JP2002289077A - サーマルプロテクタ - Google Patents

サーマルプロテクタ

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JP2002289077A
JP2002289077A JP2001090557A JP2001090557A JP2002289077A JP 2002289077 A JP2002289077 A JP 2002289077A JP 2001090557 A JP2001090557 A JP 2001090557A JP 2001090557 A JP2001090557 A JP 2001090557A JP 2002289077 A JP2002289077 A JP 2002289077A
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JP2001090557A
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Kiyoshi Yamamoto
潔 山本
Takeshi Nagai
健史 永井
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Precision Engineering Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Precision Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、長寿命化が図られ、バイメタル特性
のばらつきの少ないサーマルプロテクタを提供する。 【解決手段】 固定片13、14、固定接点11、12
を設けたケースの収納部40に可動接点21、22を接
合したバイメタル31を収納してケース蓋47を超音波
溶着して封入したサーマルプロテクタで、正常に電流が
流れている状態では、バイメタル31のバネ作用で可動
接点21、22は固定接点11、12に押し付けられて
おり、異常な電流が流れて所定温度よりも高くなるとバ
イメタル31が反転して可動接点21、22は固定接点
11、12から離反して電流を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイメタルを用い
たサーマルプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バイメタルを用いたサーマル
プロテクタは、自動車、家電などのモータなどの過電
流、過熱に対して、回路を切断する保護部品として用い
られてきた。最近になり、電気機器の小型化、高性能化
にともない、サーマルプロテクタでも、小型化が必要と
なる。例えば、携帯電話、ノート型パソコン等に用いら
れる2次電池用のサーマルプロテクタとして、あるい
は、小型モータのサーマルプロテクタとして使われる。
また自動車用モータ、充電器保獲の直流回路用サーマル
プロテクタ、エアコンのファン、洗濯機などの汎用モー
夕保護の交流回路用サーマルプロテクタなどの用途であ
る。
【0003】従来、バイメタルを用いたものとして、図
12(a)〜(c)に示すようなサーマルプロテクタが
知られている。従来例1の図12(a)に示すサーマル
プロテクタは、固定接点111、112は接合された固
定片112、114と、この固定接点111、112と
接触離反する可動接点121、122が接合されたバイ
メタル131が、ケース141に固定されている固定部
品143に調整ネジ144で固定されている。さらに蓋
142がケース141に固定されている。通常、過電
流、過熱などによる温度上昇により、凸状をしたバイメ
タル131が反転し、可動接点121、122が固定接
点111、112より離反する。また、バイメタル13
1の復帰温度になると、バイメタル131が復帰し、固
定接点111、112と可動接点121、122が接触
するものである。
【0004】また、従来例2の図12(b)に示すサー
マルプロテクタは、上述した図12(a)のサーマルプ
ロテクタに副バイメタル132を主バイメタル131と
ともに固定部品143に調整ネジで固定したものであ
る。副バイメタル132の動作温度は主バイメタル13
1の動作温度より高く設定され、復帰温度は室温より低
く設定されている。通常、過電流、過熱などによる温度
上昇により、凸状をした主バイメタル131が反転し、
可動接点121、122が固定接点111、11、2よ
り離反する。また、主バイメタル131の復帰温度にな
ると、主バイメタル131が復帰し、固定接点111、
112と可動接点121、122が接触するものであ
る。さらに、装置の故障などに起こる急激な加熱が発生
すると、副バイメタル132も動作し、主バイメタル1
31とともに反転する。可動接点121、022が固定
接点111、112より離反するため、温度が下がり、
主バイメタル131の復帰温度以下になると、主バイメ
タル131が復帰するが、副バイメタル132により可
動接点121、122と固定接点111、112の接触
を阻止し、装置などの復帰を防止することができるもの
である。
【0005】さらに、従来例3の図12(c)に示すサ
ーマルプロテクタは、上述した図7(a)のサーマルプ
ロテクタにヒータ151を付加したものである。通常、
過電流、過熱などによる温度上昇により、凸状をしたバ
イメタル131が反転し、可動接点121、122が固
定接点111、112より離反する。ヒータ151を直
列につなぐことにより、接点の離反速度を速くすること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気機器の小型
化、高性能化にともない、サーマルプロテクタでも、小
型化が必要となってきた。そこで、従来のサーマルプロ
テクタを小型化して検討した結果、以下の不具合がある
ことが確認された。従来例1〜3の図12(a)〜
(c)に示したサーマルプロテクタでは、バイメタル1
31、132を固定するために、穴を開ける必要があ
る。動作を繰り返すことによって、穴の部分から亀裂が
発生し、ついには、破壊に至り、寿命の低下を招くこと
がわかった。さらに、バイメタルが小型で薄い場合に
は、穴の形状精度がバイメタルの特性に影響し、特性の
ばらつきが大きくなり、量産に悪影響を及ぼす等の問題
点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケースの収納
部に設けられた2つの固定片、前記2つの固定片の各々
に接合された固定接点、前記各々の固定接点と接触・離
反して開閉するバイメタルに接合された2つの可動接点
を備え、前記ケース収納部に前記可動接点が接合されて
いるバイメタルを収納しケース蓋を固着しているもので
あり、前記可動接点を接合したバイメタルはケースの収
納部内の側面と所定の間隔をもって反転できるように配
置され、バイメタルの押圧により前記可動接点が前記固
定接点と接触し、温度変化による反転により離反するも
のであることを特徴とするサーマルプロテクタである。
また、本発明は、ケースの収納部に設けられた2つの固
