JP2002294092A - トリフェノジオキサジン化合物、その中間体、それら製造方法並びに二色性色素及び液晶組成物。 - Google Patents

トリフェノジオキサジン化合物、その中間体、それら製造方法並びに二色性色素及び液晶組成物。

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JP2002294092A
JP2002294092A JP2001095129A JP2001095129A JP2002294092A JP 2002294092 A JP2002294092 A JP 2002294092A JP 2001095129 A JP2001095129 A JP 2001095129A JP 2001095129 A JP2001095129 A JP 2001095129A JP 2002294092 A JP2002294092 A JP 2002294092A
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JP2001095129A
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Toru Ashida
徹 芦田
Toshihiko Tanaka
利彦 田中
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高二色比を有する新規な二色性色素およびこれ
に利用できる、トリフェノジオキサジン化合物、その中
間体、それらの製造方法及び液晶組成物を提供するこ
と。 【解決手段】式(2)で示されるトリフェノジオキサジン
化合物、その中間体、製造方法、二色性色素及び液晶組
成物。 【化1】 (Y1、Y2:式(3)又は式(4)の基、かつY1、Y2の少
なくとも1つは式(3)の基。 【化2】 (A:H等、i:1〜2、j:0〜2。J:−O−(CH
2)m−等、M:−(CH2)m−等、Q:−(CH2)n−C
3等。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子、光
デバイス、機能メガネ等の分野で有用な新規な二色性色
素、これに利用できるトリフェノジオキサジン化合物、
その中間体、それらの製造方法及び液晶組成物に関す
る。
【0002】
【従来技術】液晶性材料やある種の高分子フィルム等に
少量の二色性色素を添加あるいは染色した材料は、ゲス
トホスト(以後GHと称する)と称される液晶表示素子に
使用される他、偏光フィルムとしても使用される。この
GHは液晶表示素子の重要な形式の一つであり、特にカ
ラー液晶表示素子の光利用効率を高める方法として着目
されている。例えば、3原色各々のハルマイヤー型GH
セルを積層したGH型液晶表示素子、2色のハルマイヤ
ー型GHセルの間に偏光板を挿入して積層したGH型液
晶表示素子、3原色各々のGH液晶を2層型又は3層型
セルで積層したGH型液晶表示素子等の各種GH型液晶
表示素子が注目されている。近年は、特に省エネルギー
又は携帯機器に於ける電池駆動時間の確保の点から反射
型の液晶表示素子が着目されている。反射型の液晶表示
素子は、バックライト等の補助光源がないため、光利用
効率の高いこれらGH型液晶表示素子の利用が有望視さ
れている。一方、偏光フィルムは多くの液晶表示素子に
使用されており、二色性色素を使用した偏光フィルムは
耐久性に優れ、屋外や車内での使用に適している。
【0003】二色性材料として使用される二色性色素と
しては、アゾ色素、アントラキノン色素、キノフタロン
色素等であって、高二色比を有する優れた材料が開発さ
れてきた。これらの材料は多くの液晶性材料中で高二色
比を示す(アレキサンダー・ヴィ・イバシュチェンコ(Ale
Xander V.Ivashchenko)著、ダイクロイックダイズ・フ
ォア・リキッドクリスタル・ディスプレイズ(Dichroic D
yes for Liquid CrystalDisplays),p165-337,(CRC Pres
s),1994)。一般的にGHでも偏光フィルムでも二色性材
料の二色性の大きさは、一般的に高ければ高いほど液晶
表示素子等のデバイスの性能はよくなる。例えば、GH
