JP2002291618A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2002291618A
JP2002291618A JP2001104114A JP2001104114A JP2002291618A JP 2002291618 A JP2002291618 A JP 2002291618A JP 2001104114 A JP2001104114 A JP 2001104114A JP 2001104114 A JP2001104114 A JP 2001104114A JP 2002291618 A JP2002291618 A JP 2002291618A
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JP2001104114A
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Hiroshi Kitaki
宏 北木
Masafumi Kubo
雅史 久保
Kazuhiro Ukita
和宏 浮田
Atsushi Koma
敦 高麗
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯中のふきこぼれ、飛沫、操作表示部の汚
れ及び熱変形を防止できる炊飯器の実現を目的とする。 【解決手段】 蓋体5には蒸気を排出する鍋内に連通し
た蒸気通路6を配設し、前記蒸気通路6の蓋体天面側に
蒸気出口となる蒸気排出孔7を有する炊飯器において、
前記蒸気通路6の上方にドーム状の蒸気受け部8とその
外方に設けた立ち上がり壁を有した外周略リング部9と
前記ドーム状の蒸気受け部裾野12に配設した前記蒸気
排出孔7と前記蒸気排出孔7から前記外周略リング部9
に到る水受け部11となる傾斜面と前記傾斜面を有し、
前記外周略リング部9の境界を屈曲させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭、あるい
は業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の技術について説明する。従
来の炊飯器は、例えば図8に示されるような構成であっ
た。図8において16は上面が開口する略円筒状のボデ
ィで、このボディ内部には内鍋収納部である保護枠17
が配設されており、この保護枠内には内鍋18が着脱自
在に配設されている。保護枠17の外側には内鍋18を
誘導加熱するための誘導コイル19が配設されている。
20は蓋体で、この蓋体下面には蒸気を排出する鍋内と
連通した蒸気通路21、蒸気通路の蓋体天面側に蒸気出
口となる蒸気排出孔22が配設されている。炊飯中に発
生する水蒸気は蒸気通路21を通過し、蒸気排出孔22
から外部に抜けるようになっている。これにより余分な
水分を飛ばしてご飯を炊き上げるとともに、内鍋内の内
圧の上昇を防止している。
【0003】図9は、蒸気排出孔22が配設された部分
の断面図である。図に示すように蒸気排出孔22は蓋体
20上面に配設されている。炊飯時に発生する蒸気は、
蒸気通路21、蒸気排出孔22を通過し、外部に排出さ
れる。
【0004】また近年の炊飯器は、炊飯器のコンパクト
化に伴い、操作表示部23は蓋体上面に配設し、蒸気排
出孔22と近接した構成としたものも増えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、炊飯器のメニュ
ーは多様化する中、炊飯コースだけでなくその他のコー
スのふきこぼれに対応できる構成が求められている。し
かしながら、上記従来の炊飯器では、おねばを含む蒸気
が蒸気排出孔22から排出される場合、蒸気の勢いによ
り蒸気内に含まれるおねばが吹き上げられ、飛沫を生
じ、外観上の品位の低下を引き起こしていた。また、蒸
気内に多量のおねばが含まれている場合、蒸気排出孔2
2からおねばがふきこぼれ、そのまま直接蓋体20にお
ねばが流れ出し、外観上の品位の低下を引き起こしてい
た。
【0006】これらのふきこぼれ及び飛沫は内鍋18の
内圧が上昇した時に生じており、それらを防止する手段
として炊飯時に内鍋18への加熱量を減少させ、ふきこ
ぼれ及び飛沫が生じない内圧まで減少させる方法があ
る。しかしながら、前記方法を用いる弊害として、炊飯
に必要な加熱量を確保できず、加熱量不足による炊飯時
間の超過やご飯の炊きむら等が生じ、炊飯器の使用性や
炊飯性能が低下してしまうという問題があった。
【0007】さらに従来の炊飯器は、炊飯器のコンパク
ト化するものにおいては、蒸気排出孔22が操作表示部
