送られている設置場所識別データをキー
情報として、設置場所データに関する情報をデータベー
スから検索することが出来ない。従って、端末から送ら
れる設置場所データをキー情報としたデータベースを新
たに構築する必要性が生じ、不経済である。
【0007】(2)もうひとつの問題は、通信用端末の
「設置場所識別データ」を送信することに対するプライ
バシーの問題である。情報処理センタと一連のデータを
送受信する場合において、情報処理センタから通信用端
末に「設置場所識別データ」の送信要求があった場合、
利用者の了解なしに「設置場所識別データ」を送信する
ことは、利用者の存在場所を情報処理センタに知らせる
ことになる。特に、ICカードに個人のID(識別符
号)が書き込まれている場合は利用者が特定されるた
め、「通信の秘密」を侵害する恐れがある。利用者本人
の了解があればこの問題点は解消されるが、少なくとも
現状では、利用者が通信用端末の「設置場所識別デー
タ」の送信の諾否を選択する手段は存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述ベたように、従
来の通信用端末と情報処理センタで構成される通信シス
テムでは、該通信用端末の「設置場所識別データ」を情
報処理センタに送信する場合に、送信するデータが規格
化されておらず、情報処理センタ側での処理に支障をき
たす場合があった。
【0009】また、この「設置場所識別データ」を情報
処理センタに送信するか否かを選択することができず、
また、送信するデータの種別と範囲を指定することもで
きないため、情報処理センタから通信用端末の「設置場
所識別データ」の送信要求があった場合に、利用者の了
解なしに通信用端末に記録された「設置場所識別デー
タ」を情報処理センタ送信することで、「通信の秘密」
が侵害される恐れがあった。
【0010】本発明は、斯かる実情に鑑みなされたもの
であり、利用者にとって使い勝手が良く、かつ通信の秘
密を守ることのできる通信用端末の設置場所に応じたサ
ービス情報を提供する通信システム及び該システムにお
ける通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決すべくなされたもので、本発明の通信用端末の設
置場所に応じたサービス情報を提供する通信システムに
おいては、可搬記録媒体との情報通信機能を有する通信
用端末と、該通信用端末に所定のサービス情報を提供す
る情報処理センタとが通信ネットワークを介して接続さ
れた通信システムであって、前記可搬記録媒体には、前
記通信用端末と接触または非接触で情報を送受信する手
段と、前記通信用端末に記録された該通信用端末の設置
場所識別データを前記情報処理センタへ送信することの
可否を指示すると共に、送信を許可する場合には、前記
設置場所識別データの中から前記情報処理センタに送信
するデータの種別と範囲を指定する設置場所識別データ
の利用形態指示情報を記録する手段とを具備し、前記通
信用端末には、前記可搬記録媒体と接触または非接触で
情報を送受信する手段と、該通信用端末の設置場所を識
別する設置場所識別データを記録する手段と、前記可搬
記録媒体に記録された前記利用形態指示情報に基づき、
前記設置場所識別データの中から、指定された種別と範
囲のデータを前記情報処理センタに送信する手段とを具
備し、前記情報処理センタには、前記通信用端末から送
信される該通信用端末の設置場所識別データを受信する
手段と、前記受信した設置場所識別データに応じて、該
データに関連して登録されたサービス情報を前記通信用
端末に送信する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】これにより、利用者が、通信用端末からキ
ー操作などにより場所情報を入力することなく、簡単に
その場所に関連した有用なサービス情報を情報処理セン
タから得ることができる。また、情報処理センタのデー
タベースのキー検索を複数の設置場所情報のリストから
選択することにより、情報処理の既存データベースを再
構築せずに利用できる。また、場所情報を送信するか否
かを利用者が選択でき、また情報処理センタに送信する
データの範囲も指定できるので、プライバシーに配慮し
たサービスを実現できる。
【0013】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記通信用端末に記録される該通信用端末の設置場所識
別データには、経度緯度情報、郵便番号、住所コード、
文字ベースの住居居所情報、及び肩書情報の内の、1ま
たは2以上の情報を含むことを特徴とする。
【0014】これにより、通信用端末から情報処理セン
タに送信される設置場所識別データを画一化でき、情報
処理センタでの該データを加工する際の処理が容易にな
る。例えば、情報処理センタが、設置場所データ中の
「肩書き」に関するデータのみを必要としている場合
に、情報処理センタ側で、データの下位○○バイトは
「肩書き」に関するデータであると認識していれば、当
該バイトのみを容易に抜き出すことができる。
【0015】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記可搬記録媒体に記録される前記利用形態指示情報に
は、前記情報処理センタへ前記設置場所識別データを送
信することの可否を指示する情報と、前記情報処理セン
タへ前記設置場所識別データを送信することを許可する
場合には、前記経度緯度情報、郵便番号、住所コード、
文字ベースの住居居所情報、及び肩書情報の中から、1
または2以上の送信する情報を指定する情報とを含むこ
とを特徴とする。
【0016】これにより、場所情報を送信するか否かを
利用者が選択でき、また情報処理センタに送信するデー
タの種別と範囲も指定できるので、プライバシーに配慮
したサービスを実現できる。
【0017】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記通信用端末には、通信用端末に記録された設置場所
識別データを、前記情報処理センタに送信するか否かを
選択する入力手段と、前記入力手段により設置場所識別
データの情報処理センタへの送信が選択された場合に、
前記利用形態指示情報に従い、設置場所識別データの中
の指定された種別と範囲のデータを前記情報処理センタ
に送信する手段とをさらに具備することを特徴とする。
【0018】これにより、利用者が通信用端末に設けら
れたボタンを押して、設置場所識別データを送信するか
否かを簡単に選択でき、また情報処理センタに送信する
データの範囲も指定できるので、プライバシーに配慮し
たサービスを実現できる。
【0019】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記可搬記録媒体がICカードであり、前記通信用端末
がICカード公衆電話機であり、前記通信ネットワーク
がISDN回線網であることを特徴とする。
【0020】これにより、ICカード公衆電話機が設置
されている場所では何処でも、簡単にその場所に関連し
た有用なサービス情報を情報処理センタから得ることが
できる。
【0021】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記ICカードには、通信料の支払い方法を特定する情
