JP2002289503A - フォーカスモニタ方法及び露光装置 - Google Patents
フォーカスモニタ方法及び露光装置Info
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- JP2002289503A JP2002289503A JP2001090774A JP2001090774A JP2002289503A JP 2002289503 A JP2002289503 A JP 2002289503A JP 2001090774 A JP2001090774 A JP 2001090774A JP 2001090774 A JP2001090774 A JP 2001090774A JP 2002289503 A JP2002289503 A JP 2002289503A
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- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
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- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
いることなく、投影光学系によるフォーカスを高い感度
で精度良く測定する。 【解決手段】 電子線によって照明されたマスク上のフ
ォーカスモニタ用パターンを投影光学系によって被露光
基板上に転写し、該基板上のパターンを測定することに
よって実効的なフォーカスをモニタするフォーカスモニ
タ方法であって、フォーカスモニタ用パターンを2種類
のパターン群A,Bで構成し、パターン群Aを照明光源
の重心が軸はずれの状態での照明光によって照明し、パ
ターン群Bを照明光源の重心が軸上に存在する通常の照
明状態での照明光によって照明し、基板上に転写された
パターン群Aとパターン群Bとの相対的な位置を測定す
ることによってフォーカスをモニタする。
Description
表示素子等の製造に際して、投影露光装置におけるフォ
ーカス制御を設定するのに適したフォーカスモニタ方法
に関する。また、このフォーカスモニタ方法を用いた露
光装置、更にはこのフォーカスモニタ方法に用いるマス
クに関する。
い、露光量裕度や焦点深度などのプロセスマージンを十
分に得ることが難しくなっている。そのため、少ないプ
ロセスマージンを有効に使用し、歩留まりの低下を防ぐ
ためには、より高精度に露光量及びフォーカスをモニタ
する技術が必要になっている。
1(a)に示すような菱形マーク101が形成されたQ
Cマスクを用い、フォーカス値を変化させて露光を行
い、図1(b)に示すようなウェハに転写された菱形マ
ーク102のパターン長Lが最長となるフォーカス点を
ベストフォーカスとしていた。この場合、パターン長L
とデフォーカスの関係は図2に示すようになる(特開平
10−335208号公報)。
い部分まで解像されるが、デフォーカスされるに従い細
かい部分に対する解像度が低下する。そのため、ウェハ
上に転写される菱形マークのパターン長Lは、ベストフ
ォーカスの位置で最大値となり、プラスマイナスのデフ
ォーカスに対してほぼ対称な特性を示す。このマークの
利用法としては、ロットを流す前に先行してデフォーカ
スを変化させて露光することにより、ベストフォーカス
を求めることに適用できる。
のような問題があった。即ち、菱形マークを用いて同一
露光条件で露光されているロットのフォーカス条件を管
理しようとした場合、転写後の菱形マークのパターン長
Lをモニタしただけでは、 (1)フォーカスのずれ方向が分からない (2)露光量の変動による影響を受けてしまうという問
題があった。
して、露光量に影響されずにフォーカスの変動量をパタ
ーンの位置ずれ量として検出する方法が提案されている
(Phase shift focus monitor applications to lithog
raphy tool control, D.Wheeler et.al., SPIE vol.305
1, pp225-233)。しかしながら、この方法におけるマー
クによるフォーカスの検出感度は光源形状(σ形状)に
大きく依存し、比較的低σの露光条件においては十分に
感度が得られるものの、従来用いられる条件である比較
的大きなσ条件、又は輪帯照明条件においては十分な感
度が得られていないという問題があった。さらに、上記
の手法ではマーク作成において位相シフト膜を形成する
必要があるため、マスク製造上の負担が大きくなり、Q
Cマスクへの適用について実現性はあるものの、実デバ
イスマスクへ適用することは困難であった。
光学系によるフォーカスをモニタするには、露光用マス
クとは別に菱形マークや位相シフト膜を設けた特殊なフ
ォーカスモニタ用マスクを用いる必要があった。また、
菱形マークを用いる手法では、フォーカスのずれ方向が
分からないことや露光量の変動による影響を受けてしま
う問題があった。さらに、位相シフト膜を用いる手法で
は、マスク製造上の負担が大きくなることに加え、比較
的大きなσ条件又は輪帯照明条件においては十分な感度
が得られていないという問題があった。
ので、その目的とするところは、フォーカスモニタのた
めに特別なマスクを用いることなく、投影光学系による
フォーカスを高い感度で精度良く測定することのできる
フォーカスモニタ方法を提供することにある。
カスモニタ方法を用いた露光装置、更にはこのフォーカ
スモニタ方法に用いるマスクを提供することにある。
するために本発明は次のような構成を採用している。
照明されたマスク上のフォーカスモニタ用パターンを投
影光学系によって被露光基板上に転写し、該基板上のパ
ターンを測定することによって実効的なフォーカスをモ
ニタするフォーカスモニタ方法であって、前記フォーカ
スモニタ用パターンは少なくとも2種類のパターン群か
らなり、その一方のパターン群Aを照明光源の重心が軸
はずれの状態での照明光によって照明し、残りのパター
ン群Bを照明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状
態での照明光によって照明し、前記基板上に転写された
パターン群Aとパターン群Bとの相対的な位置を測定す
ることを特徴とする。
照明されたマスク上のフォーカスモニタ用パターンを投
影光学系によって被露光基板上に転写し、該基板上のパ
ターンを測定することによって実効的なフォーカスをモ
ニタするフォーカスモニタ方法であって、前記フォーカ
スモニタ用パターンは少なくとも2種類のパターン群か
らなり、パターン群Aは、前記マスク上の半導体装置パ
ターン領域を取り囲むダイシング領域の任意個所に配置
され、パターン群Bは、パターン群Aの配置位置に対し
て半導体装置パターン領域を挟んでほぼ対向するダイシ
ング領域内の位置に配置され、且つ前記基板を搭載した