23と非常に近接しているため、ふきこぼれが発生した
際に直接操作表示部23が汚れ、外観上品位が低下する
という問題があった。同様に風がある環境で炊飯した
際、蒸気が直接操作表示部23にあたることにより、操
作表示部23に水蒸気による結露や汚れが発生し、外観
上品位の低下を引き起こしていた。また、蓋体20にふ
きんをかけて炊飯した際、蒸気排出孔22と操作表示部
23に近接している上記従来炊飯器の場合、蒸気により
加熱されたふきんの影響で、蒸気排出孔22に近接して
いる操作表示部23が熱変形するという問題もあった。
【0008】本発明は上記問題を解決する為になされた
もので、炊飯に必要な加熱量を減少させることなくおね
ばのふきこぼれ、飛沫、操作表示部23の汚れ及び熱変
形を防止できる炊飯器の実現を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために、本体と、前記本体内に着脱自在に収納され
た内鍋と、前記本体上部を覆う蓋体と、前記蓋体には蒸
気を排出する鍋内に連通した蒸気通路を配設し、前記蒸
気通路の蓋体天面側に蒸気出口となる蒸気排出孔を有す
る炊飯器において、前記蒸気通路上方にドーム状の蒸気
受け部とその外方に設けた立ち上がり壁を有した外周略
リング部と前記ドーム状の蒸気受け部裾野に配設した前
記蒸気排出孔と前記蒸気排出孔から前記外周略リング部
に到る水受け部となる傾斜面を有し、前記傾斜面と前記
外周略リング部の境界は屈曲させてなる構成としたもの
である。上記発明によれば、炊飯時に発生するふきこぼ
れ及び飛沫を防止でき、外観上品位の低下を抑制でき、
また炊飯時の加熱量を削減することなくふきこぼれを防
止できるため、炊飯器の使用性や炊飯性能の低下を抑制
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、本体と、
本体内に着脱自在に収納された内鍋と、本体上部を覆う
蓋体と、蓋体には蒸気を排出する鍋内に連通した蒸気通
路を配設し、蒸気通路の蓋体天面側に蒸気出口となる蒸
気排出孔を有する炊飯器において、蒸気通路上方にドー
ム状の蒸気受け部を設けると、その蒸気受け部に衝突し
た蒸気の勢いとその蒸気内に含むおねば量を減少させる
ことができる。また、そのドーム状の蒸気受け部の外方
に立ち上がり壁を有した外周略リング部を設けることに
より、その外周略リング部が蒸気排出孔から排出される
蒸気に対して障壁の役割を果たし、ふきこぼれ及び飛沫
を防止できる。
【0011】また、外周リング部に到る水受け部が蒸気
排出孔から排出されるおねば及び蒸気を受ける役割を果
たし、ふきこぼれ及び飛沫を抑制でき、さらにその水受
け部に傾斜を持たせ、ドーム状の蒸気受け部裾野に蒸気
排出孔を配設する構成をとると、蒸気排出孔から一旦排
出されたおねばが鍋内の内圧減少時に水受け部の傾斜面
とドーム状の蒸気受け部裾野の交差部に誘導され、その
交差部を伝っておねばを蒸気排出孔に戻すことができ、
おねばの堆積によるふきこぼれを防止することができ
る。さらに、水受け部の傾斜面と外周リング部の境界を
屈曲させる構成をとると蒸気排出孔から排出されたおね
ばを含む蒸気が勢いよく水受け部の傾斜面に沿って排出
される時、その屈曲が蒸気に対して障壁となり、蒸気の
勢い及び蒸気排出孔から発生したおねばを含む泡を消す
役割を果たし、それによるふきこぼれおよび飛沫を防止
できる。
【0012】上記理由により、請求項1記載の発明は炊
飯時に発生するふきこぼれ及び飛沫を防止でき、外観上
品位の低下を抑制できる。また、炊飯時の加熱量を削減
することなくふきこぼれを防止できるため、炊飯器の使
用性や炊飯性能の低下を抑制できる。
【0013】請求項2記載の発明は、蒸気排出孔は本体
前方に配設し、ドーム状の蒸気受け部裾野と水受け部と
なる傾斜面は蒸気排出孔近傍を最下面となるように傾斜
させることにより、内鍋の内圧上昇時に蒸気排出孔から
排出され、水受け部とドーム状の蒸気受け部裾野の交差
部に堆積しているおねばを内鍋の内圧減少時に確実に蒸
気排出孔に導くことができ、炊飯時に発生するふきこぼ
れ及び飛沫を防止でき、外観上品位の低下を抑制でき
る。
【0014】請求項3記載の発明は、外周略リング部上
面は操作表示部を含む蓋体より突出し、且つふきんをか
ぶせた時にドーム状の蒸気受け部の頂点を含み、外周略
リング部上面がふきん面に当接する形に構成することに
より、その当接面が蒸気シールの役割を果たし、蒸気に
よるふきんの熱集中を外周略リング部内側のふきんに集
中させることができ、加熱されたふきんの影響による操