を用いた液晶表示素子のコントラストは二色性の大きさ
(二色比)に大きく依存する。
【0004】トリフェノジオキサジン色素は、元来顔料
の一種として開発されたが、光吸収の波長幅が狭く鮮明
な色調を示すことが一般に知られている。しかし、従来
のトリフェノジオキサジン骨格を有する二色性色素の液
晶中での二色比は、アゾ色素又はアントラキノン色素と
比較してやや低く6〜7程度であり(アレキサンダー・ヴ
ィ・イバシュチェンコ(AleXander V.Ivashchenko)著、
ダイクロイックダイズ・フォア・リキッドクリスタル・デ
ィスプレイズ(Dichroic Dyes for Liquid Crystal Disp
lays),p173,(CRC Press),1994)、異方性媒質中でより高
二色比を有するトリフェノジオキサジン色素およびそれ
らを用いた二色性材料の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高二
色比を有する新規な二色性色素およびこれに利用でき
る、トリフェノジオキサジン化合物、その中間体、それ
らの製造方法及び液晶組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、特定のトリフェノジ
オキサジン化合物が、液晶等の異方性媒質中でより高い
二色比を示すことを見出し、本発明を完成した。また、
本発明のトリフェノジオキサジン化合物を提供する上で
必要な中間体を、工業的に有利に製造する方法を見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明によれば、式(1)で表されるトリフ
ェノジオキサジン化合物を含有することを特徴とする二
色性色素が提供される。
【化10】 (式(1)中、環A中の水素は置換されていてもよいベン
ゼン環を示し、6位および13位は水素以外の置換基で
置換されない。)
【0008】また本発明によれば、式(2)で示されるト
リフェノジオキサジン化合物が提供される。
【化11】 (式(2)中、Y1及びY2は、それぞれ独立に式(3)又は
式(4)で示される基を表し、かつY1及びY2の少なくと
も1つは式(3)で示される基である。
【化12】 (式(3)中、Aは水素原子又は炭素数1〜12のアルキ
ル基若しくはアルコキシ基を表す。式(4)中、iは1〜
2の整数、jは0〜2の整数を表す。Jは下記式で示さ
れる基からなる群(I)より選択される基を表す。
【化13】 (ここで、mは1〜12の整数を表し、(a)端はM、J又
はQに結合し、(b)端はJに結合するか又はトリフェノ
ジオキサジン骨格に結合するY1またはY2の末端とな
る。)
【0009】Mは下記式で示される基からなる群(II)よ
り選択される基を表す。
【化14】 (ここで、mは1〜12の整数を表す。)Qは下記式で示
される基からなる群(III)より選択される基を表す。
【化15】 (ここで、nは1〜12の整数を表し、q、r及びsは
それぞれ独立に1〜8の整数を表す。))
【0010】更に本発明によれば、トリフェノジオキサ
ジン化合物が、式(2)で示される化合物であることを特
徴とする前記二色性色素が提供される。更にまた本発明
によれば、式(5)で示されるジアニリド化合物と、式
(6)で示される酸塩化物あるいは式(7)で示される酸臭
化物とを反応させ、該ジアニリド化合物を閉環させ、該
ジアニリド化合物中のZ1及びZ2のうち、少なくとも1
つの水酸基又はメトキシ基を該酸塩化物あるいは該酸臭
化物でエステル化することを特徴とする上記式(2)で示
されるトリフェノジオキサジン化合物の製造方法が提供
される。
【化16】 (式(5)中、Z1及びZ2はそれぞれ独立に、水酸基、メ
トキシ基又は請求項2中の式(4)で表される構造から選
ばれる基であって、Z1及びZ2の少なくとも1つは水酸
基又はメトキシ基を表す。
【化17】 (式(6)又は式(7)中、Xは水素原子又は炭素数1〜1
2のアルキル基若しくはアルコキシ基を表す。)
【0011】また本発明によれば、式(5)で示されるジ
アニリド化合物が提供される。更に本発明によれば、
1,4−ベンゾキノンと、式(8)で示されるアニリン誘
導体とを反応させることを特徴とする式(5)で示される
ジアニリド化合物の製造方法が提供される。
