JP2002297314A - クリック感付タッチパネルスイッチ - Google Patents

クリック感付タッチパネルスイッチ

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JP2002297314A
JP2002297314A JP2001095798A JP2001095798A JP2002297314A JP 2002297314 A JP2002297314 A JP 2002297314A JP 2001095798 A JP2001095798 A JP 2001095798A JP 2001095798 A JP2001095798 A JP 2001095798A JP 2002297314 A JP2002297314 A JP 2002297314A
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Tadanao Matsumoto
忠直 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】方形タッチパネルの押圧点に従って押圧点に近
い側の辺を移動させてタクトスイッチを操作させ、タク
トスイッチからクリック感を得ると共に接点信号を発信
させる構造のクリック感付タッチパネルスイッチにおい
て、部品数を削減すると共に、タッチパネルからビリッ
キ音の発生を阻止する構造を提案する。 【解決手段】方形タッチパネルの互に対向する第1の辺
と第2の辺に対して平行維持手段31A、31Bを設
け、この平行維持手段により方形タッチパネルの第1の
辺及び第2の辺を初期姿勢と平行な姿勢を維持して凹没
移動させ、平行維持手段の設置によりロック機構を簡素
化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の機器に用い
られるタッチパネルスイッチに関し特に構造を簡素化し
て製造コストを低減することができるクリック感付タッ
チパネルスイッチを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば液晶表示器の前面に透明
なタッチパネルが配置され、液晶表示器に表示されて複
数の操作位置の何れか一つを選択して押圧操作すること
により、目的とする接点信号を発信させ、機器を制御す
るタッチパネルスイッチが実用されている。図6に従来
のタッチパネルスイッチの概略の構成を示す。図6は平
面図、図7は図6に示したA−A線上の断面図を示す。
図7に示す11は支持フレーム、12はこの支持フレー
ム11に支持された例えば液晶表示器のような表示器、
13は上枠を示す。上枠13は支持フレーム11から所
定の間隔離れてその板面は支持フレーム11の板面と互
に平行する平面内に配置される。
【0003】表示器12の前面に方形タッチパネル14
が配置される。この方形タッチパネル14は四隅に係合
した電磁プランジャ15A、15B、15C、15Dに
よって支持される。つまり方形タッチパネル14の四隅
には図10に示すように突出片16が支持フレーム11
に向かって突出して装着され、この突出片16に孔17
が形成され、この孔17に電磁プランジャ15A、15
B、15C、15Dの各ピストン18が係合し、方形タ
ッチパネル14を支持フレーム11及び上枠13の面と
平行な姿勢を維持して保持される。
【0004】ピストン18は電磁プランジャ15A、1
5B、15C、15Dが非励磁の状態ではバネ19の偏
倚力によって突出する方向に偏倚されて突出片16に形
成した孔17に挿入され、図6に示したように四隅を支
えて方形タッチパネル14の姿勢を維持する。ここで上
枠13には例えば赤外線発光器と受光器とによって構成
される押圧点検出手段21A、21Bが設けられ、これ
らの押圧点検出手段21A、21Bにより、方形タッチ
パネル14の領域Aか領域Cが押されたかを検知する構
成が付加されている。領域Aが押された場合はこの領域
Aに近い側の辺14A側を支持している電磁プランジャ
15Aと15Bが励磁されてピストン18が突出片16
に形成した孔17から抜き取られる(図8参照)。
【0005】この結果、辺14A側が自由端となり、方
形タッチパネル14は電磁プランジャ15C、15Dが
支持するピストン18を回動軸として凹没移動する。辺
14Aと14Bに接近して方形タッチパネル14の背面
側にタクトスイッチ22A、22Bが配置され、このタ
