JP2002300307A - 音声メッセージ提供装置、音声メッセージ提供方法、音声メッセージ提供プログラム、音声メッセージ提供プログラムを記録した記録媒体および音声メッセージ提供システム - Google Patents

音声メッセージ提供装置、音声メッセージ提供方法、音声メッセージ提供プログラム、音声メッセージ提供プログラムを記録した記録媒体および音声メッセージ提供システム

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JP2002300307A
JP2002300307A JP2001101811A JP2001101811A JP2002300307A JP 2002300307 A JP2002300307 A JP 2002300307A JP 2001101811 A JP2001101811 A JP 2001101811A JP 2001101811 A JP2001101811 A JP 2001101811A JP 2002300307 A JP2002300307 A JP 2002300307A
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voice message
terminal device
mail
voice
input
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JP2001101811A
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English (en)
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Koji Soma
宏司 相馬
Yasuhiro Tsutsumi
康弘 堤
Kenji Matsunami
憲示 松並
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッセージ入力者がメッセージを相手に気兼
ねせずに音声で入力する。相手の端末装置の種類に関係
なく、相手の端末装置に上記音声メッセージを確実に提
供する。 【解決手段】 端末装置1から入力された音声メッセー
ジは、VDMサーバ2の音声メッセージ格納部14に格
納される。メール作成部15は、端末装置3がPC5で
ある場合には、音声メッセージ格納部14に格納された
音声メッセージを音声ファイルとして添付した電子メー
ルを作成する一方、端末装置3が携帯電話6である場合
には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成す
る。メール送信部16は、各電子メールを対応する端末
装置3に送信する。上記アクセス先情報に基づいて端末
装置3の携帯電話6からアクセスがあった場合、音声メ
ッセージ再生部17は、音声メッセージ格納部14に格
納された音声メッセージを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力側端末装置
(例えば電話)から入力された音声メッセージを出力側
端末装置(例えば電話やPC)に提供する音声メッセー
ジ提供システムに関するものであり、特に、出力側端末
装置の種類に関係なく、入力された音声メッセージを出
力側端末装置に提供する音声メッセージ提供装置、音声
メッセージ提供方法、音声メッセージ提供プログラム、
音声メッセージ提供プログラムを記録した記録媒体およ
び音声メッセージ提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テキスト形式の電子メールをサーバにて
音声合成し、メール送信先にその内容を音声で提供する
システムが、例えば、特開平10−233801号公
報、特開平10−303969号公報および特開平10
−303970号公報に開示されている。このシステム
では、サーバへの電子メールの入力はPC(Personal C
omputer )により行われる一方、サーバからの音声メー
ルの出力は電話を介して行われる。このシステムでは、
電子メールの内容を電話で、しかも、音声で確認するこ
とができるので、利便性の向上が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、入力された
電子メールを音声合成する上記従来のシステム構成で
は、音声合成により生じる音声は一般的に機械的で無機
質な音であるため、電子メールを入力した者の気持ちが
相手に伝わりにくい。また、音声合成の前には、入力さ
れたテキスト形式の電子メールを音声合成のために読み
取ることが必要であるが、その読み取り時に誤りを生じ
ることもある。その結果、電子メールの内容を正確に相
手に音声で伝えることができるかどうかという点では疑
問が残る。
【0004】そこで、相手に伝えるメッセージを電子メ
ールで入力するのではなく、音声で入力するシステムを
構築できれば、上記のような音声合成が必要でなくなる
ので、上記の問題を解決できるとも考えられる。
【0005】このようなシステムの例としては、携帯電
話の留守番電話サービスシステムがある。この留守番電
話サービスシステムは、まず、音声入力者が相手の携帯
電話に電話をかけ、相手が電話に出られないときに、音
声入力者の音声メッセージがサーバに格納され、相手が
携帯電話からサーバにアクセスすることによって、格納
されているメッセージを聞くことができるシステムであ
る。
【0006】しかし、このシステムでは、上記のよう
に、音声入力者が相手に電話をかけることが必須であ
る。この場合、相手が仕事で忙しいときでも相手に電話
の応答を強いることになり、相手に気兼ねしてしまう。
また、音声入力者は、相手が電話に出る可能性があるこ
とを考えると、簡単なメッセージだけを伝えたいときで
も、気軽に電話をかけることができない。
【0007】そこで、例えば、音声入力者が入力した音
声メッセージを音声ファイルとして電子メールに添付
し、相手の端末装置に上記電子メールを送信する構成が
考えられる。この構成では、相手の端末装置がPCであ
れば、PCは通常音源ボードを有しており、受信した電
子メールに添付された音声ファイルを展開することがで
きるので、音声メッセージを聞くことができる。したが
って、音声入力者は、電子メールを送るのと同様の気軽
さで、音声メッセージを相手に伝えることができる。
【0008】しかし、相手の端末装置が携帯電話のとき
は、音声ファイルのデータ量が大きすぎることによっ
て、音声ファイルを展開できない。その結果、携帯電話
では、電子メールに添付された音声メッセージを聞くこ
とができない。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、メッセージ入力者が相手
に伝えるべきメッセージを相手に気兼ねせずに音声で入
力することができると共に、相手の端末装置の種類に関
係なく、相手の端末装置に上記音声メッセージを確実に
提供することができる音声メッセージ提供装置、音声メ
ッセージ提供方法、音声メッセージ提供プログラム、音
声メッセージ提供プログラムを記録した記録媒体および
音声メッセージ提供システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声メッセ
ージ提供装置は、上記の課題を解決するために、入力側
端末装置から入力された音声メッセージを出力側端末装
置に提供する音声メッセージ提供装置であって、上記入
力側端末装置から入力された音声メッセージを格納する
音声メッセージ格納手段と、上記出力側端末装置が音声
ファイルを展開できる第1の端末装置である場合には、
上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メッセー
ジを音声ファイルとして添付した電子メールを作成する
一方、上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できな
い第2の端末装置である場合には、アクセス先情報を記
載した電子メールを作成するメール作成手段と、上記各
電子メールを対応する出力側端末装置に送信するメール
送信手段と、上記アクセス先情報に基づくアクセスが
(出力側端末装置から)あった場合に、上記音声メッセ
ージ格納手段に格納された音声メッセージを再生する音
声メッセージ再生手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0011】また、本発明に係る音声メッセージ提供方
法は、上記の課題を解決するために、入力側端末装置か
ら入力された音声メッセージを出力側端末装置に提供す
る音声メッセージ提供方法であって、上記入力側端末装
置から入力された音声メッセージを音声メッセージ格納
手段に格納するステップと、(メール作成手段が、)上
記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第1の端
末装置である場合には、上記音声メッセージ格納手段に
格納された音声メッセージを音声ファイルとして添付し
た電子メールを作成する一方、上記出力側端末装置が音
声ファイルを展開できない第2の端末装置である場合に
は、アクセス先情報を記載した電子メールを作成するス
テップと、(メール送信手段が)上記各電子メールを対
応する出力側端末装置に送信するステップと、(音声メ
