JP2002292344A - 紙粉除去方法及び紙粉除去装置 - Google Patents

紙粉除去方法及び紙粉除去装置

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JP2002292344A
JP2002292344A JP2001102728A JP2001102728A JP2002292344A JP 2002292344 A JP2002292344 A JP 2002292344A JP 2001102728 A JP2001102728 A JP 2001102728A JP 2001102728 A JP2001102728 A JP 2001102728A JP 2002292344 A JP2002292344 A JP 2002292344A
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JP2001102728A
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Toru Otowa
徹 音羽
Yukio Akemoto
幸夫 明本
Michio Harada
三千穂 原田
Mitsuyoshi Matsumura
充芳 松村
Hidefumi Kuninori
英史 國則
Kenichi Shimada
憲一 島田
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Marol Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Marol Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小幅に裁断された巻取紙の側面に付着してい
る紙粉を、巻取紙の径や幅員に関わらず効率よく除去で
きる巻取紙用紙粉除去方法及び紙粉除去装置を提供す
る。 【解決手段】 コンベヤ2によって紙粉除去位置まで搬
送された巻取紙1の幅員と径を巻取高さセンサ67で検
出し、そのデータに基づいてブラシ支持腕35a、35
bの間隔とその係合軸部41の位置を該巻取紙1に対応
させて調整する。係合軸部41を巻取紙1の芯材に係合
させた状態で、ブラシ腕42を回転させて該ブラシ腕4
2に設けたブラシ45を旋回させると共に、ブラシ駆動
用シリンダ46を駆動してブラシ45を巻取紙1の径方
向に移動させると、巻取紙1の側面全域の紙粉がブラシ
45によって掃き取られて除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙工場や印刷工
場において用いる巻取紙の側面に付着した紙粉を除去す
る方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製紙工場では、紙の原料であるパルプを
抄紙機にかけて紙を製造する。抄紙機では、生産性を高
めるために、抄紙機の抄紙速度を上げるとともに、紙幅
及び巻き長さを大きくしてきた。最近では、紙幅が6m
に及ぶものある。一方需要者である新聞社、印刷会社、
包装資材会社等では、そのような広幅で大きな径の巻き
取りを扱う機械装置を所有していない。また、製紙工場
からこれら需要者に紙を輸送する際にも、そのような広
幅のものは扱いにくい。
【0003】したがって、製紙工場では、マシンリール
で巻き取られた全幅大径巻き取りを需要者の所有する印
刷機等の機械能力に合わせて、適当な幅及び径の巻き取
りに加工したり、所定の寸法の小判に裁断して出荷して
いる。製紙工場では、抄紙機から繰り出される広幅の紙
を一旦リールで連続的にリールスプールに巻き取る。リ
ールスプールに巻き取られた巻き取り紙は、小幅小径の
巻き取り又は小判に仕上げる為に、スリッターにかけら
れ、小幅に分割される。
【0004】これら分割された巻取紙の側面には、裁断
の際に発生する紙粉が付着している。これら紙の側面に
付着する紙粉は、特にロータリーカッターやスリッター
の刃物の切れ味が低下した場合や、紙原料に古紙を多く
用いた場合等に多く見られる。
【0005】紙粉が付着した紙を印刷用途に用いると
き、巻取紙の側面に付着した紙粉が舞い上がって紙の表
面に付着すると、平版印刷であるオフセット印刷におい
てはブランケット上に堆積して画像を乱すパイリングを
引き起こし、スポットと呼ばれる印刷物の画線部に白抜
けを起こしたりする。凹版印刷であるグラビア印刷にお
いても版面に付着し、版面が汚れて印刷面を汚す。
【0006】上述した問題点を解決する手段として、小
判紙を積層した紙山の紙粉を除去するものであるが、側
面の水平方向の全長とほぼ同長さのエンドレスベルト状
のブラシを紙山の側面に沿って無端循環移動させながら
走行させ、ブラシで除去した紙粉を吸引装置で吸引しな
がら、上記ブラシを上下方向に移動させて紙山の側面全
体をクリーニングする紙粉除去装置及び紙粉除去方法
が、特開平6−156788号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙山用
のものではあるが、上述した従来の紙粉除去装置や紙粉
除去方法では、エンドレスベルト状のブラシで紙粉を吸
引場所まで運搬しなければならないので、その途中で再
