JP2002293704A - 殺菌消毒剤組成物、毛髪用洗浄剤組成物及び食器用洗浄剤組成物 - Google Patents

殺菌消毒剤組成物、毛髪用洗浄剤組成物及び食器用洗浄剤組成物

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JP2002293704A
JP2002293704A JP2001100860A JP2001100860A JP2002293704A JP 2002293704 A JP2002293704 A JP 2002293704A JP 2001100860 A JP2001100860 A JP 2001100860A JP 2001100860 A JP2001100860 A JP 2001100860A JP 2002293704 A JP2002293704 A JP 2002293704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌消毒剤などによる皮膚障害に対して有効
な保護作用を示す肌荒れ防止用添加物を含んでなる殺菌
消毒剤組成物などを提供すること。 【解決手段】 殺菌消毒剤と、タンニン酸、下記一般式
(I)、(II)、(III)で表される没食子酸及び没食子
酸誘導体、並びに下記一般式(IV)で表されるエラグ
酸及びエラグ酸誘導体からなる群から選ばれる、経表皮
性水分喪失(TEWL)を抑制する少なくとも1種の肌
荒れ防止用添加物と、を含有することを特徴とする殺菌
消毒剤組成物。 【化1】 (R、R、Rは水素原子、炭化水素基など、Gは
ガロイル基、p、q、rは1〜4の整数を表す。) 【化2】 (R、R、R、Rは水素原子、炭化水素基など
を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌荒れ防止用添加
物を含んでなる殺菌消毒剤組成物、毛髪用洗浄剤組成物
及び食器用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】殺菌消毒剤、毛髪用洗浄剤、食器用洗浄
剤などは、水やアルコールで希釈した状態あるいはその
ままの状態で、手指、顔、頭などの皮膚に適用されてい
る。これらの殺菌消毒剤、毛髪用洗浄剤や食器用洗浄剤
には、皮膚や粘膜に対する脱脂作用、タンパク変性作
用、経皮吸収作用などがあり、それらの結果として皮膚
刺激、皮膚炎、皮膚感作、アレルギー反応などの皮膚障
害が誘発されることがあることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する課題に鑑みてなされたものであり、このよう
な殺菌消毒剤、毛髪用洗浄剤や食器用洗浄剤による肌荒
れ等の皮膚障害に対して有効な保護作用を示す肌荒れ防
止用添加物を含んでなる殺菌消毒剤組成物、毛髪用洗浄
剤組成物及び食器用洗浄剤組成物を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、殺菌消毒剤や界面
活性剤などによる皮膚障害の客観的な評価方法として経
表皮性水分喪失(Trans epidermal water loss、以下
「TEWL」と略す。)値の変化量を測定することによ
り被検物質の皮膚保護性を評価する方法を確立し(特許
第3051119号)、そしてこの評価方法を用いて多
種類の植物抽出物、同抽出物中の化合物並びにそれらの
化合物の化学的に修飾された誘導体をスクリーニングし
た結果、経表皮性水分喪失(TEWL)を抑制して皮膚
の水分含有量保持に有効であり、前記皮膚障害に対して
有意な保護作用を示す肌荒れ防止用添加物を見出すこと
に成功し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の殺菌消毒剤組成物は、
(1)殺菌消毒剤と、(2)タンニン酸、下記一般
式(I)、(II)、(III):
【0006】
【化7】
【0007】(式(I)、(II)、(III)中、R、R
、Rはそれぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭
化水素基、炭素数2〜22の不飽和炭化水素基、単糖の
残基、2〜7糖のオリゴ糖の残基、及び多価アルコール
残基からなる群から選ばれるいずれかを表し、Gはガロ
イル基を表し、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表
す。)で表される没食子酸及び没食子酸誘導体、並びに
下記一般式(IV):
【0008】
【化8】
【0009】(式(IV)中、R、R、R、R
はそれぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素
基、炭素数2〜22の不飽和炭化水素基、及び一般式:
−(AO)n−Hで表される基[Aは炭素数2〜3のア
ルキレン基を表し、nは1〜20の整数を表す]からな
る群から選ばれるいずれかを表す。)で表されるエラグ
酸及びエラグ酸誘導体からなる群から選ばれる、経表皮
性水分喪失(TEWL)を抑制する少なくとも1種の肌
荒れ防止用添加物と、を含有することを特徴とするもの
である。
【0010】また、本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、
(1)毛髪用洗浄剤と、(2)タンニン酸、上記一
般式(I)、(II)、(III)で表される没食子酸及び没
食子酸誘導体、並びに上記一般式(IV)で表される
エラグ酸及びエラグ酸誘導体からなる群から選ばれる、
経表皮性水分喪失(TEWL)を抑制する少なくとも1
種の肌荒れ防止用添加物と、を含有することを特徴とす
るものである。
【0011】さらに、本発明の食器用洗浄剤組成物は、
(1)食器用洗浄剤と、(2)タンニン酸、上記一
般式(I)、(II)、(III)で表される没食子酸及び没
食子酸誘導体、並びに上記一般式(IV)で表される
エラグ酸及びエラグ酸誘導体からなる群から選ばれる、
経表皮性水分喪失(TEWL)を抑制する少なくとも1
種の肌荒れ防止用添加物と、を含有することを特徴とす
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に即して詳細に説明する。
【0013】先ず、本発明の殺菌消毒剤組成物、毛髪用
洗浄剤組成物及び食器用洗浄剤組成物に使用される肌荒
れ防止用添加物について説明する。本発明にかかる肌荒
れ防止用添加物は、 タンニン酸、 下記一般式(I)、(II)、(III):
【0014】
【化9】
【0015】(式(I)、(II)、(III)中、R、R
、Rはそれぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭
化水素基、炭素数2〜22の不飽和炭化水素基、単糖の
残基、2〜7糖のオリゴ糖の残基、及び多価アルコール
残基からなる群から選ばれるいずれかを表し、Gはガロ
イル基を表し、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表
す。)で表される没食子酸及び没食子酸誘導体、 下記一般式(IV):
【0016】
【化10】
【0017】(式(IV)中、R、R、R、R
はそれぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素
基、炭素数2〜22の不飽和炭化水素基、及び一般式:
−(AO)n−Hで表される基[Aは炭素数2〜3のア
ルキレン基を表し、nは1〜20の整数を表す]からな
る群から選ばれるいずれかを表す。)で表されるエラグ
酸及びエラグ酸誘導体、からなる群から選ばれるもので
ある。
【0018】本発明にかかるタンニン酸は、第六改正
日本薬局方収載の医薬品であり、ガロタンニン、ガロタ
ンニン酸などとも言われており、ブナ科の樹皮、ウルシ
科の葉、カリロクの実などに存在する多数のフェノール
性ヒドロキシル基を有する芳香族化合物(五倍子タンニ
ン、没食子タンニンなど)の総称である。
【0019】本発明にかかる前記一般式(I)、(I
I)、(III)で表される没食子酸又は没食子酸誘導体に
おいて、R、R、Rはそれぞれ水素原子、炭素数
1〜22の飽和炭化水素基、炭素数2〜22の不飽和炭
化水素基、単糖の残基、2〜7糖のオリゴ糖の残基、又