定片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、
前記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタ
ルに接合された2つの可動接点を備え、かつ前記ケース
収納部の底面及びケース蓋に突起を設け、前記ケース収
納部に前記可動接点が接合されているバイメタルを収納
しケース蓋を固着しているものであり、前記可動接点を
接合したバイメタルは前記ケース収納部の底面の突起上
にケースの収納部内の側面と所定の間隔をもって反転で
き、かつケース蓋の突起に接触するように配置され、バ
イメタルの押圧により前記可動接点が前記固定接点と接
触し、温度変化による反転により離反するものであるこ
とを特徴とするサーマルプロテクタである。また、本発
明は、上記サーマルプロテクタの可動接点を接合したバ
イメタルが、ケース収納部の側面で囲まれた底面の形状
と相似形状であることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、ケースの収納部に設けら
れた2つの固定片、前記2つの固定片の各々に接合され
た固定接点、前記各々の固定接点と接触・離反して開閉
する主バイメタルに接合された2つの可動接点、動作温
度が主バイメタルより高く復帰温度が室温より低い特性
を有する副バイメタルを備え、前記ケース収納部に副バ
イメタル、その上に前記主バイメタルを収納してケース
蓋を固着しているものであり、前記主バイメタルと副バ
イメタルはケースの収納部内の側面と所定の間隔をもっ
て反転できるように配置され、主バイメタルの押圧によ
り前記可動接点が前記固定接点と接触し温度変化による
反転により離反するものであり、かつ前記副バイメタル
により前記主バイメタルに接合されている可動接点を前
記固定接点から離反した状態に保持するものであること
を特徴とするサーマルプロテクタである。また、本発明
は、ケースの収納部に設けられた2つの固定片、前記2
つの固定片の各々に接合された固定接点、前記各々の固
定接点と接触・離反して開閉するバイメタルに接合され
た2つの可動接点、動作温度が主バイメタルより高く復
帰温度が室温より低い特性を有する副バイメタルを備
え、かつ前記ケース収納部の底面及びケース蓋に突起を
設け、前記ケース収納部に副バイメタル、その上に主バ
イメタルを収納しケース蓋を固着しているものであり、
前記副バイメタルは前記ケース収納部の底面の突起上に
位置し、主バイメタルはケースの蓋に設けた突起部に接
触するように位置し、かつ前記副バイメタルと主バイメ
タルはケースの収納部内の側面と所定の間隔をもって反
転できるように配置され、主バイメタルの押圧により前
記可動接点が前記固定接点と接触し温度変化による反転
により離反するものであり、かつ前記副バイメタルによ
り前記主バイメタルに接合されている可動接点を前記固
定接点から離反した状態に保持するものであることを特
徴とするサーマルプロテクタである。また、本発明は、
上記サーマルプロテクタの可動接点を接合した主バイメ
タルが、ケース収納部の側面で囲まれた底面の形状と相
似形状であることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明は、ケースの収納部に設けら
れた2つの固定片、前記2つの固定片の各々に接合され
た固定接点、前記各々の固定接点と接触・離反して開閉
するバイメタルに接合された2つの可動接点を備え、か
つ前記ケース収納部の前記バイメタルが位置する下部に
ヒータを設け、前記ヒータを設けたケース収納部に前記
可動接点が接合されているバイメタルを収納しケース蓋
を固着しているものであり、前記可動接点を接合したバ
イメタルは前記ヒータの上部で、ケースの収納部内の側
面と所定の間隔をもって反転できるように配置され、バ
イメタルの押圧により前記可動接点が前記固定接点と接
触し、温度変化による反転により離反するものであり、
前記ヒータが動作することによって、前記可動接点を前
記固定接点から離反した状態に保持するものであること
を特徴とするサーマルプロテクタである。また、本発明
は、ケースの収納部に設けられた2つの固定片、前記2
つの固定片の各々に接合された固定接点、前記各々の固
定接点と接触・離反して開閉するバイメタルに接合され
た2つの可動接点を備え、前記ケース収納部の底面及び
ケース蓋に突起を設け、かつ前記ケース収納部の前記バ
イメタルが位置する下部にヒータを設け、前記ヒータを
設けたケース収納部に前記可動接点が接合されているバ
イメタルを収納しケース蓋を固着しているものであり、
前記可動接点を接合したバイメタルは前記ヒータの上部
で、ケース収納部の底面の突起上にケースの収納部内の
側面と所定の間隔をもって反転でき、かつケース蓋の突
起に接触するように配置され、バイメタルの押圧により
前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度変化による
反転により離反するものであり、前記ヒータが動作する
ことによって、前記可動接点を前記固定接点から離反し
た状態に保持するものであることを特徴とするサーマル
プロテクタである。また、本発明は、上記サーマルプロ
テクタの可動接点を接合したバイメタルが、ケース収納
部の側面で囲まれた底面の形状と相似形状であることを
特徴とするものであり、またケース収納部のバイメタル
が位置する下部に設けられるヒータが、PTCサーミス
タでできていることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、ケースの収納部に設けら
れた2つの固定片、前記2つの固定片の各々に接合され
た固定接点、前記各々の固定接点と接触・離反して開閉
するバイメタルに接合された2つの可動接点を備え、か
つ前記ケース収納部の前記バイメタルが位置する下部に
熱伝導部を設け、前記熱伝導部を設けたケース収納部に
前記可動接点が接合されるバイメタルを収納しケース蓋
を固着しているものであり、前記可動接点を接合したバ
イメタルは前記熱伝導部の上部で、ケース収納部内の側
面と所定の間隔をもって反転できるように配置され、バ
イメタルの押圧により前記可動接点が前記固定接点と接
触し、温度変化による反転により離反するものであり、
前記熱伝導部によって外部温度変化をバイメタルにすば
やく伝達することを特徴とするサーマルプロテクタであ
る。また、本発明は、ケースの収納部に設けられた2つ
の固定片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接
点、前記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイ
メタルに接合された2つの可動接点を備え、前記ケース
収納部の底面及びケース蓋に突起を設け、かつ前記ケー
ス収納部の前記バイメタルが位置する下部に熱伝導部を
設けたケース収納部に前記可動接点が接合されるバイメ
タルを収納しケース蓋を固着しているものであり、前記
可動接点を接合したバイメタルは前記熱伝導部の上部
で、ケース収納部の底面の突起上にケースの収納部内の