報と、ICカードがプリペイド式のICカードである場
合には、残度に関する情報と、ICカードが有効に使用
できるものであることを確認するための情報と、ICカ
ードの使用者の正当性を認証するための情報と、情報処
理センタへの回線接続番号の情報と、前記設置場所識別
データの利用形態指示情報と、その他所定の情報とを含
むことを特徴とする。
【0022】これにより、ICテレホンカードを使用し
て、簡単にその場所に関連した有用な情報を情報処理セ
ンタから得ることができる。
【0023】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
前記ICカードに記録される利用形態指示情報には、送
信を許可するあるいは送信を拒否する第1のコードと、
送信するデータを指定する第2のコードと、送信するデ
ータの桁数を指定する第3のコードとを含むことを特徴
とする。
【0024】これにより、通信用端末から情報処理セン
タに送信される設置場所識別データを画一化でき、情報
処理センタでの該データの処理が容易になる。
【0025】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおける通信
方法は、可搬記録媒体との情報通信機能を有する通信用
端末と、該通信用端末に所定のサービス情報を提供する
情報処理センタとが通信ネットワークを介して接続され
た通信システムにおける通信方法であって、前記可搬記
録媒体には、前記通信用端末と接触または非接触で情報
を送受信する手順と、前記通信用端末に記録された該通
信用端末の設置場所識別データを前記情報処理センタへ
送信することの可否を指示すると共に、送信を許可する
場合には、前記設置場所識別データの中から前記情報処
理センタに送信するデータの種別と範囲を指定する設置
場所識別データの利用形態指示情報を記録する手順とを
含み、前記通信用端末には、前記可搬記録媒体と接触ま
たは非接触で情報を送受信する手順と、該通信用端末の
設置場所を識別する設置場所識別データを記録する手順
と、前記可搬記録媒体に記録された前記利用形態指示情
報に基づき、前記設置場所識別データの中から、指定さ
れた種別と範囲のデータを前記情報処理センタに送信す
る手順とを含み、前記情報処理センタには、前記通信用
端末から送信される該通信用端末の設置場所識別データ
を受信する手順と、前記受信した設置場所識別データに
応じて、該データに関連して登録されたサービス情報を
前記通信用端末に送信する手順とを含むことを特徴とす
る。
【0026】これにより、利用者が、通信用端末からキ
ー操作などにより場所情報を入力することなく、簡単に
その場所に関連した有用なサービス情報を情報処理セン
タから得ることができる。また、場所情報を送信するか
否かを利用者が選択でき、また情報処理センタに送信す
るデータの種別と範囲も指定できるので、プライバシー
に配慮したサービスを実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0028】[システムの概略構成]図1は、本発明の
通信システムの概略構成を示す図であり、11はICカ
ード公衆電話機、12はICカードリーダライタ、13
は送受話器、14は表示部、15(♯1)は情報処理セ
ンタへ「設置場所識別データ」の送信を許可する送信許
可ボタン、15(♯2)は、「設置場所識別データ」の
送信を拒否する送信不許可ボタン、21はICカード、
22はメモリ、41はISDN回線網、31は情報処理
センタ、32はビットスチールルータ、33は制御部、
34はデータベース、35は音声応答サーバを示してい
る。本例のシステムでは、通信用端末としてICカード
リーダライタ12を搭載したICカード公衆電話機11
を使用し、可搬記録媒体としてICカード21を使用
し、通信ネットワークとしてISDN回線網41を使用
した例である。
【0029】なお、本例では、情報処理センタ31とI
Cカード公衆電話機11との通信方式はビットスチール
通信方式を使用している。ビットスチール通信方式と
は、ISDNなどのデジタル通信において、ビット列の
特定位置のビットを音声信号以外のデータ信号として使
用する方式である(通常の音声通話の場合には、すベて
のビット列が音声の情報として使用される)。
【0030】図1において、情報処理センタ31のデー
タベース34から読み出した音声メッセージは音声信号
36で表され、文字/画像メッセージは特定位置の文字
/画像信号37で表される。制御部33およびビットス
チールルータ32において、音声信号36と文字/画像
信号37を結合し、合成信号38としてICカード公衆
電話機11へ送信する。ICカード公衆電話機11は、
受信した合成信号から特定位置のビット列を抜き出し、
2つの信号に分解する。音声信号は通話回路を介して送
受話器13またはスピーカに送られる。画像信号は表示
部14に送られ、文字または画像として表示される。な
お、ICカード公衆電話機11とICカード21を使用
して通信サービスを行う際の公衆回線網のインタフェー
スは公知事項である(官報号外第235号に告示)。
【0031】また、ICカード21のメモリ22の所定
のエリアには、ICカード公衆電話機11に記録された
該ICカード公衆電話機自身の設置場所の情報(「設置
場所識別データ」ともいう)をどのように利用するかを
示した指標となる利用形態指示情報(「設置場所識別デ
ータの利用コード」ともいう)が記録されている。情報
処理センタ31からICカード公衆電話機11に、「設
置場所識別データ」の送信要求が行われた場合は、直ち
に「設置場所識別データ」を情報処理センタ31に送信
するのではなく、ICカード21から読み出した「設置
場所識別データの利用コード」に従い、「設置場所識別
データ」の中の指定された種別と範囲の情報のみを情報
処理センタ31に送信する。また、ICカード公衆電話
機11に記録された「設置場所識別データ」の送信を常
時拒否するよう指定することもできる。
【0032】また、ICカード公衆電話機11に送信許
可ボタン15(♯1)および送信不許可ボタン15(♯
2)などの許諾手段を設けることにより、「設置場所識
別データ」を情報処理センタ31に送信するか否かを選
択すると共に、ICカード21に記録された「設置場所
識別データの利用コード」と組み合わせて使用すること
もできる。
【0033】なお、ICカード公衆電話機11に設けた
送信許可ボタン15(♯1)により、「設置場所識別デ
ータ」を情報処理センタ31に送信するか否かを単に選
択するようにすることもできるが、この場合は、情報処
理センタ31に送信される「設置場所識別データ」はI
Cカード公衆電話機11などの通信用端末ごとに決めら
れた内容となるので、ICカード21に記録された「設
置場所識別データの利用コード」を使用する場合に比べ
て、情報処理センタ31に送信するデータの選択の自由
度が狭くなる。
【0034】[ICカード公衆電話機の構成例]図2
は、ICカード公衆電話機の構成例を示す図であり、1
1はICカード公衆電話機、101はICカード公衆電
話機の全体を制御する制御部、102はISDN回線に
接続される通信用インタフェース、103は半導体メモ
