JP2002295634A - 作業車両のhstペダル - Google Patents

作業車両のhstペダル

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JP2002295634A
JP2002295634A JP2001100912A JP2001100912A JP2002295634A JP 2002295634 A JP2002295634 A JP 2002295634A JP 2001100912 A JP2001100912 A JP 2001100912A JP 2001100912 A JP2001100912 A JP 2001100912A JP 2002295634 A JP2002295634 A JP 2002295634A
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pedal
transmission case
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floor
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裕文 土谷
Makoto Takasuka
誠 高須賀
Hidetsugu Tomioka
英嗣 富岡
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のHSTペダルの構成は、フロア上に前
記ペダルの踏込部が単独で突出する構成となっていたの
で、オペレータが乗降りする際に足や衣類が引っかかり
易いという課題が有った。 【解決手段】 ミッションケース(1)側方に前記HS
Tポンプ(2)のトラニオン軸(6)を突設し、このト
ラニオン軸(6)よりも下方にフロア(7)を配置す
る。前記フロア(7)上で且つ前記ミッションケース
(1)の上面と略同高さに、前記トラニオン軸(6)を
回転操作するHSTペダル(8)の踏込部(8F,8
R)を配置する。更に前記HSTペダル(8)とトラニ
オン軸(6)との間の機械式連動機構(9)を、前記ミ
ッションケース(1)の上面と略同一面を有するカバー
部材(10)で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用トラクタ
や芝刈機、或いは建築、運搬用の作業車両のHSTペダ
ルの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタ等の作業車両では、特開
平5−8235号公報に示されるように、車体前後方向
にミッションケースを配し、このミッションケース内
に、ポンプとモータを有するHST(静油圧式無段変速
装置)とギヤ式伝動機構を備えるものが知られている。
【0003】そして前記HSTを有する作業車両では、
HSTペダルの踏み込み操作によってHSTポンプのト
ラニオン軸を正/逆回転操作し、車両を前/後進する構
成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のような車両のHSTペダルの構成は、フロア上に前
記ペダルの踏込部が単独で突出する構成となっていたの
で、オペレータが乗降りする際に足や衣類が引っかかり
易いという課題が有った。
【0005】またフロア下方にHSTポンプのトラニオ
ン軸との機械的連動機構を設ける構成となっていたの
で、フロアにペダルアーム貫通用の開口部を形成する必
要があり、外観を損ねたり、またこの開口部から泥土が
跳ね上げられて車上を汚すという課題が有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題に鑑
みて作業車両のHSTペダルを以下のように構成した。
即ち、請求項1の発明では、車体前後方向にミッション
ケース(1)を配し、このミッションケース(1)内
に、ポンプ(2)とモータ(3)を有するHSTとギヤ
式伝動機構(4,5)を備える作業車両において、前記
ミッションケース(1)側方に前記HSTポンプ(2)
のトラニオン軸(6)を突設し、このトラニオン軸
(6)よりも下方にフロア(7)を配置すると共に、前
記フロア(7)上で且つ前記ミッションケース(1)の
上面と略同高さに、前記トラニオン軸(6)を回転操作
するHSTペダル(8)の踏込部(8F,8R)を配置
したことを特徴とする作業車両のHSTペダルとした。
【0007】また請求項2の発明では、車体前後方向に
ミッションケース(1)を配し、このミッションケース
