JP2002296761A - パターン測定方法、及びパターン測定装置 - Google Patents
パターン測定方法、及びパターン測定装置Info
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Abstract
うこと。 【解決手段】試料に形成された微細パターンの画像を取
得する画像取得部21と、この画像取得部で取得された
画像より、微細パターンのエッジ点を複数抽出するエッ
ジ点抽出部22と、抽出された複数のエッジ点を、分割
点を境に複数のグループに分割するエッジ点分割部23
と、このエッジ点分割部で分割された各グループ内に含
まれるエッジ点を用いてパターンの形状を測定する形状
測定部24とを具備してなる。
Description
備するパターンの画像から、それぞれの直線領域を抽出
し、該パターンの形状測定を行うパターン測定方法、及
びパターン測定装置に関する。
に伴い、レチクルのパターン寸法も微細化され、レチク
ルパターンがウェハ上に転写される際に生じる光近接効
果の半導体デバイスの電気的特性への影響が生じ始めて
いる。
ーン3301とパターン3302を含むレチクルパター
ンをウェハ上に転写すると、図33(b)に示す様に、
中央のラインパターン3311のセンター部が細く転写
されてしまう。これはセンター付近では他の部分に比べ
てパターン密度が疎になっているために、光近接効果の
影響を受けて寸法変動が生じたものである。尚、図3
3,パターン3312は、パターン3302が転写され
て形成されたパターンである。
果補正技術(OPC(Optica1 Proximity Correction)
技術)が用いられている。すなわちレチクルパターンの
一部に補助パターン(OPCパターン)を設けて寸法の
変動を押さえるものである。例えば、図34(a)に示
すように、パターン密度が局所的に疎になっている部分
のレチクル寸法が大きくなるように補助パターン330
3を付与する事で、図34(b)に示すように、寸法変
動の無いパターン3311を得ることできる。
されたレチクルパターンを直接測定することはほとんど
行われず、そのレチクルを用いて転写されたウェハパタ
ーンを測定して、レチクルパターンに付与された補正パ
ターンが正しく出来上がっているかどうかが確認されて
いた。これはフィードバックに非常に時間のかかる手法
であった。
形成されたパターンの角が丸まることが有る。これはマ
スク描画装置の解像限界などによって生じる。レチクル
パターンの角が丸まっているとそれだけウェハ上に転写
されたパターンの形状も劣化することになる。従ってレ
チクルパターンの丸まり具合を測定することは非常に重
要であるが、従来はこれらを測定するアルゴリズムが存
在しなかった。
ターンにおいてパターンの一部がずれることが有る。こ
れは露光の際のショット位置などがずれるためでつなぎ
誤差と呼ばれているが、これに対しても従来は測定する
アルゴリズムが存在していなかった。
と、2本の直線領域を接続する接続領域とから構成され
ているパターンとして一般化される。すなわち、補助パ
ターン付きパターンの場合、通常の配線パターン部と補
助パターンの平坦な部分が直線領域であり、補助パター
ンの段差部が接続領域である。また、角部を有するパタ
ーンの場合、角部が接続領域であり、角部に接続する部
分が直線領域である。また、つなぎ誤差がある場合、ず
れている部分が接続領域であり、ずれている部分に接続
する平坦な部分が直線領域である。
の直線領域と、直線領域間を接続する接続領域とから構
成されるパターンを測定する手法が存在しなかった。
るパターンの測定を行う、パターン測定方法,及びパタ
ーン測定装置を提供することにある。
成するために以下のように構成されている。
は、試料に形成され、エッジが直線状の直線領域を複数
具備する微細パターンの画像を取得する工程と、取得さ
れた画像より微細パターンのエッジ点を複数抽出する工
程と、抽出された複数のエッジ点を、1以上の分割点を
境に複数のグループに分割する工程と、分割された各グ
ループ内のエッジ点を用いて、前記微細パターンの形状
を測定する工程とを含み、前記分割点は、前記各直線領
域のエッジ点がそれぞれ異なるグループに含まれるよう
に設定されることを特徴とする。
は、試料に形成され、第1の直線領域と、第1の直線領
域に対してほぼ平行な第2の直線領域と、二つの直線領
域を接続する接続領域とを具備する微細パターンの画像
を取得する工程と、取得された画像より微細パターンの
エッジ点を複数抽出する工程と、抽出された複数のエッ
ジ点をボルツマン関数で示されるモデルに近似する工程
と、近似されたモデルを用いて、前記微細パターンの形
状を測定する工程とを含むことを特徴とする。
は、試料に形成された微細パターンの画像を取得する画
像取得部と、この画像取得部で取得された画像より、微
細パターンのエッジ点を複数抽出するエッジ点抽出部
と、抽出された複数のエッジ点を、分割点を境に複数の
グループに分割するエッジ点分割部と、このエッジ点分
割部で分割された各グループ内に含まれるエッジ点を用
いてパターンの形状を測定する形状測定部とを具備して
なることを特徴とする。
ピュータを、試料に形成された微細パターンの画像より
