JP2002291569A - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents
車両用シートのヘッドレストInfo
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- JP2002291569A JP2002291569A JP2001099557A JP2001099557A JP2002291569A JP 2002291569 A JP2002291569 A JP 2002291569A JP 2001099557 A JP2001099557 A JP 2001099557A JP 2001099557 A JP2001099557 A JP 2001099557A JP 2002291569 A JP2002291569 A JP 2002291569A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドレストにポケット部を形成する。構成
が簡易で安価に小物や飲み物を保持する。ヘッドレスト
の起立状態でもポケット部を利用可能とする。 【解決手段】 ヘッドレスト31のヘッドレスト本体3
2の中央部に開口部33を形成する。ヘッドレスト本体
32の開口部33にヘッドレスト本体32よりも垂下可
能な袋状のポケット部37を形成する。ヘッドレスト3
1を上部横杆22に設ける。上部横杆22の上部にヘッ
ドレストステー35の挿入用の透孔41と連通する横方
向に延びるガイド溝42を形成する。上部横杆22にヘ
ッドレストステー35が立ち上がった状態で係止される
係止片43を形成する。上部横杆22の上部にヘッドレ
ストステー35の挿入用の透孔41と連通する上部横杆
22の軸心方向と直交する方向に延びるヘッドレストス
テー35の傾倒用の溝部47を形成する。
が簡易で安価に小物や飲み物を保持する。ヘッドレスト
の起立状態でもポケット部を利用可能とする。 【解決手段】 ヘッドレスト31のヘッドレスト本体3
2の中央部に開口部33を形成する。ヘッドレスト本体
32の開口部33にヘッドレスト本体32よりも垂下可
能な袋状のポケット部37を形成する。ヘッドレスト3
1を上部横杆22に設ける。上部横杆22の上部にヘッ
ドレストステー35の挿入用の透孔41と連通する横方
向に延びるガイド溝42を形成する。上部横杆22にヘ
ッドレストステー35が立ち上がった状態で係止される
係止片43を形成する。上部横杆22の上部にヘッドレ
ストステー35の挿入用の透孔41と連通する上部横杆
22の軸心方向と直交する方向に延びるヘッドレストス
テー35の傾倒用の溝部47を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのヘ
ッドレストに関し、更に詳細に説明すると、車両用シー
トのシートバックに、ヘッドレストステーを介して取付
けられ、前記ヘッドレストステーが立ち上がった状態と
倒された状態に保持可能な車両用シートのヘッドレスト
に関する。
ッドレストに関し、更に詳細に説明すると、車両用シー
トのシートバックに、ヘッドレストステーを介して取付
けられ、前記ヘッドレストステーが立ち上がった状態と
倒された状態に保持可能な車両用シートのヘッドレスト
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両用シート等には、ヘッドレス
トが取付けられ、このヘッドレストのヘッドレストステ
ーはシートバックのバックフレームに取付けられたホル
ダー部材に取付けられている。このヘッドレストステー
をホルダー部材を介してヘッドレスト本体を起立位置
と、前倒位置とに揺動可能に装着した構成が実公平6−
4750号公報等に開示されている。
トが取付けられ、このヘッドレストのヘッドレストステ
ーはシートバックのバックフレームに取付けられたホル
ダー部材に取付けられている。このヘッドレストステー
をホルダー部材を介してヘッドレスト本体を起立位置
と、前倒位置とに揺動可能に装着した構成が実公平6−
4750号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用シートの
ヘッドレストの場合には、ヘッドレストを略水平状態に
倒した状態とし、このヘッドレストにポケット部を形成
したものが存在せず、ヘッドレストを利用して簡易な構
成で安価に小物や飲み物を保持することができず、更に
ヘッドレストの起立状態でポケット部を利用することが
できる構成は存在していない。
ヘッドレストの場合には、ヘッドレストを略水平状態に
倒した状態とし、このヘッドレストにポケット部を形成
したものが存在せず、ヘッドレストを利用して簡易な構
