JP2002297249A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2002297249A
JP2002297249A JP2001096414A JP2001096414A JP2002297249A JP 2002297249 A JP2002297249 A JP 2002297249A JP 2001096414 A JP2001096414 A JP 2001096414A JP 2001096414 A JP2001096414 A JP 2001096414A JP 2002297249 A JP2002297249 A JP 2002297249A
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current
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voltage
input
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Hitoshi Takeda
仁志 武田
Tomokazu Suzuki
友和 鈴木
Masayasu Ito
昌康 伊藤
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/575Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices characterised by the feedback circuit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R15/00Arrangements or adaptations of sanitation devices
    • B60R15/04Toilet facilities

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置において、シリーズレギュレータと
してのメインの半導体素子の発熱を低減する。 【解決手段】 直流電源10とシリーズレギュレータ200
の入力側の直流電流経路上に、トランジスタ312 と抵抗
器314 とが並列接続された並列回路310 を有する電力消
費部300 を設ける。抵抗素子412,414からなる抵抗直列
回路410 を有する電流設定部400 を設ける。抵抗直列回
路410 の一端には、直流電源10から入力直流電圧+Bが印
加され、他端には、ツェナーダイオード212 のカソード
端子からツェナー電圧が印加される。接続点413 に発生
する分圧電圧が、トランジスタ312 のベース端子に印加
されて、エミッタ端子とコレクタ端子との間に流れる電
流量が設定される。回路全体の電力ロスをシリーズレギ
ュレータ200 と電力消費部300 に分散させることで電力
ロスの1箇所集中を防止でき、トランジスタ210 の発熱
を低減することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関す
る。特に本発明は、シリーズレギュレータ(ドロッパ型
電源)を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流電源から入力された入力直流電圧を
安定化した出力直流電圧にする電源装置として、シリー
ズレギュレータ(ドロッパ型電源ともいう)が知られて
いる。
【0003】このシリーズレギュレータは、入力直流電
圧を前記入力直流電圧よりも低い安定化した出力直流電
圧にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このシリー
ズレギュレータは、3端子レギュレータ素子やメインの
制御素子であるトランジスタなどの半導体素子の入出力
間の電圧降下分による電力ロスを熱に変換するため、電
圧降下が大きいと、半導体素子での電力ロスが大きくな
って、製品全体の発熱による信頼性低下の問題が発生す
る。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる電源装置を提供することを目的とする。この
目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組
み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更な
る有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
形態によると、電源装置は、直流電源から入力された入
力直流電圧を入力直流電圧よりも低い安定化した出力直
流電圧にするシリーズレギュレータを備えた電源装置で
あって、直流電源とシリーズレギュレータの入力側との
間の直流電流経路上に設けられた、第1の固定抵抗器お
よび半導体素子の並列回路を有する電力消費部と、半導
体素子の電流入力端子と電流出力端子との間に流れる電
流量を設定する電流設定部とを備え、半導体素子は、電
流入力端子が直流電源側に配され、電流出力端子がシリ
ーズレギュレータ側に配され、設定入力端子が電流設定
部の設定出力端子と接続されている。
【0007】本発明の第2形態によると、電源装置は、
直流電源から入力された入力直流電圧を入力直流電圧よ
りも低い安定化した出力直流電圧にするシリーズレギュ
レータを備えた電源装置であって、シリーズレギュレー
タと並列に配された、第1の固定抵抗器および第1の半
導体素子の並列回路を有する第1の電力消費部と、第1
の半導体素子の電流入力端子と電流出力端子との間に流
れる電流量を設定する第1の電流設定部とを備え、第1
の半導体素子は、電流入力端子がシリーズレギュレータ
の入力側に配され、電流出力端子がシリーズレギュレー
タの出力側に配され、設定入力端子が第1の電流設定部
の設定出力端子と接続されている。
【0008】本発明の第2形態の電源装置は、直流電源
とシリーズレギュレータの入力側との間の直流電流経路
上に設けられた、第2の固定抵抗器および第2の半導体
素子の並列回路を有する第2の電力消費部と、第2の半
導体素子の電流入力端子と電流出力端子との間に流れる
電流量を設定する第2の電流設定部とをさらに備え、第
2の半導体素子は、電流入力端子が直流電源側に配さ
れ、電流出力端子がシリーズレギュレータ側に配され、
設定入力端子が第2の電流設定部の設定出力端子と接続
されていてもよい。
【0009】第1あるいは第2形態の電源装置において
は、電力消費部は、並列回路内において、半導体素子と
直列接続された第3の固定抵抗器を有してもよい。
【0010】また、第1あるいは第2形態の電源装置に
おいては、電力消費部は、並列回路と直列接続された第
4の固定抵抗器を有してもよい。
【0011】また、第1あるいは第2形態の電源装置に
おいては、電力消費部は、並列回路が複数段直列接続さ
れていてもよい。あるいは、電力消費部は、並列回路が
複数並列接続されていてもよい。
【0012】また、第1あるいは第2形態の電源装置に
おいては、電流設定部は、半導体素子の設定入力端子の
バイアスを規定することにより半導体素子の電流量を設
定することが望ましい。この場合、電流設定部は、バイ
