JP2002289241A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2002289241A
JP2002289241A JP2001089495A JP2001089495A JP2002289241A JP 2002289241 A JP2002289241 A JP 2002289241A JP 2001089495 A JP2001089495 A JP 2001089495A JP 2001089495 A JP2001089495 A JP 2001089495A JP 2002289241 A JP2002289241 A JP 2002289241A
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fuel cell
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temperature
heat
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Yasufumi Takahashi
康文 高橋
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Matsushita Seiko Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池本体の冷却を行う1次冷却回路の温
度を一定に安定させ、かつ、2次冷却回路で排熱回収し
た温水を高い温度で供給することを目的とする。 【解決手段】 燃料電池101で発生した熱を吸熱した
1次冷却回路106の冷却水は冷却回路調節器1が1次
温度センサ111により温度を検知し、2次冷却調節弁
115を開閉させることにより2次冷却回路109の流
量を増減させ、冷却回路熱交換器108における1次冷
却回路106の冷却熱量を調節し、1次冷却回路106
の冷却水の温度を設定温度に保つように制御することに
より燃料電池101を一定温度に保持する。一方、2次
冷却回路109の冷却水は冷却回路調節器1が2次冷却
調節弁115によって流量調節するが、2次冷却回路1
09の冷却水温度による制限を受けないため、冷却回路
熱交換器108で排熱回収した2次冷却回路109の冷
却水は高い温度で供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池を用いた
発電と熱供給を同時供給するシステムに使用される燃料
電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、水素などの燃料と酸素など
の酸化剤を反応させることにより、電力と同時に熱を発
生させ、電力および熱を外部負荷に供給することが出来
るものである。
【0003】従来の燃料電池システムを図5に示す。燃
料電池101には水素ボンベ102から送られる水素と
送風機103から送られる空気が供給され、燃料電池1
01内では水素と空気中の酸素が反応し直流電流と熱が
発生する。発生した直流電流は、インバータ104で交
流電流に変換され電力負荷105に供給される。一方、
発生した熱は1次冷却回路106によって吸熱される
が、1次冷却回路106は、1次冷却ポンプ107より
送られた冷却水が燃料電池101内を通過する際に発生
した熱を吸収し、吸収した熱を冷却回路熱交換器108
において2次冷却回路109の冷却水と熱交換を行うこ
とにより放熱し、再び1次冷却ポンプ107に戻る。一
方、吸熱した2次冷却回路109内を流れる冷却水は温
水として熱負荷110に供給される。
【0004】そして、燃料電池101は反応を安定させ
るため温度を約80℃一定に保つことが要求され、運転
状態による発熱量の変化に合わせた吸熱を行う必要があ
る。そのため、1次冷却回路106には1次冷却ポンプ
107と燃料電池101の間に1次温度センサ111を
設けて温度を計測し、1次冷却コントローラ112が1
次冷却ポンプ107の流量調節により冷却水の温度を約
60℃に一定の温度を保つ様に調節し、燃料電池101
に入り吸熱して約70℃に昇温される。一方、2次冷却
回路109は熱負荷110に効率良く熱を供給するため
に温水を出来るだけ高い温度に保つ必要があるため、2
次冷却回路109には冷却回路熱交換器108と熱負荷
110の間に2次温度センサ113を設けて温度を計測
し、その値により2次冷却コントローラ114が2次冷
却回路109上の冷却回路熱交換器108の手前に設け
られた2次冷却調節弁115により流量を調節すること
により温水は一定温度に保たれ、暖房等に利用される。
この際の2次冷却回路109の設定温度は1次冷却回路