クトスイッチ22Aを押圧操作することによりタクトス
イッチ22Aからクリック感が与えられる。これと共
に、タクトスイッチ22Aから接点信号が発信され、こ
の接点信号により装置の起動、或いは停止の制御が実行
される。
【0006】一方領域Cが押圧操作された場合は図9に
示すように電磁プランジャ15C、15Dが励磁され、
この励磁によりピストン18が吸引されるから、今度は
辺14B側のピストン18が突出片16との係合から外
れ、辺14B側が自由端となって辺14Bが凹没移動す
る。この凹没移動により今度はタクトスイッチ22Bが
方形タッチパネル14の背面と衝合し、方形タッチパネ
ル14の押圧力に対してクリック感を与える。更に、タ
クトスイッチ22Bは接点信号を発信し、この接点信号
により領域Cに表示された機能が実行される。尚、方形
タッチパネル14の領域Bを押圧した場合は押圧点の検
出は行われず、無操作状態にする。
【0007】図11にタクトスイッチ22A、22Bの
内部構造を示す。ハウジング23にはキィートップ24
が上下方向に移動自在に配置される。キィートップ24
の下側に、弾性ドーム26が配置される。キィートップ
24は平素はハウジング23の上死点位置に弾性ドーム
26の弾性により圧接される。キィートップ24が押圧
操作されることにより、弾性ドーム26が弾性変形し、
或る量まで押されると、弾性ドーム26の形状が大きく
変形し、この変形によってクリック感が与えられる。
【0008】弾性ドーム26の裏側には可動接点27が
装着されており、この可動接点27が固定接点28と2
9に接触して接点信号を発信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のクリック感付タッチパネルスイッチは方形タッチパネ
ル14を4本の電磁プランジャ15A、15B、15
C、15Dによって支持している。このため部品数が多
いためコストが掛る欠点がある。また方形タッチパネル
14は4本の電磁プランジャ15A、15B、15C、
15Dによって駆動されるピストン18が突出片16に
形成した孔17に係合して支持されているから、振動が
与えられるピストン18と孔17との間の遊びによって
ビリッキ音を発生する欠点がある。
【0010】この発明の目的は構造を簡素化し、廉価に
製造可能とすると共に、方形タッチパネル14が振動に
よりビリッキ音を発生しない構造としたクリック感付タ
ッチパネルスイッチを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1では
方形タッチパネルの互に平行する第1の辺と第2の辺に
係合するロック機構と、この第1辺と第2の辺に近い部
分を押圧操作する押圧点の位置を検出する押圧点検出手
段と、第1の辺及び第2の辺に近接した方形タッチパネ
ルの背面側に対向して配置されたタクトスイッチとを有
し、第1の辺及び第2の辺に近い方形タッチパネルの表
面に押圧力を印加することにより、その押圧点の位置を
検知し、その検知信号により押圧点に近い側のロック機
構のロック解除させ、その押圧点側を凹没移動させてタ
クトスイッチを操作させ、タクト感と接点信号を発信さ
せる構造のクリック感付タッチパネルスイッチにおい
て、方形タッチパネルの第1の辺及び第2の辺に対して
平行維持手段を設け、この平行維持手段により方形タッ
チパネルの第1の辺及び第2の辺を初期姿勢と平行な姿
勢を維持して凹没移動させる構造としたクリック感付タ
ッチパネルを提案する。
【0012】この発明の請求項2では支持フレームから
所定の間隔を保持して配置された上枠と、この上枠の背
面に弾性的に圧接された方形タッチパネルと、この方形
タッチパネルの互に平行する第1の辺と第2の辺に沿っ
て配置され、これら第1の辺又は第2の辺に近い部分に
押圧力が与えられることにより、第1の辺又は第2の辺
を方形タッチパネルの初期位置と平行した姿勢を維持し
て支持フレームに向かって凹没移動させる平行維持手段
と、方形タッチパネルの第1の辺及び第2の辺が凹没移
動することを阻止する状態と解除する状態に制御する一
対のロック機構と、方形タッチパネルの第1の辺又は第
2の辺に押圧力が与えられたことを検知する押圧点検出
手段と、この押圧点検出手段の検知信号により、押圧力
が与えられた側のロック機構のロックを解除するロック
解除手段と、ロック解除手段がロックを解除した状態で
第1の辺又は第2の辺が支持フレームに向かって変位す
ることにより方形タッチパネルの背面と衝合し、方形タ