ステージを順次ステッピングさせて前記マスクを前記投
影光学系によって前記基板上に転写する際のステッピン
グ量にほぼ相当する距離だけパターン群Aから離されて
配置され、パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれの
状態での照明光によって照明し、パターン群Bを照明光
源の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明光に
よって照明する条件の下に、前記基板を搭載したステー
ジを順次ステッピングさせて、前記マスクを前記投影光
学系によって前記基板上に転写し、N回(Nは正の整
数)ステッピング後に前記基板上に転写されたパターン
群AとN+1回ステッピング後に前記基板上に転写され
たパターン群Bとの相対的な位置を測定することを特徴
とする。
照明されたマスク上のフォーカスモニタ用パターンを投
影光学系によって被露光基板上に転写し、該基板上のパ
ターンを測定することによって実効的なフォーカスをモ
ニタするフォーカスモニタ方法であって、前記フォーカ
スモニタ用パターンは少なくとも4種類のパターン群か
らなり、パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上
の半導体装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の
任意個所に近接して配置され、パターン群Bとパターン
群Dは、パターン群Aとパターン群Cの配置位置に対し
て半導体装置パターン領域を挟んでほぼ対向するダイシ
ング領域内の位置に配置され、且つ前記基板を搭載した
ステージを順次ステッピングさせて前記マスクを前記投
影光学系によって前記基板上に転写する際のステッピン
グ量にほぼ相当する距離だけパターン群A,Cから離さ
れて配置され、パターン群Aを照明光源の重心が軸はず
れの状態での照明光によって照明し、パターン群B,
C,Dを照明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状
態での照明光によって照明する条件の下に、前記基板を
搭載したステージを順次ステッピングさせて、前記マス
クを前記投影光学系によって前記基板上に転写し、N回
(Nは正の整数)ステッピング後に前記基板上に転写さ
れたパターン群AとN+1回ステッピング後に前記基板
上に転写されたパターン群Bとの相対的な位置ずれ量α
を測定し、N回ステッピング後に前記基板上に転写され
たパターン群CとN+1回ステッピング後に前記基板上
に転写されたパターン群Dとの相対的な位置ずれ量βを
測定し、αからβの寄与を除くことによって実効的なフ
ォーカスをモニタすることを特徴とする。
は次のものが挙げられる。
わせ及びパターン群Cとパターン群Dの組み合わせは、
合わせずれ検査で用いられるボックス・イン・ボックス
パターンにおける外側ボックスパターンと内側ボックス
パターンの組み合わせであること。
わせ及びパターン群Cとパターン群Dの組み合わせは、
合わせずれ検査で用いられるバーインバーパターンにお
ける外側バーターンと内側バーパターンの組み合わせで
あること。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置又はその近傍に遮光体を配置し、パターン
群Aを照明する照明光の一部を遮光すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置、又はその近傍に光路を一方向に偏向せし
める光学素子を配置すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク裏面に対して光学的に共役なる位置、又はそ
の近傍に遮光体を配置し、パターン群Aを照明する照明
光の一部を遮光すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク面に対して光学的に共役なる位置、又はその
近傍に光路を一方向に偏向せしめる光学素子を配置する
こと。
内のブラインド位置であること。
として、ウェッジ型の透過部材又は回折格子を用いるこ
と。
照明されたマスク上のフォーカスモニタ用パターンを投
影光学系によって前記基板上に転写し、該基板上のパタ
ーンを測定することによって実効的なフォーカスをモニ
タするフォーカスモニタ方法であって、前記フォーカス
モニタ用パターンは少なくとも4種類のパターン群から
なり、パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上の
半導体装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の任
意個所に近接して配置され、パターン群Bとパターン群
Dは、パターン群Aとパターン群Cの配置位置に対して
半導体装置パターン領域を挟んでほぼ対向するダイシン
グ領域内の位置に配置され、且つ前記基板を搭載したス
テージを順次ステッピングさせて前記マスクを前記投影
光学系によって前記基板上に転写する際のステッピング
量にほぼ相当する距離だけパターン群A,Cから離され
て配置され、パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれ
の状態での照明光によって照明し、パターン群B,C,
Dを照明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状態で
の照明光によって照明する条件の下で、前記基板を搭載
したステージを順次ステッピングさせて、前記マスクを
前記投影光学系によって前記基板上に転写し、N回(N
は正の整数)ステッピング後に前記基板上に転写された
パターン群AとN+1回ステッピング後に前記基板上に
転写されたパターン群Bとの二重露光によって形成され
た前記基板上のパターンの寸法αを測定し、N回ステッ
ピング後に前記基板上に転写されたパターン群CとN+
1回ステッピング後に前記基板上に転写されたパターン
群Dとの二重露光によって形成された前記基板上のパタ
ーンの寸法βを測定し、αからβの寄与を除くことによ
って実効的なフォーカスをモニタすることを特徴とす
る。
照明されたマスク上のフォーカスモニタ用パターンを投
影光学系によって被露光基板上に転写し、該基板上のパ
ターンを測定することによって実効的なフォーカスをモ
ニタするフォーカスモニタ方法であって、前記フォーカ
スモニタ用パターンは少なくとも4種類のパターン群か
らなり、パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上
の半導体装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の
任意個所に近接して配置され、パターン群Bとパターン
群Dは、パターン群Aとパターン群Cの配置位置に対し
て半導体装置パターン領域を挟んでほぼ対向するダイシ