【化18】 (式(8)中、Z1及びZ2は式(5)中の基と同様な基を示
す。) 更にまた本発明によれば、式(2)で示される二色性色素
の少なくとも一種と、液晶性物質とを含む液晶組成物が
提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の二色性色素は、上記式(1)で示される色
素分子のトリフェノジオキサジン化合物を含む。この二
色性色素を用いて液晶組成物を調製するには、異方性媒
質、例えば、ネマチック液晶、スメクチック液晶、ディ
スコチック液晶等の各種の液晶材料や、配向した高分子
材料等に混合することにより得ることができる。異方性
媒質の種類や組合せは、目的に応じて適宜選択すること
ができる。色素分子の含有量は、用いる異方性媒質中で
均一に分散あるいは溶解する範囲から適宜選択すること
ができるが、一般には10質量%以下の濃度で使用する
ことが好ましい。色素分子としての式(1)で示される化
合物は、トリフェノジオキサジン環の6位及び13位が
水素であり、環A中の水素は置換されていても良いトリ
フェノジオキサジン化合物であれば良く、得られる二色
性や、異方性媒質への混合が容易であるという点で、後
述する式(2)で示されるトリフェノジオキサジン化合物
の使用が好ましい。
【0013】本発明のトリフェノジオキサジン化合物
は、上記式(2)で示される化合物である。式(2)中、Y
1及びY2は、上記式(3)又は式(4)で示される基を示
し、Y1及びY2のうちの少なくとも1つは、式(3)で表
される構造のエステル基である。このような本発明のト
リフェノジオキサジン化合物は、液晶組成物中に配合す
ることにより良好な二色比を示す。
【0014】式(3)におけるAは、水素原子又は炭素数
1〜12のアルキル基若しくはアルコキシ基を表す。A
としては、例えばC49(n)、C(CH3)3、CH(CH3)
2等が挙げられる。式(4)中、iは1〜2の整数、jは
0〜2の整数を表す。Jは上記群(I)に列挙した基から
選択され、Mは上記群(II)に列挙した基から選択され
る。これらの基は、例えば、二色性材料とする際に使用
する異方性媒質の種類、該媒質への必要な溶解度等に応
じて群(I)若しくは群(II)から適宜選択することができ
る。一般的には容易に合成するために、Jは(b)端(トリ
フェノジオキサジン環と結合する部分)に酸素原子を有
する基が好ましく、(b)端に酸素を有するアルコキシ基
が特に好ましい。また(a)端はM、J又はQに結合し、
(b)端はJに結合するか又はトリフェノジオキサジン骨
格に結合するY1またはY2の末端となる。式(4)におけ
るQは上記群(III)に列挙した基から選択される。これ
らの基も同様に例えば、二色性材料とする際に使用する
異方性媒質の種類、該媒質への必要な溶解度等に応じて
群(I)若しくは群(II)から適宜選択することができる。
一般的には容易に合成するために、アルキル基又はアル
コキシ基が好ましい。また、nは1〜12の整数を表
し、q、r及びsはそれぞれ独立に1〜8の整数を示
す。
【0015】本発明のトリフェノジオキサジン化合物と
しては、以下に示す構造の化合物が例示できる。
【化19】
【0016】本発明のトリフェノジオキサジン化合物
は、公知の方法を組み合わせることによっても製造でき
るが、比較的簡便な方法としては、以下に示す本発明の
製造方法により得ることができる。本発明の製造方法で
は、上記式(5)で示されるジアニリド化合物と、上記式
(6)で示される酸塩化物あるいは式(7)で示される酸臭
化物とを反応させ、該ジアニリド化合物を閉環させ、該
ジアニリド化合物の少なくとも1箇所の水酸基又はメト
キシ基を該酸塩化物あるいは該酸臭化物でエステル化す
る工程を含む。
【0017】本発明の製造方法に用いる式(5)で示され
るジアニリド化合物において、Z1及びZ2はそれぞれ独
立に、水酸基、メトキシ基又は上記式(4)で表される構
造から選ばれる基を示し、Z1及びZ2のいずれか一方は
水酸基又はメトキシ基である。特にZ2が水酸基又はメ
トキシ基であることが好ましい。式(5)で示されるジア
ニリド化合物としては、例えば、下記構造式で示される
化合物等を挙げることができるが、これらに限定されな
い。
【0018】