ッチパネルの押圧力に対してクリック感を与える一対の
タクトスイッチと、によって構成したクリック感付タッ
チパネルスイッチを提案する。
【0013】この発明の請求項3では請求項1又は2記
載のクリック感付タッチパネルスイッチの何れかにおい
て、平行維持手段は支持フレームに第1の辺及び第2の
辺に平行して回動自在に支持された回動軸と、この回動
軸によって互に連動して回動する一対のクランクアーム
と、方形タッチパネルから支持フレームに向かって突出
し、クランクアームの回動遊端にリンク結合した突出片
と、によって構成したクリック感付タッチパネルスイッ
チを提案する。この発明の請求項4では請求項1、2、
3記載のクリック感付タッチパネルスイッチの何れかに
おいて、ロック機構をステッピングモータによって回動
操作される回動アームによって構成し、回動アームの回
動位置に応じてロック状態とロック解除状態に制御する
構成としたクリック感付タッチパネルスイッチを提案す
る。
【0014】この発明の請求項5では請求項1、2、3
記載のクリック感付タッチパネルスイッチの何れかにお
いて、ロック機構を電磁プランジャによって構成し、電
磁プランジャのピストンを突出した状態と吸引した状態
でロック状態とロック解除状態とに制御する構成とした
クリック感付タッチパネルスイッチを提案する。作用 この発明によるクリック感付タッチパネルスイッチ
によれば方形タッチパネルの互いに平行した第1の辺及
び第2の辺をそれぞれ平行維持手段によって方形タッチ
パネルの初期姿勢と平行な姿勢を維持した状態で凹没移
動させる構造としたから、第1の辺及び第2の辺のそれ
ぞれに対してロック状態とロック解除状態に制御するロ
ック機構は、第1の辺と第2の辺のそれぞれに1本ずつ
電磁プランジャを設けるだけで済ませることができる。
この結果、高価な部品である電磁プランジャの数を半減
させることができるから、製造コストの低減が期待でき
る。
【0015】又、この発明によるクリック感付タッチパ
ネルスイッチによれば、方形タッチパネルは平行維持手
段で支持されているから、方形タッチパネルに例えばロ
ック機構から上枠に向かう偏倚力を与えることができ
る。この結果、方形タッチパネルは常時上枠に圧接させ
ておくことができるため、振動が与えられてもビリッキ
音を発生する恐れは全くなく、騒音を発生することのな
いクリック感付タッチパネルスイッチを提供することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図3にこの発明によるク
リック感付タッチパネルスイッチの一実施例を示す。図
6乃至図8と対応する部分には同一符号を付して示す。
図中11は支持フレーム、13は上枠、14は方形タッ
チパネル、16はこの方形タッチパネル14の四隅から
支持フレーム11に向かって突出して設けた突出片を示
す。尚、図1乃至図3では表示器は省略して示してい
る。この発明では方形タッチパネル14の互いに平行す
る2辺を第1の辺14A、第2の辺14B(図2参照)
と定義し、この第1の辺14Aと第2の辺14Bの双方
に、それぞれ第1の辺14A及び第2の辺14Bに押圧
力が与えられた時点でこれら第1の辺14A及び第2の
辺14Bを方形タッチパネル14の初期姿勢と平行した
姿勢に維持した状態で移動させる平行維持手段31A、
31Bを設けた構成とすると共に、第1の辺14A及び
第2の辺14Bの双方に対して押圧力に対して移動を阻
止するロック状態とロック解状態を解除するロック機構
32A、32Bを設けて構成とした点を特徴とするもの
である。
【0017】平行維持手段31A、31Bとしては、こ
の実施例ではクランク軸を用いた場合を示す。つまり、
方形タッチパネル14の第1の辺14Aと第2の辺14
Bに沿ってこの例では支持フレーム11に回転自在に支
持した回動軸31−1を設けると共に、この回転軸31
−1の両端にクランクアーム31−2を装着(形成)
し、このクランクアーム31−2の回動遊端を突出片1
6に形成した長孔31−3(図3参照)に係合させて平
行維持手段31A及び31Bを構成した場合を示す。
【0018】この構成によれば第1の辺14A側に押圧
力が与えれた場合、その押圧力がクランクアーム31−
2に伝達され、クランクアーム31−2を介して回転軸
31−1に伝達されるから、第1の辺14Aの一端側と
他端側は回転軸31−1に連結されて移動する。従って
第1の辺14A側は方形タッチパネル14の初期姿勢と