成で安価に小物や飲み物を保持することができず、更に
ヘッドレストの起立状態でポケット部を利用することが
できる構成は存在していない。
【0004】本発明の目的は、ヘッドレストを確実に保
持することができ、またヘッドレストを略水平状態に倒
すことができ、更にヘッドレストに小物等を収納するこ
とができるポケット部を形成することができ、構成が簡
易で安価に小物や飲み物を保持することができ、ヘッド
レストが起立状態でもポケット部を利用することがでる
経済性に優れた車両用シートのヘッドレストを提供する
ものである。
持することができ、またヘッドレストを略水平状態に倒
すことができ、更にヘッドレストに小物等を収納するこ
とができるポケット部を形成することができ、構成が簡
易で安価に小物や飲み物を保持することができ、ヘッド
レストが起立状態でもポケット部を利用することがでる
経済性に優れた車両用シートのヘッドレストを提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートのヘッドレストは、車両用シートのシートバッ
クに、ヘッドレストステーを介して取付けられ、前記ヘ
ッドレストステーが立ち上がった状態と倒された状態に
保持可能な車両用シートのヘッドレストにおいて、前記
ヘッドレストが中央部に開口が形成されたヘッドレスト
本体を有し、該ヘッドレスト本体の開口部にヘッドレス
ト本体よりも垂下可能な袋状のポケット部が形成されて
いることを特徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートのヘッドレストは、車両用シートのシートバッ
クに、ヘッドレストステーを介して取付けられ、前記ヘ
ッドレストステーが立ち上がった状態と倒された状態に
保持可能な車両用シートのヘッドレストにおいて、前記
ヘッドレストが中央部に開口が形成されたヘッドレスト
本体を有し、該ヘッドレスト本体の開口部にヘッドレス
ト本体よりも垂下可能な袋状のポケット部が形成されて
いることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
ヘッドレストは、前記ヘッドレストがシートバックのバ
ックフレームの上部横杆に設けられ、該上部横杆の上部
にヘッドレストステーの挿入用の透孔と該透孔と連通す
る横方向に延びるガイド溝とが形成され、前記透孔に挿
入されたヘッドレストステーを前記ガイド溝に沿って横
方向に移動させた状態で上部横杆の内部の底部側に前記
ヘッドレストステーが立ち上がった状態で係止される係
止片が形成されていることを特徴とする。
ヘッドレストは、前記ヘッドレストがシートバックのバ
ックフレームの上部横杆に設けられ、該上部横杆の上部
にヘッドレストステーの挿入用の透孔と該透孔と連通す
る横方向に延びるガイド溝とが形成され、前記透孔に挿
入されたヘッドレストステーを前記ガイド溝に沿って横
方向に移動させた状態で上部横杆の内部の底部側に前記
ヘッドレストステーが立ち上がった状態で係止される係
止片が形成されていることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
ヘッドレストは、前記上部横杆の上部にヘッドレストス
テーの挿入用の透孔と該透孔と連通する上部横杆の軸心
方向と直交する方向に延びる溝部が形成され、前記透孔
に挿入されたヘッドレストステーを前記溝部に沿って前
方または後方に移動させてヘッドレストステーが倒され
た状態とされることを特徴とする。
ヘッドレストは、前記上部横杆の上部にヘッドレストス
テーの挿入用の透孔と該透孔と連通する上部横杆の軸心
方向と直交する方向に延びる溝部が形成され、前記透孔
に挿入されたヘッドレストステーを前記溝部に沿って前
方または後方に移動させてヘッドレストステーが倒され
た状態とされることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
のヘッドレストの実施の形態について、図面を参照して
詳述する。図1乃至図9は本発明に係る車両用シートの
ヘッドレストをシートバックに適用したもので、図1は
本発明に係わる車両用シートのヘッドレストをシートバ
ックに適用した斜視図であり、図2(a),(b),
(c)はヘッドレストを夫々示すもので、(a)はヘッ
ドレストステーが略水平状態に倒された状態の斜視図、
(b)はヘッドレストステーが起立状態の側面図、
(c)はヘッドレストステーが略水平状態に倒された状
態の側面図、図3は図1のX1−X1線断面図、図4は
図1のX2−X2線断面図、図5は図1のX3−X3線
断面図、図6はフック部材を取付けた状態の断面図、図
7はカップホルダーを取付けた状態の断面図、図8は図
7のカップホルダーの挿入位置の断面図、図9は立体構