微細パターンのエッジ点を複数抽出する手段、抽出され
た複数のエッジ点を、分割点を境に複数のグループに分
割する手段、分割された各グループ内のエッジ点を用い
て、前記微細パターンの形状を測定する手段、として機
能させる。
パターンの画像から、微細パターンに形成された光近接
効果を補正するための補助パターンの測定や、パターン
のコーナーの測定、つなぎ誤差の測定を行うことが可能
となる。
を参照して説明する。
装置として測長SEMを用いた場合について説明する。
また、測定対象が半導体装置のリソグラフィ工程に於い
て使用されているレチクルの場合について説明する。
パターン測定装置の概略構成を示す図である。図1に示
すように、パターン測定装置は、測定対象のSEM画像
を取得する走査型電子顕微鏡1と、取得された画像を処
理して微細パターンの測定を行う画像処理部2、及びこ
れらの動作を制御するホストコンピュータ3により構成
されている。
ーム20を放出する電子銃4、サンプル5を載せるステ
ージ6、電子ビーム20をステージ6上に載せられたサ
ンプル5上に照射させる電子光学系7、試料表面からの
2次電子を検出する2次電子検出器8、及び電子ビーム
の走査に同期させて2次電子信号を表示させるCRT9
より構成されている。
1より取得されたサンプルのSEM画像を取得する画像
取得部21、取得された画像よりパターンのエッジを抽
出するエッジ抽出部22、抽出されたエッジを判別分析
法などにより複数の部分に分割するエッジ分割部23、
分割された各部分の情報よりパターンの形状を測定する
形状測定部24、および形状の測定結果をCRT上に表
示させる結果表示部25より構成されている。なお、画
像処理部2を構成する各部は、ハードウエアで実現して
も良いし、各部の機能をコンピュータに実行させるため
のプログラムとして記述して該プログラムをコンピュー
タに実行させるようにしても良い。
ル5は、石英ガラス板上に遮光膜としてCr膜或いはM
oSi膜のパターンが形成されたレチクルである。
助パターンが付与された配線パターンが形成されている
サンプル5を、ステージ6上に載置する。電子ビーム2
0をサンプル5上に走査し、アライメント操作などによ
りレチクルのローテーションが補正された後、目的の補
助パターンが視野内に来るようステージ6を移動させ
て、サンプルのSEM画像を得る。
に、図2に示す。材質により2次電子放出効率が異なる
ため、遮光膜(Cr或いはMoSi)部分11は明る
く、石英ガラス部分12はより暗くなっている。また、
遮光膜と石英との境界部分13はエッジ効果により最も
明るく白くなる。また、パターンは段差(補助パター
ン)を有するがSEM画面上ではその境界はわからな
い。
線パターンに対応する第1の直線領域101と、補助パ
ターンに対応する第2の直線領域102及び段差領域
(接続領域)103とが存在する。第1の直線領域10
1と第2の直線領域102とは、ほぼ平行であり、段差
領域103によって、二つの直線領域101,102が
接続されている。
取得部21に送られ、エッジ抽出部22にてSEM画像
からエッジの抽出がなされる。具体的には図3に示すよ
うに、パターンのエッジを横切る方向の濃度分布曲線1
4を複数箇所で取得する。そして、得られた濃度分布曲
線14に対して、しきい値法或いは直線近似法、曲線近
似法などにより、複数のエッジ点を抽出すると共に抽出
された各エッジ点の位置座標を算出する。
ジ点集団15を示す。このようにして得られたエッジ点
の情報はエッジ分割部23に送られ、抽出されたエッジ
点を複数のグループに分割する。
ジ点集団15をあるエッジ点で2つの部分に分割する。
例えば、図5に示す様に、抽出された各エッジ点から選
ばれる分割点EPiを境に、クラス1とクラス2との2
つのグループに分割する。この場合それぞれの部分(以
下クラスと呼ぶ)は、それぞれ異なるx座標値の平均値
を持つ集団である。このような最適な分割点は例えば以
下の手順により求められる。
ッジ点にEP1〜EPn番目まで順番に番号を付与する。
た仮の分割点EPiを境に、エッジ点EP1〜エッジ点E
Pnを2つのグループに分割する。ここでは、エッジ点
EP 1〜エッジ点EPiをクラス1、エッジ点EPi+1〜
エッジ点EPnをクラス2とする。
ジ点EPnまで順次動かすと共に、各クラスに含まれる
エッジ点のx座標値の平均値、分散をそれぞれ算出す
る。
の分割点EPiに対する各クラスのエッジ点のx座標値
の平均値をそれぞれ示す図である。図6からわかるよう
に、仮の分割点EPiがエッジ点EPmの時に、クラス
1,2間の平均値の差が最も大きくなっていることがわ
かる。
1,2内の分散、及びそれらの和Vtを示す図である。
図7に示すように、クラス1,2間の平均値の差が最も
大きくなるエッジ点EPmにおいて各クラス内の分散の
和が最も小さくなっていることがわかる。エッジ点EP
m以外の位置では、クラス内に違う母集団のデータが紛
れ込むために分散が大きくなるのである。
の差)/(クラス1,2の分散の和)で求められるFを
プロットした図である。やはり、エッジ点EPmを仮の
分割点EPiに設定した場合にFが最大になる。
が最大のいずれかの条件を満たす、エッジ点が、真の分
割点である。本実施形態の場合は、このエッジ点EPm
