JP2002298607A - 視野照明装置 - Google Patents

視野照明装置

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JP2002298607A
JP2002298607A JP2001095540A JP2001095540A JP2002298607A JP 2002298607 A JP2002298607 A JP 2002298607A JP 2001095540 A JP2001095540 A JP 2001095540A JP 2001095540 A JP2001095540 A JP 2001095540A JP 2002298607 A JP2002298607 A JP 2002298607A
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imaging
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light source
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field illumination
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Mitsuhiko Yamada
光彦 山田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明方向を使用者が望む方向に自動的に制御で
き又使用者にとって抵抗感のない視野照明装置を提供す
ること。 【解決手段】視野照明装置において、カメラ10は所望
の照明領域付近に配置した基準マーカ21を撮像した撮
像位置22と、予め取得してある基準撮像位置12とを
比較して一致しているかどうかを判定手段81で判定す
る。ずれているときは、制御手段82がずれ量に応じ
て、光源を配置した基板42をX、Y方向に駆動モータ
で駆動させて光源の照明方向を変更させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭部または身体
に装着可能な照明部を備えた視野照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院の手術室においては、手術
すべき術部に影をつくることなく高い照度で明瞭に照明
するために、いわゆる無影灯と称される照明装置が使用
されている。しかし、このような照明装置は、照明装置
自体のコストやその冷却機構のコストが高く、また、多
数のスタッフが存在する場合や術部が上方を向いていな
い場合等においては術部を確実に照明することが困難に
なると言う問題がある。
【0003】このため、従来の無影灯にかわるものとし
て、あるいは、頭部等により影になる部分を集中的に照
明する補助照明として、フレームとヒンジを介して接続
されたテンプルを有するゴーグル型の眼鏡に照明機構を
備えた視野照明装置が提案されている。これらの視野照
明装置を術者の頭部に装着した場合には、術部を効率的
に照明することが可能となる。しかし、これらの装置で
は照明機構が術者の頭部に固定されているので、照明方
向を所望の方向に変更させることが困難である。このた
め術者の所望の方向に照明することができるように、照
明機構に照明方向を調節するための照明方向調節手段を
設けることが考えられる。しかしこの場合であっても、
術者が自ら手動で照明方向を調節する必要があり、手術
中においては調節が困難であった。そのため、視線方向
検出機構を用いて術者の視線方向を検出し、検出した視
線方向に照明機構の照明方向を変更する方法も提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような視
線方向検出機構では、術者の眼球に光を照射する照明機
構と、眼球からの反射光を検出する検出機構を用いて眼
球の視線方向を検出しなければならない。従って、装置
そのものが高価となり、制御それ自体も非常に複雑とな
る。さらに、眼球に常に光を照射するので場合によって
は術者に心理的負担を強いることもある。またこのよう
な視線方向検出機構を頭部に装着する場合は、視線方向
検出機構の重量が大きいので術者の負担が大きくなって
しまう。 本発明は、このような課題を解決するために
なされたもので、複雑で高価な装置を用いることなし
に、照明部の照明方向を術者が望む方向に自動的に制御
でき又使用者にとって抵抗感のない視野照明装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の視野照
明装置は、頭部に装着可能な照明部を備えた視野照明装
置において、照明部の光源と、該光源の照明方向を変更
する変更手段と、略照明方向の対象物を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段で撮像した前記対象物の撮像位置を
