JP2002291858A - 多層液体芳香消臭剤 - Google Patents

多層液体芳香消臭剤

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JP2002291858A
JP2002291858A JP2001101572A JP2001101572A JP2002291858A JP 2002291858 A JP2002291858 A JP 2002291858A JP 2001101572 A JP2001101572 A JP 2001101572A JP 2001101572 A JP2001101572 A JP 2001101572A JP 2002291858 A JP2002291858 A JP 2002291858A
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fragrance
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Yasuyuki Hasegawa
靖之 長谷川
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器に収納される水層及び油層からなる多層の
芳香液又は消臭液を同時に吸い上げて揮散させることの
できる芳香消臭剤を提供する。 【解決手段】水層と油層からなる少なくとも2層の液状
芳香消臭組成物と吸い上げ部材を備えた多層液体芳香剤
であって、前記液状芳香組成物の各層の容量比が9:1
〜1:9、吸い上げ部材が公定水分率8〜15%の素材
からなる多層液体芳香消臭剤、水層と油層からなる少な
くとも2層の液状芳香消臭組成物と吸い上げ部材を備え
た多層液体芳香剤であって、前記液状芳香組成物の水層
と油層の容量比が5:6〜1:9、吸い上げ部材が公定
水分率0.3〜8%の素材からなる多層液体芳香消臭
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に収納される
水層及び油層からなる多層の芳香液又は消臭液を同時に
吸い上げて揮散させるように工夫されてなる芳香消臭剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる吸い上げ式液体芳香剤
は、容器に収納した液体芳香剤中に棒状の吸い上げ部材
の一端を浸し、他端を大気に触れるように露出させて、
ここから芳香成分若しくは消臭成分が揮散するように設
計されている。一般に芳香剤に配合される香料は単一成
分からなることは希であり、2種以上の異なる香料を混
合して独特の芳香を発生させるように調製されるのが普
通である。この際、例えば組み合わせようとする香料が
水溶性香料と油溶性香料である場合、これらを単一溶媒
に一緒に溶解させることは容易でなく、必然的に水性溶
媒と油性溶媒のそれぞれに溶解させて2層に分離した状
態で容器に収納させることになる。また、使用する香料
が互いに相溶性がある場合であっても、色調、芳香性及
び安定性等の点から敢えて両者を混合せずにそれぞれ互
いに相溶性のない溶媒に溶解させて分離状態で容器に収
納する場合もある。
【0003】この場合、吸い上げ部材として例えば1本
の吸い上げ棒を使用する場合、その素材に応じて該素材
と親和性の大きい芳香/消臭液が優先的に吸い上げられ
て消費される傾向にあるため、期待する芳香性が得られ
ず、また使用に伴って香りが変化する等といった問題が
ある。
【0004】かかる問題を解消する方法としては、多層
からなう芳香液に該層数と同数の異なる素材からなる吸
い上げ棒を用いる方法(特開昭59−209307号公
報)、ならびに特殊な構造を備えた吸い上げ棒を用いる
方法(特開平4−150864号)が提案されている。
【0005】しかしながら、液体芳香組成物を構成する
水層または油層の各液性に応じて、特殊な構成を備えた
吸い上げ棒を設計し製造することは、多大の検討と労力
が必要であり、実用的ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる多層
液体芳香消臭剤に関する従来の問題を解決することを目
的とするものである。具体的には、本発明は吸い上げ式
多層液体芳香消臭剤において、油層と水層からなる少な
くとも2層の芳香液及び/または消臭液を最後まで同じ
割合で吸い上げ揮散させることによって、使用初期から
最後まで同じ芳香及び/または消臭効果を持続させるこ
とのできる液体芳香剤を提供することを目的とするもの
である。さらに本発明は、上記課題をより簡単な方法で
解決し実現できる方法を提供するものである。
【0007】なお、本発明において芳香消臭剤(液)と
は、芳香成分または消臭成分の少なくとも一方を含む製