が真の分割点である。
っている場合は、クラス1とクラス2とをそれぞれ同じ
傾きを持つ一次関数(モデル)に近似する。そして各エ
ッジ点と一次関数との距離を求め、距離の和が最小、且
つ各クラスの近似関数の切片の差が最大になるようなエ
ッジ点の位置を求め、求められたエッジ点EPmを真の
分割点とする。
いて、エッジ点EP1〜エッジ点EP nを二つのクラスに
分割することによって、各直線領域101,102に含
まれるエッジ点がそれぞれ異なるクラスに含まれるよう
になる。
の情報は、形状測定部24に送られる。形状測定部24
は、例えばクラス1とクラス2のx座標値の平均値の差
より段差の大きさを求める。
分割点の位置情報などは例えば測定結果ファイルに記録
される。また、図9に示すようにCRTに表示されてい
るSEM画像上に各クラスの平均値を示す直線16a,
16b、分割点EPm、各クラスの平均値及び段差の大
きさを示す情報ウインド18、エッジ点などを重ねて表
示させる。
係わるエッジ点の集団をそれぞれ異なるクラスに分ける
ように、分割点を設定することによって、配線パターン
に係わるエッジ点の集団と、補助パターンに係わるエッ
ジ点の集団とを、それぞれ異なるクラスに分けることが
でき、補助パターンに係わるエッジ点の集団から、パタ
ーン中の補助パターンの測定を行うことが可能となる。
iを用いて分割された各グループにおいて、エッジ点の
x座標値の平均値を求めていたが、図2に示した二つの
直線領域101,102を近似するモデルとなる直線同
士の距離を求めれば良い。
の手法では補助パターン中の段差の部分のデータが考慮
されていない。従って各クラスの平均値のデータには段
差の部分のデータが含まれてしまい、実際よりも段差の
大きさが小さく算出されるという問題がある。この問題
は例えば以下のようにして回避できる。
パターンが形成されたレチクルを測定する場合について
説明する。第1の実施形態と同様にして目的のパターン
のエッジ点を複数取得し、取得されたエッジ点の集団を
2つのクラスに分割する。得られたエッジ点集団15
は、図10に示すとおりである。以下この図10を用い
て、エッジ点の集団を段差部分とそれ以外の平坦な部分
に分割する方法について説明する。
点にEP1からEPn番目まで順番に番号付けを行い、エ
ッジ点EP1〜エッジ点EPnを分割点EPm(n>m>
1)を境に2つのクラスに分割する。その後、エッジ点
EP1〜エッジ点EPmを分割点EPn1を境に、更に2ク
ラスに分割する。
割する仮の分割点EPnt1をエッジ点EP1〜エッジ点E
Pmまで順に移動させ、エッジ点EP1〜仮の分割点EP
nt1を含むクラスと、エッジ点EPnt1+1〜エッジ点EP
mを含むクラスとの二つのクラスに分割する。
EP1〜エッジ点EPmを分割した場合に、各グループに
含まれるエッジ点集団をそれぞれ傾きが異なる直線(一
次関数)19a,19bにそれぞれ近似させる。
れた直線との距離をそれぞれ求め、求められた距離の和
を計算する。各仮の分割点EPnt1について各グループ
で計算された距離の和を足し合わせ、最も小さくなる仮
のエッジ点EPnt1が求める真の分割点EPn1である。
エッジ点EPm+1〜エッジ点EPnまでについても同様
に、エッジ点を近似する直線19c、19dから分割点
EPn2を求め、クラス2を更に2つのクラスに分割す
る。
EP1〜エッジ点EPnまで同時に順次移動して最適な分
割点EPn1,EPn2の組み合わせを求めるようにしても
良い。ただし、この場合は計算処理時間が約n2回分か
かる。
ッジ点の集団を2つのクラスに分割し、分割されたそれ
ぞれのクラスをまたさらに2クラスに分割する手法で
は、計算処理時間が約2×n回分ですむため、測定時間
を短くすることが可能となる。
EPn2の結果を基に段差測定部においてパターンの段差
の大きさが測定される。すなわち、エッジ点EP1〜分
割点EPn1のx座標の平均値と、分割点EPn2〜エッジ
点EPnのx座標の平均値の位置との差を算出すること
により段差の大きさを測定することが可能である。
に測定結果ファイルに記録し、また、図11に示す様
に、CRT上のSEM画像に、各クラスの平均値を示す
直線16a,16b、分割点EPn1,EPn2や、各クラ
スの平均値及び段差の大きさを示す情報ウインド18、
を情報が表示された画像を重ね合わせて出力する。
により、レチクルが設計通り出来上がっているかの判断
を行った。又、例えば電子ビーム描画の際のショットの
つなぎ位置の測定などにこの手法を用いることも可能で
ある。
割された各クラスから、段差部分を分離することがで
き、より正確に補助パターンを測定することができる。
れ以外の平坦な部分にエッジ点の集団を複数のクラスに
分割することが可能である。
からエッジ点EPmまで順次移動していき、エッジ点E
P1〜仮の分割点EPiのx座標値の分散(ローテーショ
ンがかかっている場合は近似直線からの距離の二乗和)
を順次計算していく。図12は、分散の計算結果の一例
を示す図である。図12に示す様に、仮の分割点EP i
がエッジ点EPn1の時に、分散の値が急に増加している
ことがわかる。
データが紛れ込んだためである。そこで、例えばこの分
散がχ2分布に従うとし、χ2分布に基づく信頼区間から
