JP2002289760A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び製造装置

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JP2002289760A
JP2002289760A JP2001085371A JP2001085371A JP2002289760A JP 2002289760 A JP2002289760 A JP 2002289760A JP 2001085371 A JP2001085371 A JP 2001085371A JP 2001085371 A JP2001085371 A JP 2001085371A JP 2002289760 A JP2002289760 A JP 2002289760A
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Hiroshi Masutani
浩 枡谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性に優れ、リードフレームのバリを確実
に除去できる半導体装置の製造方法及び製造装置を提供
することにある。 【解決手段】 半導体装置の製造方法は、封止工程後
に、リードフレーム10の外枠12の側部を含む部分に
できたバリ26を、リードフレーム10の幅が変わらな
い部分を有するように部分的に外枠12の端部をカット
することによって除去する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及び製造装置に関する。
【0002】
【発明の背景】半導体装置の一例として、リードフレー
ムのダイパッドに半導体チップが搭載され、樹脂で封止
される形態が知られている。樹脂封止は、金型を使用し
て行われる。半導体チップは、金型で上下に挟まれて構
成されたキャビティによって樹脂封止される。
【0003】従来、キャビティに通じるランナーから樹
脂が漏れ出して、リードフレームの外枠の側部に樹脂が
付着してバリとして残る場合があった。樹脂バリは、そ
の後のトリミング工程などにおいて、脱落して製品や製
造装置に付着して、それらの不良を発生させる場合があ
った。解決策として、手作業で樹脂バリを削り取る手段
もあるが、生産性に劣っており、トリミング金型を活用
して処理するものではなかった。また、削る作業は、樹
脂バリを完全に除去できずに残す恐れもある。
【0004】本発明はこの問題点を解決するためのもの
であり、その目的は、生産性に優れ、リードフレームの
バリを確実に除去できる半導体装置の製造方法及び製造
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る半導
体装置の製造方法は、封止工程後に、リードフレームの
外枠の側部を含む部分にできたバリを、前記外枠の端部
をカットして除去する工程を含む。
【0006】本発明によれば、リードフレームの外枠を
カットするので、確実にバリを除去できる。そのため、
バリがその後の工程で製品や製造装置に付着して、それ
らの品質不良を起こさないようにすることができる。
【0007】(2)この半導体装置の製造方法におい
て、前記外枠の端部を、前記リードフレームの幅が変わ
らない部分を有するように部分的にカットしてもよい。
【0008】これによれば、外枠の端部を部分的にカッ
トするので、バリを除去する工程の前後において、リー
ドフレームの最大幅を等しくすることができる。したが
って、例えば、バリを除去する工程を含む複数の工程
を、リードフレームの幅の両側にて支持する1つのガイ
ド部で搬送して行うことができる。
【0009】(3)この半導体装置の製造方法におい
て、前記外枠の端部を、一対のせん断型となる第1及び
第2の型によって挟んでカットしてもよい。
【0010】これによれば、外枠の端部を容易にカット
することができる。
【0011】(4)この半導体装置の製造方法におい
て、前記第1の型は、前記外枠の端部を挟む部分より
も、前記第2の型に向けて突出した突出部を有し、前記
第2の型は、前記第1の型の前記突出部と係合するガイ
ドを有してもよい。
【0012】これによれば、第1及び第2の型によって
外枠の端部が挟まれるよりも先に、第1の型の突出部が
第2の型のガイドと係合する。そのため、リードフレー
ムと第1の型が互いに離れる方向に作用する応力を抑制
することができる。これによって、第1の型の位置ずれ
を防ぎ、確実に外枠の端部をカットすることができる。