ング領域内の位置に配置され、前記基板を搭載したステ
ージを順次ステッピングさせて、前記マスクを前記投影
光学系によって前記基板上に転写する際のステッピング
量にほぼ相当する距離だけパターン群A,Cから離され
て配置され、パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれ
の状態での照明光によって照明し、パターン群B,C,
Dを照明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状態で
の照明光によって照明する条件の下で、前記基板を搭載
したステージを順次ステッピングさせて、前記マスクを
前記投影光学系によって前記基板上に転写し、N回(N
は正の整数)ステッピング後に前記基板上に転写された
パターン群AとN+1回ステッピング後に前記基板上に
転写されたパターン群Bとの距離αを測定し、N回ステ
ッピング後に前記基板上に転写されたパターン群CとN
+1回ステッピング後に前記基板上に転写されたパター
ン群Dとの距離βを測定し、αからβの寄与を除くこと
によって実効的なフォーカスをモニタすることを特徴と
する。
は次のものが挙げられる。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置又はその近傍に遮光体を配置し、パターン
群Aを照明する照明光の一部を遮光すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置、又はその近傍に光路を一方向に偏向せし
める光学素子を配置すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク裏面に対して光学的に共役なる位置、又はそ
の近傍に遮光体を配置し、パターン群Aを照明する照明
光の一部を遮光すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク面に対して光学的に共役なる位置、又はその
近傍に光路を一方向に偏向せしめる光学素子を配置する
こと。
内のブラインド位置であること。
として、ウェッジ型の透過部材又は回折格子を用いるこ
と。
照明されたフォーカスモニタ用マスク上のパターンを投
影光学系によって被露光基板上に転写し、該基板上のパ
ターンを測定することによって実効的なフォーカスをモ
ニタするフォーカスモニタ手段を備えた露光装置であっ
て、前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも2種
類のパターン群からなり、その一方のパターン群Aに対
しては照明光源の重心が軸はずれの状態での照明光によ
って照明せしめる手段と、残りのパターン群Bに対して
は照明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状態での
照明光によって照明せしめる手段とを有することを特徴
とする。
は次のものが挙げられる。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク裏面に対して光学的に共役なる位置、又はそ
の近傍に遮光体を配置し、パターン群Aを照明する照明
光の一部を遮光すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置で
且つマスク面に対して光学的に共役なる位置、又はその
近傍に光路を一方向に偏向せしめる光学素子を配置する
こと。
内のブラインド位置であること。
は、ウェッジ型の透過部材又は回折格子であること。
ンを有し、電磁波又は電子線によって照明された該パタ
ーンを投影光学系によって被露光基板上に転写し、この
転写により該基板上に形成されたパターンを測定するこ
とによって実効的なフォーカスのモニタに供されるマス
クであって、前記フォーカスモニタ用パターンは少なく
とも2種類のパターン群からなり、その一方のパターン
群Aは照明光源の重心が軸はずれの状態での照明光によ
って照明され、残りのパターン群Bは照明光源の重心が
軸上に存在する通常の照明状態での照明光によって照明
されることを特徴とする。
は次のものが挙げられる。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置又はその近傍に遮光体が配置され、この遮
光体によりパターン群Aを照明する照明光の一部を遮光
すること。
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置、又はその近傍に光路を一方向に偏向せし
める光学素子が配置されていること。
は、ウェッジ型の透過部材又は回折格子であること。
重心が軸はずれの状態での照明光によって照明すると、
試料上に形成されるパターンにはフォーカスずれに伴う
位置ずれが生じる。一方、モニタ用のパターンを照明光
源の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明光に
よって照明すると、試料上に形成されるパターンにはフ
ォーカスずれに伴う位置ずれは生じない。従って、パタ
ーン群Aを照明光源の重心が軸はずれの状態での照明光
によって照明し、パターン群Bを照明光源の重心が軸上
に存在する通常の照明状態での照明光によって照明する
ことにより、基板上に形成されたパターン群Aとパター
ン群Bとの相対的な位置を測定することによってフォー
カスずれを測定することが可能となる。
ンとして、通常の合わせずれ検査に用いるボックス・イ
ン・ボックスパターンを使うことができる。ボックス・
イン・ボックスパターンのマスク裏面にてその一部を覆
えば露光条件として最もよく用いられる輪帯照明条件下
で回折光の割合が異なるいわゆるテレセンずれを起こす
ことができる。そのため、デフォーカスに伴い転写され
るボックス・イン・ボックスパターンの位置がずれる。
この位置ずれを合わせずれ検査装置などで測定すれば露
光時のフォーカス値を簡単にモニタすることができる。
これにより、フォーカス変動量を、位相シフト等の特殊
なパターンを用いることなく高精度で測定することが可
能となる。
形態によって説明する。
本発明の第1の実施形態に係わるフォーカスモニタ方法
を説明する。本実施形態は、露光プロセス中に生じるフ
ォーカス変動量を、位相シフト等の特殊なパターンを用
いることなく高精度で測定しようというものである。
ては、同一マスク上に存在する二組以上のパターンを用
いる。本実施形態における構成は、図3に示すように、
アライメント検査などで広く用いられているボックス・
イン・ボックスパターンを使い、その外側ボックスパタ
ーン301か内側ボックスパターン302のいずれか片
方の組のパターンに対し、照明する照明光の一部を遮光
する手段を有する。
てマスク407を照明し、このマスク407のパターン
を投影光学系(図示せず)を介してウェハ408上のチ
ップ409に転写する様子を示す。フォーカスモニタパ
ターンとしては、図示のように、内側ボックスパターン
