JP2002293217A - 車両盗難検出システム - Google Patents

車両盗難検出システム

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JP2002293217A JP2001096651A JP2001096651A JP2002293217A JP 2002293217 A JP2002293217 A JP 2002293217A JP 2001096651 A JP2001096651 A JP 2001096651A JP 2001096651 A JP2001096651 A JP 2001096651A JP 2002293217 A JP2002293217 A JP 2002293217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両盗難検出システムにおいて、センサ端末の
車外への捨て去りを検出する。 【解決手段】センサ端末2は、振動、周囲の赤外線量、
及び位置情報を検出可能に構成され、センサ端末2の状
態が監視センタ6に通報される。センサ端末2は振動を
検出すると異常信号を監視センタ6へ通報し、振動の消
滅を検出すると復旧信号を監視センタ6へ通報する。セ
ンサ端末2は赤外線量の変化及び振動を検出すると、振
動の消滅を検出しても復旧信号を監視センタ6へ通報し
ない。監視センタ6は、猶予時間以内に復旧信号を受信
できなかった場合に盗難が発生したと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両盗難検出シス
テムに関し、特に車両に搭載される端末と監視センタと
の連携により車両盗難を判定するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の盗難検出システムでは、
自動車に搭載された端末装置が、車両盗難時に生じ得る
振動をセンサで検出した後、その検出結果に基づいて、
盗難であるとの判定を行っている。そして、端末装置
は、盗難であると判定した場合には、監視センターへ無
線通信により通報を行っていた。一方、自動車を盗む際
には自動車を移動させるので、それに伴う振動はある程
度の時間は続く。よって、通常は、所定の時間、振動が
持続したことを以って異常と判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動車の盗難検
出システムは、自動車に設置した端末装置が異常判定を
行って、監視センターに通報するものであるため、異常
判定を行う前に端末装置が車両の外に捨て去られると、
監視センタへの異常判定の通報が行われないので、監視
センタでは盗難を検出できない、すなわち失報となると
いう問題があった。
【0004】また、異常判定までの振動継続時間を短く
すると、そのような工作等による失報を回避することは
可能であるが、反面、例えば、機械式駐車場に駐車して
いる場合などは、他の自動車の入出庫の都度、異常判定
がなされることとなり、誤報が増えるという不都合があ
る。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、誤報や失報が抑制される車両盗難検出シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両盗難検
出システムは、車両に搭載されるセンサ端末から監視セ
ンタへの通報に基づいて、監視センタにて前記車両の盗
難を検出する車両盗難検出システムであって、前記セン
サ端末が、車両盗難時に起こり得る車両の振動の発生及
び消滅を検出するセンサ部と、センサ端末の移転を検出
する移転検出部と、前記振動の発生検出及び移転検出に
応じて異常信号を前記監視センタへ通報し、前記振動の
消滅検出に応じて復旧信号を前記監視センタへ通報する
通報部を有し、前記監視センタが、前記異常信号を受信
すると計時を開始し、前記復旧信号を受信すると計時を
終了する計時部と前記計時部の計時値が所定の猶予時間
を超えたことに基づいて盗難発生と判定する判定部を有
する。
【0007】本発明によれば、自動車やオートバイなど
の車両の盗難が、監視センターで判定される。センサ端