リから成る記憶装置、104はRAM(Random
Access Memory)、105はROM(Re
ad Only Memory)、106はEEPRO
M(Electrically Erasable P
rogrammable ROM)、107はICカー
ドリーダライタ、108は通話回路、109は送受話
器、110は入力部、111はファンクションボタン、
112(♯1)はファンクションボタン中の「設置場所
識別データ」の送信を許可する送信許可ボタン、112
(♯2)は、ファンクションボタン中の「設置場所識別
データ」の送信を拒否する送信不許可ボタン、113は
ダイヤルボタン、114は出力部、115は表示部、1
16は電源部を示している。
【0035】図2において、ICカード公衆電話機11
はデジタル公衆電話機であり、通信用インタフェース1
02を介してISDN回線網41に接続され、ICカー
ド公衆電話機11の全体を制御する制御部101、半導
体メモリから成る記憶装置103、ICカードと信号の
やり取りを行うICカードリーダライタ107、通話回
路108、入力部110、出力部114、文字/画数の
表示部115、電源部116などで構成される。また、
記憶装置103はRAM104、ROM105、EEP
ROM106などの半導体メモリで構成されおり、IC
カード公衆電話機11は、ROM105に記憶されてい
るプログラムにしたがって動作する。
【0036】図3は、ICカード公衆電話機11の記憶
装置103に記録される「設置場所識別データ」の例を
示す図であり、ICカード公衆電話機11の記憶装置1
03に記録された「設置場所識別データ」のメモリマッ
プである。図3に示すように、本例では、ICカード公
衆電話機11の記憶装置103に記録されるデータは、
以下の5種類である。
【0037】 「データNo.1:郵便番号」 「データNo.2:住所コード」 「データNo.3:文字ベースの住所居所情報」 「データNo.4:肩書」 「データNo.5:経度・緯度」
【0038】また、それぞれのICカード公衆電話機1
1に記録された「設置場所識別データ」を区別するため
の番号がヘッダとして付与されている。これら情報の少
なくとも1種類をICカード公衆電話機11の記憶装置
103のROM105またはEEPROM106に記録
しておく。ICカード公衆電話機11に記録された「設
置場所識別データ」の書き込みは、工場出荷時点でIC
カード公衆電話機11の「設置場所識別データ」を記録
したROM105を搭載する方法、ICカード公衆電話
機11の現地での設置時に情報処理センタ31からIC
カード公衆電話機11に「設置場所識別データ」を払い
出してEEPROM106に書き込む方法、GPS(G
lobal Positioning System)
等の遠隔システムで位置情報を計測し、当該計測結果を
EEPROM106に記録する方法などがある。なお、
図3に示したデータ種別・桁数は、一例であり、これに
限定されるものではない。
【0039】[ICカードの構成例]図4は、ICカー
ドの構成について説明するための図であり、図4(a)
はICカードの構成を示すブロック図であり、図4
(b)はEEPROMのメモリ構成を示す図である。図
4(a)において、201はICカードの全体を制御す
る制御部、202はICカード公衆電話機と情報の送受
信を行うための通信用インタフェース、203はメモ
リ、204はRAM、205はROM、206はEEP
ROMを示しており、本例は、可搬記録媒体として非接
触式ICカードを使用した例である。
【0040】また、図4(a)において、ICカード2
1の通信用インタフェース202は、ICカード公衆電
話機11のICカードリーダライタ107と電磁結合に
より信号の送受を行う。そして、ICカード公衆電話機
11から受信するコマンドにより、ROM205に記憶
されたプログラムに従って必要な処理を行う。
【0041】また、図4(b)に示すように、EEPR
OM206には、「サービス種別コード」、「情報処理
センタ31の電話番号」、「会員ID」、「会員有効期
限」、「設置場所識別データの利用コード(「利用形態
指示情報」ともいう)」、「度数情報」、及びその他必
要なデータを記憶するメモリ領域を有している。なお、
本例では、上記データをEEPROM206に記録した
例であるが、「サービス種別コード」や「会員ID」な
ど、書き替える必要がないデータについてはROM20
5に記録しても何ら差し支えない。
【0042】[利用コードの記録方法の説明]次に、I
Cカード公衆電話機11から非接触式のICカード21
に「設置場所識別データの利用コード」を記録する方法
について、図5を用いて説明する。「設置場所識別デー
タの利用コード」として、ICカード21のROM20
5またはEEPROM206に3バイトのコードデータ
を記録する。1バイト目には、ICカード公衆電話機1
1に記録された「設置場所識別データ」を情報処理セン
タ31へ送信してよいか否かを示すデータを記録する。
「1」であれば、送信可であり、「0」であれば、送信
不可である。2バイト目には情報処理センタ31に送信
する「設置場所識別データ」の種別番号を記録する。例
えば、図5(a)に示す例では「2」となっており、図
3に示す「住所コード」を情報処理センタ31に送信す
ることを示している。3バイト目には、2バイト目に記
録されているデータ種別番号に相当する「設置場所識別
データ」の内の、送信する桁数を記録する。すベての桁
数の送信を必要とする場合は「0」を記録しておく。
【0043】また、2バイト目が特定の数値の場合に
は、複数の識別データを組み合わせて送信する。例え
ば、2バイト目が「4(肩書き)」の場合は、「肩書
き」と「文字ベースの住所居所情報」とをセットにして
送信するようプログラミングし、当該プログラムをIC
カード公衆電話機11に記録しておく。
【0044】なお、図5(a)の例では、「設置場所識
別データの利用コード」が「125」であり、11桁の
「住所コード」を上位5桁分だけ送信することを示し、
【0045】図5(b)の例では、「設置場所識別デー
タの利用コード」が「130」であり、「文字ベースの
住所居所情報」の全ての桁の情報を送信することを示
し、
【0046】図5(c)の例では、「設置場所識別デー
タの利用コード」が「140」であり、「肩書」と「文
字ベースの住居居所情報」をセットで、かつ全ての桁の
情報を送信することを示し、
【0047】図5(d)の例では、「設置場所識別デー
タの利用コード」が「0××」であり(×は任意の16
進数の文字列)、一切の「設置場所識別データ」を送信
しないことを示している。
【0048】[情報処理センタの構成例]また、図6は
情報処理センタの構成例を示す図であり、301は情報
処理センタの全体を制御する制御部、302は通信用イ
ンタフェース、303はビットスチールルータ、304
は音声応答サーバ、305はデータベースを示してい
る。
【0049】図6において、情報処理センタ31はIS
DN回線網に接続されるビットスチールルータ303を
含む通信用インタフェース302、制御部301、音声
応答サーバ304、データベース305から構成され、
データベース305には、「会員番号コード」、「会員
番号コードに対応する個人情報」、「メッセージデー