403(パターン群A),406(パターン群C)と外
側ボックスパターン402(パターン群B),405
(パターン群D)をそれぞれ2つずつマスク407上の
両端に配置する。
パターン領域の外側にあるダイシングライン内に各々の
ボックスパターンを配置する。さらに、内側ボックスパ
ターン403,406はデバイスパターン領域の右側の
ダイシングラインに、外側ボックスパターン402,4
05はデバイスパターン領域の左側のダイシングライン
に配置する。但し、内側ボックスパターン403に関し
てはこのパターンを照明する照明光の一部を遮光するよ
うに遮光体404を配置する。具体的には、内側ボック
スパターン403の位置に対応するマスク裏面に遮光体
404を配置する。
ハ上に転写する。具体的な手順は以下の通りである。ま
ず、マスク407を光露光装置にロードし、レジストを
塗布したウェハ408を露光装置内に導入し、光露光装
置にて図4に示すようにステップアンドリピートしなが
らマスクパターンをウェハ408上に転写する。このパ
ターン転写は、マスクパターン領域を一括して露光する
ステッパでもマスクパターン領域をスキャンして露光す
るスキャナであってもいずれでもよい。その際のステッ
ピング量は、デバイスパターンをウェハ408上にどの
ようにレイアウトするかによって決定される。
ックスパターン403,406と外側ボックスパターン
402,405との設計上の中心が一致するように露光
される。即ち、マスク408上に両ボックスパターンを
レイアウトする際に重要なことは、想定されたステッピ
ングにて理想的にステッピングして露光された場合に、
ウェハ上での両ボックスパターンの中心位置が一致して
露光されるように両ボックスパターンの位置を決定する
ことである。
式図である。図中の502,503,505,506は
それぞれ、図4中のボックスパターン402,403,
405,406の転写パターンを示している。また、左
側がチップ領域はN回目の露光により転写され、右側の
チップ領域はN+1回路の露光により転写されるもので
ある。
503は、後述する理由でフォーカスずれに伴い転写さ
れたパターンの位置がずれる。もし、フォーカスずれが
ない場合には、外側ボックスパターン502の中心に重
なる、図中の503’に位置するはずである。従って、
マスク407上のパターン402,403によってウェ
ハ408上に形成されたボックス・イン・ボックスパタ
ーン502,503の位置ずれを測定すれば、フォーカ
スをモニタすることが可能になる。しかしながら、二つ
のチップにまたがる露光によりボックス・イン・ボック
スパターンが形成されるため、502と503の位置ず
れには露光装置がそれぞれのチップを露光するときの位
置精度、即ち投影レンズのステッピングディストーショ
ンによる誤差を含んでいる。
た505,506のボックス・イン・ボックスパターン
を用いる。このパターンはフォーカスに対して位置ずれ
を起こさない。もし、ずれたとすればステッピングディ
ストーションによるものである。そこで、この505,
506のボックス・イン・ボックスパターンの位置ずれ
を測定し、その値を502,503の位置ずれ値から差
し引くことで、位置ずれが純粋にフォーカスに起因する
ものとなる。
用いられることの多い輪帯照明を例にしてその効果を示
す。図6(a)に照明に遮光体がない状態、いわゆる通
常の照明にてフォーカスモニタパターンを照明した場合
の瞳面での回折光の位置関係を示す。本実施形態で用い
るフォーカスモニタ用パターンが比較的大きなピッチで
あるならば、回折光の内、0次回折光の占める割合が非
常に高いので、0次回折光の軌道で代表されると考えて
差し支えない。フォーカスモニタ用パターンがデバイス
パターンと同程度の寸法である場合は±1次光も解像に
寄与するが、原理的には同じである。説明のため図6で
は、輪帯照明光のうちで解像に寄与する最も強度の強い
部分のみを模式的に記すが、本来はこの強度は分布を持
つ。
が左右対称となっていることが分かる。即ち、フォーカ
ス位置に対して転写されたパターンの位置ずれは起こり
得ない状態である。これに対して、図6(b)のように
示すように、遮光体により照明の一部(ここでは半分の
例を示す)が遮光されると、ウェハ面に対して光強度は
対称ではなくなる。このため、フォーカス位置に対して
転写されたパターンの位置がずれることになる。このよ
うに、フォーカスに対して振るまいが異なる二組のパタ
ーンをウェハ上に転写し、その相対位置ずれ量を測定で
きれば正確なフォーカスモニタが可能となる。
はデフォーカスで、縦軸には遮光体で覆っていないパタ
ーン502と遮光体半分覆ったパターン503との相対
位置ずれ量からパターン505,506間の相対位置ず
れ量を差し引いた値をとっている。この図から、0.1
μmのデフォーカスに対して約20nmの位置シフト量
が測定され、フォーカスずれを十分に検出できるのが分
かる。
照明を用いたが、これに限定される物ではなく、これ以
外での照明形状でも同じような効果が得られる。また、
本実施形態においては内側ボックスパターンに対応する
位置に照明光に対する遮光体404を配置したが、本発
明を限定するものではなく、外側ボックスパターンに対
して照明光の一部を遮光する遮光体を配置してもよい。
おけるウェハ上のフォーカスモニタを高精度に行うこと
が可能になった。これまでにもフォーカスモニタを行う
方法はあったが、その目的のために特別なパターンを用
いるか若しくは位相透過膜を用いなければならないとい
う制限があった。本実施形態では、そのような特殊なマ
スクを用いることなく既存のマスクを用いて、それに若
干の改良を加えることで高精度なフォーカスモニタがで
きるようになった。測定においては、既存のアライメン
ト精度測定装置を使用することができるので、この目的
のために特に新たな装置を使う必要もない。
イメント精度計測用パターンと遮光体により照明の一部
を遮ることにより、フォーカスに対して位置ずれを起こ
させることができる。この位置ずれをアライメント検査
装置で読みとれば、この測定がそのままウェハ面のフォ
ーカスモニタとなる。本実施形態によりロットリンクで
のフォーカスモニタが可能となり、常に適正なフォーカ
スにより露光することができるようになり、その結果、
歩留まりの向上が期待できる。
の実施形態に係わるフォーカスモニタ方法を実現するた
めのシステム構成例を示す図である。なお、図中の80
1,802,803,807,808,809は、図4
中の401,402,403,407,408,409
に相当している。
ンの基本構成としては、同一マスク上に隣接して存在す
る二組以上のパターン群A(803),B(802)を
用いる。これらのパターン群A,B間の距離pは予めマ
スク807上にて測定しておく。パターン群Bについて
は通常の状態で露光を行うが、パターン群Aを露光する
場合には照明光に対しては、図のような遮光体804を
配置し照明光源が軸はずれの状態で露光を行う。このと
