JP2002290159A - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JP2002290159A
JP2002290159A JP2001085878A JP2001085878A JP2002290159A JP 2002290159 A JP2002290159 A JP 2002290159A JP 2001085878 A JP2001085878 A JP 2001085878A JP 2001085878 A JP2001085878 A JP 2001085878A JP 2002290159 A JP2002290159 A JP 2002290159A
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Kenichi Horiguchi
健一 堀口
Masatoshi Nakayama
正敏 中山
Yukio Ikeda
幸夫 池田
Osami Ishida
修己 石田
Atsushi Okamura
敦 岡村
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Isamu Chiba
勇 千葉
Shuji Urasaki
修治 浦崎
Keiji Morishita
恵治 森下
Yoshinori Yasunaga
吉徳 安永
Masaru Kunugi
賢 功刀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • H03F1/3229Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪検出回路の制御の収束性と安定性を適切に
確保する。 【解決手段】 設定値変化量算出器51は、ディジタル
化された入力信号の信号成分と、ディジタル化された歪
検出回路1からの残留信号成分を含む歪成分の相関を求
めて、歪成分に含まれる残留信号成分を算出し、算出し
た残留信号成分に、歪検出回路1の制御の収束性と安定
性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整器12
に与える設定値変化量ΔWを求め、設定値更新器52は
設定値変化量ΔWに基づき、ベクトル調整器12に与え
る設定値W(t)を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星通信、地上
マイクロ波通信、移動体通信に使用するフィードフォワ
ード増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば米国特許4,394,62
4号に開示されたフィードフォワード増幅器を参照して
作成した、従来のフィードフォワード増幅器の構成を示
すブロック図である。図において、1は歪検出回路、2
は歪除去回路、3は主増幅器信号経路、4は線形信号経
路、5は主増幅器出力経路、6は歪注入経路であり、こ
のフィードフォワード増幅器は基本的に2つのループ及
びそれらを制御する回路により構成されている。1つ目
のループである歪検出回路1は主増幅器信号経路3と線
形信号経路4から構成され、2つ目のループである歪除
去回路2は主増幅器出力経路5と歪注入経路6から構成
されている。
【0003】また、図7において、11は電力分配器、
12はベクトル調整器、13は主増幅器、14は方向性
結合器、20は電力合成器、21は方向性結合器、22
はベクトル調整器、23は補助増幅器、24は電力合成
器で、31は入力端子、32は出力端子、33は方向性
結合器、34は電力分配器、35は相関器、36は制御
回路、37は相関器、38は制御回路である。
【0004】次に動作について説明する。まず歪検出回
路1の動作について説明する。入力端子31に入力され
た入力信号は、電力分配器11により主増幅器信号経路
3及び線形信号経路4に分配される。主増幅器信号経路
3の入力信号はベクトル調整器12により振幅と位相が
調整され、主増幅器13により増幅されて電力合成器2
0に入力される。線形信号経路4の入力信号は方向性結
合器14を介して電力合成器20に入力され、主増幅器
13により増幅された信号と電力合成される。電力合成
器20から歪注入経路6への出力は、入力信号の信号成
分が削減され、主増幅器13から発生する非線形の歪成
分となる。すなわち、残留信号成分を含む歪成分が歪注
入経路6に入力される。
【0005】歪検出回路1における方向性結合器14か
ら取り出された入力信号の信号成分(ここでは、V
1A(t)とする)は相関器35に入力される。また、歪
除去回路2における方向性結合器21から取り出された
残留信号成分を含む歪成分は電力分配器34に入力さ
れ、電力分配器34により電力分配された残留信号成分
を含む歪成分(ここでは、V1B(t)とする)が相関器
35に入力される。
【0006】相関器35は信号成分V1A(t)と残留信
号成分を含む歪成分V1B(t)との相関を求めて、歪成
分V1B(t)に含まれる残留信号成分を算出する。制御
回路36は相関器35により算出された残留信号成分に
基づき、歪成分V1B(t)に含まれる残留信号成分が最
小になるように、設定値W(t)をベクトル調整器12
に出力する。
【0007】ベクトル調整器12は制御回路36からの
設定値W(t)に基づき、電力分配器11からの入力信
号の振幅と位相を調整することにより、電力合成器20
から歪注入経路6に出力される歪成分に含まれる残留信
号成分を削減する。
【0008】次に歪除去回路2の動作について説明す
る。歪注入経路6に入力された残留信号成分を含む歪成
分は、方向性結合器21を介してベクトル調整器22に
より振幅と位相が調整され、補助増幅器23により増幅
されて、電力合成器24により主増幅器出力経路5にお
ける主増幅器13から出力された歪成分を含む信号成分
と電力合成される。電力合成器24では、主増幅器13
により発生する非線形の歪成分が削減され、残留歪成分
を含む信号成分による出力信号が方向性結合器33から
出力される。
【0009】歪除去回路2における方向性結合器21か
ら取り出された残留信号成分を含む歪成分は電力分配器
34に入力され、電力分配器34により電力分配された
残留信号成分を含む歪成分(ここでは、V2A(t)とす
る)は相関器37に入力される。また、方向性結合器3
3から取り出された出力信号である残留歪成分を含む信
号成分(ここでは、V2B(t)とする)は相関器37に
入力される。
【0010】相関器37は、残留信号成分を含む歪成分
2A(t)と、残留歪成分を含む信号成分V2B(t)と
の相関を求めて、信号成分V2B(t)に含まれる残留歪
成分を算出する。制御回路38は相関器37により算出
された残留歪成分に基づき、信号成分V2B(t)に含ま
れる残留歪成分が最小になるように、設定値W(t)を
ベクトル調整器22に出力する。
【0011】ベクトル調整器22は制御回路38からの
