JP2002292849A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002292849A
JP2002292849A JP2001093923A JP2001093923A JP2002292849A JP 2002292849 A JP2002292849 A JP 2002292849A JP 2001093923 A JP2001093923 A JP 2001093923A JP 2001093923 A JP2001093923 A JP 2001093923A JP 2002292849 A JP2002292849 A JP 2002292849A
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JP2001093923A
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Yoshifumi Hagino
祥史 杷野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光インクを含む複数のインクを同時に印字す
る場合に、通常の可視光の下での視認性と、所定の光源
の下での視認性の両方を満足できるインクジェット記録
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】ノズル列の副走査方向の位置が、同一色を
吐出するノズルのノズル間隔Aに対して、副走査方向に
1/2Aずれた配置であるノズル列の群C、Dからなるヘ
ッド、搬送ピッチをBとしたとき、B=α×A(αは正
の整数)である搬送手段、ノズル列の群CまたはDから
吐出される前記インクの少なくとも1つの群から吐出さ
れるすべてのインクが、紫外光領域の光を照射した場合
に、可視光領域の光を発光する蛍光性化合物からなる発
光インクを備えたインクジェット記録装置を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の印字情報を同
時に印字できるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より真正品と偽造品の識別には様々
な方法が知られており、例えば真正品の商品マークにホ
ログラムを使用したり、熱により色が変化するサーモク
ロミックインクを使用したものがある。また物品に特殊
インクで判別情報を印字し、この判別情報を特殊環境下
で読みとる方法がある。この判別情報を形成することの
できるインクとして、所定の分光エネルギー分布を有す
る光源下で蛍光発光することにより、太陽光、蛍光灯、
白熱電灯などの通常の可視光の下と、所定の分光エネル
ギー分布を有する光源下で、異なる色相、明度、彩度で
視認される蛍光性化合物からなるインクを用いたインク
ジェット記録装置が知られており、例えば特開平09-131
860、特開平9-302293、特開2000-263913号公報等に記載
されている。これらの公報においては、蛍光発光しない
非発光インクと、蛍光発光する発光インクを同一画素位
置に印字することにより、印字情報への透かし情報の重
ね印字を達成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記技術におい
ては、蛍光発光しない非発光インクと、蛍光発光する発
光インクを同一画素位置に印字する部分では、にじみ等
により印字品質が悪化したり、濃度消光が起こり、非発
光インクと発光インクを同一画素位置に印字していない
部分と比較して、発光強度が大幅に低下するという課題
があった。ここで濃度消光とは、本来蛍光性化合物が光
源の光エネルギーを吸収して蛍光発光するエネルギーを
他の着色剤が吸収するために、蛍光性化合物が蛍光発光
できなくなる現象である。
【0004】濃度消光は着色剤濃度が多いほど大きいた
め、着色剤濃度を減らすことによって改善できるもの
の、その場合非発光インクの印字部の視認性が劣るとい
う課題があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、蛍光性化合物からなる発光インクで複
数の情報を同時に印字する場合に、印字濃度、印字パタ
ーンによらず、通常の可視光の下での視認性と、所定の
光源の下での視認性の両方を満足できるインクジェット
記録装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、請求項1の発明では、記録媒体を副
走査方向に搬送する搬送手段と、互いに色の異なる複数
のインクを収納できるインク収納部を備えたインクカー
トリッジと、前記インクを吐出するノズルが、色ごとに
主走査方向に配置されたノズル列を備えたヘッドを備
え、前記ヘッドからインクを吐出させて記録媒体上に記
録を行うインクジェット記録装置において、前記ヘッド
が、ノズル列の副走査方向の位置が、同一色を吐出する
ノズルのノズル間隔Aに対して、副走査方向に1/2Aず
れた配置であるノズル列の群C、Dからなるヘッドであ
り、前記搬送手段が、搬送ピッチをBとしたとき、A=
α×B(αは正の整数)である搬送手段であり、ノズル
列の群CまたはDから吐出される前記インクの少なくと
も1つの群から吐出されるすべてのインクが、紫外光領
域の光を照射した場合に、可視光領域の光を発光する蛍
