JP2002288893A - 光ディスク基板の製造方法、製造装置および光ディスク基板 - Google Patents

光ディスク基板の製造方法、製造装置および光ディスク基板

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JP2002288893A
JP2002288893A JP2001088527A JP2001088527A JP2002288893A JP 2002288893 A JP2002288893 A JP 2002288893A JP 2001088527 A JP2001088527 A JP 2001088527A JP 2001088527 A JP2001088527 A JP 2001088527A JP 2002288893 A JP2002288893 A JP 2002288893A
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pressure
gas
substrate
mold
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Yoshihiro Kawasaki
吉弘 川▲崎▼
Kazuo Inoue
和夫 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度光ディスクの基板を射出成形する際、
離型ムラやピット変形の小さい光ディスク基板の製造方
法を提供する。 【解決手段】 一対の金型間に形成されるキャビティ内
に溶融樹脂を射出し、冷却後金型を開いて硬化した光デ
ィスク基板を取り出す。金型から基板を離型させる際
に、金型と基板の間に離型気体を送り込むことにより金
型から基板を離型させる剥離力を付与する離型操作を含
み、離型操作の開始から終了までの間に、離型気体の吹
き出し口における圧力P1、P2を連続的もしくは断続
的に変化させて、基板が離型している箇所の圧力Po
1、Po2を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の金型を用い
て溶融樹脂を射出成形する光ディスク基板の製造方法に
関する。また、そのための製造装置、およびそれにより
製造される光ディスク基板に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク上の記録情報は通常、同心円
状やスパイラル状に形成された情報ピットもしくは連続
溝などの情報記録トラックとしてディスク上に書き込ま
れている。このような光ディスクに用いられる基板は、
情報あるいは溝を記録したスタンパを設置した金型内
に、溶融したポリカーボネートなどの合成樹脂材料を射
出し金型を圧縮する方法により製作されるのが一般的で
ある。
【0003】図9に射出成形機、図10に金型の概略図
を示す。15はスタンパ、16はキャビティ、17は固
定側金型、18は可動側金型、6は固定側離型気体流
路、10は可動側離型気体流路、19は成形機台座、2
0はホッパ、21はスクリュ、22は可塑化装置、23
は加熱筒シリンダ、24はノズル、25は溶融樹脂、2
6は固定プラテン、27は可動プラテン、28は型締装
置、29および30は金型温度調整手段、14は気体供
給源、7および11は気体圧力調整手段、3および13
は気体流路開閉手段、2および12は気体流量調整手段
である。
【0004】固定側金型17は固定プラテン26を介し
て成形機台座19に固定されており、一方可動側金型1
8は可動プラテン27に接合されている。可動プラテン
27は、成形機台座19に固定された型締装置28によ
り支持され、往復動作させられる。
【0005】スタンパ15は、固定側金型17の内面に
保持されている。この例では、スタンパ15が固定側金
型17に保持される場合について説明するが、スタンパ
15が可動側金型18に保持される場合もある。また、
両金型17、18を閉じ合わせた際にできる空隙がキャ
ビティ16である。金型17および18は、温度調整手
段29および30により所望の温度に加熱あるいは冷却
することができる。また、型締装置28により、溶融樹
脂25の射出時(あるいは射出中、射出後)の金型嵌合
面およびキャビティ16内に入った樹脂に圧縮力をかけ
ることもできる。可動プラテン27は、製品取り出し時
に後退して金型を開き、次回成形時に再度前進して金型
を閉じる。
【0006】一方、ホッパ20から投入された樹脂は、
可塑化装置22によって回転数、移動速度および圧力を
コントロールされるスクリュ21により、必要量計量さ
れて加熱筒シリンダ23内で溶融混練されて溶融樹脂2
