JP2002292898A - 記録装置用インクタンクのインクの補給パック、インクの補給具、インクの補給セットならびにインクタンクのインク補給方法 - Google Patents

記録装置用インクタンクのインクの補給パック、インクの補給具、インクの補給セットならびにインクタンクのインク補給方法

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JP2002292898A JP2002084954A JP2002084954A JP2002292898A JP 2002292898 A JP2002292898 A JP 2002292898A JP 2002084954 A JP2002084954 A JP 2002084954A JP 2002084954 A JP2002084954 A JP 2002084954A JP 2002292898 A JP2002292898 A JP 2002292898A
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Takao Kobayashi
隆男 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッヂに所要量のインクを有効
に補給できるものの提供。 【解決手段】 インクジェット記録装置などの記録ヘッ
ドにインクを供給するカートリッヂタイプのインクタン
クにインクを補給する補給パックであって、インクを吸
蔵させ圧縮状とされた状態のインク吸蔵体を収容した補
給パックであって、頂壁及び底壁には剥離シールにより
開放自在に封止された透孔が開設され、前記インクタン
クの容器内に装填しうる記録装置用のインクの補給パッ
ク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
記録装置などの記録ヘッドにインクを供給するカートリ
ッヂタイプのインクタンクのインクの補給パック、イン
クの補給具、インクの注入具、、インクの補給セットな
らびにインクタンクのインク補給方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクタンクは各種提案
されており、例えば特開昭63−87242号(公知例
1)のもののように複数の仕切り室内に発泡材からなる
インク吸収材を収容したものや、特開平6−40043
号(公知例2)のように密閉状の容器内を区画壁によっ
て仕切ってインク吸収体を収容した収容室と、インクの
みを収容するインク室を併設したインクタンクなどが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した公知例1もし
くは2のものによれば、多量のインクがインクタンクに
収容されているため、長期にわたって記録ヘッドにイン
クを供給することができるとはいえ、いずれも内装され
たインクが消耗され尽されるとインクタンクを新規なも
のに交換しなければならないため、その交換操作が煩雑
であるばかりでなく、作業時の汚損が不具合として挙げ
られ、更には、使用済みのインクタンクの廃棄処理にコ
ストがかかり、環境汚染の要因となる点の指摘があっ
た。
【0004】このような現況において、プリンターなど
のユーザからは、使用済みのインクタンクにインクを再
充填(リフィル)処理を施すことによって、更に長期に
わたってインクタンクを利用できるものの提供が要請さ
れ、しかもこのリフィル処理が清浄でしかも敏速に実行
できるインクタンクが懇請されるところであった。
【0005】この発明の目的は、前記の如きユーザニー
ズに応えうるものを提供することであって、その第1の
目的は、インクタンクにインクを補給処理することによ
って長期にわたって使用できるようにすると共に、使用
済みのインクタンクを廃棄することがないため、環境汚
染を未然防止しうるものを提供することである。
【0006】この発明の第2の目的は、インク吸蔵体を
収納体に収納させ、清浄状態でインク吸蔵体を保守・交
換処理してインクを補給可能としたインクタンクのイン
ク補給パックを提供することである。
【0007】この発明の第3の目的は、インクの注入具
とインク吸蔵体とをセット状に組み合せた補給セットを
提供することである。
【0008】この発明の第4の目的は、インクタンクの
複数の収容室内にインク吸蔵体もしくはインクのみを円
滑に補給可能としたインクタンク補給方法を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めのこの発明の構成上の特徴点は次の通りである。
