JP2002289020A - 画像表示装置および該装置に用いられる照明装置 - Google Patents

画像表示装置および該装置に用いられる照明装置

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JP2002289020A
JP2002289020A JP2001092173A JP2001092173A JP2002289020A JP 2002289020 A JP2002289020 A JP 2002289020A JP 2001092173 A JP2001092173 A JP 2001092173A JP 2001092173 A JP2001092173 A JP 2001092173A JP 2002289020 A JP2002289020 A JP 2002289020A
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light
lighting device
emission surface
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JP2001092173A
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Takashi Masuda
岳志 増田
Yukihiro Tsunoda
行広 角田
Takeshi Ebi
毅 海老
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントライトでのモアレ縞や表面反射、干
渉縞による表示品位の劣化が抑制された薄型の反射型表
示装置を提供する。 【解決手段】 照明装置111は、光源112と、光源
112の周囲に形成された反射シート113と、光源1
12からの光を反射型表示素子121に導く導光体11
4とを備えている。導光体114は、光源112からの
光が入射する入射面と、光を出射させる出射面と、出射
面に対向する対向面とを有しており、導光体112の内
部の対向面よりも出射面に近い位置に、複数の低屈折領
域として機能する空間118が出射面に沿って配列され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示システム
やOA機器等に好適に用いられる反射型画像表示装置、
および画像表示装置に使用される照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、CRT(Cathod
e Ray Tube)、PDP(Plasma Dis
play Panel)やEL(Electro Lum
inescence)といったディスプレイとは異な
り、自らは発光しない。非自発光型の表示装置は、光変
調素子の外部に位置する光源から出た光を受け、この光
の透過量または反射量を空間的に変調することにより、
文字や画像を表示する。光変調素子が照明光の反射率を
変調する装置は反射型表示装置と呼ばれ、照明光の透過
率を変調するものは透過型表示装置と呼ばれる。
【0003】典型的な反射型の液晶表示装置は、1枚の
偏光板と反射板を備えている。偏光板を透過して入射し
てきた特定の偏光が反射板で反射され、再び偏光板に到
達する。その過程で前記偏光の偏光状態が液晶層により
画素単位で変調される。これにより、偏光板から出射す
る光の量が制御され、画像が表示される。
【0004】このような表示装置によれば、周囲光を利
用して表示を行なうことが可能であるが、表示輝度が周
囲環境に依存する度合いが非常に高く、特に夜間などの
暗闇では表示がまったく認識できないこともある。その
ため、十分な周囲光が得られない場合に備え、反射型液
晶表示素子を前方から照明するフロントライトと呼ばれ
る照明装置が必要となる。前述のフロンライトは、例え
ば特開平11−242222号公報に開示されている。
【0005】これに対し、透過型液晶表示素子は光の入
射側と出射側とに偏光板が配置されており、入射側の偏
光板を介して入射した特定の偏光の偏光状態を液晶層で
変調し、出射側の偏光板を透過する光量を制御すること
で画像を表示する。したがって、一般的には入射側に透
過型液晶表示素子を後方から照明するバックライトと呼
ばれる照明装置が使用される。
【0006】以下、図5を参照しながら、上記公報に記
載されているフロントライトと反射型液晶表示素子を説
明する。
【0007】フロントライト511は、光源512、光
源512の周囲に配置された反射シート513、および
導光体514から構成されている。導光体514は、光
源512からの光が入射する入射面、照明光を出射する
出射面、および出射面に対向する対向面を備えており、
対向面には多数の溝515が周期的に筋状に形成されて
いる。溝515は、図5に示すように、出射面に対して
傾斜し、入射面から近い第1の傾斜面515aと、出射
面に対して傾斜し、入射面から遠い第2の傾斜面515
bとを有する。したがって、光源512から導光体51
4に入射した光は、出射面および対向面で全反射して内
部を伝搬し、対向面に形成された溝515の第1の傾斜
面515aで出射面に向かって反射され、出射面から出
射する。
【0008】導光体514が効率良く照明光を出射する
ための溝515の形状は、出射面と第1の傾斜面515
aとのなす角度αが35°〜55°、出射面と第2の傾
斜面315bとのなす角度βが60°〜90°と記載さ
れている。
