JP2002296643A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2002296643A
JP2002296643A JP2001096285A JP2001096285A JP2002296643A JP 2002296643 A JP2002296643 A JP 2002296643A JP 2001096285 A JP2001096285 A JP 2001096285A JP 2001096285 A JP2001096285 A JP 2001096285A JP 2002296643 A JP2002296643 A JP 2002296643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous shooting
shutter
speed
eyepiece
shooting speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001096285A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kato
孝二 加藤
Takaharu Hirata
隆治 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001096285A priority Critical patent/JP2002296643A/ja
Priority to US10/084,585 priority patent/US7224395B2/en
Publication of JP2002296643A publication Critical patent/JP2002296643A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ファインダでの被写体像の消失と接眼レンズか
らの逆入射光の影響との両方を最小限にすべくアイピー
スシャッタを駆動制御するカメラを提供する。 【解決手段】連写機能を用いた撮影を実行する際、シス
テムコントローラ100は、ユーザが設定した連写速度
が予め定められた境界連写速度よりも速いかどうかを調
べる。そして、ユーザが設定した連写速度の方が速けれ
ば、システムコントローラ100は、アイピースシャッ
タ16を開けたまま、CCD14による撮影処理を実行
する。一方、ユーザが設定した連写速度と予め定められ
た境界連写速度とが同じ速度であるか、あるいは、ユー
ザが設定した連写速度の方が低速である場合、システム
コントローラ100は、アイピースシャッタ16の開閉
をその都度行いながら、CCD14による撮影処理を実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファインダでの
被写体像の消失と接眼レンズからの逆入射光の影響との
両方を最小限にすべくアイピースシャッタを駆動制御す
ることを可能としたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体像を撮像光学系により固体
撮像素子、たとえばCCD2次元イメージセンサ上に結
像して電気信号に変換し、これにより得られた静止画像
の画像データを半導体メモリや磁気ディスクのような記
録媒体に記録する、いわゆる電子カメラが広く普及しつ
つある。
【0003】この種の電子カメラの多くは、レリーズボ
タンが押下されている間、撮影を連続して実行するいわ
ゆる連写機能を有している。この連写機能を用いて撮影
を行うことにより、たとえば動きの激しい被写体でも、
シャッタチャンスを逃すことなく、所望の画像を撮影す
ることが可能となる。
【0004】また、ファインダからの逆入射光を遮断す
るために、従来より、接眼レンズの近傍にいわゆるアイ
ピースシャッタを設け、このアイピースシャッタを必要
に応じて開閉するといったことも行われている。
【0005】ところで、連写機能を用いて撮影を行う場
合に、たとえば1秒間に10回を越える撮影を実行させ
るような高速の連写速度を設定すると、その撮影の度に
アイピースシャッタを作動させて閉じていたのでは、フ
ァインダを通して被写体を見ることができなくなってし
まう。
【0006】このようなことから、たとえば特開平3−
184028号では、アイピースシャッタ機構を強制的
に開状態にするメカスイッチを設け、連写スイッチがオ
ンならば、このメカスイッチを用いてアイピースシャッ
タを開いたままに保ち、連写スイッチがオフならば、撮
影の度にアイピースシャッタを閉じるといった制御を行
っている。また、この特開平3−184028号には、
この連写スイッチの切替を手動で行うほか、自動化する
例も開示されている。
【0007】これにより、連写機能を用いて撮影を行う
場合であっても、ファインダを通して被写体を確認し続
けることを可能にしている。
【0008】また、最近の電子カメラは、記録媒体に記
録された画像データを再生するためのLCD(Liquid C
rystal Display)を本体背面に有しており、ユーザは、
撮影した画像をその場で即時に観賞することが可能であ