分散の値が外れる仮の分割点EPiから真の分割点を選
択すれば、最適な分割点を求めることも可能である。エ
ッジ点EPm+1〜エッジ点EPnの領域に関しても同様
に、エッジ点EPnからエッジ点EPm+1まで順次仮の分
割点EPiを移動して、エッジ点EPnから仮の分割点E
Piのx座標値の分散(或いは近似直線からの距離の二
乗和)を求め、分散がχ2分布から求められる信頼区間
から外れる仮の分割点EPiを算出し、算出された仮の
分割点を真の分割点EPn2とする。その後は同様に分割
点EPn1,EPn2のx座標値の差から段差の大きさを求
め、測定結果ファイルに記録し、また、CRT上のSE
M画像に測定結果を重ねて表示する。
の大きさを正しく測定することが可能である。すなわち
得られたエッジ点EP1〜エッジ点EPnを以下の式で表
されるボルツマン関数で近似する。
た際の分割点EPmから求められるx座標の値を代入す
れば近似がより簡単になる。図13は、エッジ点集団1
5にボルツマン曲線31を近似した結果を示す図であ
る。
り段差の大きさを求め、測定結果ファイルに出力する。
また、CRT上のSEM画像に近似曲線、エッジ点集団
15、および段差の測定結果を示す情報ウインド18を
重ねて表示する。
は、図14に示すようなパターンを測定する場合につい
て説明する。すなわち、第1の実施形態においては段差
部分が1カ所のみであったのに対し、本実施形態におい
ては、第1の直線領域101と第2の直線領域102,
第2の直線領域102と第3の直線領域105との間を
それぞれ接続する2カ所の段差部分103,104が有
るパターンの測定について説明する。本実施形態では、
段差部分が2カ所あるパターンを以下の手法により3つ
の平坦な直線領域101,102,105と2つの段差
部分103,104の併せて5つの部分に分割する。
M装置1内に目的のパターンが形成されたレチクルを搬
入し、目的のパターンのSEM画像を取得する。図14
に取得したパターンのSEM画像を示す。図14に示す
ように、パターンには補助パターンが付与されている
が、SEM画像上では補助パターンと元々のパターンと
の境界がわからない。次に第1の実施形態と同様にして
パターンから複数のエッジ点を取得する。
5に示すように、EP1からEPnまで順番に番号をつけ
た後、第1,2の実施形態に示された方法を利用してこ
れを5つの部分に分割する。その分割点をそれぞれEP
n1,EPn2,EPn3,EPn4とする。平坦な部分に相当
するエッジ点EP1〜エッジ点EPn1、エッジ点EPn 2
〜エッジ点EPn3、エッジ点EPn4〜エッジ点EPnは
それぞれ同じ傾きを持つ直線191,193,195に近
似し、段差部分に相当するエッジ点EPn1〜エッジ点E
Pn2、エッジ点EPn3〜エッジ点EPn4はそれとは異な
る傾きを持つ直線192,194にそれぞれ近似する。
差が最も小さく、且つエッジ点EP 1〜エッジ点E
Pn1、エッジ点EPn4〜エッジ点EPnを近似する直線
191,195の切片とエッジ点EPn2〜エッジ点EPn3
を近似する直線193の切片との差が最も大きくなるよ
うに分割点EPn1,EPn2,EPn3,EPn4を決定す
る。
決定する最も単純な方法は、上述の基準に沿ってエッジ
点EP1〜エッジ点エッジ点EPnまで仮の分割点EP
nt1,EPnt2,EPnt3,EPnt4をそれぞれ同時に移動
して、分割された各クラスの残差と切片とを計算し、最
適な分割点EPn1,EPn2,EPn3,EPn4を求めるこ
とであるが、これには約n4回分の計算処理が必要であ
り、非常に時間がかかる。
ば動的計画法などを利用する。例えばナップザック問題
などを応用して、上記の処理において重複する計算につ
いてはあらかじめテーブルにしておき、メモリなどに保
存しておいて再度同じ計算が行われる際にはこのテーブ
ルを参照するようにしても良い。
5中の一点鎖線で示した線などで2つに分割すれば、そ
れぞれが段差部分を一つ持つ2つのエッジ点の集団に分
割することができる。そこでそれぞれに対して第1の実
施形態或いは第2の実施形態に示した手法により、平坦
な部分と段差の部分に分割することができれば計算処理
時間は2×n回分程度ですむので非常に短い時間で測定
を行うことが可能となる。
EPn2,EPn3,EPn4に従って、補助パターン部分の
高さ、幅、面積、重心位置などを求めることができる。
の間の距離から補助パターンの幅を、エッジ点EP1〜
分割点EPn1と分割点EPn4〜エッジ点EPnをそれぞ
れ近似した直線の少なくとも何れか一方と、分割点EP
n2〜分割点EPn3を近似した直線との距離から補助パタ
ーンの高さを、分割点EPn1,EPn2,EPn3,EPn4
の頂点で囲まれる四角形から、面積及び重心位置を求め
る。或いは分割点EPn1〜分割点EPn4と分割点EPn4
〜エッジ点EPnを近似した直線とでかこまれる部分の
面積及び重心位置を求めても良い。
つの段差があっても、補助パターンに係わるエッジ点の
集団を抽出することができ、補助パターンを正確に測定
することができる。
形態と同様に、エッジ点EP1〜エッジ点EPnの真ん中
を境に二つのクラスに分け、それぞれのクラスのエッジ
点の集団をボルツマン関数(数1)で近似して、近似さ