【0013】(5)この半導体装置の製造方法におい
て、1つのトリミング金型で、前記バリを除去する工程
を行い、ゲートカット、ダムバーカット、リードカッ
ト、ピンチカットの少なくともいずれか1つを含む工程
を行ってもよい。
【0014】これによれば、1つの金型によって、他の
工程とともにバリを除去する工程を行えるので、簡易な
装置で、かつ、効率良くリードフレームを加工すること
ができる。
【0015】(6)この半導体装置の製造方法におい
て、前記トリミング金型は、前記第1及び第2の型と、
前記ゲートカット、前記ダムバーカット、前記リードカ
ット、前記ピンチカットの少なくともいずれか1つを含
む工程を行うパンチと、を含み、前記第1の型と前記パ
ンチは、互いに異なる位置に配置され、前記リードフレ
ームの一部がそれぞれの位置に搬送されたときに、ほぼ
等しいタイミングで降下するように互いに連動してもよ
い。
【0016】これによれば、リードフレームの一部を各
位置に搬送すれば、簡単に加工することができる。
【0017】(7)この半導体装置の製造方法におい
て、前記バリを除去する工程は、前記ゲートカット、前
記ダムバーカット、前記リードカット、前記ピンチカッ
トの少なくともいずれか1つを含む工程の前に行っても
よい。
【0018】これによって、バリが他の工程において脱
落することを防止できる。
【0019】(8)本発明に係る半導体装置の製造装置
は、封止工程後のリードフレームの外枠の側部を含む部
分にできたバリを除去するために、前記外枠の端部を一
対のせん断型として挟む第1及び第2の型を含み、前記
第1の型は、前記外枠の端部を挟む部分と、それよりも
前記第2の型に向けて突出した突出部と、を含み、前記
第2の型は、前記第1の型の前記突出部と係合するガイ
ドを含む。
【0020】本発明によれば、第1及び第2の型によっ
て外枠の端部が挟まれるよりも先に、第1の型の突出部
が第2の型のガイドと係合する。そのため、リードフレ
ームと第1の型が離れる方向に作用する応力を抑制する
ことができる。これによって、第1の型の位置ずれを防
ぎ、確実に外枠の端部をカットすることができる。
【0021】(9)この半導体装置の製造装置におい
て、前記第1及び第2の型と、ゲートカット、ダムバー
カット、リードカット、ピンチカットの少なくともいず
れか1つを含む工程を行うパンチと、を含むトリミング
金型を有してもよい。
【0022】これによれば、簡易な装置で、かつ、効率
良くリードフレームを加工することができる。
【0023】(10)この半導体装置の製造装置におい
て、前記第1の型と前記パンチは、互いに異なる位置に
配置され、前記リードフレームの一部がそれぞれの位置
に搬送されたときに、ほぼ等しいタイミングで降下する
ように互いに連動してもよい。
【0024】これによれば、リードフレームの一部を各
位置に搬送して、簡単に加工することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明する。ただし、本発明は、
以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0026】図1〜図5は、本発明を適用した実施の形
態を説明するための図である。図1は封止工程を説明す
るための図であり、図2は封止後のリードフレームを示
す図である。図3及び図4はリードフレームをカットす
る方法及び装置を示す図であり、図5はカットした後の
リードフレームを示す図である。
【0027】まず、封止工程について説明する。本工程
は、リードフレーム10に搭載された半導体チップ20
などの電子部品を封止する。リードフレーム10は、図
示しない少なくとも1つ(多くの場合複数)のダイパッ
ドを有し、半導体チップ20はダイパッド上に固定され
る。半導体チップ20は、銀ペーストなどの接着剤でダ
イパッドに接着されてもよい。半導体チップ20は、ワ
イヤなどでリードフレームのインナーリード(図示しな
い)と電気的に接続される。
【0028】封止材として樹脂を使用してもよい。その
場合に、成形用の型(例えば金型)を使用して樹脂封止
する。上金型(図示しない)及び下金型30のそれぞれ
に形成された複数の凹部によって、樹脂の型を造っても
よい。例えば、図1に示すように、下金型30のそれぞ
れの凹部(キャビティを構成する部分32)に、いずれ
かの半導体チップ20を配置してリードフレーム10を
セットし、上金型と下金型30でリードフレーム10を
挟み込む。これによって、両者の凹部によって、モール