タ」などが記録されている。また、データベース305
には地図情報システムのデータが登録されており、IC
カード公衆電話機11からの通信用端末設置場所データ
を基にICカード公衆電話機の設置場所を表示装置(図
示せず)の画面上にプロットすることができるようにな
っている。
【0050】[設置場所識別データの送信方法の具体的
な例]また、図7は設置場所識別データの送信方法につ
いて説明するための図であり、ICカード(♯1)5
3、ICカード(♯2)54に記録された「設置場所識
別データの利用コード」の内容に応じて、ICカード公
衆電話機51に記録された「設置場所識別データ」52
が、どのようにして情報処理センタ55、56に送信さ
れるかを具体的に示したものである。
【0051】(1)利用形態1:ICカード(♯1)5
3に記録された「設置場所識別データの利用コード」
が、「1・2・5」の場合を利用形態1として示してい
る。この場合は、以下のようになる。
【0052】・1バイト目の数値が「1」であるので、
ICカード公衆電話機51に記録された「設置場所識別
データ」の情報処理センタ(♯1)55への送信が「許
可」される。 ・2バイト目の数値が「2」であるので、送信されるデ
ータの種別はNo.2の「住所コード」となる。 ・3バイト目の数値が「5」であるので、「住所コー
ド」の内の上位5桁だけが、情報処理センタ(♯1)5
5に送信される。
【0053】(2)利用形態2:ICカード(#2)5
4に記録された「設置場所識別データの利用コード」
が、「1・5・0」の場合を利用形態2として示してい
る。この場合は、以下のようになる。
【0054】・1バイト目の数値が「1」であるので、
ICカード公衆電話機51に記録された「設置場所識別
データ」の情報処理センタ(#2)56への送信が「許
可」される。 ・2バイト目の数値が「5」であるので、送信されるデ
ータの種別はNo.5の「経度・緯度」となる。 ・3バイト目の数値が「0」であるので、全ての桁のデ
ータが、情報処理センタ(#2)56に送信される。
【0055】[第1の運用例]次に、本例のシステムの
第1の運用例について説明する。
【0056】図8は、情報処理センタとICカード公衆
電話機のリンクが確立するまでの流れについて説明する
ための図であり、図9は、本発明の第1の運用例につい
て説明するための図である。本運用例では通信用端末と
してICカード公衆電話機11を用い、可搬記録媒体と
して非接触式のICカード21を用いる。そして、情報
処理センタ31とICカード公衆電話機11との間のリ
ンクが確立した時点で、当該ICカード21から「設置
場所識別データの利用コード」を読み取る。そして、利
用者が情報処理センタ31に「サービス情報」の送信を
要求する時に、ICカード公衆電話機11に記録された
「設置場所識別データ」の中から、「利用コード」で指
定された種別と範囲の情報を情報処理センタ31に送信
する場合の運用例を示したものである。
【0057】まず、図8を基に、情報処理センタ31と
ICカード公衆電話機11のリンク(回線接続)が確立
するまでの流れについて説明する。なお、ICカード2
1は度数有りテレホンカードである。
【0058】(1)利用者が、ICカード21をICカ
ード公衆電話機11のICカードリーダライタ107に
挿入し(ステップS101)、送受話器109を上げる
と、ICカードリーダライタ107がICカード21に
データ送信のリクエストコマンドを送信し(ステップS
102)、該ICカード21から所定の識別信号が返信
され、ICカード21が認識される(ステップS10
4)。
【0059】(2)ICカード公衆電話機11の制御部
101は、ICカードリーダライタ107を介してIC
カード21のメモリ203に記録された情報を読み取り
(ステップS105)、当該メモリ203から読み取っ
た度数などの情報をICカード公衆電話機11のRAM
104に一時記憶する(ステップS107)。また、読
み取った度数などの情報を文字/画像の表示部115に
表示する(ステップS108、S110)。度数情報が
ゼロの場合は、度数がないことを表示部115に表示し
て(ステップS108、S109)、処理を終了する。
【0060】(3)残り度数がある場合は、ICカード
21のメモリ203に記録された情報処理センタ31へ
の回線接続用のダイヤル番号を読み出し、制御部101
は自動的にダイヤル発信する(ステップS111)。ま
た、ICカード公衆電話機11はサービス種別コードに
対応したプログラムを起動する(ステップS112)。
【0061】(4)情報処理センタ31が応答する(ス
テップS113)。ICカード公衆電話機11は、IS
DN回線網を介して、課金信号を受信し、一時記憶して
いる度数情報から課金度数分を減算するとともに、文字
/画像の表示部115の度数表示を減算表示する。
【0062】(5)以上の手順を経た後に、情報処理セ
ンタ31とICカード公衆電話機11との間で通信が開
始される。情報処理センタ31とはデータ通信を行うと
共に、音声応答サーバ304とで音声通信を行う。IC
カード公衆電話機11からは、DTMF(Dual T
one Multi Frequency)音とカード
データが重畳され、ビットスチールルータを介してデー
タ部分が情報処理センタ31の制御部301に送信され
る。以上が、情報処理センタ31とICカード公衆電話
機11のリンク(回線接続)が確立するまでの流れであ
る。
【0063】次に、図9を基に、リンク確立後の流れに
ついて説明する。
【0064】(1)ICカード公衆電話機11は、情報
処理センタ31に電話機の「状態通知コマンド」を送信
する(ステップS201)。情報処理センタ31は、I
Cカード公衆電話機11からの状態通知に対するレスポ
ンスをICカード公衆電話機11に送信する(ステップ
202)。
【0065】(2)次に、ICカードリーダライタ10
7はICカード21に記録された「設置場所識別データ
の利用コード」を読み出し(ステップS203、S20
4)、この「利用コード」に対応する情報がICカード
公衆電話機11に記録されているかどうかを検索する
(ステップS205)。本例では、例えばこの「利用コ
ード」が「1・2・5」であるとする。検索の結果、
「利用コード」に対応する「設置場所識別データ」が公
衆電話機11に存在する場合は、この「設置場所識別デ
ータの利用コード」をICカード公衆電話機11のRA
M104に保持する(ステップS206)。存在しない
場合は、「設置場所識別データ」を利用したサービスを
提供できない旨、表示部115を用いて利用者に通知す
る(ステップS210)。
【0066】(3)そして、ファンクションボタン11
1は利用者の「ボタン押下待ち状態」になる(ステップ
S207)。
【0067】(4)そして、ICカード公衆電話機11
に記録された「設置場所識別データ」を情報処理センタ
31に送信して「通信用端末の設置場所に関連するサー
ビス情報」を入手したいと思う時点で、利用者は特定の
ファンクションボタン111を押下する(ステップS2
08)。ICカード公衆電話機11の制御部101は、
表示部115を介して、当該ICカード公衆電話機11
の「設置場所識別データ」を情報処理センタ31に送信
してもよいかどうかを利用者に照会する(ステップS2