(1)内に、ポンプ(2)とモータ(3)を有するHS
Tとギヤ式伝動機構(4,5)を備える作業車両におい
て、前記ミッションケース(1)側方に前記HSTポン
プ(2)のトラニオン軸(6)を突設し、このトラニオ
ン軸(6)よりも下方にフロア(7)を配置すると共
に、前記フロア(7)上で且つ前記ミッションケース
(1)の上面と略同高さに、前記トラニオン軸(6)を
回転操作するHSTペダル(8)の踏込部(8F,8
R)を配置し、更に前記HSTペダル(8)とトラニオ
ン軸(6)との間の機械式連動機構(9)を、前記ミッ
ションケース(1)の上面と略同一面を有するカバー部
材(10)で覆ったことを特徴とする作業車両のHST
ペダルとした。
【0008】
【作用】前記作業車両では、前記ミッションケース
(1)側方に前記HSTポンプ(2)のトラニオン軸
(6)を突設し、このトラニオン軸(6)よりも下方に
フロア(7)を配置すると共に、前記ミッションケース
(1)の上面と略同高さの前記フロア(7)上に、前記
トラニオン軸(6)を回転操作するHSTペダル(8)
の踏込部(8F,8R)を配置する。
【0009】
【効果】これにより、請求項1に記載の発明では、フロ
ア(7)上に凸部が少なくなり、オペレータの足や衣類
は、ミッションケース(1)上面に沿ってペダル(8)
の踏込部(8F,8R)を通過することができ前記引っ
掛かりを極力防止することができる。
【0010】また請求項2の発明では、ミッションケー
ス(1)側方に機械式連動機構(9)を構成し、前記ミ
ッションケース(1)の上面と略同一面を有するカバー
部材(10)で覆っているので、請求項1同様に、オペ
レータの足や衣類は、ケース(1)及びカバー部材(1
0)の上面に沿ってHSTペダル(8)の踏込部(8
F,8R)を通過することができ前記引っ掛かりを極力
防止することができる。
【0011】また更に請求項1及び請求項2の発明で
は、フロア(7)にペダルアームを貫通させる開口部を
形成する必要が無いので、外観を損ねたり、またこの開
口部から泥土が跳ね上げられることによって車上が汚れ
ることが無くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を農
業用トラクタTについて説明する。最初に図1乃至図3
に基づいてトラクタTの全体構成について説明する。ト
ラクタTは、車体前部に正面視門形状のエンジンフレー
ム11を配し、このフレーム11にディーゼルエンジン
12及び各種周辺機器を取り付け、ボンネットにより覆
う構成となっている。
【0013】前記エンジンフレーム11の前部には、図
3に示すように、前記周辺機器となるマフラー28を設
け、このマフラー28と前記エンジン12の排気口とを
前記フレーム11内側に配索した排気管29を介して接
続する構成となっている。また前記マフラー28から吐
き出される排気ガスは、車体やや後下方に向かって排気
する構成となっている。
【0014】これにより、前記マフラー28をボンネッ
ト内のエンジン側方に設ける構成と比較して、ボンネッ
トの容積を極力小さく構成することができる。またボン
ネットにマフラー挿通用の貫通穴を形成し外観を損ねる
ことも無く、更に操縦席26から離れた位置で且つフロ
ア7下方で排気ガスが排気されるので、オペレータの周
囲の空気を汚すことがない。
【0015】また、前記エンジン12下方には、図2に
示すように、前輪42Fを支持するフロントアクスルケ
ース14を設け、同ケース14後部に、パワーステアリ
ングのシリンダ筒部14aを一体的に鋳物成形し、同シ
リンダのピストンと前輪42Fのナックルアームとをロ
ッド部材15で連結する構成となっている。
【0016】これにより、前記シリンダ筒部14aをフ
ロントアクスルケース14と別部品で構成し、同ケース
14にボルト等で取り付ける構成と比較して、部品点数
が削減されると共に構成が簡素化され生産コストを削減
することができる。そして前記エンジン12の後部に
は、図4に示すように、前部ケース1a、中部ケース1
b、後部ケース1cとから成るミッションケース1を連
結し、車体の主枠を前後長手方向に配する構成となって
いる。
【0017】前記前ケース1aの前部には、エンジン1
2からの回転動力を伝達する主クラッチ13を内装し、
同クラッチ13を車体フロア7上に支持するクラッチペ
ダルの踏み込み操作により動力伝達を断続操作する構成
となっている。また前部ケース1aの中間部には、前記
主クラッチ13の出力軸16を支持する内壁17を形成