末が検出する車両盗難時に発生する振動を検出した場合
には通報部から監視センターへ異常信号を送って、異常
状態となった可能性があることを通知し、逆に振動が消
滅した場合には復旧信号を送って、正常状態に戻った可
能性を通知する。ここでセンサ端末では、異常/正常、
つまり盗難されたか否かの判断は行わない。その判定は
監視センタが、受信した異常信号/復旧信号に基づいて
行う。監視センタは、誤報を回避するために、異常信号
を受信しても直ちに異常とは判定せず、振動の発生が所
定時間の継続するか様子を見る。すなわち異常信号の受
信から確定判断を行うまでに所定の猶予時間を置く。基
本的に盗難時の異常状態は、例えば、車両の走行による
振動や、ドアのこじ開け作業や運転操作のための車両へ
の接触といったある程度の持続性を要するものであるの
で、このように猶予時間を置くことにより、一過性の事
象、例えば、機械式駐車場の動作による振動や、通行人
の接近・接触といった事象に起因する誤報を抑制するこ
とができる。
【0008】また、窃盗者が車両に搭載したセンサ端末
を発見して車両の外に捨て去ることが考えられる。本発
明では、このような捨て去り行為を検出するために移転
検出部が設けられており、移転検出部がセンサ端末の所
定位置からの移転を検出した場合には、センサ部は振動
の消滅を検出しても復旧信号を監視センタに送信するこ
とはなく、所定の猶予時間の後異常と判定される。ここ
で、猶予時間を設定しているのは、車両の正当な使用者
が、車両に乗り込んでセンサ端末を操作する場合にも移
転検出部が検出して移転検出信号が監視センタに送信さ
れる場合が有るためである。従って、この場合は使用者
が猶予時間内にセンサ端末にて解除操作を行って、解除
信号を監視センタに送信することにより誤報を抑制する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係
る車両盗難検出システムの構成を示す模式図である。本
システムは、盗難を検知し、警備担当者が車両の捜索等
の対処を行うものであり、車両に搭載されるセンサ端末
2、警備担当者が携帯する対処用端末4、及び監視セン
タ6がネットワーク8を介して接続される。さらに、ネ
ットワーク8には携帯電話の基地局10及び衛星基準局
12が接続される。また、センサ端末2、対処用端末7
及び衛星基準局12が自身の位置情報を取得するため
に、GPS(GlobalPositioning S
ystem)衛星14が利用される。
【0010】センサ端末2及び対処用端末7は、それぞ
れGPS受信機能及び携帯電話通信機能を有し、GPS
衛星14からの信号に基づいて自身の位置情報を取得す
ると共に、基地局10との間で無線電話回線による通信
を行うことができる。
【0011】衛星基準局12は、所定位置に固定され、
その自身の正確な位置を把握している。衛星基準局12
はその所定位置とGPS衛星14の信号から得た自身の
位置情報とを比較して、GPS衛星14の信号から得ら
れる位置情報に対する補正情報を生成し、監視センタ6
へ提供する。
【0012】図2は監視センタ6の概略のブロック構成
図である。監視センタ6は、ネットワーク8に接続され
て通信を行う通信部20と、監視センタ6の各ブロック
の制御を行う制御部22と、センサ端末2及び対処用端
末7の位置を求める位置管理部24と、盗難の発生を検
出し所定の対処を指示する盗難監視部26とを含んで構
成され、これらは互いにLAN(Local Area
Network)で接続される。
【0013】位置管理部24は、センサ端末2及び対処
用端末7のGPSによる位置情報、センサ端末2、対処
用端末7と通信可能な基地局10の位置情報、及び衛星
基準局12からの補正情報を通信部20を介して取得
し、センサ端末2及び対処用端末7の正確な位置を算出
する。算出されたセンサ端末2及び対処用端末4の位置
情報は、盗難監視部26へ送出される。
【0014】盗難監視部26は、センサ端末2が振動等
の所定事象に応じて通報する信号を通信部20を介して
取得し、位置管理部24からの位置情報と合わせて、セ
ンサ端末2が載置された車両の盗難を判定する。また盗
難と判定した場合には、盗難監視部26は、位置管理部