光性化合物からなる発光インクであることを特徴とする
インクジェット記録装置としたものである。
【0007】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載のインクジェット記録装置において、前記インクが、
可視光領域に吸収を持たず、かつ紫外光領域の光を照射
した場合に、可視光領域の光を発光する蛍光性化合物か
らなる発光インクを含むことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置としたものである。
【0008】また、請求項3の発明では、請求項1に記
載のインクジェット記録装置において、前記インクが、
可視光領域に吸収を持ち、かつ紫外光領域の光を照射し
た場合に、可視光領域の光を発光する蛍光性化合物から
なる発光インクを含むことを特徴とするインクジェット
記録装置としたものである。
【0009】また、請求項4の発明では、請求項1、2
または3に記載のインクジェット記録装置において、前
記インクを吐出するノズル列の群とは別のノズル列の群
から吐出されるインクが、可視光領域に吸収を持ち、か
つ紫外光領域の光を照射した場合に、可視光領域の光を
発光する蛍光性化合物かならなる発光インクを含むこと
を特徴とするインクジェット記録装置としたものであ
る。
【0010】また、請求項5の発明では、請求項1、2
または3に記載のインクジェット記録装置において、前
記インクを吐出するノズル列の群とは別のノズル列の群
から吐出されるインクが、紫外光領域の光を照射した場
合に、可視光領域の光を発光しない非蛍光性化合物から
なる非発光インクを含むことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。
【0012】本発明のインクジェット記録装置に用いら
れるインクは、紫外光領域の光を照射した場合に、可視
光領域の光を発光する蛍光性化合物からなる発光インク
を必須成分とする。
【0013】本発明に用いられる蛍光性化合物とは、太
陽光、蛍光灯、白熱電灯などの通常の可視光の下と、所
定の分光エネルギー分布を有する光源の下で、異なる色
相、明度、彩度で視認される蛍光性化合物である。
【0014】本発明に用いられる蛍光性化合物として
は、特開昭58-49765号公報、特開平8-199101等に記載さ
れている、可視光領域に吸収を持たない、一般に蛍光増
白剤と称されている蛍光性化合物と、特開平8-253715号
公報、特開平10-17571号公報等に記載されている、ユー
ロピウムを含む有機化合物等を用いることが可能であ
る。また特開昭58-49765号公報、特開平9-78012号公
報、特開平9-302293号公報等に記載されている、可視光
領域に吸収を持つ一般に蛍光染料、蛍光顔料と称される
蛍光性化合物を用いることが可能である。
【0015】特に発光インクを透かし印字で用いる場合
等、通常の可視光の下での視認性を抑えたい場合には、
可視光領域に吸収を持たない蛍光性化合物を用いるか、
または一般に蛍光染料、蛍光顔料と称される化合物を低
印字濃度で使用することが望ましい。
【0016】蛍光増白剤としては例えば、ジアミノスチ
ルベン系、ジスチリルビフェニル系、イミダゾール系、
ナフタルイミド系、クマリン系の蛍光増白剤等が使用で
きる。市販品としては、日本化薬カラーズ(株)製の「K
ayaphor AP Liquid」、「Kayaphor PAS Liquid」、「Kayaph
or GMY Liquid」、「Kayaphor S Liquid」、チバスペシャ
リティーケミカルズ(株)製の「Tinopal UP Liquid」、
「Tinopal ABP-Z Liquid」、「Tinopal MSP Liquid」、「UVI
TEX NFW Liquid」等がある。
【0017】蛍光染料、蛍光顔料としては例えば、日本
化薬カラーズ(株)製の「Kayarus Light Yellow F8G」、
「Kayanol Brilliant Flavine FL」、「Kayaset Flavine F
2G」、「Kayafect Yellow C Liduid」、「Kayacryl Brill.P
nik B-ED」、「Kayacryl Brill.Pink B200」、日本螢光化
学(株)製の「LUMIKOL NKW-3002」、「LUMIKOL NKW-300
3」、「LUMIKOL NKW-3004」「LUMIKOL NKW-3005」、「LUMIKOL
NKW-3007」、シンロイヒ(株)製の「SF-5012」、「SF-501
3」、「SF-5014」、「SF-5015」、「SF-5017」等がある。
【0018】インク中の蛍光性化合物の含有率は0.2〜2
0重量%であることが好ましい。含有率が0.2重量%よ
り少ないと、紫外光領域の光を照射した場合の蛍光発光
強度が小さく、視認性に劣る。逆に含有率が20重量%よ
り多いと、保湿剤等を添加してもノズル先端の目詰まり
が発生しやすくなり、印字信頼性が低下する。
【0019】また本発明に用いられる、紫外光領域の光
を照射した場合に、可視光領域の光を発光しない非蛍光
性化合物からなる非発光インクとは、一般に市販されて
いるインクジェット記録装置用のインクをそのまま使用
することが可能である。
【0020】また本発明のインクにおいては蛍光性化合