アスを変更する変更部を有していてもよい。またこの場
合、電流設定部は、直流電源から入力された入力直流電
圧と所定の基準電圧との間に直列に配された複数の抵抗
素子による分圧電圧によってバイアスを規定してもよ
い。
【0013】またこの場合、電流設定部は、所定の基準
電圧として、シリーズレギュレータの出力直流電圧を規
定する電圧を用いてもよい。あるいは、電流設定部は、
バイアスを規定するツェナーダイオードを有してもよ
い。
【0014】また、第1あるいは第2形態の電源装置に
おいては、電流設定部は、半導体素子の電流出力端子と
接続された帰還回路と、一方の入力端子が帰還回路と接
続され、他方の入力端子に所定の基準電圧が入力され、
出力端子が半導体素子の設定入力端子と接続された増幅
回路とを有してもよい。
【0015】また、第1あるいは第2形態の電源装置に
おいては、電流設定部は、実使用状態における半導体素
子の発熱量が、シリーズレギュレータの発熱量と略等し
くなるように、半導体素子に流れる電流量を設定するこ
とが好ましい。
【0016】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、シリーズレギュレータは、当該シリーズレギュレ
ータの出力直流電圧を規定するツェナーダイオードを有
し、電力消費部は、電流入力端子がコレクタ端子、電流
出力端子がエミッタ端子、設定入力端子がベース端子で
ある半導体素子としてのnpn型トランジスタと第1の
固定抵抗器とが並列接続された並列回路を有し、電流設
定部は、複数の抵抗素子が直列接続された抵抗直列回路
を有し、かつ抵抗直列回路の一端が直流電源に接続され
るとともに、他端がツェナーダイオードのカソード端子
に接続されており、複数の抵抗素子の間である設定出力
端子に発生する分圧電圧がnpn型トランジスタのベー
ス端子に印加されていてもよい。
【0017】この場合、電力消費部は、並列回路内にお
いて、npn型トランジスタのコレクタ端子と直流電源
との間に配された第3の固定抵抗器を有してもよい。
【0018】またこの場合、電力消費部は、並列回路内
において、npn型トランジスタのエミッタ端子とシリ
ーズレギュレータの入力側との間に配された第3の固定
抵抗器を有してもよい。
【0019】またこの場合、第1形態の電源装置は、並
列回路のエミッタ端子側とシリーズレギュレータの入力
側との間に配された第4の固定抵抗器を有してもよい。
あるいは、第1形態の電源装置は、並列回路のコレクタ
端子側と直流電源との間に配された第4の固定抵抗器を
有してもよい。
【0020】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、シリーズレギュレータは、当該シリーズレギュレ
ータの出力直流電圧を規定するツェナーダイオードを有
し、電力消費部は、電流入力端子がエミッタ端子、電流
出力端子がコレクタ端子、設定入力端子がベース端子で
ある半導体素子としてのpnp型トランジスタと第1の
固定抵抗器とが並列接続された並列回路を有し、電流設
定部は、複数の抵抗素子が直列接続され、かつ一端が直
流電源に接続されるとともに、他端がツェナーダイオー
ドのカソード端子に接続された抵抗直列回路と、ベース
端子に複数の抵抗素子の間である設定出力端子に発生す
る分圧電圧が印加され、エミッタ端子がシリーズレギュ
レータと接続され、コレクタ端子が第1の抵抗素子を介
して直流電源と接続されるとともに第2の抵抗素子を介
してpnp型トランジスタのベース端子に接続されたn
pn型トランジスタとを有してもよい。
【0021】この場合、第1形態の電源装置は、並列回
路のコレクタ端子側とシリーズレギュレータの入力側と
の間に配された第4の固定抵抗器を有してもよい。
【0022】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、シリーズレギュレータは、当該シリーズレギュレ
ータの出力直流電圧を規定する第1のツェナーダイオー
ド、および第1のツェナーダイオードのカソード端子と
シリーズレギュレータの入力との間に接続された第1の
ツェナー抵抗を有し、電力消費部は、電流入力端子がコ
レクタ端子、電流出力端子がエミッタ端子、設定入力端
子がベース端子である半導体素子としてのnpn型トラ
ンジスタと第1の固定抵抗器とが並列接続された並列回
路を有し、電流設定部は、第2のツェナーダイオード、
および第2のツェナーダイオードのカソード端子と直流
電源との間に接続された第2のツェナー抵抗を有し、設
定出力端子が第2のツェナーダイオードのカソード端子
であって、このカソード端子に発生するツェナー電圧が
npn型トランジスタのベース端子に印加されていても
よい。
【0023】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、シリーズレギュレータは、当該シリーズレギュレ
ータの出力直流電圧を規定するツェナーダイオードを有
し、電力消費部は、電流入力端子がコレクタ端子、電流
出力端子がエミッタ端子、設定入力端子がベース端子で
ある半導体素子としてのnpn型トランジスタと第1の
固定抵抗器とが並列接続された並列回路が複数段直列接
続されており、電流設定部は、並列回路の段数に応じた
数の抵抗素子が直列接続され、かつ一端が直流電源に接
続されるとともに他端がツェナーダイオードのカソード
端子に接続された抵抗直列回路を有し、設定出力端子が
複数の抵抗素子の各接続点であって、各段のトランジス
タのベース端子には、各接続点に発生するそれぞれ異な
る分圧電圧が、各段のトランジスタの配列順に沿って印
加されていてもよい。
【0024】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、シリーズレギュレータは、当該シリーズレギュレ
ータの出力直流電圧を規定するツェナーダイオードを有
し、電力消費部は、電流入力端子がコレクタ端子、電流
出力端子がエミッタ端子、設定入力端子がベース端子で
ある半導体素子としてのnpn型トランジスタと第1の
固定抵抗器とが並列接続された並列回路が複数段直列接
続されており、電流設定部は、並列回路の段数と同じ数
の、複数の抵抗素子が直列接続され、かつそれぞれの一
端が直流電源に接続されるとともにそれぞれの他端がツ
ェナーダイオードのカソード端子に接続された抵抗直列
回路を有し、設定出力端子が各抵抗直列回路における複
数の抵抗素子の各接続点であって、各接続点に発生する
分圧電圧がそれぞれトランジスタのベース端子に印加さ
れていてもよい。
【0025】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、電力消費部は、電流入力端子がコレクタ端子、電
流出力端子がエミッタ端子、設定入力端子がベース端子
である半導体素子としてのnpn型トランジスタと第1
の固定抵抗器とが並列接続された並列回路を有し、電流
設定部は、エミッタ端子と接続された帰還回路と、反転
入力端子が帰還回路と接続され、非反転入力端子にシリ
ーズレギュレータの出力直流電圧を規定する所定の基準
電圧が入力された反転増幅回路とを有し、設定出力端子
が反転増幅回路の出力端子であって、この出力端子がn
pn型トランジスタのベース端子に接続されていてもよ
い。