5となり、可塑化装置22の射出動作によりスクリュ2
1に押し出されて、ノズル24を介して金型キャビティ
16内に押し出される。キャビティ16内に押し出され
た樹脂は、一定時間キャビティ16内に保持され、冷却
固化後取り出されて光ディスク基板となる。
【0007】金型17、18を開いてキャビティ16内
で固化した光ディスク基板を取り出す際には、図示して
いない気体流路開閉タイミング調整手段により、気体流
路開閉手段3および11が開かれる。それにより、離型
気体が、離型気体流路6および10を通って、金型1
7、18の円環状開口部を経て金型内に導入される。離
型気体の圧力は、成形機に設けられた気体圧力調整手段
7および11によって所望の圧力に制御される。この圧
力は、基板と金型あるいはスタンパの間の密着面を十分
に引き剥がす力以上に設定される。
【0008】図11に基板表面の外観の概略図を示す。
(a)はムラのない基板31a、(b)は離型ムラ32
のある基板31b、(c)は別の離型ムラ33のある基
板31cである。離型時の気体の圧力が不足している場
合は、図11(b)のように貼りついたような離型ムラ
32や、図11(c)のようなスジ模様状の離型ムラ3
3が発生する。予防策として従来は、成形機の気体圧力
調整手段7および11や気体流量調整手段2および12
により、離型気体の圧力及び流量の初期設定量を調節す
ることによって、このような離型ムラが発生しないよう
にしていた。
【0009】離型気体の圧力設定は、従来、図12に示
すような離型気体制御部により行われていた。図9の成
型機における固定側の離型気体流路6に対して供給され
る気体の圧力等が、固定側の気体圧力調整手段7、固定
側の気体流量調整手段2、および固定側の気体流路開閉
手段3を介して制御される。離型時には、気体流路開閉
タイミング調整手段5により気体流路開閉手段3を制御
して、離型させる時間に合わせて、気体流路6内に離型
気体を送り込む。離型気体の設定圧力は、気体圧力調整
手段7により調整される。従来の基板成形は、離型圧力
設定値が任意に選ばれた一定値に固定された状態で行わ
れていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、光ディスクの高
密度化はめざましく、高密度に情報を蓄積するために、
ディスクの記録用案内溝(プリグルーブ)や情報記録ピ
ットの溝間隔(トラックピッチ)を小さくすることで、
単位面積あたりの記録密度を向上する方法が採られてい
る。情報再生時の信号品質を高品位にする特性を求めた
結果、および高密度に溝やピットを形成するために必然
的に、ディスク上に形成される溝あるいはピットのエッ
ジ部分の角度は急峻化されてきた。
【0011】このような高密度光ディスクの基板は、ス
タンパ表面の微細な情報あるいは溝の記録パターンを高
精度に転写し、かつ情報再生時の信号品質を高品位に保
つために、複屈折を規定量以下に抑えることが求められ
る。そのためには、射出成形時の金型温度を、機械特性
が規定量以下になる範囲でできるだけ高温に設定し、成
形する樹脂の溶融温度も、樹脂の分解温度近辺まで高温
に設定する必要がある。このような状況下では、基板表
面の冷却不足を誘発し変形が発生しやすくなる。加えて
表面パターンが微細化していることに伴って、これを引
き剥がす力も従来より増大させる必要がある。その結
果、前述のような離型ムラが発生しやすくなっている。
このような離型ムラの部位は、外観上問題があるだけで
なく、局所的に残留応力が高くなるために複屈折が悪化
する。
【0012】一方、これが記録情報面側に発生する場合
は、基板表面を歪ませながら離型するために表面に形成
されたパターン(溝あるいはピット)が変形し、ディス
クの信号特性を悪化させることになる。さらに、離型ム
ラが発生していない場合でも、表面のパターンがスタン
パに引きずられるようにして変形するという現象が見ら
れる様になった。以下、このような溝およびピット部の
変形を、ピット変形と呼ぶ。このような基板を用いて光
ディスクを作製すると、離型ムラやピット変形により、
ディスク再生時の信号特性が悪化するという問題があっ
た。
【0013】そこで本発明は、離型ムラおよびピット変
形のない高密度光ディスク基板の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク基板
の製造方法は、一対の金型間に形成されるキャビティ内
に溶融樹脂を射出し、冷却後金型を開いて硬化した光デ
ィスク基板を取り出す方法を前提とする。そして、金型
から基板を離型させる際に、金型と基板の間に離型気体
を送り込むことにより金型から基板を離型させる剥離力
