JP2002290015A - 金属回路パターン形成方法 - Google Patents

金属回路パターン形成方法

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JP2002290015A
JP2002290015A JP2001086877A JP2001086877A JP2002290015A JP 2002290015 A JP2002290015 A JP 2002290015A JP 2001086877 A JP2001086877 A JP 2001086877A JP 2001086877 A JP2001086877 A JP 2001086877A JP 2002290015 A JP2002290015 A JP 2002290015A
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layer
resin precursor
polyimide
metal
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Shinya Izumida
信也 泉田
Koji Ito
▲鉱▼司 伊藤
Minoru Koyama
稔 小山
Atsushi Suzuki
篤 鈴木
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Toray Engineering Co Ltd
Ray Tech Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリイミド基材と金属回路部との密着強
度が高くかつ金属回路の線間絶縁抵抗が高い金属回路パ
ターン形成方法を提供するものである。 【解決手段】 ポリイミド基材上にポリイミド樹脂前駆
体層を形成し、金属回路形成部が遮光され、かつ非金属
回路形成部が開口されたパターンのフォトマスクを介し
て空気中で紫外線を照射し、次いでフォトマスクを除去
し、水素供与体の存在下において前記ポリイミド樹脂前
駆体層に紫外線を照射しメッキ下地核を形成した後、無
電解メッキ処理によりメッキ下地金属層を形成する下地
金属層形成工程と、前記メッキ下地金属層上に金属回路
部を形成するメッキ処理、前記ポリイミド樹脂前駆体層
を加熱イミド化してポリイミド樹脂層にするイミド化処
理、非金属回路形成部のポリイミド樹脂前駆体層または
ポリイミド樹脂層を除去する除去処理からなる金属回路
形成工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルプリン
ト基板、CSP(Chip Scale Package)、ハードディス
クドライブ用基板およびビルトアップ多層基板などに用
いられるポリイミド基材に、金属回路パターンを形成す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にポリイミド基材に銅配線などの金
属回路パターンを形成する場合は、接着剤を用いて銅箔
をポリイミドフィルム基材に張り付けた銅張りポリイミ
ド基材に、フォトレジストを塗布し、露光・現像処理後
に銅箔をエッチングする方法が用いられている。
【0003】しかし、この方法では銅箔の厚みが比較的
厚いために、エッチングに時間がかかり、特に、微細な
配線を形成する場合には、配線の先端部が削られて断線
が起こりやすいため、確実な微細配線の形成が困難であ
るという問題があった。
【0004】そこで、上述のエッチング法にみられる問
題を解決するために、銅箔の膜厚が薄いスパッタ方式で
得られた薄膜銅張ポリイミド基材にアディティブ法で金
属配線回路を形成する方法も考案されている。また、芳
香族ポリアミック酸溶液を塗布した基材に加熱処理を施
す特開平2−296392号公報記載の銅ポリイミド多
層基板の製造方法や、紫外線を照射することにより金属
錯体の触媒活性を失活させる特開平6−77626号公
報記載のめっき回路形成方法などが提案されている。
【0005】特開平2−296392号公報記載の銅ポ
リイミド多層基板の製造方法は、ポリイミド樹脂前駆体
溶液を基板上に塗布した後、乾燥、加熱処理を経てポリ
イミド層を形成し、そのポリイミド層の表面に直接金属