【化20】
【0019】式(5)で示されるジアニリド化合物は、式
(8)で示されるアニリン誘導体と、2,5−ジクロロ−
1,4−ベンゾキノン等の1,4−ベンゾキノンとを反応
させることにより製造することができる。式(8)で示さ
れるアニリン誘導体と、1,4−ベンゾキノンとの反応
条件は任意であるが、反応温度は0〜100℃の間で行
うことが好ましい。反応の際、必要に応じて、酢酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム等を加えてもよい。上記反応
は、必要に応じ反応媒体を用いることもできる。反応媒
体としては、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等のアルコール類;トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類;アセトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン類;その他として、クロロホルム、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルフォキシド等が挙げられる。反応媒
体は1種類でもよく、2種以上の混合物を用いてもよ
い。式(8)で示されるアニリン誘導体は、公知の方法に
準じて、例えば、対応する芳香族ニトロ化合物を、接触
還元、水硫化ソーダ還元等の慣用の還元剤で処理する方
法等で製造することができる。
【0020】本発明の製造方法に用いる、上記式(6)で
示される酸塩化物あるいは式(7)で示される酸臭化物に
おいて、Xは水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基
若しくはアルコキシ基を表す。これらの基は目的とする
トリフェノジオキサジン化合物に応じて適宜選択でき
る。式(6)で示される酸塩化物としては、例えば、ベン
ゾイルクロライド、4−ブチルベンゾイルクロライド、
4−メトキシベンゾイルクロライド、4−ブトキシベン
ゾイルクロライド等が挙げられる。式(7)で示される酸
臭化物としては、例えば、ベンゾイルブロマイド、4−
ブチルベンゾイルブロマイド、4−メトキシベンゾイル
ブロマイド、4−ブトキシベンゾイルブロマイド等が挙
げられる。
【0021】本発明の製造方法において、式(5)で示さ
れるジアニリド化合物と、式(6)で示される酸塩化物あ
るいは式(7)で示される酸臭化物とを反応させるには、
例えば、該ジアニリド化合物と該酸塩化物あるいは該酸
臭化物とを溶媒中で加熱することにより、ジアニリド化
合物を閉環し、ジアニリド化合物における水酸基又はメ
トキシ基の少なくとも1箇所を該酸塩化物あるいは該酸
臭化物によりエステル化することによって行なうことが
できる。この時、水酸基はほぼ完全に該酸塩化物あるい
は該酸臭化物によってエステル化される。一方、メトキ
シ基は反応条件によってエステル化される箇所とされな
い箇所が若干異なるので、適宜酸塩化物あるいは酸臭化
物の濃度、温度などを調整して所望数のエステル置換体
の収率を調整することができる。上記反応に際して、式
(5)で示されるジアニリド化合物と、式(6)で示される
酸塩化物あるいは式(7)で示される酸臭化物との仕込み
割合は、所望のエステル置換体の数等に応じて適宜選択
できる。通常、ジアニリド化合物のモル数以上の酸塩化
物あるいは酸臭化物のモル数を使用することが好まし
く、ジアニリド化合物のモル数の2倍以上の酸塩化物あ
るいは酸臭化物のモル数を使用することが特に好まし
い。反応温度は、通常、100〜180℃の範囲であ
り、130〜180℃の範囲が好ましい。
【0022】上記反応に際しては、溶媒を使用すること
ができる。溶媒としては、例えば、ニトロベンゼン、オ
ルトジクロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルフォキシド等の極性有機溶媒が挙げられる。この
中ではニトロベンゼン又はオルトジクロロベンゼンが好
ましく、ニトロベンゼンが特に好ましい。
【0023】本発明の液晶組成物は、少なくとも上記本
発明のトリフェノジオキサジン化合物からなる二色性色
素と、液晶性物質とを含有する。本発明の液晶組成物に