は多価アルコール残基を表し、Gはガロイル基を表し、
p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表す。
【0020】このような炭素数1〜22の飽和炭化水素
基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
ラウリル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基、
ベヘニル基などが挙げられ、炭素数2〜22の不飽和炭
化水素基としては、例えば、ビニル基、アリル基、イソ
プロペニル基、オレイル基、リシノレイル基、リノイル
基、リノレイル基などが挙げられる。R、R、R
がそれぞれ炭素数1〜22の飽和炭化水素基又は炭素数
2〜22の不飽和炭化水素基の場合には、前記一般式
(I)、(II)、(III)で表される没食子酸誘導体は、
没食子酸と前記の飽和炭化水素基又は不飽和炭化水素基
を有するアルコールとのエステル化合物であり、p、
q、rはそれぞれ1である。
【0021】また、R、R、Rがそれぞれ単糖の
残基又は2〜7糖のオリゴ糖の残基の場合には、前記一
般式(I)、(II)、(III)で表される没食子酸誘導体
は、没食子酸と単糖又は2〜7糖のオリゴ糖とのエステ
ル化合物である。この時用いられる単糖又は2〜7糖の
オリゴ糖としては、例えば、グルコース、キシロース、
アラビノース、ガラクトース、マンノース、フルクトー
ス、グルコサミン、ガラクトサミン、イノシトール、マ
ルトース、乳糖、ショ糖、ゲンチオビオース、セロビオ
ース、ラフィノース、ケストース、スタキオースなどが
挙げられる。そして、没食子酸誘導体のR、R、R
が単糖の残基又は2〜7糖のオリゴ糖の残基の場合に
は、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数であり、好まし
くは1又は2であるモノエステル化合物又はジエステル
化合物である。
【0022】さらに、R、R、Rがそれぞれ多価
アルコール残基の場合には、前記一般式(I)、(I
I)、(III)で表される没食子酸誘導体は、没食子酸と
多価アルコールとのエステル化合物である。この時用い
られる多価アルコールとしては、例えば、酸化エチレ
ン、酸化プロピレン、エピヒドロキシヒドリンなどから
誘導されるエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコールや、グリセリン、ジグリセリ
ン、エリトリトール、ペンタエリトリトールなどが挙げ
られる。そして、没食子酸誘導体のR、R、R
多価アルコール残基の場合には、p、q、rはそれぞれ
1〜4の整数であり、好ましくは1又は2であるモノエ
ステル化合物又はジエステル化合物である。
【0023】このような本発明にかかる前記一般式
(I)、(II)、(III)で表される没食子酸及び没食子
酸誘導体の具体例としては、没食子酸、没食子酸メチ
ル、没食子酸イソプロピル、没食子酸ブチル、没食子酸
オクチル、没食子酸ミリスチル、没食子酸ステアリル、
没食子酸オレイル、エチレンジ(没食子酸エステル)、
ガロイルガリックアシッド、メチルガロイルガレート、
ラウリルガロイルガレート、ミリスチルガロイルガレー
ト、セチルガロイルガレート、ステアリルガロイルガレ
ート、オレイルガロイルガレート、ヒドロキシエチルガ
ロイルガレート、ヒドロキシプロピルガロイルガレー
ト、1,2−ジヒドロキシプロピルガロイルガレート、
エチレンビスガロイルガレートなどが挙げられ、中でも
没食子酸メチル、エチレンジ(没食子酸エステル)、メ
チルガロイルガレート、ラウリルガロイルガレート、オ
レイルガロイルガレート、1,2−ジヒドロキシプロピ
ルガロイルガレートが好ましい。
【0024】本発明にかかる前記一般式(IV)で表
されるエラグ酸又はエラグ酸誘導体において、R、R
、R、Rはそれぞれ水素原子、炭素数1〜22の
飽和炭化水素基、炭素数2〜22の不飽和炭化水素基、
又は一般式:−(AO)n−Hで表される基[Aは炭素
数2〜3のアルキレン基を表し、nは1〜20の整数を
表す]を表す。このような炭素数1〜22の飽和炭化水
