JP2002296904A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002296904A
JP2002296904A JP2001096630A JP2001096630A JP2002296904A JP 2002296904 A JP2002296904 A JP 2002296904A JP 2001096630 A JP2001096630 A JP 2001096630A JP 2001096630 A JP2001096630 A JP 2001096630A JP 2002296904 A JP2002296904 A JP 2002296904A
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Katsuyuki Yokoi
勝行 横井
Kenjiro Nishiwaki
健次郎 西脇
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Brother Industries Ltd
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの自重によりトナーをトナーホッパー
から現像室に供給できない場合でも、ユーザーは煩雑な
作業を強いることなく、劣化トナーの混入を確実に抑制
することのできる現像装置を提供すること。 【解決手段】 現像室23と、トナーホッパー室21a
との間、トナーホッパー室21aとトナーホッパー室2
1bとの間、及びトナーホッパー室21bとトナーホッ
パー室21cとの間に、それぞれ隔壁手段20a、20
b、20cを回転自在に設ける。隔壁手段20a、20
b、20cは停止時には各トナーホッパー室を遮蔽し、
回転時に、各トナーホッパー室のトナーを現像室23へ
と搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を収容する
現像剤収容室と、現像剤担持体が配設された現像室とを
備えた現像装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザプリンタに用いられる現像
装置は、例えば、非磁性一成分トナーを収容する現像剤
収容室としてのトナーホッパーと、現像室とを備えてい
る。この現像室には、現像剤担持体としての現像ロー
ラ、供給ローラ、及び層厚規制ブレード等が設けられ
る。
【0003】このような現像装置においては、トナーホ
ッパーと現像室の間に開口部が形成されており、非磁性
一成分トナーはトナーホッパーと現像室との間を自由に
移動可能となっている。
【0004】従って、トナーホッパー内のトナーは、随
時、供給ローラへと供給され、更に供給ローラにより現
像ローラへと供給されることで、現像に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像さ
れずに現像ローラ上に残留したトナーは、再び現像室に
回収され、その一部はトナーホッパーに戻る。特に、白
紙印字を行った場合、あるいは記録紙全体に対する印字
部分の比率が低い場合には、殆どのトナーが現像室に回
収されることになる。
【0006】このように現像されずに現像室に回収され
る動作が繰り返されると、トナーは徐々に全体的に劣化
してしまう。そして、劣化したトナーがトナーホッパー
内のトナーに混入し、その結果、長期間の使用後におけ
る画質が使用初期の画質に比べてかなり低下するという
問題があった。
【0007】このような問題を解決するために、例えば
特開昭60−59375号公報に開示されているよう
に、トナーホッパー内に仕切りを設け、前記劣化したト
ナーの混入を抑制しようとする現像装置が提案されてい
る。
【0008】しかしながら、トナーホッパー内に仕切り
を設けた場合には、仕切りを取り除いた後に、どのよう
にしてトナーホッパー内のトナーを現像室側に搬送する
のかが問題となる。
【0009】特開昭60−59375号公報の例では、
トナーホッパーを垂直型に構成し、トナーの自重により
トナーを現像室側に供給している。
【0010】従って、画像形成装置の小型化等の要請に
より、トナーホッパーを水平に設ける場合には、仕切り
を取り除いた後にトナーを現像室に供給するのが困難に
なる。
【0011】また、従来の方式では、ユーザーが仕切り
を取り除く必要があり、ユーザーは煩雑な作業を強いら
れることになる。
【0012】そこで、本発明は、このような問題点を解
決し、トナーの自重によりトナーをトナーホッパーから
現像室に供給できない場合でも、ユーザーは煩雑な作業
を強いることなく、劣化トナーの混入を確実に抑制する
ことのできる現像装置を提供することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の現像装
置は、前記課題を解決するために、画像形成装置に配設
可能であり、前記画像形成装置の画像形成部との対向部
へ現像剤を搬送する現像剤担持体が配設された現像室
と、該現像室との連通開口部を隔てて現像剤を収容する
現像剤収容室とを備えた現像装置であって、前記連通開
口部には、隔壁手段が回転可能に設けられており、前記
隔壁手段は、遮蔽位置での停止時には、前記現像剤収容
室から前記現像室への現像剤の移動を阻止し、回転時に
は、現像剤収容室から前記現像室へ現像剤を搬送するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の現像装置によれば、隔壁
手段が遮蔽位置で停止している場合には、現像剤担持体