れた関数のA1,A2の位置(y座標)から補助パター
ンの大きさを求めても良い。図16には、クラス1,2
の各エッジ点をそれぞれボルツマン関数で近似して得ら
れた関数を示す。
線部分とからなり、直線部分から曲線部分に変わる変曲
点P,Qを、それぞれのクラスで求めて、二つの点P,
Qの距離から補助パターンの幅を求めることができる。
更に、変曲点Pから変曲点Q迄の間でエッジ点列の積分
を行って、補助パターンの面積が求められる。また、ボ
ルツマン曲線のdxの値より、段差の立ち上がり部分の
傾きを求めても良い。これらの補助パターンの面積,重
心等の形状データを測定結果として記録する。
パターンが設計通りに出来上がっているかどうかの確認
を行うことができる。例えば、段差の立ち上がり部分が
なだらかである場合、幅及び高さは設計パターンと余り
かわりが無いが、面積が設計パターンより小さくなる。
従って、このレチクルを用いてウェハに転写した場合、
ウェハ上に形成されるパターンが、所望のパターン通り
にできない場合があることが分かる。よって、上記手法
により補助パターンの形状データとして面積を求めてお
くことにより、段差の立ち上がり形状が設計パターンと
異なる場合を判別することができる。
基づいて、レチクル製造プロセスの評価を行うことも可
能である。例えば、前述したボルツマン関数(数1)の
dxの値を利用すれば、レチクル製造プロセスの評価を
行うことができる。dxが1に近いほど段差の立ち上が
り部分が急峻であるので、dxがより1に近いプロセス
を採用すれば、設計パターンにより忠実なレチクルパタ
ーンを作成することが可能になる。
ラフィシミュレーションの方へフィードバックすること
によりシミュレーションの精度をより向上させることも
できる。よって、レチクルの設計の精度、特に近接効果
の補正の精度が向上する。
各パラメータは測定結果ファイルに出力される。また、
CRT上のSEM画像に重ねて表示される。すなわち図
17に示すようにエッジ点、分割点17、各分割点で囲
まれる補助パターン32、近似直線19、段差の大きさ
18などがSEM画像内のパターンに重ねて表示され
る。
図18に示すようなパターンを測定する場合について説
明する。図18に示したパターンは四角形に近いパター
ンであるが、その角が丸まっている。すなわち、このパ
ターンは2本のほぼ直交する直線領域と、2本の直線領
域を接続する接続領域(角)とを具備する。
近似したときの半径(以下コーナーRと呼ぶ)を以下の
様にして算出する。コーナーRが大きければ大きいほど
角の丸まり具合が大きいことになる。
いるレチクルをSEM内に搬入し、第1の実施形態と同
様にして目的のパターンのSEM画像を取得する。次に
第1の実施形態と同様にしてエッジ点の位置座標を求め
る。この際、四角形全体のエッジ点の位置座標を求めて
も良いし、図19に示すように測定者が測定したい部分
の角を選んでROI33を開き、ROI(Region of In
terest)内のエッジ情報のみを算出するようにしても良
い。
団を示した。これに対して以下の方法によってコーナー
Rを算出する。得られた各エッジ点にEP1〜EPnまで
順番に番号をつける。このエッジ点の集団を3つのクラ
スに分割する。その際の分割点をEPn1,EPn2とす
る。すなわちエッジ点EP1〜エッジ点EPn1をx軸に
水平な直線34、エッジ点EPn1〜エッジ点EPn2を1
/4円35(すなわち角度の範囲が90度)、エッジ点
EPn2〜エッジ点EPnをx軸に垂直な直線36にそれ
ぞれ近似する。
nt1、EPnt2をエッジ点EP1からエッジ点EPnまでそ
れぞれ移動し、それぞれのクラスでのモデルからの残差
を算出し、残差の和が最も小さくなる仮の分割点EP
nt1、EPnt2から選択して求める。この際、円は必ずE
Pn1,EPn2を通る1/4円という制限を与えておけば
自動的に円の半径と中心座標は求まる。このようにして
得られた円の半径、円の中心座標などは測定結果ファイ
ルに記録される。
EM画像に、分割点EPn1,EPn2、算出された半径を
示す情報ウインド37、近似された円に基づく円35、
円35の中心38等が重ねて表示される。なお算出する
のは必ずしも半径である必要は無く、直径などでも良
い。
EP1〜分割点EPn1を近似した直線34、分割点EP
n2〜エッジ点EPnを近似した直線36、及び分割点E
Pn1〜分割点EPn2のエッジ点列とで囲まれる領域の面
積を求めても良い。或いは、図22(b)に示すよう
に、エッジ点EP1〜分割点EPn1を近似した直線34
と分割点EPn2〜エッジ点EPnを近似した直線36と
の交点と、該交点を始点とし、エッジ点EP1〜分割点
EPn1を近似した直線に対して45゜の傾きを持つ直線
と分割点EPn1〜分割点EPn2のエッジ点の集団との交
点との距離を求めても良い。以上求められた形状データ
を測定結果ファイルに記録する。
径よりレチクルの出来具合を確認することができる。
又、レチクル製造プロセスの評価を行うことも可能であ
る。すなわち、円の半径が小さいようなプロセスを採用
すれば良い。そうすれば、設計パターンにより忠実なレ
チクルパターンを形成することができる。又、半径や面
積等の角の丸まり具合をリソグラフィシミュレーション