物以外に、ノズルの目詰りを防止する為に多価アルコー
ル類を含むことが好ましい。多価アルコールの具体例と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、分子量2000以下のポリエチ
レングリコール、1、3−プロピレングリコール、イソ
プロピレングリコール、イソブチレングリコール、1、
4−ブタンジオール、1、3−ブタンジオール、1、5
−ペンタンジオール、1、6−ヘキサンジオール、グリ
セリン、チオジグリコール、メソエリスリトール、ペン
タエリスリトールなどが挙げられる。とりわけ、グリセ
リン、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコー
ル、またはチオジグリコール、さらにそれらの混合物
は、インク組成物の粘度を適正に制御でき、ノズルの目
詰まりを有効に防止することができ好ましい。これらの
多価アルコールの添加量はインク組成物に対して3〜4
0重量%未満が好ましく、より好ましくは5〜30重量
%である。
【0021】次に本発明に用いられるヘッド構成例につ
いて説明する。
【0022】図1、図3及び図4は、本発明に用いられ
るヘッド部材の一例を示すものであり、図3は、本発明
に用いられるヘッドの外形図である。図4は、図3に示
したヘッドを、矢印の方向から見た断面図である。図1
は、図3に示したヘッドのノズル配置を示した模式図で
ある。
【0023】本発明のヘッドは薄肉部11にノズル4を
形成したノズル板3と、キャビティ板1と、配線板2と
から成っている。キャビティ板1はシリコン基板であ
り、底壁を振動板5とする圧力発生部である圧力室6
と、圧力室6の後部に設けられるオリフィス7と、各々
の圧力室6にインクを供給するためインク供給部である
共通インク室8と、共通インク室8の後部に設けられた
インク取込口(図示せず)からなる。
【0024】配線板2にはホウ珪酸系ガラスを使用し、
振動板5の下部に電極を装着するための振動室9が設け
られている。振動室9の底面には、キャビティ板1が接
合されたときに、キャビティ板1上の振動板5に対向す
る各々の位置に、ITO 導電膜がスパッタされ、個別
電極12が形成されている。個別電極12はリード部及
び端子部(図示せず)につながっている。
【0025】ノズル板3には、配線板3と同じくホウ珪
酸ガラスを用いている。
【0026】ヘッド部材内に列状に配置された振動室9
、振動板5及び個別電極12からなる静電アクチュエ
ータに信号を送出するためのヘッドFPC(フレキシブ
ル・プリント・サーキット)の端子部は、電気的に接続
され、共通電極(図示せず)と個別電極12がヘッドF
PCを介して、プリンタ側に設けられた駆動回路に接続
される。駆動回路により静電アクチュエータに充電が行
われ、ここに発生する静電気力によって、振動板5は、
個別電極12側に撓む。これにより、圧力室6内の圧力
が低下し、共通インク室8から圧力室6内にインクが引
き込まれる。その後、充電を停止し、静電アクチュエー
タに蓄えられた電荷を急激に放電すると、振動板自体の
弾性力で振動板5は、元の形状に復元する。この時、吐
出室6内の圧力が急激に上昇し、ノズル4よりインク液
滴10が吐出され、記録紙上に印字が行われる。
【0027】次に、図1によりノズル配置について詳細
に説明する。図1は、ノズル板3のみを取り出した説明
図である。図4に示すように、ノズル板3のノズル板厚
さに比べて厚さの薄い薄肉部11 に、ノズル4を例え
ばエッチングにより列状に貫通形成する。
【0028】本発明に用いられるヘッドは、ノズル列の
群C,Dの副走査方向の位置が、同一色を吐出するノズ
ルのノズル間隔Aに対して、副走査方向に1/2Aずれた
配置であるヘッドであることが重要である。
【0029】一般に印字媒体に印字されるインクは、ド
ット中央部が最も濃度が高く、外側に移るに従い濃度が
低下する。従って例えば図1に示すヘッドを用いて、ノ
ズル間隔と同じ解像度で副走査方向に記録媒体を搬送
し、印字周波数間隔を主走査方向でドットが重なるタイ
ミングで印字した場合、印字されたドット位置は図2に
示すように、ノズル列の群Cで印字されたドットに対
し、ノズル列の群Dで印字されたドットはちょうど中央
に位置する。ここはノズル列方向に対して画像濃度が最
も低い場所であるため、濃度消光が最も小さい。従って
印字濃度、印字パターンによらず、通常の可視光の下で
の視認性と、所定の光源の下での視認性の両方を満足す
ることができる。
【0030】なお濃度消光は、発光インクと非発光イン
クが重なって印字される場合に比べ、発光インクどうし
が重なって印字される場合のほうがはるかに小さい。従
って望ましくはすべてのインクを発光インクで構成した
ほうがよい。
【0031】また本発明の効果を得るためには、図1に
示すノズル配置を持ったヘッドを用いることのほかに、
記録媒体を副走査方向に搬送する搬送手段の搬送ピッチ
をBとしたとき、A=α×B(αは正の整数)である搬
送手段を備えることが必要である。ここで印字密度を90
dpi以上とすれば、人間の目で見て印字品質の低い印字
とはならないため、ノズル間隔を90dpi以上、望ましく
は180dpi以上確保することが望ましい。
【0032】次に上記ヘッドを組み込んだインクジェッ
ト記録装置例について説明する。