が配設された現像室と現像剤収容室とを連通させる連通
開口部は、隔壁手段により遮蔽されており、現像剤収容
室から現像室への現像剤の移動が確実に阻止される。従
って、劣化した現像剤は、未だ現像室に供給されていな
い現像剤に混入することがない。一方、隔壁手段が回転
すると、現像剤収容室の現像剤は、隔壁手段によって現
像剤収容室から現像室へと搬送される。このように搬送
される現像剤は、上述したように、劣化した現像剤の混
入がない。従って、使用初期と変わらない状態で現像が
行われることになる。更に、現像剤は、隔壁手段の回転
により搬送されるので、自重により現像剤を搬送できな
い場合でも、現像剤は確実に現像室に供給されることに
なる。
【0015】請求項2記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1記載の現像装置において、前記
隔壁手段は、前記遮蔽位置において、鉛直方向に対して
所定の傾きを有することを特徴とする。
【0016】請求項2記載の現像装置によれば、現像剤
は、隔壁手段の傾きによって現像剤収容室の底部側へと
移動する。従って、隔壁手段が回転した際にも、滞留す
ることなく、確実に現像室に搬送される。
【0017】請求項3記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1または2記載の現像装置におい
て、前記現像室内の現像剤残量を検知する現像剤残量検
知手段と、当該現像剤量検知手段により検知した現像剤
残量が所定量よりも少ない場合に、前記隔壁手段を所定
期間回転させる制御手段とを更に備えたことを特徴とす
る。
【0018】請求項3記載の現像装置によれば、現像剤
量検知手段により検知した現像室内の現像剤残量が所定
量よりも少ない場合には、制御手段が隔壁手段を所定期
間回転させるので、現像剤不足を生じさせることなく現
像が行われる。しかも、上述したように、隔壁手段の回
転によって現像室に新たに供給される現像剤は、劣化し
た現像剤の混入がないので、使用初期と変わらない状態
で現像が行われることになる。
【0019】請求項4記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤収容室は、連通開口部を介
して隣接する複数の個別収容室に分割されており、当該
隣接する個別収容室間には、遮蔽位置での停止時に相互
の現像剤の移動を阻止し、回転時に奥側の個別収容室か
ら前記現像室側の個別収容室へと現像剤を搬送する隔壁
手段が設けられていることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の現像装置によれば、現像剤
収容室は、連通開口部を介して隣接する複数の個別収容
室に分割されており、各個別収容室は隔壁手段により遮
蔽されているので、現像剤収容室の現像剤収容量を増大
させた場合でも、劣化した現像剤の混入と、選択現像の
発生が確実に防止される。また、隔壁手段の回転時に
は、奥側の個別収容室か記現像室側の個別収容室へと現
像剤が搬送されるので、現像剤不足を生じさせることな
く現像が行われる。しかも、上述したように、隔壁手段
の回転によって現像室に新たに供給される現像剤は、劣
化した現像剤の混入がないので、使用初期と変わらない
状態で現像が行われることになる。
【0021】請求項5記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項4記載の現像装置において、前記
現像室に隣接する個別収容室と前記現像室との間に設け
られた隔壁手段から、奥側の個別収容室間に設けられた
隔壁手段の順序で、随時段階的に隔壁手段を回転させる
ことにより、各個別収容室の現像剤を段階的に前記現像
室に搬送させる制御手段を更に備えたことを特徴とす
る。
【0022】請求項5記載の現像装置によれば、制御手
段は、まず、現像室に隣接する個別収容室と現像室との
間に設けられた隔壁手段を回転させ、次に、奥側の個別
収容室間に設けられた隔壁手段を回転させる。このよう
な順序で、随時段階的に隔壁手段を回転させることによ
り、各個別収容室の現像剤は段階的に現像室に搬送され
ることになる。従って、現像室における現像剤不足を生
じさせることなく、かつ、使用初期と変わらない状態で
現像が行われることになる。
【0023】請求項6記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項5記載の現像装置において、前記
制御手段は、複数の隔壁手段を同時に回転させる際に
は、各隔壁手段の回転に位相差を設けて回転させること
を特徴とする。
【0024】請求項6記載の現像装置によれば、制御手
段は、各隔壁手段の回転に位相差を設けて複数の隔壁手
段を同時に回転させる。従って、現像剤が良好に搬送さ
れる。
【0025】請求項7記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし6のいずれか1記載の現
像装置において、前記隔壁手段は、断面形状が回転方向
に凸状の曲線形状であり、前記隔壁手段の先端部は、断
面形状が前記連通開口部の位置にて現像剤の搬送方向に
対して略垂直の形状であることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の現像装置によれば、隔壁手
段の断面形状は、回転方向に凸状の曲線形状であり、隔
壁手段の先端部の断面形状は、前記連通開口部の位置に
て現像剤の搬送方向に対して略垂直の形状となってい
る。従って、前記連通開口部の位置においては、現像剤
