JP2002291766A - 医療用長尺材収納ケース - Google Patents

医療用長尺材収納ケース

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JP2002291766A
JP2002291766A JP2001099519A JP2001099519A JP2002291766A JP 2002291766 A JP2002291766 A JP 2002291766A JP 2001099519 A JP2001099519 A JP 2001099519A JP 2001099519 A JP2001099519 A JP 2001099519A JP 2002291766 A JP2002291766 A JP 2002291766A
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JP2001099519A
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Hiroaki Nakajima
弘明 中島
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Medikit Co Ltd
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Medikit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】片手での操作ができず、また、リールが空転す
るなど、上手く操作することができない。 【解決手段】医療用長尺材1の一部若しくは全部を被装
する収納ケース本体2と、該収納ケース本体2に配設さ
れた長尺材送出機構3とを備える。収納ケース本体2
は、薄肉状の蝶番4を中心にして左半身本体2aと、右
半身本体2bとに展開でき、先端側にオスルアテーパー
状の送出管2cを連設すると共に、後端側に減菌パック
包装部5を備える。減菌パック包装部5は、医療用長尺
材1の非被装部分、すなわち、同ケース本体2からはみ
出る部分を覆うフィルムからなり、長尺材送出機構3
は、医療用長尺材1を送り出すための従動ギア3aと、
該従動ギア3aを回動せしめる送出補助用ギア3bとを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてカテーテ
ルチューブ、ガイドワイヤー等の医療用長尺材に使用さ
れる収納ケースの改良に関し、更に詳しくは、片手で無
菌的に、かつ、確実な送り込みができる有用な医療用長
尺材収納ケースに存する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かるカテーテル収納ケースとし
ては、例えば、実用新案登録第2517982号公報に
開示のものが従来例として周知である。この従来のカテ
ーテル収納ケースは、カテーテルの挿入口を有し、該挿
入口以外は密閉構造となっていて消毒液などの液体を収
納可能なケースを備え、このケース内に前記カテーテル
をその先端部を係合して巻き取るリールを回転可能に収
容し、このリールを回転させるハンドルをケースの外部
に設け、前記挿入口にキャップをリールに巻き取ったカ
テーテルの後端部に係合して密閉装着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカテーテル収納ケースでは、一箇所で折り曲が
ることなく巻き取れるといった利点を有するものの、片
手での操作(送出・巻回操作)ができないため、換言す
れば、ケースを左手に握り、右手でリールを回さないと
カテーテルチューブを送り出したり、巻き込むことがで
きないといった問題を有するものであり、また、リール
が空転するなど、上手く操作できないことも相俟って、
片手でも確実に操作できるカテーテル等用の収納ケース
が要望されている。
【0004】本発明はこのような従来の問題点及び要望
に鑑みてなされたもので、片手でも確実な送り込み操作
ができる有用な医療用長尺材収納ケースを提供すること
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、カテーテルチューブ等の医療用長尺材の一部
若しくは全部を被装するケース本体と、該ケース本体に
配設された長尺材送出機構とを備えてなる医療用長尺材
収納ケースに存する。
【0006】また、前記長尺材送出機構は、カテーテル
チューブ等の医療用長尺材を送り出すための従動ギア
と、該従動ギアを回動せしめる送出補助用ギアとを備え
