JP2002297953A - 見積支援装置および記録媒体 - Google Patents

見積支援装置および記録媒体

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JP2002297953A
JP2002297953A JP2001102956A JP2001102956A JP2002297953A JP 2002297953 A JP2002297953 A JP 2002297953A JP 2001102956 A JP2001102956 A JP 2001102956A JP 2001102956 A JP2001102956 A JP 2001102956A JP 2002297953 A JP2002297953 A JP 2002297953A
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JP2001102956A
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Hiroshi Kishi
洋 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 評価対象の取扱に要する作業時間の算出や、
これに基づく費用の算出を、取扱に携わる者の習熟度を
考慮して実行する。 【解決手段】 評価対象を記述する記述文が記載された
要件シートから抽出されたキーワードが、キーワードデ
ータベースに記憶されている既存のキーワードのいずれ
かと一致するかが判定され(S4)、判定結果に基づい
て、評価値としての作業時間の合計値に対し、リスク係
数を用いた補正が行われる。不一致キーワードの数が多
ければ、それだけその情報処理システムの開発に携わる
システムエンジニアの当該分野についての経験が乏しく
習熟度が低いといえるから、見積り(とくに作業時間に
関する見積り)に生じる誤差の度合いが大きいことにな
るが、不一致キーワードの存在量に応じて作業時間の見
積値を補正することにより、習熟度に応じた安全な評価
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、評価対象の開発に
必要な費用や期間について、その見積を作成するために
用いられる見積支援装置および記録媒体に関し、とくに
情報処理システムの開発・構築に好適な手段に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・周辺機器およびコンピュ
ータプログラムからなる情報処理システムの開発・構築
については、その費用や納期の見積もりは、主に人手に
よる計算によって行なわれている。すなわち、情報処理
システムに対して顧客が要求する内容を、営業担当者や
システムエンジニアが文書・図面・面談などによって聞
き取り、聞き取った内容を細分化してハードウェア構成
と作業時間を推定し、費用と納期の見積もりを行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の複雑化
した情報処理システムについては、その構造を階層的に
細分化する作業自体が膨大な作業量となり、専門的知識
も必要であるため、これを営業担当者やシステムエンジ
ニアのもつノウハウのみに頼るのでは、見積の誤りや漏
れが生じ、必ずしも正確な見積ができない。
【0004】また、プログラムの構造を階層的に細分化
し、その各部分の開発に要する平均的な作業時間を合計
することで、開発に要する作業時間を求めることとする
と、実際の作業時間は開発に携わるシステムエンジニア
の習熟度、とくに当該情報処理システムの適用分野につ
いての習熟度によって異なるため、正確な作業時間を求
めることは難しい。
【0005】従来、情報処理システムの構築の際のハー
ドウェア構築、すなわちコンピュータおよび周辺機器の
選定をコンピュータを利用して行うものが提案されてい
るが(例えば特開2000−20568号)、プログラ
ムの開発に要する期間や費用の見積を実行できるものは
存在しない。
【0006】そこで本発明の目的は、評価対象の取扱に
要する作業時間の算出や、これに基づく費用の算出を、
取扱に携わる者の習熟度を考慮して実行できる手段を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る見積支援装
置は、複数のキーワードを含んで構成され評価対象を記
述する記述文に基づいて、前記評価対象の評価値を算出
する見積支援装置であって、前記記述文からキーワード
を抽出するキーワード抽出手段と、キーワードを記憶す
るキーワード記憶手段と、前記キーワード抽出手段によ
って抽出されたキーワードが前記キーワード記憶手段に
記憶されている既存のキーワードのいずれかと一致する
かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基
づいて前記評価対象の評価値に対する補正量を算出する
補正量算出手段と、算出された補正量を用いて前記評価
値を補正する補正処理手段と、を備えたものである。
【0008】また本発明に係る見積支援装置は、前記補
正量算出手段が、前記判定手段により既存のキーワード
のいずれとも一致しないと判定された不一致キーワード
の個数をカウントする不一致カウント手段を備え、カウ
ントされた不一致キーワードの個数に基づいて前記補正
量を算出することを特徴とするものである。
【0009】また本発明に係る見積支援装置は、前記不
一致キーワードを前記キーワード記憶手段に記憶させる
キーワード追加手段を備えたものである。
【0010】また本発明に係る見積支援装置は、前記補
正量算出手段が、前記記述文から抽出されたキーワード
の数と、前記不一致キーワードの個数との比に応じて、
前記補正量を算出することを特徴とするものである。
【0011】また本発明に係る見積支援装置は、前記補
正量算出手段が、前記判定手段により既存のキーワード