は、隔壁手段の先端部によって略水平方向に押し出され
ることになり、効率良く搬送されることになる。
【0027】請求項8記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし7のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤収容室は、上部カバーが着
脱可能に形成されていることを特徴とする。
【0028】請求項8記載の現像装置によれば、現像剤
収容室には着脱可能上部カバーが設けられている。従っ
て、現像剤収容室への現像剤の補給が容易になり、使用
初期と変わらない状態での現像が長期間に亘って行われ
ることになる。
【0029】請求項9記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし8のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤収容室が、現像装置に対し
て着脱可能な現像剤収容容器内に形成されていることを
特徴とする。
【0030】請求項9記載の現像装置によれば、現像装
置に対して着脱可能な現像剤収容容器が設けられ、この
現像剤収容容器に前記現像剤収容室が、形成されてい
る。従って、現像剤収容容器を随時交換することによ
り、使用初期と変わらない状態での現像が長期間に亘っ
て行われることになる。
【0031】つまり、前記現像剤収容容器は、画像形成
装置に配設される現像装置に着脱可能であり、前記画像
形成装置の画像形成部との対向部へ現像剤を搬送する現
像剤担持体が配設された現像室との連通開口部と、該連
通開口部を隔てて現像剤を収容する現像剤収容室とを備
えた現像剤収容容器であって、前記連通開口部には、隔
壁手段が回転可能に設けられており、前記隔壁手段は、
遮蔽位置での停止時には、前記現像剤収容室から前記現
像室への現像剤の移動を阻止し、回転時には、現像剤収
容室から前記現像室へ現像剤を搬送することを特徴とす
るように構成される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面の図1ないし図9に基づいて説明する。
【0033】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0034】図9に例示するカラー画像形成装置30
は、現像装置31〜34と、給紙ユニット36と、スキ
ャナユニット38と、転写ローラ40と、帯電器41
と、クリーニング器42と、定着装置43と、クリーニ
ング器44と、排紙トレイ45と、中間転写ベルト46
と、感光体ベルト47とを備えている。
【0035】現像装置31〜34には、それぞれブラッ
クトナー、イエロートナー、シアントナー、及びマゼン
タトナーが収容されており、矢印で示す感光体ベルト3
の移動方向に沿って並設されている。なお、現像装置3
1〜34の詳細な構成については後述する。
【0036】給紙ユニット36は、用紙Pを収容する収
容トレイ37と、用紙Pを送り出すピックアップローラ
35とから構成されている。給紙ユニット36は、スキ
ャナユニット38、現像装置31〜34、感光体ベルト
47、及び中間転写ベルト46により画像形成動作が開
始されると、所定のタイミングで用紙を供給する。
【0037】スキャナユニット38は、図示しないレー
ザー光源、ポリゴンミラー、レンズ等から構成されてお
り、描画データに応じたレーザー光を感光体ベルト47
の表面上に照射する。
【0038】帯電器41は、スコロトロン型の帯電器で
あり、感光体ベルト47の感光層を一様に帯電する。
【0039】クリーニング器42は、掻き取り部材42
aと、ケース42bとを備え、感光体ベルト47上に残
留したトナーを掻き取り部材42aによって掻き取り、
ケース42bに収容する。
【0040】定着装置43は、加熱ローラ43aと、加
圧ローラ43bとを備え、4色のトナー像を坦持した用
紙Pを、加熱ローラ43a及び加圧ローラ43bによっ
て狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、前記
トナー像を用紙に定着させる。
【0041】排紙トレイ45は、前記定着装置43の排
紙側に設けられており、前記定着装置43から排出され
る用紙Pを収容する。
【0042】中間転写ベルト46は、ポリカーボネイ
ト、またはポリイミド等に導電性を付与したシートをベ
ルト状に形成したものであり、3つのローラ46a、4
6b、46cに架け渡されている。感光体ベルト47と
の接触位置におけるローラ46aには、所定の電圧が印
加されており、感光体ベルト47上に形成されたトナー
像を前記導電性のシートからなる中間転写ベルト46に
転写するように構成されている。また、トナー像を用紙
Pへ転写する位置におけるローラ46cには、ローラ4
0が対向して設けられており、ローラ40にも所定の電
位が印加されている。その結果、中間転写ベルト46上
に坦持された4色のトナー像は、用紙Pに転写されるこ
とになる。
【0043】感光体ベルト47は、例えば、表面にアル
ミニウム蒸着膜を形成したPETフィルム等の基材シー
ト上に、単層構造であって正帯電性の感光層が形成され
たベルトである。
【0044】以上のような本実施形態におけるカラー画
像形成装置30においては、まず、感光体ベルト47の
感光層が帯電器41により一様に帯電され、次に、この
感光層は、スキャナユニット38により照射されたマゼ
ンタ色の画像に対応したレーザー光により露光される。
次に、マゼンタトナーを収容した現像装置34が、感光