メッキを施す方法である。
【0006】特開平6−77626号公報記載のセラミ
ック基板のめっき回路形成方法は、基材の表面に触媒金
属錯イオンを含有する触媒処理液を付着させ、次いで形
成すべき回路パターンを有する樹脂パターンマスクを用
いて基板表面に紫外線を照射して、紫外線照射部分の触
媒活性を失活させ、その後基板を無電解めっき浴中に浸
漬して紫外線の非照射部分にめっき回路を形成する方法
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−29639
2号公報記載の銅ポリイミド多層基板の製造方法におい
ては、ポリイミド樹脂前駆体溶液を基板上に塗布した
後、乾燥、加熱処理を経てポリイミド層を形成し、その
ポリイミド層の表面に直接金属メッキを施す方法であ
り、この方法ではメッキがポリイミド基材の極く表面に
限定され、金属回路部がポリイミド基材に対してアンカ
ー効果が得られないため基材と金属回路部の密着強度が
極めて低かった。
【0008】また、特開平6−77626号公報記載の
セラミック基板のめっき回路形成方法は、基材の表面に
触媒金属錯イオンを含有する触媒処理液を付着させ、次
いで形成すべき回路パターンを有する樹脂パターンマス
クを用いて基板表面に紫外線を照射して、紫外線照射部
分の触媒活性を失活させ、その後基板を無電解めっき浴
中に浸漬して紫外線の非照射部分にめっき回路を形成す
る方法であるが、この方法では上記触媒処理液は触媒金
属のイオンを錯化可能なカルボン酸基を含有する錯化剤
溶液が、基材に吸着されているだけであるため、形成さ
れた金属回路の精度や密着強度が低いという問題があっ
た。
【0009】本発明は、従来のエッチング法による金属
配線回路形成においてみられるような金属配線部の細線
化や断線がなく、かつ、従来のアディティブ法に比べ金
属とポリイミドとの密着力が高い金属回路パターン形成
方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、ポリイミド基材上にパラジウ
ム化合物を含有するポリイミド樹脂前駆体溶液を塗布・
乾燥させてポリイミド樹脂前駆体層を形成し、金属回路
形成部が遮光され、かつ非金属回路形成部が開口された
パターンのフォトマスクを介して空気中で紫外線を照射
し、次いでフォトマスクを除去し、水素供与体の存在下
において前記ポリイミド樹脂前駆体層に紫外線を照射し
メッキ下地核を形成した後、無電解メッキ処理によりメ
ッキ下地金属層を形成する下地金属層形成工程と、前記
メッキ下地金属層上に金属回路部を形成するメッキ処
理、前記ポリイミド樹脂前駆体層を加熱イミド化してポ
リイミド樹脂層にするイミド化処理、非金属回路形成部
のポリイミド樹脂前駆体層またはポリイミド樹脂層を除
去する除去処理からなる金属回路形成工程とを有するよ
うにしている。
【0011】このため、メッキ下地金属層の一部がポリ
イミド基材と同質であるポリイミド樹脂層にアンカー状
に入り込んだ構成になっており、メッキ下地金属層のア
ンカー効果によって金属回路とポリイミド基材の密着強
度が高くなる。
【0012】ポリイミド樹脂前駆体溶液としては、ポリ
アミック酸、ポリアミック酸の誘導体の少なくともいず
れか一方からなるポリイミド樹脂前駆体ワニスにパラジ
ウム化合物が均一に分散し、かつ前記パラジウム化合物
と前記ポリイミド樹脂前駆体とが錯体を形成している溶
液を用いる。
【0013】パラジウム化合物は、パラジウムアセチル
アセトン錯体が使用されることが多く、水素供与体とし
ては、水、アルコールまたはアルコール水溶液が使用さ
れる。また、金属回路部以外に存在する錯体を含有する
ポリイミド樹脂前駆体層およびポリイミド樹脂層は、ア
ルカリ金属水酸化物とアミン化合物の水溶液かまたは過
マンガン酸アルカリ金属塩水溶液で除去される。これに
より線間の絶縁抵抗に優れた金属回路パターンを形成す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における金属回路
パターン形成方法の実施形態を示したものである。
【0015】ポリイミド基材1上にパラジウム化合物を
含有するポリイミド樹脂前駆体溶液を塗布・乾燥させて
ポリイミド樹脂前駆体層2を形成し、金属回路形成部4