【0009】反射型液晶表示素子521はフロントライ
ト511からの照明光を受け、偏光板524を通過した
偏光が反射され、再び偏光板に到達する過程で、偏光状
態を液晶層523で変調して偏光板524を出射する光
量を制御することで画像を表示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のフロントライト
は、いずれも、導光体に起因して生じる以下のような問
題を有していた。
【0011】特開平11−242222号公報に開示さ
れているフロントライト511においては、導光体51
4が反射型液晶表示素子521の前面に配置される。こ
のため、フロントライト511を点灯すると、モアレ縞
とよばれる明暗縞が発生し、反射型液晶表示素子の表示
品位が著しく低下する。
【0012】以下、図9を参照しながら、フロントライ
ト511にモアレ縞が発生する原因を説明する。
【0013】前述のように、光源512から導光体51
4に入射した光は、導光体514の内部を伝搬して対向
面に形成された溝515で出射面に向かって反射され
て、大部分が照明光として出射する。しかし、出射面で
の表面反射によって対向面に向かって反射する光も発生
し、このような光は溝515が形成された対向面を再び
通過して観察者の目に到達しうる。すなわち、出射面で
の表面反射によって観察者に到達する光は対向面に形成
された溝515の影響を2回受けるため、溝同士の干渉
によるモアレ縞が発生する。
【0014】また、導光体514の表面に、特に対向面
に形成された溝515に傷や異物などの欠陥が発生する
と、フロントライト511の照明光に影響をおよぼす
他、反射型液晶表示素子521の表示品位を損なうこと
になる。
【0015】さらに、照明装置と液晶表示素子を備えた
携帯情報端末などでは、最前方、すなわち導光体の前面
に、タッチパネル、またはタブレットとよばれる透明入
力装置が配置される場合がある。
【0016】タッチパネルは、一般に、透明絶縁フィル
ムの下面に透明導電膜からなる上部電極が形成された上
部電極フィルムと、透明絶縁基板の上面に透明導電膜か
らなる下部電極が形成された下部電極基板とを備え、上
部電極フィルムと下部電極基板とが電極間に空気層を介
して対向配置されている構造となっており、上部電極フ
ィルム側からタッチパネル表面の一部を押圧することに
よって両電極を接触させて電気的に導通させて入力を行
う。
【0017】このように、導光体314の前方にタッチ
パネルなどの透明入力装置331(図5参照)が配置さ
れる場合、導光体514と透明入力装置531の表面反
射の影響で反射型液晶表示素子521の表示品位が劣化
することに加えて、表示装置の厚さが問題となる。
【0018】導光体514、または透明入力装置531
の表面反射の影響については、これを低減するためにそ
れぞれの表面に反射防止処理を施すという方法をとるこ
とも可能であるが、コストの上昇の原因となるため、好
ましい方法ではない。
【0019】ここで、反射防止処理について説明する
と、透明な基材上に蒸着やスパッタリングなどの手法で
膜厚が約0.1(μm)のMgF2、SiO2などからな
る反射防止層を形成することによって薄膜の干渉作用で
反射エネルギーを低減させる手法である。一般にポリメ
チルメタクリレートやガラスなどの屈折率が約1.5の
透明基材の表面反射は約4%程度であるが、反射防止処
理によって1%以下とすることができる。
【0020】本発明は上記の課題を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、信頼性が高く、フロント
ライトでのモアレ縞や表面反射、干渉縞による表示品位
の劣化が抑制された薄型の反射型表示装置を提供するこ
とにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の実施態様
によると、本発明の照明装置は、光源と、前記光源から
の光を反射型表示素子に導く導光体とを備えた照明装置
であって、前記導光体は、前記光源からの光が入射する
入射面と、前記光を出射させる出射面と、前記出射面に
対向する対向面とを有し、前記導光体の内部の前記対向
面よりも前記出射面に近い位置に、複数の低屈折率領域
が前記出射面に沿って配列されており、そのことにより
上記目的を達成する。
【0022】前記導光体の低屈折率領域は、前記導光体
内を伝播する光を前記出射面の外側へ出射させる屈折面
を有していてもよい。
【0023】前記導光体の低屈折率領域は、前記出射面
に平行な一方向に沿って延びていてもよい。好ましく
は、前記導光体の低屈折率領域は、前記出射面に沿って
周期的に配列されている。
【0024】前記導光体の低屈折率領域と前記出射面と
の間の距離g、および、隣接する2つの前記低屈折領域
の間の距離Pの関係が、 0<g≦3.0P によって規定されていてもよい。
【0025】本発明の第2の実施態様によると、本発明
の照明装置は、光源と、前記光源からの光を表示素子に
導く導光体とを備えた照明装置であって、前記導光体
は、前記光源からの光が入射する入射面と、前記光を出
射させる出射面と、前記出射面に対向する対向面とを有
し、前記導光体の内部には複数の低屈折率領域が形成さ
れており、各低屈折領域は、前記出射面に対して傾斜
し、前記入射面から相対的に近い位置に設けられた第1
の傾斜面と、前記出射面に対して傾斜し、前記入射面か
ら相対的に遠い位置に設けられた第2の傾斜面と、前記