平行な姿勢を維持して支持フレーム11に近づく方向に
凹没移動する。また、第2の辺14B側に押圧力が与え
られた場合もこの第2の辺14Bの両端は突出片16に
形成した長孔31−3に係合し、クランクアーム31−
2を通じて回転軸31−1に連結されているから、この
場合も第2の辺14Bは方形タッチパネル14の初期姿
勢と平行な姿勢を維持して支持フレーム11に近づく方
向に凹没移動する。
【0019】ロック機構32A及び32Bとしてはこの
実施例ではステッピングモータ32−1と、このステッ
ピングモータ32−1の回転軸から突出させた回動アー
ム32−2とによって構成した場合を示す。ステッピン
グモータ32−1は停止位置で停止状態を維持するため
の励磁電磁流を供給しておくことにより、その停止位置
にロックされ、外力が与えられても強固にその位置を維
持する。従ってステッピングモータ31−1に取り付け
た回動アーム32−2を例えばクランクアーム31−2
に係合させ、その係合状態でクランクアーム32−2に
方形タッチパネル14を上枠13に向って押し付ける方
向に回動させる回動力を与え、方形タッチパネル14を
上枠13に圧接させた状態で停止位置に保持することに
より、方形タッチパネル14はその位置に強固にロック
される。
【0020】従って、第1の辺14A及び第2の辺14
Bの双方でステッピングモータ32−1で構成されるロ
ック機構32A、32Bの双方に関して方形タッチパネ
ル14が上枠13に圧接した状態で停止位置を維持する
ことにより方形タッチパネル14は強固に上枠13に圧
接されて固定される。従って、この状態で振動が与えら
れも、方形タッチパネル14はビリッキ音のような騒音
を発生することはない。このロック状態で第1の辺14
Aに近い側の領域A(図6参照)に押圧力を与えたとす
ると、この操作により押圧点検出手段21Aが領域Aに
押圧力が与えられたことを検出し、この検出信号により
第1の辺14A側のロック機構32Aのロックを解除す
る制御が実行される。このロック解除の制御は特に図示
していないがCPU等の制御手段によって実行される。
【0021】ロック手段32A、32Bのロック解除は
ステッピングモータ32−1に対する励磁電流の供給を
停止させればよい。励磁電流の供給が停止されることに
よりステッピングモータ32−1は自由な状態となり、
外力によって容易に回転軸を回動させることができる。
この結果、例えば第1の辺14Aに近い領域Aを押圧し
た場合にはこの第1の辺14A側の動きを停止させてい
るステッピングモータ32−1に供給している励磁電流
が遮断され、ステッピングモータ32−1は外力に従っ
て容易に回転する状態となる。従って、第1の辺14A
に近い位置に与えれた押圧力により方形タッチパネル1
4の第1の辺14Aが支持フレーム11に向って移動
し、この移動によってタクトスイッチ22Aが押下操作
され押圧力にクリック感を与えると共に、タクトスイッ
チ22Aから接点信号を発信させることができ、この接
点信号により領域Aに与えられている機能の起動或いは
停止の制御を行わせることができる。
【0022】第2の辺14Bに近い領域C(図6参照)
を押圧操作した場合は押圧点検出手段21Bがこれを検
知し、この検知信号により第2の辺14B側のロック機
構32Bを構成するステッピングモータ32−1に供給
している励磁電流を遮断し、ロック状態を解除する。こ
のロック状態の解除により方形タッチパネル14の第2
の辺14Bは初期姿勢と平行な姿勢を維持して支持フレ
ーム11に向って凹没移動する。この凹没移動により方
形タッチパネル14はタクトスイッチ22Bを押下操作
し、クリック感を与えることができる。またこのクリッ
ク感と共にタクトスイッチ22Bから接点信号を発信す
るから、領域Cに割当られた機能の制御を行なわせるこ
とができる。
【0023】このように、この発明によれば2個のステ
ッピングモータ32−1によってロック機構32Aと3
2Bを構成することができるから、部品点数を減らすこ
とができる。然も、使用するステッピングモータ32−
1はロック位置を維持するだけの力を発生すればよいか
ら、強力なモータは必要としない。このために廉価なス
テッピングモータ32−1を用いることができるから、
製造コストの低減は確実である。更に、ロック状態では
方形タッチパネル14は上枠13に対してステッピング
モータ32―1によって押し付けられた状態にロックさ
れているため、振動が与えられたとしても方形タッチパ