き、ウェハ面でフォーカスがずれた場合、後述の理由に
よりパターン群AとBに関してその振る舞いが異なる。
具体的には、フォーカスずれによりパターン群Aはフォ
ーカスずれによって位置ずれを起こすことはないが、パ
ターン群Bはフォーカスずれによりその位置がずれウェ
ハ上に転写される。
ハ上の転写パターンを示す。チップ909上において、
903はパターン群A(803)が露光されたパターン
である。903’はフォーカスずれが無かった場合に転
写されるべき位置であるが、本実施形態ではウェハ面の
フォーカスずれのためパターン群Aが位置ずれを起こし
ている。902はパターン群B(802)が露光された
パターンである。パターン群Bを照明する照明光は軸ず
れを起こさせていないため、フォーカスずれが起こって
いてもパターン902の位置がずれることはない。
903の間の距離を測定し、この値から本来マスク上に
て離れていた距離pをウェハ上での値に換算した値で差
し引くことで、フォーカスずれに起因するパターン群A
の位置ずれ量が測定される。そして、この位置ずれ量を
求めることでフォーカスモニタが可能になる。従って、
第1の実施形態と同様の効果が得られる。
3の実施形態に係わるフォーカスモニタ方法を実現する
ためのシステム構成例を示す図である。なお、図中の1
001,〜,1009は、図4中の401,〜,409
にそれぞれ相当している。
は、ボックス・イン・ボックスパターンの代わりにライ
ンパターンを用いたことにある。即ち、図10に示すよ
うに、同一マスク1007上の両端に二組のラインパタ
ーン1002,1003,1005,1006を配置
し、そのうち一つのパターン1003に対してのみ、そ
のパターンの対応する位置に遮光体1004を配置す
る。これらのパターンは、ステップアンドリピートによ
り1002と1003同士、1005と1006同士が
ちょうど重なるように露光する。
1の実施形態と同様に、フォーカスずれが生じた場合に
は位置ずれを起こす。位置ずれを起こすと、本来ちょう
ど重なるはずだったパターンの片方の位置がずれること
になるので、その分二本重ねて露光した線幅が太くな
る。図11に、ウェハ上の各チップに露光されたパター
ンの例を示す。図中の1102,1103,1105,
1106はそれぞれ、図9中のパターン902,90
3,905,906の転写パターンを示している。ま
た、1103’はフォーカスずれがない場合にパターン
1103が形成される位置を示している。
が変わる要因としては、フォーカスずれだけでなく第1
の実施形態と同様に、露光装置のステッピングによる位
置ずれも含んでいる。そこで、1005,1006の二
本のラインインパターンを用いてステッピング精度のみ
による線幅の変化をモニタしておく必要がある。もちろ
んこれら1005,1006のラインパターンには遮光
体はない。重ね合わせて露光した部分で二本の線幅を測
定する。
可能性があり、もう片方はこれに加えてフォーカスによ
り線幅が変化する可能性があるから、後者の線幅から前
者の線幅を差し引くことで、フォーカスのみに依存する
線幅の変動が観測できる。あとはこの線幅とフォーカス
の関係を予め求めておけば、この線幅値からそのままフ
ォーカスモニタが可能となる。
4の実施形態を説明するためのもので、ウェハ上に露光
されたパターンを示す図である。なお、図12中の12
02,1203,1205,1206は、図11中の1
102,1103,1105,1106に相当してい
る。
と同じ露光装置システムを用いるが、マスクの両端に配
置されたパターンを重ね合わせず、図12のように隣接
するチップのパターン近傍に来るように露光を行う点が
異なる。モニタ方法としてはパターン1202,120
3間の距離を求める。この距離には、フォーカスによる
位置ずれと露光装置のステッピングによる位置ずれの両
者が含まれる。そこで、ステッピングによる分を120
5,1206間の距離から求めこれを差し引くことでフ
ォーカスモニタが可能になる。
様にしてフォーカスモニタが可能であり、しかもパター
ンの寸法ではなくパターン間の距離を測定していること
から、フォーカスずれの方向も検出することができる。
ォーカスモニタ方法に用いるマスクの断面図を示し、1
301は遮光体、1302はフォーカスモニタパター
ン、1303は透明基板である。
光する手段とは、フォーカスモニタ用パターンに対応す
るマスクの裏面若しくはその近傍に照明光の一部を遮光
する遮光体1301を配置することである。このように
遮光体1301をマスク裏面に配置すれば、本来このモ
ニタパターンの露光に用いられるべき照明光の一部が遮
光され、図13中の照明光線1304が遮光され、照明
光線1305のみがこのパターンの露光に用いられる。
これにより、照明光源の重心が光学軸からはずれること
になり、第1〜第4の実施形態で説明したようなフォー
カスモニタが可能となる。
に照明光の一部を遮光する代わりに、フォーカスモニタ
用パターンに対応するマスク裏面若しくはその近傍に、
照明光に角度を付けるような光学素子を配置してもよ
い。図14(a)は、本実施形態でのマスクの断面図で
あり、1401は光学素子、1402はフォーカスモニ
タパターン、1403は透明基板である。
た照明光が光学素子1401によりレチクル上のフォー
カスモニタ用パターン1402を斜めから照明する光1
404となる。つまり、この光学素子1401を利用す
ることでフォーカスモニタパターン1402を斜めから
照明することができるため、第5の実施形態と同様の効
果を得ることができ、フォーカスモニタが可能となる。
光学素子を用いたが、本発明を限定するものではなく、
図14(b)に示すようなグレーティングタイプの光学
素子でも構わない。
ては、フォーカスモニタ用パターンに用いる遮光体をマ
スク裏面に配置した。これと同様の効果を、他の場所に
遮光体を配置しても得ることができる。
お、図中の1501は遮光体、1502はブラインド
面、1503は投影レンズ、1504はマスク、150
5はフォーカスモニタ用パターン、1506は投影レン
ズ、1507はウェハ面、1508は照明光を示してい
る。
なブラインド面1502の近傍に遮光体1501を配置
し、第1の実施形態に記載のボックスパターン1505
又は第3の実施形態に記載のフォーカスモニタ用パター
ンを照明することによって、第6の実施形態と同様な効
果が得られ、フォーカスモニタが可能となる。なお、本
実施形態では遮光体をブラインド面付近に配置したが、
本発明を限定するものではなく、光学的に共役なる位置
であれば何ら構わない. (第8の実施形態)第7の実施形態においてはブライン
ド面近傍に遮光体を配置することによりフォーカスモニ
タを可能にしたが、同じくブラインド面に第6の実施形
態で用いたような光学素子を配置することによってもフ
ォーカスモニタが可能になる。
す。図中の1601〜1608はそれぞれ、図15中の
1601〜1608に相当し、1609は光学素子16
