JP2002290106A - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2002290106A
JP2002290106A JP2001088060A JP2001088060A JP2002290106A JP 2002290106 A JP2002290106 A JP 2002290106A JP 2001088060 A JP2001088060 A JP 2001088060A JP 2001088060 A JP2001088060 A JP 2001088060A JP 2002290106 A JP2002290106 A JP 2002290106A
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conductor
concave groove
dielectric
dielectric filter
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Ryuji Kitamukai
隆二 北向
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Toko Inc
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Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で製造容易な誘電体フィルタを提供す
る。 【解決手段】 直方体の誘電体の対向する面に短面まで
伸びる凹溝を形成し、この凹溝に導体を充填して共振素
子を構成する。残りの表面にアース導体を形成し、端面
の一方にアース導体に接続される導体膜を形成し、凹溝
内の導体と接続する。タップ入力あるいは容量結合によ
る入出力端子を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体フィルタに
係るもので、特に小型化が可能で製造容易な誘電体フィ
ルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信の端末機器に用いられるフィ
ルタとして誘電体フィルタがある。この誘電体フィルタ
には、同軸共振器タイプやストリップラインタイプのも
のなどがある。フィルタに要求される特性を満足するこ
とはもちろんであるが、小型軽量で、製造が容易で安価
であることも重要である。
【0003】誘電体同軸共振器を組み合わせた誘電体フ
ィルタには、個別の共振器を組みたてるものと複数の共
振器を誘電体ブロック内に一体に形成するものとがあ
る。いずれも、貫通孔を有する誘電体素子を成形すると
ともに貫通孔内にも導体膜を塗布、焼付けなければなら
ず、製造工数、コストの低減が難しい問題がある。スト
リップライン型の誘電体フィルタは特性の面で使用でき
る範囲が制約される問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、誘電体フィ
ルタとして要求される特性を満足しながら、小型で製造
容易な誘電体フィルタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、焼成後の誘電
体基板の端面に形成した凹溝に充填した導体によって共
振器を構成することによって、上記の課題を解決するも
のである。
【0006】すなわち、誘電体内に2つの共振器が一体
に形成された誘電体フィルタにおいて、直方体の対向す
る2面に長手方向に伸びて両端面に達する凹溝が形成さ
れた誘電体基板、それらの凹溝に充填された2つの導
体、凹溝が形成された表面と凹溝が達する端面以外の表
面に形成されたアース導体膜、アース導体に接続され、
端面の一方に形成されて凹溝に充填された導体の一端が
接続された導体膜とを具えたことに特徴を有するもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による誘電体フィルタは2
素子の同軸共振型の誘電体フィルタに類似したもので、
凹溝に充填した導体が共振器を構成する中心導体にあた
り、表面に形成する導体が外導体にあたり、端面の一方
に形成する導体が短絡導体に相当する。凹溝に充填した
導体すなわち共振素子と、容量結合またはタップ入出力
によって外部回路との入出力結合を得る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0009】図1と図2は、本発明の実施例を示す斜視
図である。図1(A)と図2はインターディジタル型の
フィルタの上面と下面から見たものである。直方体の誘
電体基板10の対向する2表面に形成された凹溝に導体12
が充填される。これによって2本の平行な導体が誘電体
基板内に形成されたことになる。
【0010】誘電体基板の対向する表面に凹溝11が形成
された状態を図1(B)に示す。これは、焼成した後所
定の幅で切断された誘電体基板10の端面を切削して所定
の幅と深さの凹溝を形成したのち、所定の長さに切断し
た状態を示したものである。実際に製造する際には、導
体を充填した後に使用する周波数帯に応じて切断すると
よい。
【0011】凹溝11に導体12が充填された誘電体基板10
の表面のうち、凹溝が形成された表面と凹溝が達する端
面を除く表面、すなわち図では上下面、には導体膜13を
全面に形成する。ただし、図2に示したように端子15が
形成される部分とその周囲は除かれる。
【0012】導体12が到達する端面にも凹溝に充填した
導体と接続される導体膜14を形成する。ただし、1つの
導体につき両方の端面に形成するのではなく1つの導体
に対しては一方の端面のほぼ半分のみに形成する。この
導体膜14は表面に形成された導体膜13に接続され、アー
ス電位に接続される。図1と図2は、導体膜14の位置が
交互になるインターディジタル構造の誘電体フィルタを
示している。
【0013】誘電体フィルタには入出力電極が必要であ
るが、本発明においては図2に示したように、誘電体基
板10の底面に形成した導体膜15を端子とする。同じ底面
に入出力電極を設けることによって表面実装構造を採用
することが可能となる。図1と図2に示した例では、端
子15は凹溝が形成された端面にかけて導体膜を形成し、
凹溝内に充填された導体12の50Ωのインピーダンス整合
点に直接接続している。
【0014】上記のような構造でサンプルを試作し、そ
の特性を測定した。3.2×1.2×0.9mmで誘電率が91の誘
電体基板の3.2×0.9mmの端面(表面)に、幅が0.3mm、
深さが0.2mmの凹溝を形成し、この部分に銀を充填し、
図1と図2に示したようなパターンで導体膜を形成し、
端子電極を形成した。
【0015】そのサンプルの特性を図3に示した。中心
周波数は2648MHz、0.8dB帯域幅が151MHzで、ピークでの
挿入損失が0.63dBであったこの例では、図3に示したよ
うに、通過帯域の両側に減衰極の得られるフィルタ特性
を示していた。
【0016】本発明による誘電体フィルタの他の実施例
を図4に示す。誘電体基板40の凹溝に導体42を充填し、
表面の導体膜43と端面の導体膜44を形成するのは前記の
例と同様である。端子電極45は1底面に形成するが、導
体42とは接続しないで容量結合させたものである。端子
を形成する位置、間隔等を選択することによって結合容
量を調整する。
【0017】本発明による誘電体フィルタは上記の例に
限られるものではなく、上記の例で示したインターディ
ジタル構造だけでなく、コムライン型とすることもでき
る。また、表面をガラスコーティング等によって保護し
たり、さらにその上を導体で覆ってシールドする構造と
することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、小型化、薄型化が容易
な誘電体フィルタが得られる。また。平板の誘電体基板
を切削するだけで凹溝が形成でき、そこへの導体の充填
も容易であり、製造が極めて容易な誘電体フィルタが実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【図2】 本発明の実施例を示す斜視図
【図3】 本発明による誘電体フィルタの特性の説明図
【図4】 本発明の他の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
10、40:誘電体基板 11:凹溝 12、42:導体 13、43、14、44:導体膜 15、45:端子電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体内に2つの共振器が一体に形成さ
    れた誘電体フィルタにおいて、直方体の対向する2面に
    長手方向に伸びて両端面に達する凹溝が形成された誘電
    体基板、それらの凹溝に充填された2つの導体、 凹溝が形成された表面と凹溝が達する端面以外の表面に
    形成されたアース導体膜、アース導体に接続され、端面
    の一方に形成されて凹溝に充填された導体の一端が接続
    された導体膜とを具えたことを特徴とする誘電体フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 アース導体が形成された表面の少なくと
    も一方に入出力端子電極が形成された請求項1記載の誘
    電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 入出力電極が、凹溝に充填された導体の
    インピーダンス整合点に接続された請求項2記載の誘電
    体フィルタ。
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