JP2002296155A - 簡易大気汚染物質捕集装置 - Google Patents

簡易大気汚染物質捕集装置

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JP2002296155A
JP2002296155A JP2001137954A JP2001137954A JP2002296155A JP 2002296155 A JP2002296155 A JP 2002296155A JP 2001137954 A JP2001137954 A JP 2001137954A JP 2001137954 A JP2001137954 A JP 2001137954A JP 2002296155 A JP2002296155 A JP 2002296155A
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air pollutant
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sodium carbonate
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Takashi Inaga
隆史 伊永
Kenjiro Aoki
健治朗 青木
Yoshio Takahashi
芳夫 高橋
Rie Otsuka
理恵 大塚
Kazumasa Sugiura
一正 杉浦
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Toyo Roshi Kaisha Ltd
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Toyo Roshi Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着衣に取り付け可能な大気汚染物質捕集装置
において、測定大気環境温度が常温である15〜25℃
を著しく下回る−20〜−10℃の環境であっても、高
い感度と高い精度を有する捕集装置を提供する。 【解決手段】 大気に開放した窓(1c)を持った箱型
容器(1)と、該箱型容器(1)内に収めた大気汚染物
質の吸収剤を含浸させた吸収層(2)と、該吸収層
(2)が直接大気に曝されないように、前記箱型容器
(1)の窓(1c)と吸収層(2)の間に介在させた拡
散層(3)とからなる、風速の影響による誤差が小さい
簡易大気汚染物質捕集装置において、対象とする大気汚
染物質を吸収させるための吸収剤として、トリエタノー
ルアミンと炭酸ナトリウムとエチレングリコールを含む
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気汚染物質の濃
度測定を目的とした捕集装置に関するものであり、更に
詳しくは、大気中の窒素酸化物、硫黄酸化物、オゾン、
アルデヒド類、炭素酸化物、その他の酸性ガス、その他
の塩基性ガス等の汚染物質を、簡便かつ高感度に測定し
得る、小型軽量で、しかもバッジのように着衣にも取り
付けが可能な簡易大気汚染物質捕集装置に関する。
【0002】
【従来技術】これまでに、大気汚染物質の濃度を測定す
るための簡便な大気汚染物質捕集装置には数種類のもの
が知られている。それらの多くは酸性物質をアルカリ水
溶液、あるいは塩基性物質を酸水溶液に吸収し、そこで
生ずる中和反応をザルツマン試薬等で定量し、濃度測定
を行うものである。
【0003】上記方法において、大気汚染物質が窒素酸
化物の場合、捕集機構は単なる中和反応であるため、気
温の影響を受けにくく、特にアルカリ水溶液を保持させ
てなる吸収層を用いると、アルカリの潮解性により吸収
層が常時湿潤状態にあるため、大気中の湿度にも影響を
受けにくいものが得られている。
【0004】しかしながら、これら捕集装置は大気汚染
物質を吸収層中の液体により吸収する方式での捕集、す
なわち理論的には気体分子拡散を原理としているため、
わずかな風向や風速の変化により、気液境界層の抵抗が
変化し、これによる乱流拡散の発生は、著しい吸収量の
誤差を引き起こしている。そこで、風向や風速の変動に
よる吸収量の誤差を低減させるため、実公昭58−30
220や1980年大気汚染学会誌15(8)316〜
323にて、撥水性と適度な空隙率を有する濾紙からな
る拡散層を設けることが提案されている。
【0005】また、大気汚染物質が、水に対して高い親
和力を有する場合、吸収層からの該成分の脱着が阻害さ
れ易いため、実際の吸収量よりも該成分量が激減し、著
しい吸収量の誤差を引き起こしている。そこで、脱着阻
害による吸収量の誤差を低減させるため、本発明者は既
に特願平9−162009(特開平10−33254
9)にて、吸収層及び/または拡散層を、大気汚染物質
に被曝しない、もしくはし難い環境下で、洗浄及び/ま
たは乾燥処理を施し、撥水性を高めることについて記載
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、測定大気環境
温度が常温15〜25℃を著しく下回る−20〜−10