出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に近い
位置に設けられた第1の平行面と、前記出射面に対して
略平行で、前記出射面から相対的に遠い位置に設けられ
た第2の平行面とを備え、前記第1の平行面の幅p1、
第2の平行面の幅p2、および、隣接する2つの前記低
屈折領域の間の距離Pの関係が、 0≦p1/P≦0.25 0≦p2/P≦0.25 によって規定されており、それにより上記目的を達成す
る。
【0026】本発明の第3の実施態様によると、本発明
の照明装置は、光源と、前記光源からの光を表示素子に
導く導光体とを備えた照明装置であって、前記導光体
は、前記光源からの光が入射する入射面と、前記光を出
射させる出射面と、前記出射面に対向する対向面とを有
し、前記導光体の内部には複数の低屈折率領域が形成さ
れており、各低屈折領域は、前記出射面に対して傾斜
し、前記入射面から相対的に近い位置に設けられた第1
の傾斜面と、前記出射面に対して傾斜し、前記入射面か
ら相対的に遠い位置に設けられた第2の傾斜面と、前記
出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に近い
位置に設けられた第1の平行面と、前記出射面に対して
略平行で、前記出射面から相対的に遠い位置に設けられ
た第2の平行面とを備え、前記第1の平行面の幅p1、
第2の平行面の幅p2、および、前記表示素子における
画素周期Plcdの関係が、 0≦p1≦Plcd 0≦p2≦Plcd によって規定されており、そのことにより上記目的を達
成する。
【0027】前記導光体は、透明平板から形成された第
1の導光体と、前記第1の導光体に光学的に結合された
第2の導光体とを備え、前記第2の導光体の表面のうち
前記第1の導光体に面する部分には、前記低屈折率領域
を形成するための複数の凹部が形成されていてもよい。
【0028】前記第2の導光体はプリズムシートから構
成されていてもよい。
【0029】前記導光体の前記入射面は、前記第1の導
光体の端面であってもよい。
【0030】前記第1の導光体は、前記表示素子の前面
側に配置され、入力装置の少なくとも一部として使用さ
れてもよい。
【0031】本発明の第3の実施態様によると、本発明
の画像表示装置は、上述した本発明の照明装置と、前記
照明装置の導光体から出射された光の反射率を画素毎に
制御して画像を表示する反射型表示素子とを備えてお
り、そのことにより上記目的を達成する。
【0032】前記照明装置の導光体は、前記反射型表示
素子の前面側に配置されていてもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】本願発明者は、上述した従来のフ
ロントライトの課題を解決すべく、さまざまな検討を行
った。
【0034】図7に、本発明の一実施形態に係る照明装
置を示す。これは、例えば特許第270657号公報に
開示されているバックライトの構造を反射型表示素子の
前面に配置されるフロントライトとして用いたものであ
る。
【0035】反射型液晶表示素子721は一対のガラス
基板722a、722bと、両ガラス基板の間に形成さ
れた反射電極を備えた液晶層723と、ガラス基板72
2aに貼り合わされた偏光板724とで構成される。な
お、偏光板724は偏光板とλ/2板とλ/4板とが一
体に貼り合わされることにより形成されている。反射型
液晶表示素子721はフロントライト711からの照明
光を受け、偏光板724を通過した円偏光の偏光状態を
液晶層723によって画素毎に変調し、再び偏光板72
4を通過する光量を制御することによって画像を表示す
る。
【0036】図7において、フロントライト711は、
光源712と、光源712の周囲に配置された反射シー
ト713、および導光体714で構成され、導光体71
4は光源712からの光が入射する入射面と、照明光を
出射する出射面、および出射面に対向する対向面を備え
る。
【0037】また、導光体714の内部には、低屈折率
領域として機能する空間717が形成されている。空間
717は、出射面に対して略平行で出射面から近い第1
の平行面717a、出射面に対して略平行で出射面から
遠い第2の平行面717b、出射面に対して傾斜し、入
射面から近い第1の傾斜面717c、および、出射面に
対して傾斜し、入射面から遠い第2の傾斜面717dに
よって規定される。本実施形態ではこの低屈折領域は空
間であるが、他の例では低屈折領域に導光体の材料より
も低い屈折率を充填されていてもよい。
【0038】フロントライト711では、導光体714
の入射面を介して光源712から内部に入射した光は、
出射面、対抗面で全反射して内部を伝搬し、導光体71
4の内部に形成された空間717の第1の傾斜面717
cで出射面に向かって反射されて出射する。
【0039】導光体714から効率良く照明光を出射さ
せるための空間717の形状としては、次の条件を持た
すことが好ましい。
【0040】すなわち、導光体714の出射面の面積に
対する空間717の第2の平行面717bの面積の割合
は0.8以下であることが最も好ましく、更に好ましく
は、第2の平行面717bの面積の割合は0.5以下で
ある。
【0041】また、空間717の第1の傾斜面717
c、および第2の傾斜面717dが出射面となす角度は
50°〜65が好ましく、更には55°〜65°が好ま
しい。
【0042】図7に示す構成は、導光体714の内部に
低屈折領域としての空間717が形成されており、しか