を付与する離型操作を含み、離型操作の開始から終了ま
での間に、離型気体の吹き出し口における圧力を連続的
もしくは断続的に変化させて、基板が離型している箇所
の圧力を調整する。
【0015】
【発明の実施の形態】高密度光ディスク用基板に発生す
る離型ムラとピット変形について、成形プロセスの面か
ら詳細な検討を重ねた結果、以下のように考察し、本発
明の着想に至った。
【0016】高密度ディスク用スタンパは、その表面パ
ターンが微細化するに伴い、従来に比して溝あるいはピ
ットエッジが急峻化している。それにより、スタンパと
基板の間の密着力が増加してきた。また、転写性を確保
するために、金型温度設定がより高くなっている。この
ような、スタンパと基板の間の密着力が増加、あるいは
金型温度設定の高温化などにより、基板が充分に冷却し
ていないまま、基板をスタンパから離型させることにな
るので、基板を引き剥がすために要する力が大きくな
り、離型性が悪化してきた。
【0017】基板とスタンパ間の離型性が悪化すると、
離型気体が周方向に不均一な場合や、離型気体圧力が不
足する場合などには、基板面内で部分的に離型が遅れる
部位が生ずる。このような場合、早期に離型した部位と
離型の遅延した部位の境界部分に前述の図11(b)、
(c)のような離型ムラが発生する。
【0018】従来は、このような離型ムラの発生を防止
するためには、離型用気体の圧力設定を高めに設定する
ことにより、離型の遅れた部分を押し上げるようにすれ
ば、面内均一に基板を剥離させることができ、効果的で
あった。しかし高密度ディスク用基板成形においては、
離型気体圧力を過剰に上げると以下のような問題が発生
することが分かった。
【0019】図13および図14は、成形基板のスタン
パからの離型モデル図である。15はスタンパ、34は
離型前の基板、35は離型後の基板を示す。図14にお
いて、36はスタンパと基板の接触点、37はピット変
形、38はピット変形が発生した基板を示す。An1お
よびAn2は、離型部位の基板とスタンパのなす角度で
ある。
【0020】離型前は、金型内で図13(a)あるいは
図14(a)のように、成形基板34はスタンパ15表
面に密着している。離型気体圧力が小さい場合は、図1
3(b)のように、気体圧力によって押し広げられる角
度An1が小さいため、スタンパ15と基板34の接触
は小さく、問題のない基板35が得られる(図13
(c))。これに対して、過剰に離型気体圧力が高い場
合は、基板の離型時に急速に離型気体が金型内に送り込
まれるため、図14(b)のように、離型時に基板34
が離型気体圧力によって押し広げられる角度An2が大
きくなる。従って、接触点36におけるピットのエッジ
部がスタンパ側面に押しつけられるため、ピットのエッ
ジ部が盛り上がったような変形37が発生する。その結
果、図14(c)に示すような基板38になってしま
う。
【0021】加えて、高密度ディスク用スタンパは、従
来のスタンパに比べて溝あるいはピットのエッジ角度が
急峻になっているために、溝あるいはピットの逃げ角が
不十分となるため、従来よりも離型時のピット変形が発
生しやすいことが判った。つまり、開口部での流入気体
圧力が下限以下の場合は離型ムラが発生し、上限以上の
場合はピットエッジ変形が発生してしまうことになるた
め、ディスクの品質を確保するためには、基板離型時の
開口部での気体圧力を一定の上下限範囲内に抑えなけれ
ばならないことになる。特に高密度光ディスク用基板成
形においては、転写性維持のための高型温化による離型
性悪化と、溝あるいはピットのエッジ角度急峻化によ
り、従来の光ディスク基板に比してこの上下限範囲が狭
くなっている。
【0022】さらに、光ディスク基板上での、離型ムラ
およびピット変形の発生部位についても検証を重ねて、
以下の様な関係を見いだした。
【0023】装置構成上、気体圧力調整器と気体流出部
の間に距離があるので、離型開始時に必要量の気体圧力
を確保するためには、離型開始前に気体流路開を行うの
が一般的である。気体流路開直後は、基板が金型表面か
らまだ離れていない状態であり流出開口部を塞いでいる
ため、気体の圧力は設定値まで上がる。ここで型開動作
により金型の圧力を緩めて金型を開き始めると、基板は
引っ張られて基板表面と金型の界面の付着力は離型気体
圧力以下になり、開口部に隙間が出来ると共に気体が流
出し始めて、離型が開始する。
【0024】一方、光ディスク基板用の金型は構造上、
ディスクの信号面部分に嵌合部を配置することができな
いため、必然的に離型気体吹出口は基板内周部位に環状
に設けられる。このため、離型気体は内周から外周に向