判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて
前記変更手段を制御して前記光源の照明方向を制御する
制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の視野照明装置は、請求項
1において、前記判定手段は、予め設定した基準撮像位
置と実際に撮像した撮像位置を比較してずれ量を検出す
る手段を、含む請求項1に記載の視野照明装置。
【0007】請求項3に記載の視野照明装置は、請求項
1ないし請求項2において、前記撮像手段が光電変換素
子を備えたカメラであることを特徴とする。請求項4に
記載の視野照明装置は、請求項1ないし請求項2におい
て、前記撮像手段がレンズとエリアCCDで構成される
ことを特徴とする。請求項5に記載の視野照明装置は、
請求項1ないし請求項2において、前記撮像手段がレン
ズと複数のホトセンサから構成されることを特徴とす
る。
【0008】請求項6に記載の視野照明装置は、請求項
1ないし請求項5において、前記光源が発光ダイオード
であることを特徴とする。
【0009】請求項7に記載の視野照明装置は、請求項
1ないし請求項5において、前記光源がハロゲンランプ
又はELパネルであることを特徴とする。請求項8に記
載の視野照明装置は、請求項1ないし請求項7におい
て、前記光源を複数個備えることを特徴とする。請求項
9に記載の視野照明装置は、請求項1ないし請求項8に
おいて、前記照明部を複数備えることを特徴とする。
【0010】請求項10に記載の視野照明装置は、請求
項1ないし請求項8において、前記照明部の光源を頭部
の中心に配置したことを特徴とする。請求項11に記載
の視野照明装置は、請求項1ないし請求項10におい
て、前記変更手段は、前記照明部の光源を水平方向およ
び垂直方向の各軸回りに回転駆動して、照明方向を変更
させることを特徴とする。請求項12に記載の視野照明
装置は、請求項1ないし請求項11において、前記撮像
手段が照明部に設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項13に記載の視野照明装置は、請求
項1ないし請求項11において、前記撮像手段が照明部
と異なった位置に設けられていることを特徴とする。請
求項14に記載の視野照明装置は、請求項1ないし請求
項12において、前記変更手段は、前記照明部の光源と
撮像手段を一体的に水平方向および垂直方向の各軸回り
に回転駆動して、照明方向と撮像方向を変更させること
を特徴とする。
【0012】請求項15に記載の視野照明装置は、請求
項1ないし請求項14において、前記撮像手段は対象物
として配置した基準マーカを撮像することを特徴とす
る。請求項16に記載の視野照明装置は、請求項15に
おいて、前記撮像手段は発光体で構成される基準マーカ
を撮像することを特徴とする。請求項17に記載の視野
照明装置は、請求項15ないし請求項16において、前
記撮像手段は特定のスペクトル光を撮像することを特徴
とする。
【0013】請求項18に記載の視野照明装置は、請求
項15ないし請求項17において、前記撮像手段で撮像
した基準マーカが、前記撮像手段の撮像領域外である
時、光源を消灯することを特徴とする。請求項19に記
載の視野照明装置は、請求項15ないし請求項18にお
いて、前記撮像手段で撮像した基準マーカが、前記撮像
手段の撮像領域外である時、前記制御手段をリセットす
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る頭
部に装着する視野照明の斜視図である。この視野照明装
置は、ヘッドベルト1と、照明部2と、ヘッドベルト固
定部3と、照明ケース5からなる。図2はその正面図
で、この照明部2の照明ケース5内に本発明の光源に該
当する複数個の発光ダイオード41と、本発明の撮像手
段に該当するレンズと撮像素子からなるカメラ10が収
納されている状態を示す。この複数個の発光ダイオード
41が、図3で示す基板42上に、5列7行になるよう
に矩形形状に配設した構成となっている。なお発光ダイ
オード41の替わりに高輝度の小型ハロゲンランプやE
Lパネルの光源を配設してもよい。そして、当該矩形形
状に配設した複数個の発光ダイオード41の中心部に本
発明のカメラ10を設けている。
【0015】図9、図10、図11は、上記複数の発光
ダイオード41とカメラ10を一体的に配設、搭載した
基板42を支持、回転させる機構を示すものである。図
9はその正面から見た基板42、第1の枠体63、第2
の枠体73の位置関係を示している。図10は基板42
と第1の枠体63の関係を示す斜視図で、複数個の発光
ダイオード41及びカメラ10を搭載した基板42は、
その外側に設けた第1の枠体63に対して支持軸61及