のいずれかと一致すると判定された一致キーワードの個
数をカウントする一致カウント手段を備え、カウントさ
れた一致キーワードの個数に基づいて前記補正量を算出
することを特徴とするものである。
【0012】また本発明に係る見積支援装置は、前記既
存のキーワードが機能の名称であり、かつ当該機能を実
現するための部品の名称と関連づけて記憶されているこ
とを特徴とするものである。
【0013】また本発明に係る見積支援装置は、複数の
前記部品について当該複数の部品の名称が候補として記
憶されていることを特徴とするものである。
【0014】また本発明に係る見積支援装置は、前記部
品の仕様が前記部品の名称と関連づけて記憶されている
ことを特徴とするものである。
【0015】また本発明に係る見積支援装置は、前記部
品の価格が前記部品の名称と関連づけて記憶されている
ことを特徴とするものである。
【0016】また本発明に係る見積支援装置は、あらか
じめ決定されている条件が記載された部品条件リストを
取得する部品条件リスト取得手段と、前記複数の部品の
うちから、取得した前記部品条件リストに記載されてい
る部品条件に合致するものを抽出する部品抽出手段と、
を備えたものである。
【0017】また本発明に係る見積支援装置は、前記既
存のキーワードが機能の名称であり、かつ当該機能を構
成する部分機能である作業タスクの名称と関連づけて記
憶されていることを特徴とするものである。
【0018】また本発明に係る見積支援装置は、前記機
能および前記作業タスクの少なくともいずれかに関連づ
けて、作業時間の複数の候補値が記憶されていることを
特徴とするものである。
【0019】また本発明に係る見積支援装置は、前記評
価値が前記評価対象の制作時間であるものである。
【0020】また本発明に係る見積支援装置は、前記評
価値が前記評価対象の制作費用であるものである。
【0021】また本発明に係る記録媒体は、コンピュー
タに評価対象の評価値を算出させるための見積支援プロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記見積支援プロ
グラムは前記コンピュータに、複数のキーワードを含ん
で構成され評価対象を記述する記述文からキーワードを
抽出させ、前記抽出されたキーワードが、あらかじめ記
憶されている既存のキーワードのいずれかと一致するか
を判定させ、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記
評価対象の評価値に対する補正量を算出させ、算出され
た補正量を用いて前記評価値を補正させることを特徴と
する見積支援プログラムを記録したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る見積支援装置1の概略構成図である。図
中、見積支援装置1はコンピュータシステムとして構成
されており、CRTからなる表示部2と、キーボードお
よびマウスからなる入力部3と、イメージスキャナから
なる読取装置4と、CPUなどからなりユーザの入力な
どに基づいて各種入力に対する演算処理および出力を行
う演算部5と、各種処理プログラムやデータを一時的に
保持するメモリ6と、ハードディスク装置からなる記憶
部7とを含んで構成されている。
【0023】記憶部7は、後述する各種の処理をコンピ
ュータに行わせるためのコンピュータプログラムのほ
か、キーワードデータベース7a、ハードウェア/作業
タスクデータベース7b、および作業規模データベース
7cを格納している。
【0024】本実施の形態では、あらかじめシステムエ
ンジニアが、顧客の要求する内容を所定の入力様式に従
った記述文に書き直して、要件シート9を作成する。こ
の要件シート9は、顧客から文章・図面・絵・写真など
の任意の形式で与えられる顧客の要求を、見積支援装置
1の処理に適した形式にするために作成されるものであ
り、システムエンジニアは、顧客から要求される多くの
条件を大まかな機能毎に分割して、要件シート9に記載
する。顧客からの要求が多ければ要件の数が増し、入力
する要件の数も増すことになる。本実施の形態では、要
件シート9は紙にプリントされた形式で作成するが、テ
キスト形式の電子データファイルとして作成することと
してもよい。
【0025】例えば図2(a)ないし(c)は、本実施
の形態が計測器の貸出し管理・校正管理を行なうための
情報処理システムの見積について適用される場合におけ
る要件シート9の作成手順を示す。この例は、顧客の要
求が、「計測器の貸出し時には品名、登録番号、借用
者、返却予定日、使用場所、校正期限を確認し、印刷し
た控えを渡す。返却時には返却された日を管理する。」
という一連の処理である場合を示す。
【0026】図2(a)は顧客の要求の内容を示してい
る。これを、図2(b)に示される所定の入力様式に従
った記述文に書き直すと、要件は図2(c)の要件シー
ト9に示されるとおり、「貸出し時に、品名:登録番
号:借用者:返却予定日:校正期限:を、検索し、表示
し、印刷する。」「返却時に、返却日:を入力する。」
となる。ここで、要件の中に「検索し、」および「表示
し、」が追加されているが、これはシステムエンジニア
が、顧客の要求の内容を、実際のデータの流れ(データ
フロー)に沿って分析した結果として生じたものであ
る。
【0027】なお、要件シート9に記述されている「検
索する」「入力する」「表示する」「印刷する」の4種
の要件は、キーワードデータベース7aに登録されてい
る用語である。
【0028】他方、システムエンジニアは、あらかじ
め、顧客が現在所有しているハードウェアに基づいて、
図3に示すようなシステム構成テーブル7dを、表形式
の電子データファイルとして作成し、記憶部7に記憶さ
せておく。このシステム構成テーブル7dは、本発明に
おける部品条件リストとしての機能をもつ。なお、本実
施の形態では、システム構成テーブル7dを表形式の電
子データファイルとして作成し、記憶部7にあらかじめ