【0026】また、本発明の第1形態の電源装置におい
ては、電力消費部は、電流入力端子がエミッタ端子、電
流出力端子がコレクタ端子、設定入力端子がベース端子
である半導体素子としてのpnp型トランジスタと第1
の固定抵抗器とが並列接続された並列回路を有し、電流
設定部は、コレクタ端子と接続された帰還回路と、反転
入力端子が帰還回路と接続され、非反転入力端子にシリ
ーズレギュレータの出力直流電圧を規定する所定の基準
電圧が入力され、出力端子がベース端子と接続された反
転増幅回路と、ベース端子が反転増幅回路の出力端子と
接続され、エミッタ端子が所定の基準電位に接続された
npn型トランジスタを有し、設定出力端子がnpn型
トランジスタのコレクタ端子であって、この出力端子が
pnp型トランジスタのベース端子に接続されていても
よい。
【0027】本発明の第3形態によると、電源装置は、
直流電源から入力された入力直流電圧を入力直流電圧よ
りも低い安定化した出力直流電圧にするシリーズレギュ
レータを備えた電源装置であって、シリーズレギュレー
タと並列に接続された第5の固定抵抗器と、シリーズレ
ギュレータの出力電圧を、入力直流電圧と出力直流電圧
との間の所定の電圧にクランプするクランプダイオード
とを備えた。
【0028】この第3形態の電源装置においては、クラ
ンプダイオードは、カソード端子がシリーズレギュレー
タの出力に接続され、アノード端子がシリーズレギュレ
ータの基準電位に接続されたツェナーダイオードであっ
てもよい。
【0029】また第3形態の電源装置においては、シリ
ーズレギュレータは、当該シリーズレギュレータの出力
直流電圧を規定するツェナーダイオード、およびツェナ
ーダイオードのカソード端子とシリーズレギュレータの
入力との間に接続されたツェナー抵抗を有し、クランプ
ダイオードは、アノード端子がシリーズレギュレータの
出力に接続され、カソード端子がツェナーダイオードの
カソード端子に接続されたダイオードとツェナーダイオ
ードとにより構成されてもよい。
【0030】また第3形態の電源装置においては、シリ
ーズレギュレータは、当該シリーズレギュレータの出力
直流電圧を規定するツェナーダイオードを有し、さら
に、npn型トランジスタと第1の固定抵抗器とが並列
接続された並列回路を有する電力消費部と、複数の抵抗
素子が直列接続され、かつ一端が直流電源に接続される
とともに、他端がツェナーダイオードのカソード端子に
接続された抵抗直列回路を有し、複数の抵抗素子の間で
ある設定出力端子に発生する分圧電圧がnpn型トラン
ジスタのベース端子に印加された、npn型トランジス
タの電流入力端子であるコレクタ端子と電流出力端子で
あるエミッタ端子との間に流れる電流量を設定する電流
設定部とを備え、クランプダイオードは、アノード端子
がシリーズレギュレータの出力に接続され、カソード端
子がツェナーダイオードのカソード端子に接続されたダ
イオードとツェナーダイオードとにより構成されてもよ
い。
【0031】上記第1から第3形態の各電源装置におい
ては、各固定抵抗器は、アルミやセラミックなどのプリ
ント基板上に印刷抵抗で形成されていることが望まし
い。
【0032】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションもまた発明となり得る。
【0033】
【発明の実施形態】以下、発明の実施形態を通じて本発
明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発
明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明さ
れている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必
須であるとは限らない。
【0034】図1は、本発明の電源装置の第1実施形態
の回路図である。この電源装置100は、シリーズレギ
ュレータ200、および電源装置100に接続される直
流電源10とシリーズレギュレータ200の入力側の直
流電流経路上に設けられた電力消費部300を有する。
また電源装置100は、電流設定部400、および入力
直流電圧+Bをデカップリングするコンデンサ110を
有する。
【0035】シリーズレギュレータ200は、コレクタ
端子が電流入力端子、エミッタ端子が電流入力出力端子
となる、メインのレギュレータ素子であるnpn型トラ
ンジスタ210と、npn型トランジスタ210のエミ
ッタ端子に発生する出力直流電圧Vccを規定するツェナ
ーダイオード212と、エミッタ端子に接続されたデカ
ップリング用のコンデンサ202とを有している。np
n型トランジスタ210のベース端子は、ツェナーダイ
オード212のカソード端子に接続されており、このカ
ソード端子に発生するツェナー電圧が、ベース端子に入
力される。この構成により、電源装置100は、直流電
源10から入力された入力直流電圧+Bを、この入力直
流電圧+Bよりも低い安定化した出力直流電圧Vccにす
る。
【0036】電力消費部300は、本発明の半導体素子
の一例であるnpn型トランジスタ312と本発明の第
1の固定抵抗器の一例である抵抗器314とが並列接続
された並列回路310を有する。この並列回路310の
入力側は直流電源10と接続され、出力側はシリーズレ
ギュレータ200を構成するnpn型トランジスタ21
0のコレクタ端子と接続されている。
【0037】電流設定部400は、2つの抵抗素子41
2,414が直列接続された抵抗直列回路410を有す
る。この抵抗直列回路410の一端は、直流電源10に
接続されており、この一端には直流電源10から入力さ
れた入力直流電圧+Bが印加されている。一方、抵抗直
列回路410の他端は、シリーズレギュレータ200を
構成するツェナーダイオード212のカソード端子に接
続されており、この他端にはツェナーダイオード212
のカソード端子に生成されたツェナー電圧が印加されて
いる。2つの抵抗素子412,414の間(接続点41
3)である設定出力端子に発生する分圧電圧が、電力消
費部300を構成するnpn型トランジスタ312のベ
ース端子に印加されている。つまり、電流設定部400
は、npn型トランジスタ312の設定入力端子である
ベース端子のバイアス電圧(バイアス電流)を規定する
ことで、npn型トランジスタ312のコレクタ端子か
らエミッタ端子に流れる電流量を設定する。
【0038】ここでたとえば、直流電源10から入力さ
れる入力直流電圧+B=15V、シリーズレギュレータ
200の出力直流電圧Vcc=5V、シリーズレギュレー
タ200の出力電流Icc=0.1A、抵抗器314の抵
抗値=100Ωの場合、電力消費部300の出力側の電
位が7Vとなるように、抵抗直列回路410の接続点4
13に発生する分圧電圧を設定してnpn型トランジス
タ312に流れる電流を設定する。npn型トランジス
タ210の電力ロスは、(7V−5V)×0.1A=
0.2Wとなる。npn型トランジスタ312と並列に
配された抵抗器314に流れる電流は、(15V−7
V)/100Ω=0.08Aであるから、抵抗器314
による電力ロスは、(15V−7V)×0.08A=
0.64Wとなる。また、npn型トランジスタ312