ドのキャビティが形成される。
【0029】また、下金型30には、キャビティに樹脂
を流し込むゲートとなる部分34、固形樹脂を供給する
ための供給口からゲートに樹脂を流すランナーとなる部
分36、樹脂の供給口となる部分38が形成されてい
る。これによれば、例えば1つの樹脂供給口を使用し
て、複数のキャビティに樹脂を注入することができる。
【0030】樹脂の通路以外の部分は、金型やリードフ
レームの余計な箇所に樹脂を付着させないために、上下
の金型で密閉されることが好ましい。しかし、実際に
は、特に、リードフレーム10の周縁において、上下の
金型で密閉されずに間隔があいてしまうことが多い。そ
のため、ランナーからその間隔に樹脂が漏れ出して、リ
ードフレーム10の側部に余計な樹脂が付着することが
多い。こうして、リードフレーム10の側部にバリが残
ってしまう。本実施の形態によれば、このバリを効率良
く簡単に除去できる。
【0031】図2は、封止後のリードフレーム10の平
面図である。リードフレーム10は、外枠12を有す
る。外枠12は、ダイパッドの周囲に設けられ、長方形
をなすことが多い。外枠12は、リードフレーム10の
両側の端部(例えば図2では左右の端部)に位置する。
そして、外枠12の形状がリードフレーム10の外形と
なる。
【0032】複数のリード14は、外枠12に連結さ
れ、封止部22の内部に至るまで形成されている。リー
ド14は、封止部22よりも外側の部分がアウターリー
ドと称される。各リード14は、ダムバー16によって
連結されている。ダムバー16は、樹脂封止のときに各
リード14の間から樹脂が漏れ出ることを防止するため
のものである。すなわち、封止部22は、ダムバー16
の内側に設けられている。また、封止部22の内部のダ
イパッドを支持するため、吊りリード18が外枠12と
接続されている。
【0033】外枠12の両側の端部のそれぞれに、少な
くとも1つの穴24を形成してもよい。穴24は、リー
ドフレーム10の位置合わせに使用してもよい。また、
外枠12の一方の端部(例えば図2では左側の端部)に
形成された穴24と、他方の端部(例えば図2では右側
の端部)に形成された穴24とは、外枠12の長さ方向
(例えば図2では上下方向)にずれた位置に形成されて
いることが好ましい。こうすることで、向きを間違えず
に、リードフレーム10を下金型30にセットすること
ができる。なお、リードフレーム10の熱による伸縮を
抑制するため、リードフレーム10の幅方向に平行なス
リット28を設けてもよい。
【0034】外枠12には、バリ26が設けられてい
る。バリ26は、成形材料が固化したもので、材料が樹
脂である場合には樹脂バリと称してもよい。バリ26
は、リードフレーム10の側部(側面)に設けられるこ
とが多い。詳しくは、ローラーなどを用いて、ゲートや
ランナーなどの跡として固化して残る部分(リードフレ
ーム10の表面に残る部分)は除去できても、リードフ
レーム10の側部にできたバリ26は除去できずに残る
ことが多い。外枠12の一方の端部から成形材料を注入
する場合には、バリ26は外枠12の一方の側部に設け
られる。バリ26は、リードフレーム10上を通るラン
ナー37の外側に残ることが多い。詳しくは、外枠12
の側部のうち、ランナー37の外側であって、ランナー
37の両側に残る。なお、図2に示す例では、リードフ
レーム10には、センターゲートを構成するための穴3
5が形成されている。
【0035】図3(A)〜図3(C)に示すように、外
枠12の端部をカットしてバリ26を除去する。すなわ
ち、外枠12の端部を切断して、その一部をバリ26と
同時に除去する。
【0036】第1及び第2の型40、50を使用して、
外枠12の端部をカットしてもよい。第1の型40と第
2の型50は、互いに一対のせん断型となる。そして、
外枠12の端部を、第1及び第2の型40、50によっ
て挟まれる部分の外側においてカットする。第1及び第
2の型40、50のうち、せん断作用をなす部分は、応
力を与えやすい形状を有することが好ましい。具体的に
は、少なくとも一方の型は、刃部を有することが好まし
い。第1及び第2の型40、50は、いずれか一方を固
定させてもよく、あるいは両方を移動させてもよく、互
いの相対的位置を変位させることで外枠12の端部にせ
ん断応力を加えればよい。
【0037】図3(A)に示すように、例えば、固定さ
せた第2の型50上にリードフレーム10を配置して、
第1の型40をリードフレーム10の外枠12の上方に
配置する。第1の型40は、上下方向に往復移動にさせ