剤(液)を意味する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を重ねていたところ、吸い上
げ部材として親水性の高い材質を用いることによって、
2層以上に分離した芳香消臭液を同時に吸い上げること
ができることを見出し、これによって各層が同じ割合で
揮散消費されて、使い始めから終わりまでほぼ同じ芳香
性と意匠性を維持した芳香消臭剤が提供できることを確
認した。さらに、吸い上げ部材として親水性の低い材質
を用いる場合であっても、水層に対して油層の割合を増
やすことによって、また吸い上げ部材として疎水性の材
質を使用する場合には極性基を付けて親水性になるよう
に調整することで、上記目的が達成できることを確認し
た。本発明はかかる知見に基づいて完成されたものであ
る。すなわち、本発明は下記の通りである: (1)水層と油層からなる少なくとも2層の液状芳香消
臭組成物と吸い上げ部材を備えた多層液体芳香剤であ
り、前記液状芳香組成物の各層の容量比が9:1〜1:
9であって、吸い上げ部材が公定水分率8〜15%の素
材からなるものであることを特徴とする多層液体芳香消
臭剤。 (2)水層と油層からなる少なくとも2層の液状芳香消
臭組成物と吸い上げ部材を備えた多層液体芳香剤であ
り、前記液状芳香組成物の水層と油層の容量比が5:6
〜1:9であって、吸い上げ部材が公定水分率0.3〜
8%の素材からなるものであることを特徴とする多層液
体芳香消臭剤。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の多層液体芳香剤は、2層
以上に分離した液状芳香消臭組成物と吸い上げ部材を備
えた、いわゆる吸い上げ式の多層液体芳香消臭剤であ
る。具体的には、当該芳香消臭剤は、容器内に水層と油
層とが交互に2層以上に分離した状態で収納された液状
芳香消臭組成物と、該液状組成物に一部露出した状態で
浸漬してなる吸い上げ部材とを備えた多層液体芳香消臭
剤である。
【0010】ここで液状芳香消臭組成物は、少なくとも
1種以上の香料または消臭成分を含有する水性または油
性の液体組成物であり、配合する香料、消臭成分または
これらの製剤の性質に応じて水性溶媒または油性溶媒を
用いて調製される。そして、それらはそれぞれ液体芳香
消臭組成物の水層部または油層部を構成する。
【0011】芳香消臭組成物の水層部は、特に制限され
ないが、少なくとも水性香料及び/又は水性消臭成分及
び水性溶媒を用いて調製することができる。なお、水性
香料には、香料成分または香料含有成分(例えば植物エ
キスなど)そのものが水性である場合だけでなく、水に
可溶性になるように調製された香料製剤が包含される。
かかる香料としては、α−ピネン、β−ピネン、リモネ
ン、p−サイメン、ターピノレン、α−ターピネン、γ
−ターピネン、α−フェランドレン、ミルセン、カンフ
ェン、オシメン等の炭化水素テルペン;ヘプタナール、
オクタナール、デカナール、ベンズアルデヒド、サリシ
リックアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シトロ
ネラール、ハイドロキシシトロネラール、ハイドロトロ
ピックアルデヒド、リグストラール、シトラール、α−
ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミ
ックアルデヒド、リリアール、シクラメンアルデヒド、
リラール、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、ヘリオ
ナール、バニリン、エチルバニリン等のアルデヒド類;
エチルフォーメート、メチルアセテート、エチルアセテ
ート、メチルプロピオネート、メチルイソブチレート、
エチルイソブチレート、エチルブチレート、プロピルブ
チレート、イソブチルアセテート、イソブチルイソブチ
レート、イソブチルブチレート、イソブチルイソバレレ
ート、イソアミルアセテート、イソアミルプロピオネー
ト、アミルプロピオネート、アミルイソブチレート、ア
ミルブチレート、アミルイソバレレート、アリルヘキサ
ノエート、エチルアセトアセテート、エチルヘプチレー
ト、ヘプチルアセテート、メチルベンゾエート、エチル
ベンゾエート、エチルオクチレート、スチラリルアセテ
ート、ベンジルアセテート、ノニルアセテート、ボルニ
ルアセテート、リナリルアセテート、安息香酸リナリ
ル、エチルシンナメート、ヘキシルサリシレート、メン
チルアセテート、ターピニルアセテート、アニシルアセ
テート、フェニルエチルイソブチレート、ジャスモン酸
メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、エチレンブラシ
