JP2002296535A - ガルバノミラーおよびこれを用いたバーコードスキャナ - Google Patents

ガルバノミラーおよびこれを用いたバーコードスキャナ

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JP2002296535A
JP2002296535A JP2001135557A JP2001135557A JP2002296535A JP 2002296535 A JP2002296535 A JP 2002296535A JP 2001135557 A JP2001135557 A JP 2001135557A JP 2001135557 A JP2001135557 A JP 2001135557A JP 2002296535 A JP2002296535 A JP 2002296535A
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Japan
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mirror
elastic wires
elastic
wires
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JP2001135557A
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English (en)
Inventor
Tsuguya Shiraishi
次哉 白石
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Sumida Corp
Sumida Technologies Inc
Original Assignee
Sumida Corp
Sumida Technologies Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガルバノミラーの小型軽量化、およびこれを用
いたバーコードスキャナの小型化に貢献するとともに、
可動ミラーの保持と回転バネ性を容易に両立させ、か
つ、ムービングコイル方式の駆動手段を不具合無く実現
できる高速駆動型のガルバノミラーと、これを用いたバ
ーコードスキャナを提供することを目的とする。 【解決手段】2本の弾性ワイヤ9a,9bを所望の間隔
で平行に固定し、前記弾性ワイヤ対の長手方向中央部
に、前記弾性ワイヤ対がなす平面と反射面が平行となる
ように配置した反射ミラー1を固定装着し、前記ワイヤ
対の弾性変形により前記反射ミラー1が前記弾性ワイヤ
対9a,9bの回りに回転可能な構造とするとともに、
前記反射ミラー1に回転を生じさせるための駆動手段を
有するガルバノミラーとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザー光を所
定の角度に反射するガルバノミラーを搭載し、レーザー
光の反射角度を可変することによりバーコードをスキャ
ンする機構を持つバーコードスキャナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バーコードスキャナ用のガルバノ
ミラーとして、任意の回転軸回りに可動する反射ミラー
の支持機構に注目すると、例えば図1、図2あるいは図
3の模式図で示されるようなものが提案されている。
【0003】図1は支持機構として回転軸を採用したも
のであり、反射ミラー1の固定された基板2が、回転軸
5のまわりに回転することにより反射ミラー1の反射面
角度を可変する。なお、回転軸5の少なくとも一端は、
図示されていない固定ベースで保持されている。この場
合、実際の回転摺動は、基板2と回転軸5の間、あるい
は、回転軸5と図示されていない固定ベースとの間のど
ちらか、または両方でなされる。
【0004】図2は支持機構としてヒンジを採用したも
のであり、反射ミラー1の固定された基板2は、固定ベ
ース7にヒンジ6を介して接続されており、このヒンジ
6を弾性変形出来る材質および厚みとすることによりこ
れを撓ませ、反射ミラー1の反射面角度を可変する。
【0005】図3は支持機構として板バネを採用したも
のであり、反射ミラー1の固定された基板2は、図示さ
れていない固定ベースに板バネ8を介して接続されてお
り、この板バネ8をねじれ変形させることにより反射ミ
ラー1の反射面角度を可変する。
【0006】なお、図1、図2あるいは図3の反射ミラ
ー駆動手段はムービングマグネット方式と呼ばれるもの
で、固定されたコイル3a、3bと、基板2に装着され
たマグネット4a、4bとの間の電磁気作用によりマグ
ネット4a、4bが駆動力を受け、反射ミラー1が角度
を変える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の技術に
おいては、例えば図1に示すような回転軸を採用した場
合、軸5と該軸5の両端に設けた軸受部(図示せず)の
間の摩擦の影響を避けることが出来ず、反射ミラー1の