記憶させておく構成としたが、このシステム構成テーブ
ル7dを紙にプリントされた形式で作成して読取装置4
で読み取り、公知の文字認識技術を利用して電子データ
に変換し、これを記憶部7に記憶させる構成としてもよ
い。
【0029】図4および図5は、本発明の実施の形態に
おける見積作成処理を示すフロー図である。この処理
は、評価対象を記述する記述文を記載した要件シート
9、および前提条件として入力されている部品条件リス
トとしてのシステム構成テーブル7dの内容を用いて、
演算部5によって実行され、キーワードデータベース7
a、ハードウェア/作業タスクデータベース7b、およ
び作業規模データベース7cに基づいて、図13に示す
ような見積結果テーブル7jを作成するものである。
【0030】図4において、まず、上述のようにして作
成された要件シート9を読取装置4を利用して読み取
り、公知の文字認識技術を利用して電子データに変換
し、表形式の電子データファイルである要件テーブル7
eを作成する(S1)。作成された要件テーブル7eは
記憶部7に記憶される。
【0031】次に、このようにして作成された要件テー
ブル7eから、要件を一つ読み出す(S2)。要件は図
2(b)の規則に従って解読され、これにより、この処
理例における要件が、「貸し出し時」と「返却時」の2
種のメニュー、「検索する」「入力する」「表示する」
「印刷する」の4種の機能、および、「品名」「登録番
号」「借用者」「返却予定日」「使用場所」「校正期
限」「返却日」の7種のデータから構成されているもの
であることが特定される。これらのメニュー、機能およ
びデータは、以下、それぞれ「メニュー」「機能」「デ
ータ」の属性が付与されたキーワードとして扱われる。
【0032】次に、このようにして読み出された個々の
キーワードと一致するキーワードが、キーワードデータ
ベース7aから1つずつ読み出され(S3)、要件テー
ブル7eから読み出された要件と一致するかどうかが判
定される(S4)。これらステップS2ないしS4によ
る検索処理は、キーワードに付与された「メニュー」
「機能」「データ」の属性に応じて、キーワードデータ
ベース7aにおける各属性の領域ごとに実行される。
【0033】要件テーブル7eから読み出されたキーワ
ードと一致するキーワードが、キーワードデータベース
7aに存在しない場合には、そのようなキーワード(以
下、「不一致キーワード」という)についてのキーワー
ド修正要求が、例えば「キーワード『○○○』をキーワ
ードデータベースに追加しますか?」などの文字メッセ
ージとして、表示部2に表示される(S5)。システム
エンジニアは、当該キーワードが正確な用語であるかを
確認し、キーワードや属性を必要に応じて適宜修正し
て、例えば画面上の「追加する」のボタン表示(図示せ
ず)をクリックすることで追加を選択すると(S6)、
これにより当該キーワードが、キーワードデータベース
7aに追加して記憶される(S7)。また、当該キーワ
ードが、キーワードテーブル7gにおける「不一致キー
ワード」のフィールド(図示せず)に格納される(S
8)。なお、キーワードテーブル7gへの格納は、「メ
ニュー」「機能」「データ」の属性別に行われる。
【0034】ステップS4で、当該キーワードがキーワ
ードデータベース7aにおける既存のキーワードのいず
れかと一致した場合は、当該キーワードが、キーワード
テーブル7gの「一致キーワード」のフィールド(図示
せず)に格納される(S8)。
【0035】次に、当該キーワードが「機能」の属性を
付与されているかを判断し(S9)、肯定の場合には、
そのキーワードを用いてハードウェア/作業タスクデー
タベース7bのメインデータベース7b(1)(図6参
照)が検索され、そのキーワードに関連づけられている
作業タスクが読み出され(S10)、その作業タスクに
ついてステップS3ないしS8の処理が実行される。
【0036】本実施の形態において、「機能」とは、
「印刷する」「表示する」「検索する」「入力する」の
ように、ある目的を達成するための処理を上位概念で表
現したものをいう。また「作業タスク」とは、ある機能
を構成する下位の部分機能をいい、たとえば機能が「印
刷する」である場合には、作業タスクには「印刷レイア
ウト設定」および「印刷プロパティ設定」の2種類が存
在する。なお、作業タスクについてのステップS8の処
理においても、その作業タスクはキーワードデータベー
ス7a内の既存のキーワードとの一致いかんに基づい
て、「一致キーワード」と「不一致キーワード」のいず
れかのフィールドに格納される。
【0037】これらステップS3ないしS10の処理
は、要件テーブル7eにおける全てのキーワードについ
ての処理が終了するまで(S11)、繰り返し実行され
る。
【0038】このようにして要件テーブル7eの全ての
キーワードが処理され、要件テーブル7eにおける全て
のキーワード、および関連する作業タスクがキーワード
テーブル7gの「不一致キーワード」または「一致キー
ワード」のフィールドに、「メニュー」「機能」「デー
タ」「作業タスク」の属性別に格納される。次に、これ
らのキーワードの個数が、「不一致キーワード」と「一
致キーワード」とで別個に、かつ「メニュー」「機能」
「データ」「作業タスク」の属性別にカウントし、この
カウント値から構成される経験度テーブル7fが作成さ
れる(S12、図9)。このようにしてキーワードテー
ブル7gおよび経験度テーブル7fが作成される。
【0039】図5において、以上のとおり作成されたキ
ーワードテーブル7gおよび経験度テーブル7fを利用
して、以下の一連の処理によって見積結果テーブル7j
が作成される。まず、キーワードテーブル7gから、
「機能」の属性が付与されたキーワードが抽出され、当
該キーワードを用いて、ハードウェア/作業タスクデー
タベース7bが検索され、これによって検索結果テーブ
ル7hが作成される(S21、図12)。