24から得た対処用端末7に関しての位置情報に基づい
て、盗難車両の近くの警備担当者を選択する。この選択
された警備担当者に盗難車両の捜索等の対処が指示され
る。この指示は、監視センタ6のオペレータから行う。
なお、盗難監視部26が、盗難と判定した場合に、予め
設定された対処指示を自動的に警備担当者へ通知するよ
うに構成することもできる。
【0015】センサ端末2は、本システムでは3つの部
分に分離可能に構成される。図3、図4、図5はセンサ
端末2の3つの部分をそれぞれ表す概略のブロック図で
あり、図3は、異常検出部3、図4は携帯端末部4、図
5はセット操作部5を示している。
【0016】異常検出部3は、車両の移動等により生じ
得る振動を検出する振動センサ30、異常検出部の周囲
の熱源の変化を検出する赤外線センサ32、これらセン
サの出力に基づいて盗難時に起こり得る所定事象の発生
の有無を判定する判定部34、携帯端末部4に接続され
る携帯端末インターフェース36、携帯端末部4に接続
されているか否かを判定する接続判定部38及び、判定
部34にて所定事象の発生が検出された場合に異常信号
を生成し、所定事象の消滅が検出された場合に復旧信号
を生成する信号出力部40を含んで構成される。また、
判定部34は、振動センサ30の出力に基づいて振動の
発生/停止を判定する振動判定部42及び、赤外線セン
サ32の出力に基づいて異常検出部3の載置場所の移転
の有無を判定する移転判定部44を含んでいる。
【0017】携帯端末部4は、GPS衛星14からの無
線信号の受信及び基地局10との無線通信を行う無線通
信部50、携帯端末部4の各部の制御を行う制御部5
2、制御部52にて利用されるデータを記憶する記憶部
54及び、異常検出部3又はセット操作部5に接続され
る外部機器接続用インターフェース56を備える。さら
に携帯端末部4は、回路に電力を供給する電池パック6
0、電源オン/オフを切り替える電源スイッチ62、盗
難監視状態か否かを表示する監視LED(Light
Emission Diode)64を備えている。
【0018】セット操作部5は、センサ端末2の操作者
が携帯端末部4を盗難監視状態とするセット動作やそれ
を解除する解除動作を行う人力手段である操作部70、
操作部70からの信号に応じて携帯端末部4へ監視開始
/停止を指示する制御信号を送出する制御部72、携帯
端末部4に接続される携帯端末インターフェース74及
び、操作部70での入力内容等を表示する表示部76を
含んで構成される。
【0019】次に、本システムの動作の概略を説明す
る。本システムによる車両盗難検出サービスを利用者は
センサ端末2を操作し、センサ端末2による盗難監視動
作の開始及び停止を設定する。以下、盗難監視が行われ
ているセンサ端末2の状態をセット状態、盗難監視が停
止されているセンサ端末2の状態を解除状態と呼ぶ。
【0020】利用者は、車両を駐車し、車両から離れる
前に、センサ端末2をセット状態にする。具体的には利
用者がセット操作部5を携帯端末部4に接続し、電源ス
イッチ62をオン状態にした後、操作部70から所定の
監視セット入力を行うことによって、センサ端末2を構
成する携帯端末部4がセット状態となる。本システムで
は、このセット状態に移行した携帯端末部4からセット
操作部5を取り外して、代わりに異常検出部3を携帯端
末部4に接続する。
【0021】携帯端末部4はセット状態となると、監視
セット信号を監視センタ6へ送信し、監視センタ6は監
視セット信号を受信すると当該センサ端末2が搭載され
た車両の盗難有無の監視を開始する。また、携帯端末部
4は異常検出部3を接続されると、その振動センサ30
及び赤外線センサ32の出力に基づいて、異常信号及び
復旧信号を生成して監視センタ6へ送信する。監視を開
始している監視センタ6は携帯端末部4から通報される
異常信号、復旧信号、解除信号に基づいて、車両が盗難
されたか否かを判定し、盗難発生と判定した場合には、
上述のように対処用端末7へ対処を指示する。
【0022】一方、利用者は車両に戻ったときにセンサ
端末2を解除状態とする。具体的には利用者が携帯端末
部4から異常検出部3を外し、代わりにセット操作部5