るのが良い。
【0007】更に、前記従動ギアは、カテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材に接触すべく等間隔に配置された一
対のローラーと、該ローラーと同心上に配設された歯車
とを備えてなるローラー付きギアを用いるのが良い。
【0008】また、前記送出補助用ギアは、少なくとも
周端面の一部がケース本体からはみ出すべく回動自在に
配設されると共に、同収納ケース内に設けられた一対の
ローラ付きギアの何れか一方に噛合するのが良い。
【0009】更に、前記ケース本体は、少なくとも長尺
材送出機構を内設する空間を有し、長手方向端縁を中心
に左右に分割可能な構造を有するのが良い。
【0010】また、前記ケース本体は、先端側にオスル
アテーパー状の送出管を有するのが良い。
【0011】更に、前記ケース本体は、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材の非被装部分を覆うフィルム若し
くは減菌パック包装部及び/又はキャップを有するのが
良い。
【0012】また、前記ケース本体は、透明若しくは半
透明の材料から形成されているのが良く、延いては、カ
テーテルチューブ等の医療用長尺材の送出量を確認する
ための透視窓部を有するのが良い。
【0013】更に、前記ケース本体は、カテーテル基の
固定手段と、該カテーテル基に連通されるカテーテルチ
ューブ等の医療用長尺材の巻回保持手段とを備えてなる
のが良い。
【0014】また、前記ケース本体は、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材を巻回収納した状態で滅菌される
のが良い。
【0015】更に、前記巻回保持手段は、中空の円筒軸
と、該円筒軸の長手方向両端に対向して配置された一対
の円盤とを備えてなるドラムが良い。
【0016】また、前記固定手段は、例えば、ドラムの
円盤に設けられてカテーテル基を着脱自在に保持する爪
であっても良い。
【0017】このように構成される本発明の医療用長尺
材収納ケースは、カテーテルチューブ等の医療用長尺材
の一部若しくは全部を被装するケース本体と、該ケース
本体に配設された長尺材送出機構とを備えてなることに
よって、ケース本体よりカテーテルチューブ、ガイドワ
イヤーを送り出し得ることとなる。
【0018】また、前記長尺材送出機構が、カテーテル
チューブ等の医療用長尺材を送り出すための従動ギア
と、該従動ギアを回動せしめる送出補助用ギアとを備え
てなることによって、送出補助ギアの回動操作に応じて
従動ギアが連動し、医療用長尺材を送り出し得ることと
なる。
【0019】更に、前記従動ギアが、カテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材に接触すべく等間隔に配置された一
対のローラーと、該ローラーと同心上に配設された歯車
とを備えてなるローラー付きギアであることによって、
カテーテルチューブ等の医療用長尺材を傷つけることな
く円滑に送り出し得ることとなる。
【0020】また、前記送出補助用ギアが、少なくとも
周端面の一部がケース本体からはみ出すべく回動自在に
配設されると共に、同収納ケース内に設けられた一対の
ローラ付きギアの何れか一方に噛合することにより、ケ
ース本体を握持する手の親指のみで、前記送出補助ギア
を回動し得ることとなる。
【0021】更に、前記ケース本体が、少なくとも長尺
材送出機構を内設する空間を有し、長手方向端縁を中心
に左右に分割可能な構造を有することにより、必要に応
じてケース本体を見開き状態に展開し得ることとなる。
【0022】また、前記ケース本体が、先端側にオスル
アテーパー状の送出管を有することにより、カテーテル
チューブ等の医療用長尺材の送出位置を視認し得ると共
に、キャップを気密に被冠し得ることとなる。
【0023】更に、前記ケース本体が、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材の非被装部分を覆うフィルム若し
くは減菌パック包装部及び/又はキャップを有すること
によって、医療用長尺材を無菌状態に保持し得ることと
なる。
【0024】また、前記ケース本体が、透明若しくは半
透明の材料から形成されることによって、カテーテルチ
ューブ等の医療用長尺材の送出量を目でも把握し得るこ
ととなる。
【0025】更に、カテーテルチューブ等の医療用長尺
材の送出量を確認するための透視窓部を有することによ