設定値W(t)に基づき、方向性結合器21からの歪成
分の振幅と位相を調整することにより、電力合成器24
から出力される信号成分に含まれる残留歪成分を削減す
る。
【0012】このように、歪抽出回路1の制御及び歪除
去回路2の制御を常時、又は、間欠的に実行し、制御回
路36及び制御回路38から出力される設定値W(t)
を繰り返して更新していくことにより、主増幅器13か
ら発生する歪成分が除去され、線形性が良好なフィード
フォワード増幅器が実現できる。
【0013】図8は制御回路36及び制御回路38から
出力される設定値W(t)を繰り返して更新した場合の
設定値W(t)の収束特性を示す図であり、設定値W
(t)が初期値Woから収束値Wmに収束する様子を示
している。図8(a)に示すように、収束特性101は
収束値Wmに収束するまで時間がかかっているが、各設
定値W(t)は安定している。また、収束特性102は
収束値Wmに収束するまでの時間が速いが、各設定値W
(t)は大きく変化し安定性が低下している。さらに、
安定性が低下すると、図8(b)の収束特性103に示
すように、設定値W(t)は収束値Wmに収束せずに発
散してしまうことがある。
【0014】このような歪抽出回路1及び歪除去回路2
の制御の過程において、制御の収束性と安定性を確保す
ることは重要である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィードフォワ
ード増幅器は、以上のように構成されているので、歪検
出回路1及び歪除去回路2の制御において、制御の安定
性を重視すると収束速度が遅くなって収束性が低下し、
制御の収束速度を早くすることで収束性を重視すると安
定性が低下してしまい、制御の収束性と安定性を適切に
確保することが困難であるという課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、歪検出回路1及び歪除去回路2の
制御において、制御の収束性と安定性を適切に確保する
ことができるフィードフォワード増幅器を得ることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフィード
フォワード増幅器は、入力信号を与えられた設定値に基
づき制御されるベクトル調整器により振幅と位相を調整
して主増幅器により増幅し、分配された入力信号と合成
することにより、入力信号の残留信号成分を含む上記主
増幅器の歪成分を検出する歪検出回路と、上記歪検出回
路により検出された残留信号成分を含む歪成分と、上記
主増幅器の出力を合成することにより、残留歪成分を含
む信号成分による出力信号を出力する歪除去回路とを備
えたものにおいて、入力信号の信号成分をディジタル化
し、上記歪検出回路により検出された残留信号成分を含
む歪成分をディジタル化すると共に、ディジタル化され
た入力信号の信号成分と、ディジタル化された残留信号
成分を含む歪成分の相関を求めて歪成分に含まれる残留
信号成分を算出し、算出した残留信号成分に、上記歪検
出回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗
算して、上記ベクトル調整器に与える設定値変化量を求
める設定値変化量算出器と、上記設定値変化量算出器に
より求められた設定値変化量に基づき、上記ベクトル調
整器に与える設定値を更新する設定値更新器とを備えた
ものである。
【0018】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留信号成分に、
主増幅器の通過特性に応じて歪検出回路の制御の収束性
と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整
器に与える設定値変化量を求めるものである。
【0019】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留信号成分に、
残留信号成分の平均電力に応じて歪検出回路の制御の収
束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル
調整器に与える設定値変化量を求めるものである。
【0020】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、ディジタル化された入力信
号の信号成分の瞬時電力を検出し、算出した残留信号成
分に、歪検出回路の制御の収束性と安定性を考慮した修
正係数を乗算し、検出した信号成分の瞬時電力で除算し
てベクトル調整器に与える設定値変化量を求めるもので
ある。
【0021】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留信号成分に、
電源投入時か否かに応じて歪検出回路の制御の収束性と
安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整器
に与える設定値変化量を求めるものである。
【0022】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、入力信号を主増幅器により増幅し、分配された入力
信号と合成することにより、入力信号の残留信号成分を
含む上記主増幅器の歪成分を検出する歪検出回路と、上
記歪検出回路により検出された残留信号成分を含む歪成
分を、与えられた設定値に基づき制御されるベクトル調
整器により振幅と位相を調整し、補助増幅器により増幅
して上記主増幅器の出力と合成することにより、残留歪
成分を含む信号成分による出力信号を出力する歪除去回
路とを備えたものにおいて、上記歪検出回路により検出
された残留信号成分を含む歪成分のうち、歪成分をディ
ジタル化し、上記歪除去回路から出力された出力信号で
ある残留歪成分を含む信号成分をディジタル化すると共
に、ディジタル化された歪成分と、ディジタル化された
残留歪成分を含む信号成分の相関を求めて信号成分に含
まれる残留歪成分を算出し、算出した残留歪成分に、上
記歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係
数を乗算して、上記ベクトル調整器に与える設定値変化
量を求める設定値変化量算出器と、上記設定値変化量算
出器により求められた設定値変化量に基づき、上記ベク
トル調整器に与える設定値を更新する設定値更新器とを
備えたものである。
【0023】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留歪成分に、補
助増幅器の通過特性に応じて歪除去回路の制御の収束性
と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整
期に与える設定値変化量を求めるものである。
【0024】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留歪成分に、残