を接続して、操作部70から所定の監視解除入力を行う
ことによって、携帯端末部4が解除状態となる。
【0023】携帯端末部4は解除状態となると、監視解
除信号を監視センタ6へ送信し、監視センタ6は監視解
除信号を受信すると当該センサ端末2が載置された車両
の盗難有無の監視を停止する。
【0024】続いて、センサ端末2でのより詳細な動作
を図6〜図10を用いて説明し、その後、監視センタ6
でのより詳細な動作を図11を用いて説明する。
【0025】図6は、解除状態からセット状態へ移行す
る際の携帯端末部4での処理フロー図である。携帯端末
部4は、解除状態にて外部機器接続用インターフェース
56からの入力を監視し、監視セット入力を検知すると
(S100)、セット状態への移行処理を開始する。こ
の移行処理では、セット操作部5から入力される操作信
号に基づいて、正当利用者による操作であると認証でき
ると、無線通信部50がGPS衛星14からの信号を受
信し、携帯端末部4の現在の位置情報を取得し(S10
5)、制御部52がこの位置情報と監視開始信号とを含
むデータを監視センタ6へ向けて送出する(S11
0)。携帯端末部4から監視センタ6へのデータは、ま
ず携帯電話通信回線により無線通信部50から基地局1
0へ無線伝送され、次いで基地局10から監視センタ6
までをネットワーク8を経由して伝送される。 また
制御部52は、監視モードである旨の情報を記憶部54
に格納し(S115)、携帯端末部はセット状態へ移行
する(S120)。上述のように、この後、携帯端末部
4からセット操作部を取り外して、代わりに異常検出部
3を携帯端末部4に接続する。
【0026】セット状態での携帯端末部4の動作は、図
10を用いて後述する。図7〜図9はセンサ端末2を構
成する異常検出部3での動作を示すものであり、まず、
図7は振動判定処理の処理フロー図である。セット状態
の携帯端末部4が異常検出部3に接続されたことを、両
者間での所定信号の送受信等により接続判定部38が検
知すると(S200)、振動判定部42は処理を開始す
る。振動センサ30が振動を感知すると、振動判定部4
2は基本的に所定の接続時間、継続して振動検出信号を
出力する。
【0027】振動判定部42は、振動が感知されたとき
に(S205)既に振動検出信号の出力を保持していな
ければ(S210)、振動検出信号の出力を開始し(S
215)、振動検出信号の持続時間を計る保持タイマを
起動する(S220)。一方、ステップS210にて、
振動検出信号の出力が保持されている場合には、振動判
定部42は、振動検出信号の出力を保持したまま、保持
タイマを再起動する(S225)。すなわち、保持タイ
マは、新たに振動が感知された時点から持続時間を始め
から計時し直す。
【0028】ステップS205にて、振動が感知されな
かった場合には、保持タイマのタイムアップが判定され
る(S230)。保持タイマがタイムアップした場合に
は、振動検出信号の出力保持は解除されるが(S23
5)、一方、タイムアップしていなければ振動検出信号
の出力保持は継続される(S225)。なお、持続時間
は例えば、機械式駐車場のゴンドラの一回の移動の平均
的な継続時間、引き継いて起こる二回のゴンドラ移動の
平均的な時間間隔、車両の一回の発進から停止までの時
間、信号待ち等による平均的な停止時間などに基づいて
定められる。具体的には、機械式駐車場に駐車した場合
に、振動検出信号の継続時間が保持タイマの再起動によ
り、後述の監視センタ6での猶予時間を超えることが基
本的に防止され、一方窃盗者が車両を持ち去ろうとする
場合には、車両の走行時の振動が信号待ち等で中断して
も、保持タイマの再起動により振動検出信号の持続時間
が基本的に監視センタ6の猶予時間を超えるように、振
動検出信号の持続時間が設定される。例えば、その持続
時間は1分程度に設定することができる。
【0029】以上の、ステップS205〜S235の処
理は、接続判定部38が異常検出部3に携帯端末部4が
接続されていないことを検出するまで反復される(S2
40)。一方、携帯端末部4との未接続が検出された場
合には、振動判定部42は処理を終了する(S24
5)。
【0030】図8は、移転判定処理の処理フロー図であ