る。また、このLCDは、撮影した画像を再生するだけ
でなく、被写体像を確認するためのいわゆるスルー画像
を表示するためにも利用される。
【0009】これにより、ユーザは、ファインダを覗か
なくとも、このLCDの画像を見ながらピント合わせや
構図の決定を行えるため、初心者でも取り扱いやすく、
柔軟なフレーミングを可能としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この連写機
能を用いた撮影中における被写体像の消失時間をできる
だけ短くし、かつ、測光時や撮像素子の読み出し時にお
けるファインダからの逆入射光をなくすために、従来
は、先幕と後幕とを有するフォーカルプレーンシャッタ
を採用していた。このフォーカルプレーンシャッタを適
用することにより、撮像素子の露出終了後における画像
データの読み出し期間中は、後幕が閉じられているため
に撮像素子に不要な光(ファインダからの逆入射光およ
び撮像レンズからの入射光)が一切入らず、その期間中
もアイピースシャッタを開放することができる。つま
り、その分、ファインダ内の被写体像の消失時間を短く
できるといった利点を有している。
【0011】一方、最近では、高機能をよりコンパクト
なボディに収める、いわゆる小型軽量化の傾向が強く、
この小型軽量化の成果がその商品価値を決定する大きな
要因となっている。しかしながら、この先幕と後幕とを
有するフォーカルプレーンシャッタは、その構造が複雑
であり、いわゆるレンズシャッタに比べて小型化が難し
い。すなわち、カメラ全体を小型化するには不適当であ
る。
【0012】また、この撮像素子の前に置かれるフォー
カルプレーンシャッタは、通常は閉じているため、この
撮像素子で撮像した被写体像をスルー画像としてLCD
に表示するタイプの電子カメラでは元々適用することが
できない。
【0013】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたものであり、ファインダ内の被写体像の消失と接眼
レンズからの逆入射光の影響との両方を最小限にすべく
アイピースシャッタを駆動制御することを可能としたカ
メラを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、第1に、複数の画像を連続的に撮
影する連写機能を有するカメラにおいて、撮影レンズを
介して入射される被写体からの入射光を分割するための
光路分割手段と、前記光路分割手段により分割された入
射光をファインダで観察するための接眼レンズと、前記
光路分割手段と前記接眼レンズとの間に設けられ、前記
接眼レンズからの逆入射光を遮断するためのシャッタ手
段と、前記連写機能の連写速度を設定する連写速度設定
手段と、前記連写機能を用いた撮影の実行時、前記連写
速度設定手段により設定された連写速度が予め定められ
た境界連写速度よりも高速であるときは、前記シャッタ
手段をその連写の間中開いたまま固定し、前記境界連写
速度と同速度または低速であるときは、前記シャッタ手
段を各撮影の度ごとに開閉させる制御手段とを具備する
ことを特徴とするカメラを提供する。
【0015】この発明においては、低速連写時において
は露光の度ごとにアイピースシャッタを開閉させてファ
インダからの逆入射光を完全に遮断し、一方、高速連写
時においてはアイピースシャッタを固定的に開放させて
ファインダ内の被写体像の消失をなくすといった適切な
シャッタ制御を実現する。
【0016】また、この発明は、第2に、複数の画像を
連続的に撮影する連写機能を有するカメラにおいて、撮
影レンズを介して入射される被写体からの入射光を分割
するための光路分割手段と、前記光路分割手段により分
割された入射光をファインダで観察するための接眼レン
ズと、前記光路分割手段と前記接眼レンズとの間に設け
られ、前記接眼レンズからの逆入射光を遮断するための
シャッタ手段と、前記連写機能の連写速度を設定する連
写速度設定手段と、前記連写機能を用いた撮影の実行
時、前記連写速度設定手段により設定された連写速度が
予め定められた境界連写速度よりも高速であるときは、
前記シャッタ手段をその連写の間中閉じたまま固定し、
前記境界連写速度と同速度または低速であるときは、前
記シャッタ手段を各撮影の度ごとに開閉させる制御手段
とを具備することを特徴とするカメラを提供する。
【0017】この発明においては、アイピースシャッタ
を高速駆動させると実質的にファインダ内の被写体像が
消失してしまうことを考慮し、高速連写時にはアイピー
スシャッタを固定的に閉じるようにしたものであり、こ
れにより、高速連写時におけるファインダからの逆入射
光の影響を全くなくすことを実現する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0019】(第1実施形態)まず、この発明の第1実
施形態について説明する。図1は、この第1実施形態に
係る電子カメラの外観図である。
【0020】図1に示すように、この電子カメラは、大
きく分けて、カメラ本体1とレンズ鏡筒2とからなる。
カメラ本体1には、光学ファインダの接眼レンズ3のほ