付着してしまうこともあり、除去効率が高くない。しか
も、特開平6−156788号公報に記載されている紙
粉除去方法を巻取紙用に利用することはできない。
【0008】そこで、この発明は、種々の径の巻取紙に
対して、その側面に付着した紙粉を確実に除去できるよ
うにした巻取紙用紙粉除去方法及び紙粉除去装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る巻取紙用紙粉除
去方法は、適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材に巻
き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する巻取
紙用紙粉除去方法において、前記芯材に軸部を挿入さ
せ、前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内
でブラシ案内腕を回動させ、前記ブラシ案内腕に巻取紙
の径方向に摺動可能に設けたブラシを巻取紙の側面に接
触させ、前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による
前記軸部を中心とした旋回と、径方向への摺動によって
前記紙粉を除去することを特徴としている。
【0010】前記ブラシが巻取紙の側面に接触している
から、該ブラシが旋回することにより側面に付着した紙
粉が掃き取られて除去される。しかも、このブラシは前
記ブラシ案内腕に対して摺動することにより巻取紙の径
方向に移動するから、側面の全域に亙って紙粉を除去す
ることができる。しかも、ブラシの移動量を調整するこ
とにより、種々の径の巻取紙の紙粉を除去することがで
きる。なお、ブラシの旋回速度、即ちブラシ案内腕の回
動速度とブラシの摺動速度とを適宜な大きさとすること
により、最小の旋回数で側面の全域を掃き取りことがで
きる。
【0011】また、請求項2の発明に係る巻取紙用紙粉
除去方法は、適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材に
巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する巻
取紙用紙粉除去方法において、紙粉除去位置に供給され
た紙粉を除去すべき巻取紙の幅員と外径を検出し、検出
された前記幅員と外径に基づいて、前記芯材の端部に軸
部を係合させ、前記軸部を中心として巻取紙の側面と略
平行な面内でブラシ案内腕を回動させ、前記ブラシ案内
腕に巻取紙の径方向に摺動可能に設けたブラシを巻取紙
の側面に接触させ、前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の
回動による前記軸部を中心とした旋回と、径方向への摺
動によって前記紙粉を除去することを特徴としている。
【0012】巻取紙は需要に応じて種々の幅員と径のも
のが製造される。これら種々の径と幅員の巻取紙につい
て自動的に対応できるようにするためには、紙粉を除去
すべき巻取紙の幅員と径を予め測定し、前記ブラシ案内
腕を該巻取紙に対応した位置に移動させるようにして、
前述したように、ブラシによって側面の紙粉を除去させ
る。
【0013】また、請求項3の発明に係る巻取紙用紙粉
除去装置は、適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材に
巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する巻
取紙用紙粉除去装置において、前記芯材に挿入する軸部
と、前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内
で回動可能なブラシ案内腕と、前記ブラシ案内腕に巻取
紙の径方向に摺動可能で、該巻取紙の側面に接触するブ
ラシとからなり、前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回
動による前記軸部を中心とした旋回と、径方向への摺動
によって前記紙粉を除去することを特徴としている。
【0014】巻取紙の紙管に軸部を挿入すると、前記ブ
ラシ案内腕が紙管にセットされた状態となり、該巻取紙
の軸を中心として回動可能となる。そして、ブラシ案内
腕を回転させると共に、ブラシを該ブラシ案内腕に対し
て摺動させれば、巻取紙の側面の全域に亙って紙粉が除
去される。
【0015】また、請求項4の発明に係る巻取紙用紙粉
除去装置は、適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材に
巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する巻
取紙用紙粉除去装置において、紙粉除去位置に供給され
た紙粉を除去すべき巻取紙の幅員を検出する幅員検出手
段と、紙粉除去位置に供給された前記巻取紙の外径を検
出する外径検出手段と、前記芯材と係脱する軸部と、検
出された前記幅員と外径に基づいて、前記芯材の端部に
前記軸部を移動させる軸部移動手段と、前記軸部を中心
として巻取紙の側面と略平行な面内で回動可能なブラシ
案内腕と、前記ブラシ案内腕に巻取紙の径方向に摺動可
能で、該巻取紙の側面に接触するブラシとからなり、前