も表示装置との前面となる面は平坦である。したがっ
て、図5に示す従来のフロントライト511に比べて破
損しにくく、高い信頼性を有している。しかし、本願発
明者の検討によると、図7に示すような構成において上
述したように平行面、傾斜面の角度を設定しても、所定
の条件を満足しなければ、図5に示す従来のフロントラ
イト511と同様、照明の際にモアレ縞が発生して画像
の表示品位を著しく劣化させることがわかった。
【0043】さらに、本願発明者の検討によると、モア
レ縞の問題に加えて、図7の構成では、空間717での
表面反射、および空間717の第1の平行面717aと
第2の平行面717bの距離が不均一であるときに生じ
得る干渉縞が反射型液晶表示素子721の表示品位に影
響を与え得ることがわかった。干渉縞は、上述したよう
に第1、第2の平行面717a、717bの距離(図7
参照)を数百nmの精度で均一とすることができれば、
防止することができる。しかし、このような精度で第1
および第2の平行面の距離を均一に制御することは、実
際には非常に困難である。
【0044】このモアレ縞、表面反射および干渉縞を防
止して、反射型表示装置の表示品位の低下を防ぐべく、
本願発明者は以下の検討を行った。
【0045】まず、モアレ縞について図10を参照しな
がら説明する。光源から導光体に入射した光は内部に形
成された空間で出射面に向かって反射され、照明光とし
て出射される。このとき、出射面では表面反射する光が
存在し、再び空間を通過し、対向面を通過して観察者の
目に到達する。したがって、出射面の表面反射光は導光
体の内部に形成された空間の影響を2回受けるため、モ
アレ縞と呼ばれる明暗縞が発生し、反射型液晶表示素子
の表示品位を低下させる。
【0046】ここで、周期がq1、q2の二つの周期構
造が干渉して発生するモアレ縞の周期Qについいて簡単
に説明する。二つの周期構造を式(6)および式(7)
で近似すると、モアレ縞はこれらの積で表すことがで
き、式(8)が得られる。 f1(x)=cos(2πx/q1) 式(6) f2(x)=cos(2πx/q2) 式(7) F(x)=cos(2πx/q1)×cos(2πx/q2) ={cos[2πx(1/q1+1/q2)]+cos[2πx (1/q1−1/q2)]}/2 式(8)
【0047】式(8)において、第1項は高周波成分と
なるので人間の目には認識されず、第2項がモアレ縞と
して観察される。したがって、モアレ縞の周期は式
(9)で表すことができる。 Q=1/|1/q1−1/q2| 式(9)
【0048】次に、導光体の内部に形成された空間によ
って発生するモアレ縞の周期を式(9)に当てはめる。
【0049】図10に示すように、導光体の内部に形成
された空間と出射面との距離をg、空間の周期をPと
し、これを距離L(mm)から人間が観察すると仮定す
ると、上記q1には空間の周期Pが相当し、q2には空
間の周期Pの投影であるP’が相当するため、(10)
式を得る。 q1=P q2=P’=(L−g) P/(L+g) 式(10)
【0050】したがって、(9)式より、モアレ縞の周
期Qは(11)式で表される。 Q=(L−g) P/2g≒LP/2g 式(11)
【0051】式(11)によれば、導光体の内部に形成
された空間と出射面との距離をgが小さいほどモアレ縞
の周期Qは長くなるが、これにしたがって明暗の変化が
緩やかになるために観察されにくくなる。すなわち、導
光体の内部の空間を出射面近傍に形成することによって
モアレ縞の認識されにくい照明装置を実現できる。
【0052】特に、モアレ縞の周期が100(mm)以
上であると反射型液晶表示素子の表示品位にほとんど影
響しないほどに明暗の変化が緩やかとなるが、このとき
の導光体の内部に形成された空間と出射面との距離をg
の条件は次のように求められる。なお、観察者の距離L
は300(mm)と仮定した。 Q=150P/g≧50 0≦g≦3.0P 式(12)
【0053】以上より、内部に空間が形成された形成さ
れた導光体を利用したフロントライトにおいて、導光体
の空間と出射面の距離g、および空間の周期Pを式(1
2)にしたがって設計することでモアレ縞を発生するこ
となく、反射型液晶表示素子を照明することができる。
【0054】次に、導光体内部の空間を規定する面での
表面反射について説明する。内部に空間が形成された導
光体を利用したフロントライトを反射型液晶表示素子上
に配置すると、空間での、特に第1、第2の平行面での
表面反射によって表示品位が低下する。しかし、第1、
第2の平行面の幅p1、p2(図10参照)が空間と空
間の距離Pのうちに占める割合を制限することで表面反
射を低減することが可能である。
【0055】例えば、導光体の屈折率が約1.5であれ
ば、p1/P=1とした場合、第1の平行面での表面反
射は約4%程度であるのに対して、p1/P=0.25
とすると、表面反射を約1%程度とすることができ、反
射防止処理を施した場合と同等とすることができる。し
たがって、導光体を反射型液晶表示素子の前面に配置し
た場合でも表面反射による表示品位の劣化を抑制するこ
とができる。さらに、表面反射を低減するためにp1を
できるだけ小さく制限することが望ましい。また、第2
の平行面の幅p2についても同様である。
【0056】以上より、導光体の内部に形成された空間
の第1、第2の平行面の幅p1、p2を式(13)およ
び式(14)を満たすように設計することによって反射