に取り込むことで、シミュレーションの精度がより向上
するため、レチクルパターン設計の精度がより向上す
る。
は、図23に示すようなパターンを測定する場合につい
て説明する。図23のパターンではラインパターン23
01の先端に補助パターン2302が付与されている。
このような補助パターンは一般にハンマーヘッドパター
ンと呼ばれる。このパターンは上述の方法を組み合わせ
ることによって測定することが可能である。
得られたハンマーヘッドパターンの右側のエッジ点の集
団を示したものである。図24に示すように、ハンマー
ヘッドパターンのエッジ点の集団は、分割点EPn1,E
Pn2,EPn3,EPn4を用いて、5つの部分に分割でき
る。このうち分割点EPn1,EPn2は第4の実施形態に
記載の手法と同様に、エッジ点EP1〜分割点EPn1を
近似する直線519a,分割点EPn1〜分割点EPn2を
近似する円535を用いて、算出することが可能であ
り、分割点EPn3,EPn4は、第1或いは第2の実施形
態に記載した手法と同様に、分割点EPn2〜分割点EP
n3を近似する直線519b,分割点EPn3〜分割点EP
n4を近似する直線519c,分割点EPn4〜エッジ点E
Pnを近似する直線519dを用いて算出することが可
能である。
り具合、補助パターンの幅、高さ,面積を算出する。コ
ーナー部分の丸まり具合は、図25に示すように、分割
点EPn1を通る円535の半径から求めればよい。補助
パターンの高さは、分割点EPn1と分割点EPn4との距
離より、幅は分割点EPn2〜分割点EPn3を近似した直
線519bと、分割点EPn4〜エッジ点EPnを近似し
た直線519dとの距離より求めればよい。また、面積
は、図26に示すように、エッジ点の集団と分割点EP
n4〜エッジ点EPnを近似した直線519dとで囲まれ
る部分の面積を算出すればよい。これら得られた形状デ
ータを測定結果ファイルに出力する。
レチクルに形成されたパターンが設計パターン通りに形
成されているかどうかを判定することができる。又、得
られた形状データを元にレチクル製造プロセスの評価を
行うことも可能である。又、実際のレチクルの形状デー
タをリソグラフィシミュレーションへフィードバックす
ることにより、シミュレーションの精度をより向上させ
ることができる。従って、レチクルの設計の精度、特に
近接効果補正の精度が向上する。
M画像に算出された分割点EPn1〜EPn4、分割点より
抽出された補助パターン領域532、エッジ点集団,近
似直線519a〜519d、算出された半径、中心に基
づく円535、補助パターンの面積S,幅W,及び高さ
h及び算出されたコーナーRの半径rを表示する測定結
果表示ウインドウ518などを重ねて表示する。
〜4の実施形態に記載の手法を組み合わせて測定するこ
とが可能である。図のパターンでは四角形のパターン2
601の角に補助パターン2602が付与されており、
一般にセリフパターンと呼ばれる。
れたパターンの右上角のエッジ点の集団を示したもので
ある。図29に示すようにこれらのエッジ点の集団は、
分割点EPn1,EPn2,EPn3,EPn4,EPn5,EP
n6によって、7つの部分に分割されている。このうち、
分割点EPn1,EPn2,EPn4,EPn6は第1或いは第
2の実施形態に記載の方法によって、分割点EPn3,E
Pn5は第4の実施形態に記載の方法によって算出するこ
とが可能である。
り具合、補助パターンの幅、高さ、面積を算出する。コ
ーナー部分の丸まりは、分割点EPn3,EPn4より半径
を求めればよい。
ように、エッジ点EP1〜分割点EPn1を近似する式
(1次関数)で表される直線と、分割点EPn2〜分割点
EPn3を近似する式(一次関数)で表される直線との距
離から算出すればよい。また、段差の横方向の高さh2
は、図30に示すように、分割点EPn4〜分割点EPn5
を近似する式(1次関数)で表される直線と、分割点E
Pn6〜エッジ点EPnを近似する式(1次関数)で表さ
れる直線ととの距離を用いればよい。
点の集団、分割点EPn6〜エッジ点EPnを近似した直
線、及びエッジ点EP1〜分割点EPn1を近似した直線
で囲まれる部分の面積を用いればよい。これらの得られ
た段差の形状データを測定結果ファイルに書き込む。
レチクルに形成されたパターンが設計パターン通りに形
成されているかどうかを判定することができる。又、得
られた形状データを元に、レチクル製造プロセスの評価
を行うことも可能である。実際のレチクルの形状データ
をリソグラフィシミュレーションの方へフィードバック
することにより、シミュレーションの精度をより向上さ
せることもでき、レチクルの設計の精度、特に近接効果
補正の精度が向上する。
EM画像上に算出された、分割点n1〜n6、抽出された
パターン632、その重心位置639、測定結果表示ウ
インドウ618などが上書きされて表示される。なお、
測定結果表示ウインドウ618には、補助パターンの面
積S,幅w1,w2,高さh1,h2,及び及びコーナーR
の半径rが表示される。なお、幅w1,高さh1はそれぞ
れ分割点n1と分割点n2とのx軸及びy軸方向の差であ
り、幅w2,高さh2はそれぞれ分割点n1と分割点n2と
のy軸及びx軸方向の差である。
るものではない。例えば、第1〜5の実施形態において