ッセージ再生手段が)上記アクセス先情報に基づくアク
セスが(出力側端末装置から)あった場合に、上記音声
メッセージ格納手段に格納された音声メッセージを再生
するステップとを有していることを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、入力側端末装置から
入力された音声メッセージが、音声メッセージ格納手段
に格納される。そして、出力側端末装置が音声ファイル
を展開できる第1の端末装置(例えばPC)である場合
には、メール作成手段は、上記音声メッセージを音声フ
ァイルとして添付した電子メールを作成する。一方、出
力側端末装置が音声ファイルを展開できない第2の端末
装置(例えば携帯電話)である場合には、メール作成手
段は、アクセス先情報を記載した電子メールを作成す
る。メール作成手段にて作成された各電子メールは、メ
ール送信手段により、対応する出力側端末装置に送信さ
れる。
【0013】ここで、第1の端末装置は、音声ファイル
を展開することができる端末装置であるので、第1の端
末装置に送信された電子メールに添付された音声ファイ
ルを第1の端末装置にて展開することで、第1の端末装
置の所有者は、その音声ファイルの中の音声メッセージ
を聞くことができる。
【0014】一方、第2の端末装置は、音声ファイルを
展開できない端末装置であるので、たとえ第2の端末装
置に音声ファイルを添付した電子メールが送信されて
も、第2の端末装置の所有者は、その音声ファイルの中
の音声メッセージを聞くことができない。
【0015】しかし、上記構成では、第2の端末装置に
は、アクセス先情報を記載した電子メールが送信され
る。そして、このアクセス先情報に基づいて、例えばそ
の電子メールを受信した第2の端末装置からのアクセス
があると、上記音声メッセージ格納手段に格納された音
声メッセージが、音声メッセージ再生手段により再生さ
れる。これにより、第2の端末装置の所有者は、音声メ
ッセージ再生手段にて再生される音声メッセージを聞く
ことができる。
【0016】なお、アクセス先情報に基づく音声メッセ
ージ提供装置へのアクセスは、上記のように電子メール
を受信した第2の端末装置から行ってもよいし、他の出
力側端末装置(例えば、公衆電話、一般加入電話、携帯
電話など)から行ってもよい。
【0017】このように、上記構成では、出力側端末装
置の種類に応じた電子メールがメール作成手段にて作成
され、この電子メールの内容に応じた処理を出力側端末
装置が行うことで、出力側端末装置が第1の端末装置で
あっても第2の端末装置であっても、入力側端末装置か
ら入力された音声メッセージを聞くことができる。した
がって、上記構成によれば、相手の出力側端末装置の種
類に関係なく、出力側端末装置に音声メッセージを確実
に提供することができると言える。
【0018】また、入力側端末装置からは、従来のシス
テムのようなテキスト形式のデータではなく、音声メッ
セージが入力され、この音声メッセージが音声ファイル
として第1の端末装置に提供され、第1の端末装置にて
再生されたり、音声メッセージ再生手段にて再生された
りする。つまり、従来のシステムのような音声合成とい
う処理は一切ない。その結果、入力者の音声をそのまま
反映した音声メッセージを出力側端末装置にて得ること
ができる。つまり、入力者の気持ちをそのまま込めた音
声メッセージを出力側端末装置に提供することができる
と言える。
【0019】さらに、音声メッセージの入力のやりとり
は、入力側端末装置と音声メッセージ提供装置との間で
なされるのみであり、入力側端末装置が直接、出力側端
末装置とやりとりすることがない。また、音声メッセー
ジ提供装置から出力側端末装置へは、電子メールが送信
されるだけであり、音声メッセージ提供装置が出力側端
末装置を呼び出すということもない。したがって、メッ
セージ入力者は、通常の電子メールを送るときのような
気軽さで(相手に気兼ねせずに)、入力側端末装置にて
音声メッセージを入力することができる。
【0020】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
上記の課題を解決するために、複数の出力側端末装置の
各メールアドレスと、各メールアドレスに対応する言葉
とを登録するメールアドレス登録手段と、上記入力側端
末装置にて、上記言葉が発話されたときに、上記メール
アドレス登録手段に登録された複数のメールアドレスの
中から、上記言葉に対応するメールアドレスを特定し、
抽出するメールアドレス特定手段とを備え、上記メール
送信手段は、上記メールアドレス特定手段によって特定
されたメールアドレスを有する出力側端末装置に、上記
メール作成手段が作成した電子メールを送信することを
特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、入力側端末装置に
て、各メールアドレスに対応する言葉(例えば、出力側
端末装置の所有者の名前やその所有者名のエイリアス)
が発話されたときに、メールアドレス登録手段に登録さ
れた複数のメールアドレスの中から、上記言葉に対応す
るメールアドレスがメールアドレス特定手段により特定
され、そのメールアドレスを有する出力側端末装置に、
メール作成手段が作成した電子メールが送信される。
【0022】これにより、音声メッセージの入力者は、
出力側端末装置のメールアドレスを逐一音声で入力する
必要がなくなり、音声入力する際の手間を省くことがで
きる。また、メールアドレスの誤入力もなくすことがで
きる。
【0023】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
上記の課題を解決するために、上記メールアドレスに対
応する言葉には、各メールアドレスに対応する出力側端
末装置の所有者名のエイリアスが含まれていることを特
徴としている。
【0024】上記の構成によれば、音声メッセージの入
力者は、出力側端末装置の所有者名のエイリアスを発話
すれば、メールアドレス特定手段により、上記エイリア
スに対応する出力側端末装置のメールアドレスが特定さ
れる。したがって、音声メッセージの入力者は、出力側
端末装置の所有者名を発話しなくても済み、どのような
人と電子メールでやりとりしているのかを他人に知られ
るのを防止することができる。
【0025】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
上記の課題を解決するために、上記メール作成手段は、
上記メールアドレス特定手段によって特定されたメール
アドレスに基づいて、上記出力側端末装置が上記第1の
端末装置であるか上記第2の端末装置であるかを判断
し、その判断結果に基づいて電子メールを作成すること
を特徴としている。
【0026】音声ファイルを展開できる上記第1の端末
装置としては、例えばPCが想定される。また、音声フ
ァイルを展開できない上記第2の端末装置としては、例
えば携帯電話が想定される。ここで、PCのメールアド
レスには、インターネット接続サービスを契約している
各種プロバイダーに対応する文字が入っている。また、
携帯電話のメールアドレスには、各携帯電話会社に対応
する文字が入っている。したがって、メール作成手段
は、メールアドレスの中のそのような文字の有無を判断
することによって、出力側端末装置の種類を確実に判断
することができる。
【0027】本発明に係る音声メッセージ提供プログラ
ムは、上記の課題を解決するために、入力側端末装置か
ら入力された音声メッセージを出力側端末装置に提供す
る音声メッセージ提供プログラムであって、上記入力側
端末装置から入力された音声メッセージを格納する手段
と、上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第
1の端末装置である場合には、上記音声メッセージ格納
手段に格納された音声メッセージを音声ファイルとして
添付した電子メールを作成する一方、上記出力側端末装
置が音声ファイルを展開できない第2の端末装置である
場合には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成
する手段と、上記各電子メールを対応する出力側端末装
置に送信する手段と、上記アクセス先情報に基づくアク
セスが(出力側端末装置から)あった場合に、上記音声
メッセージ格納手段に格納された音声メッセージを再生
する手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムであることを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、上記音声メッセージ
提供プログラムをコンピュータが実行することにより、
上記した本発明の音声メッセージ提供方法を実現するこ
とが可能となる。
【0029】本発明に係る音声メッセージ提供プログラ
ムを記録した記録媒体は、上記の課題を解決するため
に、上述した本発明の音声メッセージ提供プログラムを
コンピュータにて読み取り可能に記録してなることを特
徴としている。
【0030】上記の構成によれば、記録媒体に記録され
ている音声メッセージ提供プログラムをコンピュータが
読み取って実行することにより、本発明の音声メッセー
ジ提供方法を実現することが可能となる。
【0031】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、上記の課題を解決するために、上述した音声メッセ