型液晶表示素子に適した照明装置を実現することができ
る。 0≦p1/P≦0.25 式(13) 0≦p2/P≦0.25 式(14)
【0057】最後に、干渉縞について検討する。前述の
ように、導光体内部に形成された空間の第1の平行面と
第2の平行面の距離が不均一であると干渉縞が発生する
が、干渉縞の周期を短く制御することによって反射型液
晶表示素子の表示品位への影響を低減することができ
る。
【0058】具体的には、第1、第2の平行面の幅p
1、p2が反射型液晶表示素子の画素ピッチPlcd以下
であれば、干渉縞の周期をPlcd以下とすることができ
て表示品位に大きな影響を与えない。 0≦p1≦Plcd 式(15) 0≦p2≦Plcd 式(16)
【0059】さらに、空間の形状が三角形、すなわちp
1=0、またはp2=0であれば干渉縞が発生せず、反
射型液晶表示素子の表示品位に影響を及ぼすことがな
い。
【0060】以上説明したように、図7の構成におい
て、式(12)を満足するように導光体を形成すること
によって、モアレ縞を発生することのない照明装置を得
ることができる。また、式(13)および(14)を満
足するように導光体を形成することによって、導光体内
部の低屈折領域を規定する面における表面反射の問題を
防止することができる。さらに式(15)および(1
6)を満足するように導光体を形成することにより、干
渉縞を生じさせない照明装置を得ることができる。
【0061】内部に空間が形成された導光体を作製する
方法として、透明平板による第1の導光体に空間を形成
するための凹凸が配置された第2の導光体を光学的に貼
り合わせる方法が挙げられる。貼り合わせは接着層や粘
着層を介する他、両者を溶着する、圧着するといった手
法で貼り合わせることも可能である。
【0062】第1の導光体として、タッチパネルなどの
透明入力装置を利用することによって透明入力装置とフ
ロントライトを一体化することができ、両者を別々に配
置した場合に比べて表面反射が低減し、反射型液晶表示
素子の表示品位が向上する。また、表示装置の薄型化を
実現できる。
【0063】ところで、反射型液晶表示素子の前方にフ
ロントライトを配置すると、反射型液晶表示素子の画素
パターンと導光体の内部に形成された多数の空間が干渉
してモアレ縞を発生したり、反射型液晶表示素子の画像
が導光体内部の空間によって屈折されて2重に認識され
て表示品位が著しく劣化する。
【0064】これに対して、導光体内部の空間が筋状に
形成された場合、反射型液晶表示素子の画素パターンに
対して導光体内部の空間の筋の方向を傾けて形成するこ
とによってモアレ縞の発生を抑制できる。導光体内部の
空間の筋の方向は、詳細には特開平11−311782
号公報の開示内容にしたがって設計されることが望まし
い。
【0065】また、2重像の原因となる導光体内部の空
間における第1、および第2の傾斜面は、その幅p3お
よびp4を制限することで2重像を低減することができ
る。具体的には特開平2000−89225号公報にし
たがって設計されることが望ましい。
【0066】さらに、フロントライトによって反射型液
晶表示素子を照明すると、導光体の内部から出射面を経
て照明光が出射される際に発生する出射面での表面反射
によって表示品位が著しく劣化する。したがって、導光
体の出射面に反射防止処理を施すか、導光体の出射面に
反射型液晶表示素子の偏光板を貼り合わせるといった対
策を講じることが望ましい。
【0067】(実施形態2)続いて、図1を参照しなが
ら、本発明の第2実施形態を説明する。
【0068】図1は、本発明の表示装置の断面構成を示
している。この表示装置は、反射型液晶表示素子と、内
部に低屈折領域が形成された導光体を有するフロントラ
イトとを備えている。本実施形態では、図7のフロント
ライトと711は異なり、導光体内部の低屈折率領域を
規定する面を、1つの平行面と2つの傾斜面から三角形
状とすることにより、さらに干渉縞を発生しにくくして
いる。
【0069】フロントライト111は、光源112と光
源112の周囲に配置された反射シート113、および
導光体114で構成され、導光体114は第1の導光体
115と第2の導光体116とが接着層117を介して
光学的に貼り合わされて多数の空間118が周期的な筋
状に形成されている。また、導光体114の出射面には
反射防止膜119が形成されている。したがって、光源
112から導光体113の内部に入射した光は、内部を
全反射を繰り返しながら伝搬して空間118に到達し、
出射面に向かって反射されて照明光が出射する。
【0070】一方、反射型液晶表示素子121は一対の
ガラス基板122a、122bと、両ガラス基板の間に
形成された反射電極を備えた液晶層123と、ガラス基
板122aに貼り合わされた偏光板124とで構成され
る。なお、偏光板124は偏光板とλ/2板とλ/4板
とが一体に貼り合わされて成り立つ。反射型液晶表示素
子121はフロントライト111からの照明光を受け、
偏光板124を通過した円偏光の偏光状態を液晶層12
3によって画素毎に変調し、再び偏光板124を通過す
る光量を制御することによって画像を表示する。
【0071】以下、フロントライト111における導光
体114について記述する。
【0072】導光体114を構成する第1の導光体11
5はポリメチルメタクリレートによる平板とし、第2の
導光体116は厚さ0.2(mm)のポリカーボネート
のフィルムを押出し成形することによって導光体114
の内部の空間118を形成する形状を与えた。導光体1