【0040】図6・図7・図8に示すように、ハードウ
ェア/作業タスクデータベース7bは、メインデータベ
ース7b(1)と、ハードウェアデータベース7b
(2)と、作業タスクデータベース7b(3)とから構
成されている。メインデータベース7b(1)におい
て、図中「H/W(1)」「H/W(2)」と記載され
ているハードウェア欄のレコードは、ハードウェアデー
タベース7b(2)の「品名」欄とリレーションが結ば
れている。また、メインデータベース7b(1)におい
て、図中「作業タスク(1)」「作業タスク(2)」
「作業タスク(3)」と記載されている作業タスク欄の
レコードは、作業タスクデータベース7b(3)の「タ
スク」欄とリレーションが結ばれている。作業タスクデ
ータベース7b(3)には、作業タスクと、小・中・大
の作業時間の候補とが、互いに関連づけて記録されてい
る。
【0041】たとえば、「機能」の属性が付与されたキ
ーワードが「印刷する」である場合には、メインデータ
ベース7b(1)の「H/W(1)」のフィールドから
「プリンタ」が検索され、この「H/W(1)」とリレ
ーションが結ばれているハードウェアデータベース7b
(2)の「品名」欄から、「プリンタ」および「プリン
タ1」の2種のプリンタの仕様、型名、価格、納期(メ
ーカ納期)が検索される。また、メインデータベース7
b(1)の作業タスク欄(「作業タスク(1)」および
「作業タスク(2)」)とリレーションが結ばれている
作業タスクデータベース7b(3)から、「印刷レイア
ウト設計」および「印刷プロパティ設定」についての小
・中・大の3種類の作業時間が検索される。
【0042】同様に、「機能」の属性が付与されたキー
ワードが「検索する」である場合には、作業タスク欄か
ら「クエリーテーブル作成」「検索キー設定」「検索プ
ログラム作成」等が検索される。このようにして、「機
能」の属性が付与されたキーワードが「表示する」「入
力する」である場合についても、必要なハードウェアや
作業タスク、および当該作業タスクについての小・中・
大の3種類の作業時間が検索される。
【0043】このようにして検索されたハードウェア、
作業タスク、および当該作業タスクについての小・中・
大の作業時間は、図12の検索結果テーブル7hに格納
される。このようにして小・中・大の3種類の作業時間
が検索結果テーブル7hに格納されるのは、一般に、プ
ログラムは作成する規模によって作業時間が増減するこ
とから、その作業時間の候補を選択可能に表示するため
である。なお、検索された多数のハードウェアや作業タ
スクは、後の処理がしやすいように、ハードウェアにつ
いては品名順に、作業タスクについては要件順にそれぞ
れ並べ変えられ、図12のとおり整列させられる。
【0044】次に、検索結果テーブル7hのハードウェ
アと、システム構成テーブル7dとを照合し、システム
構成テーブル7dで指定した仕様と一致するハードウェ
アが、検索結果テーブル7hの中から抽出される(S2
2)。
【0045】このように抽出を行うのは、「要件」の中
に例えば「印刷する」との機能が複数回出てきた場合に
その回数だけ印刷装置が検索されてしまったり、あるい
は、ハードウェア/作業タスクデータベース7bに格納
されている性能や価格、納期等の異なるプリンタが、格
納されている数だけ検索されてしまう事態を回避して、
これらをシステム構成テーブル7dで要求されている仕
様、数量に絞るためである。なお、ここで「印刷する」
等の機能に関して、ハードウェアについてのみシステム
構成テーブル7dとの照合により抽出を行う一方、それ
に付随する「印刷フォーマット設定」等の作業タスクに
ついてはそのような照合・抽出を行なっていないが、こ
れは、機能毎に印刷フォーマットや表示フォーマットが
異なり、それぞれ別個の設定が必要だからである。
【0046】次に、作業規模の設定が行われる(S2
3)。この作業規模の設定は、経験度テーブル7fにお
ける「メニュー」「機能」「データ」「作業タスク」の
各種類のキーワードの個数をそれぞれ合計すると共に、
その数が、作業規模データベース7cに定められた数値
領域のいずれに該当するかに応じて、「作業規模大」
「作業規模中」「作業規模小」のいずれかが選択され
る。
【0047】作業規模データベース7cにおいては、あ
らかじめ、各種類のキーワードの個数と比較される数値
領域に対応づけられた記号AないしOと、作業規模
「大」「中」「小」とが、互いに関連づけて定められて
いる。たとえば、図11の作業規模データベース7cに
おける記号「A」は「100個以上」、記号「E」は
「50個以上100個未満」、記号「I」は「50個未
満」に対応づけられている。
【0048】このようにして「作業規模大」「作業規模
中」「作業規模小」のいずれかが選択されると、次に、
選択された作業規模に従って、検索結果テーブル7hに
おける「作業タスク」について作業時間が選択される。
すなわち、検索結果テーブル7hにおいて、大・中・小
の3種類が選択可能に表示されている作業時間の候補の
うちから、選択された作業規模に応じた作業時間が抽出
される。
【0049】このようにして、検索結果テーブル7hに
対してステップS22およびS23の処理が実行される
ことにより、図13に示されるとおりの見積結果テーブ
ル7jが得られる。
【0050】ここで、上述のステップS4における検索
の結果、要件テーブル7eのキーワードのうち、キーワ
ードデータベース7aに予め記憶されている既存のキー
ワードと一致しなかった不一致キーワード(メニュー・
機能・データ)の数が多いと、それだけ当該情報処理シ
ステムの適用分野についての経験が乏しく、その開発に
携わるシステムエンジニアの習熟度は低いといえるか
ら、見積り(とくに作業時間に関する見積り)に生じる
リスク(すなわち、生じる誤差の度合い)が大きいこと
になる。このため本実施の形態では、要件テーブル7e
から読み出されたキーワードの数と、追加キーワードの
個数との比に応じて、補正量としてのリスク係数を算出
