JP2002296073A - コード板及びこれを用いた回転型電気部品 - Google Patents

コード板及びこれを用いた回転型電気部品

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JP2002296073A JP2001098858A JP2001098858A JP2002296073A JP 2002296073 A JP2002296073 A JP 2002296073A JP 2001098858 A JP2001098858 A JP 2001098858A JP 2001098858 A JP2001098858 A JP 2001098858A JP 2002296073 A JP2002296073 A JP 2002296073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導電性が低い導電材料からなる信号パターンで
あっても、信号パターンとコモンパターン間の導通抵抗
が低いコード板と、このコード板を用いた回転型電気部
品を提供する。 【解決手段】 信号パターン10b、10c、10dを
スクリーン印刷法により形成して、信号パターン10
b、10c、10dの円周方向の一端部を、導電パター
ン10gを介してコモンパターン10aに電気的に接続
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コード板とこれを
用いた回転型電気部品に係わり、特に、スクリーン印刷
法を用いて信号パターンを形成したコード板と、これを
用いた回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリーコードスイッチ等の回転型電
気部品に用いられるコード板は、従来、図6に示すよう
に、コードパターン30が、絶縁基板31上にスクリー
ン印刷されており、コードパターン30は、円環状のコ
モンパターン30aと、これと同心円上に設けられた円
弧状の複数の信号パターン30bとを有し、信号パター
ン30bとコモンパターン30aは、径方向に連結され
て一体に形成されている。
【0003】また、このコード板を用いたロータリーコ
ードスイッチは、図6に示すように、コード板上を摺動
する摺動子17が、コモン用接触子17aと、複数の信
号用接触子17bとを備え、コモン用接触子17aがコ
モンパターン30aに接続して、信号接触子17bが信
号パターン30bに接続されたとき、コモン用接触子1
7aと信号用接触子17b間の導通状態がON状態、信
号用接触子17bが信号パターン30aに接続しないと
き、コモン用接触子17aと信号用接触子17b間の導
通状態はOFF状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクリーン印
刷法により形成されたコードパターン30は、導電性粒
子を分散した樹脂からなるので、導電性が低い。よっ
て、コモンパターン30aから離れた位置に形成された
信号パターン30bでは、信号パターン30bの端部3
0cに信号用接触子17bが接触したとき、端部30c
からコモンパターン30aまでの導通抵抗が高くなり、
コモン用接触子17aと信号用接触子17b間の導通状
態は、ON状態とOFF状態との差が低下して、ノイズ
の影響を受けやすくなる問題があった。本発明は、導電
性が低い導電材料からなる信号パターンであっても、信
号パターンとコモンパターン間の導通抵抗が低いコード
板と、このコード板を用いた回転型電気部品を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコード板は、絶
縁基板と、この絶縁基板上に設けられ、摺動子と接触可
能な円環状或いは円弧状のコモンパターンと、前記絶縁
基板上で、前記コモンパターンと同心円上に形成され、
前記摺動子と接触可能な円弧状の信号パターンとを備
え、複数の前記信号パターンは、径の異なる円周上で、
前記摺動子の摺動範囲に相当する所定角度の範囲に設け
られ、前記信号パターン同士、及び前記信号パターンと