かって放射状に広がる。
【0025】図15に、スタンパと基板間における離型
気体の広がり方の説明図を示す。39は離型気体吹出開
口部を示す。V1、V2は、気体が流出し始めてからの
経過時間のそれぞれある時点における、気体が吹出して
できた空隙を示す。A1、A2は、離型して引き上げら
れている基板表面、L1、L2は離型先端部の、それぞ
れ一部分を示す。離型気体吹出口39から気体が流入す
ると、離型気体に基板が押し上げられる形で、離型部位
は放射状に広がって行く。ここでV1の状態からV2の
状態に空隙が広がる場合、その先端では体積増加分によ
る圧力損失と離型先端部L1がL2に延長する分だけ作
用圧力が減少する。従って、実質的に離型先端部での気
体圧力は、離型の経過に伴って初期圧力に対してある変
動幅を持って下がると考えられる。
【0026】以上のことから、発明者らは、気体圧力の
変動と離型ムラおよびピット変形との関連について、図
16のような関連があることを見出した。図16におい
て、Tbは離型開始時間、Teは離型終了時間、P3は
離型先端部でピット変形が発生しない最高圧力値である
気体圧力上限値、P4は離型先端部で離型ムラが発生し
ない最低圧力値である気体圧力下限値、PaおよびPb
は離型気体の設定圧力、PoaおよびPobはそれぞれ
Pa、Pbに圧力を設定したときの離型先端部での気体
圧力、Aは離型ムラ発生領域、Bはピット変形発生領域
を示している。
【0027】図16(a)に示す場合には、設定圧Pa
に対して離型先端部の気体圧力Poaが離型開始から低
下し、途中でP4を下回る領域Aができる。離型開始T
bからの経過時間は離型方向、即ち中心からの距離に対
応するため、領域Aに対応する基板の中周から外周にか
けて離型ムラが発生する。一方、図16(b)に示す場
合には、離型ムラが発生しないように設定圧Pbを上げ
て、離型開始後の離型先端部気体圧力Pobの最低点が
P4より高くなるようにしている。この場合、離型初期
にP3より上回る領域Bができる。この部分では過剰に
離型気体の圧力が作用するため、成形基板は図14の様
に離型することになり、基板内周部でピット変形が発生
する。
【0028】高密度光ディスクの成形においては、前述
の理由によりP3とP4の差が従来の光ディスクと比べ
てより小さくなってきたため、従来の成形方法のように
一定の設定圧力で離型気体を送り込む場合は、全面で離
型ムラが発生しないように高い圧力設定で基板を離型さ
せなければならない。ところが、離型初期の気体圧力は
前述のようにより高い状態になっているため、離型初期
即ち基板内周側で圧力上限を逸脱して図14の様にピッ
トエッジ変形が発生する。反対に内周側の変形を抑制す
るように圧力を低く設定して基板を離型させると、離型
後期即ち基板外周側で圧力下限以下になり、図11
(b)(c)の様に離型ムラが生じるようになる。
【0029】つまり離型先端部での圧力が、P3とP4
の範囲から逸脱しないように、装置側で気体圧力設定を
変化させて調整することによって、内周から外周まで離
型ムラやピット変形のない光ディスク用基板が得られ
る。
【0030】以下、本発明の具体的な実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における離型気体調整部を示す概略図である。射出
成形機、および金型の基本的な構成は、図9および図1
0に示したものと同様である。この離型気体調整部は、
スタンパ取り付け側である固定側離型気体流路6に対し
て供給する気体を調整する。気体流路開閉タイミング調
整手段手段5により制御される固定側気体流路開閉手段
3、および固定側気体流量調整手段2とともに、図9に
おける固定側気体圧力調整手段7に代えて、可変気体圧
力調整手段1が配置されている。可変気体圧力調整手段
1は、気体圧力変更タイミング調整手段4の制御によ
り、気体圧力を変更する。
【0032】次に図2を参照して、設定圧力P1および
P2の規定について説明する。図2において、P1、P
2は離型気体設定圧力、Po1、Po2は離型先端部に
おける離型気体圧力を示す。P3は、離型先端部でピッ
ト変形が発生しない最高圧力値である気体圧力上限値、
P4は、離型先端部で離型ムラが発生しない最低圧力値
である気体圧力下限値を示す。Tbは離型開始時間、T
eは離型終了時間である。
【0033】P1は、基板内周でピット変形が発生しな
いような値、即ち離型先端部の圧力値Po1が、離型初
期においてP4より高くP3を越えない値に設定され
る。また、P2は、基板外周で離型ムラが発生しないよ
うな値、即ち離型先端部の圧力値Po2の最低値がP4
より高くP3を越えない値に設定される。このような設