の電力ロスは、(15V−7V)×(0.1A−0.0
8A)=0.16Wとなる。回路全体の電力ロスは、
(+B−Vcc)×Icc=(15V−5V)×0.1A=
1Wとなり、電力消費部300とnpn型トランジスタ
210の各電力ロスの総和と等しい。
【0039】このように第1実施形態の電源装置100
は、直流電源10とシリーズレギュレータ200との間
の直流電流経路上に電力消費部300を設けたことによ
り、回路全体の電力ロスをシリーズレギュレータ200
と電力消費部300に分散させることで電力ロスの1箇
所集中を防止でき、シリーズレギュレータ200を構成
するnpn型トランジスタ210の発熱を低減すること
ができる。さらに電力ロスの1箇所集中がなくなるの
で、電源装置全体の放熱設計も楽になり、発熱に関わる
電源装置の信頼性を向上させることができる。特に、直
流電源10とシリーズレギュレータ200との間に固定
抵抗器314を備えることにより、電圧降下分を熱に変
換する役割を半導体に比べ熱容量の大きい固定抵抗器に
担わせることができ、放熱対策の点で優れた効果が得ら
れる。
【0040】また、電力消費部300や電流設定部40
0を構成する部品点数が比較的少ないので、コストアッ
プが少なく、また熱分散させることで、シリーズレギュ
レータの半導体素子として、小さくて安価なものを選定
できる。この結果、装置の小型化を図ることができる。
【0041】また、この第1実施形態の構成では、抵抗
器314の定数や抵抗直列回路410の各抵抗素子41
2,414の抵抗比を変更すれば、入出力仕様や実際に
用いたいトランジスタや発熱定格に関わる抵抗サイズに
適合した回路を作り込むことができる。また、入出力仕
様に関わらず、出力直流電圧Vccが規定電圧以上に上昇
することはない。
【0042】なお、電力消費部300のトランジスタ3
12と並列に配された抵抗器314の放熱効果を高める
には、厚膜ハイブリッドICなどのように、回路の全体
もしくは一部をたとえばアルミやセラミックなどのプリ
ント基板上に形成し、この際、印刷抵抗で抵抗器314
を形成するとよい。
【0043】図2は、本発明の電源装置の第2実施形態
の回路図である。第2実施形態の電源装置100は、電
力消費部300の並列回路310が、npn型トランジ
スタ312のコレクタ端子と直流電源10との間に配さ
れた抵抗器316、およびエミッタ端子とシリーズレギ
ュレータ200の入力側であるnpn型トランジスタ2
10のコレクタ端子側に配された抵抗器318を有する
点が上記第1実施形態と異なる。また、第2実施形態の
電源装置100は、電力消費部300が、並列回路31
0の出力側とnpn型トランジスタ210のコレクタ端
子側との間に配された抵抗器330、および並列回路3
10の入力側と直流電源10との間に配された抵抗器3
32とダイオード334との直列回路を有する点が上記
第1実施形態と異なる。抵抗器316,318は、本発
明の第3の固定抵抗器の一例である。また、抵抗器33
0,332は、本発明の第4の固定抵抗器の一例であ
る。ダイオード334は、必ずしも必要ではない。
【0044】入力直流電圧+Bが高くなると、シリーズ
レギュレータ200の入出力間電圧差が大きくなり、シ
リーズレギュレータ200を構成するnpn型トランジ
スタ210の発熱が大きくなる。たとえば、Icc=0.
1A、+B=35V、Vcc=5Vのとき、入力直流電圧
+Bを直接にシリーズレギュレータ200に入力する
と、電力ロスは、(+B−Vcc)×Icc=(35V−5
V)×0.1A=3Wとなる。逆に、入出力間電圧差が
大きくなるなるので、直流電源10とシリーズレギュレ
ータ200との間に、さらに抵抗器を直列に入れること
もできる。
【0045】たとえば前例において、抵抗器332,3
30と並列回路310とによる動作時の合成直列抵抗と
して200Ωを入れると、この合成直列抵抗による電圧
ドロップが20Vとなるが、まだ15Vが残るので、シ
リーズレギュレータとしての動作が充分に保証できる。
また、図示する構成の電力消費部300としたことによ
り、回路全体の電力ロスをシリーズレギュレータ200
と電力消費部300に分散させるとともに、電力消費部
300の電力ロスを、抵抗器314やnpn型トランジ
スタ312だけでなく、抵抗器332,316,31
8,330にも分散させることができる。つまりこの第
2実施形態の電源装置100は、入力直流電圧+Bがよ
り高くなった場合や、回路部品点数が増えてもトランジ
スタに熱損失の小さなものを使用したい場合などに有効
である。
【0046】抵抗直列回路410の各抵抗素子412,
414の抵抗比を変更したり、pnp型トランジスタ3
12と並列に配された抵抗器314や、その他の抵抗器
332,316,318,330の抵抗比を調整すれ
ば、入出力仕様や実際に用いたいトランジスタや発熱定
格に関わる抵抗サイズに合わせた回路を作り込むことが
できる。
【0047】図3は、本発明の電源装置の第3実施形態
の回路図である。第3実施形態の電源装置100は、電
力消費部300および電流設定部400の構成が、第1
実施形態と異なる。電力消費部300は、電流入力端子
がエミッタ端子、電流出力端子がコレクタ端子、設定入
力端子がベース端子である本発明の半導体素子の一例で
あるpnp型トランジスタ312と本発明の第1の固定
抵抗器の一例である抵抗器314とが並列接続された並
列回路310を有する。また電力消費部300は、並列
回路310の出力側とnpn型トランジスタ210のコ
レクタ端子側との間に配された本発明の第4の固定抵抗
器の一例である抵抗器330を有する。
【0048】一方電流設定部400は、2つの抵抗素子
412,414が直列接続され、かつ一端が直流電源1
0に接続されるとともに、他端がツェナーダイオード2
12のカソード端子に接続された抵抗直列回路410
と、npn型トランジスタ420と、抵抗素子422,
424とを有する。npn型トランジスタ420のベー
ス端子には2つの抵抗素子412,414の間(接続点
413)である設定出力端子に発生する分圧電圧が印加
され、エミッタ端子がシリーズレギュレータ200を構
成するnpn型トランジスタ210のコレクタ端子と接
続されている。またコレクタ端子が、本発明の第1の抵
抗素子の一例である抵抗素子422を介して直流電源1
0と接続されるとともに、本発明の第2の抵抗素子の一
例である抵抗素子424を介してpnp型トランジスタ
312のベース端子に接続されている。
【0049】第3実施形態の電源装置100は、トラン
ジスタと抵抗の数が上記第1実施形態よりも増えたこと
により、より入力直流電圧が高くなった場合にも対応す
ることができる。つまりこの第3実施形態の電源装置1
00は、第2実施形態と同様に、入力直流電圧+Bがよ
り高くなった場合や、回路部品点数が増えてもトランジ
スタに熱損失の小さなものを使用したい場合などに有効
である。
【0050】抵抗直列回路410の各抵抗素子412,
414の抵抗比を変更したり、pnp型トランジスタ3
12と並列に配された抵抗器314と並列回路310と
直列接続された抵抗器330の抵抗比を調整すれば、入
出力仕様や実際に用いたいトランジスタや発熱定格に関
わる抵抗サイズに合わせた回路を作り込むことができ
る。なおこの第3実施形態の構成では、特に抵抗器31