側面と所定の間隔をもって反転でき、かつケース蓋の突
起に接触するように配置され、バイメタルの押圧により
前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度変化による
反転により離反するものであり、前記熱伝導部によって
外部温度変化をバイメタルにすばやく伝達することを特
徴とするサーマルプロテクタである。
【0011】また、本発明は、上記サーマルプロテクタ
の可動接点を接合したバイメタルがケース収納部の側面
で囲まれた底面の形状と相似形状であることを特徴とす
るものである。また、本発明は、上記サーマルプロテク
タは、ケース蓋が金属であることを特徴とするものであ
る。さらに、本発明は、上記サーマルプロテクタは、イ
ンレイタイプのクラッド材を固定接点及び固定片に用い
ることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明のサーマルプロテクタは、バイメタルを
ケースの収納部内の側面と所定の間隔をもって反転でき
るように配置しているものであり、従来例のように固定
部品に固定せずに、バイメタルの反転が行われるもの
で、小型のバイメタルを用いても、穴からの亀裂の発生
を抑えることができ、サーマルプロテクタの長寿命化が
図れる。さらにバイメタルの穴加工が不必要となるた
め、量産時のバイメタル特性のばらつきが小さくなり、
歩留まりが向上する。さらに、ケースの収納部の底面と
ケースの蓋に突起を設けることにより、ケースの収納部
内の側面と所定の間隔をもって配置されたバイメタルの
反転が一層スムーズに行われる。
【0013】また、本発明のサーマルプロテクタは、ケ
ース収納部に副バイメタル、その上に主バイメタルを収
納し、主バイメタルと副バイメタルをケースの収納部内
の側面と所定の間隔をもって反転できるように配置する
ことにより主バイメタルの押圧により可動接点が固定接
点と接触し温度変化による反転により離反するものであ
り、副バイメタルは動作温度が主バイメタルより高く、
復帰温度が室温より低い特性を有しているので、副バイ
メタルが動作することにより主バイメタルの可動接点の
離反を保持するものである。また、本発明のサーマルプ
ロテクタは、バイメタルの下部にヒータを配置し、ヒー
タを動作することによって、バイメタルに接合した2つ
の可動接点を2つの固定接点からの離反を保持するもの
である。また、本発明のサーマルプロテクタは、ケース
収納部のバイメタルが位置する下部に熱伝導部を設ける
ことにより外部温度変化をバイメタルにすばやく伝達す
ることができるものである。また、本発明のサーマルプ
ロテクタはケースの蓋を金属製とすることにより外部温
度変化をバイメタルにすばやく伝達することができるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のサーマルプロテクタは、
電気機器の小形化、高性能化にともない、サーマルプロ
テクタヘの小形化が要求される用途に適する。例えば、
携帯電話、ノート型パソコン等に用いられる2次電池用
のサーマルプロテクタとして、あるいは、小形モータの
サーマルプロテクタとして使われる。また自動車用モー
タ、充電器保護の直流回路用サーマルプロテクタ、エア
コンのファン、洗濯機などの汎用モータ保護の交流回路
用サーマルプロテクタなどとして用いられるものであ
る。
【0015】バイメタルは、例えば、高熱膨張側はCu
−Ni−Mn、低熱膨張側はNi−Feの2つの材料を
積層させたものである。また、固定片の材料としては銅
が好ましい。また、リン青銅、Cu−Ti合金、Cu−
Be合金、洋白、黄銅、Cu−Ni−Si合金などの導
電性材料でもよい。固定接点、可動接点は、ニッケル−
銀合金が好ましく、具体的にはニッケル10%を含む銀
合金が好ましい。また銅−銀合金、金−銀合金、炭素−
銀合金、タングステン−銀合金などの接点材料でもよ
い。
【0016】ケースは、耐熱性に優れたポリフェニレン
サルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポ
リプチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂が用いら
れる。 ケースと蓋は超音波溶接により溶着し、固定接
点、可動接点、可動片、バイメタルをケースに封入す
る。特に、回路基板などの表面実装用途では、200℃
以上耐熱性を液晶ポリマー(LCP)を使用することが
好ましい。ヒータの材料としては、Cu−Mn合金、C
u−Ni合金、Fe−C合金、Ni−Cr合金、Fe−
Cr−Al合金などの金属材料、炭素皮膜抵抗体、Si
C、酸化ルテニウムなどのセラミックス系の材料が好ま
しい。さらには、ヒータとして、PTCサーミスタを使
用することはさらによい。
【0017】ケース蓋の材料としては、金属材料を用い
るとさらに好ましく、銅及び銅合金、アルミ及びアルミ
合金、ステンレスなどを、プレス加工により所定の形状
に加工し、はめ込み穴などを形成するものである。ケー
ス収納部のバイメタルが位置する下部に設ける熱伝導部
の材料としては、銅及び銅合金、アルミ及びアルミ合金
などの金属材料、窒化アルミニウム、炭化珪素などのセ
ラミックス系の材料が好ましい。またケース収納部に設
ける熱伝導部は、ケース収納部を成形するときに埋め込
むことが好ましい。また、固定接点を接合した固定片と
しては、インレイタイプのクラッド材を用いることが好
ましい。
【0018】
【実施例1】本発明の実施例1を図1、図2を用いて説
明する。図1は実施例1のサーマルプロテクタの構成を
分解して示した図で、図1(a)はケースの蓋を示した
もので左は側面図、右は平面図であり、図1(b)は可
動接点が接合されているバイメタルを示したもので左は
側面図、右は平面図であり、図1(c)はケースの収納
部に設けられた2つの固定片、固定接点を示したもので
左は側面図、右は平面図である。図2は図1に分解して
示したものを一体化したサーマルプロテクタの断面図
で、図2(a)は可動接点が固定接点に接触している状
態を示す図、図2(b)は可動接点が固定接点から離反
している状態を示す図である。
【0019】サーマルプロテクタは、図1(a)〜
(c)に示すな、2つの固定接点11、12、2つの可
動接点21、22、バイメタル31、ケースの収納部4
0、ケースの蓋47で構成される。図1(c)に示すよ
うに、2つの固定接点11、12はケース収納部40の
底面41の端部に設けられている。2つの固定接点1
1、12は固定片13、14にそれぞれに接合されてお
り、固定片13、14はケースの収納部40の外に伸び
ている。これは固定接点11、12の端子15、16は
ケース収納部40の底面41と平行になるように加工す
ることによって、表面実装用途に使用することが可能と
なる。
【0020】図1(b)に示すように,2つの可動接点
21、22はバイメタル31の両端に接合されている。
バイメタル31は、円形状部32を凹面状にプレス加工
することによって、温度変化による反転動作が得られ
る。バイメタル31の外周部は、ケースの収納部40内
の側面43、44、45、46の形状とほぼ相似形状を