留歪成分の平均電力に応じて歪除去回路の制御の収束性
と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整
器に与える設定値変化量を求めるものである。
【0025】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、ディジタル化された歪成分
の瞬時電力を検出し、算出した残留歪成分に、歪除去回
路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算
し、検出した歪成分の瞬時電力で除算してベクトル調整
器に与える設定値変化量を求めるものである。
【0026】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留歪成分に、電
源投入時か否かに応じて歪除去回路の制御の収束性と安
定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整期に
与える設定値変化量を求めるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるフ
ィードフォワード増幅器の構成を示すブロック図であ
る。図において、51は設定値変化量算出器、52は設
定値更新器、53は設定値変化量算出器、54は設定値
更新器であり、その他の構成は従来の図7に示す構成と
同等である。
【0028】また、図2は設定値変化量算出器51,5
3の内部構成を示すブロック図であり、図において、6
1は帯域遮断フィルタ、62はAD変換器、63はAD
変換器、64は相関器、65は修正係数設定器、66は
乗算器である。ただし、設定値変化量算出器51の場合
には帯域遮断フィルタ61が不要である。
【0029】次に動作について説明する。図1におい
て、設定値変化量算出器51は、歪検出回路1の方向性
結合器14から取り出された入力信号の信号成分(ここ
では、V1A(t)とする)と、電力分配器34から電力
分配された残留信号成分を含む歪成分(ここでは、V1B
(t)とする)を入力し、歪成分に含まれる残留信号成
分を算出し、ベクトル調整器12に与える設定値変化量
ΔWを求めて設定値更新器52に出力する。
【0030】図2の設定値変化量算出器51において、
信号成分V1A(t)はAD変換器62によりディジタル
信号に変換され、ディジタル化された信号成分V1Aが相
関器64に入力される。また、残留信号成分を含む歪成
分V1B(t)はAD変換器63によりディジタル信号に
変換され、ディジタル化された残留信号成分を含む歪成
分V1Bが相関器64に入力される。
【0031】相関器64は、信号成分V1Aと残留信号成
分を含む歪成分V1Bの相関を求めて、歪成分V1Bに含ま
れる残留信号成分を算出する。すなわち、相関器64
は、信号成分V1Aの複素共役V1A * を求め、求めた信号
成分の複素共役V1A * と残留信号成分を含む歪成分V1B
を乗算して、乗算結果V1A * ・V1Bを歪成分V1Bに含ま
れる残留信号成分として出力する。
【0032】修正係数設定器65には、主増幅器13の
通過特性に応じて、例えば、主増幅器13の通過利得α
に応じて、歪検出回路1の制御の収束性と安定性を考慮
した修正係数μが事前に設定されている。ここで、修正
係数μと通過利得αの積A(=μ×α)により制御の収
束性と安定性が決定される。積Aが大きいと、収束速度
が速くなり収束性が良くなるが安定性が悪くなり、積A
が小さいと、収束速度は遅くなり収束性が低下するが安
定性が良くなる。
【0033】図3は修正係数μをパラメータとしたとき
の設定値更新器52の設定値W(t)を繰り返して更新
した場合の設定値W(t)の収束特性を示す図であり、
ここでは通過利得αを一定としている。図3(a)に示
すように、修正係数μが大きい場合には、初期値Woか
ら収束値Wmへの収束速度が速く収束性は良いが安定性
が悪く、図3(b),(c)に示すように、修正係数μ
が小さくなるに従い収束速度が遅く収束性が低下するが
安定性が良くなる。従って、制御の収束性と安定性を考
慮して上記積Aを決定し、主増幅器13の通過利得αに
応じた修正係数μを設定すれば良い。
【0034】乗算器66は相関器64から出力される残
留信号成分V1A * ・V1Bに、修正係数設定器65に設定
されている修正係数μを乗算し、主増幅器13の特性に
応じて制御の収束性と安定性を考慮した乗算結果である
設定値変化量ΔW(=μ・V 1A * ・V1B)を設定値更新
器52に出力する。
【0035】設定値更新器52はベクトル調整器12の
更新回数tにおける設定値Wtに、設定値変化量算出器
51が求めた設定値変化量ΔW(=μ・V1A * ・V1B
を加算した結果を、更新回数t+1における設定値Wt
+1(=Wt+ΔW=Wt+μ・V1A * ・V1B)として
ベクトル調整器12に出力する。すなわち、設定値更新
器52は設定値変化量ΔWが最小になるように、設定値
Wt+1(=Wt+ΔW)をベクトル調整器12に出力
する。
【0036】また、図1において、設定値変化量算出器
53は歪除去回路2の方向性結合器21から電力分配器
34を介して取り出された残留信号成分を含む歪成分
(ここでは、V2A(t)とする)と、方向性結合器33
から電力分配された残留歪成分を含む信号成分(ここで
は、V2B(t)とする)を入力し、設定値変化量ΔWを
求めて設定値更新器54に出力する。
【0037】図2の設定値変化量算出器53において、
残留信号成分を含む歪成分V2A(t)は、帯域遮断フィ
ルタ61により残留信号成分が遮断されて歪成分のみが
通過し、AD変換器62によりディジタル信号に変換さ
れ、ディジタル化された歪成分V2Aが相関器64に入力
される。また、残留歪成分を含む信号成分V2B(t)は
AD変換器63によりディジタル信号に変換され、ディ
ジタル化された残留歪成分を含む信号成分V2Bが相関器
64に入力される。
【0038】相関器64は、歪成分V2Aと残留歪成分を
含む信号成分V2Bの相関を求めて、信号成分V2Bに含ま
れる残留歪成分を算出する。すなわち、相関器64は、
歪成分V2Aの複素共役V2A * を求め、求めた歪成分V2A
の複素共役V2A * と残留歪成分を含む信号成分V2Bを乗
算し、乗算結果V2A * ・V2Bを信号成分V2Bに含まれる
残留歪成分として出力する。
【0039】修正係数設定器65には、補助増幅器23
の通過特性に応じて、主増幅器13と同様に、歪除去回
路2の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数μが事
前に設定されている。乗算器66は相関器64から出力
される乗算結果V2A * ・V2Bに修正係数設定器65に設
定されている修正係数μを乗算し、補助増幅器23の特
性に応じて制御の収束性と安定性を考慮した乗算結果で
ある設定値変化量ΔW(=μ・V2A * ・V2B)を設定値
更新器54に出力する。