レート、γ−ウンデカラクトン、γ−ノニルラクトン、
シクロペンタデカノライド、クマリン等のエステル・ラ
クトン類;アニソール、p−クレジルメチルエーテル、
ジメチルハイドロキノン、メチルオイゲノール、β−ナ
フトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテ
ル、アネトール、ジフェニルオキサイド、ローズオキサ
イド、ガラクソリド、アンブロックス等のエーテル類;
イソプロピルアルコール、cis−3−ヘキセノール、ヘ
プタノール、2−オクタノール、ジメトール、ジヒドロ
ミルセノール、リナロール、ベンジルアルコール、シト
ロネロール、ゲラニオール、ネロール、ターピネオー
ル、テトラハイドロゲラニオール、l−メントール、セ
ドロール、サンタロール、チモール、アニスアルコー
ル、フェニルエチルアルコール等のアルコール類;ジア
セチル、メントン、アセトフェノン、α−又はβ−ダマ
スコン、α−又はβ−ダマセノン、α−、β−又はγ−
ヨノン、α−、β−又はγ−メチルヨノン、メチル−β
−ナフチルケトン、ベンゾフェノン、テンタローム、ア
セチルセドレン、α−又はβ−イソメチルヨノン、α
−、β−又はγ−イロン、マルトール、エチルマルトー
ル、cis−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、l−カル
ボン、ジヒドロカルボン等のケトン類などを例示するこ
とができる。これらの香料は、1種単独で使用されて
も、また2種以上を任意に組み合わせて使用することも
できる。
【0012】同様に、水性消臭成分にも、消臭成分また
は消臭成分含有物(例えば植物エキスなど)そのものが
水性である場合だけでなく、水に可溶性になるように調
製された消臭剤が包含される。かかる消臭成分として
は、ポリフェノールを主成分とする植物抽出物消臭成
分、ベタイン化合物,二価鉄イオンまたは安定化二酸化
塩素を主成分とする反応型消臭成分を挙げることができ
る。これらの消臭成分は、1種単独で使用されても、ま
た2種以上を任意に組み合わせて使用することもでき
る。また上記香料と消臭成分とを任意に組み合わせて使
用することもできる。
【0013】また水性溶媒としては、上記のこれらの水
性の香料/消臭成分を溶解することのできる溶媒であれ
ば特に制限されない。好ましくは無臭若しくは微臭の水
性溶媒であり、より好ましくは水である。
【0014】また水層部には、上記成分に加えて、油層
部との分離性(非相溶性)、芳香性、消臭性、または清
澄性などといった水層部に求められる性質を妨げないこ
とを限度として、界面活性剤、防腐剤、抗菌剤、色素、
消泡剤、酸化防止剤、清澄剤、可溶化剤等を配合するこ
ともできる。
【0015】芳香消臭組成物の水層部は、特に制限され
ないが、少なくとも油性香料及び/又は油性消臭成分及
び油性溶媒を用いて調製することができる。なお、油性
香料には、香料成分または香料含有成分(例えば植物オ
イルなど)そのものが油性である場合だけでなく、油に
可溶性になるように調製された香料製剤が包含される。
かかる香料としては、前述する各種の香料に加えて、オ
レンジ油、レモン油、ラベンダー油、ラバンジン油、ベ
ルガモット油、パチュリ油、シダーウッド油等の天然精
油を挙げることができる。これらの香料もまた、1種単
独で使用されても、また2種以上を任意に組み合わせて
使用することもできる。
【0016】同様に、油性消臭成分にも、消臭成分また
は消臭成分含有物(例えば植物オイルなど)そのものが
油性である場合だけでなく、油に可溶性になるように調
製された消臭剤が包含される。かかる消臭成分として
は、前述のものを挙げることができる。また当該消臭成
分は上記香料と任意に組み合わせて使用することもでき
る。
【0017】また油性溶媒としては、上記のこれらの油
性の香料/消臭成分を溶解することのできる溶媒であれ
ば特に制限されず、例えば、シリコンオイル、ハロゲン
化炭化水素、テルペン系炭化水素、イソパラフィン系炭
化水素、エーテル類、エステル類等の油可溶性の有機溶
媒を挙げることができる。好ましくは無臭若しくは微臭
の油性溶媒である。
【0018】また水層部と同様、油層部には、上記成分
に加えて水層部との分離性(非相溶性)、芳香性、消臭
性、または清澄性などといった油層部に求められる性質
を妨げないことを限度として、界面活性剤、防腐剤、抗
菌剤、色素、消泡剤、酸化防止剤、清澄剤、可溶化剤等
を配合することもできる。
【0019】これらの水層部及び油層部は、互いに相溶
性がないように調製され、その結果互いに混合すること
なく分離した状態で重層することができる。なお、水層
と油層から3層以上の複数層を形成する方法としては、
比重の異なる水層及び油層を調製し、比重の相違に基づ