ネル14がビリッキ音を発生することはない。
【0024】図4はこの発明の変形実施側を示す。この
実施側ではロック機構32A、32Bを電磁プランジャ
32−3と係合片32−4とによって構成した場合を示
す。この場合には特に図示しないが、方形タッチパネル
14と支持フレーム11との間には方形タッチパネル1
4を上枠13に圧接するための偏倚バネが設けられ、方
形タッチパネル14の第1の辺14A又は第2の辺14
Bに近い側を押圧操作した場合、その押圧点の位置に応
じてロック機構32A又は32Bのロックが解除され
て、その押圧力により偏倚バネの偏倚力に抗して方形タ
ッチパネル14の第1の辺14A又は第2の辺14Bは
初期姿勢と平行な姿勢を維持して凹没移動し、タクトス
イッチ22A又は22Bを操作する。
【0025】この実施例でも方形タッチパネル14の第
1の辺14A及び第2の辺14Bは平行維持手段31A
及び31Bによって平行な姿勢を維持して移動するか
ら、ロック機構32A及び32Bは1本の電磁プランジ
ャ32−3で構成することができる。従って、図1乃至
図3に示した実施例と同様に部品数を少なくすることが
できる。またロック機構32A及び32Bによって方形
タッチパネル14を上枠13に押し付けることができる
から、振動が与えられても方形タッチパネル14がビリ
ッキ音を発生することはない。
【0026】図5はこの発明の更に他の実施例を示す。
この実施例は平行維持手段31の構成の変形例を示す。
つまり、クランクアーム31−2の回動遊端を突出片1
6に回動自在に支持させると共に、回転軸31−1側を
支持フレーム11上で摺動自在に支持させた構造とした
ものである。31−4は摺動子を示す。又、この実施例
ではこの摺動子31−4の摺動方向にロック機構32A
及び32Bを構成するピストン32−5を配置し、この
ピストン32−5により摺動子31−4の摺動を阻止す
ることによりロック状態に制御し、ピストン32−4を
引き上げることによりロックを解除する構造とした場合
を示す。
【0027】この実施例でも、上述した実施例と同様の
作用効果が得られることは容易に理解できよう。また、
上述では、平行維持手段31としてクランク軸を利用し
た実施例を説明したが、その他にも例えばパンタグラフ
機構を利用することも考えられる。従ってクランク軸を
利用した平行維持手段に限定されるものでないことは容
易に理解できよう。
【0028】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば方形
タッチパネル14の第1の辺14A及び第2の辺14B
を平行維持手段31によって平行な姿勢を維持して移動
させる構成としたから、図6に示したように一対の電磁
プランジャ15A、15B及び15C、15Dのそれぞ
れを使って平行な姿勢を維持させて方形タッチパネル1
4を凹没移動させる構成を採らなくて済むため、高価な
部品の数を減らすことができるから、製造コストを低減
することができる利点が得られる。
【0029】更に、この発明によればロック機構32が
ロック状態では方形タッチパネル14を上枠に向かって
押し上げる構成としたから方形タッチパネル14に振動
が与えられても、方形タッチパネル14からビリッキ音
が発生することが阻止される。この結果、振動によって
騒音が発生することのないタッチパネルスイッチを提供
することができる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるクリック感付タッチパネルスイ
ッチの要部の構造を説明するための側面図。
【図2】図1に示した実施例を上部から見た平面図。
【図3】図1を直角方向から見た側面図。
【図4】この発明の変形実施例を説明するための側面
図。
【図5】この発明の更に他の変形実施例を説明するため
の側面図。
【図6】従来の技術を説明するための平面図。
【図7】図6に示したA−A線上の断面図。
【図8】図6に示したクリック感付タッチパネルスイッ
チの動作を説明するための平面図。
【図9】図8と同様の平面図。
【図10】図6に示したクリック感付タッチパネルスイ
ッチの要部の構造を説明するための図。
【図11】図6に示したクリック感付タッチパネルスイ
ッチに用いるタクトスイッチの一例を説明するための断
面図。
【符号の説明】