【0040】設定値更新器54はベクトル調整器22の
更新回数tにおける設定値Wtに、設定値変化量算出器
53が求めた設定値変化量ΔW(=μ・V2A * ・V2B
を加算した結果を、更新回数t+1における設定値Wt
+1(=Wt+ΔW=Wt+μ・V2A * ・V2B)として
ベクトル調整器22に出力する。すなわち、設定値更新
器54は設定値変化量ΔWが最小になるように、設定値
Wt+1(=Wt+ΔW)をベクトル調整器22に出力
する。
【0041】この実施の形態1では、設定値変化量算出
器51は方向性結合器14により歪検出回路1における
線形信号経路4から信号成分を取り出しているが、主増
幅器信号経路3上の電力分配器11の後や主増幅器13
の後に方向性結合器14を挿入し、主増幅器信号経路3
から信号成分を取り出しても良い。
【0042】また、この実施の形態1では、設定値変化
量算出器51,53は方向性結合器21により電力合成
器20の出力から残留信号成分を含む歪成分を取り出し
ているが、補助増幅器23の後に方向性結合器21を挿
入し、補助増幅器23の出力から残留信号成分を含む歪
成分を取り出しても良く、さらに、主増幅器出力経路5
に方向性結合器21を挿入し、主増幅器出力経路5から
歪成分を含む信号成分を取り出しても良い。
【0043】さらに、この実施の形態1では、ベクトル
調整器12を主増幅器信号経路3に接続しているが、線
形信号経路4に接続しても良い。
【0044】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、設定値変化量算出器51,53が主増幅器13、補
助増幅器23の通過特性に応じて制御の収束性と安定性
を考慮した修正係数μを使用して設定値変化量ΔWを算
出することにより、歪検出回路1、歪除去回路2の制御
において、制御の収束性と安定性を適切に確保すること
ができるという効果が得られる。
【0045】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるフィードフォワード増幅器における設定値変
化量算出器51,53の構成を示すブロック図である。
図において、67は平均電力検出器、68は修正係数設
定器であり、その他の構成は実施の形態1の図2と同様
で、設定値変化量算出器51の場合には帯域遮断フィル
タ61が不要である。また、この実施の形態2によるフ
ィードフォワード増幅器の全体の構成は、実施の形態1
における図1の構成と同一である。
【0046】次に動作について説明する。設定値変化量
算出器51において、AD変換器62、AD変換器6
3、相関器64、乗算器66の動作は、実施の形態1と
同様である。平均電力検出器67は残留信号成分を含む
歪成分V1B(t)のうち、残留信号成分の平均電力を検
出し修正係数設定器68に出力する。
【0047】修正係数設定器68は平均電力検出器67
が検出した残留信号成分の平均電力と所定の閾値を比較
し、残留信号成分の平均電力が所定の閾値より大きい場
合には修正係数μ1を設定し、残留信号成分の平均電力
が所定の閾値より小さい場合には修正係数μ2を設定す
る。ここで、μ1>μ2とし、μ1,μ2共、制御の安
定性はある程度確保されているものとする。乗算器66
は、相関器64から出力される残留信号成分V1A * ・V
1Bに、修正係数設定器68に設定された修正係数μ1又
はμ2を乗算し、設定値変化量ΔWとして出力する。
【0048】残留信号成分V1Bの平均電力が所定の閾値
より大きいということは、歪抽出回路1の制御におい
て、制御がまだ収束されていない状態であるので、大き
な修正係数μ1を使用して設定値変化量ΔWを算出する
ことにより、制御の安定性をある程度確保しながら収束
速度を速くして収束性を高めている。また、残留信号成
分V1Bの平均電力が所定の閾値より小さいということ
は、歪抽出回路1の制御において、制御がすでに収束さ
れている状態であるので、収束速度を速める必要がな
く、小さな修正係数μ2を使用して設定値変化量ΔWを
算出することにより安定した動作を行わせる。
【0049】設定値変化量算出器53についても設定値
変化量算出器51と同様であり、平均電力検出器67は
残留歪成分を含む信号成分V2B(t)のうち、残留歪成
分の平均電力を検出し修正係数設定器68に出力する。
【0050】修正係数設定器68は平均電力検出器67
が検出した残留歪成分の平均電力と所定の閾値を比較
し、残留歪成分の平均電力が所定の閾値より大きい場合
には修正係数μ1を設定し、残留歪成分の平均電力が所
定の閾値より小さい場合には修正係数μ2を設定する。
ここで、μ1>μ2とし、μ1,μ2共、制御の安定性
はある程度確保されているものとする。乗算器66は、
相関器64から出力される残留歪成分V2A * ・V2Bに、
修正係数設定器68に設定された修正係数μ1又はμ2
を乗算し、設定値変化量ΔWとして出力する。
【0051】残留歪成分の平均電力が所定の閾値より大
きいということは、歪除去回路2の制御において、制御
がまだ収束されていない状態であるので、大きな修正係
数μ1を使用して設定値変化量ΔWを算出することによ
り、制御の安定性をある程度確保しながら収束速度を速
くして収束性を高めている。また、残留歪成分の平均電
力が所定の閾値より小さいということは、歪除去回路2
の制御において、制御がすでに収束されている状態であ
るので、収束速度を速める必要がなく、小さな修正係数
μ2を使用して設定値変化量ΔWを算出することによ
り、安定した動作を行わせる。
【0052】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、歪検出回路1、歪除去回路2の制御において、制御
の収束状態に応じた修正係数μ1又はμ2を使用して、
設定値変化量ΔWを求めることにより、歪検出回路1、
歪除去回路2の制御において、制御の収束性と安定性を
適切に確保することができるという効果が得られる。
【0053】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3によるフィードフォワード増幅器における設定値変
化量算出器51,53の構成を示すブロック図である。
図において、69は瞬時電力検出器、70は除算器であ
り、その他の構成は実施の形態1における図2の構成と
同様で、設定値変化量算出器51の場合には帯域遮断フ
ィルタ61が不要である。また、この実施の形態3によ
るフィードフォワード増幅器の全体の構成は、実施の形
態1の図1と同一である。
【0054】次に動作について説明する。設定値変化量
算出器51において、瞬時電力検出器69は、AD変換
器62によりディジタル化された信号成分V1Aの瞬時電
力|V1A2 を検出し除算器70に出力する。除算器7
0は乗算器66が出力したμ・V1A * ・V1Bを、瞬時電
力検出器69が検出した信号成分V1Aの瞬時電力|V1A
2 で除算し、除算結果であるμ・V1A * ・V1B/|V
1A2 を、設定値変化量ΔWとして設定値更新器52に