用いる液晶性物質の種類と量は、目的とする液晶相に応
じて適宜選択できる。液晶相の種類としては、ネマチッ
ク相、コレステリック相、スメクティック相、ディスコ
ティック相等の公知の相が挙げられる。液晶組成物をG
Hに使用する場合には、ネマチック相、コレステリック
相、スメクティック相となる液晶性物質の使用が好まし
く、コレステリック相、ネマチック相となる液晶性物質
の使用が特に好ましい。一般的に、液晶性物質の種類に
応じて液晶相の種類がほぼ決まるが、少量の添加物によ
り相が変化する場合もある。このような例としては少量
の旋光性物質によってコレステリック相が現れる場合が
挙げられる。また、本発明の液晶組成物の誘電率異方性
は正でも負でもよく、目的の液晶表示素子の形式にあわ
せて選択することができる。
【0024】本発明の液晶組成物において、安定な液晶
相を広い温度範囲で発現させるために、液晶性物質の含
有割合は、組成物全量に対して、通常80質量%以上が
好ましく、90質量%以上がさらに好ましく、95質量
%以上が特に好ましい。また液晶性物質は、単一の化合
物でも複数の化合物の混合物でも使用できるが、安定な
液晶相を広い温度範囲で発現させるために、一般に複数
の化合物を混合して使用することが好ましい。液晶性物
質としては、「液晶デバイスハンドブック;日本学術振
興会第142委員会編(1989);p152-192、p715-722」に記載
されるようなネマティック相あるいはスメクティック相
を示すビフェニル系、フェニルシクロヘキサン系、フェ
ニルピリミジン系、シクロヘキシルシクロヘキサン系等
の各種化合物又は混合物が使用できる。好ましくは下記
構造の化合物又はこれらの混合物等が挙げられる。
【0025】
【化21】
【0026】上記各構造式中のフェニル基は、1〜4個
のフッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子又はシアノ基
でさらに置換されていても良い。V及びWは、それぞ
れ、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル
基、アルキルフェニル基、アルコキシアルキルフェニル
基、アルコキシフェニル基、アルキルシクロヘキシル
基、アルコキシアルキルシクロヘキシル基、アルキルシ
クロヘキシルフェニル基、シアノフェニル基、シアノ
基、ハロゲン原子、フルオロメチル基、フルオロメトキ
シ基、アルキルフェニルアルキル基、アルコキシフェニ
ルアルキル基、アルキルシクロヘキシルアルキル基、ア
ルコキシアルコキシヘキシルアルキル基、アルコキシフ
ェニルアルキル基又はアルキルシクロヘキシルフェニル
アルキル基を表し、これらのアルキル鎖およびアルコキ
シ鎖中に光学活性中心を有していても良い。また、V及
びW中のフェニル基又はフェノキシ基は、フッ素原子、
塩素原子等のハロゲン原子又はシアノ基でさらに置換さ
れていても良い。Uは水素原子、ハロゲン原子又はシア
ノ基を表す。液晶性物質は上記化合物に限定されない。
例えば、薄膜トランジスタ方式液晶ディスプレイ(TF
T・LCD)に好ましいとされる、フッ素原子又は−C
3、−OCF3等のフッ素含有基を置換基として有す
る、フッ素含有液晶性物質等を用いることもできる。
【0027】本発明の液晶組成物に用いる、二色性色素
としてのトリフェノジオキサジン化合物は、上記式(1)
や(2)で示される化合物であるが、その純度は色素の種
類、合成方法により若干異なる。その純度は、通常、9
0〜100質量%の範囲が使用でき、好ましくは98〜
100質量%の範囲が、さらに好ましくは99〜100
質量%の範囲が、特に好ましく99.5〜100質量%
の範囲が使用される。本発明の液晶組成物に用いる二色
性色素としてのトリフェノジオキサジン化合物の配合割
合は、特に限定されず、トリフェノジオキサジン化合物
の種類、得られる液晶相の種類等に応じて適宜選択する
ことができる。通常、組成物全量に対して、0.01〜
10質量%、好ましくは0.01〜5質量%である。本
発明の液晶組成物には、二色性色素としての上記トリフ
ェノジオキサジン化合物及び液晶性物質以外に他の成分
も目的に応じて添加することができる。他の成分として
は、例えば、旋光性物質、安定化剤等が挙げられる。他