14は両者を接着層117を介して貼り合わせて構成さ
れるため、導光体114の内部の空間118は出射面か
ら0.2(mm)の位置に形成される。さらに、空間1
18は0.2(mm)の周期で形成した。
【0073】上記条件での導光体114を利用したフロ
ントライト111で反射型液晶表示素子121を照明
し、300(mm)の距離から観察した場合に、導光体
114の内部に形成された空間118によって発生する
モアレ縞の周期Qは式(17)によって求められる。 Q=150×0.2/0.2=150(mm) 式(17)
【0074】周期Qが150(mm)のモアレ縞は明暗
の変化が緩やかで、人間の目には認識されにくいことか
ら、本実施形態でのフロントライト111は反射型液晶
表示素子121の表示品位を劣化することなく照明する
ことが可能である。
【0075】導光体114の内部に形成された空間11
8の形状について説明すると、空間118は形状が三角
形であり、導光体114の出射面に対して平行で、出射
面から遠い第2の平行面118bと、出射面に対して傾
斜し、入射面から近い第1の傾斜面118cと、出射面
に対して傾斜し、入射面から遠い第2の傾斜面118d
とで構成される。
【0076】図1において、空間118が形成された周
期をP、第2の平行面118bの幅をp2、第1の傾斜
面118cの幅をp3、第2の傾斜面118dの幅をp
4、また、第1の傾斜面118cが出射面に対してなす
角度をα、第2の傾斜面118dが出射面に対してなす
角度をβとする。
【0077】まず、導光体114の内部に形成された空
間118での表面反射による反射型液晶表示素子の表示
品位の低下を抑制するために第2の平行面118bの幅
p2を0.008(mm)とした。したがって、第2の
平行面の幅が、空間118の周期に占める割合は次式の
通りである。 p2/P=0.0008/0.2=0.04 式(18)
【0078】上記条件で形成された空間118の第2の
平行面で発生する表面反射は0.2%以下と微少であ
り、さらに、空間118は形状が三角形であるために干
渉縞は発生せず、反射型液晶表示素子の表示品位を妨げ
ることはない。
【0079】また、必然的に第1の傾斜部118cの幅
p3、第2の傾斜面118dの幅p4が空間118の周
期Pに占める割合も微少であるために、反射型液晶表示
素子121の画像が2重に観察されることはない。
【0080】さらに、第1の傾斜面118cが導光体1
14の出射面に対してなす角度αを45°、第2の傾斜
面118dが導光体1の出射面に対してなす角度βを8
0°とすることによって、光源112から導光体114
に入射した光は内部を伝搬して空間118の第1の傾斜
面118cに到達し、出射面に向かって反射され、照明
光として出射する。
【0081】以上の構成によって、照明時に導光体にモ
アレ縞が観察されず、また、表面反射や干渉縞によって
反射型液晶表示装置の表示品位を劣化させることのない
フロントライトを実現することができた。
【0082】なお、フロントライト111における光源
112としては、蛍光管、LED、ELなど種々の発光
素子を利用することができる。
【0083】第1、第2の導光体は、ポリメチルメタク
リレート、ポリカーボネートの他の透明樹脂やガラスな
どの透明な素材を適宜用いることができる。
【0084】第1、第2の導光体の貼り合わせにおいて
は、両者の圧着や溶着などの方法をとることもできる。
【0085】また、導光体の内部に周期的な筋状に形成
された空間と反射型液晶表示素子の画素パターンが干渉
してモアレ縞が発生する場合には、導光体内部の空間の
筋の方向を傾けて形成することでモアレ縞による表示品
位の劣化を低減することができる。
【0086】(実施形態3)以下、図面を参照しながら
本発明による表示装置の第3実施形態を説明する。
【0087】図3において、フロントライト311は光
源312と光源312の周囲に配置された反射シート3
13、および導光体314で構成されている。導光体3
14は、第1の導光体315と第2の導光体316とが
接着層317を介して光学的に貼り合わされて構成され
ており、第2の導光体316には、図3に示すように多
数の空間318が周期的な筋状に形成されている。ま
た、導光体314の出射面には偏光板319が貼り合わ
されている。なお、偏光板319は偏光板とλ/2板と
λ/4板とが一体に貼り合わされて成り立つ。したがっ
て、光源312から導光体314の内部に入射した光が
全反射を繰り返しながら伝搬して空間318に到達し、
出射面に向かって反射され、照明光が出射する。
【0088】一方、反射型液晶表示素子321は一対の
ガラス基板322a、322bと、両ガラス基板の間に
形成された反射電極を備えた液晶層323とで構成され
る。反射型液晶表示素子321はフロントライト311
からの偏光板319を通過した円偏光の照明光を受け、
偏光状態を液晶層313によって画素毎に変調し、再び
偏光板219を通過する光量を制御することによって画
像を表示する。
【0089】導光体314を構成する第1の導光体31
5は透明入力装置であるタッチパネルとし、厚さ0.2
(mm)のポリカーボネートのフィルムを押出し成形し
た第2の導光体316を接着層を介して貼り合わせた。
したがって、フロントライトとタッチパネルを別々に配
置する従来の表示装置に比べて表面反射が低減し、反射
型液晶表示素子321の表示品位が向上する。また表示
装置の薄型化を実現できた。