している。バイメタル31のサイズはケースの収納部4
0内の側面43〜46と所定の間隔をもって配置される
サイズである。バイメタル31の外周部とケースの収納
部40の側面43〜46との所定の間隔とは、バイメタ
ル31の反転がケースの収納部40内でスムーズに行え
るようにするためである。このようにすることによりバ
イメタルの反転がケースの収納部40で案内されて行わ
れる。また、バイメタル31は大きい方が、その反転作
用が精度高く、安定に行われるので、バイメタル31の
寸法はできる限り大きくすることが好ましい。
【0021】ケース収納部40の底面41には突起42
を設けている。ケースの蓋47には突起48を設けてあ
る。これらによってバイメタル31の反転は、さらにス
ムーズに行えるようになる。2つの固定接点11、12
が設けられているケース収納部40に、2つの可動接点
21、22が接合されているバイメタル31を収納し、
ケースの蓋47を超音波溶着して封入する。
【0022】図2(a)、(b)は、図1の分解して示
した構成を一体化したサーマルプロテクタであり、その
作動を説明する。図2(a)は、2つの固定接点11、
12に2つの可動接点21、22が接触した正常に電流
が流れている状態である。バイメタル31はケースの蓋
47の突起48によって押され、バネ作用で2つの可動
接点21、22を2つの固定接点11、12に押し付け
るようになっている。図2(b)は、サーマルプロテク
タに異常な電流が流れて所定温度よりも高くなり、ある
いは周囲温度の影響により所定温度よりも高くなり、こ
の所定温度より高くなった温度変化によりバイメタル3
1が反転して2つの可動接点21、22は、2つの固定
接点11、12より離反している状態である。バイメタ
ル31は所定温度より高くなると、スナップ作用により
反転する。この反転により、2つの可動接点21、22
は2つの固定接点11、12より離反し、電流を遮断す
る。バイメタル31の反転は、ケースの収納部40の突
起42、ケースの蓋47の突起48、ケースの側面43
〜46により速やかにかつ安定的に行われる。そして、
速やかに2つの可動接点21、22を離反させることに
より、高電圧がかかった場合に発生する放電の時間が短
くなり、接点の寿命が長くなる。
【0023】
【実施例2】本発明の実施例2を図3、4を用いて説明
する。図3は実施例2のサーマルプロテクタの構成を分
解して示した図で、図3(a)はケースの蓋を示したも
ので左は側面図、右は平面図であり、図3(b)は可動
接点が接合されているバイメタルを示したもので左は側
面図、右は平面図であり、図3(c)は副バイメタルを
示したもので左は側面図、右は平面図であり、図3
(d)はケースの収納部に設けられた2つの固定片、固
定接点を示したもので左は側面図、右は平面図である。
図4は図3の分解して示したものを一体化したサーマル
プロテクタの断面図で、図4(a)は可動接点が固定接
点に接触している状態を示す図である。図4(b)は主
バイメタルによって可動接点が固定接点から離反してい
る状態を示す図である。図4(c)は主バイメタル、副
バイメタルが動作して可動接点が固定接点から離反して
いる状態を示す図である。図4(d)は図4(c)から
主バイメタルの復帰温度以下になったときの状態を示す
図である。
【0024】サーマルプロテクタは、図3(a)〜
(d)に示すような、2つの固定接点11、12、2つ
の可動接点21、22、主バイメタル31、副バイメタ
ル33、ケースの収納部40、ケースの蓋47で構成さ
れる。図3(d)に示すように、2つの固定接点11、
12はケース収納部40の底面41の端部に設けられて
いる。2つの固定接点11、12は固定片13、14に
それぞれに接合されており、固定片13、14はケース
の収納部40の外に伸びている。これは固定接点11、
12の端子15、16である。
【0025】図3(b)に示すように主バイメタル31
には2つの可動接点21、22がその両端に接合されて
いるものであり、その円形状部32を凹面状にプレス加
工することによって温度変化による反転動作が得られ
る。主バイメタル31の外周部はケースの収納部40内
の側面43〜46の形状とほぼ相似形状をしており、主
バイメタル31のサイズは、ケースの収納部40内の側
面43〜46と所定の間隔をもって配置されるサイズで
ある。図3(c)に示すように副バイメタル33には接
点がないものであり、その円形状部34を凹面状にプレ
ス加工することによって、温度変化による反転動作が得
られる。副バイメタル33の外周部は、ケースの収納部
40内の側面45、46と所定の間隔をもって配置され
るサイズである。また、副バイメタル33の動作温度
は、主バイメタル31の動作温度より高く、副バイメタ
ル33の復帰温度は室温より低い特性を有しているもの
である。
【0026】主バイメタル31、副バイメタル33の外
周部とケースの収納部40内の側面との所定の間隔は、
主バイメタル31、副バイメタル33の反転がケースの
収納部40内でスムーズに行えるようにするためであ
る。このようにすることにより主バイメタル31、副バ
イメタル33の反転がケースの収納部41に案内されて
行われる。また、バイメタルは大きい方が、その反転作
用が精度高く、安定に行われるので、主バイメタル3
1、副バイメタル33の寸法はできる限り大きくするこ
とが好ましい。
【0027】ケース収納部40の底面41には突起42
を設けており、ケースの蓋47には突起48を設けてあ
る。これらによって、主バイメタル31、副バイメタル
33の反転はさらに、スムーズに行えるようになる。2
つの固定接点11、12が設けられているケース収納部
40に、副バイメタル33、2つの可動接点21、22
が接合されているバイメタル31を収納し、ケースの蓋
47を超音波溶着して封入する。
【0028】図4(a)〜(d)は、図3の分解して示
した構成を一体化したサーマルプロテクタであり、その
作動を説明する。図4(a)は、2つの固定接点11、
12に可動接点21、22が接触した正常に電流が流れ
ている状態である。バイメタル31のバネ作用で2つの
可動接点21、22を2つの固定接点11、12に押し
付けるようになっている。図4(b)は、サーマルプロ
テクタに異常な電流が流れて所定温度よりも高くなり、
あるいは周囲温度の影響により所定温度よりも高くな
り、この所定温度より高くなった温度変化により主バイ
メタル31が反転して2つの可動接点21、22が2つ
の固定接点11、12より離反している状態である。
【0029】図4(c)は、サーマルプロテクタに異常
な電流が流れて所定温度よりも急激に高くなり、あるい
は周囲速度の影響により所定温度よりも急激に高くな
り、主バイメタル31の動作温度より高く設定されてい
る副バイメタル33の動作温度よりも高くなり、副バイ
メタル33も反転して主バイメタル31の2つの可動接
点21、22は2つの固定接点11、12より離反して
いる状態である。図4(d)は、図4(c)の状態から
電流が遮断されたために温度が下がり、主バイメタル3
1の復帰温度以下になり、主バイメタル31が復帰した
状態である。副バイメタル33の復帰温度は、主バイメ