℃下では、大気汚染物質の吸収量の誤差が発生し、常温
下と同程度の感度及び精度の測定の維持が達成できない
ことが判明した。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、上記課題を
解決するため、下記構成の大気汚染物質捕集装置を提供
する。即ち、大気に開放した窓1cを持った箱型容器1
と、該箱型容器1内に収めた大気汚染物質の吸収剤を含
浸させた吸収層2と、該吸収層2が直接大気に曝されな
いように、前記箱型容器1の窓1cと吸収層2の間に介
在させた拡散層3とからなる、風速の影響による誤差が
小さい簡易大気汚染物質捕集装置において、対象とする
大気汚染物質を吸収させるための吸収剤が、トリエタノ
ールアミンと炭酸ナトリウムから成るものである。
【0008】また、上記捕集装置において、トリエタノ
ールアミンと炭酸ナトリウムから成る吸収剤の構成比が
トリエタノールアミン10重量部に対し、炭酸ナトリウ
ム4×10−7〜2×10−1重量部であることが好ま
しく、より好ましくは、トリエタノールアミン10重量
部に対し、炭酸ナトリウム4×10−7〜4×10−3
重量部の構成比とする。実験の結果、トリエタノールア
ミンに対する炭酸ナトリウムの構成比が前記下限値より
少なく又は上限値より多くなると、SO 2−やNO
の測定感度が低下することが確認された。
【0009】また、対象とする大気汚染物質を吸収させ
るための吸収剤に、更にエチレングリコールを含むもの
であり、この場合の構成比は、実験の結果、トリエタノ
ールアミン0.125重量部、炭酸ナトリウム7.5重
量部に対し、エチレングリコール0.125〜20重量
部とすることがSO 2−やNO の測定感度を維持
するうえで望ましいことが判明した。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、1が外側に空気に
触れる窓1cを有するプラスチック製の箱型容器で、外
枠1aと該外枠に対し脱着可能に収められた内枠1bと
からなる。2が吸収層で、吸収剤を担持させた超高分子
量ポリエチレン樹脂の予め洗浄及び/又は乾燥処理を施
された連続孔を有する多孔質体にトリエタノールアミン
と炭酸ナトリウム、またはトリエタノールアミンと炭酸
ナトリウムとエチレングリコールとを含んで構成され
る。3が拡散層で、予め洗浄及び/又は乾燥処理を施す
ことにより撥水性を高めたポリプロピレン樹脂製不織布
3b、超高分子量ポリエチレン樹脂膜3aの2種類から
なる連続孔を有する多孔質体を、前者を外側に、後者を
内側に積層して構成される。なお、4は箱型容器1の内
枠1bの内奥に当て込まれた支持体、また5はクリッ
プ、6は安全ピンでいづれも被服装着具である。
【0011】上記構成において、拡散層3へ予め洗浄及
び/又は乾燥処理を施す理由は、大気汚染物質が高い親
水性を有する場合の、湿度変動による吸収量変動を最小
とすべく、拡散層3の撥水性を高めるためである。この
拡散層3は複数層で構成されていてもよい。
【0012】また、吸収層2へ予め洗浄及び/又は乾燥
処理を施す理由は、大気汚染物質が水や水以外に対して
も高い親和性を有する場合の、該成分の脱着が阻害さ
れ、実際に吸収された成分量よりも該成分量が激減し、
検出感度の低下を招来することを防止するためである。
この吸収層2は複数層で構成されていてもよい。
【0013】これら拡散層3や吸収層2に用いられる多
孔質体の洗浄方法としては、多孔質体を純水による流水
中へ晒すこと、純水による濾過通水洗浄、純水による超
音波洗浄等が挙げられ、また、水溶性溶剤に浸漬後、こ
れら洗浄を行うとより効果的な場合がある。また、乾燥
方法としては、熱風乾燥や真空乾燥が挙げられる。
【0014】また、これら拡散層3や吸収層2に用いら
れる多孔質体の形態としては、不織布、濾紙、メンブラ
ンフィルター、焼結体や網状のものが挙げられる。
【0015】以下、本発明を導くための実施例及び比較
例を示す。
【0016】
【比較例1と実施例1〜8】[本発明における2成分か
らなる吸収剤の有効性]超高分子ポリエチレン樹脂製多
孔質体(日東電工(株)SUN MAP/0.1mm)
と、ポリプロピレン樹脂製不織布(三井石油化学(株)
タフネル/PA−4041)の2層からなる拡散層と、
下記比較例1及び実施例1〜8記載の吸収剤を含んだ吸
収層から成り、断面積A=3.8×2.6cmの簡易
大気汚染物質捕集装置を、気温−13〜1℃であり、S
ガス濃度が87ppbの環境下に2時間曝露した後
のSO 2−分析値を比較例1及び実施例1〜8として
図2に示す。
【0017】吸収層:超高分子ポリエチレン樹脂製多孔
質体(日東電工(株)SUN MAP/0.1mm)の
縦30mm×横42mm×厚0.1mmサイズ当たりへ
担持の単層からなる吸収層に以下の吸収剤を含んで成