106から冷却回路熱交換器108において吸熱するた
めに1次冷却回路106の温度変化が起こった時に干渉
を起こさない様に約5deg低く温度を抑制し、さら
に、制御するためには設定温度の上下に温度可変領域を
約5deg持つ必要がある。そのため、常に2次冷却回
路109の設定温度は、1次冷却回路106の冷却水が
冷却回路熱交換器108に入る温度が約70℃であるの
で、その温度よりも約10deg低い60℃に設定する
必要がある。
【0005】しかし、上記のような従来例の燃料電池シ
ステムにおいては、1次冷却回路106及び2次冷却回
路109は各々が温度設定値を持ち、各々を流量変化さ
せる事により設定温度に一定に保つ構成であるが、冷却
回路熱交換器108で移動する熱は、1次冷却回路10
6及び2次冷却回路109の各々の冷却水の温度変化
や、流量変化による熱伝達率の変化や、流量操作による
相互干渉などにより安定させることが非常に難しく、ま
た、1次冷却回路106と2次冷却回路109は十分な
温度差をもつ設定温度にする必要がある。そのため、熱
負荷110に供給する温度は高いほど良く1次冷却回路
106と2次冷却回路109の冷却水温度は等しいこと
が望ましいが、熱負荷110に供給される温水の温度が
低くなり、効率的な熱利用ができない。
【0006】さらに、2次冷却回路109の冷却水の流
量が小さい場合は流れが不均等となり、かつ、冷却回路
熱交換器108自体の熱伝導によって冷却水の下流と上
流で熱交換する影響を受けて2次冷却回路109の熱負
荷110に供給される温水の温度が低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の燃料
電池システムでは、1次冷却回路の温度が一定に保たれ
ないために燃料電池本体の温度が安定しないため、シス
テムを安定動作させる事が出来ないという課題があり、
1次冷却回路の温度を一定に安定させることが要求され
ている。
【0008】また、1次冷却回路と2次冷却回路は夫々
が独立に流量を調節することにより温度を制御するが、
互いの温度が干渉することにより温度が不安定になるこ
とを回避するために、2次冷却回路の冷却水の設定温度
は低く設定する。そのため、排熱回収する温水の温度が
安定的に高い温度で供給することができないという課題
があり、2次冷却回路の冷却水の排熱回収した温度を高
くすることが要求されている。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、燃料電池本体の温度を一定に安定させる
ことができ、高い温度の温水を供給することのできる燃
料電池システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池システ
ムは上記目的を達成するために、1次冷却回路に温度セ
ンサと2次冷却回路に流量調節弁を設け、2次冷却回路
の流量調節によって1次冷却回路の温度を一定に調節す
るとともに、2次冷却回路の冷却水の流量は調節されて
熱交換器に入り排熱回収をするため、2次冷却回路の温
度を低く抑制することなく高い温度で排熱回収すること
のできる構成としたものである。
【0011】本発明によれば、燃料電池本体の温度を一
定に安定させることができ、高い温度の温水を供給する
ことのできる燃料電池システムが得られる。
【0012】また、他の手段は、1次冷却回路と2次冷
却回路の冷却水が熱交換を行う熱交換器を複数に分離す
ることにより個々の熱交換器において夫々の冷却回路の
入口/出口の温度差が減少し、低流量時における熱交換
器本体または低流速のため滞留した冷却水を介して入口
/出口の冷却水が熱交換を行うことによる熱のロスが生
じることを防止する。
【0013】そして本発明によれば、冷却水量が少ない
場合でも、高い温度の温水を供給することのできる燃料
電池システムが得られる。
【0014】また、他の手段は、複数の熱交換器に流す
2次冷却回路の冷却水を冷却水量の流量により並列と直
列を選択可能とし、冷却水を複数の熱交換器に流量の少
ない場合には直列に流し、流量の多い場合には並列に流
すことにより熱交換器内を流れる冷却水の流速を低減さ
せることにより圧力損失を低減させ、圧力損失増大によ
る流量低下を防止する。
【0015】そして本発明によれば、冷却水量が多い場
合でも流量低下を防止し、安定した運転のできる燃料電
池システムが得られる。
【0016】また、他の手段は、燃料電池とインバータ
の間の電流を検出することにより発電電力が多い場合に
は発熱量も多くなるため、1次冷却回路の冷却水量を増
し熱交換器での流速を上げることにより熱伝達を促進さ
せ熱交換器での熱移動量を増す。
【0017】そして本発明によれば、発熱量が増えた場