体ベルト47の感光層上に形成された静電潜像にマゼン
タトナーを付着させ、マゼンタ色の現像を行う。このよ
うにして形成されたマゼンタ色のトナー像は、一旦、中
間転写ベルト46の表面上に転写される。
【0045】次に、転写後の感光体ベルト47上に残っ
たトナーは、クリーニング器42によって除去され、感
光体ベルト47の感光層は、再び帯電器41により一様
に帯電される。次に、この感光層は、スキャナユニット
38により照射されたシアン色の画像に対応したレーザ
ー光により露光される。以下、マゼンタ色の現像工程と
同様の工程が行われ、感光体ベルト47上にはシアン色
のトナー像が形成される。
【0046】このシアン色のトナー像は、前記中間転写
ベルト46に坦持されているマゼンタ色のトナー像に重
ね合わされるように転写され、前記中間転写ベルト46
上に坦持される。
【0047】以下、イエロー、ブラックの各色につき、
上述と同様の工程が行われ、結局、中間転写ベルト46
上には、4色のトナー像が形成されることになる。この
4色のトナー像は、給紙ユニット36から供給される用
紙P上に、ローラ40と中間転写ベルト46との圧接位
置において転写される。そして、このトナー像は、定着
装置43において用紙P上に定着され、排紙トレイ45
上に排出される。以上のようにして、4色カラー画像が
形成されることになる。
【0048】次に、本実施形態のカラー画像形成装置3
0に用いられる現像装置31〜34の構成を図1ないし
図4を参照して詳しく説明する。なお、各現像装置は、
収容するトナーは異なるが、その他の構成は共通なの
で、以下、現像装置1として説明を行う。
【0049】現像装置1は、図1に示すように、現像室
23と、現像剤収容室としてのトナーホッパー室21
a、21b、21cとを備えている。
【0050】現像室23には、現像剤担持体としての現
像ローラ2と、供給ローラ3と、層厚規制ブレード4
と、現像剤残量検知手段としてのトナーエンプティセン
サ5が備えられている。
【0051】現像ローラ2は、例えば導電性シリコンゴ
ムを基材として円柱状に構成され、更に、表面にフッ素
を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されてい
る。なお、現像ローラ2は、必ずしも基材を導電性シリ
コンゴムで構成しなくてもよく、導電性ウレタンゴムで
構成しても良い。また、現像ローラ2には所定の電圧が
印加されており、感光体ベルト47との間に所定の電位
差を有するように構成されている。
【0052】供給ローラ3は、例えば導電性のスポンジ
ローラであり、現像ローラ2に対してスポンジの弾性力
によって押圧接触するように配置されている。なお、供
給ローラ3としては、この他にも、導電性シリコンゴム
あるいはウレタンゴム等の適宜の部材を使用することが
できる。
【0053】層厚規制ブレード4は、ステンレス鋼等で
形成され、基端が現像器ケースに固定された支持部4a
に取り付けられている。層厚規制ブレード4は、弾性力
により現像ローラ2に圧接される。なお、層厚規制ブレ
ード4に対して所定の電圧を印加しても良い。
【0054】トナーエンプティセンサ5は、例えば発光
部と受光部を備えた光透過型のセンサであり、現像室2
3内のトナー24の残量を検知する。
【0055】トナーホッパー室21aと現像室23と間
には、隔壁手段20aが設けられており、この隔壁手段
20aが図1に示す遮蔽位置にある場合には、トナーホ
ッパー室21aは隔壁手段20aにより遮蔽されてい
る。また同様に、トナーホッパー室21aとトナーホッ
パー室21bの間、及びトナーホッパー室21bとトナ
ーホッパー室21cの間には、それぞれ隔壁手段20
b、20cが設けられている。隔壁手段20b、20c
が図1に示す遮蔽位置にある場合には、トナーホッパー
室21b、21cは隔壁手段20b、20cにより遮蔽
されている。
【0056】隔壁手段20a、20b、20cは、それ
ぞれ軸26a、26b、26cを中心に回転可能に支持
されており、CPUにより回転制御される。
【0057】また、各トナーホッパー室の内壁面は、各
隔壁手段の回転の軌跡に沿った形状を有している。従っ
て、各隔壁手段が図1に示す遮蔽位置にある場合には、
トナーホッパー室間、あるいはトナーホッパー室と現像
室との間のトナー移動を確実に阻止する。また、回転時
には各隔壁手段とトナーとが接触しているため、確実に
トナーを搬送する。更に、図1に示すように、各隔壁手
段は停止時には所定の傾きを有するように構成されてい
る。従って、トナーがこの傾きによって各トナーホッパ
ー室の底面側へ移動するので、各隔壁手段の回転時にお
いて、搬送されずに滞留するトナーを発生させることが
ない。
【0058】各トナーホッパー室に収納されるトナー
は、例えば、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸
濁重合によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹
脂に、周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメ
タン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤、または荷電
制御樹脂を添加してなる平均粒径9μmのトナー母粒子
を有している。そして、前記トナーは、そのトナー母粒
子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されてい
る。また、前記外添剤としてのシリカには、シランカッ