前記コモンパターンは、径方向に連結されて電気的に接
続されており、前記信号パターンの少なくとも一つは、
円周方向の一端部が、前記絶縁基板に形成された接続部
材を介して前記コモンパターンに接続されて、前記接続
部材が接続された前記信号パターンと前記コモンパター
ン間の導通経路が短縮されている。このようなコード板
では、導電性の低い導電材料からなる信号パターンであ
っても、信号パターンとコモンパターン間の導通抵抗が
低下するので、コモンパターンに接触した摺動子のコモ
ン用接触子と、信号パターンに接触した摺動子の信号用
接触子間の導通抵抗が低く、信号用接触子とコモン用接
触子間の導通状態は、信号用接触子が信号パターンに接
触したON状態と、信号用接触子が信号パターンに接触
しないOFF状態との差が大きく、ノイズの影響を受け
にくい。
【0006】また、本発明のコード板は、少なくとも前
記信号パターンが、樹脂中に導電性粒子を分散した導電
材料からなる。このようなコード板では、信号パターン
をスクリーン印刷法により形成することができるので、
信号パターンの変更が容易である。
【0007】本発明のコード板は、前記コモンパターン
と前記接続部材が、前記信号パターンと同一材料により
形成されている。このようなコード板では、コモンパタ
ーンと信号パターンと接続部材とを一度に形成して、製
造工程を簡略化することができる。
【0008】本発明のコード板は、前記接続部材が、前
記信号パターンが形成された前記絶縁基板の表面、また
は/及び、前記表面と反対側の裏面に形成した。このよ
うなコード板では、接続部材の面積をより広くして、接
続部材の抵抗値をより低くすることにより、信号パター
ンとコモンパターン間の導通抵抗が、さらに低下する。
【0009】本発明のコード板は、前記接続部材が、前
記信号パターンが形成された前記所定角度範囲以外で、
前記摺動子が摺動しない範囲のほぼ全周に設けられてい
る。このようなコード板では、接続部材の抵抗が低いの
で、より好ましい。
【0010】本発明の回転型電気部品は、前記いずれか
のコード板と、金属からなる摺動子とを有し、前記摺動
子は、前記コモンパターン上を摺接するコモン用接触子
と、前記信号パターンに接離する信号用接触子を備えて
いる。このような回転型電気部品では、信号パターンと
コモンパターン間の導通抵抗が低いので、コモンパター
ンに接触した摺動子のコモン用接触子と、信号パターン
に接触した摺動子の信号用接触子間の導通抵抗が低く、
信号用接触子が信号パターンに接触したON状態と、信
号用接触子が信号パターンに接触しないOFF状態との
導通状態の差が大きく、ノイズの影響を受けにくい。
【0011】本発明の回転型電気部品は、前記摺動子
が、前記信号パターンが形成された前記所定角度の範囲
を摺動して、前記摺動子は前記接続部材に接触しない。
このような回転型電気部品では、接続部材が摺動子によ
り削られることがないので、接続部材の抵抗が高くなる
ことがなく、信号パターンとコモンパターン間の導通抵
抗を低く保持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のコード板、及びこれを用
いた回転型電気部品の図面を説明すると、図1は、本発
明のコード板の第1実施例に係わる平面図、図2は、本
発明のコード板の第2実施例に係わる平面図、図3は、
本発明のコード板の第3実施例に係わる平面図、図4
は、本発明の回転型電気部品の分解斜視図、図5は、本
発明の回転型電気部品の要部を示す説明図である。
【0013】次に、本発明のコード板の第1の実施例の
構成を図1に基づいて説明すると、円板状の絶縁基板4
には、その中心に円形の貫通孔4cが設けられて、絶縁
基板4の表面には、コードパターン10が形成されてい
る。
【0014】3ビットに対応する場合を例にして、コー
ドパターン10を説明すると、このコードパターン10
は、摺動子(図1には図示せず)のコモン用接触子に接
触可能なコモンパターン10aと、摺動子の信号用接触
子に接触可能な第1、第2、第3の信号パターン10
b、10c、10dと、コモンパターン10aと信号パ