出力する。その他の動作は実施の形態2と同様である。
【0055】このように、乗算器66が出力したμ・V
1A * ・V1Bを、瞬時電力検出器69が検出した信号成分
1Aの瞬時電力|V1A2 で除算することにより、V1A
* ・V1Bに含まれている入力信号の信号成分が規格化さ
れ、入力信号の信号成分の大きさに依存せずに、歪検出
回路1の制御を行うことができるので安定性が向上す
る。
【0056】また、設定値変化量算出器53において、
瞬時電力検出器69は、AD変換器62によりディジタ
ル化された歪成分V2Aの瞬時電力|V2A2 を検出し除
算器70に出力する。除算器70は乗算器66が出力し
たμ・V2A * ・V2Bを、瞬時電力検出器69が検出した
歪成分V2Aの瞬時電力|V2A2 で除算し、除算結果で
あるμ・V2A * ・V2B/|V2A2 を、設定値変化量Δ
Wとして設定値更新器54に出力する。その他の動作は
実施の形態2と同様である。
【0057】このように、乗算器66が出力したμ・V
2A * ・V2Bを、瞬時電力検出器69が検出した歪成分V
2Aの瞬時電力|V2A2 で除算することにより、V2A *
・V 2Bに含まれている歪成分が規格化され、歪成分の大
きさに依存せずに、歪除去回路2の制御を行うことがで
きるので安定性が向上する。
【0058】この実施の形態3では、実施の形態1の図
2に、瞬時電力検出器69、除算器70を追加している
が、実施の形態2の図4に、瞬時電力検出器69、除算
器70を追加しても良い。
【0059】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、歪検出回路1、歪除去回路2の制御において、相関
器64が算出した残留信号成分、残留歪成分を規格化す
ることにより、入力信号の信号成分の大きさ、主増幅器
13の歪成分の大きさに依存せずに制御を行うことがで
きるので、安定性をより向上させることができるという
効果が得られる。
【0060】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4によるフィードフォワード増幅器における設定値変
化量算出器51,53の構成を示すブロック図である。
図において、71は修正係数設定器であり、その他の構
成は実施の形態1における図2の構成と同様である。ま
た、この実施の形態4によるフィードフォワード増幅器
の全体の構成は、実施の形態1の図1と同一である。
【0061】次に動作について説明する。設定値変化量
算出器51において、修正係数設定器71は電源投入時
か否かに応じて修正係数μを設定する。すなわち、修正
係数設定器71はフィードフォワード増幅器の電源投入
時の所定期間だけ修正係数μ1を設定し、それ以外の場
合には修正係数μ2を設定する。ここで、μ1>μ2と
し、μ1,μ2共、制御の安定性はある程度確保されて
いるものとする。
【0062】フィードフォワード増幅器の電源投入時に
は、設定値更新器52から出力されるベクトル調整器1
2の設定値W(t)の初期値Woは、制御の収束値Wm
から大きくずれている可能性が多いため、大きな修正係
数μ1を使用して設定値変化量ΔWを算出することによ
り、歪抽出回路1における制御の安定性をある程度確保
しながら収束速度を速くして収束性を高めている。ま
た、電源投入時以外には、設定値W(t)の初期値Wo
は制御の収束値Wmから大きくずれている可能性が少な
いため、収束速度を速める必要がなく、小さな修正係数
μ2を使用して設定値変化量ΔWを算出することにより
安定した動作を行わせる。
【0063】設定値変化量算出器53についても設定値
変化量算出器51と同様であり、電源投入時には、設定
値更新器54から出力されるベクトル調整器22の設定
値W(t)の初期値Woは、制御の収束値Wmから大き
くずれている可能性が多いため、大きな修正係数μ1を
使用して設定値変化量ΔWを算出することにより、歪除
去回路2における制御の安定性をある程度確保しながら
収束速度を速くして収束性を高めている。また、電源投
入時以外には、設定値W(t)の初期値Woは制御の収
束値Wmから大きくずれている可能性が少ないため、収
束速度を速める必要がなく、小さな修正係数μ2を使用
して設定値変化量ΔWを算出することにより安定した動
作を行わせる。
【0064】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、歪検出回路1、歪除去回路2の制御において、電源
投入時か否かに応じた修正係数μ1又はμ2を使用し
て、設定値変化量ΔWを求めることにより、歪検出回路
1、歪除去回路2の制御において、制御の収束性と安定
性を適切に確保することができるという効果が得られ
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
信号の信号成分をディジタル化し、歪検出回路により検
出された残留信号成分を含む歪成分をディジタル化する
と共に、ディジタル化された入力信号の信号成分と、デ
ィジタル化された残留信号成分を含む歪成分の相関を求
めて歪成分に含まれる残留信号成分を算出し、算出した
残留信号成分に、歪検出回路の制御の収束性と安定性を
考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整器に与える
設定値変化量を求める設定値変化量算出器と、求められ
た設定値変化量に基づき、ベクトル調整器に与える設定
値を更新する設定値更新器とを備えたことにより、歪検
出回路の制御において、制御の収束性と安定性を適切に
確保することができるという効果がある。
【0066】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留信号成分に、主増幅器の通過特性に応
じて歪検出回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正
係数を乗算して、ベクトル調整器に与える設定値変化量
を求めることにより、歪検出回路の制御において、制御
の収束性と安定性を適切に確保することができるという
効果がある。
【0067】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留信号成分に、残留信号成分の平均電力
に応じて歪検出回路の制御の収束性と安定性を考慮した
修正係数を乗算して、ベクトル調整器に与える設定値変
化量を求めることにより、歪検出回路の制御において、
制御の収束性と安定性を適切に確保することができると
いう効果がある。
【0068】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、ディジタル化された入力信号の信号成分の瞬時電力
を検出し、算出した残留信号成分に、歪検出回路の制御
の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算し、検出し