作表示部の熱変形を防止することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、ドーム状の蒸気受
け部裾野に配接された蒸気排出孔と水受け部となる傾斜
面を含む蒸気排出孔近傍の構成を有する蒸気筒を一体化
し、蓋体上方より着脱自在に構成させることにより、蒸
気筒及び蓋体の清掃が容易となり、炊飯器のお手入れ性
の向上が実現できる。
【0016】請求項5記載の発明は、蒸気通路内にはド
ーム状の蒸気受け部に近接して対向した形の筒状の蒸気
案内通路を配設し、蒸気案内通路の筒径はドーム状の蒸
気受け部の径より小さくする構成をとることで蒸気通路
から流入してくるおねばを含む蒸気をドーム状の受け部
に確実に導き、衝突させることができる。その衝突によ
り、蒸気内に含まれるおねばの量が減少させること及び
蒸気を冷却することができ、蒸気の突発によるふきこぼ
れ及び飛沫を防止することができる。さらに蒸気排出孔
と蒸気通路の間にドーム状の蒸気受け部裏側から下側に
伸びるリブを配設すると、そのリブが蒸気の障壁とな
り、蒸気内に含まれるおねばの量が減少させること及び
蒸気を冷却することができ、蒸気の突発によるふきこぼ
れ及び飛沫を防止することができる。上記理由により、
請求項5記載の発明は炊飯時に発生するふきこぼれ及び
飛沫を防止でき、外観上品位の低下を抑制できる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例について図1、図2に
より説明する。図1において1は上面が開口する略円筒
状のボディで、このボディ1内部には内鍋収納部である
保護枠2が配設されており、この保護枠2内には内鍋3
が着脱自在に配設されている。保護枠2の外側には内鍋
3を誘導加熱するための誘導コイル4が配設されてい
る。5は蓋体で、この蓋体下面には蒸気を排出する鍋内
と連通した蒸気通路6、蒸気通路の蓋体天面側に蒸気出
口となる蒸気排出孔7が配設されている。
【0018】図2に蒸気排出孔近傍の断面図を示す。同
図に示すように蒸気通路上方にドーム状の蒸気受け部8
が配設されている。おねばを含む蒸気がこのドーム状の
蒸気受け部8に衝突すると、おねばを含む蒸気の一部は
衝突面からドーム状の面に沿って下方向に巻き込む流れ
となる。この過程において蒸気の勢いは減少し、また、
蒸気に含まれたおねばの一部は下方向に落とされるた
め、蒸気排出孔7から排出される蒸気の勢いとおねば量
が減少し、その結果として蒸気の突発とそれによるふき
こぼれ及び飛沫を減少させることができるのである。
【0019】また、同図のように立ち上がり壁を有する
外周略リング部9を設けたことで、蒸気排出孔7から排
出させるおねばを含む蒸気の勢いが強い時に外周略リン
グ部9が障壁の役割を果たし、その蒸気に含まれるおね
ばが外周略リング部9を越えることができず、ふきこぼ
れ及び飛沫を防止することができるのである。また、風
がある環境で炊飯したときも外周略リング部9が同様に
蒸気に対して障壁の役割を果たし、蒸気を立ち上がり壁
に沿った流れに導くことができ、直接蒸気が操作表示部
10にあたることなく、操作表示部10に水蒸気による
結露や汚れを防止できるのである。さらに、この外周略
リング部9を設けることで、蒸気排出孔外部におねばを
溜めることができ、ふきこぼれにくい構成をとることが
できる。
【0020】水受け部11はおねばを含む蒸気が蒸気排
出孔7から排出させた時に、蒸気内に含まれるおねばを
受ける役割を果たす。蒸気排出孔7から排出されたおね
ばは一旦水受け部11に溜められるので直接蓋体及び操
作表示部10にふきこぼれることを防止できるのであ
る。さらに、水受け部11に傾斜を持たせ、ドーム状の
蒸気受け部裾野12に蒸気排出孔7を設けると、蒸気排
出孔7から一旦排出されたおねば及び水蒸気の結露によ
る水滴は水受け部11とドーム状の蒸気受け部裾野12
の交差部に誘導され、その交差部に一時的に溜められ
る。鍋内の内圧減少時にその交差部を伝っておねば及び
水蒸気の結露による水滴は再び蒸気排出孔7に戻される
のである。このように水受け部11を設けることで、蒸
気通路6におけるおねばの還流だけでなく、蒸気排出孔
7においてもおねばの還流を実現できるのである。
【0021】さらに、水受け部11と外周略リング部9
の境界を屈曲させると、蒸気排出孔7から排出されたお
ねばを含む蒸気が勢いよく傾斜面に沿って上方に排出さ
れる際に、その屈曲が障壁となり、蒸気の勢い及び蒸気
排出孔7から発生したおねばを含む泡を消すことができ
る。このおねばを含む泡が消されると、蒸気排出孔7内
部の内圧が減少し、蒸気排出孔7におけるおねばの環流
を促進できるのである。
【0022】蒸気排出孔7は本体前方に設け、ドーム状