する。
【0051】すなわち、ステップS24において、経験
度テーブル7fにおける追加キーワード数(図9の例で
は、BD)を、経験度テーブル7fにおける合計キーワ
ード数(図9の例では、19+BD)で除し、これをキ
ーワード不一致率として保持する。そして、このキーワ
ード不一致率を用いて、リスク係数テーブル7iを参照
し、これにより、対応するリスク係数をテーブル処理に
より算出する。図10のリスク係数テーブル7iに示さ
れるように、リスク係数は0以上1以下であり、キーワ
ード不一致率が高いほどリスク係数が大きくなるように
設定されている。
【0052】次に、見積結果テーブル7jと、リスク係
数とを用いて、費用/作業人工(にんく)見積が項目別
に算出される(S25)。すなわち、ハードウェアにつ
いては既に見積結果テーブル7jに表示されている各ハ
ードウェアの価格が合算される一方、作業タスクについ
ては、要件毎の作業時間の合計値に、リスク係数に1を
加えた値が乗算されて、作業人工が算出される。例えば
ハードウェアの合計価格がxxであり、作業タスクにつ
いての合計作業時間がxxxであるとすると、見積られ
る費用と作業人工は、それぞれハードウェア費用がx
x、作業タスクについての作業人工がxxx×(1+リ
スク係数)となる。なお、作業タスクデータベース7b
(3)における各作業時間は、システムエンジニア1人
による場合の値であり、また、作業人工とは、作業人数
と作業時間の積算として表された作業量である。
【0053】最後に、総費用と納期の算出・出力が行わ
れる(S26)。すなわち、作業人工に時間単価/作業
人数が積算され、得られた値をハードウェア費用に加算
することにより、総費用が算出される。また、作業人工
を作業人数で除算することにより、納期が算出される。
そして、このようにして算出された総費用と納期とを、
表示部2およびプリンタ8により出力する。なお、この
出力は、例えば依頼者(客先など)の要請する見積仕様
書の様式に従った表形式とすれば、出力結果がそのまま
見積仕様書として使用でき好適である。
【0054】以上のとおり、本実施の形態では、評価対
象を記述する記述文が記載された要件シート9から抽出
されたキーワードが、キーワードデータベース7aに記
憶されている既存のキーワードのいずれかと一致するか
が判定され、その判定結果に基づいて、評価値としての
作業時間の合計値につき、リスク係数を用いた補正が行
われる。一般に、不一致キーワードの数が多ければ、そ
れだけその情報処理システムの開発に携わるシステムエ
ンジニアの当該分野についての経験が乏しく、習熟度が
低いといえるから、見積り(とくに作業時間に関する見
積り)に生じる誤差の度合いが大きいことになる。本実
施の形態では、この点、不一致キーワードの存在量に応
じて作業時間の見積値を補正(S25)することによ
り、そのシステムエンジニアの習熟度に応じた安全な評
価、すなわちリスクを見込んだ見積りを行うことができ
る。
【0055】また、追加されたキーワードの個数をカウ
ントすることで(S24)実質的に不一致キーワードの
個数をカウントし、カウントされた個数に応じて作業時
間の見積値を補正することとしたので(S25)、追加
ないし不一致のキーワードの個数に応じた簡易な処理に
よって上記効果を実現できる。
【0056】また、不一致キーワードである追加された
キーワードをキーワードデータベース7aに記憶させる
こととしたので(S7)、システムエンジニアの習熟度
に応じて、キーワードデータベース7aが更新されるこ
ととなって好適である。
【0057】また、要件シート9から抽出されたキーワ
ードの数と、不一致キーワードの個数との比に応じて、
補正量としてのリスク係数を算出することとしたので、
キーワードの個数に応じた簡易な処理で上記効果を実現
できる。
【0058】また、一致キーワードの個数と、不一致キ
ーワードの個数とは一定の相関関係があるため、本実施
の形態のように不一致キーワードの個数をカウントする
構成に代えて、一致キーワードの個数をカウントする構
成としてもよく、カウントされた一致キーワードの個数
に基づいて、補正量(この場合は一致キーワードが多い
ほど、リスク係数が小さくなるようにリスク係数テーブ
ル7iを設定する必要がある)を算出することとすれ
ば、不一致キーワードの個数を算出する場合と同様の効
果を得ることができる。また、一致キーワードが多く、
またそれが過去の見積もりで使用された回数が多けれ
ば、それだけ当該システムエンジニアの当該分野につい
ての経験が豊かで習熟度が高いといえるから、一致キー
ワードの数や過去の使用回数に応じて大きくなる習熟度
係数を設定し、これをxxx×(1−習熟度係数)の演
算に組み込むことにより、評価値としての合計作業時間
ないし作業人工を補正することとしてもよい。
【0059】また、メインデータベース7b(1)にお
いて、既存のキーワードが機能の名称であり、かつ当該
機能を実現するための部品の名称と関連づけて記憶され
ていることとしたので、機能の名称に基づいて当該機能
を実現するための部品の名称を検索できる。
【0060】また、ハードウェアデータベース7b
(2)において、複数の部品について当該複数の部品の
名称が候補として記憶されていることとしたので、単一
の機能の名称に基づいて複数の部品の名称が検索でき
る。
【0061】また、ハードウェアデータベース7b
(2)において、部品の仕様がその部品の名称と関連づ
けて記憶されていることとしたので、部品の名称からそ
の部品の仕様を検索できる。
【0062】また、ハードウェアデータベース7b
(2)において、部品の価格がその部品の名称と関連づ
けて記憶されていることとしたので、部品の名称からそ
の部品の価格を検索できる。
【0063】また、あらかじめ決定されている条件が記
載された部品条件リストとしてのシステム構成テーブル
7dを取得し、複数の部品のうちから、取得したシステ
ム構成テーブル7dに記載されている部品条件に合致す