09)。許可する場合は、送信許可ボタン112(♯
1)を押下し、不許可の場合には、送信不許可ボタン
(♯2)を押下する。
【0068】(5)利用者の承諾が得られた時点で、I
Cカード公衆電話機11の制御部101は情報処理セン
タ31に対し、「サービス情報要求コマンド」を送信す
る(ステップS211)。情報処理センタ31は、IC
カード公衆電話機11に「設置場所識別データの取得コ
マンド」を送信する(S212)。ICカード公衆電話
機11の制御部101は、「利用コード」が「1・2・
5」であるので、記憶装置103に記録されている「住
所コード」、「文字ベースの住居居所情報」、「肩
書」、「経度・緯度」のうち、「住所コード」に関する
データを読み出し、また、当該データの上位5桁分を取
り出して情報処理センタ31に送信する(ステップS2
13)。
【0069】(6)情報処理センタ31は、受信した
「住所コード」を基に、サービス情報を含む「データ表
示コマンド」をICカード公衆電話機11に送信する
(ステップS214)。ICカード公衆電話機11の制
御部101は受信した「データ表示コマンド」から表示
用データを取り出して、表示部115にサービス情報を
表示する(ステップS215)。
【0070】以上、第1の運用例について説明したが、
本例では、ICカード公衆電話機11に記録された「設
置場所識別データ」の送信処理を、ICカード21から
読み出した「利用コード」に基づいて、ICカード公衆
電話機11の制御部101で実行する場合の例について
説明したものであるが、「設置場所識別データ」をすベ
て情報処理センタ31に送信し、情報処理センタ31側
で適宜必要なデータを選択する方法を用いても同様の効
果が得られる。
【0071】また、本例では、可搬記録媒体として非接
触式のICカードとしてテレホンカード(ICテレホン
カード)を用いた例について説明したが、これに限定さ
れず、通信用インタフェースを搭載した可搬記録媒体で
あれば何でもよい。
【0072】また、前記説明では、ICテレホンカード
の度数情報は、ICカード公衆電話機11で管理するよ
う構成しているが、テレホンカードごとに固有IDを割
り付け、当該ID毎にICテレホンカード度数管理セン
タ(図示せず)で度数を管理するよう構成しても何ら差
し支えない。
【0073】さらに、以上説明した例では、可搬記録媒
体として非接触式のICカードを使用し、通信用端末と
してICカード公衆電話機を使用する例について説明し
たが、非接触式のICカードなどの可搬記録媒体を装着
可能な携帯電話機の場合であっても、該携帯電話機に設
けられた所定のボタンを押下することによって、携帯電
話機に内蔵されたICカードリーダライタがICカード
にデータ送信のリクエストコマンドを送信し、該ICカ
ードに記録された情報を読み取ることにより、ICカー
ド公衆電話機を使用した場合と同様の機能を実現でき、
また同様な効果が得られる。なお、位置情報としては、
携帯電話機の通信システムから得られる位置情報を利用
する他、GPSを内蔵した携帯電話機を使用すれば、正
確な経度・緯度情報を得ることもできる。また、上述の
実施形態では、「設置場所識別データ」を情報処理セン
タに送信してよい場合は送信許可ボタン112(♯1)
を押下し、送信してよくない場合は、送信不許可ボタン
112(♯2)を押下する場合を一例として説明した
が、ダイヤルボタン113を用いるようにしても、同様
の効果が得られるのは当然である。
【0074】また、通信用端末がICカードスロットを
搭載した携帯電話機の場合であっても、可搬記録媒体を
接触式ICカードとし、該携帯電話機に設けられた所定
のボタンを押下した時点、またはICカードをICカー
ドスロットヘ挿入した時点で、携帯電話に内蔵したIC
カードリーダライタが、ICカードにデータ送信のリク
エストコマンドを送信し、該ICカードに記録された情
報を読み取ることにより、ICカード公衆電話機を使用
した場合と同様な機能を実現でき、また同様な効果が得
られる。
【0075】[第2の運用例]次に、本発明の第2の運
用例について説明する。
【0076】図10は、本発明の第2の運用例について
説明するための図であり、通信用端末としてICカード
公衆電話機11を用い、可搬記録媒体として非接触式の
ICカード21を用い、情報処理センタ31とICカー
ド公衆電話機11のリンクが確立した時点で、ICカー
ド公衆電話機11が「設置場所識別データ」として保持
しているデータの種別を情報処理センタ31に通知し、
利用者が送信許可ボタン112を押下した時点でICカ
ード21の「利用コード」を読み出し、当該「利用コー
ド」に基づいて、「設置場所識別データ」を情報処理セ
ンタに送信する場合の運用例を示したものである。な
お、本例では、ICカード21に記録された「利用コー
ド」が「1・2・0」とする。
【0077】まず、情報処理センタ31とICカード公
衆電話機11とのリンクが確立するまでの流れについて
は、図8の場合と同様であるが、再度簡単に説明してお
く。
【0078】(1)本例では、ICカード21として度
数有りICテレホンカードを用いる。利用者が、ICカ
ード21をICカード公衆電話機11のICカードリー
ダライタ107に挿入し、送受話器109を上げると、
ICカード公衆電話機11の制御部101は、ICカー
ドリーダライタ107を介してICカード21のメモリ
203に記録された情報を読み取り、ICカード21の
認識する。また、メモリ203から読み取った度数をI
Cカード公衆電話機11のRAM104に一時記憶する
とともに表示部115に表示する。
【0079】(2)度数情報がゼロの場合は、度数がな
いことを表示部115に表示して、処理を終了する。残
り度数がある場合は、ICカード21のメモリ203に
記録された情報処理センタ31への接続用のダイヤル番
号を読み出し、ICカード公衆電話機11の制御部10
1は情報処理センタ31へ自動的にダイヤル発信する。
また、ICカード公衆電話機11はサービス種別コード
に対応したプログラムを起動する。
【0080】(3)情報処理センタ31が応答し、IS
DN回線網からの課金信号の受信により、ICカード公
衆電話機11は一時記憶している度数情報から課金度数
分を減算するとともに、表示部115の度数表示を減算
表示する。
【0081】(4)以上の手順を経た後に、通信が開始
される。情報処理センタ31とはデータ通信を行い、音
声応答サーバとは音声通信を行う。ICカード公衆電話
機11からは、DTMF音とカードデータが重畳され、
ビットスチールルータ303を介してデータ部分が情報
処理センタ31の制御部301に送信される。以上が、
情報処理センタ31とICカード公衆電話機11のリン
クが確立するまでの流れである。
【0082】次に、リンク確立後の流れについて、図1
0を基に説明する。
【0083】(1)ICカード公衆電話機11の記憶装
置103には、「設置場所識別データ」のうち、「住所
コード」、「経度・緯度」に関する情報が記録されてい
るものとする。ICカード公衆電話機11は、情報処理
センタ31に図11(b)に示す「状態通知コマンド」
を送信する(ステップS301)。図11(b)に示す
「状態通知コマンド」のフォーマットは図11(a)に