【0010】(1) インクジェット記録装置などの記録
ヘッドにインクを供給するカートリッヂタイプのインク
タンクにインクを補給する補給パックであって、インク
を吸蔵させ圧縮状とされた状態のインク吸蔵体を収容し
た補給パックであって、頂壁及び底壁には剥離シールに
より開放自在に封止された透孔が開設され、前記インク
タンクの容器内に装填しうる記録装置用のインクの補給
パック。
【0011】(2) 前記インク吸蔵体に異色のインクを
吸蔵させてなる前記(1)記載の記録装置用のインクタン
クの補給パック。
【0012】(3) インクジェット記録装置などの記録
ヘッドにインクを供給するカートリッヂタイプのインク
タンクにインクを補給する補給具であって、脱気インク
を装填しうる補給タンクの一側に供給針を連設すると共
に、他側に開放可能な給気孔を設けた記録装置用インク
の補給具。
【0013】(4) インクジェット記録装置などの記録
ヘッドにインクを供給するカートリッヂタイプのインク
タンクにインクを補給する補給セットであって、前記イ
ンクの注入具ならびにカートリッヂのリフィルの際に用
いられるインク吸蔵体を組み合わせて配設してなる記録
装置用インクの補給セット。
【0014】(5) インクジェット記録装置などの記録
ヘッドにインクを供給するカートリッヂタイプのインク
タンクにインクを補給するインク補給方法であって、イ
ンク吸蔵体を収容した収容室を有する容器を閉止する蓋
体を開放させ、前記収容室内のそれまで用いていたイン
ク吸蔵体を除去し、その後新しいインク吸蔵体を収容さ
せ、このインク吸蔵体に注入具によってインクを注加し
た後、蓋体により収容室を閉止させるようにするインク
タンクのインク補給方法。
【0015】
【作 用】前記のこの発明のインクを補給する際の手順
について説明すれば次の通りである。
【0016】前記(1)、(2)については、インクタンクの
収容室内に補給パックを装填し透孔を開放させればよい
ものである。
【0017】前記(3)については、インクタンクの蓋体
の通気孔に供給針を挿通させ、給気孔を開放させてイン
クの補給を行うものである。
【0018】前記(4)にあっては、必要に応じて注入具
もしくはインク吸蔵体を取り出し、インクタンクにイン
クの補給をなしうるものである。
【0019】前記(5)にあっては、連通孔により部分的
に連通状態において仕切壁によって区画された容器の複
数の収容室を閉止する蓋体を開放させ、前記複数の収容
室内にインク吸蔵体を収容させ、各インク吸蔵体に注入
具によってインクを注加した後、蓋体により各収容室を
閉止させるようにするものである。
【0020】
【実施例】次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】(実施例1)この実施例のインクタンクI
は、図1および図2に示すように容器1内に仕切壁
10を設けて、第1の収容室11および第2の収容室1
2を形成し、第1収容室11には、前記仕切壁10に直
交状をなすように2枚の区画壁13、13を等間隔状に
並設して、互いに隣接する3個のコンパートメント11
A、11B、11Cを用意している。
【0022】更に、各コンパートメント11A、11
B、11C内には、例えばポリウレタン材などを発泡処
理させてポーラス状とした多孔質体内にイエロー、マゼ
ンタ、シアンなどのインクを吸蔵させたインク吸蔵体1
5A、15B、15Cを収容させている。なお、インク
を吸蔵させる多孔質体は、その体積が第1の収容室11
の容積より大きく、第1の収容室11に収容する際に圧
縮させて収容する。また多孔質体は第1の収容室11に
収容された後、後述する蓋体30の押圧子34a、34
bによりインク供給口部材20のある底面方向に押圧さ
れる。
【0023】又、各コンパートメント11A(以下11
B、11Cは共通)には図示しない記録ヘッドのインク
供給針を透通係合させうるインク供給口部材20を配設
しており、当該インク供給口部材20は筒状を呈してい
て、フィルター21を覆設したその頂部22が前記イン
ク吸蔵体15A(以下15B、15Cも共通)を押し上
げてこれを幾分押し潰すようにしてインクを流通させる
毛細管力の向上を図っている。又、このインク供給口部
材20の透通孔23には、前記したインク供給針が液密
状に挿通される開口24’を備えた封止体24を嵌着し
た構成とされている。又、前記仕切壁10の下部にスリ
ット状に開設した連通孔10’によって、前記第1の収
容室11と連通された前記第2の収容室12には補充用
のインクを貯留させうるものである。
【0024】次に、容器1の開放頂部についてみれば、