た信号成分の瞬時電力で除算してベクトル調整器に与え
る設定値変化量を求めることにより、入力信号の信号成
分の大きさに依存せずに制御を行うことができるので、
安定性をより向上させることができるという効果があ
る。
【0069】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留信号成分に、電源投入時か否かに応じ
て歪検出回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係
数を乗算して、ベクトル調整器に与える設定値変化量を
求めることにより、歪検出回路の制御において、制御の
収束性と安定性を適切に確保することができるという効
果がある。
【0070】この発明によれば、歪検出回路により検出
された残留信号成分を含む歪成分のうち、歪成分をディ
ジタル化し、歪除去回路から出力された出力信号である
残留歪成分を含む信号成分をディジタル化すると共に、
ディジタル化された歪成分と、ディジタル化された残留
歪成分を含む信号成分の相関を求めて信号成分に含まれ
る残留歪成分を算出し、算出した残留歪成分に、歪除去
回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算
して、ベクトル調整器に与える設定値変化量を求める設
定値変化量算出器と、求められた設定値変化量に基づ
き、ベクトル調整器に与える設定値を更新する設定値更
新器とを備えたことにより、歪除去回路の制御におい
て、制御の収束性と安定性を適切に確保することができ
るという効果がある。
【0071】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留歪成分に、補助増幅器の通過特性に応
じて歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正
係数を乗算して、ベクトル調整期に与える設定値変化量
を求めることにより、歪除去回路の制御において、制御
の収束性と安定性を適切に確保することができるという
効果がある。
【0072】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留歪成分に、残留歪成分の平均電力に応
じて歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正
係数を乗算して、ベクトル調整器に与える設定値変化量
を求めることにより、歪除去回路の制御において、制御
の収束性と安定性を適切に確保することができるという
効果がある。
【0073】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、ディジタル化された歪成分の瞬時電力を検出し、算
出した残留歪成分に、歪除去回路の制御の収束性と安定
性を考慮した修正係数を乗算し、検出した歪成分の瞬時
電力で除算してベクトル調整器に与える設定値変化量を
求めることにより、主増幅器の歪成分の大きさに依存せ
ずに制御を行うことができるので、安定性をより向上さ
せることができるという効果がある。
【0074】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留歪成分に、電源投入時か否かに応じて
歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数
を乗算して、ベクトル調整期に与える設定値変化量を求
めることにより、歪除去回路の制御において、制御の収
束性と安定性を適切に確保することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフィードフォ
ワード増幅器の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるフィードフォ
ワード増幅器の設定値変化量算出器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるフィードフォ
ワード増幅器における修正係数をパラメータとしたとき
の設定値更新器の設定値を繰り返して更新した場合の設
定値の収束特性を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるフィードフォ
ワード増幅器の設定値変化量算出器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるフィードフォ
ワード増幅器の設定値変化量算出器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるフィードフォ
ワード増幅器の設定値変化量算出器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 従来のフィードフォワード増幅器の構成を示
すブロック図である。
【図8】 従来のフィードフォワード増幅器の制御回路
の設定値を繰り返して更新した場合の設定値の収束特性
を示す図である。
【符号の説明】 1 歪検出回路、2 歪除去回路、3 主増幅器信号経
路、4 線形信号経路、5 主増幅器出力経路、6 歪
注入経路、11 電力分配器、12 ベクトル調整器、
13 主増幅器、14 方向性結合器、20 電力合成
器、21 方向性結合器、22 ベクトル調整器、23
補助増幅器、24 電力合成器、31入力端子、32
出力端子、33 方向性結合器、34 電力分配器、
51設定値変化量算出器、52 設定値更新器、53
設定値変化量算出器、54設定値更新器、61 帯域遮
断フィルタ、62 AD変換器、63 AD変換器、6
4 相関器、65 修正係数設定器、66 乗算器、6
7 平均電力検出器、68 修正係数設定器、69 瞬
時電力検出器、70 除算器、71 修正係数設定器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月26日(2001.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このように、歪検出回路1の制御及び歪除
去回路2の制御を常時、又は、間欠的に実行し、制御回
路36及び制御回路38から出力される設定値W(t)
を繰り返して更新していくことにより、主増幅器13か
ら発生する歪成分が除去され、線形性が良好なフィード
フォワード増幅器が実現できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このような歪検出回路1及び歪除去回路2
の制御の過程において、制御の収束性と安定性を確保す
ることは重要である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留歪成分に、補
助増幅器の通過特性に応じて歪除去回路の制御の収束性
と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整