プリング剤、シリコーンオイル等による周知の疎水化処
理が施され、平均粒径が10nmで、その添加量はトナ
ー母粒子の0.6重量%である。また、各色の現像装置
毎に異なる色のトナーが収容されている。
【0059】このように、トナーは極めて球状に近い懸
濁重合トナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎
水性処理したシリカを0.6重量%、外添剤として添加
しているため、極めて流動性に優れている。そのため、
摩擦帯電により十分な帯電量が得られる。更に、粉砕ト
ナーのように角部が存在しないため、機械的な力を受け
にくく、電界に対する追従性に優れ、転写効率が良い。
【0060】次に、以上のような現像装置1の駆動を制
御する制御部の構成を図4に基づいて説明する。
【0061】図4に示すように、制御部には、制御手段
としてのCPU60と、ドライバー61〜64が備えら
れている。また、上述したトナーエンプティセンサ5も
CPU60に接続されている。
【0062】ドライバー61は、モータ65を駆動する
回路であり、モータ65は現像ローラ2及び供給ローラ
3の共通の駆動源となっている。
【0063】ドライバー62は、モータ66を駆動する
回路であり、モータ66は隔壁手段20aの駆動源とな
っている。また同様に、ドライバー63、64は、それ
ぞれモータ67、68を駆動する回路であり、モータ6
7、68はそれぞれ隔壁手段20b、20cの駆動源と
なっている。
【0064】以上のような構成により、必要に応じてC
PU60から制御信号を出力することにより、現像ロー
ラ2及び供給ローラ3、並びに隔壁手段20a、20
b、20cを駆動させることができる。特に、隔壁手段
20a、20b、20cの駆動回路はそれぞれ独立に設
けられているので、隔壁手段20a、20b、20cを
それぞれ独立に駆動させることが可能である。例えば、
トナーエンプティセンサ5からの出力信号により、現像
室23のトナー残量が所定量以下となった場合に、隔壁
手段20a、20b、20cのいずれか、あるいは全て
を駆動させる。
【0065】次に、本実施形態の現像装置1における隔
壁手段20a、20b、20cの動作について説明す
る。
【0066】まず、図1に示すように、現像室23にト
ナー24が十分に存在し、全ての隔壁手段20a、20
b、20cが遮蔽位置で停止している状態においては、
現像23のトナー24が供給ローラ3により現像ローラ
2に供給され、現像に使用される。つまり、現像ローラ
2に供給されたトナー24は、層厚規制ブレード4によ
り所定の層厚に規制された後、図9に示す感光体ベルト
47と現像ローラ2とが対向する画像形成部へと搬送さ
れ、感光体ベルト47上の静電潜像に応じて現像ローラ
2から感光体ベルト47に転移する。現像に使用されな
かったトナーは、再び現像室23に戻るが、隔壁手段2
0aが遮蔽位置で停止しているため、トナーホッパー室
21a内の未使用トナー22aに混入することはない。
【0067】現像に使用されなかったトナーが現像室2
3に戻り、現像ローラ2と供給ローラ3との圧接部で長
期間に亘って押圧力を受けると、当該トナーが劣化する
傾向にある。しかし、比較的少量のトナー24を収容し
ている現像室23でトナーエンプティが検出される程度
の期間においては、前記トナーの劣化は比較的少ない。
【0068】従って、使用初期から、現像室23でトナ
ーエンプティまでの期間において、画質の変化のない良
好な画像形成が行われることになる。
【0069】次に、トナーエンプティセンサ5の出力に
基づいて、現像室23でトナーエンプティが検出された
場合には、CPU60からの制御信号により、ドライバ
62を介してモータ66を駆動し、隔壁手段20aを図
2に示す矢印方向に回転させる。
【0070】隔壁手段20aは、連続的に回転させる必
要はなく、間欠的に回転させても良い。
【0071】この隔壁手段20aの回転により、トナー
ホッパー室21aのトナー22aは、現像室23とトナ
ーホッパー室21aとの間に形成された開口部25を介
して現像室23へと搬送される。この時に搬送されるト
ナー22aは、未使用のトナーであり、隔壁手段20a
の遮蔽作用により、劣化トナーの混入がない。従って、
トナー22aが補給された後においても、補給前と変わ
らない画質で画像形成を行うことができる。
【0072】なお、上述したように、トナーホッパー室
21aのトナー22aの一部は、隔壁手段20bの上に
積載されるが、上述したように、遮蔽位置の隔壁手段2
0bは所定の角度を有しているので、隔壁手段20bの
上に積載されたトナーは隔壁手段20b上を滑り落ち、
隔壁手段20aにより確実に搬送される。従って、トナ
ーが搬送されずにトナーホッパー室21a内に滞留する
ことがない。
【0073】次に、トナー22aが補給された後におい
て、上述と同様に現像室23でトナーエンプティが検出
された場合には、CPU60からの制御信号により、ド
ライバ62及びドライバ63を介してモータ66及びモ
ータ67を駆動し、隔壁手段20a及び隔壁手段20b
を図3に示す矢印方向に回転させる。
【0074】この隔壁手段20bの回転により、トナー
ホッパー室21bのトナー22bは、トナーホッパー室
21aへと搬送される。更に、トナーホッパー室21a
に搬送されたトナーは、隔壁手段20aの回転により、
前記開口部25を介して現像室23へと搬送される。こ
の時に搬送されるトナー22bは、未使用のトナーであ
り、隔壁手段20a及び隔壁手段20bの遮蔽作用によ
り、劣化トナーの混入がない。従って、トナー22bが