【0033】図5は本発明に用いられるインクジェット
記録装置の斜視図である。プリントヘッド21はキャリ
ッジ22に搭載され、ガイド軸24によりガイドされて
キャリッジモータ23によりベルト26を介して矢印B
及び矢印C方向に移動する。キャップ27はプリントヘ
ッド21 の底部に接着されたヘッド部材のノズルを有
する面のキャッピングを行う。印字紙28は紙送りロー
ラ29と紙押さえローラ30により搬送され、プリント
ヘッド21の下を通り排出ローラ31によってインクジ
ェットプリンタから排出される。
【0034】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0035】(実施例1)蛍光性化合物としては、日本
化薬カラーズ(株)製の「 Kayaphor PAS Liquid」を3.0
重量%用意した。またグリセリンを20.0重量%、n−メ
チル−2−ピロリドンを8.0重量%用意した。また界面活
性剤としてサーフィノール104H(Air Products and Che
micals.Inc.社製)を1.0%用意した。これらの各成分と
超純水とを混合して、インクを作製した。
【0036】作製したインクを本発明に記載した、図6
に模式的に示すノズル配置を有するヘッドを搭載したド
ロップオンデマンド方式のインクジェットプリンタ「Eps
on TM-J2100」用のカートリッジに搭載し、本実施例のイ
ンクジェット記録装置を作製した。「Epson TM-J2100」は
複数の印字方法で印字が可能であるが、今回は主走査方
向180dpi、副走査方向180dpiで印字を行う、HighSpeed
印字モードを用いて評価を行った。この印字モードで
は、ノズル列間隔の180dpiと同じ記録媒体の搬送解像度
で印字を行うものである。また「Epson TM-J2100」は黒印
字のほかに、色印字(赤、青等)が可能であるため、本
実施例では色印字用インクと本発明のインクを入れ替え
ることによりインクジェット記録装置を作製した。
【0037】作製されたインクを用いてレジスター用紙
である王子製紙(株)製の「45kgレジ紙」を使用し、印字
試験用文字の印字を行った。
【0038】印字物の蛍光発光強度は、ハンディーUVラ
ンプSLUV-4(井内盛栄堂社製)を用い、印字面に波長36
5nmの紫外線を印字物の15cm上から照射したときに、
目視により蛍光発光が確認できるか評価を行った。その
結果目視で黒文字と重なって印字されている部分でも、
十分大きな蛍光発光が見られた。
【0039】(実施例2)蛍光性化合物としては、ルミ
コールNKW-3002(日本螢光化学社製、固形分42重量%)
を12.0重量%用意した。またグリセリンを20.0重量%、
n−メチル−2−ピロリドンを8.0重量%用意した。また
界面活性剤としてサーフィノール104H(AirProducts an
d Chemicals.Inc.社製)を1.0%用意した。これらの各成
分と超純水とを混合して、インクを作製した。
【0040】作製したインクを実施例1と同様に「Epson
TM-J2100」用のカートリッジに搭載し、本実施例のイン
クジェット記録装置を作製した。
【0041】作製されたインクを用いてレジスター用紙
である王子製紙(株)製の「45kgレジ紙」を使用し、印字
試験用文字の印字を行った。
【0042】印字物の蛍光発光強度は、ハンディーUVラ
ンプSLUV-4(井内盛栄堂社製)を用い、印字面に波長36
5nmの紫外線を印字物の15cm上から照射したときに、
目視により蛍光発光が確認できるか評価を行った。その
結果目視で黒文字と重なって印字されている部分でも、
十分大きな蛍光発光が見られた。
【0043】(実施例3)蛍光性化合物としては、Kaya
set Flavine F2G(日本化薬社製)を1.0重量%用意し
た。またグリセリンを21.0重量%、n−メチル−2−ピ
ロリドンを8.0重量%用意した。また界面活性剤として
サーフィノール104H(Air Products and Chemicals.In
c.社製)を1.0%用意した。これらの各成分と超純水とを
混合して、インクを作製した。
【0044】作製したインクを実施例1と同様に「Epson
TM-J2100」用のカートリッジに搭載し、本実施例のイン
クジェット記録装置を作製した。
【0045】作製されたインクを用いてレジスター用紙
である王子製紙(株)製の「45kgレジ紙」を使用し、印字
試験用文字の印字を行った。
【0046】印字物の蛍光発光強度は、ハンディーUVラ
ンプSLUV-4(井内盛栄堂社製)を用い、印字面に波長36
5nmの紫外線を印字物の15cm上から照射したときに、
目視により蛍光発光が確認できるか評価を行った。その
結果目視で黒文字と重なって印字されている部分でも、
十分大きな蛍光発光が見られた。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット記録装置によれば、発光インクを含む複数のインク
を同時に印字する場合でも、印字濃度、印字パターンに
よらず常に十分な発光強度を有する印字物を提供できる
インクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットジェット記録装置に搭
載されるノズル列が主走査方向に配置されたヘッドのノ
ズル構成を示す模式図。