11 支持フレーム 12 表示器 13 上枠 14 方形タッチパネル 14A 第1の辺 14B 第2の辺 16 突出片 31A、31B 平行維持手段 31―1 回転軸 31―2 クランクアーム 31―3 長孔 32A、32B ロック機構 32―1 ステッピングモータ 32―2 回転アーム 32―3 電磁プランジャ 32―4 係合片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形タッチパネルの互に平行する第1の辺
    と第2の辺に係合するロック機構と、第1の辺と第2の
    辺に近い部分を押圧操作する押圧点の位置を検出する押
    圧点検出手段と、上記第1の辺及び第2の辺に近接した
    上記方形タッチパネルの背面側に対向して配置されたタ
    クトスイッチとを有し、上記第1の辺及び第2の辺に近
    い方形タッチパネルの表面に押圧力を印加することによ
    り、その押圧点の位置を検知し、その検知信号により押
    圧点に近い側のロック機構のロック解除させ、その押圧
    点側を凹没移動させてタクトスイッチを操作させ、タク
    ト感と接点信号を発信させる構造のクリック感付タッチ
    パネルスイッチにおいて、 上記方形タッチパネルの上記第1の辺及び第2の辺に対
    して平行維持手段を設け、この平行維持手段により上記
    方形タッチパネルの上記第1の辺及び第2の辺を初期姿
    勢と平行な姿勢を維持して凹没移動させる構造としたこ
    とを特徴とするクリック感付タッチパネルスイッチ。
  2. 【請求項2】A.支持フレームから所定の間隔を保持し
    て配置された上枠と、 B.この上枠の背面に弾性的に圧接された方形タッチパ
    ネルと、 C.この方形タッチパネルの互に平行する第1の辺と第
    2の辺に沿って配置され、これら第1の辺又は第2の辺
    に近い部分に押圧力が与えられることにより、上記第1
    の辺又は第2の辺を上記支持フレームの板面と平行した
    姿勢を維持して上記支持フレームに向かって変位させる
    平行維持手段と、 D.上記方形タッチパネルの第1の辺又は第2の辺が変
    位することを阻止する状態と解除する状態に制御する一
    対のロック機構と、 E.上記方形タッチパネルの第1の辺又は第2の辺に押
    圧力が与えられたことを検知する押圧点検出手段と、 F.この押圧点検出手段の検知信号により、押圧力が与
    えられた側のロック機構のロックを解除するロック解除
    手段と、 G.ロック解除手段がロックを解除した状態で上記第1
    の辺又は第2の辺を上記支持フレームに向かって変位す
    ることにより上記方形タッチパネルの背面と衝合し、方
    形タッチパネルの押圧力に対してクリック感を与える一
    対のタクトスイッチと、 によって構成したことを特徴とするクリック感付タッチ
    パネルスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1、2記載のクリック感付タッチ
    パネルスイッチの何れかにおいて上記平行維持手段は上
    記フレームに上記第1の辺及び第2の辺に平行して回動
    自在に支持された回動軸と、この回動軸によって互に運
    動して回動する一対のクランクアームと、上記方形タッ
    チパネルから上記支持フレームに向かって突出し、上記
    クランクアームの回動遊端にリンク結合した突出片と、 によって構成したことを特徴とするクリック感付タッチ
    パネルスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3記載のクリック感付タ
    ッチパネルスイッチの何れかにおいて、上記ロック機構
    をステッピングモータによって回動操作される回動アー
    ムによって構成し、回動アームの回動位置に応じてロッ
    ク状態とロック解除状態に制御する構成としたことを特
    徴とするクリック感付タッチパネルスイッチ。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3記載のクリック感付タッ
    チパネルスイッチの何れかについて、上記ロック機構を
    電磁プランジャによって構成し電磁プランジャのピスト
    ンを突出させた状態及び、吸引した状態でロック状態と
    ロック解除状態に制御する構成としたことを特徴とする
    クリック感付タッチパネルスイッチ。
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