01により傾けられた照明光を示している。フォーカス
モニタ用パターン1605に対応する照明光を、マスク
1604の裏面と光学的にほぼ共役なブラインド面16
02の近傍に設けた光学素子1601により傾けること
により、第7の実施形態と同様な効果を生み出すことが
可能となる。
を示す。図では輪帯照明の場合を示している。1610
は投影レンズのNAである。瞳面において本来透過すべ
き照明光の位置1611に対して1612のように照明
光の中心位置を投影レンズNAの中心位置からずらすこ
とによって、図6(b)のようにウェハ面に対して非対
称な光強度分布を形成することができ、フォーカスに対
してモニタパターンが位置ずれを起こすので、フォーカ
スモニタが可能となる。
光学素子を用いたが、本発明を限定するものではなく、
図17に示すようなグレーティングタイプの光学素子で
も構わない。図17中の1701〜1709は図16中
の1601〜1609にそれぞれ対応している。また、
本実施形態では光学素子をブラインド面付近に配置した
が、本発明を限定するものではなく、光学的に共役なる
位置であれば何ら構わない. (第9の実施形態)第1の実施形態においては、マスク
裏面に遮光体を設け、フォーカスモニタパターンへの照
明光の一部を遮光する。この場合、同じマスク上に存在
するデバイスパターンに与える影響も考慮する必要があ
る。即ち、デバイスパターンの露光に用いられるべき光
を遮ると、本来正常に露光されるべきデバイスパターン
に大きな影響を与える恐れがある。従って、このフォー
カスモニタ方法はデバイスパターンへの影響を避けて行
う必要がある。
示す。図中の1801は遮光体、1802はフォーカス
モニタパターン、1803は透明基板、1806はマス
クに存在するデバイスパターンを示している。遮光体1
801,フォーカスモニタパターン1802,デバイス
パターン1806の位置関係は図に示す通りであり、遮
光体1801のエッジはフォーカスモニタパターン18
02の中心位置に相当するものとする。
が遮光体1801により遮光されないようにするために
は、デバイスパターンの最端部から下記の(1)式を満
足する位置にフォーカスモニタパターン1802を配置
する必要がある。
ックスパターンまでの距離、Wはマスクの厚さ、θはマ
スク材中での照明角度である。投影レンズのウェハ側開
口数をNA、マスク材(通常SiO2 )の露光光での屈
折率をn、マスク倍率をM、とするとsinθ=NA/
nM で決められるところの角度である。
のようになり、ボックスパターン裏面の遮光体1801
によりデバイスパターンを露光するはずの照明光も遮光
されてしまうことになる。そこで、(1)式を満足すれ
ばデバイスパターンに何の影響も及ぼさないようにフォ
ーカスモニタが可能となる。
いては、ボックスパターンを遮光するためにマスク裏面
に遮光体を配置したが、デバイスパターンに全く影響を
与えないようにするためには前記(1)式を満足させる
必要があった(図18(a))。しかし、マスクの厚さ
が決まっているため、フォーカスモニタパターンをデバ
イスパターン領域から少なくともW×tanθだけ離す
必要があり、これはチップ面積の増大を招くことにな
る。チップの面積を小さくするためには、この距離を出
来るだけ小さくすればよい。
成断面を示す。図中の1901は遮光体、1902はフ
ォーカスモニタパターン、1903は透明基板、190
6はマスクに存在するデバイスパターンを示している。
この図のように、透明基板1903の内部に遮光体19
01を埋め込む若しくは基板内部に遮光体1901を形
成することができれば、前記(1)式のWが小さくな
り、その分だけフォーカスモニタパターンをデバイスパ
ターン領域の近くに配置できるようになる。
イスパターンとフォーカスモニタパターンとの間の距離
Lをより小さくした状態でフォーカスモニタが可能とな
り、チップ面積の縮小化につながる。
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
スクに形成されたフォーカスモニタ用のパターン群Aを
照明光源の重心が軸はずれの状態での照明光によって照
明し、別のパターン群Bを照明光源の重心が軸上に存在
する通常の照明状態での照明光によって照明し、基板上
に形成されたパターン群Aとパターン群Bとの相対的な
位置を測定することによってフォーカスずれを測定する
ことが可能となる。そしてこの場合、フォーカスモニタ
のために特別なマスクを用いることなく、投影光学系に
よるフォーカスを高い感度で精度良く測定することがで
きる。
タパターン、この菱形パターンを転写して得られたレジ
ストパターンを示す図。
タパターンを転写したときの長さとその時のフォーカス
との関係を示す図。
クスパターンの例を示す図。
を実現するためのシステム構成例を示す図。
のフォーカスモニタパターンを示す図。
カスとの関係(a)及び半分遮光された輪帯照明におけ
る光強度とフォーカスとの関係(b)を示す図。
ずれとの関係を示す図。
を実現するためのシステム構成例を示す図。
ハ上に露光されたフォーカスモニタパターンを示す図。
法を実現するためのシステム構成例を示す図。
中のフォーカスモニタパターンを示す図。
ェハ上に露光されたフォーカスモニタパターンを示す
図。
断面図。
断面図。
法を実現するためのシステム構成例を示す図。
法を実現するためのシステム構成例を示す図。
例を示す図。
断面図。
す断面図。
3,1105,1106,1202,1203,120
5,1206…ウェハ上の転写パターン 503’…パターン503が本来転写されるべき位置 802,1002…ラインパターン(パターン群B) 803,1003…ラインパターン(パターン群A), 902,903…ウェハ上の転写パターン 903’,1003’…パターンが本来転写されるべき
位置 1005…ラインパターン(パターン群D) 1006…ラインパターン(パターン群C) 1301,1801,1901…遮光体 1302,1402,1802,1902…フォーカス
モニタパターン 1303,1403,1803,1903…透明基板 1304,1305…照明光線 1401…光学素子 1404…照明光の一部 1501…遮光体 1502,1602,1702…ブラインド面 1503,1603,1703…投影レンズ 1504,1604,1704…マスク 1505,1605,1705…フォーカスモニタパタ
ーン 1506,1606,1706…投影レンズ 1507,1607,1707…ウェハ面 1508,1608,1708…照明光 1601,1701…光学素子 1609,1709…光学素子により傾けられた照明光 1610…投影レンズにおけるNA 1611…照明光1608が透過する位置 1612…照明光1609が透過する位置
Claims (22)
- 【請求項1】電磁波又は電子線によって照明されたマス
ク上のフォーカスモニタ用パターンを投影光学系によっ
て被露光基板上に転写し、該基板上のパターンを測定す