第2の収容室12を密閉させると共に、その弱体部31
から折曲自在とした蓋体30を冠着しており、当該蓋体
30の周辺に形成した内向き係止部32を、前記容器1
の頂部に設けた外向きリブ部14に係脱自在とさせるこ
とにより、コンパートメント11Aの頂部開放部を閉止
可能となしたものである。
【0025】更に、この蓋体30には、通気孔33が開
設されており、インクの消費量に応じた等量の外気が容
器1内に流入されうるように構成されている。
【0026】図中34a、34bは前述したように前記
蓋体30の内面に垂設された押圧子であって、蓋体30
により容器1の頂部開放部を閉止した際に、インク吸蔵
体15Aを部分的に押し下げるように付勢させる構成と
されている。更に、インク供給口部材20と対向する側
の押圧子34aはインク供給口から離れた側の押圧子3
4bより長く突出するように形成され、インク供給口部
材20と協同して、インク吸蔵体15Aのインク供給口
側の部分の圧縮効果を高めている。
【0027】このインクタンクITの使用法自体は、
従来品と格別に異なることは存しないが、プリント操作
によって容器1内のインクが消耗され、その補充が必要
となった場合については、以下に述べる手順によって容
器1内にインクをリフィル処理するものである。
【0028】即ち、リフィル処理をなす場合には、マニ
ュアル操作によって蓋体30に指を掛けて、弱体部31
を支点として引き上げるようにして容器1の外向きリブ
14から蓋体30の内向き係止部32を離脱させて図1
において仮想線で示すように蓋体30によりコンパート
メント11Aを開放させる(図3(イ)において矢印a
方向に蓋体30を回動させる)。
【0029】これによりコンパートメント11Aが開放
されるので使用済みのインク吸蔵体15Aを矢印b
向にコンパートメント11Aから抽出する(図3(ロ)
参照)。
【0030】次で、容器1を矢印c方向に90度旋回
させて第1の収容室11が上側に位置するようにして、
例えば後述する図8に示すような注入具IDにより仕切
壁10の連通孔10’から矢印d方向に第2の収容室
12内にインクを充填させる(図3(ロ)参照)。
【0031】この場合、注入具IDの容器部IDAを透
明状となし、目盛IDBを付設しておけばインクの注入
量が視認出来て目安となり便利である。
【0032】その後、第1の収容室11にインク吸蔵体
15Aを挿入し、注入具IDにより当該インク吸蔵体1
5A内にインクを注加する(図3(ハ)参照)。
【0033】最後に、矢印f方向に蓋体30を旋回さ
せ、前記内向き係止部32を外向きリブ14に係合さ
せ、図1の状態にすることにより、新鮮なインクの充填
作業が完了するものである。
【0034】(実施例2)図4および図5に示すもので
あって、実施例1と共通する点が多いので、以下にその
相違する点を中心として説明する。
【0035】即ち、インクタンクITのコンパートメ
ント11Aの側壁16に透孔16Aを開設し、密封シー
ル17を貼設した構成が特徴点であって、リフィル処理
にあって、インク吸蔵体15Aを再びコンパートメント
11A内に収容させるまでのプロセスは共通してる。
【0036】従って、次の工程としては蓋体30によっ
てコンパートメント11Aの開放部を閉止することとな
る。
【0037】次で、インク吸蔵体15Aにインクを充填
するに当っては、密封シール17を剥脱させ、インクタ
ンクITを90度旋回させて図5に示すようにシール
17を上側に配置させ透孔16Aを開放させ、この透孔
16Aから注入具IDの注入針をコンパートメント11
Aに挿通させインクを補給するが、この場合、まず注入
針の先端を連通孔10’の近傍に臨ませて第2の収容室
12にインクを注入した後、幾分注入針を引き戻してイ
ンク吸蔵体15Aにインクを充填させることにより、第
1および第2の収容室11および12に効果的にインク
を補給できるものであり、その後再び密封シール17に
より透孔16Aを閉止させるものである。なお、この密
封シール17の代りに弾性復元力の大きいゴムシートを
採用すれば注入針を棘通させてインク補給が出来るので
剥脱および再度の封止作業が不要となるものである。
【0038】又、この実施例において、インク吸蔵体1
5Aの交換が不要の場合には、例えば実施例6もしくは
実施例7について、図12もしくは図13に示すように
蓋体1300,2400は閉止したままとし、注入具I
Dにより透孔16Aからインクを補給すればよいことは
言うまでもないことである。
【0039】(実施例3)この実施例のインクタンクI
は、図6および図7に示したものであって、容器1