る。セット状態の携帯端末部4が異常検出部3に接続さ
れたことを接続判定部38が検出すると(S300)、
移転判定部44は処理を開始する。赤外線センサ32が
周囲の赤外線量の変化を感知した上に、さらにその前後
の所定時間以内、例えば5秒以内に振動が検出された場
合には(S310)、何者かが異常検出部3を車両に載
置された場所から移動させた可能性が高い。そこで移転
判定部44は、この場合には、異常検出部3の移転の可
能性を示す移転検出信号の出力を開始し(S315)、
この移転検出信号を保持する(S320)。
【0031】一方、ステップS305にて赤外線変化が
検出されなかった場合、及びステップS310にて所定
時間内に振動が検出されなかった場合には特段の処理は
行われない。
【0032】以上の移転判定部44での処理は、接続判
定部38が異常検出部3に携帯端末部4が接続されてい
ないことを検出するまで反復される(S325)。一
方、携帯端末部4との未接続が検出された場合には、移
転判定部44は処理を終了する(S330)。ちなみ
に、一旦、出力開始された移転検出信号は、移転判定部
44での処理が終了するまで保持される。
【0033】図9は、信号出力部40で行われる処理の
フロー図である。信号出力部40は、移転判定部44が
移転検出信号を出力しているか否かを判定し(S40
0)、移転検出信号が出力されている場合には、携帯端
末部4へ異常ステータスを示す信号を出力開始する(S
405)。ステップS400にて移転検出信号が出力さ
れていないと判定された場合には、振動判定部42が振
動検出信号を出力しているか否かが判定される(S41
0)。振動検出信号が出力されている場合には、携帯端
末部4へ異常ステータスを示す信号を出力開始する(S
405)。
【0034】一方、移転検出信号及び振動検出信号のい
ずれも出力されていない場合には(S410)、信号出
力部40は携帯端末部4へ正常ステータスを示す信号を
出力開始する(S415)。
【0035】この移転検出信号及び振動検出信号の有無
に基づく信号出力部40での処理S400〜S415
も、携帯端末部4が異常検出部3に接続されている間、
反復される(S420)。
【0036】図10は、セット状態での携帯端末部4の
処理フロー図である。上述のように異常検出部3は、振
動センサ30及び赤外線センサ32の出力に基づいて、
盗難発生のおそれがあると判定した場合には、携帯端末
部4への出力を、正常状態を意味する正常ステータスか
ら、異常検知したことを意味する異常ステータスに変更
する。
【0037】一方、盗難発生のおそれが低下した場合に
は、異常ステータスから正常ステータスに変更する。
【0038】携帯端末部4は外部機器接続用インターフ
ェース56からの入力を監視し、異常検出部3が出力す
るステータスが正常から異常に遷移したことを検知する
と(S500)、GPS衛星14の信号を受信して携帯
端末部4の現在の位置情報を取得する(S505)。そ
して、異常ステータスに遷移したことを示す異常信号と
現在の位置情報とを含むデータを監視センタ6へ向けて
送出する(S510)。
【0039】一方、携帯端末部4は、異常検出部3が出
力するステータスが異常から正常に遷移したことを検知
した場合には(S520)、GPS衛星14の信号を受
信して携帯端末部4の現在の位置情報を取得して(S5
25)、正常ステータスに遷移したことを示す復旧信号
と現在の位置情報とを含むデータを監視センタ6へ向け
て送出する(S530)。なお、ここでステータスの変
化がない場合には、監視センタ6へのデータ送信は行わ
れない。
【0040】すなわち、振動検出信号を出力して異常ス
テータスが設定され異常信号を監視センター6に送信し
たのちに、振動検出出力が停止して正常ステータスが設
定されると復旧信号が監視センタ6に送信される。
【0041】一方、一旦、移転検出信号を出力して、異
常ステータスに設定された異常信号を監視センター6に
送信した場合は、振動が停止しても正常ステータスが設
定されることはなく復旧信号が監視センタ6に送信する
ことはない。
【0042】以上、ステップS500〜S530での携
帯端末部4による異常検出部3のステータスを監視する