ージ提供装置と、上記音声メッセージ提供装置に音声メ
ッセージを入力する入力側端末装置と、上記音声メッセ
ージ提供装置から送信される電子メールを受信する出力
側端末装置とを通信回線を介して接続してなることを特
徴としている。
【0032】上記の構成によれば、上述した音声メッセ
ージ提供装置と、入力側端末装置と、出力側端末装置と
が通信回線を介して接続されて音声メッセージ提供シス
テムが構成されている。上記音声メッセージ提供装置で
は、出力側端末装置の種類に応じた電子メールが作成さ
れ、上記電子メールが出力側端末装置に送信される。し
たがって、出力側端末装置では、受信した電子メールの
内容に応じた処理を行うことで、入力側端末装置から入
力された音声メッセージを聞くことができる。つまり、
出力側端末装置の種類に関係なく、出力側端末装置に音
声メッセージを確実に提供することができる。
【0033】また、入力側端末装置からは音声メッセー
ジが入力されるので、従来のシステムのような音声合成
という処理を行わなくても済む。その結果、入力者の音
声をそのまま反映した音声メッセージを出力側端末装置
にて得ることができる。つまり、入力者の気持ちをその
まま込めた音声メッセージを出力側端末装置に提供する
ことができる。
【0034】さらに、音声メッセージの入力のやりとり
は、入力側端末装置と音声メッセージ提供装置との間で
なされるのみであり、入力側端末装置が直接、出力側端
末装置とやりとりすることがない。また、音声メッセー
ジ提供装置は、出力側端末装置に電子メールを送信する
構成であり、出力側端末装置の所有者を呼び出すことは
ない。したがって、メッセージ入力者は、通常の電子メ
ールを送るときのような気軽さで(相手に気兼ねせず
に)、入力側端末装置にて音声メッセージを入力するこ
とができる。
【0035】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、上記の課題を解決するために、上記出力側端末装置
は、パーソナルコンピュータ(PC)であることを特徴
としている。
【0036】PCは、通常、音源ボードを有しており、
PCに送信される電子メールに添付されている音声ファ
イルを展開することができる。したがって、PCの所有
者は、音声ファイルの中の音声メッセージを聞くことが
できる。
【0037】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、上記の課題を解決するために、上記出力側端末装置
は、携帯電話であることを特徴としている。
【0038】携帯電話が電子メールを受信すると、その
電子メールに含まれるアクセス先情報(例えば音声メッ
セージ提供装置の電話番号)に基づいて、携帯電話から
音声メッセージ提供装置にアクセスする(例えば電話を
かける)ことができる。このようなアクセスを行った場
合、音声メッセージ提供装置の音声メッセージ再生手段
により、音声メッセージ格納手段に格納されている音声
メッセージが再生される。これにより、携帯電話の所有
者は、上記音声メッセージを聞くことができる。
【0039】なお、本発明に係る音声メッセージ提供方
法は、複数の出力側端末装置の各メールアドレスと、各
メールアドレスに対応する言葉とをメールアドレス登録
手段に登録するステップと、上記入力側端末装置にて、
上記言葉が発話されたときに、(メールアドレス特定手
段が、)上記メールアドレス登録手段に登録された複数
のメールアドレスの中から、上記言葉に対応するメール
アドレスを特定し、抽出するステップと、(メール送信
手段が、)上記メールアドレス特定手段によって特定さ
れたメールアドレスを有する出力側端末装置に、(メー
ル作成手段が)作成した電子メールを送信するステップ
とを有する構成であってもよい。
【0040】また、本発明に係る音声メッセージ提供方
法は、(メール作成手段が、上記メールアドレス特定手
段によって)特定されたメールアドレスに基づいて、上
記出力側端末装置が上記第1の端末装置であるか上記第
2の端末装置であるかを判断し、その判断結果に基づい
て電子メールを作成するステップを有する構成であって
もよい。
【0041】また、本発明に係る音声メッセージ提供プ
ログラムは、上述した音声メッセージ提供方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムであるとも言え
る。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0043】本発明は、音声メッセージを入力するため
の入力側端末装置と、この入力側端末装置から入力され
た音声メッセージを出力側端末装置に提供する音声メッ
セージ提供装置と、上記出力側端末装置とが通信回線を
介して接続されてなる音声メッセージ提供システムにお
いて、上記音声メッセージ提供装置が出力側端末装置の
種類に応じた電子メールを作成し、出力側端末装置がこ
の電子メールの内容に応じた処理を行うことで、出力側
端末装置が音声ファイルを展開できる端末装置であって
も、音声ファイルを展開できない端末装置であっても、
出力側端末装置にて音声メッセージを聞けるようにした
点に特徴がある。この点を踏まえ、以下、本発明につい
て説明する。
【0044】(1.システム構成)図1は、本発明に係
る音声メッセージ提供システムの概略の構成を示してい
る。音声メッセージ提供システムは、入力側端末装置と
しての端末装置1と、音声メッセージ提供装置としての
VDM(Voice De Mail )サーバ2と、出力側端末装置
としての端末装置3とが、公衆回線やインターネットな
どの通信回線4を介して互いに接続されてなっている。
【0045】端末装置1は、相手先(端末装置3の所有
者)に伝えるべき音声メッセージを端末装置1の所有者
が入力するために用いられるものであり、例えば一般の
加入電話や携帯電話で構成されている。
【0046】端末装置3は、VDMサーバ2から送信さ
れる電子メールを受信する機能を有するものであり、例
えばPC5(第1の端末装置)や携帯電話6(第2の端
末装置)で構成されている。なお、通常の一般加入電話
でも電子メールの受信機能が付いたものであれば端末装
置3と成り得る。
【0047】VDMサーバ2は、端末装置1から音声メ
ッセージが入力されたときに、上記音声メッセージを端
末装置3に提供する。このとき、VDMサーバ2は、端
末装置3の種類に応じて、上記音声メッセージの提供の
仕方を変えるようになっている。
【0048】例えば、端末装置3がPC5で構成される
場合には、VDMサーバ2は、端末装置1から入力され
た音声メッセージを音声ファイルとして添付した電子メ
ールを作成し、PC5に送信する。PC5にて上記音声
ファイルを展開すれば、PC5の所有者はその音声メッ
セージをPC5にて聞くことができる。
【0049】一方、端末装置3が携帯電話6で構成され
る場合には、VDMサーバ2は、端末装置1から入力さ
れた音声メッセージを記憶すると共に、携帯電話6から
VDMサーバ2にアクセスするのに必要な情報(例えば
VDMサーバ2の電話番号)と、音声メッセージ有りと
いう情報とを含む電子メールを作成し、携帯電話6に送
信する。そして、上記アクセス情報をもとにして例えば
携帯電話6からVDMサーバ2にアクセスがあった場合
には、VDMサーバ2は、記憶した音声メッセージを再
生する。これにより、携帯電話6の所有者は、上記音声
メッセージを聞くことができる。
【0050】このように、端末装置3の種類に応じて、
VDMサーバ2が音声メッセージの提供の仕方を変える
のは、以下の・の理由による。
【0051】音声ファイルのサイズは大きいため、携
帯電話6への電子メールに音声ファイルを添付すること
ができず、また、現在、市販されている携帯電話6は、
音声ファイルを展開することができない。
【0052】通常、PC5には音源ボードが付いてお
り、PC5は音声を再生することができる。
【0053】このようにしてVDMサーバ2が端末装置
3の種類に応じた情報を端末装置3に提供することで、
端末装置3がPC5であっても携帯電話6であっても、
端末装置1から入力された音声メッセージを端末装置3
の所有者が聞くことができる。
【0054】なお、アクセス先情報に基づくVDMサー
バ2へのアクセスは、上記のように電子メールを受信し
た携帯電話6から行ってもよいし、例えば公衆電話や一
般加入電話から行ってもよく、上記の携帯電話6に限定
されるわけではない。
【0055】(2.VDMサーバの構成)次に、上記し
たVDMサーバ2の構成について説明する。図1に示す
ように、VDMサーバ2は、メールアドレス登録部11
(メールアドレス登録手段)と、メールアドレス特定部
12(メールアドレス特定手段)と、音声メッセージ録
音部13と、音声メッセージ格納部14と、メール作成
部15(メール作成手段)と、メール送信部16(メー
ル送信手段)と、音声メッセージ再生部17(音声メッ
セージ再生手段)と、制御部18とを備えている。これ
らは、バス19を介して互いに接続されている。
【0056】メールアドレス登録部11は、端末装置1
の利用者ごとに、複数の端末装置3の各メールアドレス
と、各メールアドレスに対応する言葉とを登録(記憶)
するものである。上記各メールアドレスに対応する言葉
とは、各メールアドレスに対応する送信先名称(端末装