示す通常の状態通知コマンドの場合と基本的には同じで
あるが、異なる点は、2番目の区切りデータの後に、
「ICカード公衆電話機がサポートしている設置場所の
情報の種類」に関するデータが「取得可能設置場所種別
コード」として含まれている点である。例えば、本例に
おいては、「データNo.2(住所コード)」、「デー
タNo.5(経度・緯度)」のデータがICカード公衆
電話機11から情報処理センタ31に送信可能なので、
「取得可能設置場所種別コード」の所定のビットを立て
る。したがって、ビット構成は「01001000」と
なる。図11(b)に例を示す。
【0084】(2)情報処理センタ31は、「状態通知
コマンド」をICカード公衆電話機11から受信する
と、「状態通知レスポンス」をICカード公衆電話機1
1に送信する(ステップS302)。
【0085】(3)次に、ファンクションボタン111
は、「利用者のボタン押下待ち状態」になる(ステップ
S303)。
【0086】(4)利用者は、ICカード公衆電話機1
1の設置場所に関連するサービス情報を入手する必要が
生じた時に、特定のファンクションボタン111を押下
する(ステップS304)。IC公衆電話機11の制御
部101は押下信号を検出後、ICカード公衆電話機1
1の表示部115を介して、当該ICカード公衆電話機
11の「設置場所識別データ」を情報処理センタ31に
送信してもよいかどうかを利用者に照会する(ステップ
S305)。許可する場合は、送信許可ボタン112
(♯1)を押下し、不許可の場合には、送信不許可ボタ
ン112(♯2)を押下する。
【0087】(5)制御部101は利用者の承諾が得ら
れた時点で、ICカード21のメモリ203に記録され
ている「設置場所識別データの利用コード」を読み出す
(ステップS306、S307)。ICカード公衆電話
機11の制御部101は、読み出した「設置場所識別デ
ータの利用コード」のうち、2バイト目の「データN
o.」相当する「設置場所識別データ」がICカード公
衆電話機11の記憶装置103に存在するかどうかを検
索する。検索の結果、当該「データNo.」の「設置場
所識別データ」がICカード公衆電話機11に記録され
ている場合は、ICカード21に記録された「設置場所
識別データの利用コード」をRAM104に記録する
(ステップS308、S309)。なお、ICカード2
1の「設置場所識別データの利用コード」で指定された
種別の「設置場所識別データ」がICカード公衆電話機
11に存在しない場合、及び「設置場所識別データの利
用コード」の1バイト目に‘0’すなわち「常時拒否の
コード」が記録されている場合は、位置情報の送信をす
ることにより提供されるサービスの利用を拒否し、サー
ビスを利用できない旨をICカード公衆電話機11の表
示部115に表示する(ステップS308、S31
6)。
【0088】(6)ICカード公衆電話機11の制御部
101は情報処理センタ31に対し、「サービス情報要
求コマンド」を送信する(ステップS310)。情報処
理センタ31は当該情報を受信し、「設置場所識別デー
タ取得コマンド」をICカード公衆電話機11に送信す
る(ステップS311)。ICカード公衆電話機11の
制御部101は記憶装置103に記録されている「住所
コード」、「経度・緯度」のうち、「住所コード」に関
するデータを読み出して情報処理センタ31に送信する
(ステップS312)。
【0089】(7)情報処理センタ31は、ICカード
公衆電話機11から送信された「設置場所識別データ」
で十分かどうか検証し、十分である場合は、サービス情
報を含む「データ表示コマンド」をICカード公衆電話
機11に送信する(ステップS313、S318)。I
Cカード公衆電話機11では、制御部101が当該表示
コマンド中の表示用データを取り出し、表示部115に
サービス情報を表示する(ステップS319)。
【0090】(8)情報処理センタ31は、ICカード
公衆電話機11から送信された「設置場所識別データ」
を検証し不十分であると判断した場合は(ステップS3
13)、さらに詳細な「設置場所識別データ」を取得す
るコマンドをICカード公衆電話機11に送信する(ス
テップS314)。ICカード公衆電話機11は表示部
115を介して、当該ICカード公衆電話機11に記録
された「設置場所識別データ」のさらに詳細なデータを
情報処理センタ31に送信してもよいかどうかを利用者
に照会する(ステップS315)。利用者は、送信して
もよい場合は、送信不許可ボタン112(♯1)を押下
し、送信してよくない場合は、送信不許可ボタン112
(♯2)を押下する。承諾が得られた場合は、さらに詳
しい「設置場所識別データ」を情報処理センタ31に送
信する(ステップS317)。承諾が得られない場合
は、「設置場所識別データ」を用いたサービスを利用で
きない旨、表示部115により利用者に通知する(ステ
ップS316)。
【0091】以上説明した例では、「設置場所識別デー
タ」の情報処理センタ31への送信処理を、ICカード
21に記録した「利用コード」に基づいて、制御部10
1で処理する場合であるが、ICカード公衆電話機11
に記録された「設置場所識別情報データ」をすべて情報
処理センタ31に送信し、情報処理センタ31側で適宜
処理する方法を用いても同様の効果が得られる。また、
上述の実施形態では、「設置場所識別データ」を情報処
理センタに送信してよい場合は送信許可ボタン112
(♯1)を押下し、送信してよくない場合は、送信不許
可ボタン112(♯2)を押下する場合を一例として説
明したが、ダイヤルボタン113を用いるようにして
も、同様の効果が得られるのは当然である。
【0092】また、本例では、通信用端末設置場所の
「設置場所識別データ」の種類が5種類のため、「設置
場所識別データの利用コード」の2バイト目の「送信可
能コード」を1バイト(=8ビット)としたが、「設置
場所識別データ」の種類が9種類以上の場合、当該「送
信可能コード」コードを2バイト(=16ビット)とす
ればよい。この場合は、図11に示した「電話機状態通
知コマンド」のデータ長を増加させることで容易に実現
できる。
【0093】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、図2のICカード公衆電話機及び図6の情報処理
センタにおける制御部の機能を実現するためのプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、
この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシ
ステムに読み込ませ、実行することにより本発明の通信
システムの機能を実現する処理を行ってもよい。なお、
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺
機器等のハードウェアを含むものとする。
【0094】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気
ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピ
ュータシステムに内蔵されるハ−ドディスク等の記憶装
置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能