が遮光され、かつ非金属回路形成部5が開口されるフォ
トマスク3を通して、空気中で(水素供与体の非存在下
において)紫外線7を照射して非金属回路形成部5のパ
ラジウム化合物中のパラジウムイオンを無電解メッキに
対して触媒能のないパラジウム酸化物し(図1
(a))。フォトマスク3を除去する(図1(b))。
【0016】次いで、水素供与体6の存在下において、
ポリイミド基材2に紫外線7を照射し、金属回路形成部
4のパラジウム化合物中のパラジウムイオンをパラジウ
ム金属触媒に還元し(図1(c))、無電解メッキ処理
によりメッキ下地金属層8を形成する(図1(d))。
【0017】次に、電解メッキによりメッキ下地金属層
8上に所定の膜厚みの金属回路部9を形成し(図1
(e))、非金属回路形成部5のポリイミド樹脂前駆体
層2を除去して(図1(f))、真空中または窒素雰囲
気中で400℃に加熱してポリイミド樹脂前駆体層2の
イミド化を行う(図1(g))ことにより金属回路パタ
ーンを形成する。
【0018】なお、非金属回路形成部5のポリイミド樹
脂前駆体層2の除去をメッキ処理による金属回路部9の
形成前に行うと、ポリイミド樹脂前駆体層2の除去を行
う際にメッキ下地金属層8が剥離する場合があるので、
非金属回路形成部5のポリイミド樹脂前駆体層2の除去
は、メッキ処理後に行うのが好ましい。
【0019】本発明で使用されるポリイミド基材として
は、非熱可塑性ポリイミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹
脂があり、例えば、ピロメリット酸無水物(PMDA)
とオキシジアニリン(ODA)からなるポリイミド、ビ
フェニルテトラカルボン酸無水物(BTDA)とp−フ
ェニレンジアミン(PDA)からなるポリイミドおよび
これらのモノマーの共重合体、芳香族テトラカルボン酸
無水物と分子中に−O−、−CO−、−Si−等の屈曲
基を持った芳香族ジアミン等からなる熱可塑性ポリイミ
ド、さらには脂環式カルボン酸無水物との共重合体など
の溶剤可溶型熱可塑性ポリイミドなどがあげられ、これ
らのポリイミド基材は電子部品材料分野では主にフィル
ム状基板として使用される。
【0020】ポリイミド樹脂前駆体溶液としては、ポリ
イミドと同じモノマー成分から得られたポリアミック酸
ワニスおよび又は分子中に感光性基を含有するポリアミ
ック酸ワニスや、溶剤可溶型ポリイミドワニスを使用す
ることができ、前記ワニス中にパラジウム化合物が均一
に分散し、かつその一部が表面に露出した構造になって
いることが重要である。ワニスとしては、例えば、東レ
(株)の“トレニース”ワニスや“フォトニース”ワニ
ス、宇部興産(株)の“U−ワニス”などがあげられ、ポ
リイミド樹脂前駆体ワニスと溶剤可溶型ポリイミドワニ
スを混合使用することもできる。溶剤可溶型ポリイミド
ワニスとしては新日鉄化学製熱可塑性ポリイミドワニス
“SPI−200N”などがある。なお、溶剤可溶型ポ
リイミドワニスを使用する場合は、ポリイミド樹脂前駆
体ワニスと混合して使用するのが好ましい。
【0021】パラジウム化合物としては、パラジウムの
有機カルボニル錯体があり、錯体を構成する有機カルボ
ニル化合物としては、アセチルアセトン錯体やジベンゾ
イルメタン錯体などのβ―ジケトン類、アセト酢酸エチ
ルなどのβ―ケトカルボン酸エステル、EDTA錯体、
蓚酸錯体などがある。特に、アセチルアセトン錯体は入
手が容易なことや有機溶媒への溶解性や熱安定性などの
点から好ましい。
【0022】前記有機カルボニル錯体はポリイミド樹脂
前駆体の溶媒であるn−メチル2―ピロリジノン(以下
NMPと略す)やNN’−ジメチルアセトアミド(DM
Ac)に溶解したあと、ポリイミド樹脂前駆体ワニスに
均一に混合・溶解され、例えば、スピンコーターやバー
コーター、更には、スクリーン印刷などを使ってポリイ
ミド基材の上に薄膜層として塗布され、有機カルボニル
錯体の熱分解温度以下、通常は150℃以下の温度で乾
燥される。乾燥後のポリイミド樹脂前駆体層の膜厚は通
常0.1〜10μmであり、また、ポリイミド樹脂前駆
体層中の錯体濃度は0.1〜10重量%程度である。ス
クリーン印刷法はポリイミド基材上にフォトリソなどの
工程を経ずに直接配線や接続バンプなどを形成するのに
好ましい。