置3の所有者名)や、上記各送信先名称のエイリアスを
含む概念である。ここで、上記エイリアスとは、個々の
送信先名称の代わり(別名、偽名)となる言葉であり、
例えば、、、…や、赤、緑、青…などがある。
【0057】つまり、メールアドレス登録部11には、
例えば、はAさんの端末装置3のメールアドレス、
はBさんの端末装置3のメールアドレス、はCさんの
端末装置3のメールアドレス、…というように、端末装
置1の利用者がよくアクセスする端末装置3の各メール
アドレスが送信先名称およびそのエイリアスと対応付け
られて記憶されていることになる。
【0058】メールアドレス特定部12は、端末装置1
にて、各メールアドレスに対応する言葉が発話されたと
きに、メールアドレス登録部11に登録された複数のメ
ールアドレスの中から、上記言葉に対応するメールアド
レスを特定し、抽出するものである。
【0059】例えば、端末装置1にて『ichiban
()』と発話されると、メールアドレス特定部12
は、メールアドレス登録部11に登録された複数のメー
ルアドレスの中から、に対応するメールアドレス、つ
まり、上記の例ではAさんの端末装置3のメールアドレ
スを特定し、抽出することになる。また、端末装置1に
て、上記した『ichiban 』の代わりに、『Aさん』と発
話した場合でも、メールアドレス特定部12は、上記と
同様にAさんの端末装置3のメールアドレスを特定し、
抽出することになる。
【0060】このように、メールアドレス登録部11
に、各メールアドレスに対応する言葉を登録しておくこ
とにより、端末装置1にて、そのような言葉を入力しさ
えすれば、送信先のメールアドレスがメールアドレス特
定部12により特定される。これにより、端末装置1の
所有者は、VDMサーバ2にアクセスするごとに端末装
置3のメールアドレスを逐一音声で入力する必要がなく
なり、音声入力する際の手間が省ける。また、メールア
ドレスの誤入力もなくなる。
【0061】また、メールアドレス登録部11に、各メ
ールアドレスのみならず、各メールアドレスに対応する
送信先名称のエイリアスを登録しておくことにより、端
末装置1の所有者は、そのエイリアスを発話すれば、メ
ールアドレス特定部12により、送信先のメールアドレ
スが特定される。つまり、この場合、端末装置1の所有
者は、送信先名称を発話しなくて済み、どのような人と
電子メールでやりとりしているのかを他人に知られず
に、電子メールのやりとりをすることができる。
【0062】また、メールアドレス特定部12は、端末
装置1から端末装置3のメールアドレスが音声で入力さ
れた場合には、入力された音声メッセージを音声認識
し、メールアドレスを特定することも可能となってい
る。
【0063】音声メッセージ録音部13は、端末装置1
から入力される音声メッセージを録音するものである。
また、音声メッセージ格納部14は、音声メッセージ録
音部13にて録音された音声メッセージをデジタルデー
タに変換して格納するものである。
【0064】したがって、音声メッセージ録音部13と
音声メッセージ格納部14とで、端末装置1から入力さ
れた音声メッセージを格納する音声メッセージ格納手段
が構成される。
【0065】音声メッセージ格納部14は、音声メッセ
ージの送信先の端末装置3の種類に関係なく、上記音声
メッセージを格納するようにしてもよいし、次に説明す
るメール作成部15が、上記送信先の端末装置3が携帯
電話6であると判断した場合に限り、上記音声メッセー
ジを格納するようにしてもよい。
【0066】メール作成部15は、メールアドレス特定
部12によって特定された端末装置3のメールアドレス
に基づいて、端末装置3がPC5であるか携帯電話6で
あるかを判断する。例えば、端末装置3がPC5であれ
ば、そのメールアドレスには、インターネット接続サー
ビスを契約している各種プロバイダーに対応する文字
(アルファベット)が入っている。また、端末装置3が
携帯電話6であれば、そのメールアドレスには、各携帯
電話会社に対応する文字(アルファベット)が入ってい
る。したがって、メール作成部15は、メールアドレス
の中のそのような文字の有無を判断することによって、
端末装置3の種類(PC5であるか携帯電話6である
か)を確実に判断することができる。
【0067】このように、メール作成部15が端末装置
3の種類を判断するのは、端末装置3に音声メッセージ
を送信すべきか否かを判断するためである。つまり、端
末装置3がPC5である場合には、PC5は音声ファイ
ルを展開できるので、メール作成部15は、上記音声メ
ッセージを送信すべきであると判断する。一方、端末装
置3が携帯電話6である場合には、携帯電話6は音声フ
ァイルを展開できないので、メール作成部15は、上記
音声メッセージを送信すべきでないと判断する。
【0068】また、メール作成部15は、上記のように
して判断される端末装置3の種類に応じた電子メールを
作成する。具体的には、送信先の端末装置3が音声ファ
イルを展開できるPC5である場合には、メール作成部
15は、端末装置1から入力された音声メッセージを音
声ファイルとして添付した電子メールを作成する。一
方、送信先の端末装置3が音声ファイルを展開できない
携帯電話6である場合には、メール作成部15は、携帯
電話6からVDMサーバ2にアクセスするのに必要な情
報(例えばVDMサーバ2の電話番号)と、音声メッセ
ージ有りという情報とを含む電子メールを作成する。
【0069】メール送信部16は、メール作成部15に
て作成された電子メールを、メールアドレス特定部12
によって特定されたメールアドレスを有する端末装置3
に送信するものである。
【0070】音声メッセージ再生部17は、電子メール
に含まれるアクセス先情報に基づくアクセスがあったと
きに、音声メッセージ格納部14に格納された、携帯電
話6の所有者に提供すべき音声メッセージを再生するも
のである。音声メッセージ格納部14には、上述したよ
うにデジタルデータが格納されているが、音声メッセー
ジ再生部17にて、このデジタルデータを復元すること
によって、端末装置1にて入力された音声メッセージを
再現することができる。
【0071】制御部18は、端末装置1または端末装置
3に音声による指示を出したり、端末装置1または端末
装置3からの音声による指示を認識して、その指示に基
づいて上記したVDMサーバ2の各部の動作を制御す
る。
【0072】また、制御部18は、端末装置1(加入電
話/携帯電話)や端末装置3(携帯電話6)からVDM
サーバ2に電話がかかってきたときに、ナンバーディス
プレイによる発信者番号通知サービスにより、端末装置
1や端末装置3の認証を行ったり、音声メッセージ格納
部14に格納されている上記端末装置3に提供すべき音
声メッセージの格納件数(端末装置1からの音声メッセ
ージの受信件数)を端末装置3に提供する機能も有して
いる。
【0073】(3.動作)次に、本発明に係る音声メッ
セージ提供システムにおける動作について説明する。基
本的な流れは、図2のフローチャートに示す通りであ
る。なお、ここでは、端末装置1または端末装置3の携
帯電話6でVDMサーバ2にアクセスする場合について
説明する。なお、VDMサーバ2から端末装置3のPC
5へは音声メッセージを添付した電子メールが送信され
るので、音声メッセージを聞くために、PC5からVD
Mサーバ2にアクセスすることはない。
【0074】まず、端末装置1や端末装置3からVDM
サーバ2に電話がかかってくると、VDMサーバ2の制
御部18は、端末装置1や端末装置3の発信者番号を確
認し、認証を行う(S1)。次に、制御部18は、VD
Mサーバ2にアクセスしてきたのが端末装置3であれ
ば、VDMサーバ2の音声メッセージ格納部14に格納
されている音声メッセージの格納件数を端末装置3に送
信する(S2)。
【0075】次に、制御部18は、端末装置1による音
声メッセージの送信か、端末装置3による音声メッセー
ジの受信か、処理の終了か、いずれの処理を選択するか
のメッセージを、端末装置1または端末装置3に音声で
送る(S3)。
【0076】ここで、音声メッセージの送信が選択され
た場合には(S4)、端末装置1とVDMサーバ2との
間で、個別の音声メッセージを送信するためのやりとり
が行われる(S5)。なお、音声メッセージの送信に関
する、端末装置1とVDMサーバ2との間でのやりとり
の詳細については後述する。
【0077】一方、音声メッセージの受信が選択された
場合には(S6)、VDMサーバ2の制御部18は、音
声メッセージ格納部14に格納されている音声メッセー
ジのメッセージリストを端末装置3に送信する(S
7)。その後、このメッセージリストに基づいて、VD
Mサーバ2と端末装置3との間で、個別の音声メッセー
ジを受信するためのやりとりが行われる(S8)。な
お、音声メッセージの受信に関する、VDMサーバ2と
端末装置3との間でのやりとりの詳細については後述す
る。
【0078】S8の後、VDMサーバ2の制御部18
は、メニューに戻るか否かを端末装置3に音声で確認す
る(S9)。その結果、端末装置3からメニューに戻る
との返答が端末装置3からあった場合には、S3以降の
動作が繰り返される。一方、S9にて、そのまま処理を
実行するとの返答が端末装置3からあった場合には、制
御部18は、全件の音声メッセージの受信が終了したか
を端末装置3に音声で確認する(S10)。なお、上記
のS9の処理は省略してもよい。