タル31の復帰温度より低い室温以下に設定されている
ため、副バイメタル33が主バイメタル31を押し上
げ、2つの可動接点21、22が2つの固定接点11、
12より離反している状態を保持しているのである。
【0030】主バイメタル31の反転は、ケース収納部
の突起42、蓋の突起48、ケースの側面43〜46
に、より速やかにかつ安定的に行われる。そして、速や
かに2つの可動接点21、22を離反させることによ
り、高電圧がかかった場合に発生する放電の時間が短く
なり、接点の寿命が長くなる。さらに、副バイメタル3
3の反転は、ケースの収納部の突起42、蓋の突起4
8、ケースの側面45,46により速やかにかつ安定的
に行われる。そして、副バイメタル33の復帰温度は主
バイメタル31の復帰温度より低い室温以下に設定され
ているため、主バイメタル31が復帰しても、副バイメ
タル33が主バイメタル31を押し上げ、2つの可動接
点21、22が2つの固定接点11、12より離反して
いる状態に保持することが可能となる。
【0031】
【実施例3】本発明の実施例3を図5、図6を用いて説
明する。図5は実施例3のサーマルプロテクタの構成を
分解して示した図で、図5(a)はケースの蓋を示した
もので左は側面図、右は平面図であり、図5(b)は可
動接点が接合されているバイメタルを示したもので左は
側面図、右は平面図であり、図5(c)はケースの収納
部に設けられた2つの固定片、固定接点ヒータを示した
もので左は側面図、右は平面図である。図6は、図5の
分解して示したものを一体化したサーマルプロテクタの
断面図で、図6(a)は可動接点が固定接点に接触して
いる状態を示す図、図6(b)はバイメタルによって可
動接点が固定接点から離反している状態を示す図であ
る。
【0032】サーマルプロテクタは、図5(a)〜
(c)に示すような、2つの固定接点11、12、2つ
の可動接点21、22、バイメタル31、ヒーター5
1、ケースの収納部40、ケースの蓋47で構成され
る。図5(c)に示すように、2つの固定接点11、1
2は、ケース収納部40の底面41の端部に設けられて
いる。2つの固定接点11、12は固定片13、14に
それぞれに接合されており、固定片13、14はケース
の収納部40の外に伸びて、端子15、16となってい
る。
【0033】図5(b)に示すように,2つの可動接点
21、22はバイメタル31の両端に接合されている。
バイメタル31は、円形状部32を凹面状にプレス加工
することによって、温度変化による反転動作が得られ
る。バイメタル31の外周部は、ケースの収納部40内
の側面43、44、45、46の形状とほぼ相似形状を
している。バイメタル31のサイズはケースの収納部4
0内の側面43〜46と所定の間隔をもって配置される
サイズである。バイメタル31の外周部とケースの収納
部40内の側面との所定の間隔は、バイメタル31の反
転がケースの収納部40内でスムーズに行えるようにす
るためのものである。このようにすることによりバイメ
タル31の反転がケースの収納部40に案内されて行わ
れる。また、バイメタルは大きい方が、その反転作用が
精度高く、安定に行われるので、バイメタル31の寸法
まできる限り大きくすることが好ましい。ケース収納部
40の底面41には突起42を設けており、またケース
の蓋47には突起48を設けている。これらによってバ
イメタル31の反転はさらに、スムーズに行えるように
なる。
【0034】また、図5(c)に示すように、ケース収
納部40の底面41にはヒータ51が設けられている。
ヒータ51はリード17、18にそれぞれに接合されて
おり、リード17、18はケースの収納部40の外に伸
びている。これはヒータの端子19、20である。ヒー
タ51はバイメタル31の近傍に設置されるものであ
る。ヒータ51、2つの固定接点11、12が設けられ
ているケース収納部40に、2つの可動接点21、22
が接合されているバイメタル31を収納し、ケースの蓋
47を超音波溶着して封入する。
【0035】図6(a)、(b)は、図5の分解して示
した構成を一体化したサーマルプロテクタであり、その
作動を説明する。図6(a)は、2つの固定接点11、
12に可動接点21、22が接触した正常に電流が流れ
ている状態である。バイメタル31のバネ作用で2つの
可動接点21、22を2つの固定接点11、12に押し
付けるようになっている。図6(b)は、サーマルプロ
テクタに異常な電流が流れて所定温度よりも高くなり、
あるいは周囲温度の影響により所定温度よりも高くな
り、その所定温度より高くなった温度変化によりバイメ
タル31が反転して2つの可動接点21、22は2つの
固定接点11、12より離反している状態である。さら
に、図6(b)は、発熱等の外部の異常な場合に作動す
るように作製された外部回路からリード17、18に電
流を流すことによって、ヒータ51が加熱され、バイメ
タル31が反転して2つの可動接点21、22は2つの
固定接点11、12より離反するようになっている。
【0036】バイメタル31の反転は、ケース収納部4
0の突起42、蓋の突起48、ケース1つの側面43〜
46により速やかにかつ安定的に行われる。そして、速
やかに2つの可動接点21、22を離反させることによ
り、高電圧がかかった場合に発生する放電の時間が短く
なり、接点の寿命が長くなる。さらに、ヒータ51をバ
イメタル31の近傍に設定されているため、バイメタル
31が反転し、2つの可動接点21、22が2つの固定
接点11、12より離反している状態を保持することが
可能となる。
【0037】
【実施例4】本発明の実施例1を図1、図2を用いて説
明する。図7は実施例4のサーマルプロテクタの構成を
分解して示した図であり、図7(a)はケースの蓋を示
したもので右は平面図、左はA−A断面図、図7(b)
は可動接点が接合されているバイメタルを示したもので
右は平面図、左はB−B断面図、図7(c)はケースの
収納部に設けられた2つの固定片、固定接点を示したも
ので右は平面図、左はC−C断面図である。図8は図7
に分解して示したものを一体化したサーマルプロテクタ
の断面図で、図8(a)は可動接点が固定接点に接触し
ている状態を示す図、図8(b)は可動接点が固定接点
から離反している状態を示す図である。
【0038】実施例4のサーマルプロテクタは、図7
(a)〜(c)に示す2つの固定接点11、12、2つ
の可動接点21、22、バイメタル31、ケースの収納
部41、ケースの蓋47で構成される。図7(c)に示
すように、2つの固定接点11、12はケースの収納部
40の底面41の端部に設けられている。2つの固定接
点11、12は固定片13、14にそれぞれに接合され
ている。固定片13の端子15はケースの収納部40か
ら外に伸びている(図7(c)の平面図では、収納部4
0の下側から外に伸びている)。固定片14の端子16
もケースの収納部40から外に伸びている(図7(c)
平面図では、収納部40の上側から外に伸びている)。
【0039】また、ケースの収納部40の底面41には
熱伝導部61が設けられている。熱伝導部61にはリー
ド62、63があり、リード62はケースの収納部40