定圧力P1および設定圧力P2、気体圧力上限値P3お
よび気体圧力下限値P4は、図15に示した離型気体吹
出開口部39の開口寸法や、配管長、スタンパ表面パタ
ーンの形状、スタンパ表面状態、成形基板の内外径、成
形基板厚さ、金型温度、樹脂温度などを考慮して設定さ
れる。まず予備実験に基づき、離型以外の基板特性に合
わせてこれらの成形条件を選び、気体の設定圧力を変化
させて成形し、離型ムラおよびピット変形の発生状況な
どからこれらの値を算出することができる。
【0034】図3は、本発明の実施の形態1における離
型気体圧力調整動作を示す図である。Poは、経過時間
に対する離型先端部における圧力値、T1は、離型気体
圧力設定値をP1からP2に切り替える時間を示す。図
1の離型気体調整部において、まず可変気体圧力調整手
段1による設定圧をP1に設定する。離型開始時間Tb
に、気体流路開閉タイミング調整手段5により固定側気
体流路開閉手段3を開き、離型気体を流出させる。この
とき、離型先端部気体圧力PoはPo1の曲線にそって
降下していく。
【0035】切替時間T1経過後、気体圧力変更タイミ
ング調整手段4により、図3中破線で示すように、可変
圧力調整手段1の設定をP1からP2に変更する。この
とき、離型先端部気体圧力PoはPo1の曲線からPo
2の曲線に移行し、やがてPo2の曲線上に乗る。そし
て、離型終了時間Te時点で金型は開かれて、基板が取
り出される。このようにすれば、離型開始時間Tbから
離型終了時間Teの全範囲において、離型先端部気体圧
力Poを気体圧力上限値P3から気体圧力下限値P4の
範囲内に維持することができ、内周から外周まで離型ム
ラおよびピット変形のない良好な成形基板を得ることが
できる。
【0036】また可変圧力調整手段1を、図4に示すよ
うに動作させても良い。図中破線で示すPnは、設定値
P1とP2の間の設定値、T2は圧力切替終了時時間で
ある。まず、可変圧力調整手段1による設定圧をP1に
設定し、気体流路開閉タイミング調整手段5により気体
流路開閉手段3を離型開始時間Tbにおいて開き、離型
気体を流出させる。このとき、離型先端部気体圧力Po
はPo1曲線にそって降下していく。次に切替時間T1
からT2までの間に、気体圧力変更タイミング調整手段
4により、可変圧力調整手段1の設定をP1からステッ
プ状のPn値に変更して、最終的にP2に到達させる。
このようにすれば、離型先端部気体圧力Poは、Po1
曲線からPo2曲線に緩やかに移行し、やがてPo2曲
線上に乗る。そして、離型終了時間Te時点で金型は開
かれて基板が取り出され、内周から外周まで離型ムラお
よびピット変形のない良好な成形基板を得ることができ
る。
【0037】さらに、可変圧力調整手段1を図5のよう
に動作させても良い。図中破線で示されるP12は、離
型開始時間TbでP1、離型終了時間TeではP2とな
る様に直線的に変化する設定圧力である。まず可変圧力
調整手段1による設定圧はP1に設定される。離型開始
時間Tbにおいて、気体流路開閉タイミング調整手段5
により気体流路開閉手段3を開き、離型気体を流出させ
る。次に気体圧力変更タイミング調整手段4により、時
間TbからTeまでの間に、可変圧力調整手段1の設定
をP12のように変化させて、最終的にP2に到達させ
る。このようにすれば、離型中の全域において離型先端
部気体圧力PoはPo1曲線からPo2曲線に緩やかに
移行する。そして、離型終了時間Te時点で金型は開か
れて基板が取り出され、内周から外周まで離型ムラおよ
びピット変形のない良好な成形基板を得ることができ
る。
【0038】(成形実験結果)実施の形態1の方法を用
いて、光ディスク基板の成形実験を行った。成形装置と
しては、光ディスク用成形機(住友重機械工業(株)製
DISK5AMIII)と、基材厚0.6mm成形用の
金型((株)精工技研製)を組み合わせて用いた。基板
成形用樹脂材料としては、代表的な光学用途のポリカー
ボネート(帝人化成(株)製 パンライトAD−550
3:Tg=147℃)を用いた。そして、溝深さが80
nmである高密度DVD−RAM(デジタルバーサタイ
ルディスクランダムアクセスメモリ)ディスク用の成形
条件で基板成形を行い、(表1)の各サンプルNo.に
ついて示す複数の成形条件における、基板の離型ムラお
よびピット変形の有無についての観察結果を得た。離型
ムラの有無は、目視検査および暗視野顕微鏡で行い、ピ
ット変形の有無についてはAFM(原子間力顕微鏡)観
察により確認した。なお、実施例1および2における気
体圧力切替は、離型開始から0.1sec後に行った。
【0039】
【表1】 (表1)から判るように、離型気体の設定圧力を、離型