って、ケース本体の局部に視認性を付加し得ることとな
る。
【0026】また、ケース本体に、カテーテル基の固定
手段と、該カテーテル基に連通されるカテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材の巻回保持手段とを備えることによ
って、前記減菌パック包装部が不要になり、よりコンパ
クト化し得ることとなる。
【0027】また、前記ケース本体が、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材を巻回収納した状態で滅菌される
ことによって、医療現場においては片手でも無菌的にカ
テーテルチューブ等の医療用長尺材の送り込みがなし得
ることととなる。
【0028】更に、前記巻回保持手段は、中空の円筒軸
と、該円筒軸の長手方向両端に対向して配置された一対
の円盤とを備えてなるドラムであることによって、製造
時においては、ケース本体を閉めた状態で、換言すれ
ば、ケース本体の外側から専用の巻取治具を使用するこ
とによって、ドラムを手で触れずに迅速に回転せしめて
カテーテルチューブ等の医療用長尺材をコンパクトに収
納保持し得ることとなる。
【0029】また、前記固定手段が、ドラムの円盤に設
けられてカテーテル基を着脱自在に保持する爪であるこ
とによって、カテーテル基及び/又はカテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材をケース本体から容易に取り外し得
ることとなる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る医療用長尺材
収納ケースの第1実施例を図1〜図3を参照しながら説
明する。図中、Aは本発明に係る収納ケースであり、こ
の収納ケースAは、図1及び図2に示すように、医療用
長尺材1の一部を被装するケース本体2と、該ケース本
体2に配設された長尺材の送出機構3(図2参照)とを
備えている。
【0031】医療用長尺材1としては、例えば、カテー
テルチューブ、カテーテル導入用のガイドワイヤー等が
挙げられる。
【0032】また、ケース本体2は、合成樹脂材等の適
宜材料から手掌に収まる大きさに形成されており、図2
に示すように、後述する長尺材送出機構3を内設する空
間を有すると共に、長手方向端縁を中心に左右に分割可
能な構造を有している。
【0033】換言すれば、このケース本体2は、薄肉状
の蝶番4を中心にして左半身本体2aと、右半身本体2
bとに展開できるものであり、先端側にオスルアテーパ
ー状の送出管2cを連設している。
【0034】また、左半身本体2aの内側には、後述す
る従動ギア3aと送出補助用ギア3bとを回動自在に支
持するための軸受け2d,2eが突設されている。
【0035】更に、送出管2cは、医療用長尺材1の送
出位置を視認することができると共に、キャップ(図示
せず)を気密状態に被冠させることにより、ケース本体
2内を無菌状態に密閉することができる。
【0036】また、このケース本体2の後端側には、医
療用長尺材1の非被装部分、すなわち、同ケース本体2
からはみ出る部分を覆うフィルム若しくは減菌パック包
装部5を備えている。
【0037】一方、前記長尺材送出機構3は、医療用長
尺材1を送り出すための従動ギア3aと、該従動ギア3
aを回動せしめる送出補助用ギア3bとを備えている。
【0038】前記従動ギア3aは、図3に示すように、
医療用長尺材1に接触すべく等間隔に配置された一対の
送りローラー3a1 ,3a1 と、該送りローラー3a
1 ,3a1 と同心上に軸着されたピニオン歯車3a2
3a2 とを備えてなる一対のローラー付きギアを用いて
いる。
【0039】また、送出補助用ギア3bは、従動ギア3
aの送りローラー3a1 よりも大径の操作ローラー3b
1 と、該操作ローラー3b1 と同心上に軸着されたホイ
ール歯車3b2 とを備えている。
【0040】更に、前記操作ローラー3b1 は、周端面
の一部がケース本体2からはみ出すように軸3b3 を介
して回動自在に配設されており、同ケース本体2を握持
する親指で操作できるように工夫されている。
【0041】また、ホイール歯車3b2 は、収納ケース
2内に設けられた前記ピニオン歯車3a2 ,3a2 の何
れか一方に噛合するように組み付けられている。従っ
て、操作ローラ3b1 を指で矢印方向に回動操作するこ
とにより、前記従動ギア3a,3aが連動し、送りロー
ラー3a1 ,3a1 を介して医療用長尺材1を前方に送
り出すことができる。
【0042】このように構成される本発明の医療用長尺