記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による前記軸部を
中心とした旋回と、径方向への摺動によって前記紙粉を
除去することを特徴としている。
【0016】たとえば、搬送装置によって搬送される巻
取紙が紙粉除去位置に搬送される際に、前記幅員検出手
段と外径検出手段によって幅員と外径のそれぞれを検出
し、それぞれの情報に基づいて前記軸部を移動させて紙
管の端部に係合させる。これによって、ブラシが巻取紙
の側面に接触した状態で旋回することができるようにな
る。すなわち、供給される巻取紙の幅員と外径が変更さ
れた場合でも自動的にその巻取紙の幅員と外径とを検出
し、側面に付着した紙粉を容易に除去することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る巻取紙用紙粉除去方法及
び紙粉除去装置を具体的に説明する。図1はこの発明に
係る巻取紙用紙粉除去装置の概略の斜視図であり、図2
は平面図、図3は正面図である。この実施形態では、巻
取紙1はコンベヤ2によって搬送され、その搬送ライン
の途中で紙粉を除去するようにした構造として説明す
る。巻取紙1の側面の紙粉を除去するための紙粉除去位
置には、コンベヤ2の側方に紙粉除去装置3が配置され
ている。
【0018】床面に据え付けられたベース板31にはサ
ブベース板31aが設けられており、このサブベース板
31aに主フレーム32が昇降自在に設けられている。
また、サブベース板31aには一対のガイド支柱33が
植設されており、このガイド支柱33に前記主フレーム
32が案内されて昇降する。主フレーム32にはサブベ
ース板31aに設けられた主シリンダ34のピストンロ
ッド34aが連繋させてあり、この主シリンダ34の動
作によって該主フレーム32が昇降する。
【0019】主フレーム32のコンベヤ2を臨む面に
は、該コンベヤ2の搬送方向と平行な方向、即ち巻取紙
1の軸方向に移動可能な一対のブラシ支持腕35a、3
5bが設けられている。また、主フレーム32のコンベ
ヤ2を臨む面には該コンベヤ2の搬送方向と平行な方向
に伸長したガイドレール32aが敷設されており、この
ガイドレール32aにブラシ支持腕35a、35bが案
内されて移動可能とされている。これらブラシ支持腕3
5a、35bの移動は、主フレーム32に取り付けられ
た支持腕駆動モータ36の出力回転を、適宜な伝達手段
を介してブラシ支持腕35a、35bに伝達することに
よって行われるようにしてある。しかも、ブラシ支持腕
35aとブラシ支持腕35bの移動方向を逆方向として
ある。
【0020】主フレーム32には、ベース板31に取り
付けられた一対の傾倒用シリンダ37のピストンロッド
37a が連繋されており、この傾倒用シリンダ37の
作動によって、前記サブベース板31aを適宜な角度で
揺動させられるようにしてある。
【0021】前記ブラシ支持腕35a、35bの先端部
には、巻取紙1の紙管などの芯材に挿入される軸部であ
る係合軸部41が設けられている。そして、この係合軸
部41を中心としてブラシ腕42が回転自在に設けられ
ている。他方、ブラシ支持腕35a、35bの基端部に
はブラシ腕駆動モータ43が取り付けられている。該ブ
ラシ腕駆動モータ43の出力軸と前記ブラシ腕42の支
持軸とのそれぞれに嵌着させた図示しないスプロケット
にチェーン44を掛け渡して、該ブラシ腕駆動モータ4
3の出力回転をブラシ腕42に伝達して、該ブラシ腕4
2を係合軸部41を中心として回転させるようにしてあ
る。このブラシ腕42にはブラシ45が、該ブラシ腕4
2に対してその長手方向に摺動自在に取り付けられてい
る。また、ブラシ腕42にはブラシ駆動用シリンダ46
が取り付けられており、そのピストンロッドがブラシ4
5に連繋されて、該ピストンロッドの摺動によってブラ
シ45がブラシ腕42に対して摺動する。ブラシ45に
は多数の適宜な可撓性を備えた刷毛体が植設されてお
り、前記係合軸部41を巻取紙1の芯材である紙管など
に係合させた状態で、該刷毛体の先端が巻取紙1の側面
に接触すると共に、該刷毛体が適宜に撓んだ状態となる
ようにしてある。
【0022】前記ブラシ支持腕35a、35bの適宜位
置には巻取紙1の幅員を検出する幅員検出手段としての
幅員検出レーザーセンサ51が設けられている。紙粉除
去位置に供給された巻取紙1の幅員はこの幅員検出レー
ザーセンサ51によって検出される。
【0023】他方、コンベヤ2を挟んで前記ベース板3
1の反対側には、外径検出手段としての巻取高さ検出セ
ンサ装置6が設けられている。巻取紙1の搬送方向と平
行な方向を長手方向としてガイドレール61と駆動ラッ
ク62とが床面に敷設されており、これらガイドレール
61と駆動ラック62に支持台板63が連繋させてあ
る。支持台板63には駆動モータ64が取り付けられて
おり、その出力軸に嵌着させた図示しないピニオンを減
速装置65を介して前記駆動ラック62に連繋させてあ
る。また、支持台板63には支柱66が固定されてい
る。この支柱66は適宜高さまで伸長させて折曲され、
先端部をコンベヤ2の中心軸の上方に位置させてある。
そして、この先端部に巻取高さセンサ67が取り付けら
れている。
【0024】以上により構成されたこの発明に係る巻取