4,330が熱分散に有効な素子である。
【0051】図4は、本発明の電源装置の第4実施形態
の回路図である。第4実施形態の電源装置100は、シ
リーズレギュレータ200が、出力直流電圧Vccを規定
するツェナーダイオード212のカソード端子とシリー
ズレギュレータ200の入力であるnpn型トランジス
タ210のコレクタ端子との間に接続されたツェナー抵
抗214を有している点が第1実施形態と異なる。ま
た、電流設定部400が、ツェナーダイオード430、
ツェナーダイオード430のカソード端子と直流電源と
の間に接続されたツェナー抵抗432を有し、設定出力
端子であるツェナーダイオードのカソード端子が電力消
費部300を構成するnpn型トランジスタ312のベ
ース端子に接続されている点が第1実施形態と異なる。
ツェナーダイオード430のカソード端子に発生するよ
り正確なツェナー電圧がnpn型トランジスタ312の
ベース端子に印加されるから、pnp型トランジスタ3
12に流れる電流量をより正確に設定することができ
る。
【0052】図5は、本発明の電源装置の第5実施形態
の回路図である。第5実施形態の電源装置100は、電
力消費部300が2段直列接続された並列回路310,
320を有する点、またこれに応じて、電流設定部40
0内の抵抗直列回路410を構成する抵抗素子の数が、
その段数に応じて増加している点が上記第1実施形態と
異なる。
【0053】電力消費部300は、電流入力端子がコレ
クタ端子、電流出力端子がエミッタ端子、設定入力端子
がベース端子である本発明の半導体素子の一例であるn
pn型トランジスタ312と本発明の第1の固定抵抗器
の一例である抵抗器314とが並列接続された並列回路
310、同じくnpn型トランジスタ322と抵抗器3
24とが並列接続された並列回路320の、2つの並列
回路が2段直列接続されている。
【0054】また電流設定部400は、並列回路の段数
に応じた数の抵抗素子412,414,416が直列接
続された抵抗直列回路410を有している。抵抗直列回
路410の一端が直流電源10に接続されるとともに他
端がツェナーダイオード212のカソード端子に接続さ
れている。抵抗素子412,414の接続点413がn
pn型トランジスタ312のベース端子に接続され、抵
抗素子414,416の接続点415がnpn型トラン
ジスタ322のベース端子に接続されている。これによ
り、各段のトランジスタ312,322のベース端子に
は、設定出力端子である各接続点413,415に発生
するそれぞれ異なる分圧電圧が、各段のトランジスタ3
12,322の配列順に沿って印加される。
【0055】この第5実施形態の電源装置100によれ
ば、並列回路を複数段直列接続した電力消費部300と
したので、熱分散をより効果的に実現することができ
る。抵抗直列回路410を構成する抵抗素子の抵抗比を
変更して、各段のトランジスタに流れる電流量を設定す
ることで、熱分散の仕方を調整することができる。
【0056】図6は、本発明の電源装置の第6実施形態
の回路図である。第6実施形態の電源装置100は、電
流設定部400内の抵抗直列回路410の構成が、上記
第5実施形態と異なる。電流設定部400は、2つの抵
抗素子412,414が直列接続された抵抗直列回路4
10と、2つの抵抗素子422,424が直列接続され
た抵抗直列回路420とを、電力消費部300内の並列
回路の段数と同じ数(本実施形態では2個)だけ有して
いる。
【0057】抵抗直列回路410の一端が直流電源10
に接続されるとともに他端がツェナーダイオード212
のカソード端子に接続されている。同様に、抵抗直列回
路420の一端が直流電源10に接続されるとともに他
端がツェナーダイオード212のカソード端子に接続さ
れている。
【0058】抵抗素子412,414の接続点413が
npn型トランジスタ312のベース端子に接続され、
抵抗素子422,424の接続点423がnpn型トラ
ンジスタ322のベース端子に接続されている。これに
より、設定入力端子であるトランジスタ312のベース
端子には、設定出力端子である接続点413に発生する
分圧電圧が、また設定入力端子であるトランジスタ32
2のベース端子には、設定出力端子である接続点423
に発生する分圧電圧が、それぞれ印加される。
【0059】この第6実施形態の電源装置100によれ
ば、第5実施形態と同様に、並列回路を複数段直列接続
した電力消費部300としたので、熱分散をより効果的
に実現することができる。抵抗直列回路410,420
を構成する抵抗素子の抵抗比を変更して、各段のトラン
ジスタに流れる電流量を設定することで、分散の仕方を
調整することができる。
【0060】図7は、本発明の電源装置の第7実施形態
の回路図である。第7実施形態の電源装置100は、シ
リーズレギュレータ200の基準電圧を設定する部分
と、電流設定部400とを、増幅回路により構成してい
る点が、上記第1実施形態と異なる。シリーズレギュレ
ータ200は、npn型トランジスタ210と、反転増
幅器の一例であるオペアンプ220と、2つの分圧抵抗
232,234を有する帰還回路230と、シリーズレ
ギュレータ200の出力直流電圧Vccを規定する基準電
源222を有する。シリーズレギュレータ200の出力
直流電圧Vccが一方の分圧抵抗232に印加され、2つ
の分圧抵抗232,234の接続点がオペアンプ220
の反転入力端子(−)に印加され、基準電源222からの
基準電圧(たとえば2.5V程度)がオペアンプ220
の非反転入力端子(+)に印加されている。
【0061】一方電流設定部400は、npn型トラン
ジスタ312のエミッタ端子と接続された、2つの分圧
抵抗442,444を有する帰還回路440と、2つの
分圧抵抗442,444の接続点に反転入力端子(−)が
接続され、基準電源222からの基準電圧が非反転入力
端子(+)に入力された、反転増幅回路の一例であるオペ
アンプ450とを有する。設定出力端子であるオペアン
プ450の出力端子が、npn型トランジスタ312の
ベース端子に接続されている。
【0062】オペアンプ220,450の電源端子(正
側)には、サブ電源120から所定の直流電圧が入力さ
れる。
【0063】この第7実施形態の電源装置100は、シ
リーズレギュレータ200の基準電圧の設定や、電流設
定部400によるnpn型トランジスタ312に流れる
電流の設定が、オペアンプと帰還回路によって制御され
る。しかしながら、熱分散の動作は上記第1実施形態と
同様であり、同様の効果を有する。
【0064】図8は、本発明の電源装置の第8実施形態
の回路図である。第8実施形態の電源装置100は、電
力消費部300が、pnp型トランジスタ312を含む
並列回路310を有する点、およびこのpnp型トラン
ジスタ312のベース端子を制御する電流設定部400
の構成が変更されている点が、上記第7実施形態と異な
る。電力消費部300は、電流入力端子がエミッタ端
子、電流出力端子がコレクタ端子、設定入力端子がベー
ス端子である本発明の半導体素子の一例であるpnp型
トランジスタ312と本発明の第1の固定抵抗器の一例
である抵抗器314とが並列接続された並列回路310
を有する。
【0065】電流設定部400は、pnp型トランジス