は画像を取得する際の装置の例としてSEMを用いたが
微細パターンの画像が取得できるなら光学顕微鏡そのほ
かの装置でも良い。また、レチクル上に形成された微細
パターンを測定する場合について説明したが、ウェハ上
の微細パターンの形状測定などに本発明の手法を利用す
ることもできる。また、パターンとしては段差を有する
パターン、セリフパターン、ハンマーヘッドパターンに
ついて説明したが、ほかのパターンに本発明に記載の手
法を用いて測定を行っても良い。また、実施形態中に測
定結果の表示の例を示したが、本実施形態に記載した以
外のものを表示しても良い。また、二つの直線領域がほ
ぼ並行或いはほぼ垂直な場合について説明したが、一方
の直線が他方の直線に対して斜めに傾いている場合にも
本発明を適用することができる。その他、本発明は、そ
の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施すること
が可能である。
数の直線領域を具備するパターンの画像から、パターン
のエッジ点を抽出し、それぞれの直線領域が異なるグル
ープに含まれるように選ばれた分割点を用いて、抽出さ
れたエッジ点を複数のグループに分割し、それぞれのグ
ループ内のエッジ点、或いは分割点を用いることによっ
て、パターンの形状を測定することが可能となる。
略構成を示す図。
を含むSEM画像の概略を示す図。
方向を説明するための図。
のエッジ点を示す図。
を境に二つのクラスに分割した状態を示す図。
値の平均値を示す図。
示す図。
差)/(クラス1,2の分散の和)でも求められるFを
示す図。
と、図2に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示す
図。
法の説明に用いる図。
と、図2に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示す
図。
図。
ン関数を示す図。
たSEM画像の概略を示す図。
法の説明に用いる図。
M画像から抽出されたエッジ点、及びエッジ点を近似す
るボルツマン関数を示す図。
と、図14に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示
す図。
たSEM画像の概略を示す図。
Iを示す図。
ジ点、及び抽出されたエッジ点の分割方法の説明するた
めの図。
と、図18に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示
す図。
を用いたパターンの測定を説明するための図。
たSEM画像の概略を示す図。
ジ点、及び抽出されたエッジ点の分割方法の説明するた
めの図。
を用いたパターンの測定を説明するための図。
を用いたパターンの測定を説明するための図。
と、図23に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示
す図。
たSEM画像の概略を示す図。
ジ点、及び抽出されたエッジ点の分割方法の説明するた
めの図。
を用いたパターンの測定を説明するための図。
を用いたパターンの測定を説明するための図。
と、図28に示すSEM画像とを重ね合わせた画像を示
す図。
ていないレチクルと、このレチクルを用いて形成された
パターンを示す図。
たレチクルと、このレチクルを用いて形成されたパター
ンを示す図。
Claims (13)
- 【請求項1】試料に形成され、エッジが直線状の直線領
域を複数具備する微細パターンの画像を取得する工程
と、 取得された画像より微細パターンのエッジ点を複数抽出
し、抽出された各エッジ点の位置座標を求める工程と、 抽出されたエッジ点を、抽出されたエッジ点から1以上
選ばれた分割点を境に、複数のグループに分割する工程
と、 分割された各グループ内のエッジ点を用いて、前記微細
パターンの形状を測定する工程とを含み、 前記分割点は、前記各直線領域から抽出されたエッジ点
がそれぞれ異なるグループに含まれるように設定される
ことを特徴とするパターン測定方法。 - 【請求項2】前記微細パターンは、第1の直線領域と、
二つの直線領域を接続する接続領域とを少なくとも具備
し、 一つの分割点を設定して、第1の直線領域に含まれるエ
ッジ点のグループと、第2の直線領域に含まれるエッジ
点のグループとの二つのグループに分割する請求項1に
記載のパターン測定方法。 - 【請求項3】第1の直線領域と第2の直線領域とがほぼ
平行な場合、 前記分割点は、 抽出された各エッジ点を仮の分割点に順次設定すると共
に、設定された仮の分割点で抽出されたエッジ点を二つ
のグループに分割し、分割された各グループにおいて、
グループ内のエッジ点を近似するモデルと各エッジ点と
の距離、及び二つの直線領域をそれぞれ近似するモデル
間の距離の少なくとも一方を計算し、 各グループで計算された各距離の和が最小、及び前記モ
デル間の距離が最大の少なくとも1つの条件を満たす仮
の分割点から選択されることを特徴とする請求項2に記
載のパターン測定方法。 - 【請求項4】第1の直線領域と第2の直線領域とがほぼ
平行な関係でない場合、 前記分割点は、 抽出された各エッジ点を仮の分割点に順次設定すると共
に、設定された仮の分割点で抽出されたエッジ点を二つ