00内を仕切壁110によって第1の収容室120およ
び第2の収容室120Aとなし、両収容室120、12
0A内にいずれものみインク吸蔵体200、300を収
容させてなる点を特徴とするものである。
【0040】なお、実施例1のインクタンクIT1と共
通する構成についての説明は省略する。
【0041】即ちこの実施例にあっては、容器100の
頂部開放部には、前記第1および第2の収容室120及
び120Aを一挙に開閉させることが出来る蓋130が
容器100に対して着脱自在に設けられており、容器1
00の外向きリブ140を蓋体130の外周に設けた内
向き係止部132に係脱させうる構成となっている。
【0042】従って、インクをリフィル処理する際に
は、前記外向きリブ140から内向き係止部132を離
脱させて、蓋体130を容器100の頂部から取り除い
て第1および第2の収容室120、120A内から使用
済みのインク吸蔵体200、300を抽出し、新鮮なイ
ンク吸蔵体200、300を再び各収容室120、12
0A内に装填するものであるが、例えば使用済みのイン
ク吸蔵体200もしくは300が比較的に損傷されてお
らず、そのまま再利用できる場合には、好んでこれを交
換するまでもないことは言うまでもないことである。
【0043】又、使用済みのインクタンクITが実施
例1におけるインクタンクITの如くに第2の収容室
12にはインク吸蔵体が欠如しているような容器1にあ
っても、リフィル処理に際して第2の収容室120A内
にもインク吸蔵体300を充填すれば足りるものである
ことについても説明するまでもないことである。
【0044】次に、リフィル処理の操作手順について図
7をも参照して説明する。
【0045】即ち、インクが消耗されたインクタンクI
において、矢印a方向に蓋体130を引き上げ、
外向きリブ140から内向き係合部132を離脱させて
蓋体130を容器100から取り外し、容器100の第
1および第2の収容室120、120Aを開放させる
(図7(イ)参照)。
【0046】次で、矢印b方向にインク吸蔵体20
0、300を各第1および第2の収容室120、120
Aから抽出する(図7(イ)参照)。
【0047】次で、矢印c、d方向に新鮮なインク
吸蔵体200、300を付勢して第1および第2の収容
室120、120A内に収容させる(図7(ロ))。
【0048】次に、注入具IDにより各インク吸蔵体2
00、300内にインクを十分に注入し、最後に矢印e
方向に蓋体130を降下させて容器100の開放頂部
に当接させ、内向き係合部132を外向きリブ140に
係止させることにより、リフィル処理が完了するもので
ある。
【0049】(実施例4)この実施例は、前項の実施例
3と共通する部分が多いので、その要部となる点につい
て説明すると次の通りである。
【0050】即ち、図8および図9に示す如くに、イン
クタンクITの容器100に設けた仕切壁110’
が、仮想線で示すように当該容器100に着脱可能に装
着されたものである。
【0051】従って、リフィル処理に当っては、使用済
みのインク吸蔵体400を取り出し、仕切壁110’を
矢印g方向に抽出して取り外した後、容器100内を
一杯にするように一体状のインク吸蔵体500を装填す
るようにしたものである。
【0052】なお、この場合インク吸蔵体500につい
ては、後述の図10および図11に示した実施例5の補
給パックPSを利用するとその取扱いが清浄状態で実施
可能となる。
【0053】(実施例5)図10および図11に示す通
りに予め圧縮状態とされ、内部にインクを含浸させてな
るインク吸蔵体500を薄いプラスチックシートもしく
は金属箔などをラミネートしたものの通気性のない材料
によって形成された中空直方体状の収納体510内に収
容させて補給パックPSとしたものであって、当該収納
体510には、頂壁511に透孔512を開設すると共
に、剥離シール513によってこの透孔512を開放自
在とし、又底壁514にも透孔515を開設し、剥離シ
ール516によってこの透孔515を開放自在とした構
成とされている。
【0054】従って、使用に当っては、実施例4で示し
た仕切壁110’を取り除いた容器100内に当該収納
パック510を剥離シール513および516を取り外
して装填し、使用するものである。
【0055】なお、前記のインク吸蔵体500を予め圧
縮状態に処理しておく場合の圧縮方向は、全体的に圧縮
させる他に、上下もしくは左右方向に選択的に圧縮処理
させることも可能である。
【0056】又、底壁514に開口を設けて当該開口に
プラスチック等の柔軟な材料からなるフィルタ(例えば