造織編物からなる表皮材の一部断面斜視図である。
のヘッドレストの実施の形態について、図面を参照して
詳述する。図1乃至図9は本発明に係る車両用シートの
ヘッドレストをシートバックに適用したもので、図1は
本発明に係わる車両用シートのヘッドレストをシートバ
ックに適用した斜視図であり、図2(a),(b),
(c)はヘッドレストを夫々示すもので、(a)はヘッ
ドレストステーが略水平状態に倒された状態の斜視図、
(b)はヘッドレストステーが起立状態の側面図、
(c)はヘッドレストステーが略水平状態に倒された状
態の側面図、図3は図1のX1−X1線断面図、図4は
図1のX2−X2線断面図、図5は図1のX3−X3線
断面図、図6はフック部材を取付けた状態の断面図、図
7はカップホルダーを取付けた状態の断面図、図8は図
7のカップホルダーの挿入位置の断面図、図9は立体構
造織編物からなる表皮材の一部断面斜視図である。
【0009】図1に示す如く、車両用シートはシートク
ッション(図示せず)とシートバック13とを備えてい
る。このシートバック13は本実施の形態ではベンチタ
イプに形成されているが、ベンチタイプに限定されるも
のではない。図1及び図2に示す如く、車両用シートの
ヘッドレスト13のバックフレームとしてのシートフレ
ーム21は上部横杆22に取付けられた両側部フレーム
22a,22aと、この両側部フレーム22a,22a
の下端に連結された下部フレーム22bとを備え、両側
部フレーム22a,22aの間には中央フレーム22c
が設けられている。
ッション(図示せず)とシートバック13とを備えてい
る。このシートバック13は本実施の形態ではベンチタ
イプに形成されているが、ベンチタイプに限定されるも
のではない。図1及び図2に示す如く、車両用シートの
ヘッドレスト13のバックフレームとしてのシートフレ
ーム21は上部横杆22に取付けられた両側部フレーム
22a,22aと、この両側部フレーム22a,22a
の下端に連結された下部フレーム22bとを備え、両側
部フレーム22a,22aの間には中央フレーム22c
が設けられている。
【0010】このベンチタイプのシートバック13に隣
接して運転席としてのシートバックが設けられる。前記
中央フレーム22cの上下端部が上部横杆22及び下部
フレーム21bに対して左右方向にスライド可能に設け
られ、ベンチタイプのシートに着座する着座者の人数や
体格等に応じて中央フレーム22cをスライド調整する
ことができる。前記上部横杆22の両端に取付ブラケッ
ト23が夫々固着され、この上部横杆22の両端の取付
ブラケット23が車体のボディ等の固定側に夫々固着さ
れる。この上部横杆22は側突時に側部空間を確保する
ための補強バーを兼ねている。
接して運転席としてのシートバックが設けられる。前記
中央フレーム22cの上下端部が上部横杆22及び下部
フレーム21bに対して左右方向にスライド可能に設け
られ、ベンチタイプのシートに着座する着座者の人数や
体格等に応じて中央フレーム22cをスライド調整する
ことができる。前記上部横杆22の両端に取付ブラケッ
ト23が夫々固着され、この上部横杆22の両端の取付
ブラケット23が車体のボディ等の固定側に夫々固着さ
れる。この上部横杆22は側突時に側部空間を確保する
ための補強バーを兼ねている。
【0011】またシートフレーム21の上部横杆22は
押し出し成形により形成され、またはアルミ合金,マグ
ネシウム合金等からダイカスト成型等により形成されて
いる。このシートフレーム21は断面略四角形状に形成
されているが、断面円形状やその他の多角形とすること
ができる。
押し出し成形により形成され、またはアルミ合金,マグ
ネシウム合金等からダイカスト成型等により形成されて
いる。このシートフレーム21は断面略四角形状に形成
されているが、断面円形状やその他の多角形とすること
ができる。
【0012】前記シートフレーム21の上部横杆22に
は、ヘッドレスト31が取付けられている。このヘッド
レスト31は中央部に前後方向に貫通する開口部33が
形成されたヘッドレスト本体32を有し、ヘッドレスト
本体32に左右一対のヘッドレストステー35が設けら
れている。このヘッドレストステー35の下端にはフラ
ンジ部35aが形成されている。
は、ヘッドレスト31が取付けられている。このヘッド
レスト31は中央部に前後方向に貫通する開口部33が
形成されたヘッドレスト本体32を有し、ヘッドレスト
本体32に左右一対のヘッドレストステー35が設けら
れている。このヘッドレストステー35の下端にはフラ
ンジ部35aが形成されている。
【0013】また図2(a),(b),(c)に示す如
く、ヘッドレスト本体32の開口部33に袋状のポケッ