【0023】本発明で使用する紫外線としては、紫外線
ランプや紫外線レーザー発生装置から放射される波長4
50nm以下(2.75ev以上のエネルギー)の光が
有効であり、特に370nm以下の紫外線が有効であ
り、254nm以下の紫外線が特に有効である。紫外線
ランプとしては市販の低圧水銀灯を使用することができ
るが、その他、レーザー発生器などであっても良い。
【0024】紫外線照射量としては、オーク製作所製紫
外線照度計UV−02で測定した場合、500〜150
00mJ/cm2程度のエネルギーが必要であり、特
に、1500〜9000mJ/cm2程度が好ましい。
紫外線照射量が500mJ/cm2以下になるとパラジ
ウム化合物のパラジウムイオンがパラジウム金属に完全
に還元されない場合があり、15000mJ/cm2
上になるとポリイミド樹脂前駆体層が損傷する場合があ
る。紫外線照射量が1500〜9000mJ/cm2
場合、パラジウムイオンがパラジウム金属に安定して還
元される。
【0025】上述の紫外線照射量を得るのに必要な照射
時間は、紫外線の照射強度によって異なるが、通常の紫
外線ランプの照射時間は1分〜20分間程度、レーザー
発生装置からの紫外線照射の場合は、照射時間は60秒
以内である。
【0026】水素供与体としては、水、アルコールさら
にアルコール水溶液などがあるが、特に、上述の紫外線
波長域に紫外線吸収があまりなく、ポリイミド樹脂前駆
体層の表面と適度な濡れ性を有するアルコール水溶液が
好んで用いられる。なお、金属イオンを金属に還元する
反応は、酸素があると反応が阻害されるので、照射時は
酸素(空気)を遮断することが好ましい。
【0027】紫外線照射は一般に水素供与体の中にポリ
イミド基材を浸漬させた状態で行うが、水素供与体が水
の場合は、外部から水分を供給しながら紫外線を照射す
ることや、ポリイミド樹脂前駆体層に水分を十分に吸着
させて紫外線を照射することは可能である。
【0028】なお、パラジウム化合物と紫外線の光反応
を促進するために、金属とポリイミドとの密着性などに
殊更の悪影響がない限り、増感剤を添加することは可能
である。
【0029】下地金属層を形成するための無電解メッキ
浴としては、特に制限されないが、金属イオンに対する
バリア性とポリイミド樹脂前駆体の耐薬品性(耐アルカ
リ性)から考えて通常は中性から弱酸性の次亜りん酸塩
系やジメチルアミノボラン系のニッケルメッキ浴が好ん
で用いられる。また、電解メッキ浴には通常の電解銅メ
ッキや電解ニッケルメッキ浴などを用いることができ
る。
【0030】ポリイミド樹脂前駆体層またはポリイミド
樹脂層を除去する薬液としては、アルカリ金属水酸化物
とアミン化合物からなるポリイミドエッチング液や過マ
ンガン酸アルカリ金属塩水溶液が使用できる。
【0031】アルカリエッチング水溶液を用いる場合
は、残存させるポリイミド樹脂前駆体層に与える損傷を
低減させるため、水分の少ない薬液が好ましく、たとえ
ば、アルカリ金属水酸化物とアミン化合物が各25%以
上、特に各30%以上含まれている状態でエッチングを
行うことが好ましい。例えば25%以上のアルカリ金属
水酸化物とアミン化合物が含有されている東レエンジニ
アリング(株)製のエッチング液“TPE3000”が
使用できる。
【0032】また、過マンガン酸アルカリ金属塩水溶液
を用いる場合は、0.05〜0.2モル程度の濃度の水
溶液でPH=8〜12の弱アルカリ水溶液が使用でき、
ポリイミド基材等に付着した過剰の過マンガン酸塩は水
洗後、塩酸ヒドロキシルアンモニウム塩で還元除去す
る。
【0033】ポリイミド樹脂前駆体層を除去する条件
は、膜厚や除去する部分の寸法によるが、上述の溶剤を
用いる場合では、60〜80℃、1〜6分間程度でポリ
イミド樹脂前駆体層を完全に除去できる。
【0034】イミド化処理では、400℃付近まで加熱
することによりポリイミド樹脂前駆体層がイミド化され
ポリイミド樹脂層となる。なお、真空中や窒素雰囲気中
など酸素を含まない雰囲気中で加熱することが好まし
い。
【0035】上述の実施態様に基づいた実施例は以下の
通りである。
【0036】(実施例1)実施例1のフローを図2
(a)に示す。パラジウムアセチルアセトン錯体をNM
Pに溶解した溶液を、東レ(株)社製のポリイミド樹脂