【0079】S10にて、上記全件の受信が終了したと
の返答が端末装置3からあった場合には、再びS3に戻
り、S3以降の動作が繰り返される。一方、S10に
て、上記全件の受信が終了していないとの返答が端末装
置3からあった場合には、S8に戻り、S8以降の動作
が繰り返される。
【0080】また、S6にて、音声メッセージの受信が
選択されなかった場合には、処理の終了が選択されたも
のとして、本システムにおける処理を終了する。
【0081】(3−1.音声メッセージ送信処理)次
に、音声メッセージの送信に関する、端末装置1とVD
Mサーバ2との間でのやりとりの詳細について、図3に
基づいて説明する。
【0082】まず、端末装置1の所有者(例えばPさ
ん)が、端末装置1からVDMサーバ2に電話をかける
(S11)。すると、VDMサーバ2の制御部18は、
『「ボイスでメール」メッセージサービスです。』と発
話すると共に、ナンバーディスプレイによる端末装置1
の認証を行う。そして、認証の結果に問題がなく、音声
メッセージの送信処理が選択された場合には、制御部1
8は、『Pさんがメッセージを送りたい方の登録名をお
っしゃって下さい。』のような、送信先の発話を促す指
示を端末装置1に出す(S12)。
【0083】制御部18がこの指示を出した後、所定時
間経過しても端末装置1から送信先が音声で入力されな
かったり、送信先が音声で入力されても、その音声を認
識できなかったときは、制御部18は、『聞き取ること
ができませんでした。登録名をもう一度おっしゃって下
さい。』のような、送信先の再発話を促す指示を端末装
置1に出す。
【0084】端末装置1の所有者が、上記指示を受け
て、『ichiban 』と送信先を発話すると(S13)、制
御部18は、番と発話されたことを認識し、この認識
結果を受けて、VDMサーバ2のメールアドレス特定部
12は、メールアドレス登録部11に登録されている
番に対応するメールアドレスと送信先名称(例えばAさ
んという登録者名)とを抽出する。そして、制御部18
は、『Aさん1名で宜しいですか。』というように発話
し、送信先を確認する(S14)。そして、送信先が適
切であれば、端末装置1の所有者は『はい』を発話し、
送信先が不適切な場合、あるいは、送信先が複数ある場
合は、端末装置1の所有者は『いいえ』を発話する(S
15)。
【0085】ここで、端末装置1の所有者の応答が『い
いえ』の場合は、制御部18は、『メッセージを送りた
い方の登録名をもう一度おっしゃって下さい。』、『2
名以上の方に同時に送りたい場合は、2名の登録名を続
けておっしゃってください。』、『一度に最大4名まで
指定することができます。』、『5名以上を指定したい
場合は、まず、最初に4名分をおっしゃって下さい。4
名を認識したあとで、続けて5人目以降を指定するかど
うかを確認します。』という各メッセージを、適当な間
隔をあけて順に発話し、送信先の再発話を促す。
【0086】その結果、端末装置1の所有者が『ichiba
n ()、niban ()』と発話すると、制御部18
は、番、番と発話されたことを認識し、この認識結
果を受けて、VDMサーバ2のメールアドレス特定部1
2は、メールアドレス登録部11に登録されている番
および番に対応するメールアドレスと送信先名称(例
えばAさん、Bさんという登録者名)とをそれぞれ抽出
する。そして、制御部18は、『Aさん、Bさんの2名
で宜しいですか。』というように発話し、送信先を再度
確認する。送信先が不適切な場合は、端末装置1の所有
者は『いいえ』を発話し、この入力結果を受けて、制御
部18は、上記と同様の処理を繰り返すことになる。
【0087】一方、送信先が適切であれば、端末装置1
の所有者は『はい』を発話する。すると、制御部18
は、上記の『はい』を認識し、この結果を受けて、『A
さん、Bさんへのメッセージを30秒以内でおっしゃっ
て下さい。』と発話し、メッセージの入力を指示する
(S16)。
【0088】そして、端末装置1の所有者が音声メッセ
ージを入力すると(S17)、音声メッセージ録音部1
3が上記音声メッセージを録音し、音声メッセージ格納
部14が上記音声メッセージを格納する。そして、制御
部18は、『今のメッセージを送信する場合は、「送
信」とおっしゃって下さい。』、『今のメッセージを確
認する場合は、「確認」とおっしゃって下さい。』、
『今のメッセージを入れ直す場合は、「やり直し」とお
っしゃって下さい。』、『今のメッセージを送らずに処
理を終了する場合は、「終了」とおっしゃて下さい。』
という各メッセージを、適当な間隔をあけて順に発話す
る(S18)。そして、端末装置1の所有者により、所
定の処理が選択されると(S19)、VDMサーバ2
は、選択された処理を実行することになる(S20)。
【0089】例えば、端末装置1の所有者により、『送
信』が発話された場合には、制御部18の制御により、
メール作成部15が端末装置3の種類に応じた電子メー
ルを作成し、メール送信部16が上記電子メールを端末
装置3に送信する。つまり、端末装置3がPC5であれ
ば、メール作成部15は、端末装置1から上記音声メッ
セージを音声ファイルとして添付した電子メールを作成
する。一方、端末装置3が携帯電話6である場合には、
メール作成部15は、VDMサーバ2の電話番号と、音
声メッセージ有りという情報とを含む電子メールを作成
する。そして、メール送信部16は、メール作成部15
にて作成された電子メールを、Aさん、Bさんの各メー
ルアドレスに対応する端末装置3にそれぞれ送信する。
そして、電子メールの送信が完了すると、制御部18
は、『Aさん、Bさんに電子メールを送信しました。ご
利用ありがとうございました。』というメッセージを端
末装置1に発話する。
【0090】また、端末装置1の所有者により、『確
認』が発話された場合には、音声メッセージ再生部17
は、音声メッセージ録音部13にて録音された音声メッ
セージを再生し、端末装置1の所有者にメッセージの確
認をとる。
【0091】また、端末装置1の所有者により、『やり
直し』が発話された場合には、制御部18は、『Aさ
ん、Bさんへのメッセージを30秒以内でおっしゃって
下さい。』と発話し、メッセージの再発話を指示する。
【0092】メッセージの確認または再発話後は、S1
8以降の処理が繰り返されることになる。
【0093】また、端末装置1の所有者により、『終
了』が発話された場合には、制御部18は、一連の処理
を終了する。
【0094】(3−2.音声メッセージ受信処理)次
に、音声メッセージの受信に関する、端末装置3とVD
Mサーバ2との間でのやりとりの詳細について、図4に
基づいて説明する。
【0095】VDMサーバ2からの音声メッセージあり
の電子メールを端末装置3としての携帯電話6が受信す
ると、携帯電話6の所有者(例えばAさん)は、受信し
た電子メールに含まれているアクセス先情報(VDMサ
ーバ2の電話番号)をもとにVDMサーバ2に電話をか
ける(S21)。すると、VDMサーバ2の制御部18
は、『「ボイスでメール」メッセージサービスです。』
と発話すると共に、ナンバーディスプレイによる携帯電
話6の認証を行う。そして、認証の結果に問題がなく、
音声メッセージの受信処理が選択された場合には、制御
部18は、『PさんとQさんから、Aさんにメッセージ
が届いています。』というようにメッセージリストを読
み上げ、さらに『Pさんからのメッセージをお聞きにな
りますか。』と発話し、メッセージを聞くかどうかの確
認を行う(S22)。
【0096】この結果、携帯電話6の所有者が『はい』
を発話すると(S23)、制御部18は、その『はい』
を認識し、その結果を受けて、音声メッセージ再生部1
7が、音声メッセージ格納部14に格納されている音声
メッセージを再生する(S24)。
【0097】音声メッセージの再生が終了すると、制御
部18は、次に、『今のメッセージに返信する場合は、
「返信」とおっしゃって下さい。』、『今のメッセージ
をもう一度お聞きになる場合は、「もう一度」とおっし
ゃって下さい。』、『次のメッセージをお聞きになる場
合は、「次へ」とおっしゃって下さい。』、『処理を終
了する場合は、「終了」とおっしゃって下さい。』とい
う各メッセージを、適当な間隔をあけて順に発話する
(S25)。そして、携帯電話6の所有者により、所定
の処理が選択されると(S26)、VDMサーバ2は、
選択された処理を実行することになる(S27)。
【0098】例えば、S26にて、『返信』が発話され
た場合には、制御部18は、『Pさんへのメッセージを
30秒以内でおっしゃって下さい。』と発話し、メッセ
ージの入力を指示する。
【0099】また、『もう一度』が発話された場合に
は、音声メッセージ再生部17が、上記と同じ音声メッ
セージをもう一度再生する。また、『次へ』が発話され
た場合には、音声メッセージ再生部17が、音声メッセ
ージ格納部14に格納されている別の音声メッセージを
再生する。また、『終了』が発話された場合には、制御
部18は、一連の処理を終了する。
【0100】ここで、S26にて、『返信』が選択され
た場合には、以下の処理が実行される。携帯電話6の所
有者が返信用の音声メッセージを入力すると、音声メッ
セージ録音部13が上記音声メッセージを録音し、音声
メッセージ格納部14が上記音声メッセージを格納す
る。そして、制御部18は、『今のメッセージを送信す
る場合は、「送信」とおっしゃって下さい。』、『今の