び支持軸62で保持されている。そして、片側の支持軸
61は駆動モータ(Yモータ)60の軸と連結してお
り、前記駆動モータ60を回転させることで複数個の発
光ダイオード41及びカメラ10を搭載した基板42を
軸心回りに垂直方向(Y方向)に回転させることができ
る。
【0016】図11はさらに、第1の枠体63と第1の
枠体63の外側に設けられる第2の枠体73との関係を
示す図である。図11のように、第1の枠体63は第2
の枠体73に対して支持軸72及び支持軸71で保持さ
れている。そして、片側の支持軸71は駆動モータ(X
モータ)70の軸と連結しており、前記駆動モータ70
を回転させることで第1の枠体63を軸心回りに水平方
向(X方向)に回転させることができる。前記したよう
に第1の枠体63には、支持軸を介して基板42が保持
されている。従って、複数個の発光ダイオード41及び
カメラ10を搭載した基板42が回転すると、複数個の
発光ダイオード41の照明方向が変更される。
【0017】図7は本発明の概略ブロック図を示すもの
で、本発明の対象物に該当する基準物体である基準マー
カ21を撮像するカメラ10、カメラ10を構成するレ
ンズ13及び撮像素子に該当する2次元CCD(エリア
CCD)11、2次元CCD11で撮像した基準マーカ
21の2次元CCD上の撮像位置にもとづいて、基準マ
ーカ21の撮像位置を判定する判定手段81と、判定手
段81内に設けられたずれ量検出手段83と、判定手段
81のメモリに格納された基準位置データ84と、判定
結果によって2次元CCD11の撮像方向及び複数個の
発光ダイオード41の照明方向を変更するための制御手
段82と、2次元CCD11の撮像方向及び複数個の発
光ダイオード41の照明方向をX方向、Y方向に変更す
るための本発明の変更手段を構成する駆動モータ70、
駆動モータ60の構成を示している。さらに、複数個の
発光ダイオード41、複数個の発光ダイオード41のO
N(点灯)、OFF(消灯)及び光量等を制御する光源
制御手段91、各部に電力を供給する電源90、及び外
部から光源のON、OFFを制御する光源制御信号93
をも示している。
【0018】以下に、複数個の発光ダイオード41の照
明方向の変更について詳細に説明する。図3は基板42
上に配設した複数個の発光ダイオード41が、照射光3
0を介して所望の照明領域20を照明している状態を示
すものである。本発明での対象物は照明領域20近傍に
配置した基準物体で例えば色紙やテープ等の基準マーカ
21を用い、カメラ10はこの色紙やテープ等の基準マ
ーカ21の像を撮像する。図4は基板42の斜め後ろ側
からみた図を示し、上記基準マーカ21からの反射光3
1が、カメラ10に入射することを示している。このよ
うに本発明では、基板42上に配設した複数個の発光ダ
イオード41の照明方向を変更するために、基準物体で
ある基準マーカ21の像を撮像して、2次元CCD11
上に投影された基準マーカ21の撮像位置と、予め設定
してある基準撮像位置12との相対位置関係を判定す
る。
【0019】そしてこの相対位置関係から複数個の発光
ダイオード41の照明方向を制御する。この制御につい
て図5をもとに説明する。図5はカメラ10の撮像素子
として2次元CCD11を用いた例を示している。な
お、この2次元CCD11の素子数は例えば400×3
00程度のものであるが、本図では簡略化して複数の素
子Q(3×3素子)から1つの桝目Pが形成されている
ものとする。図5では2次元CCD11、2次元CCD
11の撮像領域(撮像可能領域)15、基準マーカ21
の2次元CCD上の撮像位置(以下基準撮像位置12と
いう)をしめす。
【0020】つまり基準マーカ21を2次元CCD11
で撮像して、その撮像位置22が基準撮像位置12と一
致しているか否かを判定する。そして基準マーカ21の
撮像位置22が基準撮像位置12とずれているときは、
2次元CCD11の撮像方向をX方向、Y方向にずら
し、基準マーカ21の撮像位置22が基準撮像位置12
にくるように変更手段を制御する。
【0021】このとき、2次元CCD11は基板42に
複数個の発光ダイオード41とともに固設されて、一体
的に動くように形成されているので、2次元CCD11
の撮像方向を変更すると、同時に複数の発光ダイオード
41の照明方向も変更される。なお、基準マーカ21の
撮像位置22が基準撮像位置12と合致している場合
は、基準マーカ21と所定の距離だけ離れた位置に照明
領域の中心が来るように照明方向と撮像方向の関係が予
め定められている。従って、基準マーカ21の撮像位置
22を基準撮像位置12に合わせることで、常に基準マ
ーカ21と所定の距離だけ離れた位置に照明領域の中心
がくるようになる。
【0022】従って、視野照明装置の使用者が頭部を動
かした場合、その動きに追従して撮像方向すなわち照明
方向が変更されるので、常に視野照明装置の使用者が所