ターン10b、10c、10dとを接続する導電パター
ンからなる接続部材とで構成されている。
【0015】そして、コモンパターン10aは、絶縁基
板4の貫通孔4cを中心として、貫通孔4cの周囲に円
環状に形成され、また、第1、第2、第3の信号パター
ン10b、10c、10dは、コモンパターン10aの
周囲において、摺動子の摺動範囲に相当する所定角度θ
の範囲に、それぞれ径異なる円周上で円弧状に形成され
ている。第1の信号パターン10bは、円弧状の内周側
がコモンパターン10aの外周側に接続されており、第
1の信号パターン10bとコモンパターン10aとは、
径方向に連結されて、電気的に接続されている。そし
て、この第1の信号パターン10bは、所定角度θの範
囲内に形成されている。また、この第1の信号パターン
10bの一端部は、所定角度θの範囲の一端Aに位置す
ると共に、他端部は、所定角度θの他端Bから外れた箇
所に位置している。
【0016】第2の信号パターン10cは、コモンパタ
ーン10aと同心円上に形成され、円弧状の内周側の一
部が第1の信号パターン10bの外周側に接続されてお
り、第2の信号パターン10cと第1の信号パターン1
0bとは、径方向に連結されて、電気的に接続されてい
る。そして、第2の信号パターン10cの円周方向の一
端部は、内周側が第1の信号パターン10bに接すると
共に、所定角度θの一端Aから外れた箇所に位置して、
また、円周方向の他端部は、内周側が第1の信号パター
ン10bに接さない状態で、所定角度θの他端Bに位置
している。
【0017】2個の第3の信号パターン10dは、それ
ぞれ、第2の信号パターン10cの外側で、コモンパタ
ーン10aと同心円上に形成されると共に、内周側が第
2の信号パターン10cの外周側に接続されており、径
方向に連結されて、電気的に接続されている。一方の第
3の信号パターン10dは、円周方向の一端部が、内周
側で第2の信号パターン10cに接して、円周方向の他
端部が、第2の信号パターン10cに接さない状態で、
所定角度θの一端Aから外れた箇所に位置しており、他
方の第3の信号パターン10dは、第2の信号パターン
10cに接した状態で、円周方向の一端部が所定角度θ
の一端Bに位置している。
【0018】このようにして、それぞれ異なる径の円周
上に形成された第1、第2、第3の信号パターン10
b、10c、10dは、径方向に連結されて、第1の信
号パターン10bがコモンパターン10aに接している
ので、第1、第2、第3の信号パターン10b、10
c、10dは、コモンパターン10aと電気的に接続さ
れている。
【0019】接続部材10gは、コモンパターン10a
の周囲で、所定角度θの範囲以外の全域に設けられてい
る。所定角度θの一端A側において、接続部材10g
は、第1の信号パターン10bの円周方向の端部に連結
された状態で、第1の信号パターン10bと同じ幅をも
って円周上に延出される円弧状であり、内周側がコモン
パターン10aに接している。また、所定角度θの他端
B側において、接続部材10gは、第2、第3の信号パ
ターン10c、10dの円周方向の端部に連結された状
態で、第2、第3の信号パターン10c、10dの合計
幅をもって円周上に延出された円弧状である。更に、所
定角度θの一端A、及び他端Bから十分離れた位置にお
いて、第1、第2、第3の信号パターン10b、10
c、10dの合計幅をもって円周上に延出された円弧状
であり、内周側がコモンパターン10aに接続されてい
る。
【0020】このようにして、信号パターン10b、1
0c、10dのうち、コモンパターン10aから径方向
に最も離れて形成された第3の信号パターン10dは、
所定角度θの他端Bに位置する一端部が、接続部材10
gによって、より短い導通経路でコモンパターン10a
と電気的に接続されている。
【0021】コードパターン10は、フェノール樹脂等
のバインダ樹脂中に、銀粉や、銀メッキされたカーボン
ビーズ等の導電性粒子を分散した導電材料からなる。バ
インダ樹脂は、導電性粒子をバインドする役割を果た
し、導電性粒子は、導電材料に導電性を付与する役割を