素基及び炭素数2〜22の不飽和炭化水素基としては、
前記一般式(I)、(II)、(III)における炭素数1〜
22の飽和炭化水素基及び炭素数2〜22の不飽和炭化
水素基と同様のものが挙げられ、また、一般式:−(A
O)n−Hで表される基としては、ポリオキシエチレン
基又はポリオキシプロピレン基が挙げられる。
【0025】このような本発明にかかる前記一般式(I
V)で表されるエラグ酸及びエラグ酸誘導体の具体例と
しては、エラグ酸、エラグ酸モノメチルエーテル、エラ
グ酸ジメチルエーテル、エラグ酸モノラウリルエーテ
ル、エラグ酸モノミリスチルエーテル、エラグ酸モノセ
チルエーテル、エラグ酸モノオレイルエーテル、エラグ
酸モノヒドロキシエチルエーテル、エラグ酸モノヒドロ
キシプロピルエーテル、エラグ酸モノ(1,2−ジヒド
ロキシプロピル)エーテル、エラグ酸ジ(1,2−ジヒ
ドロキシプロピル)エーテル、エラグ酸ジ(ヒドロキシ
プロピル)エーテルなどが挙げられ、中でもエラグ酸モ
ノメチルエーテル、エラグ酸ジメチルエーテル、エラグ
酸モノラウリルエーテル、エラグ酸モノ(1,2−ジヒ
ドロキシプロピル)エーテル、エラグ酸モノオレイルエ
ーテルが好ましい。
【0026】次に、本発明の殺菌消毒剤組成物について
説明する。本発明の殺菌消毒剤組成物は、殺菌消毒剤と
上記肌荒れ防止用添加物とを含有するものである。この
ような殺菌消毒剤としては、カチオン型(第4級アンモ
ニウム塩型など)や両性型の殺菌消毒剤、例えば塩化ベ
ンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ジデシ
ルジメチルアンモニウム、アルキルアミノエチルグリシ
ン(テゴ51タイプ)、グルコン酸クロルヘキシジンな
どが挙げられ、中でも塩化ベンザルコニウム、アルキル
アミノエチルグリシン(テゴ51タイプ)が好ましい。
【0027】また、本発明の殺菌消毒剤組成物において
は、上記の殺菌消毒剤と肌荒れ防止用添加物とが、水、
アルコール(エタノール、プロピレングリコールなど)
などの媒体に溶解及び/又は分散されていることが好ま
しく、組成物中の殺菌消毒剤及び肌荒れ防止用添加物の
含有量は特に制限されないが、殺菌消毒剤の含有量は
0.01〜1重量%程度、肌荒れ防止用添加物の含有量
は0.001〜2重量%程度が一般的である。さらに、
本発明の殺菌消毒剤組成物は、殺菌消毒剤に一般的に添
加される諸成分、例えば医薬品添加物、色素、香料など
を適宜含有していてもよい。
【0028】次に、本発明の毛髪用洗浄剤組成物につい
て説明する。本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、毛髪用洗
浄剤と上記肌荒れ防止用添加物とを含有するものであ
る。このような毛髪用洗浄剤としては、アニオン型や両
性型の界面活性剤、例えばポリオキシエチレン(2)ラ
ウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタ
ノールアミン塩、アシル化アミノ酸ナトリウム塩、アル
キル(C12〜C18)アミノエチルグリシン塩、アルキル
(C12〜C18)アミノプロピオン酸ナトリウム塩などが
挙げられ、中でもポリオキシエチレン(2)ラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム、アルキル(C12〜C18)アミノ
エチルグリシン塩、アルキル(C12〜C18)アミノプロ
ピオン酸ナトリウム塩が好ましい。
【0029】また、本発明の毛髪用洗浄剤組成物におい
ては、上記の毛髪用洗浄剤と肌荒れ防止用添加物とが、
水、アルコール(エタノール、プロピレングリコールな
ど)などの媒体に溶解及び/又は分散されていることが
好ましく、組成物中の毛髪用洗浄剤及び肌荒れ防止用添
加物の含有量は特に制限されないが、毛髪用洗浄剤の含
有量は1〜20重量%程度、肌荒れ防止用添加物の含有
量は0.01〜2重量%程度が一般的である。さらに、
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、毛髪用洗浄剤に一般的