望する照明領域が照明される。例えば、照明領域の中心
部を術部とし、術部から所定距離離れた位置に基準マー
カ21を載置または貼付等しておけば、視野照明装置の
使用者が頭部を動かしても常に、光源は術部を照明する
ことができる。なお、この照明領域の中心と基準マーカ
21間の所定の距離は予め定めた複数個の発光ダイオー
ド41の照明方向と2次元CCD11の撮像方向の関係
から決めておけばよい。図5では、基準マーカ21の撮
像位置22が基準撮像位置12とずれている場合を示し
ているが、このずれの補正を図6のフローチャートをも
とに説明する。
【0023】ステップS1では、基準撮像位置12を求
める準備ステップである。この基準撮像位置12は例え
ば次のようにして求めることができる。まず使用者は照
明をしたい照明領域を特定するため、基準マーカ21を
所望の照明領域付近に貼付し、一旦図示しないリセット
スイッチを作動させる。このリセットスイッチを作動さ
せるとリセット信号85が制御手段82に供給される。
制御手段82はリセット信号85に応答して駆動モータ
を駆動させて、基板42がX、Y方向の原点位置(あら
かじめ設定してある基準位置)に来るように制御する。
次に、この状態で視野照明装置の使用者は照明されてい
る領域が所望の位置にきているかどうかを確認をする。
所望の領域である場合は基準マーカ21の撮像を行い、
そのときの2次元CCD11上に投影された基準マーカ
21の撮像位置を基準撮像位置12として求め、この位
置を基準位置データ84として判定手段81内のメモリ
に格納しておく。従って、基準マーカ21が撮像領域1
5内に投影されていれば、常に基準撮像位置12を得る
ことができる。以下のステップは実際に使用者がこの視
野照明装置を装着して使用する場合の、づれ補正に関す
るものである。
【0024】ステップS2では、カメラ10で基準マー
カ21の撮像を開始する。ステップS3では、カメラ1
0で基準マーカ21の実際の撮像を行い、当該基準マー
カ21の撮像が2次元CCDの撮像領域15内に入って
いるかどうかを判定する。なお、この判定は撮像領域1
5内にスッテプS1で求めた基準位置データ84と同じ
形状の撮像が存在するか否かで判定すればよい。基準マ
ーカ21の撮像が、2次元CCDの撮像領域15内に入
っているときは、スッテプS4に進み、入っていないと
きはステップ10に進む。ステップ4では基準マーカ2
1の2次元CCD11上の撮像位置22の位置データを
取得して判定手段81内のメモリに格納する。
【0025】ステップS5では、ステップS1で求めメ
モリに格納してある基準マーカ21の基準撮像位置12
の基準位置データ84と、実際に撮像した基準マーカ2
1の撮像位置22の位置データを読み出して、一致して
いるか否かの比較を図7の判定手段81で行う。なお一
致するとは、基準撮像位置12に基準マーカ21の撮像
位置がきている場合で、この場合は再度スッテプS3に
戻りスッテプS5でずれを検出するまでこのスッテプを
循環する。一致しないときは、ステップS6に進みX方
向にずれているか否かを図7の判定手段81で判定す
る。図5では、実際の撮像位置22と基準撮像位置12
がずれている場合を示し、このずれ量は判定手段81内
に設けたずれ量検出手段83で検出する。本例の場合は
ずれ量がX方向にM(=4)桝目分となっている。
【0026】次に、ステップS7では、このX方向のず
れを補正するために、図7の制御手段82がずれ量に対
応する駆動信号をX方向の駆動モータ70に与え、駆動
モータ70を駆動する。前記の図11で示したようにX
方向の駆動モータ70を駆動すると、駆動方向すなわち
回転方向に枠体63が回転し、枠体63に連結している
基板42も回転する。この基板42には複数の発光ダイ
オード41及びカメラ10が配置されているので、X方
向に対して複数の発光ダイオード41の照明方向及びカ
メラ10の撮像方向が変更される。本例の場合は4桝目
分撮像方向が変更される。次に、ステップS8では同様
にY方向にずれているか否かを判定手段81で判定す
る。図5の例の場合は、ずれ量検出手段83はY方向に
N(=4)桝目分ずれていることを検出する。
【0027】ステップS9では、このY方向のずれを補
正するために、制御手段82が駆動信号をY方向の駆動
モータ60に与え、駆動モータ60を駆動する。X方向
と同様にY方向の駆動モータ60を駆動すると、駆動方
向すなわち回転方向に基板42が回転する。この基板4
2には複数の発光ダイオード41及びカメラ10が配置
されているので、Y方向に対して複数の発光ダイオード
41の照明方向及びカメラ10の撮像方向が変更され
る。本例の場合は4桝目分撮像方向が変更される。
【0028】そして再び、図6のようにステップ3にも
どり前記ルーチンを繰り返す。次にステップS3で基準
マーカ21が2次元CCDの撮像領域15内に入ってい
ない場合を説明する。なおこの様な場合は、視野照明装