材収納ケースAは、ケース本体2を握持する手の親指
で、前記送出補助ギア3bを回動させるだけで、前記従
動ギア3a,3aが連動し、送りローラー3a1 ,3a
1 を介して医療用長尺材1を前方に送り出すことができ
るため、従来のリール操作の如き空転することなく確実
にカテーテルチューブ等の医療用長尺材1を送り出すこ
とができる。
【0043】しかも、この送出操作の際には、前記送り
ローラ3a1 ,3a1 のみが医療用長尺材1と接触する
ため、同医療用長尺材1を傷める心配もない。
【0044】また、ケース本体2が、蝶番4を中心にし
て左半身本体2aと右半身本体2bとに見開きすること
ができるため(図2参照)、医療用長尺材1の取り付け
や、収納ケース2内の滅菌消毒も手軽に行うことができ
る。因に、図3中、3a3 は従動ギア3aを回動自在に
支持する軸である。
【0045】次に、本発明に係る医療用長尺材収納ケー
スの第2実施例を図4乃至図5を参照しながら説明す
る。尚、理解を容易にするため、前述した第1実施例と
同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新た
な番号を付して以下に説明する。
【0046】ケース本体2内に、カテーテルチューブ等
の医療用長尺材1の巻回保持手段6と、カテーテル基7
の固定手段8とを備えている。
【0047】巻回保持手段6は、例えば、中空の円筒軸
6aと、該円筒軸6aの長手方向両端に対向して配置さ
れた一対の円盤6b、6bとを備えてなるドラムからな
り、収納ケース2の右半身本体2bに回動自在に装着さ
れている。
【0048】換言すれば、このドラムは、ケース本体2
内に突設された回転支持軸2fに、前記円筒軸6aを回
動自在に組み付けているものであるが、好ましくは、製
造時においては、ケース本体2を閉めた状態で、ケース
本体2の外側から専用の巻取治具(図示せず)を使用す
ることによって、ドラムを手で触れずに迅速に回転でき
るように構成するのが良い。
【0049】因に、このドラムの大きさとしては、例え
ば、円筒軸6aは直径20〜30mm、高さ10mm程
度のものが、円盤6b、6bは外径30〜40mm、内
径20〜30mm、厚さ1〜20mm程度のものが挙げ
られる。
【0050】また、固定手段8は、ドラムを構成する円
盤6bに設けられた切欠爪8aと、一対の狭持突起8
b、8bからなり、カテーテル基7を着脱自在に保持す
るものである。
【0051】更に、ケース本体2は、カテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材1を固定手段8に巻回収納した状態
で滅菌されるものであり、医療現場においては、片手で
も無菌的にカテーテルチューブ等の送り込みができる。
【0052】このように構成される本実施例の医療用長
尺材収納ケースBは、ケース本体2に、カテーテル基7
の固定手段8と、カテーテルチューブ等の巻回保持手段
6とを備えているため、第1実施例で示した減菌パック
包装部5が不要になり、よりコンパクト化できるもので
ある。
【0053】尚、本発明は本実施例に限定されることな
く、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るもの
であり、本発明はそれらの全てを包摂するものである。
例えば、医療用長尺材1は、カテーテルチューブ、ガイ
ドワイヤーに限定されるものではなく、また、必要に応
じてケース本体2内に、消毒液若しくは消毒液を染み込
ませ脱脂綿や容器等を入れておいても良い。
【0054】また、ケース本体2全体を透明若しくは半
透明の合成樹脂材で成形したり、局部的に透視窓部(図
示せず)を形成することによって、カテーテルチューブ
等の送出量を目でも把握できるべく視認性を付加させて
も良い。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、カテー
テルチューブ等の医療用長尺材の一部若しくは全部を被
装するケース本体と、該ケース本体に配設された長尺材
送出機構とを備えてなることによって、ケース本体を片
手に持ったままで、長尺材送出機構を操作できるため、
カテーテルチューブ、ガイドワイヤー等の医療用長尺材
を手に触れることなく送り出すことができるといった効
果を奏するものである。
【0056】また、前記長尺材送出機構が、カテーテル
チューブ等の医療用長尺材を送り出すための従動ギア
と、該従動ギアを回動せしめる送出補助用ギアとを備え
てなることによって、送出補助ギアの回動操作に応じて