に与える設定値変化量を求めるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この発明に係るフィードフォワード増幅器
は、設定値変化量算出器が、算出した残留歪成分に、電
源投入時か否かに応じて歪除去回路の制御の収束性と安
定性を考慮した修正係数を乗算して、ベクトル調整
与える設定値変化量を求めるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】設定値更新器52はベクトル調整器12の
更新回数tにおける設定値W(t)に、設定値変化量算
出器51が求めた設定値変化量ΔW(=μ・V1A * ・V
1B)を加算した結果を、更新回数t+1における設定値
(t+1)(=W(t)+ΔW=W(t)+μ・V1A
* ・V1B)としてベクトル調整器12に出力する。すな
わち、設定値更新器52は設定値変化量ΔWが最小にな
るように、設定値W(t+1)(=W(t)+ΔW)を
ベクトル調整器12に出力する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】設定値更新器54はベクトル調整器22の
更新回数tにおける設定値W(t)に、設定値変化量算
出器53が求めた設定値変化量ΔW(=μ・V2A * ・V
2B)を加算した結果を、更新回数t+1における設定値
(t+1)(=W(t)+ΔW=W(t)+μ・V2A
* ・V2B)としてベクトル調整器22に出力する。すな
わち、設定値更新器54は設定値変化量ΔWが最小にな
るように、設定値W(t+1)(=W(t)+ΔW)を
ベクトル調整器22に出力する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】残留信号成分V1Bの平均電力が所定の閾値
より大きいということは、歪検出回路1の制御におい
て、制御がまだ収束されていない状態であるので、大き
な修正係数μ1を使用して設定値変化量ΔWを算出する
ことにより、制御の安定性をある程度確保しながら収束
速度を速くして収束性を高めている。また、残留信号成
分V1Bの平均電力が所定の閾値より小さいということ
は、歪検出回路1の制御において、制御がすでに収束さ
れている状態であるので、収束速度を速める必要がな
く、小さな修正係数μ2を使用して設定値変化量ΔWを
算出することにより安定した動作を行わせる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】次に動作について説明する。設定値変化量
算出器51において、瞬時電力検出器69は、AD変換
器62によりディジタル化された信号成分V1Aの瞬時電
力|V1A2 を検出し除算器70に出力する。除算器7
0は乗算器66が出力したμ・V1A * ・V1Bを、瞬時電
力検出器69が検出した信号成分V1Aの瞬時電力|V1A
2 で除算し、除算結果であるμ・V1A * ・V1B/|V
1A2 を、設定値変化量ΔWとして設定値更新器52に
出力する。その他の動作は実施の形態と同様である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また、設定値変化量算出器53において、
瞬時電力検出器69は、AD変換器62によりディジタ
ル化された歪成分V2Aの瞬時電力|V2A2 を検出し除
算器70に出力する。除算器70は乗算器66が出力し
たμ・V2A * ・V2Bを、瞬時電力検出器69が検出した
歪成分V2Aの瞬時電力|V2A2 で除算し、除算結果で
あるμ・V2A * ・V2B/|V2A2 を、設定値変化量Δ
Wとして設定値更新器54に出力する。その他の動作は
実施の形態と同様である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】フィードフォワード増幅器の電源投入時に
は、設定値更新器52から出力されるベクトル調整器1
2の設定値W(t)の初期値Woは、制御の収束値Wm
から大きくずれている可能性が多いため、大きな修正係
数μ1を使用して設定値変化量ΔWを算出することによ
り、歪検出回路1における制御の安定性をある程度確保
しながら収束速度を速くして収束性を高めている。ま
た、電源投入時以外には、設定値W(t)の初期値Wo
は制御の収束値Wmから大きくずれている可能性が少な
いため、収束速度を速める必要がなく、小さな修正係数
μ2を使用して設定値変化量ΔWを算出することにより
安定した動作を行わせる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留歪成分に、補助増幅器の通過特性に応
じて歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正
係数を乗算して、ベクトル調整に与える設定値変化量
を求めることにより、歪除去回路の制御において、制御
の収束性と安定性を適切に確保することができるという
効果がある。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】この発明によれば、設定値変化量算出器
が、算出した残留歪成分に、電源投入時か否かに応じて
歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数
を乗算して、ベクトル調整に与える設定値変化量を求
めることにより、歪除去回路の制御において、制御の収
束性と安定性を適切に確保することができるという効果
がある。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 幸夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 修己 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岡村 敦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤坂 貴彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 千葉 勇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浦崎 修治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森下 恵治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 安永 吉徳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 功刀 賢 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 CA21 FA20 GN02 GN05 GN07 KA00 KA34 KA45 KA68 MA14 MA20 SA13 TA01 TA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を与えられた設定値に基づき制