から外に伸びている(図7(c)の平面図では、収納部
40の上側から外に伸びている)。リード63もケース
の収納部40から外に伸びている(図7(c)の平面図
では、収納部40の下側から外に伸びている)。また、
ケースの収納部40内の側面43〜46は、バイメタル
31を所定の間隔をもって配置できるように、バイメタ
ル31の外周部とほぼ相似形状にしている。ケース収納
部40の底面41には突起42を設けている。また図7
(a)に示すようにケースの蓋47には突起48を設け
てある。ケース底面41の突起42と蓋47の突起48
よってバイメタル31の反転はスムーズに行えるように
なっている。
【0040】図7(b)に示すように,2つの可動接点
21、22はバイメタル31の両端に接合されている。
バイメタル31は、円形状部32を凹面状にプレス加工
することによって、温度変化による反転動作が得られ
る。バイメタル31の外周部は、ケースの収納部40内
の側面43、44、45、46の形状とほぼ相似形状を
している。バイメタル31のサイズはケースの収納部4
0内の側面43〜46と所定の間隔をもって配置される
サイズである。この所定の間隔は、バイメタル31の反
転がケースの収納部40内でスムーズに行えるようにす
るためで、このようにバイメタル31の外周部とケース
の収納部40の側面43〜46とを所定の間隔にするこ
とによりバイメタル31の反転がケースの収納部40の
側面43〜46で案内されてスムーズに行われる。バイ
メタル31は大きい方が、その反転作用が精度高く、安
定に行われるのでバイメタル31の寸法はできる限り大
きくすることが好ましい。2つの固定接点11、12及
び熱伝導部61が設けられているケース収納部40に、
2つの可動接点21、22が接合されているバイメタル
31を収納し、ケースの蓋47を超音波溶着して封入す
る。
【0041】図8(a)(b)は、図7(a)〜(c)
に分解して示した構成を一体化したサーマルプロテクタ
であり、その作動を説明する。図8(a)は、2つの固
定接点11、12に可動接点21、22が接触した正常
に電流が流れている状態である。バイメタル31のバネ
作用で2つの可動接点21、22を2つの固定接点1
1、13に押し付けている。図8(b)は、2つの可動
接点21、22が2つの固定接点11、13より離反し
ている状態である。サーマルプロテクタに異常な電流が
流れて所定温度よりも高くなった場合に、その温度変化
によりバイメタル31は反転して2つの可動接点21、
22が2つの固定接点11、13より離反する。また周
囲温度の影響により所定温度よりも高くなるような外部
で発熱等の異常は、リード62、63から熱伝導部61
に熱が伝達され、バイメタル31は反転して2つの可動
接点21、22は2つの固定接点11、13より離反す
る。
【0042】バイメタル31の反転は、ケースの収納部
の突起42、蓋の突起48、ケースの側面43〜46に
より速やかにかつ安定的に行われる。そして速やかに2
つの可動接点21、22を離反させることにより、高電
圧がかかった場合に発生する放電の時間が短くなり、接
点の寿命が長くなる。また、外部での発熱等の異常は、
熱がリード62、63でバイメタル31の近傍に設けら
れている熱伝導部61に素早く伝達されので、発熱等の
異常を速やかにバイメタル31に伝えて反転させること
が可能となる。
【0043】
【実施例5】本発明の実施例5を図9、10、11を用
いて説明する。図9は実施例5のサーマルプロテクタの
構成を分解して示した図で、図9(a)はケースの蓋の
平面図、図9(a−1)はA−A断面図、(a−2)は
B−B断面図、図9(b)は可動接点が接合されている
バイメタルの平面図、図9(b−1)はC−C断面図、
図9(c)はケースの収納部の平面図、図9(c−1)
はD−D断面図、(c−2)はE−E断面図である。図
10は図9に分解して示したものを一体化したサーマル
プロテクタを示した図である。図11は基板にサーマル
プロテクタを実装した状態を示した図である。
【0044】図9(c)(c−1)に示すように、2つ
の固定接点11、12はケースの収納部40の底面41
の端部に設けられている。2つの固定接点11、12は
固定片13、14にそれぞれに接合されている。ここに
示したものはインレイタイプのクラッド材で、固定接点
11を固定片13に、また固定接点12を固定片14に
クラッドしたものである。固定片13の端子15はケー
スの収納部40から外に伸びており、固定片14の端子
16もケースの収納部40から外に伸びている。また、
ケースの収納部40内の側面43〜46は、バイメタル
31を所定の間隔をもって配置できるように、バイメタ
ル31の外周部とほぼ相似形状にしている。また、図9
(c)(c−2)に示すように、ケース収納部40の外
側には、つめ47、48を設けている。これは金属製ケ
ースの蓋71のはめ込み穴74、75をそれぞれにはめ
込み蓋71を固定するものである。
【0045】図9(b)(b−1)に示すように,2つ
の可動接点21、22はバイメタル31の両端に接合さ
れている。バイメタル31は円形状部32を凹面状にプ
レス加工することによって、温度変化による反転動作が
得られる。バイメタル31の外周部は、ケースの収納部
40内の側面43、44、45、46の形状とほぼ相似
形状をしている。バイメタル31のサイズはケースの収
納部40内の側面43〜46と所定の間隔をもって配置
されるサイズである。この所定の間隔は、バイメタル3
1の反転がケースの収納部40内でスムーズに行えるよ
うにするためで、このようにバイメタル31の外周部と
ケースの収納部40の側面43〜46とを所定の間隔に
することによりバイメタル31の反転がケースの収納部
40の側面43〜46で案内されてスムーズに行われ
る。バイメタル31は大きい方が、その反転作用が精度
高く、安定に行われるのでバイメタル31の寸法はでき
る限り大きくすることが好ましい。
【0046】ケースの蓋は金属製のもので、図9(a)
(a−1)(a−2)に示すように、ケースの蓋71に
はその外面に凹部72が設けられている。これは内面で
は突起73となっている。またケースの蓋71には、は
め込み穴74、75が形成されており、これはケース収
納部のつめ47、48とはめ合わされて蓋71は固定さ
れる。図10は、図9に分解して示した構成を一体化し
たサーマルプロテクタで、図10(a)は平面図、図1
0(b)は断面図、図10(c)は側面図である。図1
0(a)〜(c)に示すように、2つの固定接点11、
12が設けられているケース収納部40に、2つの可動
接点21、22が接合されているバイメタル31を収納
し、ケース収納部40のつめ47、48にケース蓋71
のはめ込み穴74、75をそれぞれはめ込むことにより
ケース収納部40に蓋71を固定したものである。この
ようにサーマルプロテクタを組立た後に、金属製ケース
蓋71の凹部72を押し込むことにより、バイメタル3
1と接する内面の突起73を調整することができ、サー
マルプロテクタの動作温度を調整することが可能とな
る。
【0047】図10(b)は、2つの固定接点11、1
2に可動接点21、22が接触した正常に電流が流れて