な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや
電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された
場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステ
ム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プ
ログラムを保持しているものも含むものとする。
【0095】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置に格納したコンピュータシステムから、伝送
媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他の
コンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プ
ログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等
のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通
信線)のように情報を伝送する媒体のことをいう。
【0096】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するものであってもよい。さらに、前述した
機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプ
ログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差
分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0097】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれ
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信用端
末の設置場所に応じたサービス情報を提供する通信シス
テムにおいては、可搬記録媒体に記録された情報によ
り、通信用端末から情報処理センタに、設置場所識別デ
ータを送信するかどうかの選択と、送信するデータの種
別と範囲を指定できるようにしたので、これにより、利
用者が、通信用端末からキー操作などにより場所情報を
入力することなく、簡単にその場所に関連した有用なサ
ービス情報を情報処理センタから得ることができる。ま
た、場所情報を送信するか否かを利用者が選択でき、ま
た情報処理センタに送信するデータの範囲も指定できる
ので、プライバシーに配慮したサービスを実現できる。
【0099】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
設置場所識別データとして、経度緯度情報、郵便番号、
住所コード、文字ベースの住居居所情報、及び肩書情報
を使用するようにしたので、これにより、通信用端末か
ら情報処理センタに送信される設置場所識別データを画
一化でき、情報処理センタでの該データを加工する際の
処理が容易になる。例えば、情報処理センタが、設置場
所データ中の「肩書き」に関するデータのみを必要とし
ている場合、情報処理センタ側で、データの下位○○バ
イトは「肩書き」に関するデータであると認識していれ
ば、当該バイトのみを容易に抜き出すことができる。
【0100】また、本発明の通信用端末の設置場所に応
じたサービス情報を提供する通信システムにおいては、
通信用端末に、設置場所識別データを情報処理センタに
送信するか否かを選択するボタンを設け、このボタンに
より設置場所識別データの情報処理センタへの送信が選
択された場合に、設置場所識別データの中の指定された
種別と範囲の情報を前記情報処理センタに送信するよう
にしたので、これにより、利用者が通信用端末に設けら
れたボタンを押して、設置場所識別データを送信するか
否かを簡単に選択でき、また情報処理センタに送信する
データの範囲も指定できるので、プライバシーに配慮し
たサービスを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信システムの概略構成を示す図で
ある。
【図2】 ICカード公衆電話機の構成例を示す図であ
る。
【図3】 「設置場所識別データ」の例を示す図であ
る。
【図4】 ICカードの構成について説明するための図
である。
【図5】 「設置場所識別データの利用コード」の記録
方法について説明するための図である。
【図6】 情報処理センタの構成例を示す図である。
【図7】 設置場所識別データの送信方法について説明
するための図である。
【図8】 情報処理センタとICカード公衆電話機のリ
ンクが確立するまでの流れについて説明するための図で
ある。
【図9】 本発明の第1の運用例について説明するため
の図である。
【図10】 本発明の第2の運用例について説明するた
めの図である。
【図11】 電話機の状態通知コマンドの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11、51 ICカード公衆電話機 12、107 ICカードリーダライタ 13、109 送受話器 14、115 表示部 15(♯1)、112(♯1) 送信許可ボタン 15(♯2)、112(♯2) 送信不許可ボタン 21 ICカード 22、203 メモリ 31 情報処理センタ 32、303 ビットスチールルータ 33、101、201、301 制御部 34、305 データベース 35、304 音声応答サーバ 36 音声信号 37 文字/画像信号 41 ISDN回線網 52 設置場所識別データ 53 ICカード(♯1) 54 ICカード(♯2) 55 情報処理センタ(♯1) 56 情報処理センタ(♯2) 102、202、302 通信用インタフェース 103 記憶装置 104、204 RAM 105、205 ROM 106、206 EEPROM 108 通話回路 110 入力部 111 ファンクションボタン 113 ダイヤルボタン 114 出力部 116、207 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/08 G06K 19/00 Q 5K101 (72)発明者 岩根 重明 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山口 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 石谷 和久 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 利法 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 西村 眞次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MB02 MB10 5B035 AA13 BB09 BC00 5B058 KA01 KA06 KA31 YA20 5B065 BA05 CC08 CE01 CE21 PA15 5K040 BB05 BB09 CC02 CC04 EE06 GG00 5K101 KK18 LL03 MM07 PP03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬記録媒体との情報通信機能を有する