か、表示部としてLCD(カラー液晶ディスプレイ)4
が設けられ、さらに、操作部としてレリーズボタン5、
メニューボタン6、十字ボタン7およびOKボタン8が
設けられる。
【0021】また、図2は、この電子カメラの内部構造
を示す断面図である。
【0022】図2において、被写体光はレンズ鏡筒2に
設けられたズームレンズである第1レンズ群11a、第
2レンズ群11bを通過した後、絞り/シャッタ12に
より光量が制御される。この第1,第2レンズ群11
a,11bおよび絞り/シャッタ12を通過した被写体
光は、さらにフォーカスレンズである第3レンズ群11
cを通過してカメラ本体1内に導かれ、ビームスプリッ
タ13によって2つに分割された後、その一方がカラー
固体撮像素子であるCCD2次元カラーイメージセンサ
(以下、単にCCDという)14に入射する。これによ
り、CCD14の撮像面上に被写体像が結像される。
【0023】また、他方の被写体光は、ピントを合わせ
るためのピント板15、接眼レンズ3からの逆入射光を
遮断するためのシャッタ(従来のアイピースシャッタに
相当するシャッタであり、以下、単にアイピースシャッ
タという)16および被写体像を反転させるためのリレ
ーレンズ17を通過して接眼レンズ3に到達し、観察用
の被写体像としてユーザに提供される。
【0024】なお、この電子カメラでは、従来であれば
接眼レンズ3の近傍に設けられるアイピースシャッタ1
6を、入射光の光路中で光束が一番狭くなるリレーレン
ズ17の近傍に入射光の光路長手方向に沿って隣接させ
て配置する。これにより、アイピースシャッタ16の小
型化を図り、カメラ本体の小型軽量化を阻害することを
防止している。
【0025】図3は、この電子カメラの機能ブロック図
である。この電子カメラは、システムコントローラ10
0によって全体の制御が司られており、図2に示した第
2レンズ群11bを駆動するモータ21、絞り/シャッ
タ12を駆動するアクチュエータ22、第3レンズ群1
1cを駆動するモータ23、CCD14、アイピースシ
ャッタ16を駆動するアクチュエータ34は、このシス
テムコントローラ100によって統合的に制御される。
【0026】また、CCD14には撮像回路24が付属
しており、この撮像回路24によって、露光、読み出
し、素子シャッタ、ゲイン調整、電力供給等が制御され
る。また、CCD14からの出力は、A/D変換器25
によりデジタル信号に変換された後、画像処理部26に
導かれ、ISO感度設定、オートホワイトバランス、輝
度/色信号生成およびガンマ処理などが施されることに
より、所定フォーマットのカラー画像信号が生成され
る。
【0027】この画像処理部26によって生成されたカ
ラー画像信号は、たとえばDRAMからなるバッファメ
モリ27に一時的に記憶される。また、このバッファメ
モリ27には、圧縮伸長部28が接続される。この圧縮
伸長部28は、バッファメモリ27に記憶された画像信
号を読み出して圧縮(符号化)処理を行なうことによ
り、記録媒体29への記録に適した形態とするための圧
縮処理部と、記録媒体29に記録された画像データを読
み出して伸長(復号化)処理を行なう伸長処理部とから
なる。この圧縮処理の方式としては、たとえばJPEG
方式が用いられるが、これに限られるものではない。ま
た、再生時は、伸長処理された画像信号がバッファメモ
リ27に一時記憶され、液晶制御部30を経てLCD4
で適宜表示される。なお、記録媒体29は、たとえばカ
ード型フラッシュメモリのような半導体メモリにより構
成されたメモリカードが一般的に使用されるが、これに
限られるものではなく、たとえばハードディスクやフロ
ッピー(登録商標)ディスクのような磁気記録媒体等、
種々の形態のものを使用できる。
【0028】また、このLCD4には、被写体像を常時
観察するためのいわゆるスルー画像が表示される。この
スルー画像は、A/D変換器25からの出力に対してス
ルー画像生成部31にてnフレーム/秒の動画処理を行
うことにより生成され、液晶制御部30を介してLCD
4から表示される。
【0029】また、A/D変換器25からの出力は、A
E(自動露出)処理部32およびAF(自動焦点調整)
処理部33にも画像信号として入力される。
【0030】AE処理部32では、A/D変換器25よ
り出力されるデジタル化された画素信号を受け、各画素
からの画素信号の累積加算を主体とする演算処理を行な
い、この累積加算値に基づき被写体の明るさに応じたA
E評価値を求める。一方、AF処理部33では、A/D
変換器25より出力されるデジタル化された画素信号を
受け、たとえば1画面分の画素信号の高周波成分をハイ
パスフィルタにより抽出し、これに対して累積加算等の
演算処理を行なうことによって高域側の輪郭成分量に対
応するAF評価値を算出する。
【0031】以上の撮像回路24、A/D変換器25、
画像処理部26、バッファメモリ27、圧縮伸長部2
8、液晶制御部30、スルー画像生成部31、AE処理
部32およびAF処理部33の動作も、すべてシステム
コントローラ100によりその制御が司られる。そし
て、このシステムコントローラ100は、このAE処理