初期の0.3MPa以下から離型終期に0.7MPaに
変化させることで、離型ムラやピット変形のない良好な
基板が得られている。
【0040】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2における離型気体調整部を示す概略図である。本
実施の形態においては、気体供給源からの流路が、気体
流路分岐点8で経路1と経路2に分岐している。経路1
には、気体流路開閉手段3A、気体流量調整手段2A、
および気体圧力調整手段7Aが設置されている。経路2
には、気体流路開閉手段3B、気体流量調整手段2B、
気体圧力調整手段7Bが設置されている。経路1と経路
2は、気体流路合流点9で合流して、固定側離型気体流
路6に接続されている。
【0041】経路1の圧力調整手段7Aの圧力設定値は
P1、経路2の気体圧力調整手段7Bの圧力設定値はP
2である。まず、気体流路開閉タイミング調整手段5に
より、離型開始時間Tbにおいて、気体流路開閉手段3
Aを開いて経路1側に気体が流れる様にする。時間T1
後に気体流路調整手段3Aを閉じると同時に、気体流路
開閉手段3Bを開けて経路2に切り替える。この様にし
て、図3と同様に、気体圧力設定値PoをP1からP2
に切り替えることができる。
【0042】この離型気体調整部の構成を、図7のよう
に変形させることもできる。図7では、気体流路分岐点
8で分岐した経路2の、分岐点と反対側を大気開放とし
ている。経路1の圧力調整手段7Aの圧力設定値をP
2、経路2の気体圧力調整手段7Bの圧力設定値を、経
路1および経路2の両方を開いた場合に圧力調整手段7
Aでの圧力がP1になる値に設定する。離型開始時間T
bにおいては、流路開閉手段7Aおよび7Bによって経
路1、経路2の両方に気体が流れる様にする。時間T1
後に7Bを閉じれば、流入気体は経路1のみを通る。こ
のようにすれば、図3と同様に気体圧力設定値PoをP
1からP2に切り替えることができる。
【0043】図6の構成を発展させて、図8のように経
路数をn本にしても良い。図8において、それぞれの経
路の圧力設定を、P1からP2の間の異なる値に設定し
ておく。まず離型開始時Tbには、設定圧力がP1であ
る経路1を選び、図4のようにT1からT2の間に設定
圧の低い順番に気体の経路nを次々に切り替えていき、
最期に設定がP2である経路2を選ぶ。このようにし
て、図4と同様に、気体圧力設定値PoをP1からP2
まで、ステップ状に切り替えることができる。
【0044】(成形実験結果2)本実施の形態の方法を
用いて、光ディスク基板の成形実験を行った。成形装置
としては、光ディスク用成形機(住友重機械工業(株)
製 DISK5AMIII)と、基材厚0.6mm成形用
の金型((株)精工技研製)を組み合わせて用いた。基
板成形用樹脂材料には、代表的な光学用途のポリカーボ
ネート(帝人化成(株)製 パンライトAD−550
3:Tg=147℃)を用い、溝深さが80nmである
高密度DVD−RAMディスク用の成形条件で基板成形
を行い、(表2)の各サンプルNo.について示す複数
の成形条件における、基板の離型ムラおよびピット変形
の有無についての観察結果を得た。離型ムラの有無は目
視検査および暗視野顕微鏡で行い、ピット変形の有無に
ついてはAFM(原子間力顕微鏡)観察により確認し
た。なお、実施例3および4における気体経路切替は、
離型開始から0.1sec後に行った。
【0045】
【表2】 (表2)から判るように、離型初期に気体の設定圧力
0.3MPa以下の経路1を選択し、離型途中で0.7
MPaの経路2に変化させることにより、離型ムラやピ
ット変形のない良好な基板が得られている。このよう
に、本実施の形態の方法を採用することにより、離型ム
ラおよびピット変形を抑制した成形基板を得ることがで
きる。
【0046】以上の構成は一例であり、例えば、気体圧
力調整手段、気体流量調整手段あるいは気体流路開閉手
段の、流路内での配置順は変更しても良い。
【0047】なお、離型初期から後期にかけて離型気体
圧力を変化させる手法は、ここに示した装置の構成に限
定されるものではない。また、実験例では一般的なポリ
カーボネート樹脂を使用した場合を説明したが、樹脂の
種類がこれ以外の場合でも、本発明はそのまま適用可能
である。
【0048】
【発明の効果】光ディスク基板の射出成形において、離
型中に気体の設定圧力を変化させることにより、離型先
端部における離型開始から終了までの離型気体圧力を最
適範囲に維持できるので、高密度ディスクのように急峻
なエッジの溝あるいはピットであっても、エッジ変形の