いて水層と油層とが相互に積層するように調製する方法
を挙げることができる。
【0020】本発明の多層液体芳香消臭剤は、上記の構
成を有する多層液状芳香消臭組成物の各層液を同時に吸
い上げて大気中に揮散できるように構成された、吸い上
げ部材を備えることを特徴とする。
【0021】かかる吸い上げ部材は親水性であり、その
1態様としては公定水分率として8〜15%を有する素
材からなるものを挙げることができる。好ましくは公定
水分率が10〜15%、より好ましくは12〜15%の
素材である。かかる公定水分率を有する素材としてはパ
ルプ、綿、レーヨン、羊毛等を例示することができる。
かかる吸い上げ部材は、各層が略同容量からなる多層液
状芳香消臭組成物とともに用いられることが好ましい。
なお、吸い上げ部材は、上記公定水分率を充足すること
を限度として、単品の素材からなるものであっても2種
以上の素材から構成されるものであってもよい。このよ
うな素材からなる吸い上げ部材とともに用いられる多層
液状芳香消臭組成物は、特に制限されることなく、該液
状組成物を構成する各層が1:9〜9:1の割合(容量
比)で積層されていればよい。好ましくは1:5〜5:
1の割合(容量比)であり、より好ましくは1:3〜
3:1の割合(容量比)であり、さらに好適な態様とし
ては各層が略同容量比で積層されてなるものを挙げるこ
とができる。
【0022】また吸い上げ部材の他の態様として、公定
水分率として0.3〜8%を有する素材からなるものを
挙げることができる。好ましくは公定水分率が3〜8
%、より好ましくは5〜8%の素材である。かかる公定
水分率を有する素材としてはポリエステル、ビニロン、
アクリル、ナイロン等を例示することができる。このよ
うな素材からなる吸い上げ部材は、油層部の容量が水層
部の容量よりも多くなるように調製された多層液状芳香
消臭組成物とともに用いられることが好ましい。具体的
には、使用する吸い上げ部材の素材に応じて、本発明の
効果を奏するように水層部:油層部(容量比)=5:6
〜1:9の範囲から、適宜選択調整することができる。
具体的には例えば公定水分率が0.4%であるポリエス
テルの場合は、水層部:油層部(容量比)=1:9の割
合を好適に例示することができる。なお、当該吸い上げ
部材は、上記公定水分率を充足することを限度として、
単品の素材からなるものであっても2種以上の素材から
構成されるものであってもよい。
【0023】さらに、吸い上げ部材として例えばポリエ
チレンやポリスチレンなどのように本来的に公定水分率
が実質上0%のような素材を使用する場合は、界面活性
剤処理などによって極性基(−OH等)を付加すること
で親水性化することが可能であり、これにより本発明の
吸い上げ部材として使用することが可能となる。この場
合、極性基を付した後の素材の公定水分率に基づいて上
記と同様に判断することができる。
【0024】なお、本発明の吸い上げ部材は、上記に示
す公定水分率を有する素材からなるものであればよく、
その形態は特に問わないが、毛細管現象による吸い上げ
機能を発揮するために多孔質であることが好ましい。多
孔質物としては、天然また合成繊維の集束物(繊維
束)、織物、織布、不織布、合成樹脂粉末の集合物また
は焼結体、合成樹脂発泡体等を例示することができる。
また、本発明の吸い上げ部材は、下記の態様で使用でき
るように棒状、円(角)柱状、または円(角)筒状などの形
態を備える。なお、吸い上げ部材は本発明の効果を損な
わない限り、その横手断面が2層以上の積層構造を有す
るものであってもよい。
【0025】このような吸い上げ部材は、前述する多層
液状芳香消臭組成物中に、一部大気に直接若しくは間接
的に接触する部分を残した状態で、浸漬される。浸漬態
様は、液状芳香消臭組成物の全層に吸い上げ部材が接触
するような態様であれば、特に制限されない。具体的に
は、一例として、図1に示すように、吸い上げ部材6が
液状芳香消臭組成物3の全層(図では上層4と下層5)
をまたがって浸かるように、且つその上端部7を容器1
の開口部2から突出した状態で維持しながら、容器内部
に挿着してなる態様を挙げることができる。また、吸い
上げ部材の下端部8が容器の底部に付くように挿着する
ことが好ましい。なお、図1は、吸い上げ部材の一端を
容器開口部から突出させる等によって、吸い上げ部材を
直接大気に接触させる態様(一部材が吸い上げ部材と揮
散部材とを兼ねる場合)の一例を示すものであるが、こ
れに限定されず、また他の大気接触方法としては、吸い
上げ部材を間接的に大気に接触させる態様を用いること
もできる。
【0026】後者の態様としては、具体的には、吸い上
げ部材と揮散部材とを別個に設けて、吸い上げ部材から
揮散した液状芳香消臭組成物(芳香及び/または消臭成