部32およびAF処理部33の処理結果と、図1に示し
たレリーズボタン5、メニューボタン6、十字ボタン7
およびOKボタン8を有する操作部40からの指令とに
基づき、前述した各種の制御を実行する。
【0032】つまり、システムコントローラ100は、
AE処理部32で得られたAE評価値に基づき、絞り/
シャッタ12を制御することで光量を制御したり、撮像
回路24を介してCCD14の電荷蓄積時間を制御する
ことにより、自動露出(AE)処理を行ない、また、A
F処理部33で得られたAF評価値に基づき、第3レン
ズ群11cを光軸方向に移動させて自動焦点調整(A
F)処理を行なう。
【0033】また、この電子カメラは、いわゆる連写機
能を備えており、システムコントローラ100は、この
連写機能が設定されていると、操作部40からレリーズ
ボタン5の押下が通知されている間、予め設定された連
写速度、つまり1秒間にn回の間隔で撮影処理を繰り返
す。この連写機能の設定は、メニューボタン6、十字ボ
タン7およびOKボタン8の操作により行われる。そし
て、システムコントローラ100は、この連写機能に関
連して、前述した各種の制御の外、ファインダでの被写
体像の消失と接眼レンズからの逆入射光の影響との両方
を最小限にすべくアイピースシャッタ16を駆動制御す
るといった、この発明に特有のシャッタ駆動制御を有す
る。以下、このシャッタ駆動制御について詳細に説明す
る。
【0034】図4は、このシステムコントローラ100
によるシャッタ駆動制御の動作手順を示すフローチャー
トである。
【0035】システムコントローラ100は、操作部4
0からレリーズボタン5のオンを通知されると(ステッ
プA1のYES)、まず、連写機能が設定されているか
どうかを調べ(ステップA2)、連写モードが設定され
ていれば(ステップA2のYES)、さらに、ユーザが
設定した連写速度が予め定められた境界連写速度よりも
速いかどうかを調べる(ステップA3)。
【0036】ユーザが設定した連写速度の方が速ければ
(ステップA3のYES)、システムコントローラ10
0は、アイピースシャッタ16の駆動は行わないまま、
AE処理部32による測光を実行する(ステップA
4)。そして、システムコントローラ100は、この測
光結果に基づき、撮像回路24にCCD14の露光開始
を指示するとともに(ステップA5)、アクチュエータ
22を介して絞り/シャッタ12を閉めて露光を終了さ
せ(ステップA6)、撮像回路24にCCD14の読み
出しを実行させる(ステップA7)。
【0037】このCCD14の読み出しが終了すると、
システムコントローラ100は、アクチュエータ22を
介して絞り/シャッタ12を開放し(ステップA8)。
レリーズボタン5がオンのままかどうかを調べる(ステ
ップA9)。そして、オンのままであれば(ステップA
9のYES)、システムコントローラ100は、ステッ
プA4からの処理を繰り返す。
【0038】つまり、システムコントローラ100は、
連写機能を用いた撮影を行う場合であって、ユーザが設
定した連写速度が予め定められた境界連写速度よりも速
い場合には、アイピースシャッタ16を固定的に開放さ
せる。
【0039】一方、ユーザが設定した連写速度と予め定
められた境界連写速度とが同じ速度であるか、あるい
は、ユーザが設定した連写速度の方が低速である場合
(ステップA3のNO)、システムコントローラ100
は、アクチュエータ34を介してアイピースシャッタ1
6を閉じ(ステップA10)、その後に、AE処理部3
2による測光を実行する(ステップA11)。そして、
システムコントローラ100は、この測光結果に基づ
き、撮像回路24にCCD14の露光開始を指示すると
ともに(ステップA12)、アクチュエータ22を介し
て絞り/シャッタ12を閉めて露光を終了させ(ステッ
プA13)、撮像回路24にCCD14の読み出しを実
行させる(ステップA14)。
【0040】このCCD14の読み出しが終了すると、
システムコントローラ100は、アクチュエータ22を
介して絞り/シャッタ12を開放するとともに(ステッ
プA15)、アクチュエータ34を介してアイピースシ
ャッタ16を開放する(ステップA16)。そして、シ
ステムコントローラ100は、レリーズボタン5がオン
のままかどうかを調べ(ステップA17)、オンのまま
であれば(ステップA17のYES)、ステップA10
からの処理を繰り返す。
【0041】つまり、システムコントローラ100は、
連写機能を用いた撮影を行う場合であって、ユーザが設
定した連写速度と予め定められた境界連写速度とが同じ
速度であるか、あるいは、ユーザが設定した連写速度の
方が低速である場合には、アイピースシャッタ16を各
撮影の度ごとに開閉させる。
【0042】なお、連写モードが設定されていない場合
(ステップA2のNO)、システムコントローラ100
は、いわゆる通常撮影を次の手順で実行する。
【0043】つまり、アクチュエータ34を介してアイ
ピースシャッタ16を閉じ(ステップA18)、AE処
理部32による測光を実行し(ステップA19)、この
測光結果に基づき、撮像回路24にCCD14の露光開