紙用紙粉除去装置の実施形態について、その作用を紙粉
除去方法と併せて説明する。巻取紙1が紙粉除去位置に
存しない状態では、前記傾倒用シリンダ37がそのピス
トンロッド37aを引き寄せてサブベース板31aをベ
ース板31に対して傾け、これによってブラシ支持腕3
5a、35bが、図3において想像線で示すように、上
方に揺動して巻取紙1の搬送経路から退避した状態にあ
る。また、前記巻取高さセンサ67はその支持台板63
がガイドレール61の前方側、即ち搬送路の下流側に位
置している。
【0025】巻取紙1がコンベヤ2によって搬送される
と、前記巻取高さセンサ67の下方に達するから、巻取
紙1の先端がこの巻取高さセンサ67に検出される。巻
取紙1が検出されると、コンベヤ2を停止させ、巻取紙
1が紙粉除去位置に位置した状態となる。次いで、前記
駆動モータ64を作動させて支持台板63を後方に移動
させる。すなわち、駆動モータ64が駆動すると、その
出力回転が駆動ラック62に伝達されるが、駆動ラック
62は床面に敷設されているため支持台板63がガイド
レール61に案内されて移動することになる。この支持
台板63の移動によって巻取高さセンサ67が後方へ移
動する。巻取高さセンサ67が巻取紙1の後端を過ぎる
と、巻取紙1が検出されないから、それまでの支持台板
63の移動距離から巻取紙1の幅員を求めることができ
る。また、巻取高さセンサ67によって巻取紙1の外径
が求められる。
【0026】巻取紙1の幅員と外径が求められると、前
記ブラシ腕駆動モータ43が駆動してブラシ支持腕35
a、35bを巻取紙1の幅員よりも大きく開く位置まで
移動させる。次いで、前記傾倒用シリンダ37を作動さ
せてそのピストンロッド37aを押し出し、サブベース
板31aをベース板31に重畳させる。この状態で、ブ
ラシ支持腕35a、35bが巻取紙1の両側に位置する
から、前記主シリンダ34を作動させて主フレーム32
を昇降させ、ブラシ支持腕35a、35bの係合軸部4
1が巻取紙1の芯材に臨むようにする。
【0027】係合軸部41が芯材を臨んだ状態で、前記
支持腕駆動モータ43を作動させて、ブラシ支持腕35
a、35bをその間隔を狭める方向に移動させる。この
とき、前記幅員検出レーザーセンサ51によって巻取紙
1の端部が検出されるまでブラシ支持腕35a、35b
を移動させる。このブラシ支持腕35a、35bの移動
によって係合軸部41が芯材に係合する。そして、前記
ブラシ腕駆動モータ43を作動させると、ブラシ支持腕
35a、35bの先端部に支持されたブラシ腕42に係
合軸部41を中心として回転する。このブラシ腕42に
はブラシ45が取り付けられており、その刷毛体の先端
が適宜に撓んで巻取紙1の側面に接触しているから、巻
取紙1の側面に付着している紙粉が掃き取られる。ま
た、前記ブラシ駆動用シリンダ46を作動させる。これ
により、ブラシ45が巻取紙1の径方向に移動しながら
側面を擦過するから、側面全域の紙粉が掃き取られる。
【0028】側面の紙粉が掃き取られたならば、ブラシ
支持腕35a、35bを紙幅よりも大きく拡げ、前記傾
倒用シリンダ37を作動させてそのピストンロッド37
aを引き寄せると、サブベース板31aがベース板31
に対して傾倒して、ブラシ支持腕35a、35bが巻取
紙1の搬送域から退避する。そして、コンベヤ2を駆動
させて巻取紙1を紙粉除去位置から搬出すると共に、紙
粉を除去すべき次の巻取紙1を搬入する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る巻取紙用紙粉除去方法、または請求項3の発明に係
る紙粉除去装置によれば、ブラシを旋回させながら、巻
取紙の径方向に移動させるることができるから、巻取紙
の側面全域の紙粉を掃き取って除去することができる。
しかも、ブラシの移動量を変更することによって、外径
の異なる巻取紙であっても紙粉を除去することができ
る。
【0030】また、請求項2の発明に係る巻取紙用紙粉
除去方法、または請求項4の発明に係る紙粉除去装置に
よれば、径と幅員に応じて、軸部を確実に紙管などの芯
材に係合させることができるから、種々の径や幅員の巻
取紙に容易に自動的に対応させて紙粉を除去することが
できる。このため、巻取紙の搬送路の途中で紙粉を除去
することができ、連続的に紙粉除去を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る巻取紙用紙粉除去装置の概略の
斜視図である。
【図2】この発明に係る巻取紙用紙粉除去装置の概略の
平面図である。
【図3】図2に示す巻取紙用紙粉除去装置の概略の側面
図である。
【符号の説明】