前駆体ワニス“トレニース”#3000に添加し、ワニ
ス溶液当りパラジウムアセチルアセトン錯体の含有量が
1wt/vol%になるように調整する。なお、1wt
/vol%とは、例えば、パラジウム錯体0.01gが
“トレニース”ワニス溶液1mlに溶解した濃度を意味
する。前記溶液にはポリイミド樹脂前駆体当りほぼ5w
t%のパラジウムアセチルアセトン錯体が含有されてい
る。
【0037】次いで、宇部興産(株)製のポリイミド基
材“ユーピレックス−S”の試片10×10cm(厚さ
50μm)を1%NaOH水溶液および1%のHCL水
溶液により表面処理を行い、純水により洗浄して乾燥し
た後、上述のパラジウムアセチルアセトン錯体を含有し
た“トレニース”ワニスをバーコーターで塗布し、室温
および120℃で乾燥したところ、塗膜の厚さが約5μ
mの基材を得た。ポリイミド樹脂前駆体層の表面のXP
S分析結果は図3において点線で示すとおりであり、表
面にパラジウムイオンの存在が認められる。
【0038】次にラインアンドスペースのラインが15
0μm、スペースが150μm(以後、L/S=150
/150(μm)と記す)の配線パターンを有する非金
属回路形成部が開口したフォトマスクを通して、空気中
において非金属回路形成部に低圧水銀灯の紫外線を5分
間照射した。紫外線の照射量はオーク製作所製の照度計
UV−02で測定した結果、7500mJ/cm2であ
った。
【0039】次いで、フォトマスクを除去した後、前記
基材、表面を水で濡らして水膜を形成し、その水膜の上
から前記低圧水銀灯からの紫外線を3分間照射した。紫
外線の照射量はオーク製作所製の照度計UV−02で測
定した結果、4500mJ/cm2であった。
【0040】ポリイミド基材の金属回路形成部の表面の
XPS分析結果は図3において実線で示すとおりであ
り、パラジウム錯体が金属まで還元されていることがわ
かる。また、ポリイミド基材の非金属回路形成部の表面
のXPS分析結果は図5に示すように、パラジウム酸化
物のスペクトルが観測されている。
【0041】次に、前記基材を65℃に加温されたメル
テック(株)製の次亜りん酸ソーダを還元剤とした無電
解ニッケル浴“エンプレートNi―426”(PH=6
〜7)で5分間浸漬させたところ、金属回路部にのみ均
一な金属光沢のあるメッキが生成し、図6に示すように
フォトマスクの開口パターンと逆の金属回路パターンが
形成された。
【0042】このニッケルメッキされた基材についてニ
ッケルメッキ部およびポリイミド樹脂前駆体層部の深さ
方向のオージェスペクトルを測定した結果は図4に示す
とおりであり、ニッケルがメッキ部からポリイミド樹脂
前駆体層部の深部まで検出され、ニッケル金属がポリマ
ー層の中まで存在していることが確認された。
【0043】前記基材に電解銅メッキ浴で3.3A/d
2の電流密度で電気メッキを行い、銅膜厚5μmの金
属回路パターンを持つポリイミド樹脂前駆体層を有する
基材を得た。
【0044】次いで、東レエンジニアリング(株)製の
エッチング液“TPE3000”で80℃、3分間エッ
チング処理した後、水洗を行い、非金属回路形成部にあ
るポリイミド樹脂前駆体層を除去した後、前記基材を窒
素雰囲気中において150℃で乾燥し、さらに、400
℃まで加熱し、400℃の状態内に15分間保持してポ
リイミド樹脂前駆体層のイミド化を行った後、窒素雰囲
気中で常温(20℃〜25℃)まで冷却し、L/S=1
50/150(μm)の金属回路パターンを有する電子
部品用基材を得た。
【0045】前記電子部品用基材の金属回路の線間絶縁
抵抗をJISC−5016で測定したところ、1.0×
1012Ω・cmと高い絶縁抵抗値を示した。
【0046】前記金属回路パターンは、ポリイミド基材
との密着性に優れており、得られた電子部品用基材の金
属回路はセロハンテープによる引き剥がし試験において
も金属回路がポリイミド基材から剥離することなかっ
た。
【0047】(実施例2)実施例2のフローを図2
(b)に示す。実施例1と同様の方法で、ポリイミド樹
脂前駆体層を有するポリイミド基材を作成した。このポ
リイミド基材にL/S=150/150(μm)の配線
パターンを有する非金属回路形成部が開口したフォトマ
スクを通して、空気中において非金属回路形成部に低圧