従動ギアが連動するため、従来のリール操作の如き空転
することなく確実にカテーテルチューブ等の医療用長尺
材を送り出すことができるといった効果を奏するもので
ある。
【0057】更に、前記従動ギアが、カテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材に接触すべく等間隔に配置された一
対のローラーと、該ローラーと同心上に配設された歯車
とを備えてなるローラー付きギアであることによって、
カテーテルチューブ等の医療用長尺材を傷つけることな
く円滑に送り出すことができるといった効果を奏するも
のである。
【0058】また、前記送出補助用ギアが、少なくとも
周端面の一部がケース本体からはみ出すべく回動自在に
配設されると共に、同収納ケース内に設けられた一対の
ローラ付きギアの何れか一方に噛合することにより、ケ
ース本体を握持する手の親指のみで、前記送出補助ギア
を回動できるため、片手での操作性を更に高めることが
できるといった効果を奏するものである。
【0059】更に、前記ケース本体が、少なくとも長尺
材送出機構を内設する空間を有し、長手方向端縁を中心
に左右に分割可能な構造を有することにより、必要に応
じてケース本体を見開き状態に展開できるため、カテー
テルチューブ等の医療用長尺材の取り付けのみならず、
収納ケース内の殺菌消毒をも手軽に行うことができると
いった効果を奏するものである。
【0060】また、前記ケース本体が、先端側にオスル
アテーパー状の送出管を有することにより、カテーテル
チューブ等の医療用長尺材の送出位置を視認できると共
に、キャップを気密に被冠できるため、医療用の収納ケ
ースとしての価値を高めることができるといった効果を
奏するものである。
【0061】更に、前記ケース本体が、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材の非被装部分を覆うフィルム若し
くは減菌パック包装部及び/又はキャップを有すること
によって、医療用長尺材を無菌状態に保持することがで
きるといった効果を奏するものである。
【0062】また、前記ケース本体が、透明若しくは半
透明の材料から形成されることによって、カテーテルチ
ューブ等の医療用長尺材の送出量を目でも把握できると
いった効果を奏するものである。
【0063】更に、カテーテルチューブ等の医療用長尺
材の送出量を確認するための透視窓部を有することによ
って、ケース本体の局部に視認性を付加することができ
るといった効果を奏するものである。
【0064】また、ケース本体に、カテーテル基の固定
手段と、該カテーテル基に連通されるカテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材の巻回保持手段とを備えることによ
って、前記減菌パック包装部が不要になり、よりコンパ
クト化できるといった効果を奏するものである。
【0065】更に、前記ケース本体が、カテーテルチュ
ーブ等の医療用長尺材を巻回収納した状態で滅菌される
ことによって、医療現場においては片手でも無菌的にカ
テーテルチューブ等の医療用長尺材の送り込みができる
といった効果を奏する。
【0066】また、前記巻回保持手段が、中空の円筒軸
と、該円筒軸の長手方向両端に対向して配置された一対
の円盤とを備えてなるドラムであることによって、製造
時においては、ケース本体を閉めた状態で、換言すれ
ば、ケース本体の外側から専用の巻取治具を使用するこ
とによって、ドラムを手で触れずに迅速に回転せしめて
カテーテルチューブ等の医療用長尺材をコンパクトに収
納保持できるといった効果を奏する。
【0067】更に、前記固定手段が、ドラムの円盤に設
けられてカテーテル基を着脱自在に保持する爪であるこ
とによって、カテーテル基及び/又はカテーテルチュー
ブ等の医療用長尺材をケース本体から容易に取り外すこ
とができるといった効果を奏する。
【0068】このように本発明は、手に触れることなく
カテーテルチューブ、ガイドワイヤー等の医療用長尺材
の送出操作ができるため、衛生的であり、かつ、片手だ
けでも簡単に送出操作ができるため、手技の際、頗る使
い勝手が良く、また、構成が単純であるため、大量生産
に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる
等、本発明を実施することはその実益的価値が甚だ大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医療用長尺材収納ケースの第1実
施例を示す正面図である。