【0090】なお、導光体314の内部に形成された空
間318の周期、形状などは実施形態1と同様とした。
したがって、導光体314によるフロントライト311
は反射型液晶表示素子321の表示品位を劣化させるこ
となく照明光を出射する。
【0091】以上説明した実施形態1〜3において、導
光体内部に、低屈折領域として空間を形成する例を説明
している。しかし低屈折領域はこれには限られず、例え
ば、傾斜面および平行面によって規定される領域に導光
体材料よりも屈折率の低い材料が充填されていてもよ
い。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、反射型表示素子の前方
に配置される照明装置として、内部に複数の低屈折領域
が形成された導光体を用い、これら低屈折領域の配置構
成を最適化することにより、表示品位を向上させること
ができる。
【0093】本発明の照明装置では、導光体内部の低屈
折率領域を出射面の近傍に形成することにより、照明光
の部分反射に起因して生じるモアレ縞の周期を長くでき
るため、モアレ縞を人間の目には認識できないようにす
ることが可能である。
【0094】また、導光体内部の低屈折率領域の形状を
最適化することにより、低屈折領域と他の相対的に屈折
率の高い領域との境界で生じる表面反射を抑制し、干渉
縞の発生を低減できる。
【0095】このような導光体は、透明平板による第1
の導光体と、導光体内部の空間を形成するための第2の
導光体を光学的に接合して構成することができ、第1の
導光体としては透明入力装置を利用することが可能であ
る。
【0096】第1の導光体を透明入力装置として用いる
場合、透明入力装置と照明装置とを一体化することによ
り、表面反射を低減することができる。その結果、反射
型液晶表示素子の表示品位を向上するとともに、表示装
置の薄型化をも実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態2の照明装置と反射型液晶表
示素子による表示装置を示す断面図である。
【図2】図1の照明装置における第2の導光体の斜視図
である。
【図3】本発明の実施形態3の照明装置と反射型液晶表
示素子による表示装置を示す断面図である。
【図4】図3の照明装置における第2の導光体の斜視図
である。
【図5】従来の照明装置と反射型液晶表示素子、および
透明入力装置による表示装置を示す断面図である。
【図6】図5の照明装置における導光体の斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施形態1の照明装置と反射型液晶表
示素子、および透明入力装置による表示装置を示す断面
図である。
【図8】図7の照明装置における第2の導光体の斜視図
である。
【図9】図5に示す従来の照明装置において照明時に発
生するモアレ縞の原理を説明する図である。
【図10】本発明の照明装置において照明時に発生する
モアレ縞の防止について説明する図である。
【符号の説明】
111 フロントライト 112 光源 113 反射シート 114 導光体 115 第1の導光体 116 第2の導光体 117 接着層 118 空間(低屈折領域) 118b 第2の平行面 118c 第1の傾斜面 118d 第2の傾斜面 121 反射型液晶表示素子 122a ガラス基板 122b ガラス基板 123 反射電極を備えた液晶層 124 偏光板 311 フロントライト 312 光源 313 反射シート 314 導光体 315 第1の導光体 316 第2の導光体 317 接着層 318 空間(低屈折領域) 319 偏光板 318b 第2の平行面 318c 第1の傾斜面 318d 第2の傾斜面 321 反射型液晶表示素子 322a ガラス基板 322b ガラス基板 323 反射電極を備えた液晶層 511 フロントライト 512 光源 513 反射シート 514 導光体 515 溝 515a 第1の傾斜面 515b 第2の傾斜面 521 反射型液晶表示素子 522a ガラス基板 522b ガラス基板 523 反射電極を備えた液晶層 524 偏光板 531 透明入力装置 711 フロントライト 712 光源 713 反射シート 714 導光体 715 第1の導光体 716 第2の導光体 717 空間 717a 第1の平行面 717b 第2の平行面 717c 第1の傾斜面 717d 第2の傾斜面 721 反射型液晶表示素子 722a ガラス基板 722b ガラス基板 723 反射電極を備えた液晶層 724 偏光板 731 透明入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 336 G09F 9/00 336B // F21Y 103:00 F21Y 103:00 (72)発明者 海老 毅 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA14Z FA21X FA23X FA41X LA17 LA21 5G435 AA01 BB12 BB16 DD13 EE22 FF02 FF03 FF06 FF08 GG03 GG24 KK07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源からの光を反射型表示
    素子に導く導光体とを備えた照明装置であって、 前記導光体は、前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記光を出射させる出射面と、前記出射面に対向する対