図1における符号21参照)を設けるようにすることも
できるものである。
【0057】又、このインク吸蔵体500を収納した収
納体510は、イエローのみならずマゼンタ、もしくは
シアンなどの異色のインクを吸蔵させたものを採用し、
前記した図2におけるコンパートメント11A、11B
もしくは11Cにそれぞれ選択的に装着脱させて利用し
うるものであることは言うまでもないことである。
【0058】(実施例6)図12に示す実施例6のイン
クタンクITにあっては、容器1000には蓋体13
00が固着されており、その通気孔1330からインク
補給を行うものであって、その補給具STとしては同図
に示す如くに供給針STを垂設した補給タンクST
の頂部に給気孔STを開設すると共に、剥離シールS
によって当該給気孔STを閉止したものであっ
て、使用に当っては、供給針STを第1の収容室14
00内のインク吸蔵体1500に棘通させ、仮想線で示
すように剥離シールSTを剥脱させて給気孔ST
開放してインクを補給しうるものである。尚、通気孔1
330と供給針STとの間には、室内の空気を外部へ
逃すための若干の隙間もしくは蓋体1300の他部に別
の通気孔を設けることが望ましい。
【0059】尚、この場合脱気インクを採用しておけ
ば、インクは自然落下状態でインク吸蔵体1500内部
の小さな気泡を喰いながら一層効果的に容器1000内
に補給しうるものであり、記録ヘッドの信頼性を高める
インクを供給することができる。また、インク補給量に
ついては、第1の収容室1400の容積の2分の1以下
程度が望ましいと言える。
【0060】(実施例7)図13に示す実施例7のイン
クタンクITにあっては、容器2000のインク吸蔵
体2100を収容した第1の収容室2200に隣接する
インク吸蔵体2100が装着されていない第3の収容室
2300に直接インクを補給するために容器2000に
固設した蓋体2400に補給孔2410を開設し、剥離
シール2420で当該補給孔2410を開放自在に閉止
したものであって、使用に当っては、例えば後述する注
入具ID(図14参照)を利用して剥離シール2420
を剥脱して開放された補給孔2410に注入針INを挿
通させてインクを補給するものである。この場合も実施
例6と同様、補給孔2410と注入針INとの間には若
干の隙間もしくは蓋体2400の第2の収容室2300
側に通気孔を設けることが望ましい。
【0061】尚、剥離シール2420の代りに弾性復元
力の大きいゴムシートを貼設し、注入針INをゴムシー
トに棘通させてインク補給を可能とさせてもよいもので
ある。
【0062】(実施例8)図14および図15には、注
射器形状のインクの注入具IDを示しているが、その特
徴点は、容器部IDAに目盛IDBを標設し、注入針I
Nの長手方向に関して、目盛M〜Mを標設した点に
あるもので、使用に際しては目盛IDBを目視しながら
インクの補給量を加減出来、又、目盛M〜Mにより
注入針INのインク吸蔵体への侵入深さを検知して所望
の深さ位置においてインクをインク吸蔵体に注加しうる
ものであるから、インク吸蔵体全域にわたって効果的に
インクを吸蔵させうるものである。尚、このインクの注
入具IDは、アルミニウムやアルミラミネート材などの
通気性のない材料で包装し、予め脱気処理したインクを
充填して補給に供するようにすることが好ましいし、必
要に応じては、ガス透過性のない材料で形成された図示
しない収納パックに脱気インクを収納させ、空の注入具
IDとセットにしてリフィルキットとしてもよいもので
ある。
【0063】(実施例9)図16および図17に示すこ
の実施例9は、インクの補給セットSSであって、前記
実施例7で示したインクの注入具ID内に各種異色のイ
ンクを装填し、ベース板SS上に配列させると共に、
インク吸蔵体PAをもベース板SS上に載置し、注入
具IDおよびインク吸蔵体PAの外観形状に整合する凹
入部SS〜SSを凹設したカバーシートSSによ
ってこれらを被覆させ、インクの補給セットSSとなし
たものであって、使用に当ってはベース板SSからカ
バーシートSSを離脱させ、注入具IDもしくはイン
ク吸蔵体PAを取り出して使用に供しうるものである。
【0064】
【発明の効果】この発明は以上の如くであって、その構
成によってもたらされる顕著な効果は次の通りである。
【0065】 効率的なインクの補給処理 インク補給パック、注入具、補給具あるいは補給セット
によりインク吸蔵体もしくはインクを収容した収容室内
に必要量のインクを効果的に補給できるので補給作業の
効率が向上する。
【0066】 使用済みのインクタンクを廃棄せず、
環境汚染を未然防止できる。