回転動作に支障をきたすことがあった。また、これを避
けるために前記軸受部にベアリングを挿入するなどの対
策をとった場合、全体が大型化してしまう欠点があっ
た。また、図2に示すようなヒンジを採用した場合、ヒ
ンジにバネ性を持たせるためには適当な寸法を確保する
必要があり、小型化を阻害する要因となっていた。更
に、図3に示すような板バネ8を採用した場合、全体的
な小型化には有利であるが、反射ミラー1を確実に保持
し、かつ回転運動させるのに十分なねじれ力を生じさせ
るだけの材質と寸法の決定が困難であるという欠点があ
った。
【0008】また、図1、図2あるいは図3に共通し
て、駆動手段としてムービングコイル方式を採用した場
合、この方式は可動部にコイルを装着する構成のため、
コイルへの電流供給線の処理が困難であるという欠点が
あった。つまり、可動部のコイルへの電流供給は固定部
側から行わなければならないが、この電流供給線を宙づ
りにしたり、あるいはスリップリングを介して電流を供
給する等の対応を取らなければならず、いずれにしても
反射ミラーの回転運動を阻害する要因となっていた。こ
れを避けるためには駆動手段をムービングマグネット方
式にすれば良いが、一般にマグネットはコイルに比べて
質量が大きく、駆動効率が低下する傾向があるため、反
射ミラーの高速駆動が困難になる欠点があった。
【0009】この発明の目的は、このような従来の問題
点に着目してなされたもので、ガルバノミラーの小型軽
量化、ひいてはこれを用いたバーコードスキャナの小型
化に貢献するとともに、可動ミラーの保持と回転バネ性
を容易に両立させ、かつ、ムービングコイル方式の駆動
手段を不具合無く実現できる高速駆動型のガルバノミラ
ーと、これを用いたバーコードスキャナを提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、前
記目的を達成するために、この発明では、2本の弾性ワ
イヤを所望の間隔で平行に固定し、前記弾性ワイヤ対の
長手方向中央部に、前記弾性ワイヤ対がなす平面と反射
面が平行となるように配置した反射ミラーを固定装着
し、前記ワイヤ対の弾性変形により前記反射ミラーが前
記弾性ワイヤ対の回りに回転可能な構造とするととも
に、前記反射ミラーに回転を生じさせるための駆動手段
を有するガルバノミラーとした。
【0011】また、レーザー光を発生する光源と、前記
光源からのレーザー光を反射してバーコードに照射する
ためのガルバノミラーと、バーコードからの反射光を検
出する受光素子を有するバーコードスキャナにおいて、
前記ガルバノミラーは、2本の弾性ワイヤを所望の間隔
で平行に固定し、前記弾性ワイヤ対の長手方向中央部
に、前記弾性ワイヤ対がなす平面と反射面が平行となる
ように配置した反射ミラーを固定装着し、前記ワイヤ対
の弾性変形により前記反射ミラーが前記弾性ワイヤ対の
回りに回転可能な構造とするとともに、前記反射ミラー
に回転を生じさせるための駆動手段を有することを特徴
とするバーコードスキャナとした。
【0012】なお、上記の各発明において、前記弾性ワ
イヤ対は各々導電性材料からなるワイヤとすることがで
きる。また、この時、前記駆動手段をムービングコイル
方式として駆動用コイルを前記反射ミラーに固定装着
し、前記駆動用コイルへの駆動電流を前記弾性ワイヤ対
を介して供給することができる。
【0013】
【作用】以上のように、この発明は、反射ミラーを保持
し、かつ、回転させる機構に殆ど場所を取られないため
に装置の小型化に貢献でき、弾性ワイヤの材質とワイヤ
形状とともにワイヤ対の間隔を調整することにより反射
ミラーの保持と回転バネ性を容易に両立させ、かつ、弾
性ワイヤを導電性材料からなるワイヤとすることにより
これを介して駆動用コイルに駆動電流を供給でき、ムー
ビングコイル方式の駆動手段を不具合無く実現でき、可
動部の軽量化により高速駆動が実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。 図4は、この発明の実施例
を示す模式図である。
【0015】図4において、レーザー光を反射する反射
ミラー1は基板2に固定一体化されている。基板2は、
所望の間隔で平行に固定された2本の弾性ワイヤ9a、
9bの長手方向中央部に固着されており、基板2と一体
化された反射ミラー1は、弾性ワイヤ対9a、9bの撓
みとねじれの複合変形により、弾性ワイヤ対9a、9b
のまわりに回転することが出来る。このため、弾性ワイ
ヤ対9a、9bの材質と形状の最適化に加えて、互いの
間隔を調整することにより、基板2と一体化された反射
ミラー1を確実に保持しながら容易に回転運動をさせる
ことができる。
【0016】また、駆動手段としてムービングコイル方
式を採用し、コイル3を基板2に固定一体化し、コイル
3と外部に固定されたマグネット4a、4bとの電磁気
作用により駆動力を得るものとすると、弾性ワイヤ対9
a、9bを導電性材料からなるワイヤとすれば、コイル
3の両端末を基板2上でそれぞれ弾性ワイヤ対9a、9
bに接続し、更に弾性ワイヤ対9a、9bを、その外部
固定部で外部駆動回路に接続すれば、外部駆動回路から