果たすと共に、銀メッキされたカーボンビーズは、導電
材料の耐摩耗性を向上させている。
【0022】なお、バインダ樹脂はフェノール樹脂に限
定されるものではなく、導電性粒子をバインドする役割
を果たせば、有機溶剤に可溶な樹脂、或いは、硬化可能
な液状硬化性樹脂であれば良い。また、導電性粒子は、
銀粉に限定されるものではなく、また、銀メッキされた
カーボンビーズを含まなくても良い。
【0023】図1に示す第1の実施例では、コードパタ
ーン10の所定角度θが240度、コモンパターン10
aの内径、幅が、それぞれ約2.6mm、約0.8m
m、第3の信号パターン10dの内径、幅が、それぞれ
約6.1mm、約0.7mmで形成されたものとなって
いる。そして、所定角度θの他端B側の回転終端位置に
おいて、後述する摺動子7は、コモンパターン10aに
は接触点X、また、第3の信号パターン10dには、接
触点Yで接触する。このとき、接触点Yにおいては、接
触点Xまでの経路が、矢印Z1方向よりも、接続部材1
0gが存在する矢印Z2方向が短く、接触点XY間の抵
抗値は、0.166Ωであった。一方、接続部材10g
を設けない場合、接触点XY間の抵抗値は、0.417
Ωであった。このように、接続部材10gを設けること
により、接触点XY間の導通経路が短縮されて、接触点
XY間の抵抗値を下げることができる。
【0024】次に、コード板の製造方法を説明する。ま
ず、フェノール樹脂を有機溶剤に溶解した樹脂溶液に、
銀粉と銀メッキされたカーボンビーズを分散させて導電
インクを作製する。そして、所定のコードパターン10
に応じたスクリーンマスクを用いたスクリーン印刷法に
より、導電インクを、コードパターン10形状に絶縁基
板4上に形成した後、焼成する。導電インクは、焼成に
より有機溶剤が取り除かれて、硬化する。
【0025】図2は、本発明のコード板の第2の実施例
を示し、このコード板のコードパターン10は、4ビッ
トに対応しており、図1に示す3ビット対応のコードパ
ターン10と同様に、コモンパターン10aと、第1、
第2、第3の信号パターン10b、10c、10dと、
接続部材10gとが設けられると共に、第1の実施例に
はない第4の信号パターン10eが、コモンパターン1
0aの内周側に接した状態で円弧状に形成されて、第4
の信号パターン10eの円周方向の一端部は、コモンパ
ターン10aの内周側に接続され、第4の信号パターン
10eと同じ幅に設けられた接続部材10gに連結され
ている。
【0026】また、図2に示すコードパターン10は、
第1、第4の信号パターン10b、10eが、各1個ず
つ、第2の信号パターン10cが2個、第3の信号パタ
ーン10dが3個設けられている。このように、最も数
の多い第3の信号パターンが、最も径の大きい円周上に
設けられている。そして、第1、第2、第3の信号パタ
ーン10b、10c、10dが形成された角度θは、第
1の実施例と異なるが、第1の実施例と同一部材に同一
符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0027】図2に示す第2の実施例では、コードパタ
ーン10の所定角度θが120度、コモンパターン10
aの内径、幅が、それぞれ約3.57mm、約0.7m
m、第3の信号パターン10dの内径、幅が、それぞれ
約6.1mm、約0.7mmで形成されたものとなって
いる。そして、所定角度θの他端B側の回転終端位置に
おいて、後述する摺動子7は、コモンパターン10aに
は接触点X、また、第3の信号パターン10dには、接
触点Yで接触する。このとき、接触点Yにおいては、接
触点Xまでの経路が、矢印Z1方向よりも、接続部材1
0gが存在する矢印Z2方向が短く、接触点XY間の抵
抗値は、0.295Ωであった。一方、接続部材10g
を設けない場合、接触点XY間の抵抗値は、0.480
Ωであった。このように、接続部材10gを設けること
により、接触点XY間の抵抗値を下げることができる。
【0028】図3は、本発明のコード板の第3の実施例
を示し、このコード板のコードパターン10は、図2に