る。第1の型40は刃部42を有する。刃部42を外枠
12の端部に接触させる。第1の型40の刃部42は、
リードフレーム10を支持する第2の型50の支持部5
2とからなる一対のせん断型をなす。
【0038】第1の型40は、外枠12の端部を挟む刃
部42よりも、外枠12に向けて突出した突出部44を
有してもよい。突出部44は、刃部42よりもリードフ
レーム10の外側に配置される。突出部44は、リード
フレーム10の厚さ(外枠12の厚さ)を超える厚さで
刃部42よりも突出している。これによって、突出部4
4を、刃部42よりも先に第2の型50に向けて降下さ
せることができる。
【0039】一方、第2の型50は、ガイド54を有し
てもよい。ガイド54は、第1の型42の突出部44よ
りも、さらにリードフレーム10の外側に配置されてい
る。ガイド54は、リードフレーム10と第1の型40
との位置が離れすぎないようするもので、図示する例で
は、第1の型40がリードフレーム10の外側に移動す
ることを抑制するためのものである。
【0040】図3(B)に示すように、第1の型40を
降下させて、突出部44を第2の型50のガイド54に
係合させる。この時点では、外枠12の端部は、第1及
び第2の型40、50で挟まれていないようにする。す
なわち、第1の型40で外枠12の端部を挟むよりも先
に、突出部44をガイド54に係合させる。
【0041】そして、図3(C)に示すように、第1の
型40の刃部42と、第2の型50の支持部52と、に
よって外枠12の端部にせん断応力を加えカットする。
このとき、第1の型40は、リードフレーム10から離
れる方向(例えば、図3(C)では横方向)に応力が加
わる。しかし、本実施の形態では、第1の型40の突出
部44が、すでに第2の型50のガイド54に係合して
いるので、第1の型40とリードフレーム10とが互い
に離れる方向に作用する応力を抑制することができる。
このため、第1の型40におけるリードフレーム10と
の位置ずれを起こすことなく、確実に外枠12の端部を
カットすることができる。したがって、製造装置の耐久
性を向上させ、故障の発生を少なくすることができる。
【0042】なお、バリ26を除去する工程は、搬送部
60によってリードフレーム10を搬送させて行っても
よい。搬送部60は、リードフレーム10の長さ方向の
両側の端部(外枠12)を把持する。そして、第1及び
第2の型40、50を配置するステージに、リードフレ
ーム10のバリ26が設けられた各部分を搬送する。外
枠12の一方の端部をカットするときには、外枠12に
おける他方の端部を搬送部60で固定させておく。こう
することで、第1の型40でカットするときに、リード
フレーム10が第1の型40から離れる方向(図3
(C)では横方向)に作用する応力を抑制することがで
きる。
【0043】あるいは、リードフレーム10に対して、
複数の第1及び第2の型40、50を並べて配置させ
て、外枠12の端部を複数位置でカットしてもよい。そ
の場合に、外枠12の端部を複数位置で同時にカットし
てもよい。また、バリ26が、リードフレーム10の両
側の端部(外枠12の一方の端部と他方の端部)にでき
る場合は、いずれか一方から順に、あるいは両方の端部
を同時にカットしてもよい。
【0044】図4に示すように、バリ26を除去する工
程は、他の工程とともに、1つのトリミング金型で行っ
てもよい。ここで、他の工程とは、ゲートカット、ダム
バーカット、リードカット、ピンチカットなどの少なく
ともいずれか1つを含む工程であってもよい。バリ26
を除去する工程と、上述の他の工程と、を含めてトリミ
ング工程と称してもよい。そして、バリ26を除去する
工程は、上述の他の工程の前に行うことが好ましい。例
えば、バリ26を除去した後に、ゲートカット、ダムバ
ーカット、リードカット、ピンチカットなどの工程を行
ってもよい。これによって、バリがその後の他の工程に
おいて脱落することを防止できる。
【0045】トリミング金型は、ダイ及びパンチ、並び
に、それらを組みこむための固定板と可動板を有するダ
イセットによって構成される。ダイは固定板に支持さ
れ、パンチは可動板に支持されることが多い。バリ26
を除去する工程では、第1の型40がパンチ、第2の型
50がダイに相当する。
【0046】トリミング金型は、複数のパンチを有して
もよい。そして、各パンチ(第1の型40を含む)によ
って、バリ26を除去するための外枠12のカット、ゲ
ートカット、ダムバーカット、リードカット、ピンチカ