の蒸気受け部裾野12と水受け部11は蒸気排出孔近傍
を最下面となるように傾斜させると、蒸気排出孔7にお
けるおねばの還流がさらに容易になる。また、炊飯終了
時に蓋体5を開けた時に蒸気通路内に戻されたおねば及
び水蒸気の結露による水滴が、再び蒸気排出孔7から排
出されることがなく、蒸気通路内に溜められ、本体及び
床上への滴下することを防止できるのである。
【0023】図3に操作表示部10を含む蓋体5にふき
ん13をかけて炊飯を行った時の蒸気排出孔7近傍の断
面図を示す。同図に示すように、外周略リング9が操作
表示部10を含む蓋体5より突出した構成をとることに
より、ふきん13が外周略リング部上面と当接するよう
になる。外周略リング部上面とふきん面が当接すると、
その当接面がシールの役割を果たし、蒸気によるふきん
13の熱の集中は外周略リング内側のふきん13に集中
し、操作表示部近傍のふきん13に熱は集中しない。こ
のことにより蒸気により加熱されたふきん13の影響に
よる操作表示部10の熱変形を防止できるのである。ま
た、外周略リング部9の高さを大きくとることにより、
ふきん13と操作表示部10の間に空間を確保でき、同
様な効果が得られるのである。
【0024】図4に示すようにドーム状の蒸気受け部8
に近接して対向した形の筒状の蒸気案内通路14を配設
し、その筒径はドーム状の蒸気受け部8の径より小さく
する。この構成をとることにより蒸気通路6から流入し
てくるおねばを含む蒸気をドーム状の受け部8に確実に
導き、衝突させることができる。その衝突により、蒸気
内に含まれるおねばの量を減少させること及び蒸気を冷
却することができ、蒸気の突発によるふきこぼれ及び飛
沫を防止することができるのである。さらに同図に示す
ように蒸気排出孔7と蒸気通路6の間にドーム状の蒸気
受け部裏側から下側に伸びるリブ15を設けると、その
リブ15が障壁となり、蒸気内に含まれるおねば量の減
少と蒸気の冷却、蒸気の流れる方向の制御ができるので
ある。例えば、図5に示すように、このリブ15を蒸気
排出孔裏側から出すと、このリブ15がエッジの役割を
果たし、蒸気排出孔7から発生するのおねばを含む泡を
消すことができるのである。
【0025】また、図6、図7に示すように、リブ15
をドーム状の蒸気受け部8の蒸気案内通路14に近接し
た位置から出すと、蒸気及び蒸気内に含まれるおねばが
蒸気排出孔7より離れた方向に流れるようになり、蒸気
が蒸気排出孔7に到達するまでに蒸気は冷却され蒸気の
勢いを減少させ、また、障壁リブ15との衝突により蒸
気内に含まれるおねばを減少させることができるのであ
る。これにより、蒸気の突発によるふきこぼれ及び飛沫
を防止することできるのであるさらに、ドーム状の蒸気
受け部裾野12に配接された蒸気排出孔7と水受け部1
1となる傾斜面を含む蒸気排出孔近傍の構成を有する蒸
気筒を一体化し、蓋体上方より着脱自在に構成させるこ
とにより、蒸気筒及び蓋体5の清掃が容易となり、炊飯
器のお手入れ性の向上が実現できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、炊飯時に発生するふきこぼれ及び飛沫を防止で
き、外観上品位の低下を抑制でき、また炊飯時の加熱量
を削減することなくふきこぼれを防止できるため、炊飯
器の使用性や炊飯性能の低下を抑制できる。
【0027】また、請求項2記載の発明は、特に、蒸気
排出孔は本体前方に配設し、ドーム状の蒸気受け部裾野
と水受け部となる傾斜面は前記蒸気排出孔近傍を最下面
となるように傾斜させることにより、内鍋の内圧上昇時
に前記蒸気排出孔から排出され、前記水受け部とドーム
状の前記蒸気受け部裾野の交差部に堆積しているおねば
を内鍋の内圧減少時に確実に前記蒸気排出孔に導くこと
ができ、炊飯時に発生するふきこぼれ及び飛沫を防止で
き、外観上品位の低下を抑制できる。
【0028】また、請求項3記載の発明は、特に、外周
略リング部上面は操作表示部を含む蓋体より突出し、且
つふきんをかぶせた時にドーム状の蒸気受け部の頂点を
含み、前記外周略リング部上面がふきん面に当接する形
に構成することにより、その当接面が蒸気シールの役割
を果たし、蒸気によるふきんの熱集中を前記外周略リン
グ部内側のふきんに集中させることができ、加熱された
ふきんの影響による前記操作表示部の熱変形を防止する
ことができる。
【0029】また、請求項4記載の発明は、特に、ドー
ム状の蒸気受け部裾野に配接された蒸気排出孔と水受け
部となる傾斜面を含む前記蒸気排出孔近傍の構成を有す
る蒸気筒を一体化し、前記蓋体上方より着脱自在に構成