示すコードパターン10と同様に、4ビットに対応して
おり、コモンパターン10aと、第1、第2、第3、第
4の信号パターン10b、10c、10d、10eと、
接続部材10gとを有している。
【0029】また、図3に示すコードパターン10は、
第1、第4の信号パターン10b、10eが、各1個ず
つ、第2の信号パターン10cが3個、第3の信号パタ
ーン10dが4個設けられており、図2に示すコードパ
ターン10と比べて、第2、第3の信号パターン10
c、10dの数が多いので、所定角度θが大きいものと
なっている。そして、第1、第2、第3の信号パターン
10b、10c、10dが形成された角度θは、第2の
実施例と異なるが、第1、第2の実施例と同一部材に同
一符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0030】図3に示す第3の実施例では、コードパタ
ーン10の所定角度θが240度、コモンパターン10
aの内径、幅が、それぞれ約3.57mm、約0.7m
m、第3の信号パターン10dの内径、幅が、それぞれ
約6.1mm、約0.7mmで形成されたものとなって
いる。そして、所定角度θの他端B側の回転終端位置に
おいて、後述する摺動子7は、コモンパターン10aに
は接触点X、また、第3の信号パターン10dには、接
触点Yで接触する。このとき、接触点Yにおいては、接
触点Xまでの経路が、矢印Z1方向よりも、接続部材1
0gが存在する矢印Z2方向が短く、接触点XY間の抵
抗値は、0.220Ωであった。一方、接続部材10g
を設けない場合、接触点XY間の抵抗値は、0.380
Ωであった。このように、接続部材10gを設けること
により、接触点XY間の抵抗値を下げることができる。
【0031】なお、図1〜図3には、本発明のコード板
の一例を示したが、コードパターン10の形状は、ビッ
ト数等コード板の仕様により変更されて、図1〜図3に
限定されるものではない。また、図1〜図3では、コモ
ンパターン10aを円環状として示したが、コモンパタ
ーン10aは、円環状の一部が切り欠かれた円弧状であ
っても良い。何れの場合も、少なくともひとつの信号パ
ターンは、円周方向の一端部が、接続部材に連結されて
いる。
【0032】また、上記説明では、コードパターン10
を、樹脂中に導電性粒子を分散した導電材料として説明
したが、信号パターン10b、10c、10d、10e
がこの導電材料であれば、コモンパターン10aと導電
パターン10gは、金属板等、他の導電材料でも良い。
【0033】また、ここでは図示しないが、信号パター
ン10b、10c、10d、10eが設けられた絶縁基
板4の表面と反対側の裏面に、接続部材10gを設け、
絶縁基板4に設けたスルーホールには、コモンパターン
10aに接続する接続導体と、信号パターン10b、1
0c、10d、10eに接続する接続導体を設け、コモ
ンパターン10aと、信号パターン10b、10c、1
0d、10eとが、接続導体を介して接続部材10gと
電気的に接続しても良い。このように、接続部材10g
を絶縁基板4の裏面に形成すると、絶縁基板4の表面で
の信号パターン10b、10c、10d、10eの形成
範囲に制限されず、接続部材10gの面積を大きくする
ことができるので、コモンパターン10aと信号パター
ン10b、10c、10d、10e間の導通抵抗をより
低くすることができる。さらに、接続部材10gは、絶
縁基板4の表面と裏面の両方に設けても良い。
【0034】次に、本発明の回転型電気部品について、
図4と図5を用いて説明すると、回転型電気部品のひと
つであるロータリーコードスイッチは、亜鉛ダイキャス
トからなる軸1と軸受け2とを有し、この軸受け2は、
中心部に貫通孔を設けた円筒部2aと、円筒部2aの端
部に設けられた円板部2bとが設けられて、円板2bに
は、円筒部2aとは反対側に、樹脂からなる突起5が取
り付けられている。軸1は、一端側に操作部1aが設け
られ、他端側が軸受け2の円筒部2aに挿通されて、軸
1は、軸受け2に対して回転可能な状態に保持されてい
る。
【0035】絶縁性樹脂からなるクリック板3は、円板