に添加される諸成分、例えばアルキルジエタノールアミ
ド、プロピレングリコール、エチレングリコールモノス
テアレート、色素、香料などを適宜含有していてもよ
い。
【0030】次に、本発明の食器用洗浄剤組成物につい
て説明する。本発明の食器用洗浄剤組成物は、食器用洗
浄剤と上記肌荒れ防止用添加物とを含有するものであ
る。このような食器用洗浄剤としては、アニオン型や両
性型の界面活性剤、例えばポリオキシエチレン(2)ラ
ウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタ
ノールアミン塩、アシル化アミノ酸ナトリウム塩、アル
キル(C12〜C18)アミノエチルグリシン塩、アルキル
(C12〜C18)アミノプロピオン酸ナトリウム塩などが
挙げられ、中でもポリオキシエチレン(2)ラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン塩が好ましい。
【0031】また、本発明の食器用洗浄剤組成物におい
ては、上記の食器用洗浄剤と肌荒れ防止用添加物とが、
水、アルコール(エタノール、プロピレングリコールな
ど)などの媒体に溶解及び/又は分散されていることが
好ましく、組成物中の食器用洗浄剤及び肌荒れ防止用添
加物の含有量は特に制限されないが、食器用洗浄剤の含
有量は0.5〜20重量%程度、肌荒れ防止用添加物の
含有量は0.01〜2重量%程度が一般的である。さら
に、本発明の食器用洗浄剤組成物は、食器用洗浄剤に一
般的に添加される諸成分、例えば無機塩、有機酸塩、キ
レート剤、尿素、色素、香料などを適宜含有していても
よい。
【0032】次に、本発明において採用した皮膚障害モ
デルについて説明する。
【0033】皮膚障害モデルの作成 皮膚の炎症などに対する化合物の肌荒れ防止効果を議論
する場合、適当な薬剤を使用してヘアレスマウスなどの
皮膚に障害を発生させた後に、被検物質を含んだ薬剤を
供してその効果を観察するのが一般的である。そこで、
塩化ベンザルコニウムを用いて皮膚障害モデルを以下の
ように作成した。すなわち、塩化ベンザルコニウムは、
優れた殺菌作用を有するカチオン(陽イオン)性界面活
性剤であり、エタノール溶液として院内感染起因菌(例
えば、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含
むグラム陽性菌(6株)やグラム陰性菌(8株))に対
して優れた殺菌効果を示すことから、医療施設で医師、
看護婦などの医療従事者の手指消毒薬として頻用されて
いる。一方、塩化ベンザルコニウムには副作用的な極め
て弱い皮膚、粘膜刺激性があり、その性質によると考え
られる過敏症に関する報告もなされている(例えば、日
本大衆薬工業協会編;1996〜1997大衆薬辞典一
般用医薬品集添付文書要約 第5版;薬業時報社、日本
医薬情報センター編;1996.10医療薬日本医薬品
集;薬業時報社、小澤光、丹野慶紀、池田實、菅原和
伸;薬物療法の実際 第3版第2編 薬のまとめ;アサ
ヒメディカルなど)ため、使用に際しては注意を要する
とされている。また、塩化ベンザルコニウムによる過敏
症状は、その「角質溶解作用」による角質細胞間脂質の
破壊のため、すなわち角質細胞の積み重なりがこの化合
物によって乱れ、物質透過性が上昇し、バリア機能が低
下するために生ずると考えられていることから、塩化ベ
ンザルコニウムによる皮膚障害モデルが好ましい。
【0034】尚、モデル作成は以下のことを前提とす
る。すなわち、既に述べたように医療機関では塩化ベン
ザルコニウムの0.01〜0.2重量%エタノール溶液
が頻用され、この際に肌荒れなどの副作用が起きている
ことを前提に、皮膚への適用濃度を決定する。
【0035】また、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム(SDS)による肌荒れモデルにおいて、皮膚の状
態は角質層のバリア機能の指標として汗腺を通らずに直
接角質層から蒸発する水分量を表す経表皮性水分喪失
(TEWL)で評価され(例えば、田上八朗;皮膚のバ
リアとしての角質;日皮会誌108(5)713〜72