水銀灯の紫外線を5分間照射した。紫外線の照射量はオ
ーク製作所製の照度計UV−02で測定した結果、75
00mJ/cm2であった。
【0048】次いで、フォトマスクを除去し、前記基材
上に20%エタノール水溶液を滴下し、エタノール水溶
液膜によって空気を遮断した状態で低圧水銀灯からの紫
外線を3分間照射した。紫外線の照射量はオーク製作所
製の照度計UV−02で測定した結果、4500mJ/
cm2であった。
【0049】次に、前記基材を65℃に加温されたメル
テック(株)製の次亜りん酸ソーダを還元剤とした無電
解ニッケル浴“エンプレートNi―426”(PH=6
〜7)で5分間浸漬させたところ、金属回路部にのみ均
一な金属光沢のあるメッキが生成し、実施例1と同様の
フォトマスクの開口パターンと逆の金属回路パターンが
形成された。
【0050】前記基材を窒素雰囲気中において150℃
で乾燥し、さらに、400℃まで加熱し、400℃の状
態内に15分間保持してイミド化を行った後、窒素雰囲
気中で常温まで冷却し、電解銅メッキ浴で3.3A/d
2の電流密度で電気メッキを行い、銅膜厚5μmの金
属回路パターンを持つ基材を得た。
【0051】次いで、東レエンジニアリング(株)製の
エッチング液“TPE3000”で80℃、3分間エッ
チング処理し、非金属回路形成部にあるパラジウム化合
物を含有するイミド化されたポリイミド樹脂層を除去
し、L/S=150/150(μm)の金属回路パター
ンを有する電子部品用基材を得た。
【0052】前記電子部品用基材の金属回路の線間絶縁
抵抗をJISC−5016で測定したところ、1.0×
1012Ω・cmと高い絶縁抵抗値を示した。
【0053】前記金属回路パターンは、ポリイミド基材
との密着性に優れており、得られた電子部品用基材の金
属回路はセロハンテープによる引き剥がし試験において
も金属回路がポリイミド基材から剥離することなかっ
た。
【0054】(実施例3)実施例1において、ポリイミ
ド樹脂前駆体層およびポリイミド樹脂層の除去にポリイ
ミドエッチング液に替えて過マンガン酸塩水溶液を用い
た。すなわち、70℃に加温された0.1モルの過マン
ガン酸カリ水溶液(PH=11)で非金属回路形成部の
ポリイミド樹脂前駆体層を5分間エッチング処理を行
い、水洗した後、さらに、40℃に加温された0.1規
定の塩酸ヒドロキシルアンモニウム塩水溶液に浸漬して
過マンガン酸塩を還元除去した。得られたポリイミド基
材の非金属回路形成部のポリイミド樹脂前駆体層は完全
に除去されており、非金属回路形成部のXPS分析結果
にはニッケルやパラジウム金属は検出されなかった。
【0055】その後、実施例1と同様の作業を行い金属
回路パターンを有する電子部品用基材を得た。得られた
電子部品用基材の金属回路パターンの線間絶縁抵抗値
は、1.0×1012Ω・cmであり、電子部品用基材の金属
回路とポリイミド基材の密着強度は高く、セロハンテー
プによる引き剥がし試験において金属回路は剥離しなか
った。
【0056】(実施例4)実施例2において、電解銅メ
ッキにより金属回路部を形成した後、非金属回路形成部
のポリイミド樹脂前駆体層を除去し、加熱イミド化を行
ったところ、実施例2と同様の金属回路パターンを有す
る電子部品用基材を得ることができた。
【0057】(比較例1)ポリイミド基材に下地金属薄
膜をスパッタ蒸着法によって形成された銅張りポリイミ
ド基材を用いて、フォトレジストを塗布し、露光・現像
処理し銅箔をエッチングする方法により金属回路パター
ンを形成し、得られたポリイミド基材の金属回路とポリ
イミド基材のセロハンテープによる引き剥がし試験をお
こなったところ、得られたポリイミド基材の金属回路に
剥離が見られた。
【0058】(比較例2)実施例1から実施例4と同一
のポリイミド基材およびポリイミド樹脂前駆体層を使用
し、同様の工程で金属回路部を作製したあと、加熱イミ
ド化を行わずに電子部品用基材を得た。前記電子部品用
基材のセロハンテープによる引き剥がし試験を行ったと
ころ、全実施例において金属回路が容易に剥離した。
【0059】(比較例3)実施例1と同じポリイミド基
材およびポリイミド樹脂前駆体層を使用し、ポリイミド
基材のポリイミド樹脂前駆体層を金属回路形成部が遮光
され、非金属回路形成部が開口されたフォトマスクを通