状に形成されて、中央に設けられた貫通孔3bと、片面
側の全周にわたって設けられた波状の凹凸3aとを有す
る。
【0036】このクリック板3は、凹凸3aが形成され
た面を軸受け2の円板2bに向けて、貫通孔3bに軸1
の先端を貫通させて、軸1と共に回転するように取り付
けられている。
【0037】コード板Cは、上記で説明した本発明の第
1の実施例のコード板であり、絶縁基板4の表面4bに
コードパターン10が形成されており、絶縁基板4の中
央には貫通孔4cが設けられている。このコード板C
は、コードパターン10が形成されていない裏面4aを
クリック板3と対向させ、貫通孔4cに軸1の先端に貫
通させて、軸1と共に回転するように取り付けられてい
る。このようにして、コード板Cは、とクリック板3と
共に、軸1と一体に回転可能な状態となっている。
【0038】絶縁性樹脂の成型品からなるケース6は、
円形の底部6aと、底部6aの外縁から略垂直に立ち上
がる側部6bとを有し、側部6bには、軸受け1を取り
付けるための切り欠きが設けられている。
【0039】りん青銅からなる摺動子7は、コモン用接
触子7aと、複数の信号用接触子7b、7c、7dとを
有し、コモン用接触子7aと信号用接触子7b、7c、
7dが並設されて、ケース6の底部6aに取り付けられ
ている。また、金属からなる複数の端子8は、ケース6
の側部6bから外方に突出すると共に、それぞれ、コモ
ン用接触子7a、信号用接触子7b、7c、7dに接続
されている。
【0040】このケース6は、軸受け2と組み合わされ
ると共に、軸1に取り付けられたクリック板3とコード
板Cは、ケース6に収容される。このとき、摺動子7の
コモン用接触子7aと、信号用接触子7b、7c、7d
は、コード板Cの半径方向に並設された状態となってい
ると共に、コモン用接触子7aは、コモンパターン10
aに常時接触し、また、信号用接触子7b、7c、7d
は、それぞれ第1、第2、第3の信号パターン10b、
10c、10dに接続可能となっている。
【0041】金属からなる取り付け板9は、底部9a
と、底部9aの両側から略垂直に立ち上がる一対の側部
9bと、側部9bから突出した突片9cとを有してい
る。取り付け板9は、側部9b間にケース8を挟持し
て、軸受け2を押さえるように、側部9bの先端の突片
9cを折り曲げて、ケース8と軸受け2を固定してい
る。
【0042】次に、本発明の回転型電気部品(ロータリ
ーコードスイッチ)の動作について説明する。軸1は、
コード板Cに信号パターン10b、10c、10dが形
成された所定角度θの範囲で回転する。軸1が回転する
と、クリック板3とコード板Cは、軸1と一体に回転し
て、クリック板3の凹凸3aが突起5に係脱して、クリ
ック感が得られるようになっている。
【0043】回転するコード板Cには、摺動子7が、信
号パターン10b、10c、10dが形成された所定角
度θの範囲で摺動する。この摺動子7は、コモン端子部
7aが、コモンパターン部10aに接触すると共に、第
1、第2、第3の信号端子7b、7c、7dが、それぞ
れ、第1、第2、第3の信号パターン10b、10c、
10dに接触するようになっており、接続部材10gに
は接触しない。
【0044】第1の信号用接触子7bが、第1の信号パ
ターン10bに接続しているとき、第1の信号用接触子
7bとコモン用接触子7aは、第1の信号パターン10
bとコモンパターン10aを介して、電気的に接続され
て、第1の信号用接触子7bとコモン用接触子7a間の
導通状態は、ON状態となる。一方、第1の信号用接触
子7bが第1の信号パターン10bに接触しないとき、
第1の信号用接触子7bとコモン用接触子7a間は絶縁
状態であり、第1の信号用接触子7bとコモン用接触子
7a間の導通状態は、OFF状態となる。
【0045】同様に、第2の信号用接触子7cとコモン
用接触子7a間の導通状態は、第2の信号用接続子7c
が、第2の信号パターン10cに接触しないとき、OF
F状態であり、第2の信号用接続子7cが、第2の信号
パターン10cに接触しているとき、ON状態となる。