る。 比較例1;トリエタノールアミン10%溶液。 実施例1;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−7%から成る溶液。 実施例2;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−6%から成る溶液。 実施例3;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−5%から成る溶液。 実施例4;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−4%から成る溶液。 実施例5;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−3%から成る溶液。 実施例6;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム4×10−2%から成る溶液。 実施例7;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム0.1%から成る溶液。 実施例8;トリエタノールアミン10%と炭酸ナトリウ
ム0.2%から成る溶液。
【0018】
【比較例1と実施例1〜8の性能】図2より、下記2点
が明らかとなる。 実施例1〜8のSO 2−分析値の一次回帰式の傾き
は、いづれも比較例1に比べ、1.5倍以上あり、高感
度である。 炭酸ナトリウム濃度に対するSO 2−の分析値は極
大値を有する。
【0019】
【比較例2と実施例9、10】[本発明における3成分
から成る吸収剤の有効性]上記拡散層と、下記比較例2
及び実施例9、10記載の吸収剤を含んだ吸収層から成
り断面積A=3.8×2.6cmの簡易大気汚染物質
捕集装置を、気温−13〜1℃の同一環境下に曝露させ
た場合のSO 2−分析値の経時変動を比較例2及び実
施例9、10として図3〜5に示す。また、更に参考の
ため、実施例5の吸収液の場合を図6に示す。
【0020】また、同様にNO 分析値の経時変動を
図7〜10に示す。
【0021】吸収層:超高分子ポリエチレン樹脂製多孔
質体(日東電工(株)SUN MAP/0.1mm)の
縦30mm×横42mm×厚0.1mmサイズ当たりへ
担持の単層からなる吸収層に以下の吸収剤を含んで成
る。 比較例2;トリエタノールアミン20%溶液。 実施例9;トリエタノールアミン0.125%と炭酸ナ
トリウム7.5%とエチレングリコール0.125%か
ら成る溶液。 実施例10;トリエタノールアミン0.125%と炭酸
ナトリウム7.5%とエチレングリコール20%から成
る溶液。
【0022】
【比較例2と実施例5と実施例9、10の性能】図3〜
6より、下記2点が明らかとなる。 実施例9、10の経時変動に対するSO 2−分析値
の一次回帰式の傾きは、いづれも比較例2に比べ、1.
5倍以上あり、高感度である。 実施例5の経時変動に対するSO 2−分析値の一次
回帰式の傾きは、比較例2に比べ、2倍以上あり、高感
度である。
【0023】図7〜10より、下記2点が明らかとな
る。 実施例9、10の経時変動に対するNO 分析値の
一次回帰式の傾きは、いづれも比較例2に比べ、1.2
倍以上あり、高感度である。 実施例5の経時変動に対するNO 分析値の一次回
帰式の傾きは、比較例2に比べ、1.2倍であり、実施
例9、10と同程度に高感度である。
【0024】
【比較例2と実施例5】[公定法による積算濃度実測値
と本発明による積算濃度分析値の相関性]比較例2と実
施例5を、気温−29〜25℃を示す同一環境下に曝露
させた場合の、SO 2−分析値と曝露時間の積からな
る積算濃度(図中積算濃度分析値)と、当該自動測定局
モニター値と曝露時間の積からなる積算濃度(図中積算
濃度実測値)の相関性を図11、12に示す。
【0025】同じくNO 分析値と曝露時間の積から
なる積算濃度(図中積算濃度分析値)と、当該自動測定
局モニター値と曝露時間の積からなる積算濃度(図中積
算濃度実測値)の相関性を図13、14に示す。尚、こ
こに「自動測定局モニター値」とは、公定法であるJI
S B7951〜4と7957に準拠のモニター値を指
す。
【0026】
【比較例2と実施例5の性能】図11、12より、下記
点が明らかとなる。 自動測定局モニター値の積算濃度(図中積算濃度実測
値)に対する、実施例5のSO 2−分析値の積算濃度
(図中積算濃度分析値)の一次回帰式の傾きは、比較例
2に比べ、1.2倍あり、高感度である。
【0027】図13、14より、下記点が明らかとな
る。 自動測定局モニター値の積算濃度(図中積算濃度実測
値)に対する、実施例5のNO 分析値の積算濃度
(図中積算濃度分析値)の一次回帰式の傾きは、比較例
2に比べ、1.3倍あり、高感度である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の簡易大気汚染物
質捕集装置は、対象とする大気汚染物質を吸収させるた
めの吸収剤がトリエタノールアミンと炭酸ナトリウム、
またはトリエタノールアミンと炭酸ナトリウムとエチレ
ングリコールの3成分にて構成し、且つ測定感度を維持
するための適正な構成比を設定することにより、測定大
気環境温度が常温である15〜25℃を著しく下回る−
20〜−10℃の環境であっても、吸収剤が有する大気
汚染物質を吸収する化学活性力(吸収保持力)の減少を
防止することが出来るため、高い感度と高い精度を有す
る濃度測定が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断側面図。