補給された後においても、補給前と変わらない画質で画
像形成を行うことができる。
【0075】この例のように、隔壁手段20aと隔壁手
段20bを同時に回転させる際には、回転に位相差を設
けるように駆動する。このように構成することにより、
トナーホッパー室21b内のトナー22bのトナーを隔
壁手段20bによりトナーホッパー室21aに搬送し、
トナーホッパー室21aに搬送されたトナーを更に隔壁
手段20aにより搬送することができるので、確実にト
ナーの搬送を行うことができる。同時に回転させる隔壁
手段の数が更に増えた場合も同様である。位相差は、望
ましくは90°に設定する。なお、この場合において
も、隔壁手段20aは、連続的に回転させる必要はな
く、間欠的に回転させても良い。
【0076】また、上述したように、トナーホッパー室
21bのトナー22bの一部は、隔壁手段20cの上に
積載されるが、上述したように、遮蔽位置の隔壁手段2
0cは所定の角度を有しているので、隔壁手段20cの
上に積載されたトナーは隔壁手段20c上を滑り落ち、
隔壁手段20bにより確実に搬送される。従って、トナ
ーが搬送されずにトナーホッパー室21b内に滞留する
ことがない。
【0077】そして、トナー22bが補給された後にお
いて、更に上述と同様に現像室23でトナーエンプティ
が検出された場合には、CPU60からの制御信号によ
り、ドライバ62、ドライバ63、及びドライバ64を
介してモータ66、モータ67、及びモータ68を駆動
し、隔壁手段20a、隔壁手段20b及び隔壁手段20
cを回転させる。
【0078】その結果、上述と同様に、トナーホッパー
室21cのトナー22cを確実に現像室23に搬送する
ことができる。
【0079】以上のように、本実施形態によれば、各隔
壁手段により、現像室23内のトナーが各トナーホッパ
ー室に混入することを確実に防ぐことができる。
【0080】そして、このように劣化トナーの混入がな
いトナーを、隔壁手段の回転により現像室へと搬送する
ことができるので、現像室には常に良好なトナーが収容
されることになり、使用初期の状態から画像品質を変化
させることなく、良好な画像形成を行うことができる。
【0081】また、トナーホッパー室を遮蔽する隔壁手
段と、トナーホッパー室内のトナーを搬送する手段とを
兼用するようにしたので、隔壁手段の他に新たに搬送手
段を設ける必要がなく、装置構成の簡略化及びコストの
低減を図ることができる。
【0082】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
【0083】第1の実施形態においては、隔壁手段の形
状を平行板の形状とした例について説明したが、本発明
はこのような例に限定されるものではなく、例えば、図
5のように、回転方向に対して凸状の曲線形状を有して
いても良い。
【0084】図5に示す隔壁手段51は、このような曲
線形状を有しているため、その端部の搬送面は、図5に
示す位置において、略鉛直方向の傾きを有している。
【0085】その結果、トナーの搬送方向は、図5に示
すように、水平方向に近くなる。これに対し、図6に示
す隔壁手段50のように平行板の形状のものを使用した
場合には、トナーの搬送方向が上向きになる。従って、
図5に示す隔壁手段51の方が効率良くトナーを搬送す
ることができる。
【0086】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0087】本実施形態は、隔壁手段の端部にフィルム
部材または弾性部材を取り付けた例である。
【0088】図7に示す隔壁手段52は、両側の先端部
にフィルム部材53が取り付けられている。このように
構成した結果、隔壁手段52の回転に伴うトナーホッパ
ー室との摺擦による異音の発生を防止することができ
る。また、フィルム部材53により、シール性が向上
し、劣化トナーのトナーホッパー室への混入をより一層
確実に防止することができる。
【0089】なお、フィルム部材または弾性部材を取り
付ける位置は、両側の端部に限定されるものではなく、
片側のみであっても良い。また、隔壁手段自体をフィル
ム部材または弾性部材で構成するようにしても良い。
【0090】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図8に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0091】本実施形態は、隔壁手段を一つのみとした
例である。図8に示すように、現像装置1には、現像室
23に最も近い隔壁手段20aのみを設ける。トナーホ
ッパー室21aには、アジテータ25a及び25bを設
ける。
【0092】このように構成した場合でも、劣化トナー
のトナーホッパー室21aへの混入を防止することがで
きる。しかも、アジテータ25a及び25bを駆動し、
かつ隔壁手段20aの回転量を制御することで、適切な
量の未使用トナーを現像室23に搬送することができ
る。
【0093】なお、上述した各実施形態においては、現
像装置1を略水平に置く例について説明したが、本発明
はこのような例に限定されるものではなく、現像装置が
斜めに配置される場合等にも有効である。つまり、本発
明は、トナーの自重によりトナーを搬送することができ
ないあらゆる場合に有効である。
【0094】また、上述した実施形態では、現像室にお
いてトナーエンプティが検出された場合にのみ、隔壁手
段を回転させる例について説明したが、本発明はこのよ
うな例に限定されるものではない。例えば、一定時間経