して、空気中で紫外線照射する工程を経ずに、ポリイミ
ド樹脂前駆体層の全面を水で濡らし、前記フォトマスク
をして紫外線を照射し、基材を無電解ニッケルメッキ浴
に浸漬し無電解メッキを行ったところ、金属回路部に金
属光沢のあるメッキが形成された後、非金属回路形成部
にパラジウムイオンによる触媒作用による金属光沢のな
いメッキが生成され、時間を経るにつれ非金属回路形成
部のメッキ部分が増大し、図7に示すように金属回路が
短絡し、所定の金属回路パターンを得ることができなか
った。
【0060】
【発明の効果】本発明の金属回路パターン形成方法は請
求項1に記載のように、ポリイミド基材上にパラジウム
化合物を含有するポリイミド樹脂前駆体溶液を塗布・乾
燥させてポリイミド樹脂前駆体層を形成し、金属回路形
成部が遮光され、かつ非金属回路形成部が開口されたパ
ターンのフォトマスクを介して空気中で紫外線を照射
し、次いでフォトマスクを除去し、水素供与体の存在下
において前記ポリイミド樹脂前駆体層に紫外線を照射し
メッキ下地核を形成した後、無電解メッキ処理によりメ
ッキ下地金属層を形成する下地金属層形成工程と、前記
メッキ下地金属層上に金属回路部を形成するメッキ処
理、前記ポリイミド樹脂前駆体層を加熱イミド化してポ
リイミド樹脂層にするイミド化処理、非金属回路形成部
のポリイミド樹脂前駆体層またはポリイミド樹脂層を除
去する除去処理からなる金属回路形成工程とを有するた
め、メッキ下地金属層がポリイミド基材と同質であるポ
リイミド樹脂層にアンカー状に入り込んだ構成になって
おり、アンカー効果によって金属回路と樹脂の密着強度
が非常に高くかつ微細な線間絶縁性に優れた金属回路パ
ターンを容易にかつ確実に形成することができる。
【0061】請求項2に記載のように、ポリイミド樹脂
前駆体溶液としてポリアミック酸またはポリアミック酸
誘導体の少なくともいずれか一方からなるポリイミド樹
脂前駆体ワニスにパラジウム化合物が分散し、かつパラ
ジウム化合物とポリイミド樹脂前駆体とが錯体を形成し
ているポリイミド樹脂前駆体溶液を用いると、前記溶液
のポリマー分子とパラジウム化合物は分子結合的な構成
で均一に分布するため、ポリイミド樹脂前駆体層の表面
にはポリマー分子の一成分としてパラジウム化合物が分
布することになり、紫外線照射によりパラジウム化合物
のパラジウムイオンが還元され表面にパラジウム金属が
生成し、表面近傍のポリイミド樹脂前駆体層にもパラジ
ウム金属が生成する。そして、無電解メッキを行うと、
例えばニッケル無電解メッキの場合は、パラジウムの触
媒効果によりニッケルが前記ポリイミド樹脂前駆体層の
表面から層内部まで進入し、後工程でのポリイミド樹脂
前駆体のイミド化により、下地金属としてのニッケルが
基材と同質のポリイミド樹脂層の中に包み込まれた状態
となり、ポリイミド基材に充分なアンカー効果を持った
密着力の高いメッキ下地金属層を形成することができ
る。
【0062】請求項3に記載のように、パラジウム化合
物にパラジウムアセチルアセトン錯体、水素供与体に
水、アルコールまたはアルコール水溶液を用いることに
より、紫外線照射によるパラジウム錯体のパラジウムイ
オンを効率的かつ安定的にパラジウム金属に還元するこ
とができる。
【0063】請求項4に記載のように、ポリイミド樹脂
前駆体層およびポリイミド樹脂層の除去にアルカリ金属
水酸化物とアミン化合物の水溶液または、過マンガン酸
アルカリ金属塩水溶液を用いることにより、非金属回路
形成部のポリイミド樹脂層を選択的に容易に除去でき、
基材と同等の線間絶縁抵抗が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金属回路パターンの形成方
法を断面的に示す図であり、(a)はポリイミド脂前駆
体層を塗布したポリイミド基材に金属回路形成部が遮光
され、かつ非金属回路形成部が開口されたフォトマスク
を通して紫外線を照射した状態を示す断面図、(b)は
フォトマスクを除去した状態を示す断面図、(c)は水
素供与体の存在下においてポリイミド基材に紫外線を照
射し、ポリイミド樹脂前駆体層中のパラジウム錯体をパ
ラジウム金属に還元した状態を示す断面図、(d)は無
電解メッキにより下地金属部を形成した状態を示す断面