の駆動電流は、弾性ワイヤ対9a、9bを経由してコイ
ル3に容易に供給することが出来る。このとき、追加部
品は必要とせず、また、反射ミラー1の回転運動を阻害
するものは一切無い。
【0016】更に、図4から明らかなように、弾性ワイ
ヤ対9a、9bは反射ミラー1と平行な平面内にほとん
ど厚み無く配置され、他に余分な部品を必要としないた
め、装置全体の小型軽量化に大きく寄与できることは言
うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、装置
の小型軽量化に貢献でき、反射ミラーの保持と回転バネ
性を容易に両立させ、かつ、ムービングコイル方式の駆
動手段においても、駆動電流を駆動用コイルに容易に供
給できる高速駆動型ガルバノミラー、およびこのガルバ
ノミラーを搭載したバーコードスキャナが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガルバノミラーの一例をあらわす模式図
である。
【図2】従来のガルバノミラーの他の例をあらわす模式
図である。
【図3】従来のガルバノミラーの更に別の例をあらわす
模式図である。
【図4】本発明のガルバノミラーの実施例を表す模式図
である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・反射ミラー 2・・・・・・・・・基板 3,3a,3b・・・コイル 4a,4b・・・・・マグネット 5・・・・・・・・・回転軸 6・・・・・・・・・ヒンジ 7・・・・・・・・・固定ベース 8・・・・・・・・・板バネ 9a,9b・・・・・弾性ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AB16 BA18 5B072 AA01 AA03 AA04 CC24 LL01 5C072 AA01 BA01 DA04 HA02 HA14 XA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の弾性ワイヤを所望の間隔で平行に固
    定し、前記弾性ワイヤ対の長手方向中央部に、前記弾性
    ワイヤ対がなす平面と反射面が平行となるように配置し
    た反射ミラーを固定装着し、前記ワイヤ対の弾性変形に
    より前記反射ミラーが前記弾性ワイヤ対の回りに回転可
    能な構造とするとともに、前記反射ミラーに回転を生じ
    させるための駆動手段を有することを特徴とするガルバ
    ノミラー。
  2. 【請求項2】前記弾性ワイヤ対は各々導電性材料からな
    ることを特徴とする請求項1に記載のガルバノミラー。
  3. 【請求項3】前記駆動手段をムービングコイル方式とし
    て駆動用コイルを前記反射ミラーに固定装着し、前記駆
    動用コイルへの駆動電流を前記弾性ワイヤ対を介して供
    給することを特徴とする請求項2に記載のガルバノミラ
    ー。
  4. 【請求項4】少なくともレーザー光を発生する光源と、
    前記光源からのレーザー光を反射してバーコードに照射
    するためのガルバノミラーと、バーコードからの反射光
    を検出する受光素子を有するバーコードスキャナにおい
    て、前記ガルバノミラーは、2本の弾性ワイヤを所望の
    間隔で平行に固定し、前記弾性ワイヤ対の長手方向中央
    部に、前記弾性ワイヤ対がなす平面と反射面が平行とな
    るように配置した反射ミラーを固定装着し、前記ワイヤ
    対の弾性変形により前記反射ミラーが前記弾性ワイヤ対
    の回りに回転可能な構造とするとともに、前記反射ミラ
    ーに回転を生じさせるための駆動手段を有することを特
    徴とするバーコードスキャナ。
  5. 【請求項5】前記弾性ワイヤ対は各々導電性材料からな
    ることを特徴とする請求項4に記載のバーコードスキャ
    ナ。
  6. 【請求項6】前記駆動手段をムービングコイル方式とし
    て駆動用コイルを前記反射ミラーに固定装着し、前記駆
    動用コイルへの駆動電流を前記弾性ワイヤ対を介して供
    給することを特徴とする請求項5に記載のバーコードス
    キャナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311375A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Olympus Optical Co Ltd ガルバノミラー
JP2012252265A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Jvc Kenwood Corp 光走査装置

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Date Code Title Description
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Effective date: 20050512