ることによって実効的なフォーカスをモニタするフォー
カスモニタ方法であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも2種類の
パターン群からなり、その一方のパターン群Aを照明光
源の重心が軸はずれの状態での照明光によって照明し、
残りのパターン群Bを照明光源の重心が軸上に存在する
通常の照明状態での照明光によって照明し、 前記基板上に転写されたパターン群Aとパターン群Bと
の相対的な位置を測定することを特徴とするフォーカス
モニタ方法。 - 【請求項2】電磁波又は電子線によって照明されたマス
ク上のフォーカスモニタ用パターンを投影光学系によっ
て被露光基板上に転写し、該基板上のパターンを測定す
ることによって実効的なフォーカスをモニタするフォー
カスモニタ方法であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも2種類の
パターン群からなり、 パターン群Aは、前記マスク上の半導体装置パターン領
域を取り囲むダイシング領域の任意個所に配置され、 パターン群Bは、パターン群Aの配置位置に対して半導
体装置パターン領域を挟んでほぼ対向するダイシング領
域内の位置に配置され、且つ前記基板を搭載したステー
ジを順次ステッピングさせて前記マスクを前記投影光学
系によって前記基板上に転写する際のステッピング量に
ほぼ相当する距離だけパターン群Aから離されて配置さ
れ、 パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれの状態での照
明光によって照明し、パターン群Bを照明光源の重心が
軸上に存在する通常の照明状態での照明光によって照明
する条件の下に、前記基板を搭載したステージを順次ス
テッピングさせて、前記マスクを前記投影光学系によっ
て前記基板上に転写し、 N回(Nは正の整数)ステッピング後に前記基板上に転
写されたパターン群AとN+1回ステッピング後に前記
基板上に転写されたパターン群Bとの相対的な位置を測
定することを特徴とするフォーカスモニタ方法。 - 【請求項3】電磁波又は電子線によって照明されたマス
ク上のフォーカスモニタ用パターンを投影光学系によっ
て被露光基板上に転写し、該基板上のパターンを測定す
ることによって実効的なフォーカスをモニタするフォー
カスモニタ方法であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも4種類の
パターン群からなり、 パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上の半導体
装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の任意個所
に近接して配置され、 パターン群Bとパターン群Dは、パターン群Aとパター
ン群Cの配置位置に対して半導体装置パターン領域を挟
んでほぼ対向するダイシング領域内の位置に配置され、
且つ前記基板を搭載したステージを順次ステッピングさ
せて前記マスクを前記投影光学系によって前記基板上に
転写する際のステッピング量にほぼ相当する距離だけパ
ターン群A,Cから離されて配置され、 パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれの状態での照
明光によって照明し、パターン群B,C,Dを照明光源
の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明光によ
って照明する条件の下に、前記基板を搭載したステージ
を順次ステッピングさせて、前記マスクを前記投影光学
系によって前記基板上に転写し、 N回(Nは正の整数)ステッピング後に前記基板上に転
写されたパターン群AとN+1回ステッピング後に前記
基板上に転写されたパターン群Bとの相対的な位置ずれ
量αを測定し、N回ステッピング後に前記基板上に転写
されたパターン群CとN+1回ステッピング後に前記基
板上に転写されたパターン群Dとの相対的な位置ずれ量
βを測定し、αからβの寄与を除くことによって実効的
なフォーカスをモニタすることを特徴とするフォーカス
モニタ方法。 - 【請求項4】パターン群Aとパターン群Bの組み合わせ
及びパターン群Cとパターン群Dの組み合わせは、合わ
せずれ検査で用いられるボックス・イン・ボックスパタ
ーンにおける外側ボックスパターンと内側ボックスパタ
ーンの組み合わせであることを特徴とする請求項3記載
のフォーカスモニタ方法。 - 【請求項5】パターン群Aとパターン群Bの組み合わせ
及びパターン群Cとパターン群Dの組み合わせは、合わ
せずれ検査で用いられるバーインバーパターンにおける
外側バーターンと内側バーパターンの組み合わせである
ことを特徴とする請求項3記載のフォーカスモニタ方
法。 - 【請求項6】電磁波又は電子線によって照明されたマス
ク上のフォーカスモニタ用パターンを投影光学系によっ
て前記基板上に転写し、該基板上のパターンを測定する
ことによって実効的なフォーカスをモニタするフォーカ
スモニタ方法であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも4種類の
パターン群からなり、 パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上の半導体
装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の任意個所
に近接して配置され、 パターン群Bとパターン群Dは、パターン群Aとパター
ン群Cの配置位置に対して半導体装置パターン領域を挟
んでほぼ対向するダイシング領域内の位置に配置され、
且つ前記基板を搭載したステージを順次ステッピングさ
せて前記マスクを前記投影光学系によって前記基板上に
転写する際のステッピング量にほぼ相当する距離だけパ
ターン群A,Cから離されて配置され、 パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれの状態での照
明光によって照明し、パターン群B,C,Dを照明光源
の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明光によ
って照明する条件の下で、前記基板を搭載したステージ
を順次ステッピングさせて、前記マスクを前記投影光学
系によって前記基板上に転写し、 N回(Nは正の整数)ステッピング後に前記基板上に転
写されたパターン群AとN+1回ステッピング後に前記
基板上に転写されたパターン群Bとの二重露光によって
形成された前記基板上のパターンの寸法αを測定し、N
回ステッピング後に前記基板上に転写されたパターン群
CとN+1回ステッピング後に前記基板上に転写された
パターン群Dとの二重露光によって形成された前記基板
上のパターンの寸法βを測定し、αからβの寄与を除く