1 巻取紙 2 コンベヤ 3 紙粉除去装置 6 巻取高さ検出センサ(外径検出手段) 31 ベース板 31a サブベース板 32 主フレーム 32a ガイドレール 33 ガイド支柱 34 主シリンダ 34a ピストンロッド 35a,35b ブラシ支持腕 36 支持腕駆動モータ 37 傾倒用シリンダ 37a ピストンロッド 41 係合軸部 42 ブラシ腕 43 ブラシ腕駆動モータ 44 チェーン 45 ブラシ 46 ブラシ駆動用シリンダ 51 幅員検出レーザーセンサ(幅員検出手段) 61 ガイドレール 62 駆動ラック 63 支持台板 64 駆動モータ 65 減速装置 66 支柱 67 巻取高さセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明本 幸夫 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国工場内 (72)発明者 原田 三千穂 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国工場内 (72)発明者 松村 充芳 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国工場内 (72)発明者 國則 英史 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国工場内 (72)発明者 島田 憲一 兵庫県神戸市長田区大橋2丁目1−34 マ ロール株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA41 AB01 AB42 BA02 BA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材
    に巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する
    巻取紙用紙粉除去方法において、 前記芯材に軸部を挿入させ、 前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内でブ
    ラシ案内腕を回動させ、 前記ブラシ案内腕に巻取紙の径方向に摺動可能に設けた
    ブラシを巻取紙の側面に接触させ、 前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による前記軸部
    を中心とした旋回と、径方向への摺動によって前記紙粉
    を除去することを特徴とする巻取紙用紙粉除去方法。
  2. 【請求項2】 適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材
    に巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する
    巻取紙用紙粉除去方法において、 紙粉除去位置に供給された紙粉を除去すべき巻取紙の幅
    員と外径を検出し、 検出された前記幅員と外径に基づいて、前記芯材の端部
    に軸部を係合させ、 前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内でブ
    ラシ案内腕を回動させ、 前記ブラシ案内腕に巻取紙の径方向に摺動可能に設けた
    ブラシを巻取紙の側面に接触させ、 前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による前記軸部
    を中心とした旋回と、径方向への摺動によって前記紙粉
    を除去することを特徴とする巻取紙用紙粉除去方法。
  3. 【請求項3】 適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材
    に巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する
    巻取紙用紙粉除去装置において、 前記芯材に挿入する軸部と、 前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内で回
    動可能なブラシ案内腕と、 前記ブラシ案内腕に巻取紙の径方向に摺動可能で、該巻
    取紙の側面に接触するブラシとからなり、 前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による前記軸部
    を中心とした旋回と、径方向への摺動によって前記紙粉
    を除去することを特徴とする巻取紙用紙粉除去装置。
  4. 【請求項4】 適宜な幅員に調整されて紙管などの芯材
    に巻き取られた巻取紙の側面に付着した紙粉を除去する
    巻取紙用紙粉除去装置において、 紙粉除去位置に供給された紙粉を除去すべき巻取紙の幅
    員を検出する幅員検出手段と、 紙粉除去位置に供給された前記巻取紙の外径を検出する
    外径検出手段と、 前記芯材と係脱する軸部と、 検出された前記幅員と外径に基づいて、前記芯材の端部
    に前記軸部を移動させる軸部移動手段と、 前記軸部を中心として巻取紙の側面と略平行な面内で回
    動可能なブラシ案内腕と、 前記ブラシ案内腕に巻取紙の径方向に摺動可能で、該巻
    取紙の側面に接触するブラシとからなり、 前記ブラシの、前記ブラシ案内腕の回動による前記軸部
    を中心とした旋回と、径方向への摺動によって前記紙粉
    を除去することを特徴とする巻取紙用紙粉除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105728362A (zh) * 2016-03-01 2016-07-06 深圳市恒博精工科技有限公司 排废膜回收方法及排废膜回收机

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