メッセージを確認する場合は、「確認」とおっしゃって
下さい。』、『今のメッセージを入れ直す場合は、「や
り直し」とおっしゃって下さい。』、『今のメッセージ
を送らずに、次の音声メッセージの再生へ進む場合は、
「次へ」とおっしゃって下さい。』、『今のメッセージ
を送らずに処理を終了する場合は、「終了」とおっしゃ
て下さい。』という各メッセージを、適当な間隔をあけ
て順に発話する。そして、端末装置1の所有者により、
所定の処理が選択されると、VDMサーバ2は、選択さ
れた処理を実行することになる。
【0101】例えば、携帯電話6の所有者により、『送
信』が発話された場合には、制御部18の制御により、
メール作成部15が端末装置1の種類に応じた電子メー
ルを作成し、メール送信部16が上記電子メールを端末
装置1に送信する。ここでは、端末装置1としては加入
電話や携帯電話を想定しているので、メール作成部15
は、アクセス先情報(VDMサーバ2の電話番号)と、
音声メッセージ有りという情報とを含む電子メールを作
成する。そして、メール送信部16は、メール作成部1
5にて作成された電子メールを返信先(Pさん)の端末
装置1に送信する。なお、このとき、返信先である端末
装置1のメールアドレスは、端末装置1から端末装置3
への電子メールの送信時に、メールアドレス特定部12
によって把握されている。
【0102】そして、電子メールの送信が完了すると、
制御部18は、『Pさんに電子メールを返信しました。
続いて、Qさんからのメッセージをお聞きになります
か。』というメッセージを端末装置3に発話する。
【0103】このとき、携帯電話6の所有者が『はい』
を発話すると、制御部18は、音声メッセージ格納部1
4に格納されたQさんの音声メッセージを音声メッセー
ジ再生部17に再生させる。携帯電話6の所有者が『い
いえ』を発話した場合、および、音声メッセージの再生
が全て終了した場合は、制御部18は、『メッセージは
これで全てです。ご利用ありがとうございました。』と
発話し、一連の処理を終了する。
【0104】一方、携帯電話6の所有者により、『確
認』が発話された場合には、音声メッセージ再生部17
は、音声メッセージ録音部13にて録音された音声メッ
セージを再生し、携帯電話6の所有者にメッセージの確
認をとる。
【0105】また、携帯電話6の所有者により、『やり
直し』が発話された場合には、制御部18は、『Pさん
へのメッセージを30秒以内でおっしゃって下さい。』
と発話し、メッセージの再発話を指示する。
【0106】また、携帯電話6の所有者により、『次
へ』が発話された場合には、制御部18の制御により、
音声メッセージ再生部17が、音声メッセージ格納部1
4に格納された別の音声メッセージを再生する。また、
携帯電話6の所有者により、『終了』が発話された場合
には、制御部18は、一連の処理を終了する。
【0107】メッセージの確認および再発話後は、『送
信』、『確認』、『やり直し』、『次へ』、『終了』の
いずれかの選択がなされ、その後は、上記と同様の処理
が繰り返されることになる。
【0108】(4.本実施形態の効果)以上のように、
端末装置1から音声メッセージが入力された場合、VD
Mサーバ2が端末装置3の種類に応じた電子メールを作
成し、端末装置3がこの電子メールの内容に応じた処理
を行う。つまり、端末装置3がPC5であれば、PC5
は、受信した電子メールに添付された音声ファイルを展
開する。一方、端末装置3が携帯電話6であれば、受信
した電子メールに含まれるアクセス先情報に基づいて、
例えば携帯電話6からVDMサーバ2にアクセス(例え
ば電話)する。この場合、VDMサーバ2にて音声メッ
セージが再生される。したがって、端末装置3がPC5
であっても携帯電話6であっても、端末装置1から入力
された音声メッセージを端末装置3にて聞くことができ
る。
【0109】また、端末装置1に入力されるのは、テキ
スト形式のデータではなく、音声であるので、VDMサ
ーバ2にて音声合成を行う必要がない。したがって、音
声合成による機械的で無機質な音でメッセージが伝えら
れるというようなことがなく、入力者の音声をそのまま
反映したメッセージを端末装置3に提供することができ
る。また、メッセージ入力者の肉声が使えるため、メッ
セージ入力者の気持ちが相手に伝わりやすいという効果
がある。
【0110】また、本システムでは音声合成を行わない
ため、音声合成の際のデータの読み取りの誤りを考える
必要はなくなり、また、システム自体を簡素化すること
もできる。
【0111】また、音声メッセージを送るときは、端末
装置1はVDMサーバ2とやりとりするのみであり、端
末装置3と直接やりとりしない。しかも、VDMサーバ
2から端末装置3へは電子メールが送信されるだけであ
り、音声メッセージの入力時に、電話をかけるときのよ
うに端末装置3の所有者を呼び出すということもない。
したがって、メッセージ入力者は、相手に気を使わずに
気軽に音声メッセージを入力することができる。
【0112】また、将来、音声ファイルを展開できる携
帯電話6が登場するようになったときには、そのような
携帯電話6を上記したPC5(第1の端末装置)と同様
に扱うことで本発明を適用することができる。また、将
来、携帯電話6で動画が再生できるようになったとき、
本システムでは携帯電話6への動画の配信も可能であ
る。
【0113】なお、本実施形態では、端末装置1を加入
電話や携帯電話で構成した場合について説明したが、端
末装置1をPCで構成することも可能である。この場
合、端末装置1としてのPCは、入力された音声メッセ
ージをデジタルデータに変換する機能を有していること
が必要であり、さらに、このデジタルデータを圧縮する
機能を有していることが好ましい。このように端末装置
1としてPCを用いることにより、上述した音声メッセ
ージの代わりに画像(静止画/動画)や音楽を送信する
こともできる。
【0114】また、本システムで用いるPCにビデオカ
メラを搭載すれば、Video De Mailを提供することがで
きる。
【0115】(5.音声メッセージ提供プログラムおよ
び記録媒体)以上で説明したVDMサーバ2での処理
は、プログラムで実現することが可能である。このプロ
グラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納
されている。本発明では、この記録媒体として、VDM
サーバ2で処理が行われるために必要な図示していない
メモリ(例えばROMそのもの)であってもよいし、ま
た図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み
取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで
読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0116】上記いずれの場合においても、格納されて
いるプログラムはマイクロプロセッサ(図示せず)のア
クセスにより実行される構成であってもよいし、格納さ
れているプログラムを読み出し、読み出したプログラム
を図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロー
ドすることにより、そのプログラムが実行される構成で
あってもよい。この場合、ダウンロード用のプログラム
は予め本体装置に格納されているものとする。
【0117】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)
ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−R
OM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク
系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等の
カード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEP
ROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0118】また、本発明においては、インターネット
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であ
ることから、通信ネットワークからプログラムをダウン
ロードするように流動的にプログラムを担持する媒体で
あってもよい。なお、このように通信ネットワークから
プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロ
ード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あ
るいは別な記録媒体からインストールされるものであっ
てもよい。
【0119】なお、記録媒体に格納されている内容とし
てはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0120】
【発明の効果】本発明に係る音声メッセージ提供装置
は、以上のように、入力側端末装置から入力された音声
メッセージを出力側端末装置に提供する音声メッセージ
提供装置であって、上記入力側端末装置から入力された
音声メッセージを格納する音声メッセージ格納手段と、