7(1998)、Journal of Lipid
Reseach Volume28(1987)、Ex
perimental Denmatology(19
97)3,36−40、石橋康正;皮膚の健康科学;南
山堂、西岡清;アトピー性皮膚炎、病態と治療;医薬ジ
ャーナル社など)、さらに洗剤のラウリル硫酸ナトリウ
ム(SLS)塗布により誘発された皮膚炎の炎症部の角
質層も水分保持機能に欠け、角質層表層の水分含有量が
減少することから(例えば、田上八朗;皮膚のバリアと
しての角質;日皮会誌108(5)713〜727(1
998)など)、殺菌消毒剤や界面活性剤などによる皮
膚障害の客観的な評価方法として、経表皮性水分喪失
(TEWL)値の変化量を測定することにより被検物質
の皮膚保護性(肌荒れ防止性)が評価できる。従って、
本発明では経表皮性水分喪失(TEWL)値を指標にし
て、皮膚障害に対する抑制効果で評価した。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限され
るものではない。
【0037】[肌荒れ防止性試験評価方法]以下、肌荒
れ防止性試験の評価方法について具体的に説明する。 (1)測定機器及び試料 TEWL値測定機器:Tewameter(Coura
ge+Kharazaka社) 試料: 「濃塩化ベンザルコニウム液50」:日華化学(株)製 タンニン酸:日本薬局方品 没食子酸及びエラグ酸:和光純薬工業(株)製試薬 没食子酸及びエラグ酸の誘導体:上記試薬を用いて各誘
導体を調製した。 (2)飼育条件 12〜18週令の雌性Skh−1ヘアレスマウス(日本
エスエルシー(株))を実験に用いた。また、実験期間
中、空調(温度26.5±1℃、湿度55.4±3%)
管理下、12時間間隔の明暗スケジュールで維持された
動物室内で、各動物を1ケージ(225×338×14
0mm)当たり5匹飼で、普通飼料(MF、オリエンタ
ル酵母)と水を自由摂取させた。 (3)塗布方法 表1及び表2に示す肌荒れ防止用添加物を、それぞれの
一日の塗布量が表1及び表2に示す量となるように添加
した0.8重量%塩化ベンザルコニウム含有エタノール
溶液100μLをマイクロピペット(200μL)にと
り、チップの先を使ってマウスの背部に実験期間中一日
一回、7日間にわたり、均一に塗布した。
【0038】なお、標準群(Normal)としては、
同一容量の100%エタノールのみを塗布し、対照群
(Control)としては、同一容量の0.8重量%
塩化ベンザルコニウム含有エタノール溶液のみを塗布し
た。 (4)TEWL値の測定 マウスを固定後、Tewameterを用い、1分30
秒間TEWL値を測定した。得られた値は、有意差検定
をStudent’s t−testにより統計処理し
た。 (5)抑制効果 塩化ベンザルコニウムによる皮膚障害に対する各検体
(各群)の抑制効果を次式: 皮膚障害率(SD)(%)=[(N日後のTEWL値/
初期のTEWL値)−1]×100 (ここでNは1又は7) 皮膚障害抑制率(P)(%)=[1−{投与群の皮膚障
害率(%)−標準群の皮膚障害率(%)}/{対照群の
皮膚障害率(%)−標準群の皮膚障害率(%)}]×1
00 により求めた。
【0039】なお、この評価方法においては、各群の検
体の平均値で、皮膚障害抑制率が50%以上若しくは皮
膚障害率が対照群と比較して有意に低かった場合には確
かな効果があり、皮膚障害抑制率が100%以上の場合
には顕著な効果があると判定した。
【0040】[肌荒れ防止用添加物としての評価]表1
及び表2に示す化合物(添加物)について、上記評価方
法にしたがって肌荒れ防止用添加物としての有効性、す
なわち皮膚障害に対する保護作用について評価し、得ら
れた結果を表1及び表2に示した。なお、表1及び表2
においてSDは皮膚障害率(%)、Pは皮膚障害抑制率
(%)を示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】表1及び表2に示した結果から、以下のよ
うな知見が確認された。 (1)エタノールを塗布した標準群(Normal)の
TEWL値は実験期間中ほぼ一定であった。一方、0.