【0046】同様に、第3の信号用接触子7dとコモン
用接触子7a間の導通状態は、第2の信号用接続子7d
が、第3の信号パターン10dに接触しないとき、OF
F状態であり、第3の信号用接続子7dが、第3の信号
パターン10dに接触しているとき、ON状態となる。
【0047】第3の信号用接触子7dが、所定角度θの
範囲の端Bにおいて、第3の信号パターン10dと接触
するときであっても、第3の信号用接触子7dとコモン
用接触子7a間は、第1、第2、第3の信号パターン1
0b、10c、10d及びコモンパターン10aを介し
て接続されるだけではなく、接続部材10gを介して短
い導通経路で接続されており、導通抵抗が低い。よっ
て、コモン用接触子7aと第3の信号用接触子7b間の
導通状態は、第3の信号用接触子7bが第3の信号パタ
ーン10dに接触したON状態と、第3の信号用接触子
7dが第3の信号パターン10dに接触しないOFF状
態との差が大きく、ノイズの影響を受けにくい。
【0048】このようにして、第1、第2、第3の信号
接触子7b、7c、7dとコモン用接触子7a間の導通
状態の、ON状態、OFF状態の組み合わせにより、軸
1の回転角度を検出することができる。
【0049】樹脂中に導電性粒子を分散した導電材料か
らなるコードパターン10では、摺動子7により削られ
易く、コードパターン10の導電性が低下する可能性が
あるので、特に、接続部材10gによって、信号パター
ン10b、10c、10dとコモンパターン10a間の
導通抵抗を低下させて、コモン用接触子7aと第1、第
2、第3の信号用接触子7b、7c、7d間の導通状態
のON状態とOFF状態との差を保持することが重要で
ある。なお、接続部材10gは摺動子7に接触しないの
で、導電性が低下することがない。
【0050】このとき、摺動子7の取り付け位置のズレ
等により、摺動子7が、コード板Cの所定角度θの範囲
から若干ズレた位置に摺接しても、接続部材10gは、
所定角度θの端A、Bにおいて、信号パターン10b、
10c、10dに連結されない部分は、所定角度θの端
A、Bから十分離れているので、接続部材(導電パター
ン)10gと信号用接触子7b、7c、7dとの接触に
よる誤信号は、発生しない。
【0051】なお、上記回転型電気部品(ロータリーコ
ードスイッチ)は、3ビットに対応したものとして説明
したが、4ビットの場合は、摺動子7が、4個の信号用
接触子を備えることは、勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明のコード板は、絶縁基板と、この
絶縁基板上に設けられ、摺動子と接触可能な円環状或い
は円弧状のコモンパターンと、前記絶縁基板上で、前記
コモンパターンと同心円上に形成され、前記摺動子と接
触可能な円弧状の信号パターンとを備え、複数の前記信
号パターンは、径の異なる円周上で、前記摺動子の摺動
範囲に相当する所定角度の範囲に設けられ、前記信号パ
ターン同士、及び前記信号パターンと前記コモンパター
ンは、径方向に連結されて電気的に接続されており、前
記信号パターンの少なくとも一つは、円周方向の一端部
が、前記絶縁基板に形成された接続部材を介して前記コ
モンパターンに接続されて、前記接続部材が接続された
前記信号パターンと前記コモンパターン間の導通経路が
短縮されている。このようなコード板では、導電性の低
い導電材料からなる信号パターンであっても、信号パタ
ーンとコモンパターン間の導通抵抗が低下するので、コ
モンパターンに接触した摺動子のコモン用接触子と、信
号パターンに接触した摺動子の信号用接触子間の導通抵
抗が低く、信号用接触子とコモン用接触子間の導通状態
は、信号用接触子が信号パターンに接触したON状態
と、信号用接触子が信号パターンに接触しないOFF状
態との差が大きく、ノイズの影響を受けにくい。
【0053】本発明の回転型電気部品は、前記いずれか
のコード板と、金属からなる摺動子とを有し、前記摺動
子は、前記コモンパターン上を摺接するコモン用接触子
と、前記信号パターンに接離する信号用接触子を備えて
いる。このような回転型電気部品では、信号パターンと