    向面とを有し、 前記導光体の内部の前記対向面よりも前記出射面に近い
    位置に、複数の低屈折率領域が前記出射面に沿って配列
    されている照明装置。
  2. 【請求項2】 前記導光体の低屈折率領域は、前記導光
    体内を伝播する光を前記出射面の外側へ出射させる屈折
    面を有している請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記導光体の低屈折率領域は、前記出射
    面に平行な一方向に沿って延びている請求項1または2
    に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記導光体の低屈折率領域は、前記出射
    面に沿って周期的に配列されている請求項1から3のい
    ずれかに記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記導光体の低屈折率領域と前記出射面
    との間の距離g、および、隣接する2つの前記低屈折領
    域の間の距離Pの関係が、 0<g≦3.0P 式(1) によって規定されている請求項1から4のいずれかに記
    載の照明装置。
  6. 【請求項6】 光源と、前記光源からの光を表示素子に
    導く導光体とを備えた照明装置であって、 前記導光体は、前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記光を出射させる出射面と、前記出射面に対向する対
    向面とを有し、 前記導光体の内部には複数の低屈折率領域が形成されて
    おり、 各低屈折領域は、 前記出射面に対して傾斜し、前記入射面から相対的に近
    い位置に設けられた第1の傾斜面と、 前記出射面に対して傾斜し、前記入射面から相対的に遠
    い位置に設けられた第2の傾斜面と、 前記出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に
    近い位置に設けられた第1の平行面と、 前記出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に
    遠い位置に設けられた第2の平行面と、を備え、 前記第1の平行面の幅p1、第2の平行面の幅p2、お
    よび、隣接する2つの前記低屈折領域の間の距離Pの関
    係が、 0≦p1/P≦0.25 式(2) 0≦p2/P≦0.25 式(3) によって規定されている照明装置。
  7. 【請求項7】 光源と、前記光源からの光を表示素子に
    導く導光体とを備えた照明装置であって、 前記導光体は、前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記光を出射させる出射面と、前記出射面に対向する対
    向面とを有し、 前記導光体の内部には複数の低屈折率領域が形成されて
    おり、 各低屈折領域は、 前記出射面に対して傾斜し、前記入射面から相対的に近
    い位置に設けられた第1の傾斜面と、 前記出射面に対して傾斜し、前記入射面から相対的に遠
    い位置に設けられた第2の傾斜面と、 前記出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に
    近い位置に設けられた第1の平行面と、 前記出射面に対して略平行で、前記出射面から相対的に
    遠い位置に設けられた第2の平行面と、を備え、 前記第1の平行面の幅p1、第2の平行面の幅p2、お
    よび、前記表示素子における画素周期Plcdの関係が、 0≦p1≦Plcd 式(4) 0≦p2≦Plcd 式(5) によって規定されている照明装置。
  8. 【請求項8】 前記導光体は、 透明平板から形成された第1の導光体と、 前記第1の導光体に光学的に結合された第2の導光体
    と、を備え、 前記第2の導光体の表面のうち前記第1の導光体に面す
    る部分には、前記低屈折率領域を形成するための複数の
    凹部が形成されている請求項1から7のいずれかに記載
    の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の導光体はプリズムシートから
    構成されている請求項8に記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記導光体の前記入射面は、前記第1
    の導光体の端面である請求項8または9に記載の照明装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1の導光体は、前記表示素子の
    前面側に配置され、入力装置の少なくとも一部として使
    用される請求項8から10のいずれかに記載の照明装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれかに記載の
    照明装置と、 前記照明装置の導光体から出射された光の反射率を画素
    毎に制御して画像を表示する反射型表示素子と、を備え
    た画像表示装置。
  13. 【請求項13】前記照明装置の導光体は前記反射型表示
    素子の前面側に配置されている請求項12に記載の画像
    表示装置。
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