のグループに分割し、分割された各グループにおいて、
グループ内のエッジ点を近似するモデルと各エッジ点と
の距離を計算し、 各グループで計算された距離の和が最小となる仮の分割
点から選択されることを特徴とする請求項2に記載のパ
ターン測定方法。 - 【請求項5】前記分割点を用いて分割された各グループ
において、 グループ内の各エッジ点を仮の分割点に順次設定すると
共に、設定された仮の第2の分割点でグループ内のエッ
ジ点を二つの小グループに更に分割し、更に分割された
各小グループにおいて、エッジ点を近似するモデルと各
エッジ点との距離を計算し、 各小グループで計算された距離の和が最小となる仮の第
2の分割点から選択された第2の分割点を用いて、各グ
ループ内を更に分割することを特徴とする請求項3又は
4に記載のパターン測定方法。 - 【請求項6】前記微細パターンは、第1の直線領域と、
第1の直線領域に対してほぼ平行な第2の直線領域と、
二つの直線領域を接続する接続領域とを具備し、 前記分割点は、 各エッジ点を仮の分割点に順次設定すると共に、設定さ
れた仮の分割点で二つのグループに分割し、分割された
各グループにおいて、グループを近似する直線からの分
散をそれぞれ算出し、 算出された分散の値がχ2分布より求められる基準を超
える仮の分割点から選択されることを特徴とする請求項
1に記載のパターン測定方法。 - 【請求項7】前記試料は、形成されているパターンを投
影露光装置により被露光基板に転写するレチクルであっ
て、前記微細パターンは近接効果補正を行うための補助
パターンを具備し、 分割されたグループから、前記補助パターンに相当する
部分を抽出し、抽出されたグループに含まれるエッジ点
から補助パターンの幅、長さ、面積、重心位置、段差の
大きさを算出することを特徴とする請求項1に記載のパ
ターン測定方法。 - 【請求項8】前記微細パターンは、二つの直線領域を接
続し、丸まった角部領域を少なくとも具備し、 二つの直線領域及び角部領域が、それぞれ異なるグルー
プに含まれるように、複数の分割点を設定し、 前記角部領域を含むグループに含まれるエッジ点から角
部領域の丸まり具合を算出することを特徴とする請求項
1に記載のパターン測定方法。 - 【請求項9】試料に形成され、第1の直線領域と、第1
の直線領域に対してほぼ平行な第2の直線領域と、二つ
の直線領域を接続する接続領域とを具備する微細パター
ンの画像を取得する工程と、 取得された画像より微細パターンのエッジ点を複数抽出
する工程と、 抽出された複数のエッジ点をボルツマン関数で示される
モデルに近似する工程と、 近似されたモデルを用いて、前記微細パターンの形状を
測定する工程とを含むことを特徴とするパターン測定方
法。 - 【請求項10】試料に形成された微細パターンの画像を
取得する画像取得部と、 この画像取得部で取得された画像より、微細パターンの
エッジ点を複数抽出するエッジ点抽出部と、 抽出された複数のエッジ点を、分割点を境に複数のグル
ープに分割するエッジ点分割部と、 このエッジ点分割部で分割された各グループ内に含まれ
るエッジ点を用いてパターンの形状を測定する形状測定
部とを具備してなることを特徴とするパターン測定装
置。 - 【請求項11】前記試料はレチクルであり、前記微細パ
ターンは近接効果補正を行うための補助パターンを含
み、 前記形状測定部は、前記エッジ点分割部で分割された複
数のグループから、前記補助パターンを含むグループを
抽出し、 抽出されたグループのエッジ点を表示した画像と、前記
微細パターンの画像とを重ねて表示する測定結果表示部
を更に具備してなることを特徴とする請求項10に記載
のパターン測定装置。 - 【請求項12】前記微細パターンは、二つの直線領域
と、二つの直線領域を接続し、丸まった角部領域とを具
備し、 前記形状測定部は、分割された複数のグループから、角
部領域を含むグループを抽出し、抽出されたグループに
含まれるエッジ点から角部の丸まりを近似する円を求
め、 求められた円の画像と前記微細パターンの画像とを重ね
合わせて表示する測定結果表示部をさらに具備してなる
ことを特徴とする請求項10に記載のパターン測定装
置。 - 【請求項13】コンピュータを、 試料に形成された微細パターンの画像中の微細パターン
のエッジ点を複数抽出する手段、 抽出された複数のエッジ点を、分割点を境に複数のグル
ープに分割する手段、 分割された各グループ内のエッジ点を用いて、前記微細
パターンの形状を測定する手段、 として機能させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001097117A JP2002296761A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | パターン測定方法、及びパターン測定装置 |
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- 2001-03-29 JP JP2001097117A patent/JP2002296761A/ja active Pending
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