処理は、上述したセット操作部5からの監視解除入力が
検知されるまで繰り返される(S550)。携帯端末部
4は、監視解除入力を検知した場合には、制御部52が
解除モードである旨の情報を記憶部54に格納し(S5
55)、携帯端末部4は解除状態へ移行すると共に監視
センタ6へ解除信号を送出する(S560)。
【0043】ちなみに、異常検出部3が携帯端末部4に
接続されていない状態では、携帯端末部4には正常ステ
ータス及び異常ステータスのいずれの信号も入力されな
い。よって、窃盗者が異常検出部3を携帯端末部4から
引き抜いても、携帯端末部4には正常ステータス信号は
入力されず、携帯端末部4はステップS520にて正常
ステータスへの遷移を検知することはなく、復旧信号が
監視センタ6へ送出されることもない。
【0044】次に、監視センタ6でのより詳細な動作を
説明する。図11は監視センタ6で行われる処理フロー
図である。監視センタ6は、ステップS600にてセン
サ端末2から送出された監視開始信号を受信すると(S
600)、そのセンサ端末2が搭載された車両に対する
監視を開始し、当該車両の監視開始時点での位置を登録
する(S605)。車両(正確にはセンサ端末2)の位
置は、監視開始信号と共に送信された位置情報に基づい
て位置管理部24により定められる。位置管理部24
は、衛星基準局12からの情報等を用いて、センサ端末
2から得た位置情報を補正して車両の位置を算出する。
【0045】また、センサ端末2の位置情報は監視開始
信号だけでなく、センサ端末2から監視センタ6へ送信
される他の各種の信号にも付加されている。位置管理部
24は、監視対象車両のセンサ端末2から信号を受信す
ると(S610)、監視開始時と同様の補正を行って、
その信号に付加された位置情報から車両の位置を求め、
盗難監視部26は、位置管理部24に登録された監視開
始時点の位置と最新の位置とから、監視開始からの車両
の移動距離を算出する(S615)。盗難監視部26
は、移動距離が、車両が盗難されたと判断し得る所定の
許容距離を越えている場合には(S620)、異常が発
生したとの判定を下して、表示装置等に異常発生を示す
表示を行い、監視センタ6にいる監視員に通知する(S
625)。
【0046】移動距離が許容距離以下である場合には
(S620)、ステップS610の受信信号が、ステッ
プS510にてセンサ端末2から送信される異常信号で
あるか(S630)、ステップS530にて送信される
復旧信号であるか(S635)、ステップS550にて
送信される解除信号であるか(S640)が判定され
る。
【0047】受信信号が異常信号であった場合には、盗
難監視部26は猶予時間の計時を開始する(S64
5)。一方、受信信号が復旧信号であった場合にはその
計時を終了する(S650)。これらの場合には、引き
続いて猶予時間の判定処理S665が行われる。またス
テップS610にて新たな受信信号がなかった場合及
び、受信信号が異常信号、復旧信号、解除信号のいずれ
でもなかった場合にも、ステップS665へ移行する。
受信信号が解除信号であった場合には、計時を終了する
(S655)とともに当該車両に対する監視が終了され
る(S660)。
【0048】猶予時間の判定処理S665では、ステッ
プS645で開始された計時時間が所定の猶予時間を超
えたか否かが判定される。盗難監視部26は、計時時間
が猶予時間を超えていなければ、新たな信号が受信され
たか否かの判定処理S610へ移行するが、猶予時間を
超えていた場合には(S665)、異常が発生したとの
判定を下して、表示装置等に異常発生を示す表示を行
い、監視センタ6にいる監視員に通知する(S62
5)。猶予時間は、上述のセンサ端末2の保持タイマの
持続時間の決定に際しての考慮に基づいて、持続時間と
共に決定される。例えば、猶予時間は10分程度に設定
することができる。
【0049】以上述べたように監視センタ6では、猶予
時間以外に車両の移動距離が許容距離範囲内であるか否
かによっても盗難を判定することにより、盗難車両が移
動、停止を適当なタイミングで繰り返して保持タイマの
再起動を回避し復旧信号を発しても盗難を検知すること
ができる。
【0050】監視センタ6にて盗難が検知されると、通