上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第1の
端末装置である場合には、上記音声メッセージ格納手段
に格納された音声メッセージを音声ファイルとして添付
した電子メールを作成する一方、上記出力側端末装置が
音声ファイルを展開できない第2の端末装置である場合
には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成する
メール作成手段と、上記各電子メールを対応する出力側
端末装置に送信するメール送信手段と、上記アクセス先
情報に基づくアクセスがあった場合に、上記音声メッセ
ージ格納手段に格納された音声メッセージを再生する音
声メッセージ再生手段とを備えている構成である。
【0121】また、本発明に係る音声メッセージ提供方
法は、以上のように、入力側端末装置から入力された音
声メッセージを出力側端末装置に提供する音声メッセー
ジ提供方法であって、上記入力側端末装置から入力され
た音声メッセージを音声メッセージ格納手段に格納する
ステップと、(メール作成手段が、)上記出力側端末装
置が音声ファイルを展開できる第1の端末装置である場
合には、上記音声メッセージ格納手段に格納された音声
メッセージを音声ファイルとして添付した電子メールを
作成する一方、上記出力側端末装置が音声ファイルを展
開できない第2の端末装置である場合には、アクセス先
情報を記載した電子メールを作成するステップと、(メ
ール送信手段が)上記各電子メールを対応する出力側端
末装置に送信するステップと、(音声メッセージ再生手
段が)上記アクセス先情報に基づくアクセスがあった場
合に、上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メ
ッセージを再生するステップとを有している構成であ
る。
【0122】それゆえ、出力側端末装置の種類に応じた
電子メールがメール作成手段にて作成され、この電子メ
ールの内容に応じた処理を出力側端末装置が行うこと
で、出力側端末装置が第1の端末装置であっても第2の
端末装置であっても、入力側端末装置から入力された音
声メッセージを聞くことができる。したがって、上記構
成によれば、相手の出力側端末装置の種類に関係なく、
出力側端末装置に音声メッセージを確実に提供すること
ができる。
【0123】また、入力側端末装置からは、従来のシス
テムのようなテキスト形式のデータではなく、音声メッ
セージが入力され、この音声メッセージが音声ファイル
として第1の端末装置に提供され、第1の端末装置にて
再生されたり、音声メッセージ再生手段にて再生された
りする。つまり、従来のシステムのような音声合成とい
う処理は一切ない。その結果、入力者の音声をそのまま
反映した音声メッセージを出力側端末装置にて得ること
ができる。つまり、入力者の気持ちをそのまま込めた音
声メッセージを出力側端末装置に提供することができ
る。
【0124】さらに、音声メッセージの入力のやりとり
は、入力側端末装置と音声メッセージ提供装置との間で
なされるのみであり、入力側端末装置が直接、出力側端
末装置とやりとりすることがない。また、音声メッセー
ジ提供装置から出力側端末装置へは、電子メールが送信
されるだけであり、音声メッセージ提供装置が出力側端
末装置を呼び出すということもない。したがって、メッ
セージ入力者は、通常の電子メールを送るときのような
気軽さで(相手に気兼ねせずに)、入力側端末装置にて
音声メッセージを入力することができるという効果を併
せて奏する。
【0125】本発明に係る音声メッセージ提供プログラ
ムは、以上のように、入力側端末装置から入力された音
声メッセージを出力側端末装置に提供する音声メッセー
ジ提供プログラムであって、上記入力側端末装置から入
力された音声メッセージを格納する手段と、上記出力側
端末装置が音声ファイルを展開できる第1の端末装置で
ある場合には、上記音声メッセージ格納手段に格納され
た音声メッセージを音声ファイルとして添付した電子メ
ールを作成する一方、上記出力側端末装置が音声ファイ
ルを展開できない第2の端末装置である場合には、アク
セス先情報を記載した電子メールを作成する手段と、上
記各電子メールを対応する出力側端末装置に送信する手
段と、上記アクセス先情報に基づくアクセスがあった場
合に、上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メ
ッセージを再生する手段としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムである構成である。
【0126】それゆえ、上記音声メッセージ提供プログ
ラムをコンピュータが実行することにより、上記した本
発明の音声メッセージ提供方法を実現することが可能と
なるという効果を奏する。
【0127】本発明に係る音声メッセージ提供プログラ
ムを記録した記録媒体は、以上のように、上述した本発
明の音声メッセージ提供プログラムをコンピュータにて
読み取り可能に記録してなる構成である。
【0128】それゆえ、記録媒体に記録されている音声
メッセージ提供プログラムをコンピュータが読み取って
実行することにより、本発明の音声メッセージ提供方法
を実現することが可能となるという効果を奏する。
【0129】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
以上のように、複数の出力側端末装置の各メールアドレ
スと、各メールアドレスに対応する言葉とを登録するメ
ールアドレス登録手段と、上記入力側端末装置にて、上
記言葉が発話されたときに、上記メールアドレス登録手
段に登録された複数のメールアドレスの中から、上記言
葉に対応するメールアドレスを特定し、抽出するメール
アドレス特定手段とを備え、上記メール送信手段は、上
記メールアドレス特定手段によって特定されたメールア
ドレスを有する出力側端末装置に、上記メール作成手段
が作成した電子メールを送信する構成である。
【0130】それゆえ、音声メッセージの入力者は、出
力側端末装置のメールアドレスを逐一音声で入力する必
要がなくなり、音声入力する際の手間を省くことができ
る。また、メールアドレスの誤入力もなくすことができ
るという効果を奏する。
【0131】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
以上のように、上記メールアドレスに対応する言葉に
は、各メールアドレスに対応する出力側端末装置の所有
者名のエイリアスが含まれている構成である。
【0132】それゆえ、音声メッセージの入力者は、出
力側端末装置の所有者名を発話しなくても済み、どのよ
うな人と電子メールでやりとりしているのかを他人に知
られるのを防止することができるという効果を奏する。
【0133】本発明に係る音声メッセージ提供装置は、
以上のように、上記メール作成手段は、上記メールアド
レス特定手段によって特定されたメールアドレスに基づ
いて、上記出力側端末装置が上記第1の端末装置である
か上記第2の端末装置であるかを判断し、その判断結果
に基づいて電子メールを作成する構成である。
【0134】第1の端末装置としての例えばPCのメー
ルアドレスには、インターネット接続サービスを契約し
ている各種プロバイダーに対応する文字が入っている。
一方、第2の端末装置としての携帯電話のメールアドレ
スには、各携帯電話会社に対応する文字が入っている。
したがって、メール作成手段は、メールアドレスの中の
そのような文字の有無を判断することによって、出力側
端末装置の種類を確実に判断することができるという効
果を奏する。
【0135】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、以上のように、上述した音声メッセージ提供装置
と、上記音声メッセージ提供装置に音声メッセージを入
力する入力側端末装置と、上記音声メッセージ提供装置
から送信される電子メールを受信する出力側端末装置と
を通信回線を介して接続してなる構成である。
【0136】それゆえ、上記音声メッセージ提供装置で
は、出力側端末装置の種類に応じた電子メールが作成さ
れ、上記電子メールが出力側端末装置に送信される。し
たがって、出力側端末装置では、受信した電子メールの
内容に応じた処理を行うことで、入力側端末装置から入
力された音声メッセージを聞くことができる。つまり、
出力側端末装置の種類に関係なく、出力側端末装置に音
声メッセージを確実に提供することができる。
【0137】また、入力側端末装置からは音声メッセー
ジが入力されるので、従来のシステムのような音声合成
という処理を行わなくても済む。その結果、入力者の音
声をそのまま反映した音声メッセージを出力側端末装置
にて得ることができる。つまり、入力者の気持ちをその
まま込めた音声メッセージを出力側端末装置に提供する
ことができる。
【0138】さらに、音声メッセージの入力のやりとり
は、入力側端末装置と音声メッセージ提供装置との間で
なされるのみであり、入力側端末装置が直接、出力側端
末装置とやりとりすることがない。また、音声メッセー
ジ提供装置は、出力側端末装置に電子メールを送信する
構成であり、出力側端末装置の所有者を呼び出すことは
ない。したがって、メッセージ入力者は、通常の電子メ
ールを送るときのような気軽さで(相手に気兼ねせず
に)、入力側端末装置にて音声メッセージを入力するこ