合にも熱移動量を増して安定した運転のできる燃料電池
システムが得られる。
【0018】また、他の手段は、2次冷却回路に供給さ
れる冷却水の温度が高い場合には、1次冷却回路と2次
冷却回路の夫々を流れる冷却水の温度差が小さくなるた
め熱交換器における熱交換効率が落ちるが、2次冷却回
路に供給される冷却水の温度を計測し、温度の高い場合
には1次冷却回路の冷却水量を増し熱交換器での流速を
上げることにより熱伝達を促進させ熱交換器での熱移動
量を増す。
【0019】そして本発明によれば、2次冷却回路に供
給される冷却水の温度が高い場合にも熱移動量を増して
安定した運転のできる燃料電池システムが得られる。
【0020】また、他の手段は、外気温度が高い場合に
は、燃料電池本体や周辺機器から放熱される熱量が減少
するため冷却回路による冷却熱量も多くなるため、外気
温センサを設けて外気温を計測し、外気温の高い時には
1次冷却回路の冷却水量を増し熱交換器での流速を上げ
ることにより熱伝達を促進させ熱交換器での熱移動量を
増す。
【0021】そして本発明によれば、外気温が高い場合
にも熱移動量を増して安定した運転のできる燃料電池シ
ステムが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、燃料電池本体と、前記
燃料電池本体を冷却する1次冷却回路と、熱利用を行う
2次冷却回路と、前記1次冷却回路と前記2次冷却回路
を熱交換させる熱交換器と、前記1次冷却回路の冷却水
を循環させる1次循環ポンプと、前記2次冷却回路の冷
却水の流量を調節する2次冷却調節弁と、前記1次冷却
回路の冷却水温度を検出する温度センサと、前記1次冷
却回路の前記温度センサの値を一定に保つように前記2
次冷却回路の流量を制御する2次制御装置を備えたもの
であり、1次冷却回路の温度を一定に保つように2次冷
却回路の流量調節をすることにより、1次冷却回路の冷
却水温度が一定に安定して保たれると同時に2次冷却回
路の冷却水は流量調節されて熱交換器で熱交換を行うた
め、温度入力と流量調節の1入力1出力による簡単な制
御によって、1次冷却回路の冷却水の温度を一定に保つ
ことができ、2次冷却回路での排熱回収を高い温度で行
った温水を供給することができる。また、1次冷却回路
と2次冷却回路を熱交換させる熱交換器を複数個備えた
ものであり、冷却水量が少ない場合でも、個々の熱交換
器において夫々の冷却回路の入口/出口の温度差が減少
し、入口/出口の冷却水が熱交換を行うことによる熱の
ロスが生じることを防止し、高い温度の温水を供給する
ことができる。また、2次冷却回路を流れる冷却水が複
数の熱交換器を並列と直列に流れを選択できる手段を備
えたものであり、冷却水の流量の少ない場合には直列に
流し、流量の多い場合には並列に流すことにより熱交換
器内を流れる冷却水の流速を最適化し、流量の多い場合
に圧力損失を低減させて流量低下を防止し、安定した運
転のできる。また、燃料電池の発電量検出装置と、1次
冷却回路の流量を調節する1次冷却調節手段と、前記1
次冷却回路の流量を制御する1次制御装置Aを備えたも
のであり、発電電力が多い場合には発熱量も多くなるた
め1次冷却回路の冷却水量を増し熱交換器での流速を上
げることにより熱伝達を促進させ熱交換器での熱移動量
を増して安定した運転ができる。また、2次冷却回路の
冷却水温度を検出する2次冷却温度センサと、1次冷却
回路の流量を調節する1次冷却調節手段と、1次冷却回
路の流量を制御する1次制御装置Bを備えたものであ
り、1次冷却回路に供給される冷却水の温度が高い場合
には、1次冷却回路の冷却水量を増し熱交換器での流速
を上げることにより熱伝達を促進させ熱交換器での熱移
動量を増して安定した運転ができる。また、外気温度を
検出する外気温度センサと、1次冷却回路の流量を調節
する1次冷却調節手段と、1次冷却回路の流量を制御す
る1次制御装置Cを備えたものであり、外気温度が高い
場合には、冷却回路による冷却熱量も多くなるため1次
冷却回路の冷却水量を増し熱交換器での流速を上げるこ
とにより熱伝達を促進させ熱交換器での熱移動量を増し
て安定した運転ができる。
【0023】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明するが、従来例と同一のものは同一番号を
付し、その詳細な説明を省略する。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1に本実施例の燃料電池シス
テムの構成をブロック図で示す。燃料電池101は、水
素と空気中の酸素が反応し電力および熱が発生する。得
られた直流電流は、インバータ104において交流電流