タ312のコレクタ端子と接続された、2つの分圧抵抗
442,444を有する帰還回路440と、反転増幅回
路の一例であるオペアンプ450と、ベース端子がオペ
アンプ450の出力端子と接続され、エミッタ端子が所
定の基準電位(本実施形態では接地)に接続されたnp
n型トランジスタ452と有する。オペアンプ450の
反転入力端子(−)が分圧抵抗442,444の接続点に
接続され、非反転入力端子(+)には、基準電源222か
らの基準電圧が入力されている。また設定出力端子であ
るnpn型トランジスタのコレクタ端子が、pnp型ト
ランジスタ312のベース端子に接続されている。
【0066】オペアンプ220,450の電源端子(正
側)には、npn型トランジスタ210からの出力直流
電圧Vccが入力される。
【0067】図9は、定格仕様24Vにおける、シリー
ズレギュレータ200と電力消費部300とによる、熱
分散の一例を説明する図である。図9(A)は、上記第
1実施形態と同様の回路構成である。図9(B)はIcc
=20mA、図9(C)はIcc=35mA、図9(D)
はIcc=50mAというように、それぞれの動作条件に
おける消費電力の関係を示す。
【0068】上述した各実施形態の電源装置100は、
抵抗器314の定数やトランジスタ312に流れる電流
量を変更すれば、入出力仕様や実際に用いたいトランジ
スタや発熱定格に関わる抵抗サイズに合わせた回路を作
り込むことができる。一方、これらの変更に際しては、
素子定格を考慮しなければならない。
【0069】たとえば定格24V仕様の場合、入力直流
電圧の最大値+Bmax は40Vであり、出力定格電流I
ccが35mAであって、その変動範囲が20mA〜50
mAであるとする(これを動作条件という)。トランジ
スタの消費電力は、全ての条件で使用する素子の定格を
下回るように、たとえば0.4W以下とする。但し、こ
の消費電力は、トランジスタに許容された最大消費電力
ではなく、消費電力の温度ディレーティングを考慮した
値とする。
【0070】電流設定部400は、実使用状態における
npn型トランジスタ312の発熱量が、シリーズレギ
ュレータ200を構成するnpn型トランジスタ210
の発熱量と略等しくなるように、npn型トランジスタ
312に流れる電流量を設定する。具体的には、電流設
定部400は、24V仕様の場合の定格条件(+B=2
4VでIcc=35mA)において、回路として用いられ
た2つのnpn型トランジスタ312,210の消費電
力(電力ロス)がほぼ等しくなるようにする(これを基
本条件という)。また、図9(A)に示す回路例におい
ては、npn型トランジスタ312と並列に配された抵
抗器314の消費電力が、上記基本条件を満たしつつ、
この抵抗器314が負担すべき消費電力分となるように
設定する。たとえば、定格条件においては、抵抗器31
4が負担する電力ロス分もnpn型トランジスタ31
2,210の消費電力とほぼ等しくなるようにする。具
体的には、抵抗器314の抵抗値を510Ωに設定すれ
ば、上記動作条件の範囲では、図9(B)〜(D)に示
すような消費電力の関係を呈する。
【0071】図10は、定格仕様42Vにおける、シリ
ーズレギュレータ200と電力消費部300とによる、
熱分散の一例を説明する図である。図10(A)は、上
記第3実施形態と同様の回路構成である。図10(B)
はIcc=20mA、図10(C)はIcc=35mA、図
10(D)はIcc=50mAというように、それぞれの
動作条件における消費電力の関係を示す。
【0072】定格42V仕様の場合、入力直流電圧の最
大値+Bmax は60Vであり、出力定格電流Iccが30
mAであって、その変動範囲が20mA〜50mAであ
るとする。トランジスタの消費電力は、上記と同様に、
全ての条件で使用する素子の定格を下回るように、たと
えば0.4W以下とする。
【0073】電流設定部400は、実使用状態における
pnp型トランジスタ312の発熱量が、シリーズレギ
ュレータ200を構成するnpn型トランジスタ210
の発熱量と略等しくなるように、pnp型トランジスタ
312に流れる電流量を設定する。具体的には、電流設
定部400は、42V仕様の場合の定格条件(+B=4
2VでIcc=35mA)において、回路として用いられ
た2つのトランジスタ312,210の消費電力がほぼ
等しくなるようにする。また、図10(A)に示す回路
例においては、pnp型トランジスタ312と並列に配
された抵抗器314と、並列回路310と直列接続され
た抵抗器330の消費電力が、上記基本条件を満たしつ
つ、この抵抗器314が負担すべき消費電力分となるよ
うに設定する。具体的には、抵抗器314の抵抗値を1
KΩ、抵抗器330の抵抗値を680Ωにそれぞれ設定
すれば、上記動作条件の範囲では、図10(B)〜
(D)に示すような消費電力の関係を呈する。
【0074】図11は、本発明の電源装置の他の構成例
を説明するブロック図である。図11(A)は、上述の
各実施形態の電源装置100を総括して示している。こ
の電源装置100は、直流電源10とシリーズレギュレ
ータ200の入力側との間の直流電流経路上に設けられ
た、固定抵抗器314および半導体素子の一例であるト
ランジスタ312の並列回路310を有する電力消費部
300と、トランジスタ312の電流入力端子と電流出
力端子との間に流れる電流量を設定する電流設定部40
0とを備えている。トランジスタ312は、電流入力端
子であるコレクタ端子が直流電源10側に配され、電流
出力端子であるエミッタ端子がシリーズレギュレータ2
00側に配され、設定入力端子であるベース端子が電流
設定部400の設定出力端子と接続されている。
【0075】一方図11(B)は、他の構成例の電源装
置100を総括して示している。この電源装置100
は、2つの電力消費部300a,300b(つまり2つ
の並列回路310)が並列接続されている点が、図11
(A)に示す電源装置100と異なる。なお、電流設定
部400は、各電力消費部300a,300bごとに設
けられてもよい。
【0076】図12は、本発明の電源装置の更なる他の
構成例を示すブロック図である。この電源装置100
は、シリーズレギュレータ200と並列に配された、固
定抵抗器および半導体素子の一例であるトランジスタと
の並列回路310を有する電力消費部300aを有し、
また2つの電力消費部300b,300c(つまり2つ
の並列回路310)が直列接続されて、かつシリーズレ
ギュレータ200と並列に配されている点が、図11
(A)に示す電源装置100と異なる。なお、電流設定
部400は、各電力消費部300a,300b、300
cごとに設けられてもよい。
【0077】一方図12(B)に示す電源装置100
は、直流電源10とシリーズレギュレータ200の入力
側との間の直流電流経路上に設けられた、固定抵抗器お
よび半導体素子の一例であるトランジスタとの並列回路
310を有する電力消費部300aと、シリーズレギュ
レータ200と並列に配された、固定抵抗器および半導
体素子の一例であるトランジスタとの並列回路310を
有する電力消費部300bとを有し、図11(A)に示
す構成と図12(A)に示す構成とを組み合わせた構成
である。この例では、各電力消費部300a,300b