分)を揮散部材を介して大気に放散させる態様を例示す
ることができる。この場合、吸い上げ部材の上端に揮散
部材を接触させて液状芳香消臭組成物(芳香及び/また
は消臭成分)を大気に放散させる態様や、揮散部材を吸
い上げ部材の上端に接触させることなく覆い被すように
容器に仮固定し、吸い上げ部材と揮散部材を介して液状
芳香消臭組成物(芳香及び/または消臭成分)を大気に
放散させる態様を挙げることができる。なお、揮散部材
としては、芳香及び/または消臭成分などを可逆的に吸
着及び脱着することのできるものであれば特に制限され
ず、例えば吸い上げ部材と同様に多孔質物を挙げること
ができる。
【0027】かかる状態で、多層液状芳香消臭組成物の
各層液は、吸い上げ部材に吸い上げられて、その大気接
触部(露出部)まで移動し、該大気接触部から大気に揮
発・拡散される。このようにして、本発明の多層液状芳
香消臭剤によれば、各層の液が吸い上げ部材によって同
時に吸い上げられて大気中に揮散するので、使い始めか
らその終了時まで各層がほぼ同じ割合で消費される。そ
の結果、経時的に芳香性(質、度合い)や消臭性が変わ
ることなく、最後まで安定した芳香若しくは消臭効果を
発揮することが可能となる。また、各層が同様な割合で
減っていくので、該液状組成物を透明または半透明な容
器に収納した場合には、多層に基づく意匠性を最初から
最後まで維持することが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、実験例及び実施例により本発明をより
詳細に説明する。ただし、本発明はかかる実験例等によ
って何ら制限されるものではない。なお、特に言及しな
いかぎり、%は重量%を意味するものとする。実施例1 −液状芳香消臭組成物の処方− <上層成分> 油性香料(LEMON OFR-1550;長谷川香料(株)) 5% 着色料(OIL YELLOW 3G;オリエント化学工業(株)) 適量 イソパラフィン系溶媒(No.S-3,日本油脂(株)) 残部 <下層成分> 水性消臭剤(レモン果汁+KOB729:エポリオン(株)) 1% イオン交換水 残部。
【0029】透明容器に上記上層成分と下層成分を表1
に示す容量比になるように積層充填して液状芳香消臭組
成物を調製し、容器の開口部から、表1に示す各素材か
らなる棒状の吸い上げ部材を上端を一部大気に露出させ
た状態で挿着して、本発明の多層液状芳香消臭剤(製剤
1〜6)を調製した。
【0030】
【表1】
【0031】これらの液状芳香消臭剤を25℃室温空間
に静置し、経時的に各層の減量割合を目視により測定し
た。なお、各液状芳香消臭剤は、表1に示す範囲で液状
組成物中の各層の割合を適宜変動させて各層の減量割合
を調べた。
【0032】その結果、公定水分率が0.4〜11%の
吸い上げ部材を用いた多層液状芳香消臭剤(製剤1〜
4)は、上層と下層がほぼ同じ割合で減量するのに対
し、公定水分率が0%の吸い上げ部材を用いた多層液状
芳香消臭剤(製剤5、6)は、上層部(油層部)の割合
が多くなるように調整しても、経時的に上層だけが減量
して下層の液面は殆ど変化しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸い上げ式多層液状芳香消臭剤(吸い
上げ部材と揮散部材が同一の場合)の断面図である。な
お、図は2層からなる液状芳香消臭組成物を備えたもの
である。
【記号の説明】
1:多層液状芳香消臭剤の容器 2:容器の開口部 3:芳香消臭組成物 4:芳香消臭組成物の上層 5:芳香消臭組成物の下層 6:吸い上げ部材 7:吸い上げ部材の上端部(大気接触部) 8:吸い上げ部材の下端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水層と油層からなる少なくとも2層の液状
    芳香消臭組成物と吸い上げ部材を備えた多層液体芳香剤
    であって、前記液状芳香組成物の各層の容量比が9:1
    〜1:9であり、吸い上げ部材が公定水分率8〜15%
    の素材からなるものであることを特徴とする多層液体芳
    香消臭剤。
  2. 【請求項2】水層と油層からなる少なくとも2層の液状
    芳香消臭組成物と吸い上げ部材を備えた多層液体芳香剤
    であって、前記液状芳香組成物の水層と油層の容量比が
    5:6〜1:9であり、吸い上げ部材が公定水分率0.
    3〜8%の素材からなるものであることを特徴とする多
    層液体芳香消臭剤。
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Cited By (7)

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