【図2】同医療用長尺材収納ケースの要部を示す展開図
である。
【図3】本実施例で使用する長尺材送出機構を示す説明
図である。
【図4】本発明に係る医療用長尺材収納ケースの第2実
施例を示す正面図である。
【図5】同医療用長尺材収納ケースの説明図である。
【符号の説明】
1 医療用長尺材(カテーテルチューブ) 2 ケース本体 2a 左半身本体 2b 右半身本体 2c 送出管 2d 軸受け 2e 軸受け 2f 回転支持軸 3 長尺材送出機構 3a 従動ギア 3a1 送りローラー 3a2 ピニオン歯車 3a3 軸 3b 送出補助用ギア 3b1 操作ローラー 3b2 ホイール歯車 3b3 軸 4 蝶番 5 減菌パック包装部 6 巻回保持手段 6a 円筒軸 6b 円盤 7 カテーテル基 8 固定手段 8a 切欠爪 8b 狭持突起

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カテーテルチューブ等の医療用長尺材の一
    部若しくは全部を被装するケース本体と、該ケース本体
    に配設された長尺材送出機構とを備えてなることを特徴
    とする医療用長尺材収納ケース。
  2. 【請求項2】前記長尺材送出機構は、カテーテルチュー
    ブ等の医療用長尺材を送り出すための従動ギアと、該従
    動ギアを回動せしめる送出補助用ギアとを備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の医療用長尺材収納ケー
    ス。
  3. 【請求項3】前記従動ギアは、カテーテルチューブ等の
    医療用長尺材に接触すべく等間隔に配置された一対のロ
    ーラーと、該ローラーと同心上に配設された歯車とを備
    えてなるローラー付きギアであることを特徴とする請求
    項2に記載の医療用長尺材収納ケース。
  4. 【請求項4】前記送出補助用ギアは、少なくとも周端面
    の一部がケース本体からはみ出すべく回動自在に配設さ
    れると共に、同収納ケース内に設けられた一対のローラ
    付きギアの何れか一方に噛合することを特徴とする請求
    項2に記載の医療用長尺材収納ケース。
  5. 【請求項5】前記ケース本体は、少なくとも長尺材送出
    機構を内設する空間を有し、長手方向端縁を中心に左右
    に分割可能な構造を有することを特徴とする請求項1に
    記載の医療用長尺材収納ケース。
  6. 【請求項6】前記ケース本体は、先端側にオスルアテー
    パー状の送出管を有することを特徴とする請求項1、4
    又は5に記載の医療用長尺材収納ケース。
  7. 【請求項7】前記ケース本体は、カテーテルチューブ等
    の医療用長尺材の非被装部分を覆うフィルム若しくは減
    菌パック包装部及び/又はキャップを有することを特徴
    とする請求項1、4、5又は6に記載の医療用長尺材収
    納ケース。
  8. 【請求項8】前記ケース本体は、透明若しくは半透明の
    材料から形成されていることを特徴とする請求項1、
    4、5、6又は7に記載の医療用長尺材収納ケース。
  9. 【請求項9】前記ケース本体は、カテーテルチューブ等
    の医療用長尺材の送出量を確認するための透視窓部を有
    することを特徴とする請求項1、4、5、6、7又は8
    に記載の医療用長尺材収納ケース。
  10. 【請求項10】前記ケース本体は、カテーテル基の固定
    手段と、カテーテルチューブ等の医療用長尺材の巻回保
    持手段とを備えてなることを特徴とする請求項1、4、
    5、6、7、8又は9に記載の医療用長尺材収納ケー
    ス。
  11. 【請求項11】前記ケース本体は、カテーテルチューブ
    等の医療用長尺材を巻回収納した状態で滅菌されている
    ことを特徴とする請求項1、4、5、6、7、8、9又
    は10に記載の医療用長尺材収納ケース。
  12. 【請求項12】前記巻回保持手段は、中空の円筒軸と、
    該円筒軸の長手方向両端に対向して配置された一対の円
    盤とを備えてなるドラムからなることを特徴とする請求
    項10に記載の医療用長尺材収納ケース。
  13. 【請求項13】前記固定手段は、ドラムの円盤に設けら
    れてカテーテル基を着脱自在に保持する爪であることを
    特徴とする請求項10に記載の医療用長尺材収納ケー
    ス。
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