いる状態を示しているもので、バイメタル31のバネ作
用で2つの可動接点21、22を2つの固定接点11、
13に押し付けられている。サーマルプロテクタに異常
な電流が流れて、あるいは周囲温度の影響により、所鮭
温度より高くなると、その温度変化によりバイメタル3
1が反転して2つの可動接点21、22は2つの固定接
点11、12より離反する。バイメタル31の反転は、
ケースの収納部40の底面の突起42、蓋の突起73、
ケースの側面43〜46により速やかにかつ安定的に行
われる。そして、速やかに2つの可動接点21、22を
離反させることにより、高電圧がかかった場合に発生す
る放電の時間が短くなり、接点の寿命が長くなる。
【0048】図11(a)は実装基板81にサーマルプ
ロテクタのケース収納部40を位置させ、端子15、1
6をはんだ91で接続しているもので、矢印Tl方向の
熱が金属製ケースの蓋71から素早くバイメタル31に
伝達される。図11(b)は実装基板81にサーマルプ
ロテクタの金属製ケースの蓋71を位置させ、端子1
5、16をはんだ91で接続しているもので、矢印T2
方向の熱が金属製ケースの蓋71から素早くバイメタル
31に伝達される。これは金属製ケース蓋のサーマルプ
ロテクタにおける熱の素早い伝達という特性をより有効
に利用するために、外部での発熱等の異常が発生する状
況を考慮して、図11(a)または(b)のように実装
するものである。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よるサーマルプロテクタは、バイメタルをケースの収納
部内の側面と所定の間隔をもって反転できるように配置
しているので、従来のものようにバイメタルに穴を開け
る必要がなく、また固定部品に固定する必要もなく、小
型化、長寿命化が図られ、量産時のバイメタル特性のば
らつきが小さくなり、歩留まりが向上するという効果を
奏するものであり、その工業的価値の大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す図
【図2】 本発明の実施例1を示す図
【図3】 本発明の実施例2を示す図
【図4】 本発明の実施例2を示す図
【図5】 本発明の実施例3を示す図
【図6】 本発明の実施例3を示す図
【図7】 本発明の実施例4を示す図
【図8】 本究明の実施例4を示す図
【図9】 本発明の実施例5を示す図
【図10】 本発明の実施例5を示す図
【図11】 本発明の実施例5を示す図
【図12】 従来例を示す図
【符号の説明】
11、12 固定接点 13、14 固定片 21、22 可動接点 31、33 バイメタル 40 ケースの収納部 47 ケースの蓋 47、48 ケース収納部のつめ 61 熱伝導部 71 金属製ケース蓋 72 金属製ケース蓋の凹部側 73 金属製ケース蓋の突起部 74、75 ケース蓋のはめ込み穴 81 実装基板 91 はんだ T1、T2 熱伝導方向
フロントページの続き (72)発明者 永井 健史 栃木県日光市清滝新細尾町528−5古河精 密金属工業株式会社内 Fターム(参考) 5G041 AA03 BB08 CC06 CD08 DA01 DA11 DB01 DB03 DC03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタル
    に接合された2つの可動接点を備え、前記ケース収納部
    に前記可動接点が接合されているバイメタルを収納しケ
    ース蓋を固着しているものであり、前記可動接点を接合
    したバイメタルはケースの収納部内の側面と所定の間隔
    をもって反転できるように配置され、バイメタルの押圧
    により前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度変化
    による反転により離反するものであることを特徴とする
    サーマルプロテクタ。
  2. 【請求項2】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタル
    に接合された2つの可動接点を備え、かつ前記ケース収
    納部の底面及びケース蓋に突起を設け、前記ケース収納
    部に前記可動接点が接合されているバイメタルを収納し
    ケース蓋を固着しているものであり、前記可動接点を接
    合したバイメタルは前記ケース収納部の底面の突起上に
    ケースの収納部内の側面と所定の間隔をもって反転で
    き、かつケース蓋の突起に接触するように配置され、バ
    イメタルの押圧により前記可動接点が前記固定接点と接
    触し、温度変化による反転により離反するものであるこ
    とを特徴とするサーマルプロテクタ。
  3. 【請求項3】 可動接点を接合したバイメタルが、ケー
    ス収納部の側面で囲まれた底面の形状と相似形状である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーマルプ
    ロテクタ。
  4. 【請求項4】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉する主バイメタ
    ルに接合された2つの可動接点、動作温度が主バイメタ
    ルより高く復帰温度が室温より低い特性を有する副バイ
    メタルを備え、前記ケース収納部に副バイメタル、その
    上に前記主バイメタルを収納してケース蓋を固着してい
    るものであり、前記主バイメタルと副バイメタルはケー
    スの収納部内の側面と所定の間隔をもって反転できるよ
    うに配置され、主バイメタルの押圧により前記可動接点
    が前記固定接点と接触し温度変化による反転により離反
    するものであり、かつ前記副バイメタルにより前記主バ
    イメタルに接合されている可動接点を前記固定接点から
    離反した状態に保持するものであることを特徴とするサ
    ーマルプロテクタ。
  5. 【請求項5】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタル
    に接合された2つの可動接点、動作温度が主バイメタル
    より高く復帰温度が室温より低い特性を有する副バイメ
    タルを備え、かつ前記ケース収納部の底面及びケース蓋
    に突起を設け、前記ケース収納部に副バイメタル、その
    上に主バイメタルを収納しケース蓋を固着しているもの
    であり、前記副バイメタルは前記ケース収納部の底面の
    突起上に位置し、主バイメタルはケースの蓋に設けた突
    起部に接触するように位置し、かつ前記副バイメタルと
    主バイメタルはケースの収納部内の側面と所定の間隔を
    もって反転できるように配置され、主バイメタルの押圧
    により前記可動接点が前記固定接点と接触し温度変化に
    よる反転により離反するものであり、かつ前記副バイメ
    タルにより前記主バイメタルに接合されている可動接点
    を前記固定接点から離反した状態に保持するものである
    ことを特徴とするサーマルプロテクタ。
  6. 【請求項6】 可動接点を接合した主バイメタルが、ケ