置を装着した者が術部に向けていた頭部を大きく動かし
た場合に生じやすい。ステップS10、S11はこのと
きの処理を示すものである。ステップS10では、一旦
制御手段82をリセットしてX方向の駆動モータ70及
びY方向の駆動モータ60の駆動を停止させ、続いて、
制御手段82はX方向の駆動モータ70及びY方向の駆
動モータ60を駆動させて、基板42が原点位置に来る
ように制御する。このとき、光源制御信号93に所定の
信号を供給して光源も同時に消灯するようにしてもよ
い。ステップS11では、基準マーカ21の撮像が2次
元CCDの撮像領域15内に入っているか否かを検出す
る。
【0029】入っていないときは、撮像領域内に基準マ
ーカ21の撮像が入るまでこのステップS11をループ
させる。このループは一旦大きく頭部を動かした後、再
び、もとの状態に頭部を戻すまで検出が繰り返されこと
を意味する。そして、頭部が元の状態に戻ったときは、
基準マーカ21が2次元CCDの撮像領域15内に入る
ので、引き続いてステップS4に処理が進む。なお、前
記で光源を消灯しているときは、ステップS4に進む段
階で光源制御信号93に所定の信号を供給して光源を点
灯させるようにすればよい。そして、スッテプS4以後
は前記したように処理が進められる。
【0030】このように本発明では、基準マーカ21の
撮像位置を、カメラ10を構成する2次元CCD11で
検出し、検出した2次元CCD11上の基準マーカ21
の撮像位置22から撮像方向即ち複数個の発光ダイオー
ド41の照明方向を判定することができる。そして判定
結果によって、使用者が望む照明方向とずれが生じてい
るときは、自動的に照明方向を変更して、常に一定の照
明領域を照明するようにできる。さらに、視線検出装置
のように眼球に対して視線検出用の照明光の照射が不必
要となり、視野照明装置の使用者にとって不快感がなく
好適なものとなる。また視線検出装置に比べて制御も簡
単で、装置の軽量化ができる効果がある。
【0031】前記の説明では、光源とカメラが一体的に
構成されている例を説明したが、光源とカメラが別個に
設けられた第2の実施の形態について図8をもとに説明
する。この第2の実施形態では、ヘッドベルト1と、ヘ
ッドベルト1の下部に光源を備えた照明部2と、ヘッド
ベルト1の上部にカメラ10を内臓したカメラケース6
と、それぞれを連結させるための取り付け部材7と、ヘ
ッドベルト固定部3からなる。さらに、図示していない
が、照明方向を変更するための変更手段を、光源を収納
している照明部2内に設ける。なお説明の都合上、光源
は第1の実施の形態と同様に基板上42に複数の発光ダ
イオード41が配設され、かつ当該基板がX、Y方向に
回転駆動可能なものとする。この実施の形態と第1の実
施の形態の大きく異なる点は、基準マーカ21を撮像す
るカメラ10が基板42ではなく、ヘッドベルト1と一
体的に固設されており、変更手段で照明方向を変更して
も撮像方向は変更されない。
【0032】この場合の照明方向の変更手順は以下のよ
うに行われる。第1の実施の形態と同様に、まず準備手
順として、使用者は照明をしたい照明領域を特定するた
め、基準マーカ21を所望の照明領域付近に貼付し、一
旦リセットスイッチを作動させる。このリセットスイッ
チを作動させると制御手段82はX方向またはY方向に
駆動モータを駆動させて、基板42がX、Y方向の原点
位置に来るように制御する。次に、この状態で視野照明
装置の使用者は照明されている領域が所望の位置にきて
いるかどうかを確認をする。所望の領域である場合は基
準マーカ21の撮像を行い、そのときの2次元CCD上
に撮像された基準マーカ21の撮像位置22を基準撮像
位置12として求め、この位置をメモリに格納してお
く。ここで例えば頭部を動かすと、動かした量に応じて
基準マーカ21の撮像位置22は基準撮像位置12より
ずれてくる。
【0033】第1実施形態の場合は、このずれに応じて
基準撮像位置12に基準マーカ21の撮像位置22が一
致するように撮像方向を制御していたが、本実施形態で
は撮像位置22と基準撮像位置12のX、Y方向のずれ
量(差分)を求める。そして、求めたX、Y方向のずれ
量に対応して、X、Y方向の駆動モータを駆動させて、
基板42をX、Y方向に駆動させる。基板42上には発
光ダイオード41が搭載されれいるので、ずれ量に応じ
て照明方向が変更されることになる。この実施の形態で
は、カメラを固定させているので、大きく頭部を動かし
た場合には、カメラの撮像領域15内に基準マーカ21
の像が入らないことがある。
【0034】その様な場合は自動的に光源をオフにし、
再度頭部を元に戻し、撮像領域15内に基準マーカ21
の像が入ったときに光源を点灯させるようにするのが好
ましい。同様に、撮像領域15内に基準マーカ21の像
が入らない場合は制御手段82に対してリセット信号を