に変換されて電力負荷105に供給され、発生した熱は
1次冷却回路106の冷却水によって吸熱される。1次
冷却回路106の冷却水は燃料電池101手前に設けら
れた1次温度センサ111によって温度が計測され、冷
却回路調節器1に伝送される。また、2次冷却回路10
9には冷却水として市水が流されるが、冷却水の流量を
調節するための2次冷却調節弁115を冷却回路熱交換
器108の手前に設け、冷却回路調節器1によって設定
された温度に一定となる様に2次冷却調節弁115の開
度が制御される。この2次冷却調節弁115はステッピ
ングモータで開度が開閉するもので、温度センサの温度
をT1、冷却回路調節器1の設定温度T0とする時に下
記の式で開度Dが得られ、 D=T1−T0 燃料電池101始動時に初期開度に開いた後、1秒毎に
冷却回路調節器1によって2次冷却調節弁115を開度
Dのステップ分を開閉させるように構成されている。
【0025】次に、動作を説明する。稼働中の燃料電池
101に入る1次冷却回路106の冷却水の温度は1次
温度センサ111により計測されて冷却回路調節器1に
伝送される。1次冷却回路106の冷却水の温度を検知
した冷却回路調節器1は2次冷却調節弁115を開閉さ
せることにより2次冷却回路109の流量を増減させ、
冷却回路熱交換器108における1次冷却回路106の
冷却熱量を調節し、1次冷却回路106の冷却水の温度
を設定温度60℃に保つように制御される。温度60℃
に制御された1次冷却回路106の冷却水は燃料電池1
01を通過する際に吸熱して通常約70℃に達し、冷却
回路熱交換器108で2次冷却回路109の冷却水と熱
交換して放熱し約60℃まで冷却され1次冷却ポンプ1
07に戻り、再び燃料電池101に送られる。この様な
1次冷却回路106によって燃料電池101は約80℃
に保持される。一方、2次冷却調節弁115によって流
量調節された2次冷却回路109の冷却水は温度調節に
よる限定を受けないため、冷却回路熱交換器108を通
過する際に1次冷却回路106の冷却水から吸熱し約2
5℃から約65℃に達し、2次冷却回路109の冷却水
が冷却回路熱交換器108において熱回収した温度は、
1次冷却回路の燃料電池101で吸熱した温度と温度差
約5℃とすることができる。
【0026】なお、冷却回路熱交換器108は十分な熱
交換容量を持つもので1次冷却回路106と2次冷却回
路109の冷却水の配置は対向流となっている。
【0027】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明するが、実施例1と同一の
ものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0028】図2に第2実施例のブロック図を示す。1
次冷却回路a2は、1次冷却ポンプ107より送られた
冷却水が燃料電池101内を通過し、流れ方向の順に第
1熱交換器3、第2熱交換器4を通り2次冷却回路a5
と熱交換を行い、再び1次冷却ポンプ107に戻る。一
方、2次冷却回路a5内を流れる冷却水は流れ方向の順
に第2熱交換器4、第1熱交換器3を通り、温水として
熱負荷110に供給される。
【0029】上記構成において、燃料電池101の熱を
吸収した1次冷却回路a2の冷却水は70℃となり第1
熱交換器3に入り吸熱され65℃となり、更に第2熱交
換器4で熱交換して60℃となる。一方、2次冷却回路
a5の冷却水は第2熱交換器4で25℃から45℃に昇
温され、更に第1熱交換器3で45℃から65℃に昇温
される。
【0030】このように、熱交換器が1個の場合には2
次冷却回路a5の熱交換器内の入口/出口の温度は25
℃/65℃であるので温度差は40degであったが、
分離させたため第1熱交換器3、第2熱交換器4の入口
/出口の温度差は夫々20degとなり温度差が与える
影響は、流量が少ない時にも抑制される。
【0031】なお、複数の熱交換器は機能が分割されて
いれば良く、一体化されても良い。
【0032】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて図面を参照しながら説明するが、実施例1および2
と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略
する。
【0033】図3に第3実施例のブロック図を示す。流
路切替装置6は2次冷却回路b7の冷却水を二つの第1
熱交換器3と第2熱交換器4に平行流路と直列流路に選
択的に流すことが出来るもので、入口a8、入口b9、
出口a10と出口b11を備えている。流路切替装置6
内には三方弁12と二方弁13が備えられており、三方
弁12には入口b9と出口a10と出口b11が接続さ