コモンパターン間の導通抵抗が低いので、コモンパター
ンに接触した摺動子のコモン用接触子と、信号パターン
に接触した摺動子の信号用接触子間の導通抵抗が低く、
信号用接触子が信号パターンに接触したON状態と、信
号用接触子が信号パターンに接触しないOFF状態との
導通状態の差が大きく、ノイズの影響を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコード板の第1の実施例を示す平面
図。
【図2】本発明のコード板の第2の実施例を示す平面
図。
【図3】本発明のコード板の第3の実施例を示す平面
図。
【図4】本発明の回転型電気部品の分解斜視図。
【図5】本発明の回転型電気部品の要部を示す説明図。
【図6】従来のコード板を示す平面図。
【符号の説明】
4 絶縁基板 7 摺動子 7a コモン用接触子 7b 信号用接触子 10 コードパターン 10a コモンパターン 10b 第1の信号パターン 10c 第2の信号パターン 10d 第3の信号パターン 10e 第4の信号パターン 10g 接続部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板と、この絶縁基板上に設けられ、
    摺動子と接触可能な円環状或いは円弧状のコモンパター
    ンと、前記絶縁基板上で、前記コモンパターンと同心円
    上に形成され、前記摺動子と接触可能な円弧状の信号パ
    ターンとを備え、複数の前記信号パターンは、径の異な
    る円周上で、前記摺動子の摺動範囲に相当する所定角度
    の範囲に設けられ、前記信号パターン同士、及び前記信
    号パターンと前記コモンパターンは、径方向に連結され
    て電気的に接続されており、前記信号パターンの少なく
    とも一つは、円周方向の一端部が、前記絶縁基板に形成
    された接続部材を介して前記コモンパターンに接続され
    て、前記接続部材が接続された前記信号パターンと前記
    コモンパターン間の導通経路が短縮されたことを特徴と
    するコード板。
  2. 【請求項2】少なくとも前記信号パターンは、樹脂中に
    導電性粒子を分散した導電材料からなることを特徴とす
    る請求項1記載のコード板。
  3. 【請求項3】前記コモンパターンと前記接続部材は、前
    記信号パターンと同一材料により形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載のコード板。
  4. 【請求項4】前記接続部材は、前記信号パターンが形成
    された前記絶縁基板の表面、または/及び、前記表面と
    反対側の裏面に形成したことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のコード板。
  5. 【請求項5】前記接続部材は、前記信号パターンが形成
    された前記所定角度範囲以外で、前記摺動子が摺動しな
    い範囲のほぼ全域に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のコード板。
  6. 【請求項6】前記請求項1乃至5のいずれかのコード板
    と、金属からなる摺動子とを有し、前記摺動子は、前記
    コモンパターン上を摺接するコモン用接触子と、前記信
    号パターンに接離する信号用接触子を備えていることを
    特徴とする回転型電気部品。
  7. 【請求項7】前記摺動子は、前記信号パターンが形成さ
    れた前記所定角度の範囲を摺動して、前記摺動子は前記
    接続部材に接触しないことを特徴とする請求項6に記載
    の回転型電気部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115493628A (zh) * 2022-11-16 2022-12-20 惠州市正牌科电有限公司 一种码盘、格雷码编码器及其编码方法

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