させることにより、蒸気筒及び蓋体の清掃が容易とな
り、炊飯器のお手入れ性の向上が実現できる。
【0030】また、請求項5記載の発明は、特に、蒸気
通路内にはドーム状の蒸気受け部に近接して対向した形
の筒状の蒸気案内通路を配設し、前記蒸気案内通路の筒
径は前記ドーム状の蒸気受け部の径より小さくし、蒸気
排出孔と前記蒸気案内通路の間に前記ドーム状の蒸気受
け部裏側から下側に伸びるリブを配設し、前記リブ下面
を前記蒸気案内通路出口上面より下に位置させた構成を
とることにより、蒸気の突発による飛沫及びふきこぼれ
を防止でき、外観上の品位の低下を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における炊飯器の断面図
【図2】同炊飯器における蒸気排出孔近傍の要部断面図
【図3】第3の発明に関わる炊飯器における蒸気排出孔
近傍の要部断面図
【図4】第5の発明に関わる炊飯器における蒸気排出孔
近傍の要部断面図
【図5】第5の発明に関わる炊飯器におけてリブを蒸気
排出孔裏側に配設した場合の蒸気排出孔近傍の要部断面
【図6】第5の発明に関わる炊飯器においてリブを蒸気
案内通路近傍に配設した場合の蒸気排出孔近傍の要部断
面図
【図7】第5の発明に関わる炊飯器においてリブを蒸気
案内通路近傍に配設した際の蒸気排出孔近傍の平面図
【図8】従来の炊飯器における蒸気排出孔近傍の要部断
面図
【図9】従来の炊飯器における蒸気排出孔近傍の要部断
面図
【符号の説明】
3 内鍋 5 蓋体 6 蒸気通路 7 蒸気排出孔 8 蒸気受け部 9 外周略リング部 10 操作表示部 11 水受け部 12 蒸気受け部裾野 14 蒸気案内通路 15 リブ
フロントページの続き (72)発明者 浮田 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高麗 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA03 AA09 BA13 BA38 BA52 BA53 CA22 CB02 CB30 DA02 DB01 DB14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、前記本体内に着脱自在に収納さ
    れた内鍋と、前記本体上部を覆う蓋体と、前記蓋体には
    蒸気を排出する鍋内に連通した蒸気通路を配設し、前記
    蒸気通路の蓋体天面側に蒸気出口となる蒸気排出孔を有
    する炊飯器において、前記蒸気通路上方にドーム状の蒸
    気受け部とその外方に設けた立ち上がり壁を有した外周
    略リング部と前記ドーム状の蒸気受け部裾野に配設した
    前記蒸気排出孔と前記蒸気排出孔から前記外周略リング
    部に到る水受け部となる傾斜面を有し、前記傾斜面と前
    記外周略リング部の境界は屈曲させてなることを特徴と
    する炊飯器。
  2. 【請求項2】 蒸気排出孔は本体前方に配設し、ドーム
    状の蒸気受け部裾野と水受け部となる傾斜面は前記蒸気
    排出孔近傍を最下面となるように傾斜させることを特徴
    とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 外周略リング部上面は操作表示部を含む
    蓋体より突出し、且つふきんをかぶせた時にドーム状の
    蒸気受け部の頂点を含み、前記外周略リング部上面がふ
    きん面に当接する形に設定してなることを特徴とする請
    求項1または2記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 ドーム状の蒸気受け部裾野に配接された
    蒸気排出孔と水受け部となる傾斜面を含む前記蒸気排出
    孔近傍の構成を有する蒸気筒を一体化し、前記蓋体上方
    より着脱自在に構成させてなることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 蒸気通路内にはドーム状の蒸気受け部に
    近接して対向した形の筒状の蒸気案内通路を配設し、前
    記蒸気案内通路の筒径は前記ドーム状の蒸気受け部の径
    より小さくし、蒸気排出孔と前記蒸気案内通路の間に前
    記ドーム状の蒸気受け部裏側から下側にリブを配設し、
    前記リブ下面を前記蒸気案内通路出口上面より下に位置
    させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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