    通信用端末と、該通信用端末に所定のサービス情報を提
    供する情報処理センタとが通信ネットワークを介して接
    続された通信システムであって、 前記可搬記録媒体には、 前記通信用端末と接触または非接触で情報を送受信する
    手段と、 前記通信用端末に記録された該通信用端末の設置場所識
    別データを前記情報処理センタへ送信することの可否を
    指示すると共に、送信を許可する場合には、前記設置場
    所識別データの中から前記情報処理センタに送信するデ
    ータの種別と範囲を指定する設置場所識別データの利用
    形態指示情報を記録する手段とを具備し、 前記通信用端末には、 前記可搬記録媒体と接触または非接触で情報を送受信す
    る手段と、 該通信用端末の設置場所を識別する設置場所識別データ
    を記録する手段と、 前記可搬記録媒体に記録された前記利用形態指示情報に
    基づき、前記設置場所識別データの中から、指定された
    種別と範囲のデータを前記情報処理センタに送信する手
    段とを具備し、 前記情報処理センタには、前記通信用端末から送信され
    る該通信用端末の設置場所識別データを受信する手段
    と、 前記受信した設置場所識別データに応じて、該データに
    関連して登録されたサービス情報を前記通信用端末に送
    信する手段とを具備することを特徴とする通信用端末の
    設置場所に応じたサービス情報を提供する通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記通信用端末に記録される該通信用端
    末の設置場所識別データには、 経度緯度情報、郵便番号、住所コード、文字ベースの住
    居居所情報、及び肩書情報の内の、1または2以上の情
    報を含むことを特徴する請求項1記載の通信用端末の設
    置場所に応じたサービス情報を提供する通信システム。
  3. 【請求項3】 前記可搬記録媒体に記録される前記利用
    形態指示情報には、 前記情報処理センタへ前記設置場所識別データを送信す
    ることの可否を指示する情報と、 前記情報処理センタへ前記設置場所識別データを送信す
    ることを許可する場合には、前記経度緯度情報、郵便番
    号、住所コード、文字ベースの住居居所情報、及び肩書
    情報の中から、1または2以上の送信する情報を指定す
    る情報とを含むことを特徴する請求項1又は請求項2記
    載の通信用端末の設置場所に応じたサービス情報を提供
    する通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信用端末には、 通信用端末に記録された設置場所識別データを、前記情
    報処理センタに送信するか否かを選択する入力手段と、 前記入力手段により設置場所識別データの情報処理セン
    タへの送信が選択された場合に、前記利用形態指示情報
    に従い、設置場所識別データの中の指定された種別と範
    囲のデータを前記情報処理センタに送信する手段とをさ
    らに具備することを特徴する請求項1から請求項3のう
    ちいずれかに記載の通信用端末の設置場所に応じたサー
    ビス情報を提供する通信システム。
  5. 【請求項5】 前記可搬記録媒体がICカードであり、 前記通信用端末がICカード公衆電話機であり、 前記通信ネットワークがISDN回線網であることを特
    徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記
    載の通信用端末の設置場所に応じたサービス情報を提供
    する通信システム。
  6. 【請求項6】 前記ICカードには、 通信料の支払い方法を特定する情報と、 ICカードがプリペイド式のICカードである場合に
    は、残度数に関する情報と、 ICカードが有効に使用できるものであることを確認す
    るための情報と、 ICカードの使用者の正当性を認証するための情報と、 情報処理センタへの回線接続番号の情報と、 前記設置場所識別データの利用形態指示情報と、 その他所定の情報とを含むことを特徴とする請求項5記
    載の通信用端末の設置場所に応じたサービス情報を提供
    する通信システム。
  7. 【請求項7】 前記ICカードに記録される利用形態指
    示情報には、 送信を許可するあるいは送信を拒否する第1のコード
    と、 送信するデータを指定する第2のコードと、 送信するデータの桁数を指定する第3のコードとを含む
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の通信用端
    末の設置場所に応じたサービス情報を提供する通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 可搬記録媒体との情報通信機能を有する
    通信用端末と、該通信用端末に所定のサービス情報を提
    供する情報処理センタとが通信ネットワークを介して接
    続された通信システムにおける通信方法であって、 前記可搬記録媒体には、 前記通信用端末と接触または非接触で情報を送受信する
    手順と、 前記通信用端末に記録された該通信用端末の設置場所識
    別データを前記情報処理センタへ送信することの可否を
    指示すると共に、送信を許可する場合には、前記設置場
    所識別データの中から前記情報処理センタに送信するデ
    ータの種別と範囲を指定する設置場所識別データの利用
    形態指示情報を記録する手順とを含み、 前記通信用端末には、 前記可搬記録媒体と接触または非接触で情報を送受信す
    る手順と、 該通信用端末の設置場所を識別する設置場所識別データ
    を記録する手順と、 前記可搬記録媒体に記録された前記利用形態指示情報に
    基づき、前記設置場所識別データの中から、指定された
    種類と範囲のデータを前記情報処理センタに送信する手
    順とを含み、 前記情報処理センタには、前記通信用端末から送信され
    る該通信用端末の設置場所識別データを受信する手順
    と、 前記受信した設置場所識別データに応じて、該データに
    関連して登録されたサービス情報を前記通信用端末に送
    信する手順とを含むことを特徴とする通信用端末の設置
    場所に応じたサービス情報を提供する通信システムにお
    ける通信方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040492A1 (ja) * 2002-10-29 2004-05-13 Hiroo Okino 情報配信サービスシステム、方法及びその方法を実行させるプログラム

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