るものを抽出することとしたので(S22)、あらかじ
め決定されている条件に合わせた見積りを実行できる。
【0064】また、メインデータベース7b(1)にお
いて、既存のキーワードが機能の名称であり、かつ当該
機能を構成する部分機能である作業タスクの名称と関連
づけて記憶されていることとしたので、機能の名称に基
づいて作業タスクを検索できる。
【0065】また、作業タスクデータベース7b(3)
において、作業タスクに関連づけて、作業時間の複数の
候補値が記憶されていることとしたので、作業時間に基
づく検索によって作業時間の複数の候補値から所望の作
業時間を選択できる。なお、機能に関連づけて、作業時
間の複数の候補値が記憶されていることとしても、同様
の効果を実現できる。
【0066】なお、本実施の形態では、追加されたキー
ワードの個数をカウントすることで(S24)実質的に
不一致キーワードの個数をカウントすることとしたた
め、不一致キーワードにおける不一致の原因がキーワー
ドの選定の不適切さにあった場合(つまり、キーワード
データベース7aに既に存在するキーワードと、要件シ
ート9に記載したキーワードが互いに同語義の別単語で
あるような場合)をカウントしてしまう不都合を回避で
きる。しかしながら、キーワードデータベース7aや要
件シート9で使用されるキーワードを規格化(統一化・
単純化)することでこの不都合は回避でき、このような
場合には、不一致キーワードをカウントする構成によっ
ても本実施の形態と同様の効果を相当程度に得ることが
できる。また、キーワードの選定のばらつきによる不都
合を解消するための他の解決手段として、あらかじめ多
種類の同語義の別単語をキーワードデータベース7aに
格納しておき、要件シート9からのキーワードがそれら
多種類の別単語のうちのいずれかと一致した場合に、当
該単語をそのうちの特定の1種類の単語に変換して、キ
ーワードテーブル7gに格納する構成としてもよい。
【0067】また、本実施の形態では、いちど算出され
た合計作業時間xxxに対してリスク係数を利用して補
正処理を施す構成としたが、補正処理は合計前の個々の
作業時間について実施してもよい。すなわち、記述文に
含まれるキーワードと予め記憶されているキーワードの
一致の度合いに応じて、結果的に評価値が変更される構
成であれば、本発明の範疇に属するものである。
【0068】また、本実施の形態では、リスク係数を
「メニュー」「機能」「データ」「作業タスク」の各項
目における合計値としての追加キーワード数(図9の例
では、BD)および合計キーワード数(図9の例では、
19+BD)を基礎としてキーワード不一致率を算出す
る構成としたが、このような構成に代えて、「メニュ
ー」「機能」「データ」「作業タスク」の各項目におけ
る追加キーワード数(図9の例では、BA,BB,B
C,BE)およびキーワード数(図9の例では、2+B
A,4+BB,7+BC,6+BE)を基礎としてキー
ワード不一致率を算出し、項目別にリスク係数を算出・
利用する構成としてもよい。
【0069】また、本実施の形態における各種の条件に
加えて、既存のハードウェアやプログラムなどの既存製
品からの流用の可否を考慮する構成としてもよい。例え
ば、既存製品名とその仕様とを記録した所定の既存製品
テーブルを利用し、該テーブルにおける仕様と要求内容
の仕様との一致に基づいて、既存製品からの流用の可否
を検討することとしてもよく、さらには既存製品の一部
改変の必要性がある場合にその改変に係る作業時間の評
価について本発明を適用してもよい。
【0070】また、本実施の形態では、いくつかの数値
演算をテーブル処理によって行うこととしたが、このよ
うな構成に代えて所定の関数を利用して数値演算を行う
こととしてもよい。また、本実施の形態では、あらかじ
め所定の入力様式に従った記述文を作成して入力するこ
ととしたので、簡易な処理によって本発明の効果を実現
できる上、要件の見落としや重複を防止できるという利
点があるが、このような構成に代えて、公知の文章解析
プログラムを利用することにより、前記所定の入力様式
によらない自由形式の記述文からキーワードを抽出する
こととしてもよい。
【0071】また、本実施の形態では、評価値が評価対
象の制作時間としての作業時間であることとしたが、本
発明における評価値は作業時間に限らず、制作費用であ
ってよい。すなわち、本発明における評価値は、評価対
象の取扱に携わる者の習熟度に応じて変化するようない
かなる量であってもよい。
【0072】また、本実施の形態においてコンピュータ
に評価対象の評価値を算出させるための見積支援プログ
ラムは、これをCD−ROMなどの公知の記録媒体に記
録してもよい。すなわち同プログラムは、コンピュータ
に評価対象の評価値を算出させるための見積支援プログ
ラムを記録した記録媒体であって、前記見積支援プログ
ラムは前記コンピュータに、複数のキーワードを含んで
構成され評価対象を記述する記述文からキーワードを抽
出させ、前記抽出されたキーワードが、あらかじめ記憶
されている既存のキーワードのいずれかと一致するかを
判定させ、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記評
価対象の評価値に対する補正量を算出させ、算出された
補正量を用いて前記評価値を補正させることを特徴とす
る見積支援プログラムを記録した記録媒体として取引で
き、本発明の効果を実現するための有用な補助的手段と
して用いることができる。
【0073】なお、上記実施の形態では本発明をスタン
ドアロン環境のシステムにおいて実現した構成について
説明したが、本発明は、かかる構成のほかクライアント
サーバシステムとして実現することも可能であり、サー
バマシン側にキーワードデータベース7a、ハードウェ
ア/作業タスクデータベース7b、および作業規模デー
タベース7cを設置し、その他の機能をクライアントマ
シンに設置する等、任意の構成を採用することができ、