8%塩化ベンザルコニウム含有エタノール溶液を塗布し
た対照群(Control)のTEWL値は有意に上昇
しており、皮膚障害が有意に認められた。 (2)没食子酸又はその誘導体であるガロイルガリック
アシッド(Galloyl gallic acid)を用いた場合、1日
目の皮膚障害抑制率は全ての濃度でマイナスであり、抑
制効果は認められなかったが、7日目では皮膚障害率が
対照群に比べて小さい値となり、抑制効果が認められ
た。 (3)没食子酸メチルを用いた場合、1日目の皮膚障害
抑制率は一つの濃度を除いて確かな抑制効果が認めら
れ、7日目では全ての濃度で確かな抑制効果が認められ
た。 (4)エチレンジ(没食子酸エステル)(Ethylene dig
allate)を用いた場合、1日目及び7日目の皮膚障害抑
制率は、共に顕著な抑制効果が認められた。 (5)メチルガロイルガレート(Methyl galloyl galla
te)を用いた場合、1日目の皮膚障害抑制率は全ての濃
度で顕著な抑制効果が認められ、7日目では確かな抑制
効果が認められた。 (6)ラウリルガロイルガレート(Lauryl galloyl gal
late)を用いた場合、1日目の皮膚障害抑制率は全ての
濃度で顕著な抑制効果が認められ、7日目では確かな抑
制効果が認められた。 (7)エラグ酸を用いた場合、1日目の皮膚障害抑制率
は5μg/日の濃度で確かな抑制効果が認められたが、
それより高い濃度では確かな抑制効果は認められなかっ
た。7日目の皮膚障害抑制率は、5μg/日及び10μ
g/日の濃度で確かな抑制効果が認められたが、それよ
り高い濃度では確かな抑制効果は認められなかった。本
化合物については濃度が低いほど効果が顕著に表れた。 (8)エラグ酸モノメチルエーテルを用いた場合、1日
目及び7日目の皮膚障害抑制率は5μg/日及び10μ
g/日の濃度で確かな抑制効果が認められたが、50μ
g/日の濃度では確かな抑制効果が認められなかった。 (9)エラグ酸ジメチルエーテルを用いた場合、1日目
及び7日目の皮膚障害抑制率は全ての濃度で確かな抑制
効果が認められた。 (10)エラグ酸モノラウリルエーテルを用いた場合、
1日目及び7日目の皮膚障害抑制率は全ての濃度で確か
な抑制効果が認められた。 (11)タンニン酸を用いた場合、1日目及び7日目の
皮膚障害抑制率は10μg/日及び50μg/日の濃度
で確かな抑制効果が認められ、100μg/日の濃度で
顕著な抑制効果が認められた。
【0044】[処方例]本発明の殺菌消毒剤組成物は上
記の肌荒れ防止用添加物と殺菌消毒剤、本発明の毛髪用
洗浄剤組成物は上記の肌荒れ防止用添加物と毛髪用洗浄
剤、本発明の食器用洗浄剤組成物は上記の肌荒れ防止用
添加物と食器用洗浄剤を含んでなるものである。以下に
それらの好適な処方例を示す。なお、下記の数値は特に
断らない限り「重量%」を表す。 各成分を均一に混合して得ることができる。 (2)毛髪用洗浄剤組成物(透明) ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム16.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 4.0 プロピレングリコール 2.0 色素、香料 微量 肌荒れ防止用添加物 0.5 精製水 残余 100.0 各成分を均一に混合して得ることができる。 各成分を均一に混合して得ることができる。 (4)食器用洗浄剤組成物 ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム12.0 ヤシ脂肪酸酸ジエタノールアミド 8.0 エタノール 5.0 尿素 5.0 香料 微量 肌荒れ防止用添加物 0.5 精製水 残余 100.0 各成分を均一に混合して得ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、経表皮性水分喪失(T
EWL)を抑制して皮膚の水分含有量保持に有効であ
り、殺菌消毒剤、毛髪用洗浄剤や食器用洗浄剤に起因す
る肌荒れ等の皮膚障害に対して有意な保護作用を示す殺
菌消毒剤組成物、毛髪用洗浄剤組成物及び食器用洗浄剤
組成物を得ることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 101 A61P 17/00 101 C11D 3/20 C11D 3/20 3/48 3/48 (72)発明者 石田 均司 静岡県静岡市瀬名5−7−23 Fターム(参考) 4C083 AC122 AC392 AC471 AC642 AC782 AC841 AD201 CC38 4C084 AA19 NA06 ZA902 4H003 AB27 AB31 AC13 BA12 DA02 DA17 EB04 EB07 EB09 EB18 EB43 ED02 FA02 FA21 4H011 AA02 BA03 BB04 BB06 BB09 BC03 BC06 BC08 DA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌消毒剤と、 タンニン酸、下記一般式(I)、(II)、(III)で表さ