れ入口b9からの冷却水を出口a10と出口b11に選
択的に流すことが出来る。二方弁13には入口a8と出
口b11が接続され開閉ができる。そして、2次冷却回
路b7は2次冷却調節弁115から出た冷却水が第2熱
交換器4と入口a8に流れるように接続され、第2熱交
換器4から出た冷却水は入口b9に流れるよう接続さ
れ、出口b11から出た冷却水は第1熱交換器3を通り
熱負荷110に流れるよう接続され、出口a10から出
た冷却水は熱負荷110に流れるよう接続されている。
【0034】ここで、流路切替装置6は直列流路を選択
した場合は2次冷却調節弁115から出た冷却水が第2
熱交換器4を通り入口b9に流れ、流路切替装置6内で
三方弁12から出口b11に流れ、出口b11から第1
熱交換器3を通り熱負荷110に流れる。一方、並列流
路を選択した場合は2次冷却調節弁115から出た冷却
水が第2熱交換器4と入口a8に流れ、第2熱交換器4
に流れた冷却水は流路切替装置6内で三方弁12から出
口a10に流れて熱負荷110に流れる。また、入口a
8に入った冷却水は二方弁13を開くことにより出口b
11に流れ、第1熱交換器3を通り熱負荷110に流れ
る。
【0035】上記構成において、温度が十分に低い場合
は流路切替え装置によって直流流路とし、冷却水は二つ
の第1熱交換器3と第2熱交換器4を直列に流れる。し
かし、温度が高い場合には熱負荷110への供給温度と
の温度差が小さくなるため、吸熱するための2次冷却回
路a5の水量が多くなり、第1熱交換器3と第2熱交換
器4での圧力損失が高くなり流量が落ち必要な流量が確
保できない。そのため、平行流路に切替て、冷却水が第
1熱交換器3と第2熱交換器4を並列に流すことによ
り、第1熱交換器3と第2熱交換器4に流れる冷却水の
流速は半分になり、圧力損失が抑えられて流量の低下を
防ぐことが出来る。例えば、第1熱交換器3と第2熱交
換器4を直列流路で構成し、熱負荷110への供給温度
が65℃である場合、2次冷却回路a5の供給される冷
却水温度が25℃である場合と45℃である場合を比較
すると、2次冷却回路a5の冷却水流量は2倍が必要と
るなが、供給される冷却水温度が45℃である場合に第
1熱交換器3と第2熱交換器4を平行流路にすることに
より流速は等しくなり、圧力損失は大きくならないため
必要流量が確保できる。
【0036】(実施例4)以下、本発明の実施例4につ
いて図面を参照しながら説明するが、実施例1、2およ
び3と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を
省略する。
【0037】図4に第4実施例のブロック図を示す。燃
料電池101とインバータ104の間に電流検出器14
が設けられ、1次冷却回路調節器15に接続されてい
る。また、2次冷却調節弁115と冷却回路熱交換器1
08の間に2次温度センサb16が備えられ、1次冷却
回路調節器15に接続されている。さらに、外気温を測
るための外気温センサ17が1次冷却回路調節器15に
接続されている。そして、1次冷却回路調節器15は1
次冷却回路106上の1次冷却ポンプ107と燃料電池
101の間に備えられた1次冷却調節弁18に接続され
ている。
【0038】上記構成において、1次冷却調節弁18は
電流検出器14により測定される電流量A1と2次温度
センサb16により測定される温度TT2と外気温セン
サ17によって測定されるToutによって以下の式に
よって算出される開度DDに設定される。DD=100
+A1+5×(TT2−25)+10×(Tout−2
5)例えば、電流値が50A、2次冷却回路109の冷
却水温度が10℃、外気温が20℃である場合、DD=
100+50+5×(10−25)+10×(20−2
5)で計算され開度は25となる。また、電流値が70
A、2次冷却回路109の冷却水温度が30℃、外気温
が30℃である場合、開度は245となる。
【0039】この様に、燃料電池101の発電量が高く
なれば1次冷却回路106の冷却水量が増え、また、2
次冷却回路109の冷却水温度が高くなれば1次冷却回
路106の冷却水量が増え、さらに、外気温度が高い場
合にも1次冷却回路106の冷却水量が増える。そし
て、1次冷却回路106の水量が増えることにより冷却
回路熱交換器108での流速が上がり、熱伝達が促進す
ることにより冷却回路熱交換器108での熱移動量を増
すことができるため、1次冷却回路106から2次冷却
回路109に流れる熱量が増える場合に熱移動量を増し
て安定した運転ができ、2次冷却回路109の冷却水温
度の低下も防ぐことができる。
【0040】なお、実施例では、1次冷却調節手段に1
次冷却調節弁を用いたが、1次冷却調節弁にかえて1次
冷却ポンプ107を直接に流量を変化させるポンプ流量