かかる構成も本発明の範疇に属するものである。
【0074】
【発明の効果】本発明では、評価対象を記述する記述文
から抽出されたキーワードが、キーワード記憶手段に記
憶されている既存のキーワードのいずれかと一致するか
が判定され、その判定結果に基づいて評価値に対する補
正が行われる。一般に、既存のキーワードと一致しなか
った不一致キーワードの数が多ければ、それだけその評
価対象の取扱いに携わる者の当該評価対象の分野につい
ての経験が乏しく、習熟度が低いといえるから、評価に
生じる誤差の度合いが大きいことになる。したがって本
発明では、不一致キーワードの存在量に応じて評価値を
補正することにより、その取扱に携わる者の習熟度に応
じた安全な評価を行うことができる。
【0075】また、既存のキーワードのいずれとも一致
しないと判定された不一致キーワードの個数をカウント
し、カウントされた不一致キーワードの個数に応じて評
価値を補正することとすれば、キーワードの個数に応じ
た簡易な処理で上記効果を実現できる。
【0076】また、不一致キーワードをキーワード記憶
手段に記憶させることとすれば、取扱に携わる者の習熟
度に応じて、キーワード記憶手段が更新されることとな
って好適である。
【0077】また、記述文から抽出されたキーワードの
数と、不一致キーワードの個数との比に応じて、補正量
を算出することとすれば、キーワードの個数に応じた簡
易な処理で上記効果を実現できる。
【0078】また、一致キーワードの個数と、不一致キ
ーワードの個数とは一定の相関関係があるため、一致キ
ーワードの個数をカウントし、カウントされた一致キー
ワードの個数に基づいて補正量を算出することとすれ
ば、不一致キーワードの個数を算出する場合と同様の効
果を得ることができる。また、一致キーワードが多く、
またそれが過去の見積もりで使用された回数が多けれ
ば、それだけ当該システムエンジニアの当該分野につい
ての経験が豊かで習熟度が高いといえるから、一致キー
ワードの数や過去の使用回数に基づいて、評価値を修正
することとしてもよい。
【0079】また、既存のキーワードが機能の名称であ
り、かつ当該機能を実現するための部品の名称と関連づ
けて記憶されていることとすれば、機能の名称に基づい
て当該機能を実現するための部品の名称を検索できる。
【0080】また、複数の部品について当該複数の部品
の名称が候補として記憶されていることとすれば、単一
の機能の名称に基づいて複数の部品の名称が検索でき
る。
【0081】また、部品の仕様がその部品の名称と関連
づけて記憶されていることとすれば、部品の名称からそ
の部品の仕様を検索できる。
【0082】また、部品の価格がその部品の名称と関連
づけて記憶されていることとすれば、部品の名称からそ
の部品の価格を検索できる。
【0083】また、あらかじめ決定されている条件が記
載された部品条件リストを取得し、複数の部品のうちか
ら、取得した部品条件リストに記載されている部品条件
に合致するものを抽出することとすれば、あらかじめ決
定されている条件に合わせた見積を実行できる。
【0084】また、既存のキーワードが機能の名称であ
り、かつ当該機能を構成する部分機能である作業タスク
の名称と関連づけて記憶されていることとすれば、機能
の名称に基づいて作業タスクを検索できる。
【0085】また、機能および作業タスクの少なくとも
いずれかに関連づけて、作業時間の複数の候補値が記憶
されていることとすれば、機能または作業時間に基づく
検索によって作業時間の複数の候補値から所望の作業時
間を選択できる。
【0086】また、評価値が評価対象の制作時間である
こととすれば、制作時間の見積について本発明の効果を
実現できる。
【0087】また、評価値が評価対象の制作費用である
こととすれば、制作費用の見積について本発明の効果を
実現できる。
【0088】また、本発明の作用の実行によりコンピュ
ータに評価対象の評価値を算出させるための見積支援プ
ログラムを記録した記録媒体は、本発明の効果を実現す
るための有用な補助的手段として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図2】 (a)ないし(c)は要件シートおよびその
作成手順を示す説明図である。
【図3】 システム構成テーブルを示す説明図である。
【図4】 実施の形態における処理例を示すフロー図で
ある。
【図5】 実施の形態における処理例を示すフロー図で
ある。
【図6】 メインデータベースを示す説明図である。
【図7】 ハードウェアデータベースを示す説明図であ
る。
【図8】 作業タスクデータベースを示す説明図であ
る。
【図9】 経験度テーブルを示す説明図である。
【図10】 リスク係数テーブルを示す説明図である。
【図11】 作業規模データベースを示す説明図であ
る。
【図12】 検索結果テーブルを示す説明図である。
【図13】 見積結果テーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 見積支援装置、2 表示部、3 入力部、4 読取
装置、5 演算部、6メモリ、7 記憶部、7a キー
ワードデータベース、7b ハードウェア/作業タスク
データベース、7b(1) メインデータベース、7b
(2) ハードウェアデータベース、7b(3) 作業
タスクデータベース、7c 作業規模データベース、7
d システム構成テーブル、7e 要件テーブル、7f
経験度テーブル、7g キーワードテーブル、7h
検索結果テーブル、7i リスク係数テーブル、7j
見積結果テーブル、8 プリンタ、9 要件シート。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーワードを含んで構成され評価
    対象を記述する記述文に基づいて、前記評価対象の評価
    値を算出する見積支援装置であって、 前記記述文からキーワードを抽出するキーワード抽出手