ットをそれぞれ行う。各パンチ(第1の型40を含む)
は、互いに異なる位置に配置され、リードフレーム10
の一部がそれぞれの位置に搬送される。各パンチ(第1
の型40を含む)は、互いに連動して動作し、リードフ
レーム10の所定の各部分(外枠12の端部、ゲート、
ダムバー、リード、ピンチ部)を切断する。各パンチは
互いに連結されて、上下の往復移動をほぼ等しいタイミ
ングで行ってもよい。なお、各パンチ(第1の型40を
含む)に対応する位置にダイ(第2の型50を含む)が
設けられる。
【0047】図4に示す例では、第1の型40と、ゲー
トカットのためのパンチ62と、ダムバーカットのため
のパンチ64と、が連結部66によって互いに連結され
ている。第1の型40及びパンチ62、64は、ほぼ等
しいタイミングで降下してもよく、あるいは、異なるタ
イミングで降下させてもよい。これによれば、改めて、
第1及び第2の型40、50を操作する機構を設けなく
てもよいので、簡単に操作することができる。
【0048】図5は、外枠12の端部をカットした後の
リードフレーム10の平面図である。図5に示す例で
は、ゲートカット及びダムバーカットもなされている。
外枠12の端部には、切り欠き70が部分的に設けられ
てもよい。すなわち、外枠12の端部を、リードフレー
ム10の幅が変わらない部分を有するように、部分的に
カットしてもよい。これによれば、外枠12の端部を部
分的にカットするので、バリ26を除去する工程の前後
において、リードフレーム10の最大幅を等しくするこ
とができる。したがって、例えば、バリ26を除去する
工程を含む複数の工程を、リードフレーム10の幅の両
側にて支持する1つのガイド部(例えば搬送部60)で
搬送して行うことができる。
【0049】外枠12の端部を部分的にカットする場
合、外枠12の側部であって、封止部22に通じる1つ
のランナー37の両側にそれぞれ設けられるバリ26
を、2つ一括してカットしてもよい。すなわち、封止部
22に対してランナー37が1つの場合に、リードフレ
ーム10には、封止部22の個数と等しい個数の切り欠
き70が設けられる。
【0050】あるいは、孤立して外枠12の側部に点在
するそれぞれのバリ26の個数と等しい個数の切り欠き
70をリードフレーム10に設けてもよい。あるいは、
外枠12の側部の全部を一括してカットしてもよい。
【0051】切り欠き70におけるリードフレーム10
の幅方向と平行な幅は、例えばリードフレーム10の厚
さ程度であってもよい。また、切り欠き70は、位置決
め用に使用する穴24よりも、外枠12の外側に設ける
ことが好ましい。すなわち、穴24を避けて、切り欠き
70を設けることが好ましい。これによって、外枠12
の端部をカットした後の工程であっても、リードフレー
ム10に形成された複数の穴24を使用して、リードフ
レーム10の位置合わせをすることができる。
【0052】その後、リードフレーム10は、メッキ工
程及びマーキング工程を経て、フォーミング工程で各リ
ード14が所定の形状(例えばガルウィング形状)に曲
げられる。
【0053】本実施の形態における半導体装置の製造方
法によれば、リードフレーム10の外枠12をカットす
るので、外枠12の側部を研削するのに比べて、確実に
バリ26を除去できる。そのため、バリ26がその後の
工程(例えばゲートカットやダムバーカット)で製品や
製造装置に付着して、それらの品質不良を起こさないよ
うにすることができる。
【0054】本実施の形態に係る半導体装置の製造装置
は、トリミング金型を含む。そして、トリミング金型
は、外枠12の端部を一対のせん断型として挟む第1及
び第2の型40、50を含む。
【0055】第1の型40は、外枠12の端部を挟む部
分(例えば刃部42)を有し、それよりも第2の型50
に向けて突出した突出部44を有してもよい。そして、
第2の型50は、第1の型40の突出部44と係合する
ためのガイド54を有する。なお、図示する例では、第
2の型50は、外枠12を支持する支持部52が設けら
れている。
【0056】なお、半導体装置の製造装置のその他の構
成は、上述の製造方法において説明した通りであり、そ
れによる効果もすでに説明した。本実施の形態における
半導体装置の製造装置によれば、生産性に優れ、リード
フレーム10のバリ26を確実に除去できる装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した実施の形態の形態に
係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図2】図2は、本発明を適用した実施の形態の形態に