過後に定期的に隔壁手段を回転させるようにしても良
い。但し、トナーエンプティが検出された場合にのみ隔
壁手段を回転させる構成を採ることで、隔壁手段の回転
回数を少なく抑えることができ、隔壁手段の回転による
トナーの劣化を防ぐことができる。
【0095】また、現像装置1の上部カバーを分離でき
るように構成しても良い。このように構成することで、
トナーホッパー室へのトナー補給を容易に行うことがで
きる。
【0096】また、上述した実施形態では、カラー画像
形成装置に使用される現像装置に本発明を適用したが、
本発明はこのような例に限定されるものではなく、モノ
クロ用の現像装置にも適用可能である。また、トナーホ
ッパー室は必ずしも複数個必要ではなく、一つであって
も良い。
【0097】また、上述した実施形態では、感光体ベル
トを使用した画像形成装置に用いられる現像装置に本発
明を適用したが、本発明はこのような構成に限定される
ものではなく、感光ドラムを使用した画像形成装置に用
いられる現像装置にも適用可能である。更には、感光体
を用いない、例えば、マルチスタイラス電極によるも
の、あるいはトナー流を直接制御する画像形成装置にも
適用可能である。
【0098】また、上述した実施形態では、トナーホッ
パー室と現像室とが一体に形成された現像装置に本発明
を適用した例について説明したが、トナーホッパーが現
像装置に対して着脱自在に構成された、所謂、トナーボ
ックスにも本発明を適用することができる。この場合に
は、トナーボックス単体で運搬等を行うことが考えられ
るので、回転可能に支持された隔壁手段にストッパーを
設ける必要がある。
【0099】更に、トナーは重合法によって作成された
非磁性1成分現像剤に限定されるものではなく、粉砕法
を用いた現像剤を使用する現像装置にも適用可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】請求項1に記載の現像装置によれば、現
像室と現像剤収容室との間の連通開口部に、隔壁手段を
回転可能に設け、前記隔壁手段は、遮蔽位置での停止時
には、前記現像剤収容室から前記現像室への現像剤の移
動を阻止し、回転時には、現像剤収容室から前記現像室
へ現像剤を搬送するようにしたので、現像剤収容室内の
現像剤に対する劣化した現像剤の混入を確実に防止する
ことができる。その結果、使用初期と変わらない状態で
現像を行うことができる。現像剤は、隔壁手段の回転に
より搬送されるので、自重により現像剤を搬送できない
場合でも、現像剤を確実に現像室に供給することができ
る。
【0101】請求項2記載の現像装置によれば、前記隔
壁手段は、前記遮蔽位置において、鉛直方向に対して所
定の傾きを有するので、現像剤を前記隔壁手段の傾きに
よって現像剤収容室の底部側へと移動させることがで
き、前記隔壁手段が回転した際にも、滞留することな
く、確実に現像室に搬送することができる。
【0102】請求項3記載の現像装置によれば、現像剤
量検知手段により検知した現像室内の現像剤残量が所定
量よりも少ない場合に、前記隔壁手段を所定期間回転さ
せるので、現像剤不足を生じさせることなく現像を行う
ことができる。しかも、上述したように、隔壁手段の回
転によって現像室に新たに供給される現像剤は、劣化し
た現像剤の混入がないので、使用初期と変わらない状態
で現像を行うことができる。
【0103】請求項4記載の現像装置によれば、前記現
像剤収容室は、連通開口部を介して隣接する複数の個別
収容室に分割されており、当該隣接する個別収容室間に
は、遮蔽位置での停止時に相互の現像剤の移動を阻止
し、回転時に奥側の個別収容室から前記現像室側の個別
収容室へと現像剤を搬送する隔壁手段が設けられている
ので、現像剤収容室の現像剤収容量を増大させた場合で
も、劣化した現像剤の混入を確実に防止することができ
る。また、隔壁手段の回転時には、奥側の個別収容室か
記現像室側の個別収容室へと現像剤が搬送されるので、
現像剤不足を生じさせることなく現像を行うことができ
る。しかも、上述したように、隔壁手段の回転によって
現像室に新たに供給される現像剤は、劣化した現像剤の
混入がないので、使用初期と変わらない状態で現像を行
うことができる。
【0104】請求項5記載の現像装置によれば、前記現
像室に隣接する個別収容室と前記現像室との間に設けら
れた隔壁手段から、奥側の個別収容室間に設けられた隔
壁手段の順序で、随時段階的に隔壁手段を回転させるこ
とにより、各個別収容室の現像剤を段階的に前記現像室
に搬送させるので、劣化現像剤の混入がない良好な現像
剤を適量ずつ現像室に搬送することができる。従って、
現像室における現像剤不足を生じさせることなく、か
つ、使用初期と変わらない状態で良好な現像を行うこと
ができる。
【0105】請求項6記載の現像装置によれば、複数の
隔壁手段を同時に回転させる際には、各隔壁手段の回転
に位相差を設けて回転させるので、現像剤を良好に搬送
することができる。
【0106】請求項7記載の現像装置によれば、前記隔
壁手段は、断面形状が回転方向に凸状の曲線形状であ
り、前記隔壁手段の先端部は、断面形状が前記連通開口
部の位置にて現像剤の搬送方向に対して略垂直の形状な
ので、前記連通開口部の位置においては、現像剤を、隔
壁手段の先端部によって略水平方向に押し出すことがで
き、効率良く搬送することができる。
【0107】請求項8記載の現像装置によれば、前記現
像剤収容室は、上部カバーが着脱可能に形成されている
ので、現像剤収容室への現像剤の補給が容易になり、使
用初期と変わらない状態での現像を長期間亘って行うこ
とができる。
【0108】請求項9記載の現像装置によれば、前記現