し、この内壁17後方に前記出力軸16を突出して先端
部に二段ギヤ18,19を設け、前部ギヤ式伝動機構4
を形成する構成となっている。
【0018】前部ギヤ式伝動機構2では、前記二段ギヤ
の前方ギヤ18をPTO動力分岐用ギヤとして減速ギヤ
20を介してケース下部に支持するPTOクラッチ21
へ動力を伝達し、後方ギヤ19を走行系伝動ギヤとして
減速ギヤ22を介して後述するHSTポンプ2の入力軸
23へ動力を伝達する構成となっている。
【0019】また前記前部ケース1aの後部には、同ケ
ース1aの外形と略同形状とした仕切部材となるHST
ポートブロック25aを連結し、このブロック後部に中
部ケース1bを連結する構成となっている。また前記ブ
ロック25aの前面にはHSTポンプ2を、後面にはH
STモータ3を取り付け、前記ポンプ2とモータ3間を
前記ブロック25aに前後方向に貫通する油路を形成し
て接続する構成となっている。
【0020】また、図5に示すように、前記ポートブロ
ック25aには左右方向に貫通する油路L1を形成し、
この左右の一側の開口穴9aにフィルター35をコネク
タ用ブロック25bを介して取付面を接した状態で取り
付けると共に、他側の開口穴9bに後述するアクチュエ
ータとなる油圧シリンダ8の戻り油路L2を接続する構
成となっている。
【0021】尚、前記コネクタ用ブロック25b内の油
路は、ブロック25aに直接加工しても良い。また前記
HSTポンプとモータの取り付け位置としては、ポート
ブロックの前後一側面だけに取り付ける構成としても良
い。更に前記左右方向に貫通する油路1Lの中間部に
は、前記HSTポンプ4とモータ5間に設けたタンクポ
ート24と接続する構成となっている。また、ポートブ
ロック25aの下部には前記PTOクラッチ21から出
力される回転を伝達するPTO動力伝達軸27を挿通す
る貫通穴28を設けている。また前記中間ケース1bに
は中壁30を設け、この中壁30前方にHSTモータ3
を配置し、中壁30後方に後部ギヤ式伝動機構となる副
変速装置5を形成する構成となっている。
【0022】副変速装置5は、前記PTO動力伝達軸2
7上に4つのギヤ31,32,33,34を有するギヤ
体35を空転して設け、前記4つのギヤのうち最前方の
ギヤ31を前記HSTモータ3の出力軸36の回転を伝
達する被駆動ギヤとし、他を前方から順に3速用駆動ギ
ヤ32、2速用駆動ギヤ33、1速用駆動ギヤ34とし
て、上方に設ける3速用被駆動ギヤ37,2速用クラッ
チ式被駆動ギヤ38,1速用被駆動ギヤ39にスライド
ギヤ式クラッチ40の噛み合いを介して動力を伝達する
構成となっている。
【0023】また前記各被駆動ギヤ37,38,39か
ら伝達された回転動力は、後部ケース1c内の後輪デフ
機構41を介して後輪42へ伝達すると共に、更に前記
後輪デフ機構41の動力上手側には、前輪駆動用動力分
岐ギヤ43を設け、動力伝達クラッチ44の入り切り操
作を介して前記動力を前輪動力伝達軸45へ伝達する構
成となっている。
【0024】また後部ケース1cには、前記後輪デフ機
構41の後方に縦壁46を形成し、この縦壁46後方に
後部PTO軸49の動力伝達機構47を形成すると共
に、ケース上部に作業機昇降用油圧シリンダ48を設け
ている。次に図6に基づいて前記トラクタTの油圧回路
構成について説明する。
【0025】トラクタTでは前記ミッションケース1内
に潤滑油兼作動油を充填し、前記エンジン12の回転に
よって二連式油圧ポンプ50,52を駆動して各種油圧
アクチュエータ2,8,21,48へ圧油を送る構成と
なっている。前記二連式油圧ポンプの内、第一ポンプ5
0は、前記作業機昇降用油圧シリンダ48専用のポンプ
として同シリンダ48へ手動操作式切替弁51の切替操
作によって圧油を連通する構成となっている。また前記
二連式油圧ポンプの内、第二ポンプ52の回路下手側に
は減圧弁53を設け、この減圧弁53より分岐された第
一油路54にパワーステアリング用回路55と前記HS
T回路56を直列に接続し、第二油路57に前記PTO
クラッチ21と後述するオプション型アクチュエータを
接続する構成となっている。
【0026】そして前記HST回路のタンクボート24
は、前記ポートブロック25a及びコネクタ用ブロック
25bを介して前記フィルター35に接続すると共に、
このタンクポート24とフィルター35に至る油路に、
トラクタTに仕様に応じてオプションとして装着するア
クチュエータ、図例では旋回内側の左右後輪42を自動
的に制動するブレーキ用油圧シリンダ85からの戻り油