供給して変更手段の動作を停止させても良いし、変更手
段を原点位置に復帰又設定させるようにしても良い。さ
らに基準マーカ21の像が撮像領域15外であることを
使用者に報知するようにしてもよい。この報知によって
使用者は、手動でリセットスイッチを操作することでリ
セット信号を制御手段82に供給することができる。一
方、第1の実施の形態にくらべて、光源とカメラを一体
的に構成する必要がなくなり、光源部、照明部及びカメ
ラ部の機構を簡単にすることができる。
【0035】他の実施形態を以下に説明する。上記実施
形態では前記の撮像手段の撮像素子として、2次元CC
Dの替わりに複数のホトセンサを使用してもよい。ま
た、使用者の頭部が大きく動き基準マーカ21が撮像領
域15外の場合は、一旦制御手段82の動作をストップ
させるようにし、その後頭部がもとの位置にきて基準マ
ーカ21が撮像領域15内に入ったときに再度制御手段
82の動作を開始させるようにしてもよい。また、光源
は常時点灯させておいてもよいが、光源の寿命、電力消
費を考慮して基準マーカ21の撮像位置が撮像領域15
内にある時のみ点灯させるように制御するのが好まし
い。
【0036】上記実施の形態では、基準物体の形状を横
長の矩形形状の基準マーカとして説明したが、十字型な
どのどんな形状であってもかまわないし、基準物体上に
形成した図形等を基準マーカとしてもよい。また、基準
マーカの色は周辺の照明領域の色と異なるものを使い、
基準マーカの像の識別を明瞭にできるようにすることが
好ましい。上記実施形態では、基準物体として色紙やテ
ープ等を基準マーカとして取り上げたが基準物体として
発光体を使用しても良い。また発光体として特定のスペ
クトル光を発するものを用いてもよい。この場合特定の
スペクトル光に対して受光感度の高い撮像素子を選択す
ることが好ましい。それによって、発光体の撮像感度を
高めることができる。
【0037】上記実施形態では、光源として発光ダイオ
ードを例として説明したが、ハロゲンランプ、ELパネ
ル等の高輝度光源でもよい。また、光ファイバを介した
光源を照明部に設けてもよい。また、発光ダイオードと
して白色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発
光ダイオードを用いることができる。さらに、これらを
組み合わせて用いても良い。また、前記説明では撮像手
段を複数個の発光ダイオードの中心部に配置するように
しているが、撮像手段を複数個の発光ダイオード41の
周辺部に配置してもかまわない。また撮像手段の前面側
に光ファイバを配設して、光ファイバを介して撮像して
もよい。
【0038】上記実施形態では、頭部に装着するヘッド
ベルトに光源、撮像手段を取り付けた例を示している
が、たとえばゴーグル型眼鏡に、光源、撮像手段を設け
る構成にしてもよい。また上記実施形態では、撮像手段
を1つとして説明しているが、撮像手段を複数設けて基
準マーカを撮像しても良い。この場合は複数の撮像手段
の撮像領域をそれぞれ異なるように設定しておくこと
で、ずれ量が大きくなっても広範囲に光源の照明方向を
変更可能にできる。
【0039】
【発明の効果】請求項1ないし請求項19の発明によれ
ば、光源と、該光源の照明方向を変更する変更手段と、
略照明方向の対象物を撮像する撮像手段と、前記撮像手
段で撮像した前記対象物の撮像位置を判定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果に応じて前記変更手段を制
御して前記光源の照明方向を制御する制御手段とを有す
る。従って、撮像手段で略照明方向に配置した対象物を
撮像し、この対象物の撮像位置と予め求めた基準撮像位
置とのずれを検出できる。そして、検出したずれ量に応
じて光源の照明方向を変更できるので、自動的に使用者
が望む照明領域に照明方向を変更することができる。ま
た複雑、高価な視線検出装置のようなものを用いること
なく、対象物の撮像位置に応じて使用者の望む照明領域
に照明方向を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用する視野照明装置の斜視図であ
る。
【図2】この発明を適用する視野照明装置の正面図であ
る。
【図3】複数個の発光ダイオード41が照明領域20を
照明している図である。
【図4】基板42を斜め後ろから見た斜視図である。
【図5】2次元CCD11の基準撮像位置12及び撮像
領域15を示す図である。
【図6】本発明を適用するための処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明を適用するためのブロック図ある。
【図8】この発明を適用する他の視野照明装置の斜視図
である。
【図9】基板42を回転させる機構を示す図である。
【図10】基板42を垂直方向に回転させる機構を示す
図である。
【図11】枠体63を水平方向に回転させる機構を示す