    ース収納部の側面で囲まれた底面の形状と相似形状であ
    ることを特徴とする請求項4または5に記載のサーマル
    プロテクタ。
  7. 【請求項7】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタル
    に接合された2つの可動接点を備え、かつ前記ケース収
    納部の前記バイメタルが位置する下部にヒータを設け、
    前記ヒータを設けたケース収納部に前記可動接点が接合
    されているバイメタルを収納しケース蓋を固着している
    ものであり、前記可動接点を接合したバイメタルは前記
    ヒータの上部で、ケースの収納部内の側面と所定の間隔
    をもって反転できるように配置され、バイメタルの押圧
    により前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度変化
    による反転により離反するものであり、前記ヒータが動
    作することによって、前記可動接点を前記固定接点から
    離反した状態に保持するものであることを特徴とするサ
    ーマルプロテクタ。
  8. 【請求項8】 ケースの収納部に設けられた2つの固定
    片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、前
    記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタル
    に接合された2つの可動接点を備え、前記ケース収納部
    の底面及びケース蓋に突起を設け、かつ前記ケース収納
    部の前記バイメタルが位置する下部にヒータを設け、前
    記ヒータを設けたケース収納部に前記可動接点が接合さ
    れているバイメタルを収納しケース蓋を固着しているも
    のであり、前記可動接点を接合したバイメタルは前記ヒ
    ータの上部で、ケース収納部の底面の突起上にケースの
    収納部内の側面と所定の間隔をもって反転でき、かつケ
    ース蓋の突起に接触するように配置され、バイメタルの
    押圧により前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度
    変化による反転により離反するものであり、前記ヒータ
    が動作することによって、前記可動接点を前記固定接点
    から離反した状態に保持するものであることを特徴とす
    るサーマルプロテクタ。
  9. 【請求項9】 可動接点を接合したバイメタルが、ケー
    ス収納部の側面で囲まれた底面の形状と相似形状である
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のサーマルプ
    ロテクタ。
  10. 【請求項10】 ケース収納部のバイメタルが位置する
    下部に設けられるヒータが、PTCサーミスタでできて
    いることを特徴とする請求項7、8、9のいずれかに記
    載のサーマルプロテクタ。
  11. 【請求項11】 ケースの収納部に設けられた2つの固
    定片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、
    前記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタ
    ルに接合された2つの可動接点を備え、かつ前記ケース
    収納部の前記バイメタルが位置する下部に熱伝導部を設
    け、前記熱伝導部を設けたケース収納部に前記可動接点
    が接合されるバイメタルを収納しケース蓋を固着してい
    るものであり、前記可動接点を接合したバイメタルは前
    記熱伝導部の上部で、ケース収納部内の側面と所定の間
    隔をもって反転できるように配置され、バイメタルの押
    圧により前記可動接点が前記固定接点と接触し、温度変
    化による反転により離反するものであり、前記熱伝導部
    によって外部温度変化をバイメタルにすばやく伝達する
    ことを特徴とするサーマルプロテクタ。
  12. 【請求項12】 ケースの収納部に設けられた2つの固
    定片、前記2つの固定片の各々に接合された固定接点、
    前記各々の固定接点と接触・離反して開閉するバイメタ
    ルに接合された2つの可動接点を備え、前記ケース収納
    部の底面及びケース蓋に突起を設け、かつ前記ケース収
    納部の前記バイメタルが位置する下部に熱伝導部を設け
    たケース収納部に前記可動接点が接合されるバイメタル
    を収納しケース蓋を固着しているものであり、前記可動
    接点を接合したバイメタルは前記熱伝導部の上部で、ケ
    ース収納部の底面の突起上にケースの収納部内の側面と
    所定の間隔をもって反転でき、かつケース蓋の突起に接
    触するように配置され、バイメタルの押圧により前記可
    動接点が前記固定接点と接触し、温度変化による反転に
    より離反するものであり、前記熱伝導部によって、外部
    温度変化をバイメタルにすばやく伝達することを特徴と
    するサーマルプロテクタ。
  13. 【請求項13】 可動接点を接合したバイメタルが、ケ
    ース収納部の側面で囲まれた底面の形状と相似形状であ
    ることを特徴とする請求項11または12に記載のサー
    マルプロテクタ。
  14. 【請求項14】 ケース蓋が金属であることを特徴とす
    る請求項1〜13のいずれかに記載のサーマルプロテク
    タ。
  15. 【請求項15】 インレイタイプのクラッド材を固定接
    点及び固定片に用いることを特徴とする請求項1〜14
    のいずれかに記載のサーマルプロテクタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096624A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Hanbecthistem Co Ltd 過電流遮断機
JP2011233314A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nec Schott Components Corp 温度保護素子
JP2013171642A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Komatsulite Mfg Co Ltd ブレーカー
JP2014149973A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Calsonic Kansei Corp 熱感知装置
DE102023104839B3 (de) 2023-02-28 2024-05-16 Marcel P. HOFSAESS Temperaturabhängiger Schalter

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