知された監視員が、システム利用者の登録連絡先に異常
を知らせたり、また盗難車両に最寄りの対処用端末7を
携帯する警備担当者を、対処用端末7が送出する位置情
報に基づいて特定し、盗難車両の特徴等を通知して、捜
索させるといった対処が取られる。
【0051】
【発明の効果】本発明の車両盗難検出システムによれ
ば、自動車に設置したセンサ端末は各種状態に応じて信
号を監視センタへ送信し、盗難か否かの判定は監視セン
タが行う。監視センタがセンサ端末の状態を把握して判
定を行うことにより、誤報や失報が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両盗難検出システ
ムの構成を示す模式図である。
【図2】 監視センタ6の概略のブロック構成図であ
る。
【図3】 異常検出部3の概略のブロック図である。
【図4】 携帯端末部4の概略のブロック図である。
【図5】 セット操作部5の概略のブロック図である。
【図6】 解除状態からセット状態へ移行する際の携帯
端末部での処理フロー図である。
【図7】 振動判定処理の処理フロー図である。
【図8】 移転判定処理の処理フロー図である。
【図9】 信号出力部で行われる処理のフロー図であ
る。
【図10】 セット状態での携帯端末部の処理フロー図
である。
【図11】 監視センタ6で行われる処理のフロー図で
ある。
【符号の説明】
2・・・センサ端末 3・・・異常検出部 4・・・携帯端末部 5・・・セット操作部 6・・・監視センタ 7・・・対処用端末 8・・・ネットワーク 10・・・PHS基地局 12・・・衛星基準局 14・・・ GPS衛星 20・・・通信部 22,52,72・・・制御部 24・・・位置管理部 26・・・盗難監視部 30・・・振動センサ 32・・・赤外線センサ 34・・・判定部 36,74・・・携帯端末インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA03 AA11 AA23 BB03 BB12 BB20 BB74 BB76 DD05 DD14 EE07 FF01 FF04 FF13 FF17 FF20 FF23 GG08 GG09 GG18 GG30 GG39 GG46 GG50 GG51 GG57 GG70

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されるセンサ端末から監視セン
    タへの通報に基づいて、監視センタにて前記車両の盗難
    を検出する車両盗難検出システムであって、 前記センサ端末は、車両盗難時に起こり得る車両の振動
    の発生及び消滅を検出するセンサ部と、センサ端末の移
    転を検出する移転検出部と、前記振動の発生検出及び移
    転検出に応じて異常信号を前記監視センタへ通報し、前
    記振動の消滅検出に応じて復旧信号を前記監視センタへ
    通報する通報部を有し、 前記監視センタは、前記異常信号を受信すると計時を開
    始し、前記復旧信号を受信すると計時を終了する計時部
    と前記計時部の計時値が所定の猶予時間を超えたことに
    基づいて盗難発生と判定する判定部を有することを特徴
    とする車両盗難検出システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両盗難検出システムにお
    いて、 前記センサ部は、前記移転検出部がセンサ端末の移転を
    検出した後はセンサ部が振動の消滅を検出しても復旧信
    号を送信しないことを特徴とする車両盗難検出システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両盗難検出システムにお
    いて、 前記センサ端末は、解除操作を検知する解除検知部を有
    し、前記通信部は解除検知部の検知に応じて解除信号を
    前記監視センタへ通報し、 前記監視センタは、前記解除信号を受信すると前記計時
    部が計時を終了することを特徴とする車両盗難検出シス
    テム。
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