    御されるベクトル調整器により振幅と位相を調整して主
    増幅器により増幅し、分配された入力信号と合成するこ
    とにより、入力信号の残留信号成分を含む上記主増幅器
    の歪成分を検出する歪検出回路と、 上記歪検出回路により検出された残留信号成分を含む歪
    成分と、上記主増幅器の出力を合成することにより、残
    留歪成分を含む信号成分による出力信号を出力する歪除
    去回路とを備えたフィードフォワード増幅器において、 入力信号の信号成分をディジタル化し、上記歪検出回路
    により検出された残留信号成分を含む歪成分をディジタ
    ル化すると共に、ディジタル化された入力信号の信号成
    分と、ディジタル化された残留信号成分を含む歪成分の
    相関を求めて歪成分に含まれる残留信号成分を算出し、
    算出した残留信号成分に、上記歪検出回路の制御の収束
    性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、上記ベクト
    ル調整器に与える設定値変化量を求める設定値変化量算
    出器と、 上記設定値変化量算出器により求められた設定値変化量
    に基づき、上記ベクトル調整器に与える設定値を更新す
    る設定値更新器とを備えたことを特徴とするフィードフ
    ォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 設定値変化量算出器が、算出した残留信
    号成分に、主増幅器の通過特性に応じて歪検出回路の制
    御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベ
    クトル調整器に与える設定値変化量を求めることを特徴
    とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】 設定値変化量算出器が、算出した残留信
    号成分に、残留信号成分の平均電力に応じて歪検出回路
    の制御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算し
    て、ベクトル調整器に与える設定値変化量を求めること
    を特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅
    器。
  4. 【請求項4】 設定値変化量算出器が、ディジタル化さ
    れた入力信号の信号成分の瞬時電力を検出し、算出した
    残留信号成分に、歪検出回路の制御の収束性と安定性を
    考慮した修正係数を乗算し、検出した信号成分の瞬時電
    力で除算してベクトル調整器に与える設定値変化量を求
    めることを特徴とする請求項1記載のフィードフォワー
    ド増幅器。
  5. 【請求項5】 設定値変化量算出器が、算出した残留信
    号成分に、電源投入時か否かに応じて歪検出回路の制御
    の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベク
    トル調整器に与える設定値変化量を求めることを特徴と
    する請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  6. 【請求項6】 入力信号を主増幅器により増幅し、分配
    された入力信号と合成することにより、入力信号の残留
    信号成分を含む上記主増幅器の歪成分を検出する歪検出
    回路と、 上記歪検出回路により検出された残留信号成分を含む歪
    成分を、与えられた設定値に基づき制御されるベクトル
    調整器により振幅と位相を調整し、補助増幅器により増
    幅して上記主増幅器の出力と合成することにより、残留
    歪成分を含む信号成分による出力信号を出力する歪除去
    回路とを備えたフィードフォワード増幅器において、 上記歪検出回路により検出された残留信号成分を含む歪
    成分のうち、歪成分をディジタル化し、上記歪除去回路
    から出力された出力信号である残留歪成分を含む信号成
    分をディジタル化すると共に、ディジタル化された歪成
    分と、ディジタル化された残留歪成分を含む信号成分の
    相関を求めて信号成分に含まれる残留歪成分を算出し、
    算出した残留歪成分に、上記歪除去回路の制御の収束性
    と安定性を考慮した修正係数を乗算して、上記ベクトル
    調整器に与える設定値変化量を求める設定値変化量算出
    器と、 上記設定値変化量算出器により求められた設定値変化量
    に基づき、上記ベクトル調整器に与える設定値を更新す
    る設定値更新器とを備えたことを特徴とするフィードフ
    ォワード増幅器。
  7. 【請求項7】 設定値変化量算出器が、算出した残留歪
    成分に、補助増幅器の通過特性に応じて歪除去回路の制
    御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベ
    クトル調整期に与える設定値変化量を求めることを特徴
    とする請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
  8. 【請求項8】 設定値変化量算出器が、算出した残留歪
    成分に、残留歪成分の平均電力に応じて歪除去回路の制
    御の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベ
    クトル調整器に与える設定値変化量を求めることを特徴
    とする請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
  9. 【請求項9】 設定値変化量算出器が、ディジタル化さ
    れた歪成分の瞬時電力を検出し、算出した残留歪成分
    に、歪除去回路の制御の収束性と安定性を考慮した修正
    係数を乗算し、検出した歪成分の瞬時電力で除算してベ
    クトル調整器に与える設定値変化量を求めることを特徴
    とする請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
  10. 【請求項10】 設定値変化量算出器が、算出した残留
    歪成分に、電源投入時か否かに応じて歪除去回路の制御
    の収束性と安定性を考慮した修正係数を乗算して、ベク
    トル調整期に与える設定値変化量を求めることを特徴と
    する請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
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