ト部37が形成されている。このポケット部37はネッ
ト部材から形成されているが、ネット部材に限定される
ものではない。また開口部33のネット部材からなる袋
状のポケット部37はヘッドレスト本体32より下方に
垂下することができる大きさに形成されている。
く、ヘッドレスト本体32の開口部33に袋状のポケッ
ト部37が形成されている。このポケット部37はネッ
ト部材から形成されているが、ネット部材に限定される
ものではない。また開口部33のネット部材からなる袋
状のポケット部37はヘッドレスト本体32より下方に
垂下することができる大きさに形成されている。
【0014】図2(a),(c)に示す如く、ヘッドレ
ストステー35の前倒状態で袋状のポケット部37にビ
ンのような長い物品を収納することができ、また図2
(b)に示す如く、ヘッドレストステー35の起立状態
で袋状のポケット部37を後方に垂下させて前方から小
物を収納することができ、また反対側から、即ち、袋状
のポケット部37を前方に垂下させて後方から小物を収
納することができる。
ストステー35の前倒状態で袋状のポケット部37にビ
ンのような長い物品を収納することができ、また図2
(b)に示す如く、ヘッドレストステー35の起立状態
で袋状のポケット部37を後方に垂下させて前方から小
物を収納することができ、また反対側から、即ち、袋状
のポケット部37を前方に垂下させて後方から小物を収
納することができる。
【0015】図3乃至図5に示す如く、前記パイプフレ
ームから形成されたシートフレーム21の上部横杆22
は、上部にヘッドレストステー35の挿入用の透孔41
と、この透孔41と連通する横方向に延びるガイド溝4
2とが形成され、前記透孔41に挿入されたヘッドレス
トステー35を前記ガイド溝42に沿って横方向に移動
させることができる。
ームから形成されたシートフレーム21の上部横杆22
は、上部にヘッドレストステー35の挿入用の透孔41
と、この透孔41と連通する横方向に延びるガイド溝4
2とが形成され、前記透孔41に挿入されたヘッドレス
トステー35を前記ガイド溝42に沿って横方向に移動
させることができる。
【0016】また図3に示す如く、ヘッドレストステー
35を前記ガイド溝42に沿って横方向に移動させた状
態で上部横杆22の内部の底部側に前記ヘッドレストス
テー35が立ち上がった状態でヘッドレストステー35
の下端のフランジ部35aが係止されるガイドレール状
の係止片43が形成されている。
35を前記ガイド溝42に沿って横方向に移動させた状
態で上部横杆22の内部の底部側に前記ヘッドレストス
テー35が立ち上がった状態でヘッドレストステー35
の下端のフランジ部35aが係止されるガイドレール状
の係止片43が形成されている。
【0017】図4に示す如く、前記透孔41にヘッドレ
ストステー35を挿入する場合に、フランジ部35aが
係止片43と当接しないように、係止片43に切欠部4
5が形成され、ヘッドレストステー35をガイド溝42
に沿って横方向に移動させた状態では、フランジ部35
aが係止片43に係止される。
ストステー35を挿入する場合に、フランジ部35aが
係止片43と当接しないように、係止片43に切欠部4
5が形成され、ヘッドレストステー35をガイド溝42
に沿って横方向に移動させた状態では、フランジ部35
aが係止片43に係止される。
【0018】前記パイプフレームから形成されたシート
フレーム21に表皮材25が張設されている。この表皮
材25は、図9に示す如く、表裏の織編物からなる表面
基布26と裏面基布27とを有すると共に、前記表裏の
基布26,27と一体に織編された弾力性を有する中間
層28とを有する立体構造織編物から形成されている。
フレーム21に表皮材25が張設されている。この表皮
材25は、図9に示す如く、表裏の織編物からなる表面
基布26と裏面基布27とを有すると共に、前記表裏の
基布26,27と一体に織編された弾力性を有する中間
層28とを有する立体構造織編物から形成されている。
【0019】尚、本実施の形態では表皮材25を立体構
造織編物から形成したが、表皮材25は立体構造織編物
から形成するものに限定されるものではなく、通常の表
皮材を用い、シートフレーム21にパッド材を取付けた
状態で表皮材で被覆する車両用シートにも適用すること
ができる。
造織編物から形成したが、表皮材25は立体構造織編物
から形成するものに限定されるものではなく、通常の表
皮材を用い、シートフレーム21にパッド材を取付けた
状態で表皮材で被覆する車両用シートにも適用すること
ができる。
【0020】尚、表皮材25の上端を上部横杆22の下
端位置までとし、上部横杆22に別途形成された被覆部
材を取付けることもでき、また上部横杆22の上端を巻