の成分を混合する場合、液晶相を阻害しないようにその
添加量を適宜抑制する必要がある。
【0028】本発明の液晶組成物を調製するには、二色
性色素としての上記トリフェノジオキサジン化合物、液
晶性物質等を混合することにより得られる。混合は公知
の方法が用いられる。例えば、液晶性物質を加熱して等
方性液体に融解し、これに二色性色素としてのトリフェ
ノジオキサジン化合物を混合して溶解する方法等が挙げ
られる。本発明のトリフェノジオキサジン化合物を含有
する液晶組成物は、二色比が高くかつ吸収の波長幅(吸
収半値幅)が狭いため、これを使用した液晶表示素子は
鮮明で多彩な色調を表示でき工業的価値が大きい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。例
中の二色比は、調製したトリフェノジオキサジン化合物
を含む液晶組成物(1a)と、トリフェノジオキサジン化
合物を含まない同様の液晶組成物(1b)とを、以下に示
す方法により作製した測定セルにそれぞれ注入し、これ
ら測定セルの偏光吸収スペクトルを測定することによっ
て求めた。具体的には、特定の波長(300〜800n
m)において、測定セルのラビング方向と同一方向に偏
光した光の吸光度(a1)と、測定セルのラビング方向に
垂直な方向に偏光した光の吸光度(a2)とをそれぞれ測
定し、組成物(1a)及び(1b)の各ピーク吸光度の差を
トリフェノジオキサジン化合物そのものの吸収度とし
て、(a1)の差を(A1)及び(a2)の差を(A2)とし次式に
より求めた。 二色比=(A1)/(A2) <測定セルの作製>まず、2枚の各石英製基板の片面
に、ポリイミド配向膜材料(日立化成製、商品名「LX
1400」)を約20nmの厚さで塗布し加熱を行った
後、それぞれ一方向に布でラビング処理した。次いで、
この石英製基板2枚を、ラビング方向が互いに同一方向
となるように、且つ配向膜面を内側にして対向させ、2
枚の石英製基板の間隔が17〜24μmとなるように、
周辺部にスペーサを含む接着剤を塗布し硬化させること
によって貼合わせ、測定セルを作製した。
【0030】実施例1 <ジアニリド化合物の合成>式(9)で示されるアニリン
誘導体3.1gおよび1,4−ベンゾキノン0.5gを、
エタノール50ml中に加え7時間還流させた。反応後
冷却し、反応マスを濾過した。その後、水洗して乾燥さ
せた後、シリカゲルカラムにて目的とする式(10)で示
されるジアニリド化合物0.7gを得た。得られた化合
物は質量分析(FDMS)および1H−NMRで確認した。1
−NMRの測定結果は以下のとおりであった。 0.9ppm(6H,t.−CH3)、1.2〜1.9ppm(40H,m.−
CH2−)、3.9ppm(6H,s.−OCH3)、4.0ppm(4H,
m.−OCH2−)、5.9ppm(2H,s.ベンゾキノン環)、
6.7〜6.9ppm(6H,m.ベンゼン環)、8.0ppm(2H,s.
-NH-)
【0031】
【化22】
【0032】<トリフェノジオキサジン化合物の合成>
式(10)で示されるジアニリド化合物100mgおよび
4−t−ブチルベンゾイルクロライド1.0gをニトロ
ベンゼン中20mlに加え、140℃にて7時間保温し
た。冷後、生じた沈殿物を濾取し、メタノールで洗浄し
た。洗浄後、沈殿物を乾燥させ、薄層クロマトグラフィ
ーにて精製を繰り返し、目的とする式(11)で表される
トリフェノジオキサジン化合物を得た。得られた化合物
の構造は質量分析(FDMS)および1H−NMRで確認し
た。1H−NMRの測定結果は以下のとおりであった。 0.9ppm(2H,t.−CH3)、1.1〜1.2ppm(40H,br.
−CH2−)、1.7ppm(4H,m.−CH2−)、4.0ppm(4
H,m.−CH2−)、1.4ppm(18H,s.-C49(t))、7.
5ppm(4H,d.ベンゼン環)、8.1ppm(4H,d.ベンゼン
環)、7.1ppm(2H,s.トリフェノジオキサジン環)、7.
3ppm(2H,s.トリフェノジオキサジン環)、6.5ppm(2
H,s.トリフェノジオキサジン環)
【0033】
【化23】
【0034】<二色比の評価>得られたトリフェノジオ
キサジン化合物を、液晶組成物E7(メルク社製)に0.