ことによって実効的なフォーカスをモニタすることを特
徴とするフォーカスモニタ方法。 - 【請求項7】電磁波又は電子線によって照明されたマス
ク上のフォーカスモニタ用パターンを投影光学系によっ
て被露光基板上に転写し、該基板上のパターンを測定す
ることによって実効的なフォーカスをモニタするフォー
カスモニタ方法であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも4種類の
パターン群からなり、 パターン群Aとパターン群Cは、前記マスク上の半導体
装置パターン領域を取り囲むダイシング領域の任意個所
に近接して配置され、 パターン群Bとパターン群Dは、パターン群Aとパター
ン群Cの配置位置に対してデバイスパターン領域を挟ん
でほぼ対向するダイシング領域内の位置に配置され、前
記基板を搭載したステージを順次ステッピングさせて、
前記マスクを前記投影光学系によって前記基板上に転写
する際のステッピング量にほぼ相当する距離だけパター
ン群A,Cから離されて配置され、 パターン群Aを照明光源の重心が軸はずれの状態での照
明光によって照明し、パターン群B,C,Dを照明光源
の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明光によ
って照明する条件の下で、前記基板を搭載したステージ
を順次ステッピングさせて、前記マスクを前記投影光学
系によって前記基板上に転写し、 N回(Nは正の整数)ステッピング後に前記基板上に転
写されたパターン群AとN+1回ステッピング後に前記
基板上に転写されたパターン群Bとの距離αを測定し、
N回ステッピング後に前記基板上に転写されたパターン
群CとN+1回ステッピング後に前記基板上に転写され
たパターン群Dとの距離βを測定し、αからβの寄与を
除くことによって実効的なフォーカスをモニタすること
を特徴とするフォーカスモニタ方法。 - 【請求項8】前記照明光源の重心を軸はずれの状態にせ
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置又はその近傍に遮光体を配置し、パターン
群Aを照明する照明光の一部を遮光することを特徴とす
る請求項1,2,3,6,7の何れかに記載のフォーカ
スモニタ方法。 - 【請求項9】前記照明光源の重心を軸はずれの状態にせ
しめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏面
での平面位置、又はその近傍に光路を一方向に偏向せし
める光学素子を配置することを特徴とする請求項1,
2,3,6,7の何れかに記載のフォーカスモニタ方
法。 - 【請求項10】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置
で且つマスク裏面に対して光学的に共役なる位置、又は
その近傍に遮光体を配置し、パターン群Aを照明する照
明光の一部を遮光することを特徴とする請求項1,2,
3,6,7の何れかに記載のフォーカスモニタ方法。 - 【請求項11】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置
で且つマスク面に対して光学的に共役なる位置、又はそ
の近傍に光路を一方向に偏向せしめる光学素子を配置す
ることを特徴とする請求項1,2,3,6,7の何れか
に記載のフォーカスモニタ方法。 - 【請求項12】前記光学的に共役なる位置は、照明光学
系内のブラインド位置であることを特徴とする請求項1
0又は11記載のフォーカスモニタ方法。 - 【請求項13】前記光路を一方向に偏向せしめる光学素
子として、ウェッジ型の透過部材又は回折格子を用いる
ことを特徴とする請求項9又は11記載のフォーカスモ
ニタ方法。 - 【請求項14】電磁波又は電子線によって照明されたフ
ォーカスモニタ用マスク上のパターンを投影光学系によ
って被露光基板上に転写し、該基板上のパターンを測定
することによって実効的なフォーカスをモニタするフォ
ーカスモニタ手段を備えた露光装置であって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも2種類の
パターン群からなり、その一方のパターン群Aに対して
は照明光源の重心が軸はずれの状態での照明光によって
照明せしめる手段と、残りのパターン群Bに対しては照
明光源の重心が軸上に存在する通常の照明状態での照明
光によって照明せしめる手段とを有することを特徴とす
る露光装置。 - 【請求項15】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置
で且つマスク裏面に対して光学的に共役なる位置、又は
その近傍に遮光体を配置し、パターン群Aを照明する照
明光の一部を遮光することを特徴とする請求項14記載
の露光装置。 - 【請求項16】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応した平面位置
で且つマスク面に対して光学的に共役なる位置、又はそ
の近傍に光路を一方向に偏向せしめる光学素子を配置す
ることを特徴とする請求項14記載の露光装置。 - 【請求項17】前記光学的に共役なる位置は、照明光学
系内のブラインド位置であることを特徴とする請求項1
5又は16記載の露光装置。 - 【請求項18】前記光路を一方向に偏向せしめる光学素
子は、ウェッジ型の透過部材又は回折格子であることを
特徴とする請求項16記載の露光装置。 - 【請求項19】フォーカスモニタ用パターンを有し、電
磁波又は電子線によって照明された該パターンを投影光
学系によって被露光基板上に転写し、この転写により該
基板上に形成されたパターンを測定することによって実
効的なフォーカスのモニタに供されるマスクであって、 前記フォーカスモニタ用パターンは少なくとも2種類の
パターン群からなり、その一方のパターン群Aは照明光
源の重心が軸はずれの状態での照明光によって照明さ
れ、残りのパターン群Bは照明光源の重心が軸上に存在
する通常の照明状態での照明光によって照明されること
を特徴とするマスク。 - 【請求項20】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏
面での平面位置又はその近傍に遮光体が配置され、この
遮光体によりパターン群Aを照明する照明光の一部を遮
光することを特徴とする請求項19記載のマスク。 - 【請求項21】前記照明光源の重心を軸はずれの状態に
せしめる手段として、パターン群Aに対応したマスク裏
面での平面位置、又はその近傍に光路を一方向に偏向せ
しめる光学素子が配置されていることを特徴とする請求
項21記載のマスク。 - 【請求項22】前記光路を一方向に偏向せしめる光学素
子は、ウェッジ型の透過部材又は回折格子であることを
特徴とする請求項21記載のマスク。
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