き込んで表皮材25の端部を取付ける場合には、ヘッド
レストステー35用の透孔41とガイド溝42に対応し
て透孔及びスリットを夫々形成すればよい。
端位置までとし、上部横杆22に別途形成された被覆部
材を取付けることもでき、また上部横杆22の上端を巻
き込んで表皮材25の端部を取付ける場合には、ヘッド
レストステー35用の透孔41とガイド溝42に対応し
て透孔及びスリットを夫々形成すればよい。
【0021】前記立体構造織編物からなる表皮材25は
ナイロン,PP,PE等の合成樹脂繊維から形成するこ
とができ、弾力性や引張強さは糸のフィラメントの太さ
により種々得ることができ、表皮材25の厚さは5mm以
上の厚さに形成することができる。尚、本実施の形態で
は厚さ10mmのものを用いた。この立体構造織編物から
なる表皮材25はダブルラッセル編機等で製造すること
ができる。
ナイロン,PP,PE等の合成樹脂繊維から形成するこ
とができ、弾力性や引張強さは糸のフィラメントの太さ
により種々得ることができ、表皮材25の厚さは5mm以
上の厚さに形成することができる。尚、本実施の形態で
は厚さ10mmのものを用いた。この立体構造織編物から
なる表皮材25はダブルラッセル編機等で製造すること
ができる。
【0022】図5に示す如く、前記上部横杆22の上部
にヘッドレストステー35の挿入用の透孔41と連通す
る溝部47が形成され、この溝部47は上部横杆22の
軸心方向と直交する方向に延びて形成されている。前記
溝部47は前方に略90°の範囲で形成されている。
にヘッドレストステー35の挿入用の透孔41と連通す
る溝部47が形成され、この溝部47は上部横杆22の
軸心方向と直交する方向に延びて形成されている。前記
溝部47は前方に略90°の範囲で形成されている。
【0023】尚、本実施の形態では上部横杆22の上部
から前方に略90°の範囲で溝部47を形成したが、上
部横杆22の上部より後方に溝部47を形成することも
できる。この溝部47に沿ってヘッドレストステー35
を前倒または後倒させると、図2(a),(c)に示す
如く、ヘッドレスト本体32の開口部33の収納部とし
てのポケット部37を利用することができる。
から前方に略90°の範囲で溝部47を形成したが、上
部横杆22の上部より後方に溝部47を形成することも
できる。この溝部47に沿ってヘッドレストステー35
を前倒または後倒させると、図2(a),(c)に示す
如く、ヘッドレスト本体32の開口部33の収納部とし
てのポケット部37を利用することができる。
【0024】尚更に、ヘッドレストステー35の前倒ま
たは後倒は略90°の範囲に限定されるものではなく、
倒された状態であればよく、90°以上または90°以
下であってもよく、簡易にヘッドレストステー35の傾
倒角度を設定することができる。
たは後倒は略90°の範囲に限定されるものではなく、
倒された状態であればよく、90°以上または90°以
下であってもよく、簡易にヘッドレストステー35の傾
倒角度を設定することができる。
【0025】また、図3乃至図7に示す如く、前記上部
横杆22の前後の側面にはガイドレール51,52が夫
々形成され、このガイドレール51,52は横方向に延
びる上下一対の対向する略L字状のレール片51a,5
2aから夫々形成されている。尚、図5に示す如く、ヘ
ッドレストステー35を前倒させた際に、ガイドレール
51の下部のレール片51aにヘッドレストステー35
が支持されている。
横杆22の前後の側面にはガイドレール51,52が夫
々形成され、このガイドレール51,52は横方向に延
びる上下一対の対向する略L字状のレール片51a,5
2aから夫々形成されている。尚、図5に示す如く、ヘ
ッドレストステー35を前倒させた際に、ガイドレール
51の下部のレール片51aにヘッドレストステー35
が支持されている。
【0026】図6に示す如く、ガイドレール51にはフ
ック部材55が取付けられている。このフック部材55
は取付部56とフック部57とを有し、取付部56の先
端の係止部56aがガイドレール51のレール片51a
により係止されている。またフック部57の上端57a
が軸支部58によ枢支され、フック部57が前後方向に
回動可能に取付けられている。
ック部材55が取付けられている。このフック部材55
は取付部56とフック部57とを有し、取付部56の先
端の係止部56aがガイドレール51のレール片51a
により係止されている。またフック部57の上端57a
が軸支部58によ枢支され、フック部57が前後方向に
回動可能に取付けられている。
【0027】尚、フック部材55の取付部56の係止部
56aをガイドレール51に挿入するには、レール片5
1aの端部に、図8に示すと同様の切欠部53を設けれ