1質量%混合した液晶組成物と、液晶組成物E7とを、
それぞれ測定セルに注入し、吸光度、二色比を測定し
た。同様の実験を液晶組成物E7(メルク社製)の代わり
に液晶組成物E9(メルク社製)を使用して行なった。そ
れぞれの結果を表1に示す。
【0035】実施例2 <ジアニリド化合物の合成>式(12)で示されるアニリ
ン誘導体4.3gおよび1,4−ベンゾキノン0.5g
を、エタノール50ml中に加え7時間還流させた。反
応後冷却し、反応マスを濾過した。その後、水洗して乾
燥させた後、シリカゲルカラムにて目的とする式(13)
で示されるジアニリド化合物0.8gを得た。得られた
化合物の構造はFDMSにて確認した。
【化24】
【0036】<トリフェノジオキサジン化合物の合成>
式(13)で示されるジアニリド化合物100mgおよび
4−n−ブチルベンゾイルクロライド1.0gをニトロ
ベンゼン20ml中に加え、140℃にて7時間保温し
た。冷後、生じた沈殿物を濾取し、メタノールで洗浄し
た。洗浄後、沈殿物を乾燥させ、薄層クロマトグラフィ
ーにて精製を繰り返し、目的とする式(14)で示される
トリフェノジオキサジン化合物を得た。得られた化合物
の構造はFDMSにて確認した。
【化25】 <二色比の評価>得られたトリフェノジオキサジン色素
を液晶組成物E7(メルク社製)に0.1%混合した。こ
れを測定セルに注入し、実施例1と同様に各測定を行な
った。また液晶組成物E9(メルク社製)でも同様に測定
を行った。結果を表1に示す。
【0037】実施例3 <トリフェノジオキサジン化合物の合成>実施例1にお
いて4−t−ブチルベンゾイルクロライドの代わりに、
4−n−ブチルベンゾイルクロライドを用いる他は、実
施例1と同様の実験を行い、式(15)で示されるトリフ
ェノジオキサジン化合物を得た。得られた化合物の構造
はFDMSにて確認した。
【化26】 <二色比の評価>得られたトリフェノジオキサジン色素
を液晶組成物E7(メルク社製)に0.1%混合した。こ
れを測定セルに注入し、実施例1と同様に各測定を行な
った。また液晶組成物E9(メルク社製)でも同様に測定
を行った。結果を表1に示す。
【0038】比較例1 <ジアニリド化合物の合成>式(9)で示されるアニリン
体6.6g、クロラニル2.5g及び酢酸ナトリウム1.
8gを、エタノール50ml中に加え5時間還流させ
た。反応後、冷却し、反応マスを濾過した。その後水洗
して乾燥させ、式(16)で示されるジアニリド化合物
7.8gを得た。
【化27】
【0039】<トリフェノジオキサジン化合物の合成>
得られた式(16)で示されるジアニリド化合物100m
g及び4−t−ブチルベンゾイルクロライド1.0g
を、ニトロベンゼン20ml中に加え、160℃〜17
0℃で4時間保温した。冷後生じた沈殿物を濾取した。
この沈殿物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製を繰り返し、式(17)で示されるトリフェノジオキ
サジン化合物を得た。得られた化合物の構造はFDMS
にて確認した。
【化28】 <二色比の評価>得られた式(17)で示されるトリフェ
ノジオキサジン色素を液晶組成物E7(メルク社製)に
0.1%混合した。これを測定セルに注入し、実施例1
と同様に各測定を行なった。また液晶組成物E9(メル
ク社製)でも同様に測定を行った。結果を表1に示す。
【0040】比較例2 <ジアニリド化合物の合成>式(12)で示されるアニリ
ン誘導体1.7g、クロラニル0.5g及び酢酸ナトリウ
ム320mgを、エタノール20ml中に加え5時間還
流させた。反応後、冷却し、反応マスを濾過した。その
後水洗して乾燥させ、式(18)で示されるジアニリド化
合物1.8gを得た。得られた化合物の構造はFDMS
にて確認した。
【化29】
【0041】<トリフェノジオキサジン化合物の合成>
得られた式(18)で示されるジアニリド化合物100m
g及び4−n−ブチルベンゾイルクロライド1.0g
を、ニトロベンゼン20ml中に加え、160℃〜17
0℃で4時間保温した。冷後生じた沈殿物を濾取した。
この沈殿物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製を繰り返し、式(19)で示されるトリフェノジオキ
サジン化合物を得た。得られた化合物の構造はFDMS
にて確認した。
【化30】 <二色比の評価>得られた式(19)で示されるトリフェ
ノジオキサジン色素を液晶組成物E7(メルク社製)に
0.1%混合した。これを測定セルに注入し、実施例1
と同様に各測定を行なった。また液晶組成物E9(メル
ク社製)でも同様に測定を行った。結果を表1に示す。
【0042】比較例3 <トリフェノジオキサジン化合物の合成>比較例1にお
いて4−t−ブチルベンゾイルクロライドの代わりに、
4−n−ブチルベンゾイルクロライドを用いる他は、比
較例1と同様の実験を行い、式(20)で示されるトリフ