調節器を用いてもよく、その作用効果に差異を生じな
い。
【0041】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば燃料電池本体の温度を一定に安定させシステ
ムを安定動作させることができ、高い温度の温水を供給
できるという効果のある燃料電池システムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の燃料電池システムのブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例2の燃料電池システムのブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例3の燃料電池システムのブロッ
ク図
【図4】本発明の実施例4の燃料電池システムのブロッ
ク図
【図5】従来の燃料電池システムのブロック図
【符号の説明】
1 冷却回路調節器 3 第1熱交換器 4 第2熱交換器 6 流路切替装置 14 電流検出器 15 1次冷却回路調節器 16 2次温度センサb 17 外気温センサ 18 1次冷却調節弁 101 燃料電池 106 1次冷却回路 107 1次冷却ポンプ 108 冷却回路熱交換器 109 2次冷却回路 111 1次温度センサ 115 2次冷却調節弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池の温度制御と燃料電池から出る
    熱を回収した温水の温度制御を同時に一つの制御量で行
    うことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 燃料電池本体と、前記燃料電池本体を冷
    却する1次冷却回路と、熱利用を行う2次冷却回路と、
    前記1次冷却回路と前記2次冷却回路を熱交換する熱交
    換器と、前記1次冷却回路または前記2次冷却回路また
    は前記燃料電池本体の温度検出手段と、前記1次冷却回
    路または前記2次冷却回路の流量を制御する流量制御手
    段を備え、一つの前記温度検出手段と一つの前記流量制
    御手段により前記1次冷却回路と前記2次冷却回路の二
    つの冷却回路の温度を制御することを特徴とする燃料電
    池システム。
  3. 【請求項3】 燃料電池本体と、前記燃料電池本体を冷
    却する1次冷却回路と、熱利用を行う2次冷却回路と、
    前記1次冷却回路と前記2次冷却回路を熱交換させる熱
    交換器と、前記1次冷却回路の冷却水を循環させる1次
    冷却ポンプと、前記2次冷却回路の冷却水の流量を調節
    する2次冷却調節弁と、前記1次冷却回路の冷却水温度
    を検出する温度センサと、前記1次冷却回路の前記温度
    センサの値を一定に保つように前記2次冷却回路の流量
    を制御する2次制御装置を備えたことを特徴とする燃料
    電池システム。
  4. 【請求項4】 熱交換器は、対向流型の熱交換器である
    請求項2または3記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 1次冷却回路と2次冷却回路を熱交換さ
    せる熱交換器を複数個備えたことを特徴とする請求項
    2、3または4記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 2次冷却回路を流れる冷却水が複数の熱
    交換器を並列と直列に流れを選択できる流路切替装置を
    備えたことを特徴とする請求項5記載の燃料電池システ
    ム。
  7. 【請求項7】 燃料電池の発電量検出装置と、1次冷却
    回路の流量を調節する1次冷却調節手段と、前記1次冷
    却回路の流量を制御する1次制御装置Aを備えたことを
    特徴とする請求項2、3、4、5または6記載の燃料電
    池システム。
  8. 【請求項8】 2次冷却回路の冷却水温度を検出する2
    次冷却温度センサと、1次冷却回路の流量を調節する1
    次冷却調節手段と、前記1次冷却回路の流量を制御する
    1次制御装置Bを備えたことを特徴とする請求項2、
    3、4、5または6記載の燃料電池システム。
  9. 【請求項9】 外気温度を検出する外気温度センサと、
    1次冷却回路の流量を調節する1次冷却調節手段と、前
    記1次冷却回路の流量を制御する1次制御装置Cを備え
    たことを特徴とする請求項2、3、4、5または6記載
    の燃料電池システム。
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