始を指示するとともに(ステップA20)、アクチュエ
ータ22を介して絞り/シャッタ12を閉めて露光を終
了させ(ステップA21)、撮像回路24にCCD14
の読み出しを実行させる(ステップA22)。そして、
このCCD14の読み出し終了後、アクチュエータ22
を介して絞り/シャッタ12を開放するとともに(ステ
ップA23)、アクチュエータ34を介してアイピース
シャッタ16を開放する(ステップA24)。
【0044】このように、この電子カメラは、連写機能
を用いた撮影を実行する際、低速連写時においては撮影
の度ごとにアイピースシャッタ16を開閉させてファイ
ンダからの逆入射光を完全に遮断し、一方、高速連写時
においてはアイピースシャッタ16を固定的に開放させ
てファインダ内の被写体像の消失をなくすといった適切
なシャッタ制御を実現する。
【0045】また、システムコントローラ100は、前
述の境界連写速度をユーザが任意に設定するための境界
連写速度設定部101を備える。この境界連写速度設定
部101は、たとえば1秒間に3回の撮影や1秒間に5
回の撮影など、複数の選択肢を用意し、メニューボタン
6、十字ボタン7およびOKボタン8を操作させること
により、ユーザに、それらの中から所望の境界連写速度
を選択させる。このように、ユーザが境界連写速度を設
定できるようにしておくことにより、「ファインダ内の
被写体像の消失があっても、ファインダからの逆入射光
の影響をなくすことを優先したい」、「ファインダから
の逆入射光の影響が多少あっても、ファインダ内の被写
体像の消失を避けることを優先したい」等のユーザの希
望を反映させることが可能となる。
【0046】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態について説明する。
【0047】図5は、この第2実施形態の電子カメラの
システムコントローラ100によるシャッタ駆動制御の
動作手順を示すフローチャートである。
【0048】システムコントローラ100は、操作部4
0からレリーズボタン5のオンを通知されると(ステッ
プB1のYES)、まず、連写機能が設定されているか
どうかを調べ(ステップB2)、連写モードが設定され
ていれば(ステップB2のYES)、さらに、ユーザが
設定した連写速度が予め定められた境界連写速度よりも
速いかどうかを調べる(ステップB3)。
【0049】ユーザが設定した連写速度の方が速ければ
(ステップB3のYES)、システムコントローラ10
0は、まず、アクチュエータ34を介してアイピースシ
ャッタ16を閉じ(ステップB4)、その後に、AE処
理部32による測光を実行する(ステップB5)。そし
て、システムコントローラ100は、この測光結果に基
づき、撮像回路24にCCD14の露光開始を指示する
とともに(ステップB6)、アクチュエータ22を介し
て絞り/シャッタ12を閉めて露光を終了させ(ステッ
プB7)、撮像回路24にCCD14の読み出しを実行
させる(ステップB8)。
【0050】このCCD14の読み出しが終了すると、
システムコントローラ100は、アクチュエータ22を
介して絞り/シャッタ12を開放し(ステップB9)。
レリーズボタン5がオンのままかどうかを調べる(ステ
ップB10)。そして、オンのままであれば(ステップ
B10のYES)、システムコントローラ100は、ス
テップB5からの処理を繰り返し、オフになっていれば
(ステップB10のNO)、アクチュエータ34を介し
てアイピースシャッタ16を開放する(ステップB1
1)。
【0051】つまり、システムコントローラ100は、
連写機能を用いた撮影を行う場合であって、ユーザが設
定した連写速度が予め定められた境界連写速度よりも速
い場合には、アイピースシャッタ16を固定的に閉じて
おく。
【0052】一方、ユーザが設定した連写速度と予め定
められた境界連写速度とが同じ速度であるか、あるい
は、ユーザが設定した連写速度の方が低速である場合
(ステップB3のNO)、システムコントローラ100
は、アクチュエータ34を介してアイピースシャッタ1
6を閉じ(ステップB12)、その後に、AE処理部3
2による測光を実行する(ステップB13)。そして、
システムコントローラ100は、この測光結果に基づ
き、撮像回路24にCCD14の露光開始を指示すると
ともに(ステップB14)、アクチュエータ22を介し
て絞り/シャッタ12を閉めて露光を終了させ(ステッ
プB15)、撮像回路24にCCD14の読み出しを実
行させる(ステップB16)。
【0053】このCCD14の読み出しが終了すると、
システムコントローラ100は、アクチュエータ22を
介して絞り/シャッタ12を開放するとともに(ステッ
プB17)、アクチュエータ34を介してアイピースシ
ャッタ16を開放する(ステップB18)。そして、シ
ステムコントローラ100は、レリーズボタン5がオン
のままかどうかを調べ(ステップB19)、オンのまま
であれば(ステップB19のYES)、ステップB11
からの処理を繰り返す。
【0054】つまり、システムコントローラ100は、
連写機能を用いた撮影を行う場合であって、ユーザが設