ェノジオキサジン化合物を得た。
【化31】 <二色比の評価>得られた式(20)で示されるトリフェ
ノジオキサジン色素を液晶組成物E7(メルク社製)に
0.1%混合した。これを測定セルに注入し、実施例1
と同様に各測定を行なった。また液晶組成物E9(メル
ク社製)でも同様に測定を行った。結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明のトリフェノジオキサジン化合物
は、高二色比を有する新規な二色性色素として有用であ
り、その中間体は、このトリフェノジオキサジン化合物
の製造に有用であり、本発明のトリフェノジオキサジン
化合物の製造法においては、該中間体を用いるので、少
ない工程で目的物を得ることができる。本発明の液状組
成物は、上記二色比が高くかつ吸収の波長幅(吸収半値
幅)が狭い二色性色素としてのトリフェノジオキサジン
化合物を含有するので、これを使用した液晶表示素子は
鮮明で多彩な色調を表示できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA24 BA26 BC09 BC22 4C072 AA01 AA07 BB02 BB08 CC02 CC12 EE07 FF11 GG07 HH02 UU04 UU05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表されるトリフェノジオキサジ
    ン化合物を含有する二色性色素。 【化1】 (式(1)中、環A中の水素は置換されていてもよいベン
    ゼン環を示し、6位および13位は置換基で置換されな
    い。)
  2. 【請求項2】 式(2)で示されるトリフェノジオキサジ
    ン化合物。 【化2】 (式(2)中、Y1及びY2は、それぞれ独立に式(3)又は
    式(4)で示される基を表し、かつY1及びY2の少なくと
    も1つは式(3)で示される基である。 【化3】 (式(3)中、Aは水素原子又は炭素数1〜12のアルキ
    ル基若しくはアルコキシ基を表す。式(4)中、iは1〜
    2の整数、jは0〜2の整数を表す。Jは下記式で示さ
    れる基からなる群(I)より選択される基を表す。 【化4】 (ここで、mは1〜12の整数を表し、(a)端はM、J又
    はQに結合し、(b)端はJに結合するか又はトリフェノ
    ジオキサジン骨格に結合するY1またはY2の末端とな
    る。)Mは下記式で示される基からなる群(II)より選択
    される基を表す。 【化5】 (ここで、mは1〜12の整数を表す。)Qは下記式で示
    される基からなる群(III)より選択される基を表す。 【化6】 (ここで、nは1〜12の整数を表し、q、r及びsは
    それぞれ独立に1〜8の整数を表す。))
  3. 【請求項3】 トリフェノジオキサジン化合物が、式
    (2)で示される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の二色性色素。
  4. 【請求項4】 式(5)で示されるジアニリド化合物と、
    式(6)で示される酸塩化物あるいは式(7)で示される酸
    臭化物とを反応させ、該ジアニリド化合物を閉環させ、
    該ジアニリド化合物中のZ1及びZ2のうち、少なくとも
    1つの水酸基又はメトキシ基を該酸塩化物あるいは該酸
    臭化物でエステル化することを特徴とする請求項2記載
    のトリフェノジオキサジン化合物の製造方法。 【化7】 (式(5)中、Z1及びZ2はそれぞれ独立に、水酸基、メ
    トキシ基又は請求項2中の式(4)で表される構造から選
    ばれる基であって、Z1及びZ2の少なくとも1つは水酸
    基又はメトキシ基を表す。 【化8】 (式(6)又は式(7)中、Xは水素原子又は炭素数1〜1
    2のアルキル基若しくはアルコキシ基を表す。)
  5. 【請求項5】 式(5)で示されるジアニリド化合物。
  6. 【請求項6】 1,4−ベンゾキノンと式(8)で示され
    るアニリン誘導体とを反応させることを特徴とする請求
    項5記載の式(5)で示されるジアニリド化合物の製造方
    法。 【化9】 (式(8)中、Z1及びZ2は式(5)中の基と同様な基を示
    す。)
  7. 【請求項7】 式(2)で示される二色性色素の少なくと
    も一種と、液晶性物質とを含む液晶組成物。
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WO2006095622A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Mitsubishi Chemical Corporation 異方性色素膜用組成物、異方性色素膜及び偏光素子

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