とができるという効果を奏する。
【0139】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、以上のように、上記出力側端末装置は、パーソナル
コンピュータ(PC)である構成である。
【0140】それゆえ、PCに送信される電子メールに
添付されている音声ファイルを展開することで、PCの
所有者は、音声ファイルの中の音声メッセージを聞くこ
とができるという効果を奏する。
【0141】本発明に係る音声メッセージ提供システム
は、以上のように、上記出力側端末装置は、携帯電話で
ある構成である。
【0142】それゆえ、携帯電話が受信した電子メール
に含まれるアクセス先情報をもとにして、携帯電話から
音声メッセージ提供装置にアクセスすることによって、
携帯電話の所有者は、音声メッセージ再生手段により再
生される音声メッセージを聞くことができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声メッセージ提供システムおよ
び音声メッセージ提供装置としてのVDMサーバの概略
の構成を示すブロック図である。
【図2】上記音声メッセージ提供システムでの大まかな
動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】上記音声メッセージ提供システムを構成する入
力側端末装置と上記VDMサーバとの間でのやりとりを
示す説明図である。
【図4】上記音声メッセージ提供システムを構成する出
力側端末装置と上記VDMサーバとの間でのやりとりを
示す説明図である。
【符号の説明】
1 端末装置(入力側端末装置) 2 VDMサーバ(音声メッセージ提供装置) 3 端末装置(出力側端末装置) 4 通信回線 5 PC(出力側端末装置、第1の端末装置) 6 携帯電話(出力側端末装置、第2の端末装置) 11 メールアドレス登録部(メールアドレス登録手
段) 12 メールアドレス特定部(メールアドレス特定手
段) 13 音声メッセージ録音部(音声メッセージ格納手
段) 14 音声メッセージ格納部(音声メッセージ格納手
段) 15 メール作成部(メール作成手段) 16 メール送信部(メール送信手段) 17 音声メッセージ再生部(音声メッセージ再生手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/53 H04M 3/53 (72)発明者 松並 憲示 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5K015 GA02 5K024 AA72 BB05 CC01 CC11 DD01 EE09 FF06 GG12 5K030 GA16 HA06 HB01 HC01 HC09 JL01 KA01 KA06 KA13 LD11 LE11 MB18 5K051 AA08 BB01 CC01 CC07 DD01 DD15 JJ16 5K101 KK05 MM07 NN07 NN15 NN21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側端末装置から入力された音声メッセ
    ージを出力側端末装置に提供する音声メッセージ提供装
    置であって、 上記入力側端末装置から入力された音声メッセージを格
    納する音声メッセージ格納手段と、 上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第1の
    端末装置である場合には、上記音声メッセージ格納手段
    に格納された音声メッセージを音声ファイルとして添付
    した電子メールを作成する一方、上記出力側端末装置が
    音声ファイルを展開できない第2の端末装置である場合
    には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成する
    メール作成手段と、 上記各電子メールを対応する出力側端末装置に送信する
    メール送信手段と、 上記アクセス先情報に基づくアクセスがあった場合に、
    上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メッセー
    ジを再生する音声メッセージ再生手段とを備えているこ
    とを特徴とする音声メッセージ提供装置。
  2. 【請求項2】複数の出力側端末装置の各メールアドレス
    と、各メールアドレスに対応する言葉とを登録するメー
    ルアドレス登録手段と、 上記入力側端末装置にて、上記言葉が発話されたとき
    に、上記メールアドレス登録手段に登録された複数のメ
    ールアドレスの中から、上記言葉に対応するメールアド
    レスを特定し、抽出するメールアドレス特定手段とを備
    え、 上記メール送信手段は、上記メールアドレス特定手段に
    よって特定されたメールアドレスを有する出力側端末装
    置に、上記メール作成手段が作成した電子メールを送信
    することを特徴とする請求項1に記載の音声メッセージ
    提供装置。
  3. 【請求項3】上記メールアドレスに対応する言葉には、
    各メールアドレスに対応する出力側端末装置の所有者名
    のエイリアスが含まれていることを特徴とする請求項2
    に記載の音声メッセージ提供装置。
  4. 【請求項4】上記メール作成手段は、上記メールアドレ
    ス特定手段によって特定されたメールアドレスに基づい
    て、上記出力側端末装置が上記第1の端末装置であるか
    上記第2の端末装置であるかを判断し、その判断結果に
    基づいて電子メールを作成することを特徴とする請求項
    2または3に記載の音声メッセージ提供装置。
  5. 【請求項5】入力側端末装置から入力された音声メッセ
    ージを出力側端末装置に提供する音声メッセージ提供方
    法であって、 上記入力側端末装置から入力された音声メッセージを音
    声メッセージ格納手段に格納するステップと、 上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第1の
    端末装置である場合には、上記音声メッセージ格納手段
    に格納された音声メッセージを音声ファイルとして添付
    した電子メールを作成する一方、上記出力側端末装置が
    音声ファイルを展開できない第2の端末装置である場合
    には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成する
    ステップと、 上記各電子メールを対応する出力側端末装置に送信する
    ステップと、 上記アクセス先情報に基づくアクセスがあった場合に、
    上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メッセー
    ジを再生するステップとを有していることを特徴とする
    音声メッセージ提供方法。
  6. 【請求項6】入力側端末装置から入力された音声メッセ
    ージを出力側端末装置に提供する音声メッセージ提供プ
    ログラムであって、 上記入力側端末装置から入力された音声メッセージを格
    納する手段と、 上記出力側端末装置が音声ファイルを展開できる第1の
    端末装置である場合には、上記音声メッセージ格納手段
    に格納された音声メッセージを音声ファイルとして添付
    した電子メールを作成する一方、上記出力側端末装置が
    音声ファイルを展開できない第2の端末装置である場合
    には、アクセス先情報を記載した電子メールを作成する
    手段と、 上記各電子メールを対応する出力側端末装置に送信する
    手段と、 上記アクセス先情報に基づくアクセスがあった場合に、
    上記音声メッセージ格納手段に格納された音声メッセー
    ジを再生する手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムであることを特徴とする音声メッセージ提
    供プログラム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の音声メッセージ提供プロ
    グラムをコンピュータにて読み取り可能に記録してなる
    ことを特徴とする音声メッセージ提供プログラムを記録
    した記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項1ないし4のいずれかに記載の音声
    メッセージ提供装置と、 上記音声メッセージ提供装置に音声メッセージを入力す
    る入力側端末装置と、 上記音声メッセージ提供装置から送信される電子メール
    を受信する出力側端末装置とを通信回線を介して接続し
    てなることを特徴とする音声メッセージ提供システム。
  9. 【請求項9】上記出力側端末装置は、パーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項8に記載の音声メ
    ッセージ提供システム。
  10. 【請求項10】上記出力側端末装置は、携帯電話である
    ことを特徴とする請求項8に記載の音声メッセージ提供
    システム。
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