図である。
【符号の説明】
1 ヘッドベルト 2 照明部 3 ヘッドベルト固定部 10 カメラ 11 2次元CCD 12 基準撮像位置 15 撮像領域 41 発光ダイオード 42 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00 F21M 1/00 C 101:02 S 105:00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部に装着可能な照明部を備えた視野照明
    装置において、照明部の光源と、該光源の照明方向を変
    更する変更手段と、略照明方向の対象物を撮像する撮像
    手段と、前記撮像手段で撮像した前記対象物の撮像位置
    を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じ
    て前記変更手段を制御して前記光源の照明方向を制御す
    る制御手段と、を備える視野照明装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段は、予め設定した基準撮像位
    置と実際に撮像した撮像位置を比較してずれ量を検出す
    る手段を、含む請求項1に記載の視野照明装置。
  3. 【請求項3】前記撮像手段が光電変換素子を備えたカメ
    ラである請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の視
    野照明装置。
  4. 【請求項4】前記撮像手段がレンズとエリアCCDで構
    成される請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の視
    野照明装置。
  5. 【請求項5】前記撮像手段がレンズと複数のホトセンサ
    から構成される請求項1ないし請求項2のいずれかに記
    載の視野照明装置。
  6. 【請求項6】前記光源が発光ダイオードである請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の視野照明装置。
  7. 【請求項7】前記光源がハロゲンランプ又はELパネル
    である請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の視野
    照明装置。
  8. 【請求項8】前記光源を複数個備える請求項1ないし請
    求項7のいずれかに記載の視野照明装置。
  9. 【請求項9】前記照明部を複数備える請求項1ないし請
    求項8のいずれかに記載の視野照明装置。
  10. 【請求項10】前記照明部の光源を頭部の中心に配置し
    た請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の視野照明
    装置。
  11. 【請求項11】前記変更手段は、前記照明部の光源を水
    平方向および垂直方向の各軸回りに回転駆動して、照明
    方向を変更させる請求項1ないし請求項10のいずれか
    に記載の視野照明装置。
  12. 【請求項12】前記撮像手段が照明部に設けられている
    請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の視野照明
    装置。
  13. 【請求項13】前記撮像手段が照明部と異なった位置に
    設けられている請求項1ないし請求項11のいずれかに
    記載の視野照明装置。
  14. 【請求項14】前記変更手段は、前記照明部の光源と撮
    像手段を一体的に水平方向および垂直方向の各軸回りに
    回転駆動して、照明方向と撮像方向を変更させる請求項
    1ないし請求項12のいずれかに記載の視野照明装置。
  15. 【請求項15】前記撮像手段は対象物として配置した基
    準マーカを撮像する請求項1乃至14のいずれかに記載
    の視野照明装置。
  16. 【請求項16】前記撮像手段は発光体で構成される基準
    マーカを撮像する請求項15に記載の視野照明装置。
  17. 【請求項17】前記撮像手段は特定のスペクトル光を撮
    像する請求項15ないし請求項16のいずれかに記載の
    視野照明装置。
  18. 【請求項18】前記撮像手段で撮像した基準マーカが、
    前記撮像手段の撮像領域外である時、光源を消灯する請
    求項15ないし請求項17のいずれかに記載の視野照明
    装置。
  19. 【請求項19】前記撮像手段で撮像した基準マーカが、
    前記撮像手段の撮像領域外である時、前記制御手段をリ
    セットする請求項15ないし請求項18のいずれかに記
    載の視野照明装置。
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