発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における射出成形機を構
成する離型気体調整部を示す概略図
【図2】離型先端部での気体圧力と設定圧力の関係を示
す図
【図3】本発明の実施の形態1における離型先端部での
気体圧力の変更の一例を示す概略図
【図4】本発明の実施の形態1における離型先端部での
気体圧力の変更の他の例を示す概略図
【図5】本発明の実施の形態1における離型先端部での
気体圧力の変更の更に他の例を示す概略図
【図6】本発明の実施の形態2における離型気体調整部
の構成の一例を示す概略図
【図7】本発明の実施の形態2における離型気体調整部
の構成の他の例を示す概略図
【図8】本発明の実施の形態2における離型気体調整部
の構成の更に他の例を示す概略図
【図9】射出成形機の概略断面図
【図10】光ディスク用金型の概略断面図
【図11】(a)成形基板を示す概略平面図 (b)離型ムラの発生した成形基板の一例を示す概略平
面図 (c)離型ムラの発生した成形基板の他の例を示す概略
平面図
【図12】従来の射出成形機を構成する離型気体調整部
の構成の一例を示す概略図
【図13】ピット変形のない成形基板の離型状態を示す
概略断面図
【図14】ピット変形の発生する成形基板の離型状態を
示す概略断面図
【図15】成形基板の離型先端モデルを示す概略図
【図16】(a)外周側に離型ムラが発生する場合の離
型先端部での気体圧力を示す図 (b)内周側にピット変形が発生する場合の離型先端部
での気体圧力を示す図
【符号の説明】
1 可変気体圧力調整手段 2、2A、2B 気体流量調整手段 3、3A、3B 気体流路開閉手段 4 気体圧力変更タイミング調整手段 5 気体流路開閉タイミング調整手段 6 固定側離型気体流路 7、7A、7B 気体圧力調整手段 8 気体流路分岐点 9 気体流路合流点 10 可動側離型気体流路 11 気体圧力調整手段 12 気体流量調整手段 13 気体流路開閉手段 14 気体供給源 15 スタンパ 16 キャビティ 17 固定側金型 18 可動側金型 19 成形機台座 20 ホッパ 21 スクリュ 22 可塑化装置 23 加熱筒シリンダ 24 ノズル 25 溶融樹脂 26 固定プラテン 27 可動プラテン 28 型締装置 29,30 金型温度調整手段 31a、31b、31c 成形基板 32、33 離型ムラ 34 離型前の成形基板 35 離型後の成形基板 36 変形発生点 37 ピット変形 38 ピット変形の発生した成形基板 39 離型気体吹出開口部 P1、P2 圧力設定値 Po1、Po2 離型先端部での圧力値 P3 離型先端部でピット変形が発生しない気体圧力上
限値 P4 離型先端部で離型ムラが発生しない気体圧力下限
値 Tb 離型開始時間 Te 離型完了時間 Po 離型先端部での圧力値 T1 圧力設定切替えを開始する時間 Pn P1とP2間の任意の圧力設定値 T2 圧力設定切替えを終了する時間 V1、V2 気体が吹出してできた空隙 A1、A2 離型面部 L1、L2 離型先端部 Pa、Pb 圧力設定値 A 離型ムラが発生する領域 B ピット変形が発生する領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AH79 AR02 AR11 CA11 CB01 CM08 4F206 AH79 AR02 AR11 JA07 JN41 JP30 JQ81 5D121 AA02 DD05 DD13 DD18 GG20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型間に形成されるキャビティ内
    に溶融樹脂を射出し、冷却後前記金型を開いて硬化した
    光ディスク基板を取り出す光ディスク基板の製造方法で
    あって、前記金型から前記基板を離型させる際に、前記
    金型と前記基板の間に離型気体を送り込むことにより前
    記金型から前記基板を離型させる剥離力を付与する離型
    操作を含み、前記離型操作の開始から終了までの間に、
    前記離型気体の吹き出し口における圧力を連続的もしく
    は断続的に変化させて、前記基板が離型している箇所の
    圧力を調整することを特徴とする光ディスク基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 基板が離型している箇所の圧力を、ピッ
    ト変形が発生せず、かつ離型ムラが発生しない範囲に調
    整することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク基