【0067】 作業者が汚損させることなくインクを
補給できる。
【0068】 取り扱いが容易で不使用時の防塵効果
が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のインクタンクの縦断正面
図。
【図2】図1の横断側面図。
【図3】図1のインクタンクのインク補給工程の説明
図。
【図4】この発明の実施例2のインクタンクの縦断正面
図。
【図5】図4のインクタンクのインク補給工程の説明
図。
【図6】この発明の実施例3のインクタンクの縦断正面
図。
【図7】図6のインクタンクのインク補給工程の説明
図。
【図8】この発明の実施例4のインクタンクの縦断正面
図。
【図9】図8のインクタンクのインク補給工程の説明
図。
【図10】この発明の実施例5のインクタンクに利用さ
れるインクの補給パックの縦断正面図。
【図11】図10の全体斜視図。
【図12】この発明の実施例6のインクの補給具とイン
クタンクの縦断正面図。
【図13】この発明の実施例7のインクタンクの縦断正
面図。
【図14】この発明の実施例8のインクの注入具の側面
図。
【図15】図14のインクの注入具の注射針の側面図。
【図16】この発明の実施例9の補給セットの平面図。
【図17】図16の(イ)−(イ)断面図。
【符号の説明】
IT、IT、IT、IT、IT、IT
インクタンク 1、100、1000、2000 容器 10、110、110’ 仕切壁 11、12、120、120A、2200、2300
収容室 30、130、1300、2400 蓋体 16A 透孔 11A、11B、11C コンパートメント 15A、15B、15C、200、300、400、5
00、1500、2100、PA インク吸蔵体 510 収納体 20、515 インク供給口部材 PS 補給パック ID 注入具 ST 補給具 SS 補給セット
フロントページの続き (72)発明者 宮澤 芳典 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小林 隆男 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 柳田 栄子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 KC01 KC11 KC30 KD08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置などの記録ヘッ
    ドにインクを供給するカートリッヂタイプのインクタン
    クにインクを補給する補給パックであって、インクを吸
    蔵させ圧縮状とされた状態のインク吸蔵体を収容した補
    給パックであって、頂壁及び底壁には剥離シールにより
    開放自在に封止された透孔が開設され、前記インクタン
    クの容器内に装填しうる記録装置用のインクの補給パッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記インク吸蔵体に異色のインクを吸蔵
    させてなる請求項1記載の記録装置用のインクタンクの
    補給パック。
  3. 【請求項3】 インクジェット記録装置などの記録ヘッ
    ドにインクを供給するカートリッヂタイプのインクタン
    クにインクを補給する補給具であって、脱気インクを装
    填しうる補給タンクの一側に供給針を連設すると共に、
    他側に開放可能な給気孔を設けた記録装置用インクの補
    給具。
  4. 【請求項4】 インクジェット記録装置などの記録ヘッ
    ドにインクを供給するカートリッヂタイプのインクタン
    クにインクを補給する補給セットであって、前記インク
    の注入具ならびにカートリッヂのリフィルの際に用いら
    れるインク吸蔵体を組み合わせて配設してなる記録装置
    用インクの補給セット。
  5. 【請求項5】 インクジェット記録装置などの記録ヘッ
    ドにインクを供給するカートリッヂタイプのインクタン
    クにインクを補給するインク補給方法であって、インク
    吸蔵体を収容した収容室を有する容器を閉止する蓋体を
    開放させ、前記収容室内のそれまで用いていたインク吸
    蔵体を除去し、その後新しいインク吸蔵体を収容させ、
    このインク吸蔵体に注入具によってインクを注加した
    後、蓋体により収容室を閉止させるようにするインクタ
    ンクのインク補給方法。
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