    れる没食子酸及び没食子酸誘導体、並びに下記一般式
    (IV)で表されるエラグ酸及びエラグ酸誘導体からな
    る群から選ばれる、経表皮性水分喪失(TEWL)を抑
    制する少なくとも1種の肌荒れ防止用添加物と、を含有
    することを特徴とする殺菌消毒剤組成物。 【化1】 (式(I)、(II)、(III)中、R、R、Rはそ
    れぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭
    素数2〜22の不飽和炭化水素基、単糖の残基、2〜7
    糖のオリゴ糖の残基、及び多価アルコール残基からなる
    群から選ばれるいずれかを表し、Gはガロイル基を表
    し、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表す。) 【化2】 (式(IV)中、R、R、R、Rはそれぞれ水
    素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭素数2〜
    22の不飽和炭化水素基、及び一般式:−(AO)n
    Hで表される基[Aは炭素数2〜3のアルキレン基を表
    し、nは1〜20の整数を表す]からなる群から選ばれ
    るいずれかを表す。)
  2. 【請求項2】 毛髪用洗浄剤と、 タンニン酸、下記一般式(I)、(II)、(III)で表さ
    れる没食子酸及び没食子酸誘導体、並びに下記一般式
    (IV)で表されるエラグ酸及びエラグ酸誘導体からな
    る群から選ばれる、経表皮性水分喪失(TEWL)を抑
    制する少なくとも1種の肌荒れ防止用添加物と、を含有
    することを特徴とする毛髪用洗浄剤組成物。 【化3】 (式(I)、(II)、(III)中、R、R、Rはそ
    れぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭
    素数2〜22の不飽和炭化水素基、単糖の残基、2〜7
    糖のオリゴ糖の残基、及び多価アルコール残基からなる
    群から選ばれるいずれかを表し、Gはガロイル基を表
    し、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表す。) 【化4】 (式(IV)中、R、R、R、Rはそれぞれ水
    素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭素数2〜
    22の不飽和炭化水素基、及び一般式:−(AO)n
    Hで表される基[Aは炭素数2〜3のアルキレン基を表
    し、nは1〜20の整数を表す]からなる群から選ばれ
    るいずれかを表す。)
  3. 【請求項3】 食器用洗浄剤と、 タンニン酸、下記一般式(I)、(II)、(III)で表さ
    れる没食子酸及び没食子酸誘導体、並びに下記一般式
    (IV)で表されるエラグ酸及びエラグ酸誘導体からな
    る群から選ばれる、経表皮性水分喪失(TEWL)を抑
    制する少なくとも1種の肌荒れ防止用添加物と、を含有
    することを特徴とする食器用洗浄剤組成物。 【化5】 (式(I)、(II)、(III)中、R、R、Rはそ
    れぞれ水素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭
    素数2〜22の不飽和炭化水素基、単糖の残基、2〜7
    糖のオリゴ糖の残基、及び多価アルコール残基からなる
    群から選ばれるいずれかを表し、Gはガロイル基を表
    し、p、q、rはそれぞれ1〜4の整数を表す。) 【化6】 (式(IV)中、R、R、R、Rはそれぞれ水
    素原子、炭素数1〜22の飽和炭化水素基、炭素数2〜
    22の不飽和炭化水素基、及び一般式:−(AO)n
    Hで表される基[Aは炭素数2〜3のアルキレン基を表
    し、nは1〜20の整数を表す]からなる群から選ばれ
    るいずれかを表す。)
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