路L2をコネクタ58に接続する構成となっている。
【0027】尚、前記オプションとして装着するアクチ
ュエータの別形態としては、フロントローダ等、外部作
業機のアクチュエータを接続しても良い。以上のように
構成したトラクタTでは、ポートブロック25aにHS
Tポンプ2とモータ3を取り付けると同時に油が連通さ
れ、またフィルター35も前記ポートブロック25aに
取り付けると同時にHSTのタンクポート24と接続さ
れる。
【0028】これにより、HSTポンプ2またはモータ
3を有するHST回路と、フィルター35との接続用の
配管が不要となり部品点数が削減されてコストを削減す
ることができる。またHSTポンプ2とモータ3とフィ
ルター35とがポートブロック25aを介して一体的に
構成されているので、生産時やメンテナンス時に取扱性
が良い。
【0029】また、前記ポートブロック25a内の油路
L1を利用して、ブレーキ用油圧シリンダ85からの戻
り油路L2を接続する構成としたので、ミッションケー
ス1の左右を跨ぐ配管が不要となり、前記同様に、配管
が不要となり部品点数が削減されてコストを削減するこ
とができる。
【0030】次に、図7と図8に基づいて前記HSTポ
ンプ2の操作部となるHSTペダル8について説明す
る。HSTペダル8は、所謂1ペダルシーソー式のペダ
ルであって、前進踏込部8Fと後進踏込部8Rとを、非
踏み込み時にミッションケース1の上面と略同高さ、詳
しくは側面視において前記フロア7の上面とミッション
1の前部ケース1aの上面とに挟まれた高さ範囲Hに踏
込部8F,8Rがかかるよう設定し、両踏込部8F,8
Rをケース1a側面に略沿わせたロッド63にて連結
し、このロッド63の略中間部を後述リンクカバー10
内の支持軸65に回動自在に支持する構成となってい
る。
【0031】また、前記前進踏込部8Fは、後進踏込部
8Rよりも車体外側に配置すると共に、この外端部を平
面視やや後方へ傾けて設ける構成となっており、更に前
記後進踏込部8Rは、側面視において、踏み込み時にペ
ダル面がフロア7の上面に対して傾斜するよう傾けて前
記ロッド63に取り付ける構成となっている。
【0032】一方、HSTポンプ2のトラニオン軸6に
は、卵形状の回動プレート67を一体的に取り付け、こ
のプレート67と前記ペダル支持軸65に設けたアーム
68とを伸縮調整自在なロッド69にて機械的に連結す
る構成となっている。また、前記トラニオン軸6には、
ピン70を側方に向けて突出する被付勢アーム71を一
体的に取り付け、トルクスプリング72によって付勢し
た「く」の字型アーム73に係合当接し、前記ペダル8
F,8Rの踏込解除時にトラニオン軸6を中立位置に復
帰させる構成となっている。
【0033】また、前記HSTペダル8の支持軸65に
は、前記ロッド63とは別のダンパー接続用の回転アー
ム75を一体的に取り付け、このアーム先端部と、前部
ケース1aの左右反対側に設けたダンパー76とを、ロ
ッド部材77及び前記前部ケース1aを貫通する回転軸
78と一体の回転プレート79とを介して接続する構成
となってる。
【0034】また更に、前記回転軸78には、溝付プレ
ート80が一体的に取り付けられ、前記溝部に別途設け
たクルーズコントロールレバーに接続されたワイヤー先
端部を、前記クルーズコントロールレバーが前進側に操
作保持されたときにだけ前記溝付プレート80を回動保
持するべく係合する構成となっている。
【0035】以上のように、HSTペダル8の前進踏込
部8Fを踏込み操作すると、同ペダルが支持軸65を中
心に図中時計回り(矢印(イ)側)へ回転し、アーム6
8を介して伸縮ロッド69矢印(ロ)側へ移動させ、更
に回動プレート67を介してトラニオン軸6を矢印
(ハ)側に回転させる。これにより、トラクタTは前進
すると共に、前記ペダル8の踏み込み量を大きくする程
車速を無段階に上げる。そして前記踏込部8Fを踏み離
すと、前記トルクスプリング72の付勢力により「く」
の字型アーム73を回転させてトラニオン軸6を強制的
に中立位置に復帰させる。
【0036】尚、前記HSTペダル8の後進踏込部8R
を踏み込み操作する場合は、前記前進踏込部8Fを操作
した場合から自明であるので説明を省略する。また前記
ミッションケース1の上面に、プラスチック製或いは板
金製等のカバーを別途設ける場合は、このカバーの上面
をミッションケースの上面として、前記HSTペダル8
の踏込部を設定する。
【0037】よって、前記トラクタTのHSTペダル8
では、フロア上に凸部が少なくなり、オペレータの足や