係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図3】図3は、本発明を適用した実施の形態の形態に
係る半導体装置の製造方法及び製造装置を説明するため
の図である。
【図4】図4は、本発明を適用した実施の形態の形態に
係る半導体装置の製造方法及び製造装置を説明するため
の図である。
【図5】図5は、本発明を適用した実施の形態に係る半
導体装置の製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 リードフレーム 12 外枠 26 バリ 40 第1の型 42 刃部 44 突出部 50 第2の型 52 支持部 54 ガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止工程後に、リードフレームの外枠の
    側部を含む部分にできたバリを、前記外枠の端部をカッ
    トして除去する工程を含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記外枠の端部を、前記リードフレームの幅が変わらな
    い部分を有するように部分的にカットする半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の半導体装
    置の製造方法において、 前記外枠の端部を、一対のせん断型となる第1及び第2
    の型によって挟んでカットする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1の型は、前記外枠の端部を挟む部分よりも、前
    記第2の型に向けて突出した突出部を有し、 前記第2の型は、前記第1の型の前記突出部と係合する
    ガイドを有する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において、 1つのトリミング金型で、前記バリを除去する工程を行
    い、ゲートカット、ダムバーカット、リードカット、ピ
    ンチカットの少なくともいずれか1つを含む工程を行う
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記トリミング金型は、前記第1及び第2の型と、前記
    ゲートカット、前記ダムバーカット、前記リードカッ
    ト、前記ピンチカットの少なくともいずれか1つを含む
    工程を行うパンチと、を含み、 前記第1の型と前記パンチは、互いに異なる位置に配置
    され、前記リードフレームの一部がそれぞれの位置に搬
    送されたときに、ほぼ等しいタイミングで降下するよう
    に互いに連動する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法において、 前記バリを除去する工程は、前記ゲートカット、前記ダ
    ムバーカット、前記リードカット、前記ピンチカットの
    少なくともいずれか1つを含む工程の前に行う半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 封止工程後のリードフレームの外枠の側
    部を含む部分にできたバリを除去するために、前記外枠
    の端部を一対のせん断型として挟む第1及び第2の型を
    含み、 前記第1の型は、前記外枠の端部を挟む部分と、それよ
    りも前記第2の型に向けて突出した突出部と、を含み、 前記第2の型は、前記第1の型の前記突出部と係合する
    ガイドを含む半導体装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造装置に
    おいて、 前記第1及び第2の型と、 ゲートカット、ダムバーカット、リードカット、ピンチ
    カットの少なくともいずれか1つを含む工程を行うパン
    チと、 を含むトリミング金型を有する半導体装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体装置の製造装置
    において、 前記第1の型と前記パンチは、互いに異なる位置に配置
    され、前記リードフレームの一部がそれぞれの位置に搬
    送されたときに、ほぼ等しいタイミングで降下するよう
    に互いに連動する半導体装置の製造装置。
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