図、(e)は電解メッキにより下地金属部に所定の膜厚
みの金属回路部を形成した状態を示す断面図、(f)は
非金属回路形成部のポリイミド樹脂前駆体層を除去した
状態を示す断面図、(g)はポリイミド基材を加熱しポ
リイミド樹脂前駆体層のイミド化を行った状態を示す断
面図である。
【図2】本発明の金属回路パターン形成方法の実施例の
フローを示す図である。
【図3】紫外線照射前後におけるポリイミド樹脂前駆体
層のパラジウムの結合エネルギー変化を示すXPS分析
結果を示す図である。
【図4】無電解ニッケルメッキ後のニッケルメッキ部お
よびポリイミド樹脂前駆体層のオージェ分析チャート図
である。
【図5】ポリイミド樹脂前駆体層のパラジウムの結合エ
ネルギー変化を示すXPS分析結果を示す図である。
【図6】本発明の金属回路パターン形成方法により形成
した金属回路パターンの上面図である。
【図7】従来の金属回路パターン形成方法により形成し
た金属回路パターンの上面図である。
【符号の説明】
1 ポリイミド基材 2 ポリイミド樹脂前駆体層 6 水素供与体 7 紫外線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 稔 神奈川県茅ヶ崎市松風台11−13 (72)発明者 鈴木 篤 埼玉県川越市芳野台一丁目103番54 レイ テック株式会社内 Fターム(参考) 4J002 CM041 EE046 EF066 EH036 EN116 EZ006 GP03 4K022 AA15 AA42 BA14 BA35 CA06 CA08 CA12 CA21 CA26 CA27 DA01 EA03 5E343 AA02 AA18 BB24 BB44 CC73 DD34 DD44 DD47 EE15 EE22 EE60 ER02 ER08 ER33 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミド基材上にパラジウム化合物を
    含有するポリイミド樹脂前駆体溶液を塗布・乾燥させて
    ポリイミド樹脂前駆体層を形成し、金属回路形成部が遮
    光され、かつ非金属回路形成部が開口されたパターンの
    フォトマスクを介して空気中で紫外線を照射し、次いで
    フォトマスクを除去し、水素供与体の存在下において前
    記ポリイミド樹脂前駆体層に紫外線を照射しメッキ下地
    核を形成した後、無電解メッキ処理によりメッキ下地金
    属層を形成する下地金属層形成工程と、前記メッキ下地
    金属層上に金属回路部を形成するメッキ処理、前記ポリ
    イミド樹脂前駆体層を加熱イミド化してポリイミド樹脂
    層にするイミド化処理、非金属回路形成部のポリイミド
    樹脂前駆体層またはポリイミド樹脂層を除去する除去処
    理からなる金属回路形成工程と、を有することを特徴と
    する金属回路パターン形成方法。
  2. 【請求項2】 ポリイミド樹脂前駆体溶液として、ポリ
    アミック酸、ポリアミック酸の誘導体の少なくともいず
    れか一方からなるポリイミド樹脂前駆体ワニスにパラジ
    ウム化合物が分散し、かつ前記パラジウム化合物と前記
    ポリイミド樹脂前駆体とが錯体を形成していることを特
    徴とする請求項1に記載の金属回路パターン形成方法。
  3. 【請求項3】 パラジウム化合物としてパラジウムアセ
    チルアセトン錯体を使用し、水素供与体として水、アル
    コールまたはアルコール水溶液を使用することを特徴と
    する請求項1に記載の金属回路パターン形成方法。
  4. 【請求項4】 ポリイミド樹脂前駆体層およびポリイミ
    ド樹脂層の除去に、アルカリ金属水酸化物とアミン化合
    物の水溶液を使用するか、または過マンガン酸アルカリ
    金属塩水溶液を使用することを特徴とする請求項1に記
    載の金属回路パターン形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108417485A (zh) * 2018-01-18 2018-08-17 云谷(固安)科技有限公司 柔性衬底处理方法及柔性显示屏

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