ごとに、それぞれ電流設定部400a,400bが設け
られている。
【0078】図13は、本発明の電源装置の更なる他の
構成例を示す回路図である。この電源装置100は、電
流設定部400内の抵抗直列回路410を構成する2つ
の抵抗素子412,414の間に、npn型トランジス
タ312のバイアスを変更する変更部の一例である可変
抵抗器418を設け、可変抵抗器418のセンタータッ
プをnpn型トランジスタ312のベース端子に接続し
た点が、上記第1実施形態と異なる。可変抵抗器418
を回転調整すれば、npn型トランジスタ312のバイ
アス電圧が変更される。これにより、電源装置100を
製造した後においても、抵抗直列回路410の各抵抗素
子412,414の抵抗比を変更しなくても、入力仕様
などに応じて可変抵抗器418を回転調整することで、
入出力仕様や実際に用いたいトランジスタや発熱定格に
関わる抵抗サイズに合わせた設定にすることができる。
【0079】図14は、本発明の電源装置の更なる他の
構成例を示す回路図である。図14(A)に示す電源装
置100においては、電源装置100のシリーズレギュ
レータ200は、コレクタ端子が電流入力端子、エミッ
タ端子が電流入力出力端子となる、メインのレギュレー
タ素子であるnpn型トランジスタ210と、シリーズ
レギュレータ200の出力であるnpn型トランジスタ
210のエミッタ端子に発生する出力直流電圧Vccを規
定するツェナーダイオード212と、ツェナーダイオー
ド212のカソード端子とシリーズレギュレータ200
の入力であるnpn型トランジスタ210のコレクタ端
子との間に接続されたツェナー抵抗214とを有する。
【0080】また、図14(A)に示す電源装置100
は、シリーズレギュレータ200と並列に接続された本
発明の第5に固定抵抗器の一例である抵抗器380と、
シリーズレギュレータ200の出力直流電圧を、入力直
流電圧と出力直流電圧との間の所定の電圧にクランプす
るクランプダイオードとを備えている。つまり、電源装
置100は、電力ロスを分散させるトランジスタと抵抗
器との並列回路310の代わりに、シリーズレギュレー
タ200と並列に1つの抵抗器を有する。
【0081】クランプダイオードは、カソード端子がシ
リーズレギュレータ200の出力に接続され、アノード
端子がシリーズレギュレータ200の基準電位を規定す
るツェナーダイオード212のカソード端子に接続され
たツェナーダイオード390である。なお、シリーズレ
ギュレータ200と直流電源10との間にダイオード1
30が接続されているが、このダイオード130は、必
ずしも必要ではない。
【0082】図14(B)に示す電源装置100は、ア
ノード端子がシリーズレギュレータ200の出力に接続
され、カソード端子がツェナーダイオード212のカソ
ード端子に接続されたダイオード392と、ツェナーダ
イオード212とによって、クランプダイオードが構成
される点が、上記図14(A)に示した電源装置100
と異なる。
【0083】図14(C)に示す電源装置100は、図
1に示した電源装置100と、図14(B)に示した電
源装置100とを組み合わせたものである。すなわち、
この電源装置100のシリーズレギュレータ200は、
シリーズレギュレータ200の出力直流電圧Vccを規定
するツェナーダイオード212を有する。詳細な説明は
割愛する。
【0084】なお図14に示した各電源装置100にお
いて、シリーズレギュレータ200を構成するトランジ
スタ210と並列に配された抵抗器380の放熱効果を
高めるには、厚膜ハイブリッドICなどのように、回路
の全体もしくは一部をたとえばアルミやセラミックなど
のプリント基板上に形成し、この際、印刷抵抗で固定抵
抗器を形成するとよい。
【0085】図14に示した各電源装置100は、シリ
ーズレギュレータ200と並列に配された抵抗器380
に電力ロス(発熱)が分散され、シリーズレギュレータ
200として使用する半導体素子(実施形態ではトラン
ジスタ)の電力ロス(発熱)が減る。これにより、小さ
くて安価な半導体素子を使用して電源装置100を構成
することができる。また抵抗器は半導体素子より小さく
て安価なので、上記各実施形態の電源装置100よりも
一層小さくて安価な電源装置100になる。さらに抵抗
器をチップ抵抗にしてプリント基板上に配すれば、自然
と基板に放熱され、より熱分散の効果がでる。しかも、
プリント基板がアルミやセラミックの材質であれば、よ
り放熱性が向上し、ディレーティングへの配慮をゆるめ
て抵抗器を選定できる。さらに、抵抗器を印刷抵抗にす
ると、半導体素子を小さくて安価なものにした効果が一
層高まる。
【0086】たとえば、Icc=0.1A、+B=15
V、Vcc=5V、抵抗器380の抵抗値=250Ωの場
合、抵抗器380の電力ロスは(15V−5V)^2/2
50Ω=0.4W、npn型トランジスタ210の電力
ロスは1W−0.4W=0.6Wになる。これはIccの
一部が抵抗器380を介して供給されることで生じる。
【0087】しかし、シリーズレギュレータ200と並
列に抵抗器380を配しただけでは、入出力の仕様によ
っては次のような問題を生じる可能性がある。第1の問
題は、電源仕様としてIccの変動が大きい場合である。
上記計算ではIcc=0.1Aとしたが、抵抗器380の
両端の電位差が10Vのときに抵抗器380に流れる電
流=0.04Aなので、たとえばIcc=0.02Aにな
りつつVcc=5Vとなることはできず、結果としてVcc
電圧=5Vに保持することができなくなり、Vcc=10
Vになってしまう。これによってnpn型トランジスタ
210の耐圧故障を招く虞れがある。
【0088】第2の問題は、+Bから過渡的サージ(1
00V程度)が入る場合である。たとえば、抵抗器38
0の両端電位差が25Vを越えてしまうと、抵抗器38
0からVccに向かって自然に0.1A以上の電流が流れ
る。結果として、第1の問題と同様に、Vcc電圧=5V
に保持することができなくなる。これに対して、図14
に示した各電源装置100は、抵抗器380を介して流
れてくる電流が、さらにクランプダイオードを介して基
準電位に流れ、これによって、出力直流電圧は、規定の
電圧でクランプされるので、npn型トランジスタ21
0の耐圧故障を防止することができる。図14(A)に
おいては、ツェナーダイオード390のツェナー電圧
が、図14(B),(C)においては、シリーズレギュ
レータ200の出力直流電圧を規定するツェナーダイオ
ード212のツェナー電圧が、それぞれクランプする電
圧になる。
【0089】以上、本発明を実施形態を用いて説明した
が、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に
は限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良
を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた
形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請
求の範囲の記載から明らかである。
【0090】たとえば、電力消費部の並列回路を構成す
る半導体素子は、npn型あるいはpnp型のトランジ