ばよく、フック部材55をガイドレール51に沿って移
動させて所望とする位置で使用することができる。また
後部のガイドレール52にもフック部材55を取付ける
ことができる。またフック部材55のフック部57を左
右方向に回動可能に取付けることもできる。
56aをガイドレール51に挿入するには、レール片5
1aの端部に、図8に示すと同様の切欠部53を設けれ
ばよく、フック部材55をガイドレール51に沿って移
動させて所望とする位置で使用することができる。また
後部のガイドレール52にもフック部材55を取付ける
ことができる。またフック部材55のフック部57を左
右方向に回動可能に取付けることもできる。
【0028】図7には本発明の異なる実施の形態が示さ
れており、前記ガイドレール51にカップホルダー61
を取付けたものである。このカップホルダー61は取付
部62とホルダー部63とを有し、取付部62の先端の
係止部62aがガイドレール51のレール片51aによ
り係止されている。
れており、前記ガイドレール51にカップホルダー61
を取付けたものである。このカップホルダー61は取付
部62とホルダー部63とを有し、取付部62の先端の
係止部62aがガイドレール51のレール片51aによ
り係止されている。
【0029】尚、カップホルダー61の取付部62の係
止部62aをガイドレール51に挿入するには、図8に
示す如く、レール片51aの端部に切欠部53を設けれ
ばよく、カップホルダー61をガイドレール51に沿っ
て移動させて所望とする位置で使用することができる。
止部62aをガイドレール51に挿入するには、図8に
示す如く、レール片51aの端部に切欠部53を設けれ
ばよく、カップホルダー61をガイドレール51に沿っ
て移動させて所望とする位置で使用することができる。
【0030】尚、前述せるガイドレール51,フック部
材55及びカップホルダー61は図示の形状に限定され
るものではなく、種々変形変更することができ、フック
部材55及びカップホルダー61をガイドレール51に
複数取付けることもできる。
材55及びカップホルダー61は図示の形状に限定され
るものではなく、種々変形変更することができ、フック
部材55及びカップホルダー61をガイドレール51に
複数取付けることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートのヘッ
ドレストの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記
載の車両用シートのヘッドレストによれば、ヘッドレス
トが中央部に開口が形成されたヘッドレスト本体を有
し、該ヘッドレスト本体の開口部にヘッドレスト本体よ
りも垂下可能な袋状のポケット部が形成されているの
で、ヘッドレストを確実に保持することができると共
に、ヘッドレストを倒された状態にしてヘッドレストの
袋状のポケット部を小物やドリンク等の収納部に利用す
ることができ、またヘッドレストの起立状態においても
袋状のポケット部を利用することができる。
ドレストの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記
載の車両用シートのヘッドレストによれば、ヘッドレス
トが中央部に開口が形成されたヘッドレスト本体を有
し、該ヘッドレスト本体の開口部にヘッドレスト本体よ
りも垂下可能な袋状のポケット部が形成されているの
で、ヘッドレストを確実に保持することができると共
に、ヘッドレストを倒された状態にしてヘッドレストの
袋状のポケット部を小物やドリンク等の収納部に利用す
ることができ、またヘッドレストの起立状態においても
袋状のポケット部を利用することができる。
【0032】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートのヘッドレストによれば、前記ヘッドレストがシー
トバックのバックフレームの上部横杆に設けられ、該上
部横杆の上部にヘッドレストステーの挿入用の透孔と該
透孔と連通する横方向に延びるガイド溝とが形成され、
前記透孔に挿入されたヘッドレストステーを前記ガイド
溝に沿って横方向に移動させた状態で上部横杆の内部の
底部側に前記ヘッドレストステーが立ち上がった状態で
係止される係止片が形成されているので、ヘッドレスト
ステーを上部横杆の透孔よりガイド溝に移動させること
により簡易迅速に係止片に係止することができ、ヘッド
レストを確実に固定することができる。
ートのヘッドレストによれば、前記ヘッドレストがシー
トバックのバックフレームの上部横杆に設けられ、該上
部横杆の上部にヘッドレストステーの挿入用の透孔と該
透孔と連通する横方向に延びるガイド溝とが形成され、