    段と、 キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、 前記キーワード抽出手段によって抽出されたキーワード
    が前記キーワード記憶手段に記憶されている既存のキー
    ワードのいずれかと一致するかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記評価対象の評価
    値に対する補正量を算出する補正量算出手段と、 算出された補正量を用いて前記評価値を補正する補正処
    理手段と、 を備えた見積支援装置。
  2. 【請求項2】 前記補正量算出手段が、前記判定手段に
    より既存のキーワードのいずれとも一致しないと判定さ
    れた不一致キーワードの個数をカウントする不一致カウ
    ント手段を備え、カウントされた不一致キーワードの個
    数に基づいて前記補正量を算出することを特徴とする請
    求項1の見積支援装置。
  3. 【請求項3】 前記不一致キーワードを前記キーワード
    記憶手段に記憶させるキーワード追加手段を備えた請求
    項2の見積支援装置。
  4. 【請求項4】 前記補正量算出手段が、前記記述文から
    抽出されたキーワードの数と、前記不一致キーワードの
    個数との比に応じて、前記補正量を算出することを特徴
    とする請求項2または3の見積支援装置。
  5. 【請求項5】 前記補正量算出手段が、前記判定手段に
    より既存のキーワードのいずれかと一致すると判定され
    た一致キーワードの個数をカウントする一致カウント手
    段を備え、カウントされた一致キーワードの個数に基づ
    いて前記補正量を算出することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかの見積支援装置。
  6. 【請求項6】 前記既存のキーワードが機能の名称であ
    り、かつ当該機能を実現するための部品の名称と関連づ
    けて記憶されていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかの見積支援装置。
  7. 【請求項7】 複数の前記部品について当該複数の部品
    の名称が候補として記憶されていることを特徴とする請
    求項6の見積支援装置。
  8. 【請求項8】 前記部品の仕様が前記部品の名称と関連
    づけて記憶されていることを特徴とする請求項6または
    7の見積支援装置。
  9. 【請求項9】 前記部品の価格が前記部品の名称と関連
    づけて記憶されていることを特徴とする請求項6ないし
    8のいずれかの見積支援装置。
  10. 【請求項10】 あらかじめ決定されている条件が記載
    された部品条件リストを取得する部品条件リスト取得手
    段と、 前記複数の部品のうちから、取得した前記部品条件リス
    トに記載されている部品条件に合致するものを抽出する
    部品抽出手段と、 を備えた請求項7の見積支援装置。
  11. 【請求項11】 前記既存のキーワードが機能の名称で
    あり、かつ当該機能を構成する部分機能である作業タス
    クの名称と関連づけて記憶されていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかの見積支援装置。
  12. 【請求項12】 前記機能および前記作業タスクの少な
    くともいずれかに関連づけて、作業時間の複数の候補値
    が記憶されていることを特徴とする請求項11の見積支
    援装置。
  13. 【請求項13】 前記評価値が前記評価対象の制作時間
    である請求項1ないし12の見積支援装置。
  14. 【請求項14】 前記評価値が前記評価対象の制作費用
    である請求項1ないし13の見積支援装置。
  15. 【請求項15】 コンピュータに評価対象の評価値を算
    出させるための見積支援プログラムを記録した記録媒体
    であって、前記見積支援プログラムは前記コンピュータ
    に、 複数のキーワードを含んで構成され評価対象を記述する
    記述文からキーワードを抽出させ、 前記抽出されたキーワードが、あらかじめ記憶されてい
    る既存のキーワードのいずれかと一致するかを判定さ
    せ、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記評価対象の評
    価値に対する補正量を算出させ、 算出された補正量を用いて前記評価値を補正させること
    を特徴とする見積支援プログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070675A1 (ja) * 2009-12-11 2011-06-16 富士通株式会社 ソフトウェア導入時間予測装置、ソフトウェア導入時間予測方法、及びソフトウェア導入時間予測プログラム
JP2012018585A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Fuji Electric Co Ltd ソフトウェア規模演算装置
JP2016076012A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 三菱電機株式会社 設計流用支援装置、設計流用支援方法およびプログラム

Cited By (4)

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JPWO2011070675A1 (ja) * 2009-12-11 2013-04-22 富士通株式会社 ソフトウェア導入時間予測装置、ソフトウェア導入時間予測方法、及びソフトウェア導入時間予測プログラム
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