【図2】比較例1と実施例1〜8各々の吸収剤の炭酸ナ
トリウム濃度とSO 2−分析値の相関性を示す測定
図。
【図3】比較例2における曝露時間とSO 2−分析値
の相関図。
【図4】実施例9における曝露時間とSO 2−分析値
の相関図。
【図5】実施例10における曝露時間とSO 2−分析
値の相関図。
【図6】実施例5における曝露時間とSO 2−分析値
の相関図。
【図7】比較例2における曝露時間とNO 分析値の
相関図。
【図8】実施例9における曝露時間とNO 分析値の
相関図。
【図9】実施例10における曝露時間とNO 分析値
の相関図。
【図10】実施例5における曝露時間とNO 分析値
の相関図。
【図11】比較例2におけるSO 2−分析値と曝露時
間の積からなる積算濃度分析値と、当該自動測定局モニ
ター値と曝露時間の積からなる積算濃度に対する相関
図。
【図12】実施例5におけるSO 2−分析値と曝露時
間の積からなる積算濃度分析値と、当該自動測定局モニ
ター値と曝露時間の積からなる積算濃度に対する相関
図。
【図13】比較例2におけるNO 分析値と曝露時間
の積からなる積算濃度分析値と、当該自動測定局モニタ
ー値と曝露時間の積からなる積算濃度に対する相関図。
【図14】実施例5におけるのNO 分析値と曝露時
間の積からなる積算濃度分析値と、当該自動測定局モニ
ター値と曝露時間の積からなる積算濃度に対する相関
図。
【符号の説明】
1 箱型容器 1a 外枠 1b 内枠 1c 窓 2 吸収層 3 拡散層 3a 超高分子ポリエチレン樹脂製多孔質体 3b ポリプロピレン樹脂製不織布 4 支持板 5 クリップ 6 安全ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 理恵 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台175−1 東洋 濾紙株式会社芳賀工場内 (72)発明者 杉浦 一正 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台175−1 東洋 濾紙株式会社芳賀工場内 Fターム(参考) 2G052 AA01 AB02 AB05 AB06 AB07 AB08 DA01 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気に開放した窓(1c)を持った箱型
    容器(1)と、該箱型容器(1)内に収めた大気汚染物
    質の吸収剤を含浸させた吸収層(2)と、該吸収層
    (2)が直接大気に曝されないように、前記箱型容器
    (1)の窓(1c)と吸収層(2)の間に介在させた拡
    散層(3)とからなる、風速の影響による誤差が小さい
    簡易大気汚染物質捕集装置において、対象とする大気汚
    染物質を吸収させるための吸収剤として、トリエタノー
    ルアミンと炭酸ナトリウムを含むことを特徴とする簡易
    大気汚染物質捕集装置。
  2. 【請求項2】 トリエタノールアミンと炭酸ナトリウム
    から成る吸収剤の構成比がトリエタノールアミン10重
    量部に対し、炭酸ナトリウム4×10−7〜2×10
    −1重量部であることを特徴とする請求項1項記載の簡
    易大気汚染物質捕集装置。
  3. 【請求項3】 トリエタノールアミンと炭酸ナトリウム
    から成る吸収剤の構成比がトリエタノールアミン10重
    量部に対し、炭酸ナトリウム4×10−7〜4×10
    −3重量部であることを特徴とする請求項1項記載の簡
    易大気汚染物質捕集装置。
  4. 【請求項4】 大気に開放した窓(1c)を持った箱型
    容器(1)と、該箱型容器(1)内に収めた大気汚染物
    質の吸収剤を含浸させた吸収層(2)と、該吸収層
    (2)が直接大気に曝されないように、前記箱型容器
    (1)の窓(1c)と吸収層(2)の間に介在させた拡
    散層(3)とからなる、風速の影響による誤差が小さい
    簡易大気汚染物質捕集装置において、対象とする大気汚
    染物質を吸収させるための吸収剤として、トリエタノー
    ルアミンと炭酸ナトリウムとエチレングリコールを含む
    ことを特徴とする簡易大気汚染物質捕集装置。
  5. 【請求項5】 トリエタノールアミン、炭酸ナトリウ
    ム、エチレングリコールから成る吸収剤の構成比が、ト
    リエタノールアミン0.125重量部、炭酸ナトリウム
    7.5重量部に対し、エチレングリコール0.125〜
    20重量部からなることを特徴とする請求項4項記載の
    簡易大気汚染物質捕集装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111830126A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 帕尔公司 航空器空气污染物收集器装置及使用方法

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