前記透孔に挿入されたヘッドレストステーを前記ガイド
溝に沿って横方向に移動させた状態で上部横杆の内部の
底部側に前記ヘッドレストステーが立ち上がった状態で
係止される係止片が形成されているので、ヘッドレスト
ステーを上部横杆の透孔よりガイド溝に移動させること
により簡易迅速に係止片に係止することができ、ヘッド
レストを確実に固定することができる。
【0033】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートのヘッドレストによれば、前記上部横杆の上部にヘ
ッドレストステーの挿入用の透孔と該透孔と連通する上
部横杆の軸心方向と直交する方向に延びる溝部が形成さ
れ、前記透孔に挿入されたヘッドレストステーを前記溝
部に沿って前方または後方に移動させてヘッドレストス
テーが倒された状態とされるので、溝部の設定に応じて
ヘッドレストステーを前後方向に傾倒させることがで
き、溝部の長さによりヘッドレストの傾斜角度を簡易に
設定することができ、ヘッドレストの袋状のポケット部
を簡易迅速に小物やドリンク等を収納して利用すること
ができる。
ートのヘッドレストによれば、前記上部横杆の上部にヘ
ッドレストステーの挿入用の透孔と該透孔と連通する上
部横杆の軸心方向と直交する方向に延びる溝部が形成さ
れ、前記透孔に挿入されたヘッドレストステーを前記溝
部に沿って前方または後方に移動させてヘッドレストス
テーが倒された状態とされるので、溝部の設定に応じて
ヘッドレストステーを前後方向に傾倒させることがで
き、溝部の長さによりヘッドレストの傾斜角度を簡易に
設定することができ、ヘッドレストの袋状のポケット部
を簡易迅速に小物やドリンク等を収納して利用すること
ができる。
【0034】本発明の車両用シートのヘッドレストによ
れば、ヘッドレストを確実に保持することができ、また
ヘッドレストを略水平状態に倒すことができ、更にヘッ
ドレストに小物等を収納することができるポケット部を
形成することができ、構成が簡易で安価に小物や飲み物
を保持することができ、ヘッドレストが起立状態でもポ
ケット部を利用することがでる経済性に優れた車両用シ
ートのヘッドレストを得ることができる。
れば、ヘッドレストを確実に保持することができ、また
ヘッドレストを略水平状態に倒すことができ、更にヘッ
ドレストに小物等を収納することができるポケット部を
形成することができ、構成が簡易で安価に小物や飲み物
を保持することができ、ヘッドレストが起立状態でもポ
ケット部を利用することがでる経済性に優れた車両用シ
ートのヘッドレストを得ることができる。
【図1】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを適
用したシートバックの斜視図。
用したシートバックの斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを夫
々示すもので、(a)はヘッドレストステーを前倒させ
た状態の斜視図、(b)はヘッドレストステーの起立状
態の側面図、(c)はヘッドレストステーを前倒させた
状態の側面図。
々示すもので、(a)はヘッドレストステーを前倒させ
た状態の斜視図、(b)はヘッドレストステーの起立状
態の側面図、(c)はヘッドレストステーを前倒させた
状態の側面図。
【図3】本発明に係る車両用シートのヘッドレストの図
1のX1−X1線断面図。
1のX1−X1線断面図。
【図4】本発明に係る車両用シートのヘッドレストの図
1のX2−X2線断面図。
1のX2−X2線断面図。
【図5】本発明に係る車両用シートのヘッドレストの図
1のX3−X3線断面図。
1のX3−X3線断面図。
【図6】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを適
用したシートバックの上部横杆にフック部材を取付けた
状態の断面図。
用したシートバックの上部横杆にフック部材を取付けた
状態の断面図。
【図7】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを適
用したシートバックの上部横杆にカップホルダーを取付
けた状態の断面図。
用したシートバックの上部横杆にカップホルダーを取付
けた状態の断面図。
【図8】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを適
用したシートバックの上部横杆のカップホルダーの挿入
位置の断面図。
用したシートバックの上部横杆のカップホルダーの挿入
位置の断面図。
【図9】本発明に係る車両用シートのヘッドレストを適
用したシートバックの立体構造織編物からなる表皮材の
一部断面斜視図。
用したシートバックの立体構造織編物からなる表皮材の