定した連写速度と予め定められた境界連写速度とが同じ
速度であるか、あるいは、ユーザが設定した連写速度の
方が低速である場合には、アイピースシャッタ16を各
撮影の度ごとに開閉させる。
【0055】なお、連写モードが設定されていない場合
(ステップB2のNO)、システムコントローラ100
は、いわゆる通常撮影を次の手順で実行する。
【0056】つまり、アクチュエータ34を介してアイ
ピースシャッタ16を閉じ(ステップB20)、AE処
理部32による測光を実行し(ステップB21)、この
測光結果に基づき、撮像回路24にCCD14の露光開
始を指示するとともに(ステップB22)、アクチュエ
ータ22を介して絞り/シャッタ12を閉めて露光を終
了させ(ステップB23)、撮像回路24にCCD14
の読み出しを実行させる(ステップB24)。そして、
このCCD14の読み出し終了後、アクチュエータ22
を介して絞り/シャッタ12を開放するとともに(ステ
ップB25)、アクチュエータ34を介してアイピース
シャッタ16を開放する(ステップB26)。
【0057】つまり、この電子カメラは、アイピースシ
ャッタ16を高速駆動させると実質的にファインダ内の
被写体像が消失してしまうことを考慮し、高速連写時に
はこのアイピースシャッタ16を固定的に閉じるように
したものである。そして、これにより、高速連写時にお
けるファインダからの逆入射光の影響を全くなくすこと
を実現する。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、低速連写時においては露光の度ごとにアイピースシ
ャッタを開閉させてファインダからの逆入射光を完全に
遮断し、一方、高速連写時においてはアイピースシャッ
タを固定的に開放させてファインダ内の被写体像の消失
をなくすといった適切なシャッタ制御を実現する。
【0059】また、アイピースシャッタを高速駆動させ
ると実質的にファインダ内の被写体像が消失してしまう
ことを考慮し、高速連写時にはアイピースシャッタを固
定的に閉じるようにすることにより、高速連写時におけ
るファインダからの逆入射光の影響を全くなくすことを
実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1および第2実施形態に係る電子
カメラの外観図。
【図2】同第1および第2実施形態に係る電子カメラの
内部構造を示す断面図。
【図3】同第1および第2実施形態の電子カメラの機能
ブロック図。
【図4】同第1実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラによるシャッタ駆動制御の動作手順を示すフロー
チャート。
【図5】同第2実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラによるシャッタ駆動制御の動作手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…レンズ鏡筒 3…接眼レンズ 4…LCD 5…レリースボタン 6…メニューボタン 7…十字ボタン 8…OKボタン 11a…第1レンズ群(ズームレンズ) 11b…第2レンズ群(ズームレンズ) 11c…第3レンズ群(フォーカスレンズ) 12…絞り/シャッタ 13…ビームスプリッタ 14…CCD(カラー固体撮像素子) 15…ピント板 16…アイピースシャッタ 17…リレーレンズ 21,23…モータ 22,34…アクチュエータ 24…撮像回路 25…A/D変換器 26…画像処理部 27…バッファメモリ 28…圧縮伸長部 29…記録媒体 30…液晶制御部 31…スルー画像生成部 32…AE処理部 33…AF処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H054 AA01 BB11 CA07 CA19 CB20 2H083 EE17 EE21 EE25 5C022 AC03 AC09 AC52 AC54 AC74

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を連続的に撮影する連写機能
    を有するカメラにおいて、 撮影レンズを介して入射される被写体からの入射光を分
    割するための光路分割手段と、 前記光路分割手段により分割された入射光をファインダ
    で観察するための接眼レンズと、 前記光路分割手段と前記接眼レンズとの間に設けられ、
    前記接眼レンズからの逆入射光を遮断するためのシャッ
    タ手段と、 前記連写機能の連写速度を設定する連写速度設定手段
    と、 前記連写機能を用いた撮影の実行時、前記連写速度設定
    手段により設定された連写速度が予め定められた境界連
    写速度よりも高速であるときは、前記シャッタ手段をそ
    の連写の間中開いたまま固定し、前記境界連写速度と同
    速度または低速であるときは、前記シャッタ手段を各撮
    影の度ごとに開閉させる制御手段とを具備することを特
    徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記境界連写速度を設定する境界連写速