【図2】図1に示すヘッドを搭載したインクジェットジ
ェット記録装置で、C群のノズル列から吐出されるイン
クと、D群のノズル列から吐出されるインクで記録媒体
上に印字されたドットを示す模式図。
【図3】本発明のインクジェットジェット記録装置に搭
載されるヘッドの外形図。
【図4】図3に示すヘッドの断面図。
【図5】本発明のインクジェットジェット記録装置の斜
視図。
【図6】本発明の実施例1に用いるヘッドのノズル配置
を示す模式図。
【符号の説明】
1 キャビティ板 2 配線板 3 ノズル板 4 ノズル 5 振動板 6 圧力室 7 オリフィス 8 共通インク室 9 振動室 10 インク液滴 11 薄肉部 12 個別電極 21 プリントヘッド 22 キャリッジ 23 キャリッジモータ 24 ガイド軸 26 ベルト 27 キャップ 28 印字紙 29 紙送りローラ 30 紙押えローラ 31 排出ローラ 51 ノズル群C 52 ノズル群D 53 ノズル群Cから吐出されたドット 54 ノズル群Dから吐出されたドット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EC12 EC34 FC01 FD20 HA22 2C057 AF27 AG14 AG15 AG16 AG54 AH20 BA04 BA15 2H086 BA51 BA56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を副走査方向に搬送する搬送手段
    と、互いに色の異なる複数のインクを収納できるインク
    収納部を備えたインクカートリッジと、前記インクを吐
    出するノズルが、色ごとに主走査方向に配置されたノズ
    ル列を備えたヘッドを備え、前記ヘッドからインクを吐
    出させて記録媒体上に記録を行うインクジェット記録装
    置において、前記ヘッドが、ノズル列の副走査方向の位
    置が、同一色を吐出するノズルのノズル間隔Aに対し
    て、副走査方向に1/2Aずれた配置であるノズル列の群
    C、Dからなるヘッドであり、前記搬送手段が、搬送ピ
    ッチをBとしたとき、A=α×B(αは正の整数)であ
    る搬送手段であり、ノズル列の群CまたはDから吐出さ
    れる前記インクの少なくとも1つの群から吐出されるす
    べてのインクが、紫外光領域の光を照射した場合に、可
    視光領域の光を発光する蛍光性化合物からなる発光イン
    クであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のインクジェット記録装置
    において、前記インクが、可視光領域に吸収を持たず、
    かつ紫外光領域の光を照射した場合に、可視光領域の光
    を発光する蛍光性化合物からなる発光インクを含むこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のインクジェット記録装置
    において、前記インクが、可視光領域に吸収を持ち、か
    つ紫外光領域の光を照射した場合に、可視光領域の光を
    発光する蛍光性化合物からなる発光インクを含むことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載のインクジェ
    ット記録装置において、前記インクを吐出するノズル列
    の群とは別のノズル列の群から吐出されるインクが、可
    視光領域に吸収を持ち、かつ紫外光領域の光を照射した
    場合に、可視光領域の光を発光する蛍光性化合物かなら
    なる発光インクを含むことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2または3に記載のインクジェ
    ット記録装置において、前記インクを吐出するノズル列
    の群とは別のノズル列の群から吐出されるインクが、紫
    外光領域の光を照射した場合に、可視光領域の光を発光
    しない非蛍光性化合物からなる非発光インクを含むこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
JP2001093923A 2001-03-28 2001-03-28 インクジェット記録装置 Withdrawn JP2002292849A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7503640B2 (en) 2005-09-30 2009-03-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet head and ink-jet printer
CN102555458A (zh) * 2010-11-16 2012-07-11 精工爱普生株式会社 印刷装置、印刷头和墨盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7503640B2 (en) 2005-09-30 2009-03-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet head and ink-jet printer
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