像剤収容室が、現像装置に対して着脱可能な現像剤収容
容器内に形成されているので、現像剤収容容器を随時交
換することにより、使用初期と変わらない状態での現像
を長期間に亘って行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における現像装置の概
略側断面図である。
【図2】図1の現像装置において一つの隔壁手段が回転
した状態を示す断面図である。
【図3】図1の現像装置において二つの隔壁手段が回転
した状態を示す断面図である。
【図4】図1の現像装置の駆動を制御する制御部の概略
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における隔壁手段の形
状を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における隔壁手段と対
比される隔壁手段の形状を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態における隔壁手段の形
状を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態における現像装置の概
略構成を示す断面図である。
【図9】本発明の現像装置が使用される画像形成装置の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…現像装置 2…現像ローラ 20a、20b、20c、51、52…隔壁手段 21a、21b、21c…トナーホッパー室 22a、22b、22c…トナー 23…現像室 60…CPU 53…フィルム部材 31,32,33,34…現像装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA12 AA18 AA20 AA33 AB03 AC03 AC04 AD06 BA02 BA08 DA15 DB25 GA04 GA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に配設可能であり、前記画
    像形成装置の画像形成部との対向部へ現像剤を搬送する
    現像剤担持体が配設された現像室と、該現像室との連通
    開口部を隔てて現像剤を収容する現像剤収容室とを備え
    た現像装置であって、 前記連通開口部には、隔壁手段が回転可能に設けられて
    おり、前記隔壁手段は、遮蔽位置での停止時には、前記
    現像剤収容室から前記現像室への現像剤の移動を阻止
    し、回転時には、現像剤収容室から前記現像室へ現像剤
    を搬送する、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁手段は、前記遮蔽位置におい
    て、鉛直方向に対して所定の傾きを有することを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像室内の現像剤残量を検知する現
    像剤残量検知手段と、当該現像剤量検知手段により検知
    した現像剤残量が所定量よりも少ない場合に、前記隔壁
    手段を所定期間回転させる制御手段とを更に備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤収容室は、連通開口部を介し
    て隣接する複数の個別収容室に分割されており、当該隣
    接する個別収容室間には、遮蔽位置での停止時に相互の
    現像剤の移動を阻止し、回転時に奥側の個別収容室から
    前記現像室側の個別収容室へと現像剤を搬送する隔壁手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像室に隣接する個別収容室と前記
    現像室との間に設けられた隔壁手段から、奥側の個別収
    容室間に設けられた隔壁手段の順序で、随時段階的に隔
    壁手段を回転させることにより、各個別収容室の現像剤
    を段階的に前記現像室に搬送させる制御手段を更に備え
    たことを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、複数の隔壁手段を同時
    に回転させる際には、各隔壁手段の回転に位相差を設け
    て回転させることを特徴とする請求項5記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記隔壁手段は、断面形状が回転方向に
    凸状の曲線形状であり、前記隔壁手段の先端部は、断面
    形状が前記連通開口部の位置にて現像剤の搬送方向に対
    して略垂直の形状であることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれか1記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤収容室は、上部カバーが着脱
    可能に形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか1記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤収容室が、現像装置に対して
    着脱可能な現像剤収容容器内に形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装
    置。
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