一部断面斜視図。
13 シートバック 21 シートフレーム 22 上部横杆 23 取付ブラケット 25 表皮材 26 表面基布 27 裏面基布 28 中間層 31 ヘッドレスト 32 ヘッドレスト本体 33 開口部 35 ヘッドレストステー 35a フランジ部 37 袋状のポケット部 41 透孔 42 ガイド溝 43 係止片 45 切欠部 47 溝部 51 ガイドレール 51a レール片 52 ガイドレール 52a レール片 53 切欠部 55 フック部材 56 取付部 56a 係止部 57 フック部 58 軸支部 61 カップホルダー 62 取付部 62a 係止部 63 ホルダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 野 伸 行 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 Fターム(参考) 3B084 DA06 DB10 DD01 DD07 JA01 JB06 3B087 DC08 DC10
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用シートのシートバックに、ヘッド
レストステーを介して取付けられ、前記ヘッドレストス
テーが立ち上がった状態と倒された状態に保持可能な車
両用シートのヘッドレストにおいて、 前記ヘッドレストが中央部に開口が形成されたヘッドレ
スト本体を有し、該ヘッドレスト本体の開口部にヘッド
レスト本体よりも垂下可能な袋状のポケット部が形成さ
れていることを特徴とする車両用シートのヘッドレス
ト。 - 【請求項2】 前記ヘッドレストがシートバックのバッ
クフレームの上部横杆に設けられ、該上部横杆の上部に
ヘッドレストステーの挿入用の透孔と該透孔と連通する
横方向に延びるガイド溝とが形成され、前記透孔に挿入
されたヘッドレストステーを前記ガイド溝に沿って横方
向に移動させた状態で上部横杆の内部の底部側に前記ヘ
ッドレストステーが立ち上がった状態で係止される係止
片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
車両用シートのヘッドレスト。 - 【請求項3】 前記上部横杆の上部にヘッドレストステ
ーの挿入用の透孔と該透孔と連通する上部横杆の軸心方
向と直交する方向に延びる溝部が形成され、前記透孔に
挿入されたヘッドレストステーを前記溝部に沿って前方
または後方に移動させてヘッドレストステーが倒された
状態とされることを特徴とする請求項2に記載の車両用
シートのヘッドレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001099557A JP2002291569A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001099557A JP2002291569A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002291569A true JP2002291569A (ja) | 2002-10-08 |
Family
ID=18953085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001099557A Pending JP2002291569A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002291569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021059207A (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-15 | コンビ株式会社 | 子供用座席および子供用座席付き自転車 |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001099557A patent/JP2002291569A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021059207A (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-15 | コンビ株式会社 | 子供用座席および子供用座席付き自転車 |
JP7366400B2 (ja) | 2019-10-04 | 2023-10-23 | コンビ株式会社 | 子供用座席および子供用座席付き自転車 |
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