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】 離型操作開始時の離型気体の吹き出し口
    における圧力設定値をP1、離型操作完了時の離型気体
    の吹き出し口における圧力設定値をP2とするとき、P
    1≠P2であることを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 離型操作開始時の離型気体の吹き出し口
    における圧力設定値をP1、離型操作完了時の離型気体
    の吹き出し口における圧力設定値をP2とするとき、P
    1<P2であることを特徴とする請求項3に記載の光デ
    ィスク基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 離型操作中の気体の圧力設定値をP1か
    らP2に単調増加させることを特徴とする請求項4に記
    載の光ディスク基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 圧力設定値がP1の場合の基板が離型し
    ている箇所における圧力をPo1、圧力設定値がP2の
    場合の基板が離型している箇所における圧力をPo2、
    基板が離型している箇所におけるピット変形の発生しな
    い圧力の上限値をP3、基板が離型している箇所におけ
    る離型ムラの発生しない圧力の下限値をP4とすると
    き、基板内周においてP3>Po1>P4であり、基板
    外周においてP3>Po2>P4となるように、前記P
    1およびP2が設定されることを特徴とする請求項4に
    記載の光ディスク基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    製造方法により製造された光ディスク基板。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つ以上の気体の吹き出し口
    をキャビティ面の内周側に具備する一対の金型と、前記
    吹き出し口に離型気体を導入する気体流路を具備した光
    ディスク基板の製造装置であって、 前記金型キャビティ内に溶融樹脂を射出流入させて、冷
    却固化した光ディスク基板を金型から離型する際に、前
    記気体流路を通じて前記金型と基板の間に離型気体を送
    り込む離型気体導入装置を備え、前記離型気体導入装置
    は、少なくともスタンパ側の前記吹き出し口における前
    記離型気体の圧力を連続的もしくは断続的に変化させる
    手段を有することを特徴とする光ディスク基板の製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記離型気体の圧力を連続的もしくは断
    続的に変化させる手段は、前記離型気体の流出タイミン
    グを制御する手段と、前記気体流路を開閉する手段と、
    前記離型気体の圧力を調整する手段と、前記圧力調整手
    段の設定圧力を制御する手段とを具備し、前記離型気体
    の流出タイミングを制御する手段と前記気体流路を開閉
    する手段により、前記基板の離型開始時に前記気体流路
    を開いて前記金型からの前記基板の離型が進行している
    間に、前記圧力調整手段の設定圧力を変化させることを
    特徴とする請求項8に記載の光ディスク基板の製造装
    置。
  10. 【請求項10】 前記気体流路を2つ以上具備し、前記
    離型気体の圧力を連続的もしくは断続的に変化させる手
    段は、それぞれの前記気体流路に対して設けられた、前
    記離型気体の流出タイミングを制御する手段と、前記気
    体流路を開閉する手段と、前記離型気体の圧力を調整す
    る手段とを具備し、前記2つ以上の気体流路は、前記圧
    力調整手段によって予め規定した圧力を付与され、前記
    金型からの前記基板の離型が進行している間に、前記離
    型気体の流出タイミングを制御する手段により順次選択
    される少なくとも1つの前記気体流路が、前記気体流路
    開閉手段により開閉されることを特徴とする請求項9記
    載の光ディスク基板の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013115197A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Canon Inc パターン形成方法

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