    度設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1記
    載のカメラ。
  3. 【請求項3】 複数の画像を連続的に撮影する連写機能
    を有するカメラにおいて、 撮影レンズを介して入射される被写体からの入射光を分
    割するための光路分割手段と、 前記光路分割手段により分割された入射光をファインダ
    で観察するための接眼レンズと、 前記光路分割手段と前記接眼レンズとの間に設けられ、
    前記接眼レンズからの逆入射光を遮断するためのシャッ
    タ手段と、 前記連写機能の連写速度を設定する連写速度設定手段
    と、 前記連写機能を用いた撮影の実行時、前記連写速度設定
    手段により設定された連写速度が予め定められた境界連
    写速度よりも高速であるときは、前記シャッタ手段をそ
    の連写の間中閉じたまま固定し、前記境界連写速度と同
    速度または低速であるときは、前記シャッタ手段を各撮
    影の度ごとに開閉させる制御手段とを具備することを特
    徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記境界連写速度を設定する境界連写速
    度設定手段をさらに有することを特徴とする請求項3記
    載のカメラ。
JP2001096285A 2001-03-01 2001-03-29 カメラ Withdrawn JP2002296643A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096285A JP2002296643A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 カメラ
US10/084,585 US7224395B2 (en) 2001-03-01 2002-02-26 Camera having a shutter to cut reverse-incident light from the eyepiece lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096285A JP2002296643A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002296643A true JP2002296643A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18950216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096285A Withdrawn JP2002296643A (ja) 2001-03-01 2001-03-29 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002296643A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4378272B2 (ja) 撮影装置
JP2001177761A (ja) デジタルカメラ
JP2001186401A (ja) デジタルカメラ
JP2006173774A (ja) 撮像装置及び撮像装置の画像表示方法
JP4503741B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2000224458A (ja) 電子カメラ
JP4182864B2 (ja) 電子カメラ
JP2014230018A (ja) 撮影装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2000295522A (ja) 電子カメラ
JP3735923B2 (ja) スチルカメラ
JP3840121B2 (ja) デジタルカメラ
JP2001136429A (ja) 電子カメラ
US8576301B2 (en) Digital camera having plurality of image recording media and control method for the same
JP2006295708A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2007124194A (ja) 電子カメラ
JP2002171442A (ja) 電子カメラおよび光量制御方法
JP2780797B2 (ja) 電子撮像装置
JP2002296643A (ja) カメラ
JP2000231055A (ja) 自動焦点調節カメラ
JP2000236460A (ja) デジタルカメラ
JP2580105B2 (ja) 電子カメラ
JP4780877B2 (ja) 電子カメラ及び制御方法
JP3384051B2 (ja) 撮像装置
JP2002311476A (ja) カメラ
JP2004032192A (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603