衣類は、ケース上面に沿ってペダルの踏込部を通過する
ことができオペレータの足や衣類の引っ掛かりが抑制さ
れる。また前記ロッド69やプレート部材67等の機械
式連動機構9を、フロア上面よりも上方の前記ミッショ
ンケース1側面に構成し、これらを前記ケース1の上面
と略同一面を有するリンクカバー10で覆ったので、オ
ペレータの足や衣類は、ケース1及びカバー部材10の
上面に沿ってHSTペダル8の踏込部を通過することが
できるので、引っ掛かりが抑制される。
【0038】また、フロア7にペダルのアーム部を貫通
させる開口部を形成する必要が無いので、外観を損ねた
り、またこの開口部からの泥土の跳ね上げることによっ
て車上が汚れることを防止することができる。また、前
記リンク機構の全部またはこの一部をミッションケース
側面に構成することで、フロア下方のスペースを極力広
く取り得、例えば前記トラクタTの車体を畑作用に構成
するときには畝や作物等のと接触を防止し、前記トラク
タTの車体を芝刈機として構成するときにはフロア7を
極力低位置に設定してオペレータの乗降を容易にするこ
とができる。
【0039】次に前記HSTペダル8の改変について説
明する。前述したHSTペダル8は、前進踏込部8Fと
後進踏込部8Rとをロッド63により連結する構成とし
て、オペレータの足置きスペースを極力広くするよう図
られているが、同ペダル8をフロア面積の十分大きなト
ラクタに備える場合やオペレータの希望がある場合は、
図9乃至図10に示すように、前記ペダル8の踏込部を
拡張する構成となっている。ここでは、前記側面視
「く」の字状のプレート82の前端部と項端部を折り曲
げ加工し、この折曲部を前記前進踏込部8Fと後進踏込
部8Rに嵌め込んで固定する構成となっている。
【0040】これにより、前述の通り、フロア面積の十
分大きなトラクタに備える場合やオペレータの希望があ
る場合に安価な構成でペダルの形状を変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図。
【図2】アクスルハウジングの斜視図。
【図3】アクスルハウジングの平面図。
【図4】トラクタの伝動機構線図。
【図5】HSTポンプの正面図。
【図6】トラクタの油圧回路図。
【図7】HSTペダルの平面図。
【図8】HSTペダルの側面図。
【図9】HSTペダルの改変を示す平面図。
【図10】図9にけるラインX−Xの側断面図。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA01 AB04 AD02 AE19 AF07 3J067 AA11 AC07 AC42 BA02 DA03 DA72 GA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向にミッションケース(1)
    を配し、このミッションケース(1)内に、ポンプ
    (2)とモータ(3)を有するHSTとギヤ式伝動機構
    (4,5)を備える作業車両において、前記ミッション
    ケース(1)側方に前記HSTポンプ(2)のトラニオ
    ン軸(6)を突設し、このトラニオン軸(6)よりも下
    方にフロア(7)を配置すると共に、前記フロア(7)
    上で且つ前記ミッションケース(1)の上面と略同高さ
    に、前記トラニオン軸(6)を回転操作するHSTペダ
    ル(8)の踏込部(8F,8R)を配置したことを特徴
    とする作業車両のHSTペダル。
  2. 【請求項2】 車体前後方向にミッションケース(1)
    を配し、このミッションケース(1)内に、ポンプ
    (2)とモータ(3)を有するHSTとギヤ式伝動機構
    (4,5)を備える作業車両において、前記ミッション
    ケース(1)側方に前記HSTポンプ(2)のトラニオ
    ン軸(6)を突設し、このトラニオン軸(6)よりも下
    方にフロア(7)を配置すると共に、前記フロア(7)
    上で且つ前記ミッションケース(1)の上面と略同高さ
    に、前記トラニオン軸(6)を回転操作するHSTペダ
    ル(8)の踏込部(8F,8R)を配置し、更に前記H
    STペダル(8)とトラニオン軸(6)との間の機械式
    連動機構(9)を、前記ミッションケース(1)の上面
    と略同一面を有するカバー部材(10)で覆ったことを
    特徴とする作業車両のHSTペダル。
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