スタに限らず、FET(電界効果トランジスタ)などの
半導体素子であってもよい。また、シリーズレギュレー
タは、トランジスタに限らず、IC化された3端子レギ
ュレータであってもよい。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明の電源装置によれ
ば、電源装置による電力ロスを、シリーズレギュレータ
だけでなく、固定抵抗器にも分散させているので、放熱
対策の点で優れた効果が得られ、この結果、小型化を図
ることができる優れた電源装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の第1実施形態の回路図
【図2】本発明の電源装置の第2実施形態の回路図
【図3】本発明の電源装置の第3実施形態の回路図
【図4】本発明の電源装置の第4実施形態の回路図
【図5】本発明の電源装置の第5実施形態の回路図
【図6】本発明の電源装置の第6実施形態の回路図
【図7】本発明の電源装置の第7実施形態の回路図
【図8】本発明の電源装置の第8実施形態の回路図
【図9】シリーズレギュレータと電力消費部とによる、
熱分散の一例を説明する図(定格仕様24Vの場合)
【図10】シリーズレギュレータと電力消費部とによ
る、熱分散の一例を説明する図(定格仕様42Vの場
合)
【図11】本発明の電源装置の他の構成例を説明するブ
ロック図
【図12】本発明の電源装置の他の構成例を示すブロッ
ク図
【図13】本発明の電源装置の他の構成例を示す回路図
【図14】本発明の電源装置の他の構成例を示す回路図
【符号の説明】
10 直流電源 100 電源装置 200 シリーズレギュレータ 210 トランジスタ 212 ツェナーダイオード 300 電力消費部 310 並列回路 312 トランジスタ 314 抵抗器 400 電流設定部 410 抵抗直列回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昌康 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 5H430 BB01 BB09 BB12 EE02 EE12 GG02 GG11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から入力された入力直流電圧を
    前記入力直流電圧よりも低い安定化した出力直流電圧に
    するシリーズレギュレータを備えた電源装置であって、 前記直流電源と前記シリーズレギュレータの入力側との
    間の直流電流経路上に設けられた、第1の固定抵抗器お
    よび半導体素子の並列回路を有する電力消費部と、 前記半導体素子の電流入力端子と電流出力端子との間に
    流れる電流量を設定する電流設定部とを備え、 前記半導体素子は、前記電流入力端子が前記直流電源側
    に配され、前記電流出力端子が前記シリーズレギュレー
    タ側に配され、設定入力端子が前記電流設定部の設定出
    力端子と接続されていることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源から入力された入力直流電圧を
    前記入力直流電圧よりも低い安定化した出力直流電圧に
    するシリーズレギュレータを備えた電源装置であって、 前記シリーズレギュレータと並列に配された、第1の固
    定抵抗器および第1の半導体素子の並列回路を有する第
    1の電力消費部と、 前記第1の半導体素子の電流入力端子と電流出力端子と
    の間に流れる電流量を設定する第1の電流設定部とを備
    え、 前記第1の半導体素子は、前記電流入力端子が前記シリ
    ーズレギュレータの入力側に配され、前記電流出力端子
    が前記シリーズレギュレータの出力側に配され、設定入
    力端子が前記第1の電流設定部の設定出力端子と接続さ
    れていることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記直流電源と前記シリーズレギュレー
    タの入力側との間の直流電流経路上に設けられた、第2
    の固定抵抗器および第2の半導体素子の並列回路を有す
    る第2の電力消費部と、 前記第2の半導体素子の電流入力端子と電流出力端子と
    の間に流れる電流量を設定する第2の電流設定部とをさ
    らに備え、 前記第2の半導体素子は、前記電流入力端子が前記直流
    電源側に配され、前記電流出力端子が前記シリーズレギ
    ュレータ側に配され、設定入力端子が前記第2の電流設
    定部の設定出力端子と接続されていることを特徴とする
    請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記電流設定部は、前記半導体素子の前
    記設定入力端子のバイアスを規定することにより前記半
    導体素子の電流量を設定することを特徴とする請求項1
    から3いずれか1項記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記電流設定部は、前記所定の基準電圧
    として、前記シリーズレギュレータの出力直流電圧を規
    定する電圧を用いることを特徴とする請求項4記載の電
    源装置。
  6. 【請求項6】 前記電流設定部は、実使用状態における
    前記半導体素子の発熱量が、前記シリーズレギュレータ
    の発熱量と略等しくなるように、前記半導体素子に流れ
    る電流量を設定することを特徴とする請求項1から3い
    ずれか1項記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記シリーズレギュレータは、当該シリ
    ーズレギュレータの出力直流電圧を規定するツェナーダ
    イオードを有し、 前記電力消費部は、前記電流入力端子がコレクタ端子、
    前記電流出力端子がエミッタ端子、前記設定入力端子が
    ベース端子である前記半導体素子としてのnpn型トラ
    ンジスタと前記第1の固定抵抗器とが並列接続された前
    記並列回路を有し、 前記電流設定部は、複数の抵抗素子が直列接続された抵
    抗直列回路を有し、かつ前記抵抗直列回路の一端が前記
    直流電源に接続されるとともに、他端が前記ツェナーダ
    イオードのカソード端子に接続されており、 前記複数の抵抗素子の間である前記設定出力端子に発生
    する分圧電圧が前記npn型トランジスタの前記ベース
    端子に印加されていることを特徴とする請求項1記載の
    電源装置。
  8. 【請求項8】 直流電源から入力された入力直流電圧を
    前記入力直流電圧よりも低い安定化した出力直流電圧に
    するシリーズレギュレータを備えた電源装置であって、 前記シリーズレギュレータと並列に接続された第5の固
    定抵抗器と、 前記シリーズレギュレータの出力電圧を、前記入力直流
    電圧と前記出力直流電圧との間の所定の電圧にクランプ
    するクランプダイオードとを備えたことを特徴とする電
    源装置。
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